JP3009427U - 熨斗袋 - Google Patents

熨斗袋

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JP3009427U
JP3009427U JP1994012900U JP1290094U JP3009427U JP 3009427 U JP3009427 U JP 3009427U JP 1994012900 U JP1994012900 U JP 1994012900U JP 1290094 U JP1290094 U JP 1290094U JP 3009427 U JP3009427 U JP 3009427U
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博行 小寺
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株式会社インフニックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装が完了した状態で中身の確認が簡単に行
える熨斗袋を提供する。 【構成】 紙幣Sを収容する内袋体1と、それを包む外
袋体2とを具備し、内袋体1および外袋体2には、外袋
体2内に内袋体1を収容すると互いに合致する位置にそ
れぞれ開口部12,10が形成され、収容状態において
各開口部12,10を通じて外部から内袋体1内の紙幣
Sの一部が目視できるように構成されている。外袋体2
の上側折り返し部4を折り返すと、開口部10は隠れる
ようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、慶事や弔事などにおいて紙幣や金券を贈呈する際に使用される熨斗 袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
慶事や弔事に際し、日本では、紙幣等の贈呈物を熨斗袋に包んで先方へ渡すこ とが慣例となっている。 現在一般に使用されている熨斗袋は、一端が開口する封筒状の内袋と、この内 袋を包む矩形状の外紙とからなり、内袋に紙幣を入れた後、内袋を外紙で包み、 さらに外紙の両端を外紙の中央まで折り返して重ね合わせ、その重ね合わせた部 分の周囲を、水引と呼ばれる環状の飾りで縛って止める形式となっている。また 、より簡素化した熨斗袋として、外紙を水引で縛る代わりに、外紙の表面に水引 模様を印刷しただけのものも広く使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この種の熨斗袋を使用する際には、不注意により内袋へ紙幣を入れ 忘れたまま先方に渡してしまうことがある。このような不注意は先方に非常に失 礼であるだけでなく、お互いの信頼関係まで損ないかねない。 紙幣の入れ忘れを防ぐためには、贈呈前に熨斗袋の中身を確認すればよいので あるが、前述したように熨斗袋は2重構造となっているため、内袋の中身を簡単 に確認することができない。特に、外袋が水引で縛られている場合には中身を確 認することが困難である。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、包装が完了した状態でも中身の確 認が簡単に行える熨斗袋を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため、本考案に係る熨斗袋は、紙幣等の紙片状の贈呈物を 収容する内袋体と、この内袋体を包む外袋体とを具備し、前記内袋体および前記 外袋体には、前記外袋体内に前記内袋体を収容した状態において外部から前記内 袋体内の前記贈呈物の一部が目視できるよう、前記外袋体内に前記内袋体を収容 したとき互いに合致する位置にそれぞれ透視部が形成されていることを特徴とす る。 この場合、前記外袋体の両端部には、前記外袋体の裏面の中央側へ向けて折り 返される折り返し部をそれぞれ形成し、これら折り返し部の少なくとも一方によ って覆い隠される部分に、前記外袋体の前記透視部を形成するのが望ましい。 前記内袋体の前記透視部は、前記外袋体の前記透視部よりも寸法を大きく形成 するのが望ましい。 前記内袋体の前記透視部は、前記内袋体の中心点を中心として互いに点対称な 位置に一対形成し、前記外袋体に前記内袋体を収容した際に、前記内袋体の前記 透視部のうちいずれか一方が前記外袋体の前記透視部と合致するように配置する のが望ましい。 前記内袋体および前記外袋体の透視部はそれぞれ円形の開口部とし、前記内袋 体の開口部の直径は、前記外袋体の開口部の直径に、前記外袋体内における前記 内袋体の移動可能距離の最大値を加えた寸法よりも大きく設定するのが望ましい 。 前記外袋体は、前記内袋体を包む本体部と、この本体部の両端から延びて前記 本体部の裏面中央側へ向けて折り返される折り返し部とを有し、 前記各折り返し部は、双方を折り返すと一定長に亙って互いに重なる長さをそ れぞれ有し、 前記各折り返し部の重なり部分および前記本体部を縛る水引を設け、 前記重なり部分において下層側に位置する折り返し部、および前記本体部の裏 面には、上層側に位置する折り返し部を前記水引に沿って後退させると露出する 位置に透視部を形成し、前記外袋体内に前記内袋体を収容するとこれら透視部お よび前記内袋体の前記透視部を通して前記内袋体内の前記贈呈物の一部が目視で きるように構成するのが望ましい。
【0006】
【作用】
請求項1に係る熨斗袋においては、内袋体内に紙幣等の贈呈物を入れたか否か を、包装が完了した状態でも外袋体および内袋体の各透視部を通じて容易に確認 することができる。 請求項2に係る熨斗袋においては、外袋体の透視部を一方の折り返し部によっ て覆い隠すことができる。 請求項3に係る熨斗袋においては、内袋体の透視部が外袋体の透視部よりも大 きいので、外袋体内で内袋体が多少ずれても、内袋体の開口部の周縁で外袋体の 開口部が塞がれにくい。 請求項4に係る熨斗袋においては、内袋体の透視部が中心に関して点対称な位 置に一対形成されているので、たとえ内袋体を逆さまに外袋体内に収容してもい ずれか一方の透視部が外袋体の透視部と合致する。 請求項5に係る熨斗袋においては、内袋体および外袋体の透視部がそれぞれ円 形の開口部とされ、内袋体の開口部の直径は、外袋体の開口部の直径に、外袋体 内における内袋体の移動可能距離の最大値を加えた寸法よりも大きく設定されて いるので、外袋体内で内袋体が最大限ずれても、外袋体の開口部内に内袋体の開 口部の縁がはみ出ることがなく、常に贈呈物が円形に見える。 請求項6に係る熨斗袋においては、外袋体の折り返し部のうち、下層側に位置 する折り返し部および本体部の裏面には、上層側に位置する折り返し部を水引に 沿って後退させると露出する位置に透視部が形成されているので、上層側の折り 返し部を水引を通してスライドさせるだけで、透視部を露出させることができる 。
【0007】
【実施例】
図1本考案に係る熨斗袋の第1実施例を裏面側から見た背面図であり、図2は 同実施例の表面側から見た平面図である。この熨斗袋は、紙幣S等の贈呈物(以 下、紙幣で代表する)を直接包む内袋体1と、この内袋体1を包む外袋体2と、 この外袋体2を縛る水引8とから構成されている。
【0008】 内袋体1は、左右端および下端が閉じられ、上端のみが開口した矩形状をなす 紙製の封筒であり、上端には表面側から裏面側に折り返す折り返し部(図示略) が形成されている。この内袋体1は、予め封筒型に形成されたものに限定されず 、矩形の紙を折り畳んで紙幣Sを包む構造としてもよい。
【0009】 一方、外袋体2は、内袋体1を包むように矩形の紙を折り畳んで形成されたも のである。図3は外袋体2の展開図、図4は熨斗袋の上下方向に延びる中心線に 沿う断面図であり、これらの図に示すように外袋体2は、表面2a、裏面2b、 上折り返し面2c,2d、下折り返し面2e,2f、および横折り返し面2g, 2h,2iとを有する。表面2aおよび裏面2bはほぼ同寸法を有し、内袋体1 よりも若干大きく形成されている。表面2aの表側には通常、図2に示すように 右上部に熨斗14が取り付けまたは印刷され、さらに「御祝」、「御仏前」等の 文字が記載されるようになっている。文字は予め印刷されていても、後から記載 するようになっていてもよい。
【0010】 表面2a、裏面2bおよび横折り返し面2gにより、内袋体1を包む本体部が 構成されている。また、上折り返し面2c,2dおよび横折り返し面2hは、互 いに重なって上側折り返し部4とされ、下折り返し面2e,2fおよび横折り返 し面2iは、互いに重なって下側折り返し部6とされている。上側折り返し部4 および下側折り返し部6の上下方向の長さは、いずれも表面2aの上下方向の長 さの1/2程度かそれよりも大きく、上側折り返し部4および下側折り返し部6 の上下長さの合計は、表面2aの上下長さよりも大きい。これにより、両者を折 り返した状態では、上側折り返し部4と下側折り返し部6とが一定幅に亙って重 なり合うようになっている。この実施例では、その重複部分が水引8で縛られる ことにより、外袋体2が封止される。水引8は紐等をその都度結んで形成するも のであってもよいが、より簡便には、予め環状に接続された紐状体を、外袋体2 の外周に被せる構成としてもよい。
【0011】 内袋体1および外袋体2には、外袋体2内に内袋体1を収容したとき互いに合 致する位置に、それぞれ円形の開口部(透視部)10,12が形成されている。 内袋体1の開口部12は、上下方向に延びる中心線に沿って、内袋体1の裏面の 上部および下部に一対形成されている。これら開口部12は内袋体1の中心点を 境として点対称な位置に形成されており、その直径は互いに等しい。
【0012】 一方、外袋体2の開口部10は裏面2bの上半部のほぼ中央に形成され、内袋 体1の上側に位置する開口部12と好ましくは同心状に合致するようになってい る。そして開口部10は、上側折り返し部4を折り返すと、この上側折り返し部 4によって隠されるようになっている。
【0013】 開口部10の直径は開口部12の直径よりも小さく、その直径差により、外袋 体2内で内袋体1が多少ずれても、開口部12の周縁が開口部10の内側にはみ 出しにくいようになっている。その方が、紙幣Sがほぼ常に円形に見えて見栄え がよいうえ、開口径が狭まることがなく紙幣Sの確認が容易に行える利点を有す る。より好ましくは、開口部12と開口部10の直径差が、外袋体2内における 内袋体1の移動可能距離の最大値よりも大きく設定される。その場合には外袋体 2内で内袋体1が最大限ずれても、開口部10内に開口部12の縁が露出するこ とがない。
【0014】 上記構成からなる熨斗袋によれば、内袋体1の裏面および外袋体2の裏面2b に開口部10,12がそれぞれ形成されているから、外袋体2内に内袋体1を収 容した後でも、上側折り返し部4を水引8から引き抜いてめくり上げることによ り、各開口部10,12を通じて外部から内袋体1内の紙幣Sの一部が目視でき る。上側折り返し部4は、水引8で一端が軽く留められているだけであるから、 水引8から引き抜くだけでめくり上げることができ、水引8をずらしたり取り外 すなどの手間がかからない。したがって、この熨斗袋では、包装が完了した状態 でも紙幣Sの有無を簡単に確認することが容易で、紙幣Sの入れ忘れを防止する ことができる。紙幣Sの有無を確認できることは、この熨斗袋を受け取った側に とっても有益である。熨斗袋に現金を入れたまま熨斗袋を処分するなどのおそれ がなくなるためである。
【0015】 また、内袋体1の開口部12は中心対称な位置に一対形成されているので、た とえ内袋体1を逆さまに外袋体2内に収容しても、いずれか一方の開口部12が 常に外袋体2の開口部10と合致する。したがって、内袋体1を逆さまに入れた ために紙幣Sの確認ができないと入った支障が生じない。
【0016】 また、上側折り返し部4によって開口部10が隠されるので、贈呈時における 外観は従来の熨斗袋と全く同様であり、実際の使用に際し、従来品に比べてなん ら遜色がないという利点も有する。 さらに、上記実施例では内袋体1および外袋体2に開口部10,12を打ち抜 きまたは切り抜き形成するだけであるから、製造コストもほとんど上昇しない。
【0017】 次に、図5および図6は、本考案に係る熨斗袋の第2実施例を示し、この熨斗 袋は、内袋体21と外袋体22とから構成されている。この熨斗袋が第1実施例 と異なる点は、外袋体22を縛る水引がなく、代わりに水引模様28が外袋体2 2に印刷されていることにある。このため、水引で縛らない分、外袋体22の上 側折り返し部24および下側折り返し部26の上下方向長さが短く形成されてい る。なお、図7は外袋体22の展開図、図8は熨斗袋の上下方向に延びる中心線 に沿う断面図であり、外袋体22は、表面22a、裏面22b、上折り返し面2 2c,22d、下折り返し面22e,22f、および横折り返し面22g,22 h,22iとを有する。面22a,22b,22gが本体部を形成し、面22c ,22d,22hが上側折り返し部24を形成し、面22e,22f,22iが 下側折り返し部26を形成している。表面22aの表側にはまた、右上部に熨斗 模様34が印刷されている。
【0018】 この実施例においても、外袋体22の裏面22bには、折り返された上側折り 返し部24によって隠される上端寄りの位置に、円形の開口部30が形成されて いる。また、内袋体21の裏面には、開口部30と合致する位置およびそれと中 心対称な位置に、一対の円形の開口部32が形成されている。開口部30の直径 は、前記実施例と同様に、開口部32の直径よりも小さいことが望ましく、その 直径差により、開口部32の周縁が開口部30の内側にはみ出しにくくなってい る。
【0019】 この実施例によれば、前記実施例と同様の効果が得られるうえ、水引で上側折 り返し部24が留められていないので、上側折り返し部24のめくり上げが簡単 であり、紙幣Sの確認がいっそう容易になる。
【0020】 次に、図9および図10は本考案の第3実施例を示し、この熨斗袋は、内袋体 41と、外袋体42と、外袋体42を縛る水引48とから構成されている。外袋 体42は、表面42a、裏面42b、上折り返し面42c,42d、下折り返し 面42e,42f、および横折り返し面42g,42h,42iとを有し、面4 2a,42b,42gが本体部を構成し、面42c,42d,42hが上側折り 返し部44を形成し、面42e,42f,42iが下側折り返し部46をそれぞ れ形成している。
【0021】 この熨斗袋が第1実施例と異なる点は、その下側折り返し部46の全長が大き く、折り返した状態でその先端が水引48を越えて外袋体42の上端近くまで達 することにある。このように下側折り返し部46が長いため、下側折り返し部4 6によって隠されないように本体部に開口部を形成することが難しい。
【0022】 そこで、この実施例では、外袋体42の裏面42bにおいて、折り返された下 側折り返し部46の先端位置と水引48との中間に相当する位置に開口部50を 形成したうえ、外袋体42の上折り返し面42c,42dにも、折り畳んだ状態 で前記開口部50に対応する位置に開口部50a,50bを形成した。これら開 口部50,50a,50bは互いに同寸法、同形状(図示の例では円形)をなし 、これにより、上側折り返し部44を折り返すと、その裏面まで貫通する開口部 (50+50a+50b)が形成される。さらに、内袋体41の裏面には、開口 部50といずれか一方が常に合致する位置に、一対の開口部52が形成されてい る。他の構成は第1実施例と共通である。
【0023】 上記構成からなる実施例では、上側折り返し部44は動かさずに、下側折り返 し部46の先端を水引48を通して下方にスライドさせることにより、開口部( 50+50a+50b+52)を露出させ、紙幣Sを確認することができる。こ の時、下側折り返し部46を完全に水引48から引き抜く必要はなく、紙幣Sを 確認した後は、再び、下側折り返し部46を延ばして元の位置に戻せばよい。し たがって、確認時に水引48から下側折り返し部46を引き抜き、その後再び、 水引48の内側へ差し戻すといった手間がかからず、確認作業が簡単に行える利 点を有する。
【0024】 なお、上述した実施例ではいずれも開口部が円形であったが、必要に応じて開 口部の形状は矩形状などに適宜変更してよい。また、図11に示すように、外袋 体2の裏面に形成する開口部60の形状を例えば図示の「扇」を始め、「鶴」、 「亀」、「寿」の字型など、熨斗袋の用途に合った慶賀を意味する形状に形成し てもよい。この場合も、内袋体1の開口部12は単純な円形等でよいが、開口部 60よりも大きく形成することが好ましい。
【0025】 また、前記実施例はいずれも内袋体1および外袋体2に開口部を形成すること により透視部を形成していたが、その代わりに、内袋体1および/または外袋体 2の一部を透明なプラスチックフィルム、透けて見える和紙等で形成してもよい 。特に、内袋体1については、全体を透明な材質の樹脂等によって形成し、全体 を透視部としてもよい。さらに、上記実施例ではいずれも開口部が外袋体2の裏 面上側に形成されていたが、下側に形成しても同様であるし、内袋体1の開口部 は必ずしも一対形成する必要はなく、例えば図11に示すように、いずれか一方 のみでもよい。さらに図11の例に示すように、開口部60,12を外袋体2の 左右いずれかに偏った位置に形成してもよい。
【0026】 さらに、紙幣Sを確認した後、必要であれば開口部を粘着シール等で塞ぐ構成 としたり、あるいは外袋体2の裏面まで貫通する開口部を形成した後、この開口 部を予め、それよりも大きい着脱可能な粘着シールで塞いでおき、確認時には粘 着シールを剥がして紙幣Sを確認する構成としてもよい。 さらにまた、外袋体の折り方、飾りの付け方などは、熨斗袋の使用される地方 の慣習等に応じて適宜変更してよい。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る熨斗袋によれば、外袋体内に内袋体を収容 した状態において外部から内袋体内の贈呈物の一部が目視できるよう、内袋体お よび外袋体に透視部が形成されているから、包装が完了した状態でも紙幣等の贈 呈物の有無を確認することが容易で、贈呈物の入れ忘れを防止することができる 。また、熨斗袋に現金を入れたまま熨斗袋を処分するなどのおそれがなくなるた め、受け取った側にとっても有益である。 請求項2に係る熨斗袋によれば、外袋体の両端部に折り返し部がそれぞれ形成 され、これら折り返し部の少なくとも一方によって隠される部分に外袋体の透視 部が形成されているから、外観上は従来の熨斗袋と全く同様であり、実際の使用 に際し、従来品に比べてなんら遜色がないという利点も有する。 請求項3に係る熨斗袋によれば、内袋体の透視部が外袋体の透視部よりも大き いので、外袋体内で内袋体が多少ずれても、内袋体の開口部の周縁で外袋体の開 口部が塞がれにくく、贈呈物の確認が容易に行える利点を有する。さらに、外袋 体の開口部の内側に内袋体の開口部周縁がはみ出にくいので、見栄えがよいとい う利点も有する。 請求項4に係る熨斗袋によれば、内袋体の透視部が内袋体の中心に関して点対 称な位置に一対形成されているので、たとえ内袋体を逆さまに外袋体内に収容し てもいずれか一方の透視部が外袋体の透視部と合致する。したがって、内袋体を 逆さまに入れたために贈呈物の確認ができないと入った支障を生じない。 請求項5に係る熨斗袋によれば、内袋体および外袋体の透視部がそれぞれ円形 の開口部とされ、内袋体の開口部の直径は、外袋体の開口部の直径に、外袋体内 における内袋体の移動可能距離の最大値を加えた寸法よりも大きく設定されてい るので、外袋体内で内袋体が最大限ずれても、外袋体の開口部内に内袋体の開口 部の縁がはみ出ることがなく、常に贈呈物が円形に見えて見栄えがよい。 請求項6に係る熨斗袋によれば、外袋体の折り返し部のうち、下層側に位置す る折り返し部および本体部の裏面には、上層側に位置する折り返し部を水引に沿 って後退させると露出する位置に透視部が形成されているので、上層側の折り返 し部を水引を通してスライドさせるだけで、透視部を露出させ、贈呈物を確認す ることができる。したがって、折り返し部を水引から完全に離脱させる必要がな く、確認後の再セットが容易で、しかも確認作業をいっそう簡便に行えるという 効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る熨斗袋の第1実施例を裏面側から
見た背面図である。
【図2】第1実施例を表面側から見た平面図である。
【図3】第1実施例の外袋体2の展開図である。
【図4】第1実施例の上下方向に延びる中心線に沿う断
面図である。
【図5】本考案に係る熨斗袋の第2実施例を示す背面図
である。
【図6】第2実施例の平面図である。
【図7】第2実施例の外袋体22の展開図である。
【図8】第2実施例の上下方向に延びる中心線に沿う断
面図である。
【図9】第3実施例の外袋体42の展開図である。
【図10】第3実施例の上下方向に延びる中心線に沿う
断面図である。
【図11】第4実施例の背面図である。
【符号の説明】
S 紙幣(贈呈物) 1 内袋体 2 外袋体 4 上側折り返し部 6 下側折り返し部 8 水引 10 外袋体の開口部(透視部) 12 内袋体の開口部(透視部) 14 熨斗 21 内袋体 22 外袋体 24 上側折り返し部 26 下側折り返し部 28 水引模様 30 外袋体の開口部(透視部) 32 内袋体の開口部(透視部) 34 熨斗模様 41 内袋体 42 外袋体 44 上側折り返し部 46 下側折り返し部 48 水引 50 外袋体の開口部(透視部) 52 内袋体の開口部(透視部)

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣等の紙片状の贈呈物を収容する内袋体
    と、この内袋体を包む外袋体とを具備し、前記内袋体お
    よび前記外袋体には、前記外袋体内に前記内袋体を収容
    した状態において外部から前記内袋体内の前記贈呈物の
    一部が目視できるよう、前記外袋体内に前記内袋体を収
    容したとき互いに合致する位置にそれぞれ透視部が形成
    されていることを特徴とする熨斗袋。
  2. 【請求項2】前記外袋体の両端部には、前記外袋体の裏
    面の中央側へ向けて折り返される折り返し部がそれぞれ
    形成され、これら折り返し部の少なくとも一方によって
    覆い隠される部分に、前記外袋体の前記透視部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の熨斗袋。
  3. 【請求項3】前記内袋体の前記透視部は、前記外袋体の
    前記透視部よりも寸法が大きく形成されていることを特
    徴とする請求項2記載の熨斗袋。
  4. 【請求項4】前記内袋体の前記透視部は、前記内袋体の
    中心点を中心として互いに点対称な位置に一対形成され
    ており、前記外袋体に前記内袋体を収容した際に、前記
    内袋体の前記透視部のうちいずれか一方が前記外袋体の
    前記透視部と合致するように配置されていることを特徴
    とする請求項2または3記載の熨斗袋。
  5. 【請求項5】前記内袋体および前記外袋体の透視部はそ
    れぞれ円形の開口部であり、前記内袋体の開口部の直径
    は、前記外袋体の開口部の直径に、前記外袋体内におけ
    る前記内袋体の移動可能距離の最大値を加えた寸法より
    も大きく設定されていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の熨斗袋。
  6. 【請求項6】前記外袋体は、前記内袋体を包む本体部
    と、この本体部の両端から延びて前記本体部の裏面中央
    側へ向けて折り返される折り返し部とを有し、 前記各折り返し部は、双方を折り返すと一定長に亙って
    互いに重なる長さをそれぞれ有し、 前記各折り返し部の重なり部分および前記本体部を縛る
    水引が設けられ、 前記重なり部分において下層側に位置する折り返し部、
    および前記本体部の裏面には、上層側に位置する折り返
    し部を前記水引に沿って後退させると露出する位置に透
    視部が形成されており、前記外袋体内に前記内袋体を収
    容するとこれら透視部および前記内袋体の前記透視部を
    通して前記内袋体内の前記贈呈物の一部が目視できるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1,3〜5
    のいずれかに記載の熨斗袋。
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