JP2000236856A - 柑橘系果汁ならびに果汁飲料の製造方法 - Google Patents
柑橘系果汁ならびに果汁飲料の製造方法Info
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Abstract
ているヘスペリジンおよびナリジン等のフラボノイド等
を可溶化し、沈澱のない柑橘果汁飲料を提供する。 【解決手段】ヘスペリジン配糖体を柑橘果汁飲料に添加
し、加熱処理することにより、フラボノイド化合物の大
部分を溶解する。保存中に再結晶化することがない。
Description
体を柑橘果汁ならびに果汁飲料(以下、柑橘果汁飲料と
称する)に添加したのち、加熱することにより柑橘果汁
中に含まれるフラボノイドを可溶化する方法及び可溶化
したフラボノイドを高濃度含む柑橘果汁飲料の製造方法
に関するものである。
ルギー、ガン、高コレステロール症、高脂血症などの予
防ならびに治療といった様々な生理活性があることが知
られている。ビタミンPとして知られているヘスペリジ
ン及びルチン等、並びに、ナリンジン、ネオヘスペリジ
ン等のフラボノイド類はpH3〜10の領域で難溶性で
あることから、柑橘果汁飲料では沈澱物として生じるた
め見栄えの悪さや、消費者が異物と判断しクレームの原
因になるという問題点があった。
がら、柑橘果汁飲料においては不要物として除去してか
ら製品化されることすらあった。溶解度が低いため、柑
橘果汁飲料中にパルプ等とともに浮遊、沈澱物として存
在するフラボノイド類結晶、並びに保存中に析出するフ
ラボノイド類は、当該業者にとって悩みの種であった。
フラボノイド類に糖を転移させたフラボノイド糖転移物
が開発されている。フラボノイド糖転移物に関する特許
(特開平8−80177及び特開平03−7593)で
ヘスペリジン配糖体をヘスペリジンが溶解している水溶
液、缶詰シロップおよびみかん果汁に添加する事によっ
てヘスペリジン結晶の析出を防止する方法が書かれてい
るが、いずれも溶解しているヘスペリジンが溶解度の低
さゆえに結晶化し析出することを防止しようとするもの
であり、すでに結晶あるいは沈澱となっているヘスペリ
ジンを溶解させようというものではなかった。事実、ヘ
スペリジン配糖体をヘスペリジン結晶沈澱を含む液に添
加しても既に結晶沈澱となったヘスペリジンが新たに溶
解することはなかった。したがって工業的に見れば生
産、出荷の段階で溶存しているヘスペリジンなどのフラ
ボノイドが流通段階で沈澱することを防ぐことはできた
が、溶解度が低いため生産、出荷の段階ですでに析出し
ているヘスペリジンなどのフラボノイドについてはなん
ら対処できるものではなかった。
晶あるいは沈澱となっているヘスペリジン及びナリンジ
ン等のフラボノイドを一旦溶解させる方法としては、特
開平8−80177及び特開平03−7593で述べら
れているようにアルカリ性にする方法や加熱する方法が
とられていた。しかしながらアルカリ性にする事は食品
産業上好ましくなく、また加熱によりヘスペリジン等の
フラボノイドを溶解しようとすると、果汁本来の味質や
香りを損なう。加熱によりフラボノイドを溶解させる場
合、95℃で5分間加熱処理しても全ヘスペリジンの約
60%程度しか溶解しない(日本食品工業学会誌32巻
第5号344頁)。これ以上の過激な加熱条件では仮に
ヘスペリジンを溶解させることができたとしても味質や
香りが飲用に耐えなくなるほか、着色がひどく見た目に
も劣るようになる。したがって、より温和な条件でヘス
ペリジンを溶解させることが望まれていた。
結果、ヘスペリジン配糖体を柑橘果汁飲料に添加したう
えで加熱処理することにより果汁飲料中に含まれるヘス
ペリジン及びナリンジン等のフラボノイド化合物の大部
分を溶解する方法を発明した。
Pとして知られているヘスペリジン及びルチン等、並び
に、ナリンジン、ネオヘスペリジン及びジオスミン等
で、いずれも難溶性である。またヘスペリジン配糖体と
は、例えば特開平05−256141によって調製され
るヘスペリジンにブドウ糖が1から20個程度結合した
化合物をいい、混合物であってもあるいは特定の重合度
のブドウ糖が結合した1種類の精製されたヘスペリジン
配糖体であってもよい。すなわち以下のような条件で調
製される。
び受容体としてヘスペリジンを0.5重量%含有するp
H9.5の基質溶液に、例えばAlkalophilic Bacillus
sp. A2-5a(工業技術院生命工学工業技術研究所受託番
号p−13864)の生産するアルカリ耐性のサイクロ
デキストリングルカノトランスフェラーゼ(以下「CG
Tase」という)すなわち1,4-α-D-Glucan:4-α-D-
(1,4-glucano)-transferase(E.C.2.4.1.19)を2ユニッ
ト/mlとなるように加えて、40度で反応を開始させ
た。16時間の反応後、100度で10分間の加熱等に
より、反応を停止させた。ここでは、ヘスペリジンの溶
解性を上げるために、pH9.5というアルカリ性領域
で反応を行っているが、この方法以外に、ヘスペリジン
の溶解性を上げて生産性を高める方法として、β−サイ
クロデキストリン(以下β−CDという)を反応液中に
添加し、β−CDとヘスペリジンを包接させる方法、メ
チルセルロース等の増粘多糖類を添加して、ヘスペリジ
ンを可溶化させる方法などがある。またこれらの方法を
組み合わせる事により、ヘスペリジンの溶解度を高める
事ができる。酵素反応を行った液は、凍結乾燥、噴霧乾
燥等の操作により粉末化でき、このように調製されたヘ
スペリジン配糖体は、反応液に添加したヘスペリジンの
70〜80%が配糖化されている。したがって、ヘスペ
リジン配糖体としての純度は、添加する酵素量、糖供与
体及び受容体濃度等で変わってくるが、通常2〜50%
程度であり、未反応のヘスペリジン及びデキストリンを
含んでいる。このようにして製造されたヘスペリジン配
糖体は、ヘスペリジン1分子にグルコースが1から20
程度結合した物質の混合物である。
生理効果はヘスペリジンと同じで、むしろ溶解度の高さ
のため生体への吸収効率は飛躍的に高くなっている。従
来、生理効果が期待されながら柑橘果汁飲料中では不要
物で除去するしかなかったフラボノイドの結晶沈澱を溶
解させ、ビタミンPとして利用することがヘスペリジン
配糖体によって可能である。
加方法は特別なものである必要はない。ヘスペリジン配
糖体を粉末状態あるいは水溶液として柑橘果汁、柑橘果
汁飲料及びその原料に混合すればよい。
しかし、味質や香り、色などをできるだけ本来のものに
近くするためには、95℃で数秒から10分程度を限度
として行うことが望ましい。加熱温度がこれ以下で行う
場合は、加熱時間をいくぶん長くすることによって目的
を達成できる。必要に応じて、加熱温度と加熱時間を組
み合せれば良い。
「大百科辞典」(1985年版)に「柑橘類」として記
載されているものの果汁をさす。つまり分類学上はミカ
ン属、キンカン属及びカラタチ属に属し、ミカン科植物
の総称である。この中には、温州ミカン、夏みかん、オ
レンジ、ブンタン、グレープフルーツ、レモン、八朔、
伊予柑、キンカン、ポンカン等がある。つまり柑橘果汁
とは上記の柑橘類の果汁を含むものであって単独であっ
ても、数種類の柑橘類の果汁を混合したものであっても
よい。
すいフラボノイドを析出させないためにヘスペリジン配
糖体を添加する技術は報告されていたが、すでに析出し
ているフラボノイドを、ヘスペリジン配糖体を共存させ
ることにより、温和な加熱条件で溶解させることができ
るという事実は報告がなかった。本願技術により、結晶
のフラボノイドをふくんだまま出荷せざるを得ず、保存
中に沈澱の生成(通常全フラボノイドの半量以上)が必
然だった柑橘果汁製品を、ほぼ完全に(90%以上)フ
ラボノイドを溶解させた状態で出荷することが可能とな
った。このようにして製造された柑橘果汁製品は、保存
中に結晶のフラボノイドが析出することがほとんどなか
った。
(6倍濃縮液, Bx62)を蒸留水で6倍(w/w)
希釈し,果汁含有率100%オレンジ果汁飲料を作製し
た.このオレンジ果汁飲料中にヘスペリジン配糖体を
0、0.017、0.030、0.043、0.086
%(w/v)となるように添加した後,プレート殺菌機
を用いて93℃で10秒間加熱した. ついでペットボ
トル(1500ml)に瓶詰めし,ただちに1ml分取
した。分取したオレンジ果汁飲料を遠心分離(1200
0回転で2分間)し上清中のヘスペリジン量つまり溶存
ヘスペリジン量をHPLCで測定した。加熱前には全ヘ
スペリジン量の24%が溶解している。加熱により溶存
ヘスペリジン量は増加するものの、ヘスペリジン配糖体
無添加のサンプルでは全ヘスペリジン量の約50%が溶
解しているのみである。しかしながらヘスペリジン配糖
体を添加したうえで加熱することにより溶存ヘスペリジ
ン量が増加し、0.03%以上添加すれば全ヘスペリジ
ンの90%以上が溶解していた。その結果を図1に示
す。HPLCの条件は以下に示す。 HPLCの条件 カラム;ODSカラム(4.6×250mm,メルク社
製),溶媒;アセトニトリル−水(20:80,v/
v),流速;0.5ml/minカラム温度;40℃,
検出;280nm.
(6倍濃縮液, Bx62)を蒸留水で12倍(w/
w)希釈し,果汁含有率50%オレンジ果汁飲料を作製
した.クエン酸濃度は、0.3g/100ml,Bx1
0(蔗糖にて)に調整した。このオレンジ果汁飲料中に
ヘスペリジン配糖体を0、0.017、0.030、
0.043、0.086%(w/v)となるように添加
した後,プレート殺菌機を用いて93℃まで加熱した。
ついでペットボトル(1500ml)に瓶詰めし,ただ
ちに1ml分取した。分取したオレンジ果汁飲料を遠心
分離(12000回転で2分間)し上清中のヘスペリジ
ン量つまり溶存ヘスペリジン量をHPLCで測定した。
加熱前には全ヘスペリジン量の24%が溶解している。
加熱により溶存ヘスペリジン量は増加するものの、ヘス
ペリジン配糖体無添加のサンプルでは全ヘスペリジン量
の約50%が溶解しているのみである。しかしながらヘ
スペリジン配糖体を添加したうえで加熱することにより
溶存ヘスペリジン量が増加し、0.03%以上添加すれ
ば全ヘスペリジンの90%以上が溶解していた。その結
果を図2に示す。
(6倍濃縮液, Bx62)を蒸留水で20倍(w/
w)希釈し,果汁含有率30%オレンジ果汁飲料を作製
した。クエン酸濃度は、0.3g/100ml,Bx1
0(蔗糖にて)に調整した。このオレンジ果汁飲料中に
ヘスペリジン配糖体を0、0.017、0.030、
0.043、0.086%(w/v)となるように添加
した後,プレート殺菌機を用いて93℃で10秒間加熱
した. ついでペットボトル(1500ml)に瓶詰め
しただちに1ml分取した。分取したオレンジ果汁飲料
を遠心分離(12000回転で2分間)し上清中のヘス
ペリジン量つまり溶存ヘスペリジン量をHPLCで測定
した。加熱前には全ヘスペリジン量の29%が溶解して
いる。加熱により溶存ヘスペリジン量は増加するもの
の、ヘスペリジン配糖体無添加のサンプルでは全ヘスペ
リジン量の約50%が溶解しているのみである。しかし
ながらヘスペリジン配糖体を添加したうえで加熱するこ
とにより溶存ヘスペリジン量が増加し、0.03%以上
添加すれば全ヘスペリジンの90%以上が溶解していた
その結果を図3に示す。
(6倍濃縮液, Bx62)を蒸留水で6倍(w/w)
希釈し,果汁含有率100%オレンジ果汁飲料を作製し
た。このオレンジ果汁飲料中にヘスペリジン配糖体を
0、0.017、0.030、0.043、0.086
%(w/v)となるように添加した後,プレート殺菌機
を用いて93℃で30秒間加熱した。ついで,ペットボ
トル(1500ml)に瓶詰めし,ただちに1ml分取
した。分取したオレンジ果汁飲料を遠心分離(1200
0回転で2分間)し上清中のヘスペリジン量つまり溶存
ヘスペリジン量をHPLCで測定した。加熱前には全ヘ
スペリジン量の24%が溶解している。加熱により溶存
ヘスペリジン量は増加するものの、ヘスペリジン配糖体
無添加のサンプルでは全ヘスペリジン量の約50%が溶
解しているのみである。しかしながらヘスペリジン配糖
体を添加したうえで加熱することにより溶存ヘスペリジ
ン量が増加し、0.03%以上添加すれば全ヘスペリジ
ンの90%以上が溶解していた。
(6倍濃縮液, Bx62)を蒸留水で6倍(w/w)
希釈したオレンジ果汁に同様の濃縮ミカン果汁を希釈し
たミカン果汁を1対1で混合し,オレンジとミカンから
なる柑橘果汁飲料を作製した。この柑橘果汁飲料中にヘ
スペリジン配糖体を0、0.017、0.030、0.
043、0.086%(w/v)となるように添加した
後,プレート殺菌機を用いて93℃で30秒間加熱し
た。ついで,ペットボトル(1500ml)に瓶詰めし,
ただちに1ml分取した。分取したオレンジ果汁飲料を
遠心分離(12000回転で2分間)し上清中のヘスペ
リジン量つまり溶存ヘスペリジン量をHPLCで測定し
た。加熱前には全ヘスペリジン量の25%が溶解してい
る。加熱により溶存ヘスペリジン量は増加するものの、
全ヘスペリジン量の約50%が溶解しているのみであ
る。しかしながらヘスペリジン配糖体を添加したうえで
加熱殺菌することにより溶存ヘスペリジン量が増加し、
0.03%以上添加すれば全ヘスペリジンの90%以上
が溶解していた。
(6倍濃縮液)を蒸留水で6倍(w/w)希釈し、果汁
含有率100%グレープフルーツ果汁飲料を作製した。
このグレープフルーツ果汁飲料中にヘスペリジン配糖体
を0、0.017、0.030、0.043、0.08
6%(w/v)となるように添加した後,プレート殺菌
機を用いて93℃で20秒間加熱した。ついでペットボ
トル(1500ml)に瓶詰めし、ただちに1ml分取
した。分取したグレープフルーツ果汁飲料を遠心分離
(12000回転で2分間)し上清中のナリンジン量つ
まり溶存ナリンジン量をHPLCで測定した。加熱前に
は全ナリンジン量の約20%が溶解している。加熱によ
り溶存ナリンジン量は増加するものの、全ナリンジン量
の約50%が溶解しているのみである。しかしながらヘ
スペリジン配糖体を添加したうえで加熱殺菌することに
より溶存ナリンジン量が増加し、0.03%以上添加す
れば全ナリンジンの80%以上が溶解していた。
(6倍濃縮液, Bx62)を蒸留水で12倍(w/
w)希釈し,果汁含有率50%オレンジ果汁飲料を作製
した。クエン酸濃度は、0.3g/100ml,Bx1
0(蔗糖にて)に調整した。このオレンジ果汁飲料中に
ヘスペリジン配糖体を0、0.017、0.030、
0.043、0.086%(w/v)となるように添加
した後,プレート殺菌機を用いて80℃で30秒間加熱
加熱した。ついで、ペットボトル(1500ml)に瓶
詰めし、ただちに1ml分取した。分取したオレンジ果
汁飲料を遠心分離(12000回転で2分間)し上清中
のヘスペリジン量つまり溶存ヘスペリジン量をHPLC
で測定した。加熱前には全ヘスペリジン量の24%が溶
解している。加熱殺菌により溶存ヘスペリジン量は増加
するものの、全ヘスペリジン量の約50%が溶解してい
るのみである。しかしながらヘスペリジン配糖体を添加
したうえで加熱することにより溶存ヘスペリジン量が増
加し、0.03%以上添加すれば全ヘスペリジンの90
%以上が溶解していた。
(6倍濃縮液, Bx62)を蒸留水で6倍(w/w)
希釈し,果汁含有率100%オレンジ果汁飲料を作製し
た。この状態で果汁中の全ヘスペリジン量の24%が溶
解している。このオレンジ果汁飲料中にヘスペリジン配
糖体を0、0.02、0.03、0.04、0.09%
(w/v)となるように添加した後、加熱しないもの、
および加熱最高温度が夫々63℃、75℃、80℃、8
3℃、95℃まで加熱したものについてヘスペリジンの
溶存率を測定した。各加熱温度における溶存率を図4か
ら図9に示す。加熱しないものについてはヘスペリジン
は30%程度しか溶解しなかった。ヘスペリジン配糖体
濃度が同じであれば温度が高くなるほどヘスペリジンの
溶存率は高くなることが示された。
ているヘスペリジンが溶解した柑橘果汁飲料をつくるこ
とができた。この柑橘果汁飲料は沈澱量が少なく見た目
にきれいである。またこの柑橘果汁飲料はビタミンPと
しての生理効果から健康飲料、健康加工食品及び医薬品
に利用できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 ヘスペリジン配糖体を柑橘果汁ならびに
果汁飲料に添加ののち加熱し、含まれているフラボノイ
ド化合物を溶解する事を特徴とする柑橘果汁ならびに果
汁飲料の製造方法。 - 【請求項2】 ヘスペリジン配糖体を柑橘果汁ならびに
果汁飲料に添加ののち加熱し、含まれているヘスペリジ
ンを溶解する事を特徴とする柑橘果汁ならびに果汁飲料
の製造方法。 - 【請求項3】 ヘスペリジン配糖体を柑橘果汁ならびに
果汁飲料に添加ののち加熱し、含まれているナリンジ
ン、ネオヘスペリジンを溶解する事を特徴とする柑橘果
汁ならびに果汁飲料の製造方法。 - 【請求項4】 柑橘果汁ならびに果汁飲料がオレンジ果
汁ならびに果汁飲料である事を特徴とする請求項2の製
造方法。 - 【請求項5】 柑橘果汁ならびに果汁飲料が温州ミカン
果汁ならびに果汁飲料である事を特徴とする請求項2の
製造方法。 - 【請求項6】 柑橘果汁ならびに果汁飲料がオレンジや
温州ミカン等の1種以上の柑橘類の混合物の果汁ならび
に果汁飲料である事を特徴とする請求項1の製造方法。
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JP04594499A JP3878763B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 柑橘系果汁ならびに果汁飲料の製造方法 |
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