JP3159507U - 絵はがき - Google Patents

Abstract

【課題】はがき紙面の全域を活用したデスク用の装飾品に転化するに好適な絵はがきを提供する。【解決手段】片面側を絵画や書で飾り、他の片面側を発信人や受信人の表示面３とした、長方形状の保形性の有る厚紙主体１で構成する。そして、該厚紙主体１に、該厚紙主体１を長手方向に等分に区画する折目ａを筋押し手段によって形成する。【選択図】図３

Description

本考案は、デスク上の装飾品として使用することのできる絵はがきに関するものである。

所謂絵はがきは、その片面に表示した絵画、書、或いは写真などを楽しむものであるが、平面的なものであるため、当該絵等をデスク上の装飾品として用いるに適さない（自立できないから）。

このため、当該絵はがきに自立できる装置を施して写真立てなど別体の手段を用意する必要のない形態のものが案出されており、その一つとして、はがき表面に、該はがきの対角線上に折目を設け、該折目に沿って二つ折りにして水平部分と立ち上り部分を設け、水平部分をデスク上に配して立ち上り部分に施された絵画や書を観賞するようにした構造のものがある（例えば、特許文献１）。

実開平８−１２７４号公報

前記従来例は、はがきを対角線上に沿って折ることにより自立できる形態を得る構造になっているため、絵画や書を紙面全域に施した絵はがきに適用できず、はがき紙面に施す絵画等の表現に制約を受け、必ずしも実用的ではない。

本考案は、斯様な従来例の欠点に着目し、はがき紙面全域を活用でき、従って、デスク用の装飾品に転化するに好適な絵はがきを提供することを目的として案出したものである。

片面側を絵画、書で飾り、他の片面側を発信人や受信人の表示面とした、長方形状の保形性の有る厚紙主体で成り、該厚紙主体に、該厚紙主体を長手方向に等分に区画する折目を筋押し手段によって形成したことを基本的手段とする。

本考案によれば、通常の絵はがきと同様の取り扱いができることは勿論、各折目を折ることによって、屏風の雛形を得られ、自立させて配することのできる、斬新な構造のデスク上の装飾品として利用できる。

そして、折目は厚紙主体表面を筋刃などで押圧して（筋押しして）形成したものであるので、宛名等を書くに邪魔にならず、しかも、該折目が宛名を書く範囲の目安にすることができる。そして、片面に表示した絵画や書は折目が邪魔になることなく実物の屏風を縮小したものを得ることができ、趣味感を尚一層満足させる、デスク用装飾品に転化できる絵はがきを提供できる。

正面図。 背面図。 自立させた状態の斜視図。 厚紙主体と折目の関係を示す略示平面図。

図中、Ａは本考案に係る絵はがきで、絵はがきＡは、長方形状の、ボール紙等の、保形性の有る厚紙主体１で成り、該厚紙主体１の片面全域に絵画、書などを印刷表示して鑑賞物の鑑賞面２とし、他の片面を受信人や発信人の表示面３としたものである。

そして、厚紙主体１には、該厚紙主体１を長手方向に等分に区画する折目ａを等間隔を置いて設け、前記表示面３側を基準として、該折目ａ，…を、谷方向と山方向に折って、デスク上の装飾品として転化、利用するようにしてある。

実施例の絵はがきＡは、美術館や展覧会の展示物である屏風を縮小し、殊に、その内面（日本画や書が描かれた）を前記鑑賞面２に対応させてはがき大に縮尺して、みやげ物として適用したもので、鑑賞面２を著名（有名）な絵画、書を縮小したものにすることにより展覧会等に限らず、絵はがきとして一般小売店の販売品目として供することができる。

厚紙主体１に施した折目ａは、厚紙に筋刃を押し付けて形成した、筋押しという技法で形成したもので、厚紙に対する物理的な操作によって形成することにより、厚紙主体１を当該折目ａにおいて折り易く、また、折った個所が、違和感なく屏風の接ぎ目もどきのものとして認識させることができる。

Ａ 絵はがき
１ 厚紙主体
２ 鑑賞面
３ 表示面
ａ 折目

Claims (2)

1. 片面側を絵画、書で飾り、他の片面側を発信人や受信人の表示面とした、長方形状の保形性の有る厚紙主体で成り、該厚紙主体に、該厚紙主体を長手方向に等分に区画する折目を筋押し手段によって形成した、絵はがき。
2. 厚紙主体を、実物の屏風を縮小した大きさにした、請求項１記載の絵はがき。

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