JP2000247324A - 樹脂製成形品の製造装置 - Google Patents

樹脂製成形品の製造装置

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JP2000247324A
JP2000247324A JP11051403A JP5140399A JP2000247324A JP 2000247324 A JP2000247324 A JP 2000247324A JP 11051403 A JP11051403 A JP 11051403A JP 5140399 A JP5140399 A JP 5140399A JP 2000247324 A JP2000247324 A JP 2000247324A
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JP
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stripper
electromagnetic wave
resin molded
cavity
molded product
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JP11051403A
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Katsumi Kameda
田 克 巳 亀
Masahiro Yoshikawa
川 正 浩 吉
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インサート物にしわが生じたり破断すること
のない樹脂製成形品の製造装置を提供する。 【解決手段】 樹脂製成形品の製造装置は、雄型3と、
雄型3との間でキャビティ7を形成する雌型2とを備え
ている。キャビティ7内に電磁波シールド繊維11が配
置される。雄型3と雌型2の間に、電磁波シールド繊維
11を雄型3との間で挟持するストリッパ8が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製成形品の製
造装置に係り、とりわけ内部にインサート物を有する樹
脂製成形品の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より内部にインサート物を有する樹
脂製成形品が知られている。またこのような樹脂製成形
品は、成形品の形状に対応したインサート物を成形金型
内に予め配置し、その後成形金型内に射出樹脂を射出す
ることにより得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにインサー
ト物を有する樹脂製成形品を製造する際、成形品の形状
に対応したインサート物を予め成形金型内に配置する必
要がある。しかしながら、この場合、成形金型内の所定
位置にインサート物を配置しなければならず、成形作業
の自由度に制限が設けられているのが実情である。
【0004】またインサート物が樹脂製成形品の端部で
破断したり、しわがよったりすることがある。
【0005】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、成形作業の自由度を大きく改善することが
でき、かつインサート物が樹脂製成形品の端部で破断し
たりしわが寄ったりすることがない樹脂製成形品の製造
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂製成形品
を製造するための樹脂製成形品の製造装置において、雄
型と、雄型との間で、軟質性メッシュ状物が配置される
キャビティを形成する雌型と、雄型と雌型との間に設け
られ、雄型との間でキャビティ外周に位置する軟質性メ
ッシュ状物の外周部を挟持するストリッパとを備えたこ
とを特徴とする樹脂製成形品の製造装置である。
【0007】本発明によれば、雄型とストリッパとの間
で軟質性メッシュ状物が挟持されるので、軟質性メッシ
ュ状物を雄型に確実に密着させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0009】図1乃至図4は、本発明による樹脂製成形
品の製造装置を示す図である。
【0010】まず図3(a)(b)により樹脂製成形品
10について説明する。図3(a)(b)に示すよう
に、樹脂製成形品10は射出樹脂12と、この射出樹脂
12の一側に配置された軟質性の電磁波シールド繊維
(メッシュ状物)11とを備えている。このうち電磁波
シールド繊維11は、インサート物として電磁波を遮へ
いするものであり、具体的には図4(a)(b)に示す
ように多数の線状体15からなるメッシュ状の多孔性繊
維からなっている。
【0011】また各線状体15は合成樹脂、例えばポリ
エステル製の芯材15aと、この芯材15aの外面を覆
う金属層15bとからなっており、金属層15bは銅ま
たはニッケルを芯材15aの外面に無電解メッキするこ
とにより形成される。なお、線状体15をガラス製芯材
15aと、このガラス性芯材15aの外面を覆う金属層
15bとから構成してもよく、また線状体15を金属芯
材のみから構成しても良い。
【0012】電磁波シールド繊維11の線径はφ50ミ
クロン、密度は100メッシュ/インチとなっている。
【0013】また射出樹脂12としては汎用の熱可型性
樹脂を用いることができるが、例えばPC、HIPS、
PS、PP、PE、ABS、PVC、ナイロン等を用い
ることができる。
【0014】更に透明性をもった射出樹脂12を用い、
かつ電磁波シールド繊維11が所望の光透過率を有する
ことにより、電磁波シールド特性に優れ、かつ全体とし
て透明性を有する樹脂製成形品10を得ることができ
る。
【0015】次に樹脂製成形品の製造装置について説明
する。
【0016】樹脂製成形品の製造装置は図1乃至図3に
示すように、雄型3と、雄型3との間でキャビティ7を
形成するとともにゲート2aを有する雌型2とを備え、
このキャビティ7内に電磁波シールド繊維11が配置さ
れる。
【0017】ここで図1(a)(b)は樹脂製成形品の
製造装置を示す図であり、図2は図1(b)の部分拡大
図である。図3(a)は射出後の製造装置を示す図であ
り、図3(b)は図3(a)部分拡大図である。
【0018】雄型3と雌型2との間にストリッパ8が設
けられ、このストリッパ8と雄型3との間でキャビティ
7外周に位置する電磁波シールド繊維11の外周部11
aが挟持されるようになっている。
【0019】さらにストリッパ8のキャビティ7側の端
縁に、雄型3との間で電磁波シールド繊維11をカット
する切断部8aが設けられている。なお、本発明による
製造装置の型締能力は300tとなっている。
【0020】次に樹脂製成形品の製造方法について説明
する。まず雌型2と雄型3とを開とした状態で、200
mm巾の電磁波シールド繊維11が巻出ロール5から巻
出されて、雌型2と雄型3との間のキャビティ7内に配
置される(図1(a)。
【0021】このとき、ストリッパ8は雄型3から約1
0mm離れており、電磁波シールド繊維11は雄型3と
ストリッパ8との間を通ってキャビティ7内へ送られ
る。同時に電磁波シールド繊維11は、巻出ロール5と
巻取ロール6との間で張力をかけた状態で保持されてい
る。
【0022】次に図1(b)に示すように、雄型3に対
してストリッパ8が接近し、雄型3とストリッパ8との
間で電磁波シールド繊維11が挟持される。
【0023】このとき、雄型3と雌型2との間のキャビ
ティ7内に配置された電磁波シールド繊維11は軟質性
となっており、かつ巻出ロール5と巻取ロール6との間
で張力がかけられているので、電磁波シールド繊維11
は雄型3の表面形状にしわが寄ることなく追従して変形
するとともに雄型3の表面に密着する。このようにし
て、雄型3の表面上の所定位置に、所望の形状に変形し
た電磁波シールド繊維11を配置することができる。
【0024】この場合、キャビティ7の外周に位置する
電磁波シールド繊維11の外周部11aが雄型3とスト
リッパ8とによって挟持される。このようにキャビティ
7の外周に位置する電磁波シールド繊維11の外周部1
1aを雄型3とストリッパ8とによって挟持する際、同
時にストリッパ8の切断部8aによってキャビティ7の
周縁に対応する電磁波シールド繊維11の外縁11bが
切断される(図2)。次に雄型3と雌型2とが型締めさ
れ、雌型2のゲート2aから射出樹脂12がキャビティ
7内に射出され、電磁波シールド繊維11上に射出樹脂
12が密着する(図3(a)(b))。
【0025】この場合、電磁波シールド繊維11は多孔
性を有するため、その表面に適度な凹凸を有している。
このため電磁波シールド繊維11の凹凸部分に射出樹脂
12が入り込むことによって、電磁波シールド繊維11
と射出樹脂12との密着性を向上させることができる。
【0026】このようにして成形金型1のキャビティ7
内で樹脂製成形品(150×100×20mm)10が
得られる。次にストリッパ8および雌型2が雄型3から
離れる。この場合、樹脂製成形品10がストリッパ8に
より押出され、キャビティ7内から樹脂製成形品10が
取出される。その後、電磁波シールド繊維11の打抜き
かすが巻取ロール6によって巻取られる。
【0027】このように本実施の形態によれば、電磁波
シールド特性を有する樹脂製成形品10を容易かつ簡単
に製造することができる。また電磁波シールド繊維11
がストリッパ8により雄型3上に確実に密着するので、
電磁波シールド繊維11と雄型3との間に隙間が形成さ
れて電磁波シールド繊維11にしわが生じたり、電磁波
シールド繊維11が破断したりすることはない。
【0028】なお、上記実施の形態において、樹脂製成
形品10のメッシュ状物として電磁波シールド繊維11
を用いた例について説明したが、これに限らず電磁波シ
ールド繊維11の代わりに合成樹脂製不織布を用いても
よく、また多数の孔を有する合成樹脂製フィルムを用い
てもよい。
【0029】また雄型3と雌型2との型締め時に、電磁
波シールド繊維11の外縁11bを切断部8aにより切
断した例を説明したが、樹脂製成形品10を作製した後
で電磁波シールド繊維の外縁11bを切断してもよい。
【0030】次に図5(a)(b)および図6(a)
(b)により本発明の変形例について説明する。
【0031】電磁波シールド繊維11を巻出ロール5か
ら巻出して巻取ロール6により巻取る代わりに、図5
(a)(b)に示すように枚葉型の電磁波シールド繊維
11を雄型3の表面に配置してもよい。ここで図5
(a)は雄型3およびストリッパ8を示す正面図であ
り、図5(b)はその側面図である。この場合は図5
(a)(b)に示すように、雄型3の表面に配置された
電磁波シールド繊維11が雄型3の上部および下部に設
けられた棒磁石9により押え付けられる(図5
(a))。
【0032】棒磁石9は電磁波シールド繊維11を緩く
押え付けるので、雄型3に対してストリッパ8が接近し
た場合、雄型3表面上で電磁波シールド繊維11が摺動
する。このとき電磁波シールド繊維11は内側部に比べ
て外側部が樹脂製成形品10の形状に合わせて引張られ
るため、ある程度の張力をもつ。
【0033】また図6(a)(b)および図7に示すよ
うに、樹脂製成形品10が例えば4つのコーナ部10a
を有している場合(図7)、ストリッパ8の雄型3側の
面であってコーナ部10aに対応する部分に電磁波シー
ルド繊維11を収納する収納空間8bを設けてもよい
(図6(a)(b))。
【0034】図6(a)(b)に示すように、樹脂製成
形品10がコーナ部10aを有する場合、このコーナ部
10a近傍において電磁波シールド繊維11が重なり合
って破断したりすることも考えられる。この場合、スト
リッパ8に収納空間8bを設けることにより、電磁波シ
ールド繊維11の重なり合う部分を収納空間8bにより
収納することができ、電磁波シールド繊維11の破断を
未然に防止することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軟質性メ
ッシュ状物を確実に雄型に密着させることができる。こ
のため雄型と軟質性メッシュ状物との間に隙間を形成す
ることはなく、これによりメッシュ状物にしわが生じた
り破断したりすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による樹脂製成形品の製造装置を示す断
面図。
【図2】本発明による樹脂製成形品の製造装置の部分拡
大断面図。
【図3】本発明による樹脂製成形品の製造装置において
射出樹脂が射出された状態を示す概略図。
【図4】電磁波シールド繊維を示す図。
【図5】本発明による樹脂製成形品の製造装置の変形例
を示す図。
【図6】本発明による樹脂製成形品の製造装置の変形例
を示す図。
【図7】コーナ部を有する樹脂製成形品を示す図。
【符号の説明】
2 雌型 3 雄型 7 キャビティ 8 ストリッパ 8a 切断部 9 棒磁石 10 樹脂製成形品 11 電磁波シールド繊維 11a 外周部 11b 外縁 12 射出樹脂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製成形品を製造するための樹脂製成形
    品の製造装置において、 雄型と、 雄型との間で、軟質性メッシュ状物が配置されるキャビ
    ティを形成する雌型と、 雄型と雌型との間に設けられ、雄型との間でキャビティ
    外周に位置する軟質性メッシュ状物の外周部を挟持する
    ストリッパとを備えたことを特徴とする樹脂製成形品の
    製造装置。
  2. 【請求項2】ストリッパのキャビティ側の端縁に、雄型
    との間で軟質性メッシュ状物をカットする切断部を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の樹脂製成形品の製造
    装置。
  3. 【請求項3】樹脂製成形品はコーナ部を有し、 ストリッパの雄型側の面であって樹脂製成形品のコーナ
    部に対応する部分に、軟質性メッシュ状物を収納する収
    納空間を設けたことを特徴とする請求項1記載の樹脂製
    成形品の製造装置。
JP11051403A 1998-04-08 1999-02-26 樹脂製成形品の製造装置 Withdrawn JP2000247324A (ja)

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US09/285,726 US6291369B1 (en) 1998-04-08 1999-04-05 Resin molding
DE1999621531 DE69921531T2 (de) 1998-04-08 1999-04-07 Kunststoff-Formteil, Verfahren zu seiner Herstellung, Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens und Behälter
TW88105539A TW404921B (en) 1998-04-08 1999-04-07 Formed article of resin, its manufacture method, its manufacture device, and the housing
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