JP3140127U - 祝儀袋 - Google Patents

Abstract

【課題】使用済みの祝儀袋をそのまま写真たてとして有効利用することができる有用な祝儀袋を提供する。
【解決手段】外装本体は、前身頃となる使用目的表示欄１ａと、中心に形成された紙葉表示欄１ｂと、後身頃となるメッセージ記録表示欄１ｃとを備える。使用目的表示欄１ａには幼稚園児１ａ_１ を立体的に表すと共に、背景に季節を表現する桜模様１ａ_２ 等が印刷される。紙葉表示欄１ｂは、写真や絵などの紙葉を表示するもので、切込爪１ｂ_１ ，１ｂ_２ ，１ｂ_３ ，１ｂ_４ を介して写真等を嵌め入れることができる。メッセージ記録表示欄１ｃは、「入園おめでとう」と記載されたメッセージ欄１ｃ_１ が突設される。このメッセージ欄１ｃ_１ は、「入園おめでとう」の文字と共に或いはこの文字に代えて、贈る側の気持ちやコメントを直筆で記載できるようにフリースペースを確保する。
【選択図】図２

Description

本考案は、主として結婚式やお祝い事に使用される祝儀袋の改良に関し、更に詳しくは、使用済みの祝儀袋をそのまま「写真立て」として有効利用することができる有用な祝儀袋に関する。

従来、斯かる祝儀袋としては、例えば、ご祝儀等を内袋本体(内包み)に包み込んだ上で外装本体(紙)を折り畳んで略長方形状に形成し、その上に水引き掛けると共に、御祝や寿、氏名等の表書きは、祝儀袋の正面に書かれたり或いは短冊に書いて祝儀袋や水引等に挟むべく飾られるなど、豪華で格式のあるものが多かった（例えば、特許文献１参照）。
特開２０００-１６８７８９号公報

しかしながら、上述した従来の祝儀袋にあっては、いくら豪華で格式のあるものであっても、一度、使用されると、再び他の用途に利用することができないという問題点があり、使用後でも思い出の品として有効利用することができる祝儀袋が要望されている。

本考案はこのような従来の問題点及び要望に鑑みてなされたもので、使用済みの祝儀袋をそのまま「写真立て」として有効利用することができる有用な祝儀袋を提供することを目的としたものである。

上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨とする構成は、所定の大きさに折り畳んで使用される外装本体と、該外装本体内に着脱自在に包まれる内袋本体とを備えてなる祝儀袋において、前記外装本体は、少なくとも写真を表示するための紙葉表示欄及び／又はメッセージや記録を表示するためのメッセージ記録表示欄を設けてなる祝儀袋に存する。

また、前記外装本体は、使用目的に応じた図柄や模様を表示する使用目的表示欄と、写真や絵等の紙葉を表示する紙葉表示欄と、メッセージや記録を表示するメッセージ記録表示欄とを組み合わせるのが良い。

本考案は上述のように構成され、所定の大きさに折り畳んで使用される外装本体と、該外装本体内に着脱自在に包まれる内袋本体とを備えてなる祝儀袋において、前記外装本体は、少なくとも写真を表示するための紙葉表示欄及び／又はメッセージや記録を表示するためのメッセージ記録表示欄を設けてなることによって、祝儀袋として使用した後であっても、前記紙葉表示欄に、例えば、結婚式や披露宴で撮った写真を飾ることができるなど、写真立てとして有効利用することができるといった効果を奏する。

また、前記外装本体は、使用目的に応じた図柄や模様を表示する使用目的表示欄と、写真や絵等の紙葉を表示する紙葉表示欄と、メッセージや記録を表示するメッセージ記録表示欄とを組み合わせたことによって、例えば、結婚式、入学祝い、入園式、七五三のお祝いとして戴いた祝儀袋が、使用後は、その使用目的に応じて、そのまま、披露宴、入学・入園祝い、七五三で撮った記念写真を飾ることができる写真立てとして有効利用することができると共に、前記メッセージ記録欄には、贈られた人からのメッセージがそのまま残っているため、心伝わる思い出の品として残すことができるといった効果を奏する。

更に、本考案の祝儀袋は、構成が単純であるため大量生産に適し、価格も低廉なものとして需要者に供給できる等、本考案を実施することはその実益的価値が甚だ大である。

所定の大きさに折り畳んで使用される外装本体と、該外装本体内に着脱自在に包まれる内袋本体とを備え、前記外装本体は、使用目的に応じた図柄や模様を表示する使用目的表示欄と、少なくとも写真を表示する紙葉表示欄と、メッセージや記録を表示するメッセージ記録表示欄とを組み合わせるるのが良い。

次に本考案に係る祝儀袋の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図中Ａは、本考案に係る祝儀袋であり、この祝儀袋Ａは、所定の大きさに折り畳んで使用される外装本体１と、該外装本体１内に着脱自在に包まれる内袋本体２（図３参照）とを備えている。

外装本体１は、紙や合成樹脂材等の適宜素材から三つ折りに形成されており、図２に示すように、前身頃となる使用目的表示欄１ａと、中心位置に形成された紙葉表示欄１ｂと、後身頃となるメッセージ記録表示欄１ｃとを備えている。

使用目的表示欄１ａは、使用目的に応じた図柄や模様が表示されるものであり、例えば、入園祝いの場合は、外装本体１の表面から幼稚園児１ａ_１ の姿が浮き出るように立体的に表していると共に、背景に季節を表現する桜模様１ａ_２ 等が印刷されている。

紙葉表示欄１ｂは、主として写真、絵などの紙葉を表示するものであり、所定間隔で切り欠かれた切込爪１ｂ_１ ，１ｂ_２ ，１ｂ_３ ，１ｂ_４ を介して写真等を嵌め入れることができる。尚、同紙葉表示欄１ｂの上下端縁には、切取線１ｂ_５ ，１ｂ_５ を介して折り代１ｄ，１ｄが連設されている。

メッセージ記録表示欄１ｃは、「入園おめでとう」と記載されたメッセージ欄１ｃ_１ が突設されている。このメッセージ欄１ｃ_１ は、「入園おめでとう」の文字と共に或いはこの文字に代えて、贈る側の気持ちやコメントを直筆で記載できるようにフリースペースを確保させておくのが良い。

また、このメッセージ欄１ｃ_１ は、前身頃となる使用目的表示欄１ａを閉じた状態に留められるように、右端側がフリー状態に開放されている(図１参照)。

その他、このメッセージ記録表示欄１ｃには、宛名記録欄１ｃ_２ 、園名記録欄１ｃ_３ 、入園日記録欄１ｃ_４ 、体重記録欄１ｃ_５ 、身長記録欄１ｃ_６ 、その他の欄１ｃ_７ からなる記録欄が表示されている。

一方、内袋本体２は、図３に示すように、ご祝儀を出し入れできるべく形成された常套の封筒からなり、表面に住所、氏名、金額が記載できるようになっている。また、この内袋本体２と併せて便箋３が同封されており、贈る人の気持ちやコメントを書き足せるようになっている。

このように構成される祝儀袋Ａは、ご祝儀を入れた内袋本体２内を外装本体１で三つ折り状態に包み上げると共に、前身頃となる使用目的表示欄１ａの遊端側を前記メッセージ欄１ｃ_１ 下に留め入れるだけで（図１参照）、斬新で可愛い祝儀袋として手渡すことができると共に、使用後は、図４に示すように、紙葉表示欄１ｂに写真４を挟み置くことができるため、写真立てとして記念に残すことができるのである。

尚、本考案の祝儀袋は本実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂するものである。例えば、この祝儀袋は、使用する目的に応じて使用目的表示欄１ａのデザインが変わるもので、本実施例で示した「入園祝い」バージョンの他に、入学祝い、卒業祝い、就職祝い、結婚祝い、出産祝いなど、数多くのパターンがあり、これは全て本考案に包摂されるものである。

本考案に係る祝儀袋の正面図である。 同祝儀袋を構成する外装本体の展開図である。 図３(Ａ)は本実施例で使用する内袋本体の説明図、図３(Ｂ)は便箋の説明図である。 同祝儀袋を「写真立て」として使用した状態を示す説明図である。

符号の説明

１ 外装本体
１ａ 使用目的表示欄
１ａ_１ 入園児姿
１ａ_２ 桜模様
１ｂ 紙葉表示欄
１ｂ_１ 切込爪
１ｂ_２ 切込爪
１ｂ_３ 切込爪
１ｂ_４ 切込爪
１ｂ_５ 切取線
１ｃ メッセージ記録表示欄
１ｃ_１ メッセージ欄
１ｃ_２ 宛名記録欄
１ｃ_３ 園名記録欄
１ｃ_４ 入園日記録欄
１ｃ_５ 体重記録欄
１ｃ_６ 身長記録欄
１ｃ_７ その他の欄
１ｄ 折り代
２ 内袋本体
３ 便箋
４ 写真

Claims (2)

1. 所定の大きさに折り畳んで使用される外装本体と、該外装本体内に着脱自在に包み込まれる内袋本体とを備えてなる祝儀袋において、
   前記外装本体は、少なくとも写真を表示するための紙葉表示欄及び／又はメッセージや記録を表示するためのメッセージ記録表示欄を設けてなることを特徴とする祝儀袋。
2. 前記外装本体は、使用目的に応じた図柄や模様を表示する使用目的表示欄と、写真や絵等の紙葉を表示する紙葉表示欄と、メッセージや記録を表示するメッセージ記録表示欄とを組み合わせてなることを特徴とする請求項１に記載の祝儀袋。