JP2000247367A - 多当折紙製品の新しい製造方法 - Google Patents

多当折紙製品の新しい製造方法

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JP2000247367A
JP2000247367A JP9798399A JP9798399A JP2000247367A JP 2000247367 A JP2000247367 A JP 2000247367A JP 9798399 A JP9798399 A JP 9798399A JP 9798399 A JP9798399 A JP 9798399A JP 2000247367 A JP2000247367 A JP 2000247367A
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folding
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Katsutoshi Hoshikawa
勝利 星川
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HOSHIKAWA KIMIO SHOTEN KK
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HOSHIKAWA KIMIO SHOTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、多当折紙製品がわが国古来より
伝わる伝統、文化、習慣を尊重した形式を維持しつつ、
なおかつ水引を外したり、紙を開いたりせずとも紙幣等
を中に入れられるように使いやすい形で製造できるよう
にするための、紙加工の方法である。 【解決手段】多当折の展開図 【図1】のように切り口α、βを加工原紙に設けること
により、 【図5】から 【図11】の加工のプロセスにおいて製造された多当折
は、紙折を開けずとも、上部に設けた封入部より簡便に
紙幣等を入れられるので、その技術を元に、非常に使い
やすい印刷多当、水引結び付多当折金封及び水引飾り付
多当折金封などが製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、祝儀用・不祝儀用等
に利用されている印刷多当、多当折型の水引結び付金封
および多当折型の水引飾り付金封等を、現在、市場に流
通しているタイプのものより、さらに使いやすいものと
して製造するための多当折の方法である
【0002】
【従来の技術】従来の多当折形態
【図17】の商品は紙折を水引から抜き差ししたり、あ
るいは紙折を開かなければ紙幣等を中に入れられず使用
上たいへん煩わしかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の多当折形式の商
品には次のような欠点があった。 (イ)水引結び金封、水引飾り付金封の場合紙幣等を封
入する際に紙折を水引から抜き差ししなければならず、
扱いに不慣れな人が使う場合、元どおりに復元出来なか
ったり商品を傷つける危険性が高かった。 (ロ)印刷多当、水引結び金封、水引飾り付金封いずれ
も、多当折の場合、日本古来からの伝統、文化、習慣と
して、歓びを表す意味で下の折り返しを上に重ね、また
悲しみを表す意味で上の折り返しを上に重ねるのである
【図17】水引を抜き差ししたり、紙を開いたりしてい
るうちにどちらを上に重ねるのかわからなくなってしま
い、誤った使い方をする人がいた。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述のような課題を解決
するためには、
【図1】のようにトムソン型抜き等の方法で加工原紙に
切り口(切り口α及び切り口β)および折り目(折り目
1から折り目4)を設け、商品として印刷多当、水引結
び金制、水引飾り付金封等に加工する際、折り方の工夫
【図5】から
【図11】で、紙折を水引から抜き差ししたり、多当折
の上下の折り返しを開かずに紙折上部より紙幣等を中に
入れられるようにするのがもっとも効果的であると考え
られ、そのための手段がこの発明によって導かれる。
【0005】
【発明の実施の形熊】以下、本発明の実施例について記
述する (イ)
【図1】は本発明による多当折の展開図であり、
【図18】との比較の上で
【図1】においては、切り口α及び切り口βを設けるこ
とにより、これまで市場に存在しなかった上部に封かん
部を備えた多当折の商品群
【図2】
【図12】
【図13】
【図14】等を製造することが可能である。 (ロ)
【図2】は
【図1】の展開図を加工して出来あがった一例である
が、従来からある多当折の既製品デザインの
【図17】と比較して上部に封かん部を備えていること
が図より確認できる。 (ハ)
【図3】は
【図2】を裏側からみた図であるが、図に示してあると
おり、多当折の特徴である上下の折り返しが紙折のほぼ
真中で重なり合っていることが認められる。したがっ
て、この製造方法においては各種の多当折製品に、あた
かも封筒のように上からそのまま入れられるといった簡
便性を加味することができるのである。 (二)
【図4】は
【図2】を裏側から少し膨らましてみた図であり上部に
封入口が出来ていることが見てとれ、そこより、紙幣等
を中に入れることが出来るので紙を開ける必要がないの
である。 (ホ)
【図5】より
【図11】まではこの発明における紙折方法の流れであ
り、以下順を追って説明する。 「工程1」 まず
【図5】により
【図1】におけるA部を折り目1よりB部に折り畳む。 「工程2」 次に
【図6】のように
【図1】におけるC部を折り目2よりB部に折り畳む。 「工程3」 3番目の工程として
【図7】のように
【図1】におけるD、G部を折り目1よりそれぞれE
部、H部に重なるように折りたたむ。 「工程4」 4番目の工程としては
【図8】のように
【図1】におけるF部、I部を折り目2より、工程3同
様それぞれE部、H部に重なるように折りたたむ 「工程5」 工程4まで折進んだ紙を反対側より見たの
【図9】であり、
【図1】のB部、H部をそれぞれ折り目3、折り目4よ
り中央のE部に折り重ねた図が
【図10】
【図11】でありこれらのプロセスで
【図2】に示した形の、利便性が高い多当折の製品を作
ることが可能なのである。 (ヘ)なお
【図13】はこの発明による製造方法で作れる水引結び
付金封の商品イメージであり、
【図14】は同じく水引飾りつき金封の商品イメージで
ある。 (ト)
【図15】は不祝儀用の印刷多当に加工する場合の印刷
イメージで
【図1】を裏から見た図になるが
【図15】におけるK部、L部にデザインを印刷すれば
よい。同じく
【図16】は祝儀用の印刷多当に加工する場合の印刷イ
メージで
【図16】のM部、N部にデザインを印刷すればよい。 (チ)また
【図1】におけるJ部はいわゆる封かん部分であり
【図4】におけるO部の上辺に貼り付けて閉じるのであ
るが、J部に予め接着剤を塗布し、剥離紙を貼っておく
ことも可能で、紙幣等を中に入れたあとワンタッチで貼
り付けることも可能である。あるいは実際に使用する
際、直接、糊などで接着したり、シールでとめたりして
封かんすることもできる。
【0006】
【発明の効果】この発明には次のような効果がある (イ) この方法の発明により、わが国古来よりの伝
統、文化、習慣として、現在もその形に意味を持たせつ
つ広く全国に浸透している多当折独自の形態を維持しな
がら(つまり、歓びごとを表すためには、裏面の上下の
折り返しの下の折り返しを上に重ね、また悲しみごとを
表すために上の折り返しを上に重ねること)しかも
【図4】のように多当折上部より紙幣等封入物を中に入
れられる加工ができるようになり、これまで市場で目に
することがなかったアイデアを付加した多当折としての
印刷多当、水引結び付金封、水引飾り付金封等の生産が
可能になった。 (ロ) これまでも制筒式の印刷祝儀袋をはじめ、さま
ざまな形で上入れ式の祝儀袋は知られていたが、この発
明によってはじめて、広く日本全国に浸透ている多当折
の形態を維持した状態の、上入れ式の印刷多当・水引結
び付金封・水引飾り付金封が生産可能となるのである。
つまり、その他の、上入れ式祝儀袋とは一線を画した商
品を作り得ることが可能なのが、この方法の特徴であ
る。 (ハ) この方法で製造された多当折の商品を購入した
人は、実際、紙幣等を中に入れて使うとき、多当折の紙
折を開ける必要がないため、上下の重ねを誤ることがな
く使うことができ、それにより渡す相手の人に対して失
礼にあたることを防ぐことができる。この場合、水引付
の金封であれば、予め多当折の重ね目を水引で固定して
おくことができ、また印刷多当の場合も生産過程におい
て予めシール等で重ね目を固定しておくことが可能であ
る。 (ニ) 上入れ式ではあるが、基本的に多当折の構造な
ので紙の重ね面が多く、紙折がしっかりしているので水
引結びや、水引飾りを紙折に取付けた際、傷みがなく丈
夫できれいな多当折の商品がつくれる。 (ホ)この発明においては金封を受け取った人が、紙幣
等を取り出す場合においても従来の多当折と同じく紙の
上下を開いて次に横に開くことで中身を容易に取り出す
ことが可能である。形としては
【図7】の状態に多当を開き、右面、下面及び右斜め下
面より中の紙幣等、封入物を取り出せるのである。した
がって封入後、上部で貼り付けた部分を破ることをせず
とも、スムーズに中身を取り出せることも、わが国古来
より伝わる多当折の形式を継承した方法ならではの特徴
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多当折の展開図である
【図2】本発明の表側斜体図である
【図3】本発明の裏側正面図である
【図4】本発明の裏側斜体図である。多当折部分と上部
の封入口を示している
【図5】本発明の多当折の展開図で、加工の工程を示し
ている
【図6】本発明の多当折の展開図で、加工の工程を示し
ている
【図7】本発明の多当折の展開図で、加工の工程を示し
ている
【図8】本発明の多当折の展開図で、加工の工程を示し
ている
【図9】本発明の多当折の展開図で、加工の工程を示し
ている
【図10】本発明の多当折の展開図で、加工の工程を示
している
【図11】本発明の多当折の展開図の最終段階で、紙折
としてはこの形で完成である
【図12】本発明の多当折の斜体図で、不祝儀を表すた
め上からの折り返しを下からの折り返しの上に重ねてい
【図13】本発明の多当折の表側正面図で、水引結び金
封に加工したイメージの図
【図14】本発明の多当折の表側正面図で、飾りつき金
封に加工したイメージの図
【図15】本発明により、不祝儀の印刷多当をつくるた
め、デザインを印刷したイメージの展開図。
【図1】を裏返した時の図
【図16】本発明により、祝儀の印刷多当をつくるた
め、デザインを印刷したイメージの展開図。
【図1】を裏返した時の図
【図17】従来の多当折の斜体図
【図18】従来の多当折の展開図
【符号の説明】
【図1】の展開図の左上部分 B
【図1】の展開図の中上部分 C
【図1】の展開図の右上部分 D
【図1】の展開図の左中部分 E
【図1】の展開図の中央部分 F
【図1】の展開図の右中部分 G
【図1】の展開図の左下部分 H
【図1】の展開図の中下部分 I
【図1】の展開図の右下部分 J 封かん部 K
【図15】の展開図の左上部分 L
【図15】の展開図の左中部分 M
【図16】の展開図の左中部分 N
【図16】の展開図の左下部分 O
【図4】における上からの折り返し部分 1 折り目 2 折り目 3 折り目 4 折り目 α 切り口 β 切り口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 従来から利用されている多当折加工を行
    う紙の一部に、切り込みを加えることにより、その切り
    込みの一部が封かん部となり、その紙を従来と同様の方
    式で多当折の祝儀袋・不祝儀袋(印刷多当または水引結
    び金封・水引飾り付き金封等)に加工したとき、紙折を
    水引から抜き差ししたり、紙を開かなくても、簡単に紙
    幣その他封入物を中に入れることができる工夫をした紙
    折の方法。
JP9798399A 1999-03-01 1999-03-01 多当折紙製品の新しい製造方法 Pending JP2000247367A (ja)

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