JP2000246082A - 混合攪拌装置 - Google Patents

混合攪拌装置

Info

Publication number
JP2000246082A
JP2000246082A JP11101612A JP10161299A JP2000246082A JP 2000246082 A JP2000246082 A JP 2000246082A JP 11101612 A JP11101612 A JP 11101612A JP 10161299 A JP10161299 A JP 10161299A JP 2000246082 A JP2000246082 A JP 2000246082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container holder
rotation
arm
container
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11101612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4291913B2 (ja
Inventor
Akihisa Kimura
明久 木村
Isao Morooka
功 師岡
Hiroyuki Sato
洋行 佐藤
Yoichi Oba
洋一 大場
Sandai Iwasa
山大 岩佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Research Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Research Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Research Laboratory Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Research Laboratory Co Ltd
Priority to JP10161299A priority Critical patent/JP4291913B2/ja
Publication of JP2000246082A publication Critical patent/JP2000246082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4291913B2 publication Critical patent/JP4291913B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 粉体と液体又は複数の液体、あるいは比重差
によって内容物が沈降している液状混合物等の被処理物
を均一に混練又は攪拌混合したり、液体中の気泡を除去
したりする際に、潤滑油等の異物が容器ホルダや攪拌槽
内面へ飛散することを防止して攪拌槽の内部をきれいに
保つことができるようにする。 【解決手段】 容器11を収容固定する複数の容器ホル
ダ4と、容器ホルダを軸支し回転に伴って容器ホルダを
公転させるアーム5と、アームを回転させると共に容器
ホルダを公転及び自転させる遊星歯車駆動機構6とを備
え、アームの下側に該遊星歯車駆動機構のすべての歯車
61,66,68とモータ8,38,39を配置して潤
滑油等の異物が容器ホルダ及び攬拌槽内面9aに飛散し
ないように構成すると共に、遊星歯車61の自転に伴っ
て回転駆動される軸63と、容器ホルダの自転軸4cと
を自在継手20を用いて連結した構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、混合攪拌装置に係
り、特に粉体と液体又は複数の液体、あるいは比重差に
よって内容物が沈降している液状混合物等の被処理物を
均一に混練又は攪拌混合したり、液体中の気泡を除去し
たりするために、被処理物を容器に入れ該容器を容器ホ
ルダに固定した上で比較的高速で公転及び自転させる方
式を用い、かつ該容器ホルダを公転させるアームの下側
に遊星歯車駆動機構の歯車やモータ等を配置すること
で、運転中の潤滑油等の異物の容器ホルダや攪拌槽内面
への飛散を防止して内部をきれいに保つことができるよ
うにし、更に遊星歯車と容器ホルダの自転軸とを自在継
手を用いて連結して、容器ホルダの自転速度を周期的に
変化させて不等速自転による加速度が与えられるように
し、しかもこの加速度をも必要に応じて可変とした、極
めて混合攪拌能力の優れた混合攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液状流動性物質の攪拌混合には、
容器内に回転翼あるいは上下振動翼などの攪拌翼を入れ
て混合攪拌する方法や、外部より超音波を与える方法、
そして容器自身を振倒する方法等が一般的であった。
【0003】また最近では、被処理物を容器に入れ、そ
の容器を公転させながら自転させる混合攪拌装置(以
下、自・公転混合攪拌装置と略称する。)が提案され
(例えば特開昭61−290946号)、攪拌翼を用い
なくとも効率良く液状流動性物質の攪拌混合・脱泡を行
うことができるものが提供されている。
【0004】この自・公転混合攪拌装置は、攪拌翼を用
いないので、攪拌翼の出入れに伴う異物の混入を防ぐこ
とができ、特にエレクトロニクス関連で使用される高純
度厚膜ペースト(銀ペースト、銅ペースト、カーボンペ
ースト、誘電体ペーストなど)などの製造やそれらペー
ストの使用前処理用として最適な混合、攪拌、そして脱
泡等を行う混合攪拌装置として注目されている。
【0005】そして従来の自・公転混合攪拌装置におい
ては、自転運動と公転運動をどのように行うかについて
いくつかの提案がなされている。例えば、特開昭61−
290946号では、遊星歯車を使用して静止軸を中心
として容器ホルダが公転しながら自転するような構造と
なっており、バランス(釣合せ重量)は固定である。
【0006】この方法では、同一容器でも液状流動性物
質の比重が異なると、重量が大幅に変化して、容器内の
重量の変動に耐えないので、種々の液状流動性物質を混
合攪拌することができず汎用性に劣る。また微妙なバラ
ンス調整が取れないので、公転速度を数100rpm以
上の回転速度に上げることが困難であるという欠点を有
していた。また容器の自転を遊星歯車で駆動しており、
しかも歯車が斜めに配置されているので、歯車に給油さ
れたグリース類が遠心力で上部に飛び散って攪拌槽内面
や環境を汚染する問題があった。
【0007】また特開昭63−291635号では、ベ
ルト駆動で主軸を回転させ、該主軸の回転をベルトで容
器に伝える構造を有し、油の飛び散りは防止できる。し
かし回転のバランスを全く取ることがない構造となって
おり、30〜120rpm程度の公転回転数で動くよう
にしか設計されていない。当然のことながら、公転回転
数をこれ以上上げると、バランスウェイトがないため、
大きな振動を起こし装置が破壊するおそれがあった。
【0008】特開平6−71110号では、自転と公転
とを別々のモータで行わせ、公転軸から歯車でバランス
用回転体を接続した構造となっている。この方法では比
較的バランスが取りやすく高速公転が可能と推定される
が、動力の伝達がすべて歯車であることに加え、容器よ
り上部にこれらの歯車が配置されるので、歯車からの潤
滑油等の飛散が不可避であるという欠点があった。
【0009】そして従来の混合攪拌装置では、基本的に
容器の自転速度が一定となるように設計されており、該
自転速度に周期的な変化を与えて不等速自転による加速
度が与えられるようにすれば、コリオリの加速度に更に
別の加速度が加わるので、より効率よく混合攪拌を行う
ことができるにもかかわらず、このような装置は一般に
提供されていなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、攪拌槽内で被処理物を収容した容
器を公転させながら自転させて被処理物を均等な混合状
態にまで攪拌する混合攪拌装置において、容器を収容固
定する複数の容器ホルダと、該容器ホルダを軸支し回転
に伴って該容器ホルダを公転させるアームと、該アーム
を回転させると共に容器ホルダを公転及び自転させる駆
動機構とを備え、アームの下側にすべての駆動機構を配
置することによって、重心を下げて高速で安定な運転を
可能にすると共に潤滑油等の異物が容器ホルダ及び攪拌
槽内面に飛散しないようにすることであり、またこれに
よって容器ホルダ及び攪拌槽の内部をきれいに保つこと
ができるようにすると共に、被処理物に異物が混入しな
いようにすることである。
【0011】また他の目的は、上記構成においてアーム
を回転させると共に容器ホルダを公転及び自転させる遊
星歯車駆動機構を備え、遊星歯車の自転に伴って回転駆
動される軸と、容器ホルダの自転軸とを自在継手を用い
て連結することによって、容器ホルダの自転軸がアーム
の回転軸に対して傾斜した状態でも容器ホルダが自転で
きるようにすることであり、またこれによって装置の簡
易化及び小型、軽量化を図ることである。
【0012】更に他の目的は、上記構成により容器ホル
ダの自転速度を周期的に変化させて不等速自転による加
速度が与えられるようにすることによって、コリオリの
加速度に加えて不等速自転による加速度を用いてより効
率よく被処理物を混合攪拌又は脱泡できるようにするこ
とである。
【0013】また他の目的は、上記構成により自在継手
の取付け角度を調整可能にして容器ホルダの不等速自転
による加速度の大きさを可変とすることによって、混合
し易い被処理物の場合には加速度を小さくし、混合しに
くい被処理物の場合には加速度を大きくできるようにす
る等、被処理物の性質に合わせて最適な混合、攪拌条件
が得られるようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、攪拌槽内で被処理物を収容した容器を公転させ
ながら自転させて被処理物を均等な混合状態にまで攪拌
する混合攪拌装置において、容器を収容固定する複数の
容器ホルダと、該容器ホルダを軸支し回転に伴って該容
器ホルダを公転させるアームと、該アームを回転させる
と共に容器ホルダを公転及び自転させる駆動機構とを備
え、アームの下側にすべての駆動機構を配置して潤滑油
等の異物が容器ホルダ及び攪拌槽内面に飛散しないよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0015】また本発明(請求項2)は、被処理物を収
容した容器を遊星歯車駆動機構によって公転させながら
自転させて被処理物を均等な混合状態にまで攪拌する混
合攪拌装置において、容器を収容固定する複数の容器ホ
ルダと、該容器ホルダを軸支し回転に伴って該容器ホル
ダを公転させるアームとを備え、該アームの下側に遊星
歯車駆動機構のすべての歯車とモータを配置して潤滑油
等の異物が容器ホルダ及び攪拌槽内面に飛散しないよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0016】また本発明(請求項3)は、攪拌槽内で被
処理物を収容した容器を公転させながら自転させて被処
理物を均等な混合状態にまで攪拌する混合攪拌装置にお
いて、容器を収容固定する複数の容器ホルダと、該容器
ホルダを軸支し回転に伴って該容器ホルダを公転させる
アームと、該アームを回転させると共に容器ホルダを公
転及び自転させる遊星歯車駆動機構とを備え、アームの
下側に該遊星歯車駆動機構のすべての歯車とモータを配
置して潤滑油等の異物が容器ホルダ及び攪拌槽内面に飛
散しないように構成すると共に、遊星歯車の自転に伴っ
て回転駆動される軸と、容器ホルダの自転軸とを自在継
手を用いて連結したことを特徴とするものである。
【0017】また本発明(請求項4)は、攪拌槽内で被
処理物を収容した容器を公転させながら自転させて被処
理物を均等な混合状態にまで攪拌する混合攪拌装置にお
いて、容器を収容固定する複数の容器ホルダと、該容器
ホルダを軸支し回転に伴って該容器ホルダを公転させる
アームと、該アームを回転させると共に容器ホルダを公
転及び自転させる遊星歯車駆動機構とを備え、アームの
下側に該遊星歯車駆動機構のすべての歯車とモータを配
置して潤滑油等の異物が容器ホルダ及び攪拌槽内面に飛
散しないように構成すると共に、遊星歯車の自転に伴っ
て回転駆動される軸と、容器ホルダの自転軸とを複数の
自在継手を夫々直列に用いて連結し、容器ホルダの自転
速度を周期的に変化させて不等速自転による加速度が与
えられるように構成したことを特徴とするものである。
【0018】また本発明(請求項5)は、攪拌槽内で被
処理物を収容した容器を公転させながら自転させて被処
理物を均等な混合状態にまで攪拌する混合攪拌装置にお
いて、容器を収容固定する複数の容器ホルダと、該容器
ホルダを軸支し回転に伴って該容器ホルダを公転させる
アームと、該アームを回転させると共に容器ホルダを公
転及び自転させる遊星歯車駆動機構とを備え、アームの
下側に該遊星歯車駆動機構のすべての歯車とモータを配
置して潤滑油等の異物が容器ホルダ及び攪拌槽内面に飛
散しないように構成すると共に、遊星歯車の自転に伴っ
て巻掛け伝動部材を介して回転駆動される軸と、容器ホ
ルダの自転軸とを複数の自在継手を直列に用いて連結
し、かつ該自在継手の取付け角度を調整可能にして容器
ホルダの自転速度を周期的に変化させて不等速自転によ
る加速度が与えられかつ該加速度の大きさを可変に構成
したことを特徴とするものである。
【0019】また本発明(請求項6)は、攪拌槽内で被
処理物を収容した容器を公転させながら自転させて被処
理物を均等な混合状態にまで攪拌する混合攪拌装置にお
いて、容器を収容固定する複数の容器ホルダと、該容器
ホルダを軸支し回転に伴って該容器ホルダを公転させる
アームと、該アームを回転させると共に容器ホルダを公
転及び自転させる遊星歯車駆動機構とを備え、アームの
下側に該遊星歯車駆動機構のすべての歯車とモータを配
置して潤滑油等の異物が容器ホルダ及び攪拌槽内面に飛
散しないように構成すると共に、遊星歯車の自転に伴っ
て回転駆動される軸と、容器ホルダの自転軸とをかさ歯
車と複数の自在継手を直列に用いて連結し、かつ該自在
継手の取付け角度を調整可能にして容器ホルダの自転速
度を周期的に変化させて不等速自転による加速度が与え
られかつ該加速度の大きさを可変に構成したことを特徴
とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。本発明の第1実施例に係る混合攪拌装
置1は、図1から図5において、本体2と、操作盤3
と、容器ホルダ4と、アーム5と、駆動機構の一例たる
遊星歯車駆動機構6と、モータ8とを備えている。
【0021】本体2は、混合攪拌装置1の筐体であっ
て、例えば板金加工製である。該本体2内に攪拌槽9
と、容器ホルダ4と、アーム4と、遊星歯車駆動機構6
と、モータ8等が収納されている。
【0022】本体2の上面2aには、被処理物10を入
れた容器11を攪拌槽9内の容器ホルダ4に取付け又は
取外しするための開口部2bが円形に形成されており、
該開口部2bの直径は、攪拌槽9の内径よりもやや小さ
くなっている。開口部2bを円形としたのは、混合攪拌
装置1の停止時に容器ホルダ4がいかなる位置に停止し
ていても、容器11の取付け及び取外しを容易に行うこ
とができるようにするためである。
【0023】本体2には、混合攪拌装置1の運転時に安
全のため開口部2bを覆うカバー12が、例えば3個の
蝶番13を介して取り付けられている。該カバー12の
上面12aには把手12bが取り付けられ、下面12c
にはカバー12が閉じていることを検知して混合攪拌装
置1を運転可能な状態に切り替えるセンサ2cのため
の、例えば2個のドグ12dと、混合攪拌装置1の運転
時にカバー12が不用意に開くことを防止するためのフ
ック12eとが取り付けられている。
【0024】本体2の上面2aにはドグ12dを検知す
るセンサ2cが該ドグ12dと同数だけ配設され、また
カバー12のフック12eが貫通する穴2dが形成され
ている。
【0025】操作盤3は、混合攪拌装置1の操作に必要
なスイッチや表示器等を整列状態で配設したものであっ
て、本体2に取り付けられている。スイッチ類としては
電源スイッチ3aと、スタートボタン3bと、ストップ
ボタン3cと、回転数設定ダイヤル3dと、運転時間設
定用のタイマと3e、非常停止ボタン3fとが配設さ
れ、表示器類としては運転ランプ3gと、回転異常ラン
プ3hと、バランス異常ランプ3iと、回転数表示器3
jとが夫々配設されている。
【0026】容器ホルダ4は、容器11を収容固定する
ためのものであって、図2、図3及び図5に示すよう
に、容器11がちょうど収まる程度の内径を持った筒部
4aの下面4bに自転軸4cを取り付け、筒部4aの側
面4dに蝶番4eを介して容器11を押さえるための押
え金具4fを取り付け、蝶番4eの反対側の側面4dに
押え金具4fを固定するための固定金具4gを取り付け
て構成されており、アーム5には、例えば2個の容器ホ
ルダ4が軸支されている。
【0027】容器11は、被処理物10を収容するため
のものであって、図2及び図5に示すように、外筒11
a内の内容器11bに被処理物10を密封してから外筒
11aに蓋11cを被せ、この状態で容器ホルダに取り
付ける構造になっている。また容器11の外筒11aに
は、足11dが例えば4本形成されており、容器11を
容器ホルダに取り付けるときに該足11dを容器ホルダ
4の穴4iに差し込むようにしておくことによって、容
器11の空回りを防止できるようになっている。
【0028】アーム5は、容器ホルダ4を軸支し、回転
に伴って該容器ホルダ4を公転させるためのものであっ
て、軽量で慣性モーメントの小さな例えばアルミニウム
製である。アーム5の長手方向の中央の下面5aには軸
5bが、ねじ5cによって固定されており、また軸5b
から等距離の例えば2箇所には軸受取付け穴5dが形成
され、遊星歯車61を軸支するための軸受62が夫々例
えば2個ずつ取り付けられている。
【0029】軸受取付け穴5dは、カバー5eによって
覆われ、軸受62が露出しないようになっている。これ
は軸受62への異物の付着を防止すると共に該軸受62
からのグリースの飛散を防止するためである。
【0030】アーム5の両方の端部5fには、同じ形状
のブラケット5gが、夫々例えば1つずつねじ5hによ
って固定されている。ブラケット5gには、アーム5の
上側に位置しアーム5から、例えば40度傾斜した斜板
5iが固定され、またアーム5の下側に位置しアーム5
と平行な水平板5jがねじ5mにより固定されている。
【0031】斜板5iには、容器ホルダ4の自転軸4c
を軸支する軸ケース15が固定され、該軸ケース15内
には、軸受16が組み込まれている。容器ホルダ4の自
転軸4cは、軸受16に組み込まれてナット4hによっ
て固定されているので、容器ホルダ4は垂直状態から4
0度傾斜した状態でアーム5に軸支された状態となって
いる。
【0032】水平板5jには、軸63を垂直に軸支する
軸ケース18が固定され、該軸ケース18内には軸受1
9が組み込まれている。軸63は、軸受19に組み込ま
れて垂直に軸支されている。また軸63には、遊星歯車
61の軸61aからの回転を巻掛け伝動部材64を介し
て伝えるためのプーリ63aが取り付けられている。
【0033】遊星歯車61の自転に伴って回転駆動され
る軸63と、容器ホルダ4の自転軸4cとは、例えば2
つの自在継手20を夫々直列に用いて連結されている。
これは、自在継手の特性として、図6に示すように、角
度α1と角度α2とを等しくすれば軸63の角速度ω1
と容器ホルダ4の自転軸4cの角速度ω2とが等しくな
るからであり、また故意に角度α1と角度α2とを異な
る大きさにすれば、図7に示すように、容器ホルダ4の
自転速度を周期的に変化させて不等速自転による加速度
を与えることができるからである。角度α1及び角度α
2の調整は、ナット20a及び20bを弛めて、自在継
手20全体を夫々の軸に対して摺動させて行うように構
成されている。
【0034】アーム5の軸5bは、軸ケース21内の軸
受22にナット23により固定されて、垂直に支持され
ており、また該軸5bには、図2及び図5に示すよう
に、ドグ板24が取り付けられており、センサ25によ
りアーム5の回転数が測定でき、該回転数が回転数表示
器3jに表示されるようになっている。
【0035】遊星歯車駆動機構6は、アーム5を回転さ
せると共に容器ホルダ4を公転及び自転させるためのも
のであって、図2及び図3に示すように、アーム5と同
軸になるように軸ケース21にねじ65により固定され
た太陽歯車66と、アーム5の回転によって太陽歯車6
6のまわりをかみ合い接触しながら公転する遊星歯車6
1とで構成されている。軸ケース21は、ベース26に
固定され、該ベース26は、本体2に固定されている。
【0036】遊星歯車61の軸61aは、アーム5の軸
受62に軸支されており、また軸61aにはプーリ61
bがねじ61cにより取り付けられ、該プーリ61bと
軸63のプーリ63aとは巻掛け伝動部材64によって
回転が伝達されるようになっている。遊星歯車61の材
質には、例えばエンジニアリングプラスチックを用いて
おり、これは潤滑剤であるグリース等の塗布を不要にし
て、攪拌槽9内の汚染を防止するためである。
【0037】モータ8は、アーム5を回転させるための
ものであって、ベース26に固定されており、モータ軸
8aに取り付けられたプーリ8bから巻掛け伝動部材2
8を介して、アーム5の軸5bに取り付けられたプーリ
5kに動力を伝えるようになっている。
【0038】遊星歯車駆動機構6のすべての歯車61及
び66とモータ8は、図2に示すように、アーム5の下
側に配置されており、潤滑油等の異物が容器ホルダ4及
び攪拌槽9の内面9aに飛散せず、また重心が低く安定
した運転が可能となっている。
【0039】混合攪拌装置1において、アーム5の回転
数と、容器ホルダ4の自転/公転の比を決定するにあた
り、液状エポキシ樹脂100gに銅粉200g(いずれ
も図示せず)を混合する試験を行い、目視により混合状
態を判定した結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1において、×は容器11の底に銅粉が
未分散の粉末状態で残っていることを示し、△は未分散
銅粉はないものの均一性がないことを示し、○は均一分
散していることを示している。
【0042】この実験結果より、アーム5の回転数は5
00rpm以上必要であり、また容器ホルダ4の自転/
公転の比は、1/5から1/2の範囲とすることが好ま
しいことが判明したので、混合攪拌装置1においては、
アーム5の回転数は600〜700rpmを常用域にす
ると共に、容器ホルダ4の自転速度と公転速度との比
は、1/5から1/2の範囲となるようにしている。
【0043】本発明の第2実施例に係る混合攪拌装置3
2は、図8において、容器ホルダ4と、アーム35と、
駆動機構の一例たる遊星歯車駆動機構36と、モータ3
8及び39とを備え、遊星歯車61の自転に伴って回転
駆動される軸63と、容器ホルダ4の自転軸4cとをか
さ歯車29aと複数の自在継手20を直列に用いて連結
している。
【0044】かさ歯車29aは、ベベルギヤボックス2
9に内蔵されており、該ベベルギヤボックス29によっ
て原動軸29bの回転は90度方向が異なる従動軸29
cに伝えられ、更に該従動軸29cに連結された容器ホ
ルダ4の自転軸4cへ回転が伝達されるようになってい
る。
【0045】アーム35の両方の端部35fは、例えば
40度上側に傾斜した形状になっており、この斜面部3
5iの上側に容器ホルダ4が軸支され、下側にベベルギ
ヤボックス29が取り付けられている。
【0046】アーム35の下側には、コラム35cを挾
むように水平板35jが取り付けられており、該水平板
35jの下側に例えば容器ホルダ4の数に対応した2つ
の遊星歯車61と、2つの軸63が軸支されている。
【0047】遊星歯車61の回転は、軸61aに取り付
けられたプーリ61bから巻掛け伝動部材64を介して
軸63のプーリ63aへ伝わるようになっており、該軸
63は例えば2つの直列な自在継手20によってベベル
ギヤボックス29の原動軸29bへ連結されている。自
在継手20の角度調整等は、第1実施例と同様である。
【0048】コラム35cの延長上には軸35bが取り
付けられており、該軸35bは太陽歯車68が取り付け
られている軸69の同軸心上に配設され、太陽歯車68
と軸69を貫通して軸ケース70によって軸支されてい
る。軸35bにはプーリ35kが取り付けられ、モータ
38のプーリ38aから巻掛け伝動部材71を介して回
転が伝わるようになっている。
【0049】軸69は、ベース72に取り付けられた軸
受73によって軸支され、アーム35の軸35bの回転
とは無関係にに回動自在となっている。また軸69に
は、太陽歯車68とプーリ69aが取り付けられてお
り、太陽歯車68は遊星歯車61と噛合し、プーリ69
aとモータ39のプーリ39aには巻掛け伝動部材74
が巻き掛けられ、容器ホルダ4の自転回転数をモータ3
9によって制御することが可能となっている。
【0050】本実施例においても、遊星歯車駆動機構3
6のすべての歯車61及び68とモータ38及び39は
アーム35の下側に配置されている。図示していないそ
の他の部分は第1実施例と同様である。
【0051】本発明の第3実施例に係る混合攪拌装置3
3では、図9に示すように、第2実施例で用いている水
平板35jは用いず、アーム35の下面35aに容器ホ
ルダ4の数に対応した例えば2個のベベルギヤボックス
40を取り付け、該ベベルギヤボックス40の原動軸4
0bに遊星歯車61を取り付け、水平に配置されている
従動軸40cにカップリング41を介して軸受箱42で
軸支される軸43を連結し、該軸43とベベルギヤボッ
クス29の原動軸29bとを、例えば2個を直列にした
自在継手20によって連結している。ベベルギヤボック
ス40には、かさ歯車40aが内蔵されている。
【0052】図9に図示した他の部分は、第2実施例と
同様であり、図示しない部分は第1実施例と同様である
ので、図示の同一部分には図面に同一の符号を付して、
その説明を省略する。
【0053】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。まず本発明の第1実施
例に係る混合撹拌装置1の作用について説明する。図
1、図4及び図5において、被処理物10を容器11に
入れ、該容器11を足11dが容器ホルダ4の穴4iに
入るように容器ホルダ4に取り付けて、押え金具4fと
固定金具4gによってしっかりと固定し、カバー12を
閉じる。
【0054】電源スイッチ3aを押した後スタートボタ
ン3bを押せば、カバー12が閉じた状態であることを
センサ2cが検知し、カバー12のフック12eがロッ
クされて運転が開始される。混合撹拌装置1の運転はタ
イマ3eにより設定した時間だけ運転が行われる。
【0055】運転が開始されると、モータ8が矢印A方
向に回転し、巻掛け伝動部材28によってその回転がア
ーム5の軸5bに伝わり、該アーム5が矢印B方向に回
転する。アーム5が回転することにより、容器ホルダ4
も矢印B方向に公転する。このとき遊星歯車61が太陽
歯車66のまわりをかみ合い接触しながら矢印C方向に
公転すると共に矢印D方向に自転し、この自転が巻掛け
伝動部材64を介して軸63に伝わり、該軸63を矢印
E方向に回転させる。軸63の回転は自在継手20を伝
わり、容器ホルダ4を矢印F方向に自転させるので、被
処理物10は、公転による公転半径方向の加速度(遠心
力)、公転と自転によるコリオリの加速度及び不等速自
転による加速度等を受けながら矢印G方向に混合され
る。
【0056】アーム5の公転の回転数は、センサ25に
より常に計測され、回転数表示器3jに表示されるの
で、該回転数表示器3jを見ながら回転数設定ダイヤル
3dを回して、常用回転数である600〜700rpm
に合わせる。
【0057】このときの自在継手20による容器ホルダ
4の回転角速度の変化について説明すると、図6におい
て、角度α1=α2であれば角速度ω1=ω2となり、
容器ホルダ4の回転速度は一定となる。この状態でも被
処理物10の混合攪拌は可能であるが、角度α1≠α2
とすることにより図7に示すような周期的な角速度変
化、即ち不等速自転による加速度を与えることができ、
これによって極めて効率的な混合攪拌が可能となる。被
処理物10の種類に応じて角度α1及びα2を調整する
ことにより、容器ホルダ4に生ずる不等速自転による加
速度の大きさを変えることができる。
【0058】次に本発明の第2実施例に係る混合撹拌装
置32の作用について説明する。図8において、モータ
38が回転すると、巻掛け伝動部材71によってその回
転がアーム35の軸35bに伝わり、該アーム35が回
転して容器ホルダ4が公転する。このとき遊星歯車61
が太陽歯車68のまわりをかみ合い接触しながら公転及
び自転し、この自転が巻掛け伝動部材64を介して軸6
3に伝わり、該軸63を回転させる。
【0059】軸63の回転は自在継手20を伝わり、ベ
ベルギヤボックス29によって回転方向が90度変換さ
れた後容器ホルダ4を自転させるので、被処理物10は
遠心力等を受けながら混合される。なお本実施例におい
ては、太陽歯車66が固定されている第1実施例とは異
なり、モータ39を回転させることにより、軸69と共
に太陽歯車68を回転させることができ、容器ホルダの
自転回転数を太陽歯車と遊星歯車の歯数比に依存せずに
制御することが可能である。
【0060】自在継手20がもたらす容器ホルダ4の自
転速度の変化については、第1実施例と同様であるの
で、ここでは省略する。
【0061】次に本発明の第3実施例に係る混合撹拌装
置33の作用について説明する。図9において、モータ
38が回転すると、巻掛け伝動部材71によってその回
転がアーム35の軸35bに伝わり、該アーム35が回
転して容器ホルダ4が公転する。このとき遊星歯車61
が太陽歯車68のまわりをかみ合い接触しながら公転及
び自転し、この自転がベベルギヤボックス40に伝わ
り、回転方向を90度変換された後軸43を回転させ
る。軸43の回転は自在継手20を伝わり、ベベルギヤ
ボックス29によって回転方向を再度90度変換された
後容器ホルダ4を自転させ、被処理物10は効率的に混
合される。
【0062】自在継手20がもたらす容器ホルダ4の自
転速度の変化については、第1実施例と同様であり、モ
ータ39による容器ホルダの自転回転数の制御について
は、第2実施例の同様であるので、ここでは省略する。
【0063】いずれの実施例においても、アーム5の下
側にすべての遊星歯車駆動機構6を配置し、遊星歯車6
1には潤滑が不要なエンジニアリングプラスチックを用
いているので、低重心による高速で安定な運転が可能で
あり、また潤滑油等の異物が容器ホルダ及び攪拌槽内面
に飛散することがなく、攪拌槽9の内面9aはきれいな
状態に保たれる。
【0064】
【発明の効果】本発明は、上記のように攪拌槽内で被処
理物を収容した容器を公転させながら自転させて被処理
物を均等な混合状態にまで攪拌する混合攪拌装置におい
て、容器を収容固定する複数の容器ホルダと、該容器ホ
ルダを軸支し回転に伴って該容器ホルダを公転させるア
ームと、該アームを回転させると共に容器ホルダを公転
及び自転させる駆動機構とを備え、アームの下側にすべ
ての駆動機構を配置したので、重心を下げて高速で安定
な運転を可能にし得ると共に潤滑油等の異物が容器ホル
ダ及び攪拌槽内面に飛散しないようにすることができ、
またこの結果容器ホルダ及び攪拌槽の内部をきれいに保
つことができると共に、被処理物に異物が混入しないよ
うにすることができる効果がある。
【0065】また上記構成においてアームを回転させる
と共に容器ホルダを公転及び自転させる遊星歯車駆動機
構を備え、遊星歯車の自転に伴って回転駆動される軸
と、容器ホルダの自転軸とを自在継手を用いて連結した
ので、容器ホルダの自転軸がアームの回転軸に対して傾
斜した状態でも容器ホルダが自転でき、またこの結果装
置の簡易化及び小型・軽量化を図ることができる効果が
ある。
【0066】更には、上記構成により容器ホルダの自転
速度を周期的に変化させて不等速自転による加速度が与
えられるため、公転及び自転のみで発生するコリオリの
加速度に加えて不等速自転による加速度を用いてより効
率よく被処理物を混合攪拌又は脱泡できるという効果が
ある。
【0067】また上記構成により自在継手の取付け角度
を調整可能にして容器ホルダの不等速自転による加速度
の大きさを可変にしたので、混合し易い被処理物の場合
には加速度を小さくし、混合しにくい被処理物の場合に
は加速度を大きくできるようにする等、被処理物の性質
に合わせて最適な混合・攪拌条件が得られるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図5は、本発明の第1実施例に係り、
図1は混合撹拌装置の斜視図でる。
【図2】アームと、容器ホルダと、遊星歯車駆動機構
と、モータの構造を示す部分縦断面側面図である。
【図3】アームと、容器ホルダと、遊星歯車駆動機構
と、モータの構造を示す部分破断斜視図である。
【図4】アームの回転に伴う遊星歯車の公転と容器ホル
ダの公転及び自転の状態を示す部分横断面平面図であ
る。
【図5】アームの回転に伴う遊星歯車の公転と容器ホル
ダの公転及び自転の状態、並びに被処理物が混合されて
いる状態を示す部分縦断面側面図である。
【図6】直列に連結された2つの自在継手の傾斜角を示
すスケルトン図である。
【図7】自在継手の傾斜角が異なる場合の理論計算に基
づく周期的な角速度比の変化と回転角との関係を示すグ
ラフである。
【図8】本発明の第2実施例に係る混合攪拌装置のアー
ムと、容器ホルダと、遊星歯車駆動機構と、モータの構
造を示す部分縦断面側面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る混合攪拌装置のアー
ムと、容器ホルダと、遊星歯車駆動機構と、モータの構
造を示す側面図である。
【符号の説明】
1 混合攪拌装置 4 容器ホルダ 4c 自転軸 5 アーム 6 駆動機構の一例たる遊星歯車駆動機構 8 モータ 9 攪拌槽 9a 内面 10 被処理物 11 容器 20 自在継手 29a かさ歯車 32 混合攪拌装置 33 混合攪拌装置 35 アーム 36 遊星歯車駆動機構 38 モータ 39 モータ 40a かさ歯車 61 歯車の一例たる遊星歯車 63 軸 64 巻掛け伝動部材 66 歯車の一例たる太陽歯車 68 歯車の一例たる太陽歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 洋行 東京都八王子市諏訪町251番地株式会社ア サヒ化学研究所内 (72)発明者 大場 洋一 東京都八王子市諏訪町251番地株式会社ア サヒ化学研究所内 (72)発明者 岩佐 山大 東京都八王子市諏訪町251番地株式会社ア サヒ化学研究所内 Fターム(参考) 3J027 FA19 FA21 FA36 FB40 GB05 GC15 GC22 GD04 GD08 GE01 GE18 GE25 GE29 4G035 AB38 AB46 4G036 AA26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 攪拌槽内で被処理物を収容した容器を公
    転させながら自転させて前記被処理物を均等な混合状態
    にまで攪拌する混合攪拌装置において、前記容器を収容
    固定する複数の容器ホルダと、該容器ホルダを軸支し回
    転に伴って該容器ホルダを公転させるアームと、該アー
    ムを回転させると共に前記容器ホルダを公転及び自転さ
    せる駆動機構とを備え、前記アームの下側にすべての前
    記駆動機構を配置して潤滑油等の異物が前記容器ホルダ
    及び前記攪拌槽内面に飛散しないように構成したことを
    特徴とする混合攪拌装置。
  2. 【請求項2】 被処理物を収容した容器を遊星歯車駆動
    機構によって公転させながら自転させて前記被処理物を
    均等な混合状態にまで攪拌する混合攪拌装置において、
    前記容器を収容固定する複数の容器ホルダと、該容器ホ
    ルダを軸支し回転に伴って該容器ホルダを公転させるア
    ームとを備え、該アームの下側に前記遊星歯車駆動機構
    のすべての歯車とモータを配置して潤滑油等の異物が前
    記容器ホルダ及び前記攪拌槽内面に飛散しないように構
    成したことを特徴とする混合攪拌装置。
  3. 【請求項3】 攪拌槽内で被処理物を収容した容器を公
    転させながら自転させて前記被処理物を均等な混合状態
    にまで攪拌する混合攪拌装置において、前記容器を収容
    固定する複数の容器ホルダと、該容器ホルダを軸支し回
    転に伴って該容器ホルダを公転させるアームと、該アー
    ムを回転させると共に前記容器ホルダを公転及び自転さ
    せる遊星歯車駆動機構とを備え、前記アームの下側に該
    遊星歯車駆動機構のすべての歯車とモータを配置して潤
    滑油等の異物が前記容器ホルダ及び前記攪拌槽内面に飛
    散しないように構成すると共に、遊星歯車の自転に伴っ
    て回転駆動される軸と、前記容器ホルダの自転軸とを自
    在継手を用いて連結したことを特徴とする混合攪拌装
    置。
  4. 【請求項4】 攪拌槽内で被処理物を収容した容器を公
    転させながら自転させて前記被処理物を均等な混合状態
    にまで攪拌する混合攪拌装置において、前記容器を収容
    固定する複数の容器ホルダと、該容器ホルダを軸支し回
    転に伴って該容器ホルダを公転させるアームと、該アー
    ムを回転させると共に前記容器ホルダを公転及び自転さ
    せる遊星歯車駆動機構とを備え、前記アームの下側に該
    遊星歯車駆動機構のすべての歯車とモータを配置して潤
    滑油等の異物が前記容器ホルダ及び前記攪拌槽内面に飛
    散しないように構成すると共に、遊星歯車の自転に伴っ
    て回転駆動される軸と、前記容器ホルダの自転軸とを複
    数の自在継手を夫々直列に用いて連結し、前記容器ホル
    ダの自転速度を周期的に変化させて不等速自転による加
    速度が与えられるように構成したことを特徴とする混合
    攪拌装置。
  5. 【請求項5】 攪拌槽内で被処理物を収容した容器を公
    転させながら自転させて前記被処理物を均等な混合状態
    にまで攪拌する混合攪拌装置において、前記容器を収容
    固定する複数の容器ホルダと、該容器ホルダを軸支し回
    転に伴って該容器ホルダを公転させるアームと、該アー
    ムを回転させると共に前記容器ホルダを公転及び自転さ
    せる遊星歯車駆動機構とを備え、前記アームの下側に該
    遊星歯車駆動機構のすべての歯車とモータを配置して潤
    滑油等の異物が前記容器ホルダ及び前記攪拌槽内面に飛
    散しないように構成すると共に、遊星歯車の自転に伴っ
    て巻掛け伝動部材を介して回転駆動される軸と、前記容
    器ホルダの自転軸とを複数の自在継手を直列に用いて連
    結し、かつ該自在継手の取付け角度を調整可能にして前
    記容器ホルダの自転速度を周期的に変化させて不等速自
    転による加速度が与えられかつ該加速度の大きさを可変
    に構成したことを特徴とする混合攪拌装置。
  6. 【請求項6】 攪拌槽内で被処理物を収容した容器を公
    転させながら自転させて前記被処理物を均等な混合状態
    にまで攪拌する混合攪拌装置において、前記容器を収容
    固定する複数の容器ホルダと、該容器ホルダを軸支し回
    転に伴って該容器ホルダを公転させるアームと、該アー
    ムを回転させると共に前記容器ホルダを公転及び自転さ
    せる遊星歯車駆動機構とを備え、前記アームの下側に該
    遊星歯車駆動機構のすべての歯車とモータを配置して潤
    滑油等の異物が前記容器ホルダ及び前記攪拌槽内面に飛
    散しないように構成すると共に、遊星歯車の自転に伴っ
    て回転駆動される軸と、前記容器ホルダの自転軸とをか
    さ歯車と複数の自在継手を直列に用いて連結し、かつ該
    自在継手の取付け角度を調整可能にして前記容器ホルダ
    の自転速度を周期的に変化させて不等速自転による加速
    度が与えられかつ該加速度の大きさを可変に構成したこ
    とを特徴とする混合攪拌装置。
JP10161299A 1999-03-03 1999-03-03 混合攪拌装置 Expired - Fee Related JP4291913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10161299A JP4291913B2 (ja) 1999-03-03 1999-03-03 混合攪拌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10161299A JP4291913B2 (ja) 1999-03-03 1999-03-03 混合攪拌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000246082A true JP2000246082A (ja) 2000-09-12
JP4291913B2 JP4291913B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=14305236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10161299A Expired - Fee Related JP4291913B2 (ja) 1999-03-03 1999-03-03 混合攪拌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4291913B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6709151B2 (en) * 2001-09-05 2004-03-23 Hauschild & Co. Kg Mixing device for mixing liquid, flowable or powdery materials
US6755565B2 (en) * 2002-04-17 2004-06-29 Flacktek, Inc. Deep holder for dual asymmetric centrifugal mixing system
KR100522736B1 (ko) * 2002-11-25 2005-10-19 이장희 유성식 교반 및 탈포 장치
JP2007190464A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Japan Unix Co Ltd ミキサー
JP2012192353A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Shashin Kagaku Co Ltd 攪拌脱泡装置
JP2013154273A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Hiroshige Ishii 遠心処理装置
JP2013244475A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Thinky Corp 遠心機、それに用いられる制御機構、及び処理方法
CH707703A1 (de) * 2013-03-13 2014-09-15 Chemspeed Technologies Ag Waschverfahren und Waschvorrichtung zum Waschen eines textilen Waschgutes.
WO2015114730A1 (ja) * 2014-01-28 2015-08-06 三菱重工コンプレッサ株式会社 ターニング装置及び回転機械
CN106512828A (zh) * 2016-12-30 2017-03-22 湖州新奥克环保科技有限公司 一种杀菌灭藻剂生产用高效混合装置
CN106983395A (zh) * 2017-04-14 2017-07-28 深圳市捷耐电器有限公司 搅拌容器自转又公转打蛋机
WO2018236321A3 (en) * 2017-04-24 2019-03-07 Ydr Teknoloji Gelistirme Limited Sirketi PLANETARY CENTRIFUGAL MIXER SYSTEM FOR SOFT PACKAGING
CN112725867A (zh) * 2020-12-23 2021-04-30 西北电子装备技术研究所(中国电子科技集团公司第二研究所) 晶圆水平镀膜喷杯中搅拌镀液的旋转剪切机构工作方法
EP3634611A4 (en) * 2017-06-09 2021-06-09 Flacktek, Inc. RECEPTION ELEMENT OF A DOSING DISPENSER FOR AN ASYMMETRICAL ROTATION MIXER
CN113333049A (zh) * 2021-05-13 2021-09-03 北京戴纳实验科技有限公司 一种实验室用多维机械手
CN115110377A (zh) * 2022-06-24 2022-09-27 保利长大工程有限公司 一种公路工程用的沥青融化装置
WO2023283424A1 (en) * 2021-07-09 2023-01-12 Flacktek Speedmixer, Inc. Hub with interchangeable arms for a mixer and interchangeable mixing system
CN115814666A (zh) * 2022-10-10 2023-03-21 东莞市勤邦电子科技有限公司 一种行星式真空搅拌机
CN115920729A (zh) * 2022-12-23 2023-04-07 山东加宝食品科技有限公司 一种食用油脂调和及灌装一体化装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592740A (ja) * 1982-06-30 1984-01-09 松下電工株式会社 マツサ−ジ機
JPH0336613U (ja) * 1989-08-17 1991-04-10
JPH03193127A (ja) * 1989-12-22 1991-08-22 Kubota Corp 混合機
JPH06205956A (ja) * 1992-11-23 1994-07-26 Hilti Ag 流動性物質の混合装置
JP3019420U (ja) * 1995-06-14 1995-12-19 文豪 王 歯科用印象材攪拌機
JPH1043567A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Shinkii:Kk 混練装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592740A (ja) * 1982-06-30 1984-01-09 松下電工株式会社 マツサ−ジ機
JPH0336613U (ja) * 1989-08-17 1991-04-10
JPH03193127A (ja) * 1989-12-22 1991-08-22 Kubota Corp 混合機
JPH06205956A (ja) * 1992-11-23 1994-07-26 Hilti Ag 流動性物質の混合装置
JP3019420U (ja) * 1995-06-14 1995-12-19 文豪 王 歯科用印象材攪拌機
JPH1043567A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Shinkii:Kk 混練装置

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6709151B2 (en) * 2001-09-05 2004-03-23 Hauschild & Co. Kg Mixing device for mixing liquid, flowable or powdery materials
US6755565B2 (en) * 2002-04-17 2004-06-29 Flacktek, Inc. Deep holder for dual asymmetric centrifugal mixing system
KR100522736B1 (ko) * 2002-11-25 2005-10-19 이장희 유성식 교반 및 탈포 장치
JP2007190464A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Japan Unix Co Ltd ミキサー
JP2012192353A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Shashin Kagaku Co Ltd 攪拌脱泡装置
JP2013154273A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Hiroshige Ishii 遠心処理装置
JP2013244475A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Thinky Corp 遠心機、それに用いられる制御機構、及び処理方法
US9909244B2 (en) 2013-03-13 2018-03-06 Chemspeed Technologies Ag Washing method and washing device
CH707703A1 (de) * 2013-03-13 2014-09-15 Chemspeed Technologies Ag Waschverfahren und Waschvorrichtung zum Waschen eines textilen Waschgutes.
WO2014139871A1 (de) * 2013-03-13 2014-09-18 Chemspeed Technologies Ag Waschverfahren und waschvorrichtung
US10072529B2 (en) 2014-01-28 2018-09-11 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Turning device and rotary machine
JP6058167B2 (ja) * 2014-01-28 2017-01-11 三菱重工コンプレッサ株式会社 ターニング装置及び回転機械
WO2015114730A1 (ja) * 2014-01-28 2015-08-06 三菱重工コンプレッサ株式会社 ターニング装置及び回転機械
CN106512828A (zh) * 2016-12-30 2017-03-22 湖州新奥克环保科技有限公司 一种杀菌灭藻剂生产用高效混合装置
CN106983395A (zh) * 2017-04-14 2017-07-28 深圳市捷耐电器有限公司 搅拌容器自转又公转打蛋机
CN111417456B (zh) * 2017-04-24 2022-05-17 优待科技发展有限公司 一种软/袋包装混合系统及物料混合方法
CN111417456A (zh) * 2017-04-24 2020-07-14 优待科技发展有限公司 用于软包装的行星离心混合系统
WO2018236321A3 (en) * 2017-04-24 2019-03-07 Ydr Teknoloji Gelistirme Limited Sirketi PLANETARY CENTRIFUGAL MIXER SYSTEM FOR SOFT PACKAGING
US11498039B2 (en) 2017-04-24 2022-11-15 Ydr Teknoloji Gelistirme Limited Sirketi Planet centrifuge mixing system for soft packaging
EP3634611A4 (en) * 2017-06-09 2021-06-09 Flacktek, Inc. RECEPTION ELEMENT OF A DOSING DISPENSER FOR AN ASYMMETRICAL ROTATION MIXER
US11478763B2 (en) 2017-06-09 2022-10-25 Flacktek Speedmixer, Inc. Metered dispenser catch for asymmetric rotation mixer
CN112725867A (zh) * 2020-12-23 2021-04-30 西北电子装备技术研究所(中国电子科技集团公司第二研究所) 晶圆水平镀膜喷杯中搅拌镀液的旋转剪切机构工作方法
CN113333049A (zh) * 2021-05-13 2021-09-03 北京戴纳实验科技有限公司 一种实验室用多维机械手
CN113333049B (zh) * 2021-05-13 2023-06-16 北京戴纳实验科技有限公司 一种实验室用多维机械手
WO2023283424A1 (en) * 2021-07-09 2023-01-12 Flacktek Speedmixer, Inc. Hub with interchangeable arms for a mixer and interchangeable mixing system
CN115110377A (zh) * 2022-06-24 2022-09-27 保利长大工程有限公司 一种公路工程用的沥青融化装置
CN115110377B (zh) * 2022-06-24 2023-07-28 保利长大工程有限公司 一种公路工程用的沥青融化装置
CN115814666A (zh) * 2022-10-10 2023-03-21 东莞市勤邦电子科技有限公司 一种行星式真空搅拌机
CN115814666B (zh) * 2022-10-10 2023-09-22 东莞市勤邦电子科技有限公司 一种行星式真空搅拌机
CN115920729A (zh) * 2022-12-23 2023-04-07 山东加宝食品科技有限公司 一种食用油脂调和及灌装一体化装置
CN115920729B (zh) * 2022-12-23 2023-11-03 山东加宝食品科技有限公司 一种食用油脂调和及灌装一体化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4291913B2 (ja) 2009-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4291913B2 (ja) 混合攪拌装置
EP1525914B1 (en) Gyroscopic mixer for mixing the content of a closed container
US4834548A (en) Apparatus for agitating the content of a closed package
US5511879A (en) Shaker attachement
JP3213735B2 (ja) 溶剤等の攪拌・脱泡装置
GB2033771A (en) Mixer apparatus and method of mixing
US6767126B2 (en) Fluid mixer for accommodating containers of varying sizes
JPH0671110A (ja) 液体の攪拌・脱泡方法及び装置
WO2009060550A1 (ja) 攪拌脱泡装置
JPS61290946A (ja) 鋳造材料を製造するための装置
WO2009020167A1 (ja) 攪拌脱泡装置およびそれに用いる容器
JPH11207165A (ja) 遊星式混合機
JPH1043568A (ja) 混練装置
JP7489085B2 (ja) 撹拌・脱泡装置
JP3088067B2 (ja) 脱泡撹拌機
KR102114871B1 (ko) 다축 회전이 가능한 혼합장치
JP2009291700A (ja) 攪拌脱泡装置
JP2004074130A (ja) 溶剤等の攪拌・脱泡方法とその装置
JP2018001090A (ja) 粉体混合装置
JP6718725B2 (ja) 三次元式の自転・公転式の撹拌装置
JP2017185463A (ja) 撹拌容器及びそれを用いた撹拌装置
KR102496605B1 (ko) 원심력에 따른 시린지의 각도조절구조 및 공자전 조절이 가능한 혼련 및 탈포장치
JPH0725970U (ja) 塗料攪拌装置
JP3061352B2 (ja) 軌道振盪装置
JP2006305441A (ja) 撹拌脱泡装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150410

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees