JP2000240963A - 床暖房パネルユニット - Google Patents
床暖房パネルユニットInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】床暖房フロアを低コストで効率よく施工するこ
とができる床暖房パネルユニットを提供する。 【解決手段】コンクリートスラブ上に直接敷設される直
貼りタイプの2枚の床暖房パネル2a、2bをユニット
化したものであり、各床暖房パネル2a、2bは、雁行
形状のパネル本体10と、このパネル本体10に内蔵さ
れる線ヒータとを備えている。ユニット化された各床暖
房パネル2a、2bの線ヒータは、2枚の床暖房パネル
2a、2bを短手方向に横断する、VVFケーブルから
なる共通の電源線30に予め接続されており、この電源
線30の両端部にはコネクタ31が接続されている。
とができる床暖房パネルユニットを提供する。 【解決手段】コンクリートスラブ上に直接敷設される直
貼りタイプの2枚の床暖房パネル2a、2bをユニット
化したものであり、各床暖房パネル2a、2bは、雁行
形状のパネル本体10と、このパネル本体10に内蔵さ
れる線ヒータとを備えている。ユニット化された各床暖
房パネル2a、2bの線ヒータは、2枚の床暖房パネル
2a、2bを短手方向に横断する、VVFケーブルから
なる共通の電源線30に予め接続されており、この電源
線30の両端部にはコネクタ31が接続されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の床暖房パ
ネルがユニット化された床暖房パネルユニット、特に、
床暖房フロアを低コストで短時間に施工することができ
る床暖房パネルユニットに関する。
ネルがユニット化された床暖房パネルユニット、特に、
床暖房フロアを低コストで短時間に施工することができ
る床暖房パネルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】床仕上
材として使用される床仕上材一体型の床暖房パネルは、
図6に示すように、通常、表面に突板等の表面仕上材が
貼着されたパネル基材を有する長方形状のパネル本体5
1と、このパネル本体51に内蔵される面状発熱体や線
ヒータ等の電気ヒータ52と、この電気ヒータ52に電
気的に接続された状態でパネル本体51の内部をその短
手方向に横断する電源線53と、この電源線53の両端
部に接続されたコネクタ54とを備えており、複数の床
暖房パネル50を、図7に示すように、前記コネクタ5
4を介して電気ヒータ52(電源線53)を相互に接続
しながら床下地材の上に順次敷設していくことで床暖房
フロアが施工される。
材として使用される床仕上材一体型の床暖房パネルは、
図6に示すように、通常、表面に突板等の表面仕上材が
貼着されたパネル基材を有する長方形状のパネル本体5
1と、このパネル本体51に内蔵される面状発熱体や線
ヒータ等の電気ヒータ52と、この電気ヒータ52に電
気的に接続された状態でパネル本体51の内部をその短
手方向に横断する電源線53と、この電源線53の両端
部に接続されたコネクタ54とを備えており、複数の床
暖房パネル50を、図7に示すように、前記コネクタ5
4を介して電気ヒータ52(電源線53)を相互に接続
しながら床下地材の上に順次敷設していくことで床暖房
フロアが施工される。
【0003】ところで、上述したような床暖房パネル5
0では、1枚のパネルに対して個別に電源線53が配設
されているので、各パネル間における電源線53の接続
作業性を考慮すると、上述したように、電源線53の両
端部には必ずコネクタ54を接続しておく必要があり、
このコネクタの存在が床暖房パネル50のコストアップ
につながっている。しかも、各パネル毎にコネクタ54
が設けられていることから、この床暖房パネル50を用
いて床暖房フロアを施工する場合は、1枚の床暖房パネ
ル50を敷設する度毎にコネクタ54による電源線53
の接続を行わなければならず、効率よく床暖房フロアを
施工することができないといった問題があった。
0では、1枚のパネルに対して個別に電源線53が配設
されているので、各パネル間における電源線53の接続
作業性を考慮すると、上述したように、電源線53の両
端部には必ずコネクタ54を接続しておく必要があり、
このコネクタの存在が床暖房パネル50のコストアップ
につながっている。しかも、各パネル毎にコネクタ54
が設けられていることから、この床暖房パネル50を用
いて床暖房フロアを施工する場合は、1枚の床暖房パネ
ル50を敷設する度毎にコネクタ54による電源線53
の接続を行わなければならず、効率よく床暖房フロアを
施工することができないといった問題があった。
【0004】そこで、この発明の課題は、床暖房フロア
を低コストで効率よく施工することができる床暖房パネ
ルユニットを提供することにある。
を低コストで効率よく施工することができる床暖房パネ
ルユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、この発明は、複数の床暖房パネルの各
パネル本体に内蔵されたそれぞれの電気ヒータが、短手
方向に整列された複数の前記パネル本体をその短手方向
に横断する共通の電源線に予め接続されている床暖房パ
ネルユニットを提供するものである。
を解決するため、この発明は、複数の床暖房パネルの各
パネル本体に内蔵されたそれぞれの電気ヒータが、短手
方向に整列された複数の前記パネル本体をその短手方向
に横断する共通の電源線に予め接続されている床暖房パ
ネルユニットを提供するものである。
【0006】以上のように構成された床暖房パネルユニ
ットは、複数の床暖房パネルの電気ヒータが予め共通の
電源線に接続されているので、現場施工者が、敷設しよ
うとする各床暖房パネル毎にその電源線を相互に接続す
る必要がなく、従来に比べて効率よく床暖房パネルを施
工することができる。
ットは、複数の床暖房パネルの電気ヒータが予め共通の
電源線に接続されているので、現場施工者が、敷設しよ
うとする各床暖房パネル毎にその電源線を相互に接続す
る必要がなく、従来に比べて効率よく床暖房パネルを施
工することができる。
【0007】また、複数の床暖房パネルの電気ヒータを
予め共通の電源線に接続しておくことによって、各床暖
房パネルに対してそれぞれコネクタを設ける必要がなく
なり、請求項5に記載の床暖房パネルのように、ユニッ
ト化された複数の床暖房パネルの電気ヒータが接続され
ている共通の電源線の両端部にだけコネクタを接続すれ
ばよいので、床暖房パネルを個別に供給する場合に比べ
て、床暖房パネル1枚あたりの単価を下げることができ
るという効果がある。
予め共通の電源線に接続しておくことによって、各床暖
房パネルに対してそれぞれコネクタを設ける必要がなく
なり、請求項5に記載の床暖房パネルのように、ユニッ
ト化された複数の床暖房パネルの電気ヒータが接続され
ている共通の電源線の両端部にだけコネクタを接続すれ
ばよいので、床暖房パネルを個別に供給する場合に比べ
て、床暖房パネル1枚あたりの単価を下げることができ
るという効果がある。
【0008】また、床暖房パネルを敷設して床暖房フロ
アを施工する場合、通常、床暖房パネルの短手方向には
長手方向に比べて数多くの床暖房パネルを敷設すること
になるので、電源線をパネル本体の短手方向を横断する
ように配設することにより、長手方向を縦断するように
配設する場合に比べて、床暖房パネルが敷設された床暖
房エリアから引き出される電源線の数が少なくなり、引
き出された電源線の結線作業を短時間に効率よく行うこ
とができるといった効果がある。
アを施工する場合、通常、床暖房パネルの短手方向には
長手方向に比べて数多くの床暖房パネルを敷設すること
になるので、電源線をパネル本体の短手方向を横断する
ように配設することにより、長手方向を縦断するように
配設する場合に比べて、床暖房パネルが敷設された床暖
房エリアから引き出される電源線の数が少なくなり、引
き出された電源線の結線作業を短時間に効率よく行うこ
とができるといった効果がある。
【0009】また、請求項2に記載の床暖房パネルユニ
ットのように、2枚の床暖房パネルの各パネル本体に内
蔵されたそれぞれの電気ヒータが、短手方向に整列され
た2枚の前記パネル本体をその短手方向に横断する共通
の電源線に予め接続されているものにあっては、2枚の
床暖房パネルの表面同士を重ね合わせた状態で一方の床
暖房パネルを敷設した後、他方の床暖房パネルを起こし
て敷設方向前方側に倒すだけで、2枚目の床暖房パネル
が即座に敷設可能な状態となるので、特に施工性に優れ
た形態であるといえる。
ットのように、2枚の床暖房パネルの各パネル本体に内
蔵されたそれぞれの電気ヒータが、短手方向に整列され
た2枚の前記パネル本体をその短手方向に横断する共通
の電源線に予め接続されているものにあっては、2枚の
床暖房パネルの表面同士を重ね合わせた状態で一方の床
暖房パネルを敷設した後、他方の床暖房パネルを起こし
て敷設方向前方側に倒すだけで、2枚目の床暖房パネル
が即座に敷設可能な状態となるので、特に施工性に優れ
た形態であるといえる。
【0010】また、請求項3に記載の床暖房パネルのよ
うに、前記パネル本体が、雁行形状のパネル基材を備え
ているものにあっては、敷設された床暖房パネル間の継
目が目立ちにくくなるという効果があり、特に、請求項
4に記載の床暖房パネルのように、前記パネル基材が、
複数の基材ピースを、その長手方向に不規則にずらした
状態で、その短手方向に相互に接合したものにあって
は、パネル間の継目がさらに目立ちにくくなるという効
果がある。
うに、前記パネル本体が、雁行形状のパネル基材を備え
ているものにあっては、敷設された床暖房パネル間の継
目が目立ちにくくなるという効果があり、特に、請求項
4に記載の床暖房パネルのように、前記パネル基材が、
複数の基材ピースを、その長手方向に不規則にずらした
状態で、その短手方向に相互に接合したものにあって
は、パネル間の継目がさらに目立ちにくくなるという効
果がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1ないし図3に示すように、この
床暖房パネルユニット1は、コンクリートスラブ上に直
接敷設される直貼りタイプの2枚の床暖房パネル2a、
2bを備えており、この2枚の床暖房パネル2a、2b
は20mm程度の間隔を開けた状態で、短手方向に整列
されている。
参照して説明する。図1ないし図3に示すように、この
床暖房パネルユニット1は、コンクリートスラブ上に直
接敷設される直貼りタイプの2枚の床暖房パネル2a、
2bを備えており、この2枚の床暖房パネル2a、2b
は20mm程度の間隔を開けた状態で、短手方向に整列
されている。
【0012】各床暖房パネル2a、2bは、雁行形状の
パネル本体10と、このパネル本体10に内蔵される線
ヒータ22を有する発熱体20とを備えており、各床暖
房パネル2a、2bの線ヒータ22が、整列された2枚
の床暖房パネル2a、2bを短手方向に横断する、VV
Fケーブルからなる共通の電源線30に予め接続される
ことによって、ユニット化されている。
パネル本体10と、このパネル本体10に内蔵される線
ヒータ22を有する発熱体20とを備えており、各床暖
房パネル2a、2bの線ヒータ22が、整列された2枚
の床暖房パネル2a、2bを短手方向に横断する、VV
Fケーブルからなる共通の電源線30に予め接続される
ことによって、ユニット化されている。
【0013】前記パネル本体10は、図2に示すよう
に、表面にアルミニウム箔等からなる均熱シート13及
び突板等からなる表面化粧材14とが順次積層された、
3プライ合板または5プライ合板等の木質板からなるパ
ネル基材11と、前記パネル基材11の裏面側に貼着さ
れる、多数のポリエステル繊維(ポリエチレンテレフタ
レート繊維)を交絡させた伸張性を有する繊維集合体に
よって形成されたクッション性の良好な緩衝材15とか
ら構成されており、前記発熱体20はパネル基材11と
緩衝材15との間に挟み込まれた状態で内蔵されてい
る。
に、表面にアルミニウム箔等からなる均熱シート13及
び突板等からなる表面化粧材14とが順次積層された、
3プライ合板または5プライ合板等の木質板からなるパ
ネル基材11と、前記パネル基材11の裏面側に貼着さ
れる、多数のポリエステル繊維(ポリエチレンテレフタ
レート繊維)を交絡させた伸張性を有する繊維集合体に
よって形成されたクッション性の良好な緩衝材15とか
ら構成されており、前記発熱体20はパネル基材11と
緩衝材15との間に挟み込まれた状態で内蔵されてい
る。
【0014】前記パネル基材11は、図1に示すよう
に、表面化粧材14に擬似溝14aが形成された4枚の
基材ピース12をその長手方向に不規則にずらした状態
で短手方向に相互に接合したものであり、このパネル基
材11の裏面には、図2及び図3に示すように、その短
手方向に延びる多数の溝(切込)11aと、長手方向の
中央部を短手方向に横断する、電源線30を収容するた
めの凹部11bとが形成されている。
に、表面化粧材14に擬似溝14aが形成された4枚の
基材ピース12をその長手方向に不規則にずらした状態
で短手方向に相互に接合したものであり、このパネル基
材11の裏面には、図2及び図3に示すように、その短
手方向に延びる多数の溝(切込)11aと、長手方向の
中央部を短手方向に横断する、電源線30を収容するた
めの凹部11bとが形成されている。
【0015】前記発熱体20は、図2及び図3に示すよ
うに、接着剤が良好に浸透する不織布等からなる基材シ
ート21と、この基材シート21に所定のヒータパター
ンで布線され、絶縁層である外皮部分が基材シート21
に溶着された線ヒータ(電気ヒータ)22とから構成さ
れており、線ヒータ22が緩衝材15と接触するような
状態で、パネル基材11と緩衝材15との双方に接着剤
によって接着されている。
うに、接着剤が良好に浸透する不織布等からなる基材シ
ート21と、この基材シート21に所定のヒータパター
ンで布線され、絶縁層である外皮部分が基材シート21
に溶着された線ヒータ(電気ヒータ)22とから構成さ
れており、線ヒータ22が緩衝材15と接触するような
状態で、パネル基材11と緩衝材15との双方に接着剤
によって接着されている。
【0016】前記電源線30は、各床暖房パネル2a、
2bのパネル基材11の裏面にそれぞれ形成された凹部
11bに収容された状態で、20mm程度の間隔を開け
て整列された2枚の床暖房パネル2a、2bのパネル本
体10をその短手方向に横断するように配設されてお
り、両端部には、短手方向に隣接する床暖房パネルユニ
ット1同士を電気的に接続するためのコネクタ31がそ
れぞれ接続されている。
2bのパネル基材11の裏面にそれぞれ形成された凹部
11bに収容された状態で、20mm程度の間隔を開け
て整列された2枚の床暖房パネル2a、2bのパネル本
体10をその短手方向に横断するように配設されてお
り、両端部には、短手方向に隣接する床暖房パネルユニ
ット1同士を電気的に接続するためのコネクタ31がそ
れぞれ接続されている。
【0017】また、この電源線30には、図3に示すよ
うに、導線32及びサーモスタット33を介して各線ヒ
ータ22が接続されており、サーモスタット33は、パ
ネル基材11の裏面に形成された凹部(図示せず)に収
容され、パネル基材11の温度を検知することによって
電源線30と線ヒータ22とを電気的に遮断したり、接
続したりするようになっている。
うに、導線32及びサーモスタット33を介して各線ヒ
ータ22が接続されており、サーモスタット33は、パ
ネル基材11の裏面に形成された凹部(図示せず)に収
容され、パネル基材11の温度を検知することによって
電源線30と線ヒータ22とを電気的に遮断したり、接
続したりするようになっている。
【0018】以上のように構成された床暖房パネルユニ
ット1を用いて床暖房フロアを施工する場合は、図4
(a)に示すように、2枚の床暖房パネル2a、2bを
その表面側同士が相互に接触するように重ね合わせた状
態で、一方の床暖房パネル2aの裏面に接着剤を塗布し
て、コンクリートスラブ上に敷設した後、他方の床暖房
パネル2bの裏面に接着剤を塗布し、その床暖房パネル
2bを起こして敷設方向前方側のコンクリートスラブ上
に重ね合わせ(同図(b)参照)、この床暖房パネル2
bを手前にずらしながら、同図(c)に示すように、両
床暖房パネル2a、2bのサネ部分(図示せず)を相互
に嵌合させることにより、他方の床暖房パネル2bを敷
設する。なお、2枚の床暖房パネル2a、2bのサネ部
分を相互に嵌合させる際は、両床暖房パネル2a、2b
間に露出している20mm程度の電源線30を、一方の
床暖房パネル2aのサネ部分に形成された図示しない収
容凹部に収容する。
ット1を用いて床暖房フロアを施工する場合は、図4
(a)に示すように、2枚の床暖房パネル2a、2bを
その表面側同士が相互に接触するように重ね合わせた状
態で、一方の床暖房パネル2aの裏面に接着剤を塗布し
て、コンクリートスラブ上に敷設した後、他方の床暖房
パネル2bの裏面に接着剤を塗布し、その床暖房パネル
2bを起こして敷設方向前方側のコンクリートスラブ上
に重ね合わせ(同図(b)参照)、この床暖房パネル2
bを手前にずらしながら、同図(c)に示すように、両
床暖房パネル2a、2bのサネ部分(図示せず)を相互
に嵌合させることにより、他方の床暖房パネル2bを敷
設する。なお、2枚の床暖房パネル2a、2bのサネ部
分を相互に嵌合させる際は、両床暖房パネル2a、2b
間に露出している20mm程度の電源線30を、一方の
床暖房パネル2aのサネ部分に形成された図示しない収
容凹部に収容する。
【0019】次の床暖房パネルユニット1を敷設する場
合は、既に敷設された床暖房パネルユニット1の床暖房
パネル2b側に設けられたコネクタ31と、次に敷設し
ようとする床暖房パネルユニット1の床暖房パネル2a
側のコネクタ31とを相互に接続した後、上述したよう
な方法でコンクリートスラブ上に敷設する。なお、コネ
クタ31の接続部分は、先に敷設された床暖房パネルユ
ニット1の床暖房パネル2bのサネ部分に形成された図
示しない収容凹部に収容される。
合は、既に敷設された床暖房パネルユニット1の床暖房
パネル2b側に設けられたコネクタ31と、次に敷設し
ようとする床暖房パネルユニット1の床暖房パネル2a
側のコネクタ31とを相互に接続した後、上述したよう
な方法でコンクリートスラブ上に敷設する。なお、コネ
クタ31の接続部分は、先に敷設された床暖房パネルユ
ニット1の床暖房パネル2bのサネ部分に形成された図
示しない収容凹部に収容される。
【0020】このようにして、床暖房パネルユニット1
を次々と敷設することで、図5に示すように、床暖房フ
ロアにおける床暖房エリアを形成し、一端側の床暖房パ
ネルユニット1から電源線40を引き出してこれらを相
互に接続した後、これを図示しない電源に接続する。
を次々と敷設することで、図5に示すように、床暖房フ
ロアにおける床暖房エリアを形成し、一端側の床暖房パ
ネルユニット1から電源線40を引き出してこれらを相
互に接続した後、これを図示しない電源に接続する。
【0021】以上のように、この床暖房パネルユニット
1は、2枚の床暖房パネル2a、2bの線ヒータ22が
予め共通の電源線30に接続されているので、単体の床
暖房パネルを1枚ずつ敷設する場合に比べて電源線の接
続箇所が半分となり、従来に比べて効率よく床暖房パネ
ルを施工することができる。また、床暖房パネルを単体
で供給する場合に比べて、取り付けるコネクタ31の数
を半分に抑えることができるので、製品コスト面におい
ても有利になる。
1は、2枚の床暖房パネル2a、2bの線ヒータ22が
予め共通の電源線30に接続されているので、単体の床
暖房パネルを1枚ずつ敷設する場合に比べて電源線の接
続箇所が半分となり、従来に比べて効率よく床暖房パネ
ルを施工することができる。また、床暖房パネルを単体
で供給する場合に比べて、取り付けるコネクタ31の数
を半分に抑えることができるので、製品コスト面におい
ても有利になる。
【0022】また、共通の電源線30に接続される床暖
房パネルの枚数を2枚に設定したことで、上述したよう
に、梱包状態である2枚重ねの状態から直ちに敷設作業
に移ることができるので、床暖房パネルユニット1自体
の取扱性にも優れており、しかも、パネル本体10の短
手方向を横断するように電源線30が配設されているた
め、電源線をパネル本体の長手方向に配設した場合に比
べて床暖房エリアから引き出される電源線40の本数が
少なくなり、これに伴って、引き出された電源線40の
結線箇所も少なくなるので、床暖房エリアに敷設された
床暖房パネルユニット1の電源への結線作業を容易に行
うことができるという利点もある。
房パネルの枚数を2枚に設定したことで、上述したよう
に、梱包状態である2枚重ねの状態から直ちに敷設作業
に移ることができるので、床暖房パネルユニット1自体
の取扱性にも優れており、しかも、パネル本体10の短
手方向を横断するように電源線30が配設されているた
め、電源線をパネル本体の長手方向に配設した場合に比
べて床暖房エリアから引き出される電源線40の本数が
少なくなり、これに伴って、引き出された電源線40の
結線箇所も少なくなるので、床暖房エリアに敷設された
床暖房パネルユニット1の電源への結線作業を容易に行
うことができるという利点もある。
【0023】また、この床暖房パネルユニット1は、各
床暖房パネル2a、2bのパネル本体10を雁行形状と
したため、図5に示すように、短手方向に隣接する各床
暖房パネルユニット1の長手方向の端部を揃えるように
敷設した場合でも各床暖房パネル間の継目が目立ちにく
く、特に、表面化粧材14に擬似溝14aを形成してい
るため、各床暖房パネル間の継目がほとんど分からない
状態となる。
床暖房パネル2a、2bのパネル本体10を雁行形状と
したため、図5に示すように、短手方向に隣接する各床
暖房パネルユニット1の長手方向の端部を揃えるように
敷設した場合でも各床暖房パネル間の継目が目立ちにく
く、特に、表面化粧材14に擬似溝14aを形成してい
るため、各床暖房パネル間の継目がほとんど分からない
状態となる。
【0024】また、各床暖房パネルユニット1の電源線
30の両端部にはコネクタ31が接続されているので、
隣接するユニット間の電源線30の接続作業も容易に行
うことができ、床暖房パネルユニット1の敷設作業をさ
らに効率よく行うことができる。
30の両端部にはコネクタ31が接続されているので、
隣接するユニット間の電源線30の接続作業も容易に行
うことができ、床暖房パネルユニット1の敷設作業をさ
らに効率よく行うことができる。
【0025】なお、この実施形態では、コンクリートス
ラブ上に直接敷設する直貼りタイプの床暖房パネルを用
いた床暖房パネルユニットについて説明したが、本発明
の床暖房パネルユニットはこういった直貼りタイプに限
定されるものではなく、根太工法用の床暖房パネルや捨
貼り工法用の床暖房パネルについても適用することがで
きることはいうまでもない。
ラブ上に直接敷設する直貼りタイプの床暖房パネルを用
いた床暖房パネルユニットについて説明したが、本発明
の床暖房パネルユニットはこういった直貼りタイプに限
定されるものではなく、根太工法用の床暖房パネルや捨
貼り工法用の床暖房パネルについても適用することがで
きることはいうまでもない。
【0026】また、この実施形態では、2枚の床暖房パ
ネル2a、2bの線ヒータ22を共通の電源線30に接
続することによってユニット化する構成を採用したが、
ユニット化する床暖房パネルの枚数は2枚に限定される
ものではなく、3枚以上の床暖房パネルをユニット化す
ることも可能である。ユニット化される床暖房パネルの
枚数が多くなればなるほどコネクタ数を減らすことがで
きるので、1枚あたりの床暖房パネルの単価を抑えるこ
とができるが、パネル数が多くなると施工性が低下する
ので、上述したように、2枚の床暖房パネルをユニット
化するのが最も望ましい形態であるといえる。
ネル2a、2bの線ヒータ22を共通の電源線30に接
続することによってユニット化する構成を採用したが、
ユニット化する床暖房パネルの枚数は2枚に限定される
ものではなく、3枚以上の床暖房パネルをユニット化す
ることも可能である。ユニット化される床暖房パネルの
枚数が多くなればなるほどコネクタ数を減らすことがで
きるので、1枚あたりの床暖房パネルの単価を抑えるこ
とができるが、パネル数が多くなると施工性が低下する
ので、上述したように、2枚の床暖房パネルをユニット
化するのが最も望ましい形態であるといえる。
【0027】また、この実施形態では、2枚の床暖房パ
ネル2a、2bの間隔を20mm程度に設定している
が、こういったものに限定されるものではなく、2枚の
床暖房パネル2a、2bの間隔は、梱包形態や敷設作業
性等を考慮して適宜設定すればよい。
ネル2a、2bの間隔を20mm程度に設定している
が、こういったものに限定されるものではなく、2枚の
床暖房パネル2a、2bの間隔は、梱包形態や敷設作業
性等を考慮して適宜設定すればよい。
【0028】また、この実施形態では、パネル本体10
が、4枚の基材ピース12をその長手方向に不規則にず
らした状態で短手方向に相互に接合したパネル基材11
によって構成されているものについて説明したが、パネ
ル本体10はこういったものに限定されるものではな
く、基材ピースのずらし間隔が一定である単なる階段状
のパネル基材によって構成することも可能である。但
し、この実施形態のように、基材ピース12をその長手
方向に不規則にずらしたパネル基材11を使用するほう
が、基材ピースを一定間隔でずらした階段状のパネル基
材を使用する場合に比べて、パネル間の継目が目立ちに
くくなるのはいうまでもない。
が、4枚の基材ピース12をその長手方向に不規則にず
らした状態で短手方向に相互に接合したパネル基材11
によって構成されているものについて説明したが、パネ
ル本体10はこういったものに限定されるものではな
く、基材ピースのずらし間隔が一定である単なる階段状
のパネル基材によって構成することも可能である。但
し、この実施形態のように、基材ピース12をその長手
方向に不規則にずらしたパネル基材11を使用するほう
が、基材ピースを一定間隔でずらした階段状のパネル基
材を使用する場合に比べて、パネル間の継目が目立ちに
くくなるのはいうまでもない。
【0029】また、パネル基材11は、上述したよう
に、接合される基材ピース12の数が4枚のものに限定
されるものではなく、3枚、2枚あるいは5枚以上の基
材ピースを相互に接合したパネル基材を使用することも
可能である。
に、接合される基材ピース12の数が4枚のものに限定
されるものではなく、3枚、2枚あるいは5枚以上の基
材ピースを相互に接合したパネル基材を使用することも
可能である。
【0030】また、この実施形態では、パネル間の継目
をより目立ちにくくするために、各基材ピース12の表
面化粧材14に擬似溝14aを形成しているが、擬似溝
14aは必ずしも形成する必要はない。
をより目立ちにくくするために、各基材ピース12の表
面化粧材14に擬似溝14aを形成しているが、擬似溝
14aは必ずしも形成する必要はない。
【0031】また、この実施形態では、電気ヒータとし
て線ヒータを使用した場合について説明したが、パネル
本体に内蔵する電気ヒータは、上述したような線ヒータ
に限定されるものではなく、自己温度制御特性を備えた
PTCヒータ等の面状発熱体を使用することも可能であ
る。
て線ヒータを使用した場合について説明したが、パネル
本体に内蔵する電気ヒータは、上述したような線ヒータ
に限定されるものではなく、自己温度制御特性を備えた
PTCヒータ等の面状発熱体を使用することも可能であ
る。
【図1】この発明にかかる床暖房パネルユニットの一実
施形態を示す平面図である。
施形態を示す平面図である。
【図2】同上の床暖房パネルユニットに使用される床暖
房パネルを示す断面図である。
房パネルを示す断面図である。
【図3】同上の床暖房パネルにおける緩衝材を貼り付け
る前の状態を示す裏面図である。
る前の状態を示す裏面図である。
【図4】同上の床暖房パネルユニットの敷設方法を説明
するための説明図である。
するための説明図である。
【図5】同上の床暖房パネルユニットを敷設した状態を
示す概略平面図である。
示す概略平面図である。
【図6】従来の床暖房パネルを示す概略平面図である。
【図7】従来の床暖房パネルを敷設した状態を示す概略
平面図である。
平面図である。
1 床暖房パネルユニット 2a、2b 床暖房パネル 10 パネル本体 11 パネル基材 20 発熱体 22 線ヒータ 30 電源線 31 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 和信 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内 (72)発明者 井上 貴雄 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内 Fターム(参考) 3L072 AA01 AB03 AC02 AD02 AD09 AD12 AD13 AD17 3L073 BB02 BB03 BB06 BC01 BC06
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の床暖房パネルの各パネル本体に内
蔵されたそれぞれの電気ヒータが、短手方向に整列され
た複数の前記パネル本体をその短手方向に横断する共通
の電源線に予め接続されている床暖房パネルユニット。 - 【請求項2】 2枚の床暖房パネルの各パネル本体に内
蔵されたそれぞれの電気ヒータが、短手方向に整列され
た2枚の前記パネル本体をその短手方向に横断する共通
の電源線に予め接続されている床暖房パネルユニット。 - 【請求項3】 前記パネル本体は、雁行形状のパネル基
材を備えている請求項1または2に記載の床暖房パネル
ユニット。 - 【請求項4】 前記パネル基材は、複数の基材ピース
を、その長手方向に不規則にずらした状態で、その短手
方向に相互に接合したものである請求項3に記載の床暖
房パネルユニット。 - 【請求項5】 前記電源線の両端部にコネクタが接続さ
れている請求項1、2、3または4に記載の床暖房パネ
ルユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11039603A JP2000240963A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 床暖房パネルユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11039603A JP2000240963A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 床暖房パネルユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000240963A true JP2000240963A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12557703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11039603A Withdrawn JP2000240963A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 床暖房パネルユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000240963A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015178712A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 東芝Itサービス株式会社 | 床被覆材システム |
-
1999
- 1999-02-18 JP JP11039603A patent/JP2000240963A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015178712A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 東芝Itサービス株式会社 | 床被覆材システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060209 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070327 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070327 |