JP2000235088A - 携帯用電子機器および携帯用電子機器の制御方法 - Google Patents

携帯用電子機器および携帯用電子機器の制御方法

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JP2000235088A JP28184899A JP28184899A JP2000235088A JP 2000235088 A JP2000235088 A JP 2000235088A JP 28184899 A JP28184899 A JP 28184899A JP 28184899 A JP28184899 A JP 28184899A JP 2000235088 A JP2000235088 A JP 2000235088A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ等の操作者が自己の判断により容易に
節電モードに移行させることが可能であり、当該操作者
の使用状態に応じた最適な状態でより消費電力の低減を
図る。 【解決手段】 操作子を操作することにより、ユーザ等
の操作者が任意で節電モードに強制的に移行させること
ができるようになっている。従って、より確実に、より
操作者の使用状態に則して蓄えた電気エネルギーを節約
することができ、発電の有無によって自動的に時刻表示
を停止して節電モードに移行する場合と比較してより無
駄な電力消費を削減することができる。さらに操作子の
操作状態の完了までの時間的制限を設けることにより、
誤って節電モードに移行することもなく、操作者が他の
操作を行う際の操作性を損なうこともない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用電子機器お
よび携帯用電子機器の制御方法に係り、特にアナログ指
針を有する電子制御時計の消費電力を低減させる技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、腕時計タイプなどの小型の電子時
計に太陽電池などの発電装置を内蔵し、電池交換なしに
動作するものが実現されている。これらの電子時計にお
いては、発電装置で発生した電力をいったん大容量コン
デンサなどに充電する機能を備えており、発電が行われ
ないときはコンデンサから放電される電力で時刻表示が
行われるようになっている。このため、電池なしでも長
時間安定した動作が可能であり、電池の交換の手間ある
いは電池の廃棄上の問題などを考慮すると、今後、多く
の電子時計に発電装置が内蔵されるものと期待されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、腕時計
などに内蔵される発電装置は、照射された光を電気エネ
ルギーに変換する太陽電池、あるいは、ユーザの腕の動
きなどを捉えて運動エネルギーを電気エネルギーに変換
する発電システムなどである。これらの発電装置はユー
ザの周囲のエネルギーを電気エネルギーに変換して使用
するという面では非常にすぐれているが、利用可能なエ
ネルギー密度が低く、さらに、継続したエネルギーが得
られないという問題がある。従って、継続した発電は行
われず、その間は大容量コンデンサに蓄積された電力で
電子時計は動作する。このため、大容量コンデンサはで
きるだけ大きな容量のものが望ましいが、サイズが大き
すぎると腕時計装置に収納できず、また、充電に時間が
かかるので適当な電圧が得にくいなどの問題がある。一
方、容量が小さいと、発電できない期間が長くなると電
子時計が止まってしまい、再び光を当てるなどして電子
時計が動作を開始しても時刻表示が狂っており正確な現
時刻が表示されない。従って、時計としての機能を果た
さなくなる。
【0004】そこで、太陽電池を用いた腕時計装置で
は、太陽電池を用いて周辺の照度を検出できるので、例
えば、夜間などのように照度が設定値より低下すると時
刻表示を停止して内部のカウンタで停止している時間を
計測し(節電モード)、朝になって照度が高くなると時
刻表示を再開すると共に内部カウンタの値に基づき現時
刻に復帰する(通常動作モード)ようなシステムが提案
されている。しかしながら、夜間でも時刻を見たいこと
は多々あり、そのときに瞬時に現時刻がわからないのは
不便である。また、コートなどを着用している冬季には
腕時計に光が当たらない機会が多く、このようなときに
計時が停止してしまうと腕時計としての機能が果たされ
ない。逆に、腕時計を着用していなくても室内などに放
置されていれば微弱な光があたるので計時を行うことに
なり、無駄な電力消費が発生する。
【0005】また、通常動作モードから節電モードへの
移行は、腕時計装置の制御装置が判断するものであり、
ユーザが任意に節電モードへ移行させることはできない
ため、必ずしも各ユーザの使用状態に応じた最適な状態
で消費電力の低減をはかることはできないという問題点
があった。あるいは、工場での組立、検査、包装や工場
から小売業者への搬送、保管段階において、節電モード
に任意に移行させることはできず、消費電力の低減を図
ることができないという問題点があった。そこで、本発
明の目的は、ユーザや、製造作業者、小売業者等の必要
性がある者が自己の判断により容易に節電モードに移行
させることが可能であり、ユーザ等の使用状態に応じた
最適な状態でより消費電力の低減をはかることができる
携帯用電子機器および携帯用電子機器の制御方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の構成は、第1のエネルギーを第2の
エネルギーである電気エネルギーに変換することにより
発電を行う発電手段と、前記発電により得られた電気エ
ネルギーを蓄える電源手段と、前記電源手段から供給さ
れる電気エネルギーにより駆動される被駆動手段と、ユ
ーザが各種操作を行うための操作手段と、前記操作手段
の操作状態が予め定めた前記被駆動手段の消費電力を低
減させる節電モードへの移行を指示する操作状態である
か否かを判別する操作状態判別手段と、前記操作状態判
別手段の判別結果に基づいて、動作モードを前記節電モ
ードに移行させる動作モード制御手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0007】請求項2記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記操作手段は、前記操作者が操作を行う
操作子と、前記操作子の位置を検出する位置検出手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0008】請求項3記載の構成は、請求項2記載の構
成において、前記操作状態判別手段は、前記操作子の位
置が第1の位置から第2の位置に移動され、さらに予め
定めた所定時間内に前記第2の位置から前記第1の位置
に戻された場合に、前記節電モードへの移行を指示する
操作状態であると判別することを特徴としている。
【0009】請求項4記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記携帯用電子機器が携帯されている携帯
状態にあるか否かを検出する携帯検出手段を備え、前記
動作モード制御手段は、前記携帯検出手段の検出結果に
基づいて、前記携帯用電子機器が非携帯状態にある場合
に前記被駆動装置の消費電力を低減させるべく、前記被
駆動装置の動作モードを前記通常動作モードから前記節
電モードに移行させる、ことを特徴としている。
【0010】請求項5記載の構成は、請求項4記載の構
成において、前記携帯検出手段は、前記発電手段の発電
状態に基づいて前記携帯用電子機器が携帯されている携
帯状態にあるか否かを検出することを特徴としている。
【0011】請求項6記載の構成は、請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載の構成において、前記第1のエ
ネルギーは運動エネルギー、圧力エネルギーあるいは熱
エネルギーのいずれかであることを特徴としている。
【0012】請求項7記載の構成は、請求項4記載の構
成において、前記第1のエネルギーは光エネルギーある
いは電磁波エネルギーのいずれかであり、前記動作モー
ド制御手段は、前記携帯用電子機器が非携帯状態にあ
り、かつ、前記発電装置の発電状態が予め定めた前記節
電モードに対応する所定の発電状態にある場合に、前記
被駆動装置の動作モードを前記節電モードに移行させ
る、ことを特徴としている。
【0013】請求項8記載の構成は、請求項1ないし請
求項7のいずれかに記載の構成において、前記被駆動手
段は、時刻表示を行う時刻表示手段であることを特徴と
している。
【0014】請求項9記載の構成は、請求項8記載の構
成において、前記操作手段は、前記操作者が操作を行う
ためのリュウズと、前記リュウズの位置を検出する位置
検出手段と、を備えたことを特徴としている。
【0015】請求項10記載の構成は、請求項9記載の
構成において、前記操作状態判別手段は、前記リュウズ
の位置が第1の位置から第2の位置に移動され、さらに
予め定めた所定時間内に前記第2の位置から前記第1の
位置に戻された場合に、前記節電モードへの移行を指示
する操作状態であると判別することを特徴としている。
【0016】請求項11記載の構成は、請求項8ないし
請求項10のいずれかに記載の電子機器において、前記
時刻表示手段は、時刻のアナログ表示を行うアナログ指
針と、前記アナログ指針を駆動する指針駆動手段と、を
備え、前記動作モード制御手段は、前記節電モード時に
おいては、前記指針駆動手段の動作を停止させる動作停
止手段を備えた、ことを特徴としている。
【0017】請求項12記載の構成は、請求項8ないし
請求項11のいずれかに記載の電子機器において、前記
操作手段の操作状態が前記節電モードへの移行を指示す
る操作状態となった場合に、前記節電モード中の経過時
間をカウントする経過時間カウント手段と、前記節電モ
ードから通常動作モードへの移行に際し、前記経過時間
カウント手段のカウント値に基づいて前記時刻表示手段
における表示を前記経過時間に対応する時刻に復帰させ
る表示時刻復帰手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0018】請求項13記載の構成は、ユーザ等の操作
者が各種操作を行うための操作子、電気エネルギーを蓄
える電源ユニット及び前記電気エネルギーにより駆動さ
れる被駆動ユニットを有する携帯用電子機器の制御方法
において、第1のエネルギーを第2のエネルギーである
電気エネルギーに変換することにより発電を行う発電工
程と、前記操作子の操作状態が予め定めた前記被駆動手
段の消費電力を低減させる節電モードへの移行を指示す
る操作状態であるか否かを判別する操作状態判別工程
と、前記操作状態判別工程における判別結果に基づい
て、動作モードを前記節電モードに移行させる動作モー
ド制御工程と、を備えたことを特徴としている。
【0019】請求項14記載の構成は、請求項13記載
の構成において、前記操作状態判別工程は、前記操作子
の位置を検出する位置検出工程を備えたことを特徴とし
ている。
【0020】請求項15記載の構成は、請求項14記載
の構成において、前記操作状態判別工程は、前記操作子
の位置が第1の位置から第2の位置に移動され、さらに
予め定めた所定時間内に前記第2の位置から前記第1の
位置に戻された場合に、前記節電モードへの移行を指示
する操作状態であると判別することを特徴としている。
【0021】請求項16記載の構成は、請求項13記載
の構成において、前記携帯用電子機器が携帯されている
携帯状態にあるか否かを検出する携帯検出工程を備え、
前記動作モード制御工程は、前記携帯検出工程における
検出結果に基づいて、前記携帯用電子機器が非携帯状態
にある場合に前記被駆動装置の動作モードを前記通常動
作モードから前記節電モードに移行させる、ことを特徴
としている。
【0022】請求項17記載の構成は、請求項16記載
の構成において、前記携帯検出工程は、前記発電工程に
おける発電状態に基づいて前記携帯用電子機器が携帯さ
れている携帯状態にあるか否かを検出することを特徴と
している。
【0023】請求項18記載の構成は、請求項13ない
し請求項17のいずれかに記載の電子機器の制御方法に
おいて、前記被駆動ユニットは、時刻表示を行う時刻表
示装置であり、前記操作子は、前記操作者が操作を行う
ためのリュウズであり、前記操作状態判別工程は、前記
リュウズの位置を検出する位置検出工程を備えたことを
特徴としている。
【0024】請求項19記載の構成は、請求項18記載
の構成において、前記操作状態判別工程は、前記リュウ
ズの位置が第1の位置から第2の位置に移動され、さら
に予め定めた所定時間内に前記第2の位置から前記第1
の位置に戻された場合に、前記節電モードへの移行を指
示する操作状態であると判別することを特徴としてい
る。
【0025】請求項20記載の構成は、請求項18また
は請求項19のいずれかに記載の構成において、前記時
刻表示装置は、時刻のアナログ表示を行うアナログ指針
と、前記アナログ指針を駆動する指針駆動装置と、を備
え、前記動作モード制御工程は、前記節電モード時にお
いては、前記指針駆動装置の動作を停止させる動作停止
工程を備えた、ことを特徴としている。
【0026】請求項21記載の構成は、請求項18ない
し請求項20のいずれかに記載の構成において、前記操
作子の操作状態が前記節電モードへの移行を指示する操
作状態となった場合に、前記節電モード中の経過時間を
カウントする経過時間カウント工程と、前記節電モード
から通常動作モードへの移行に際し、前記経過時間カウ
ント手段のカウント値に基づいて前記時刻表示装置にお
ける表示を前記経過時間に対応する現在時刻に復帰させ
る表示時刻復帰工程と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0027】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。 [1] 概要構成 図1に、本発明の一実施形態に係る計時装置1の概略構
成を示し、図2に計時装置1の輪列付近を示す組立平面
図を示す。計時装置1は、腕時計であって、使用者は装
置本体に連結されたベルトを手首に巻き付けて使用する
ようになっている。本実施形態の計時装置1は、大別す
ると、交流電力を発電する発電部Aと、発電部Aからの
交流電圧を整流するとともに昇圧した電圧を蓄電し、各
構成部分へ電力を給電する電源部Bと、発電部Aの発電
状態を検出する発電状態検出部91を備えその検出結果
に基づいて装置全体を制御する制御部23と、秒針61
をステップモータ10を用いて駆動する秒針運針機構C
Sと、分針及び時針をステップモータを用いて駆動する
時分針運針機構CHMと、制御部23からの制御信号に基
づいて秒針運針機構CSを駆動する秒針駆動部30Sと、
制御部23からの制御信号に基づいて時分針運針機構C
HMを駆動する時分針駆動部30HMと、計時装置1の動作
モードを時刻表示モードからカレンダ修正モード、時刻
修正モードあるいは強制的に後述する節電モードに移行
させるための指示操作を行う外部入力装置100を構成
するリュウズ80を備えて構成されている。
【0028】ここで、制御部23は、発電部Aの発電状
態に応じて、運指機構CS、CHMを駆動して時刻表示を
行う表示モード(通常動作モード)と、秒針運針機構C
S及び時分針運針機構CHMへの給電を停止して電力を節
電を行う節電モードとを切り換えるようになっている。
また、節電モードから表示モードへの移行は、ユーザ等
の操作者が計時装置1を手に持ってこれを振ることによ
って、発電を強制的に行ったことを検出して強制的に移
行されるようになっている。
【0029】[2] 詳細構成 以下、計時装置1各構成部分について説明する。なお、
制御部23については機能ブロックを用いて後述する。 [2.1] 発電部 まず発電部Aについて説明する。発電部Aは、発電装置
40を備えており、この発電装置40は、発電用ロータ
43が発電用ステータ42の内部で回転することによ
り、発電用ステータ42に接続された発電コイル44に
電力を誘起させる交流発電装置である。図3に示すよう
に、発電用ロータ43のかなには、地板に軸支されるロ
ータ伝え車46が噛合されており、ロータ伝え車46に
は、回転錘車57が噛合されている。これにより、回転
錘車57の回転が増速されて発電用ロータ43に伝達さ
れるようになっている。回転錘45は、回転錘車57に
嵌め入れられることによって回転錘車57と一体化され
ており、回転錘45の回転に伴って回転錘車57が回転
するようになっている。回転錘車57の内周側には、内
輪58が配置されており、この内輪58がネジ59によ
って図示しない回転錘受に固定されている。内輪58と
回転錘車57の間には、図示しない複数のボールが挿入
されている。
【0030】この構成の下、使用者の腕に動き等が生じ
た場合には、回転錘45がその動きを捉えて回転錘車5
7と一体となって回転し、この回転がロータ伝え車46
を介して発電用ロータ43に伝達される。ここで、回転
錘45が回転した場合にも、内輪58は回転しないよう
になっており、回転錘45等を支持するネジ59がゆる
んでしまうことを防止している。このようにして発電装
置40は、使用者の腕の動き等から発電用ロータ43を
高速で回転させて発電を行っている。発電装置40で発
電された電力は、整流回路47(図1参照)を介して大
容量コンデンサ48に蓄えられる。
【0031】[2.2] 電源部 次に、電源部Bについて説明する。電源部Bは、過大電
圧が後段の回路に印加されるのを防止するためのリミッ
タ回路LMと、整流回路として作用するダイオード47
と、大容量コンデンサ48と、昇降圧回路49と、を備
えて構成されている。なお、図1に示すように、発電部
A側から順にリミッタ回路LM、整流回路(ダイオード
47)、大容量コンデンサ48と配置する他、整流回路
(ダイオード47)、リミッタ回路LM、大容量コンデ
ンサ48の順番で配置するようにすることも可能であ
る。昇降圧回路49は、複数のコンデンサ49a、49
bおよび49cを用いて多段階の昇圧および降圧ができ
るようになっており、制御部23からの制御信号φ11
によって秒針駆動部30S及び時分針駆動部30HMに供
給する電圧を調整することができる。ここで、電源部B
は、Vdd(高電圧側)を基準電位(GND)に取り、
Vss(低電圧側)を電源電圧として生成している。
【0032】[2.3] 運針機構 次に運針機構CS、CHMについて説明する。 [2.3.1] 秒針運針機構 まず秒針運針機構CSについて説明する。秒針運針機構
CSに用いられているステッピングモータ10は、パル
スモータ、ステッピングモータ、階動モータあるいはデ
ジタルモータなどとも称され、デジタル制御装置のアク
チュエータとして多用されている、パルス信号によって
駆動されるモータである。近年、携帯に適した小型の電
子装置あるいは情報機器用のアクチュエータとして小
型、軽量化されたステッピングモータが多く採用されて
いる。このような電子装置の代表的なものが電子時計、
時間スイッチ、クロノグラフといった計時装置である。
本実施形態のステッピングモータ10は、秒針駆動部3
0Sから供給される駆動パルスによって磁力を発生する
駆動コイル11と、この駆動コイル11によって励磁さ
れるステータ12と、さらに、ステータ12の内部にお
いて励磁される磁界により回転するロータ13を備えて
いる。
【0033】また、ステッピングモータ10は、ロータ
13がディスク状の2極の永久磁石によって構成された
PM型(永久磁石回転型)で構成されている。ステータ
12には、駆動コイル11で発生した磁力によって異な
った磁極がロータ13の回りのそれぞれの相(極)15
および16に発生するように磁気飽和部17が設けられ
ている。また、ロータ13の回転方向を規定するため
に、ステータ12の内周の適当な位置には内ノッチ18
が設けられており、コギングトルクを発生させてロータ
13が適当な位置に停止するようにしている。ステッピ
ングモータ10のロータ13の回転は、かなを介してロ
ータ13に噛合された秒中間車51及び秒車(秒指示
車)52からなる輪列50によって秒針53に伝達さ
れ、秒表示がなされることとなる。
【0034】[2.3.2] 時分運針機構 次に時分針運針機構CHMについて説明する。時分運針機
構CHMに用いられているステッピングモータ60は、ス
テッピングモータ10と同様の構成となっている。本実
施形態のステッピングモータ60は、時分駆動部30HM
から供給される駆動パルスによって磁力を発生する駆動
コイル61と、この駆動コイル61によって励磁される
ステータ62と、さらに、ステータ62の内部において
励磁される磁界により回転するロータ63を備えてい
る。また、ステッピングモータ60は、ロータ63がデ
ィスク状の2極の永久磁石によって構成されたPM型
(永久磁石回転型)で構成されている。ステータ62に
は、駆動コイル61で発生した磁力によって異なった磁
極がロータ63の回りのそれぞれの相(極)65および
66に発生するように磁気飽和部67が設けられてい
る。また、ロータ63の回転方向を規定するために、ス
テータ62の内周の適当な位置には内ノッチ68が設け
られており、コギングトルクを発生させてロータ63が
適当な位置に停止するようにしている。
【0035】ステッピングモータ60のロータ63の回
転は、かなを介してロータ63に噛合された四番車7
1、三番車72、二番車(分指示車)73、日の裏車7
4および筒車(時指示車)75からなる輪列70によっ
て各針に伝達される。二番車73には分針76が接続さ
れ、さらに、筒車75には時針77が接続されている。
ロータ63の回転に連動してこれらの各針によって時分
が表示される。さらに輪列70には、図示してはいない
が、年月日(カレンダ)などの表示を行うための伝達系
(例えば、日付表示を行う場合には、筒中間車、日回し
中間車、日回し車、日車等)を接続することももちろん
可能である。この場合においては、さらにカレンダ修正
系輪列(例えば、第1カレンダ修正伝え車、第2カレン
ダ修正伝え車、カレンダ修正車、日車等)を設けること
が可能である。
【0036】[2.4]秒針駆動部及び時分針駆動部 次に、秒針駆動部30S及び時分針駆動部30HMについ
て説明する。この場合において、秒針駆動部30S及び
時分針駆動部30HMは同様の構成であるので、秒針駆動
部30Sについてのみ説明する。秒針駆動部30Sは、制
御部23の制御下でステッピングモータ10に様々な駆
動パルスを供給する。秒針駆動部30Sは、直列に接続
されたpチャンネルMOS33aとnチャンネルMOS
32a、およびpチャンネルMOS33bとnチャンネ
ルMOS32bによって構成されたブリッジ回路を備え
ている。
【0037】また、秒針駆動部30Sは、pチャンネル
MOS33aおよび33bとそれぞれ並列に接続された
回転検出用抵抗35aおよび35bと、これらの抵抗3
5aおよび35bにチョッパパルスを供給するためのサ
ンプリング用のpチャンネルMOS34aおよび34b
を備えている。したがって、これらのMOS32a、3
2b、33a、33b、34aおよび34bの各ゲート
電極に制御部23からそれぞれのタイミングで極性およ
びパルス幅の異なる制御パルスを印加することにより、
駆動コイル11に極性の異なる駆動パルスを供給した
り、あるいは、ロータ13の回転検出用および磁界検出
用の誘起電圧を励起する検出用のパルスを供給すること
ができるようになっている。
【0038】[2.5] 制御部 次に、制御部23の構成について図4を参照しつつ説明
する。図4に、制御部23とその周辺構成の機能ブロッ
ク図を示す。制御部23は、大別すると、パルス合成回
路22と、モード設定部90と、時刻情報記憶部96
と、駆動制御回路24と、を備えている。まず、パルス
合成回路22は、水晶振動子などの基準発振源21を用
いて安定した周波数の基準パルスを発振する発振回路
と、基準パルスを分周して得た分周パルスと基準パルス
とを合成してパルス幅やタイミングの異なるパルス信号
を発生する合成回路と、を備えて構成されている。次
に、モード設定部90は、発電状態検出部91、発電状
態の検出のために用いる設定値を切り換える設定値切換
部95、大容量コンデンサ48の充電電圧Vcを検出す
る電圧検出回路92と、発電状態に応じて時刻表示のモ
ードを制御するとともに充電電圧に基づいて昇圧倍率を
制御する中央制御回路93と、モードを記憶するモード
記憶部94と、を備えて構成されている。
【0039】この発電状態検出部91は、発電装置40
の起電圧Vgenを設定電圧値Voと比較して発電が検
出されたか否かを判断する第1の検出回路97と、設定
電圧値Voよりもかなり小さな設定電圧値Vbas以上
の起電圧Vgenが得られた発電継続時間Tgenを設
定時間値Toと比較して発電が検出されたか否かを判断
する第2の検出回路98とを備えており、第1および第
2の検出回路97および98にいずれか一方の条件が満
足すると、発電状態であると判断するようになってい
る。ここで、設定電圧値VoおよびVbasは、いずれ
もVdd(=GND)を基準としたときの負電圧であ
り、Vddからの電位差を示している。
【0040】ここで、第1の検出回路97および第2の
検出回路98の構成について図5を参照して説明する。
図5において、まず、第1の検出回路97は、コンパレ
ータ971、定電圧Vaを発生する基準電圧源972、
定電圧Vbを発生する基準電圧源973、スイッチSW
1、リトリガブルモノマルチ974から大略構成されて
いる。基準電圧源972の発生電圧値は、表示モードに
おける設定電圧値Vaとなっており、一方、基準電圧源
973の発生電圧値は、節電モードの設定電圧値Vbと
なっている。基準電圧源972,973は、スイッチS
W1を介してコンパレータ971の正入力端子に接続さ
れている。このスイッチSW1は、設定値切換部95に
よって制御され、表示モードにおいて基準電圧源972
を、節電モードにおいて基準電圧源973をコンパレー
タ971の正入力端子に接続する。また、コンパレータ
971の負入力端子には、発電部Aの起電圧Vgenが
供給されている。したがって、コンパレータ971は、
起電圧Vgenを設定電圧値Vaまたは設定電圧値Vb
と比較し、起電圧Vgenがこれらを下回る場合(大振
幅の場合)には“H”レベルとなり、起電圧Vgenが
これらを上回る場合(小振幅の場合)には“L”レベル
となる比較結果信号を生成する。
【0041】次に、リトリガブルモノマルチ974は、
比較結果信号が“L”レベルから“H”レベルに立ち上
がる際に発生する立上エッジでトリガされ、“L”レベ
ルから“H”レベルに立ち上がり、所定時間が経過した
後に“L”レベルから“H”レベルに立ち上がる信号を
生成する。また、リトリガブルモノマルチ974は、所
定時間が経過する前に再度トリガされると、計測時間を
リセットして新たに時間計測を開始するように構成され
ている。
【0042】次に、第1の検出回路97の動作を説明す
る。現在のモードが表示モードであるとすれば、スイッ
チSW1は基準電圧源972を選択し、設定電圧値Va
をコンパレータ971に供給する。すると、コンパレー
タ971は設定電圧値Vaと起電圧Vgenとを比較し
て、比較結果信号を生成する。この場合、リトリガブル
モノマルチ974は、比較結果信号の立ち上がりエッジ
に同期して、“L”レベルから“H”レベルに立ち上が
る。一方、現在のモードが節電モードであるとすれば、
スイッチSW1は基準電圧源973を選択し、設定電圧
値Vbをコンパレータ971に供給する。この例では、
起電圧Vgenは設定電圧値Vbを越えないので、リト
リガブルモノマルチ974にトリガが入力されない。し
たがって、電圧検出信号Svはローレベルを維持するこ
とになる。このように第1の検出回路97では、モード
に応じた設定電圧値VaまたはVbと起電圧Vgenと
を比較することによって、電圧検出信号Sを生成してい
る。
【0043】図5において、第2の検出回路98は、積
分回路981、ゲート982、カウンタ983、デジタ
ルコンパレータ984およびスイッチSW2から構成さ
れている。まず、積分回路981はMOSトランジスタ
2、コンデンサ3、プルアップ抵抗4、インバータ回路
5及びインバータ回路5’から構成されている。起電圧
VgenがMOSトランジスタ2のゲートに接続されて
おり、起電圧VgenによってMOSトランジスタ2は
オン、オフ動作を繰り返し、コンデンサ3の充電を制御
する。スイッチング手段を、MOSトランジスタで構成
すればインバータ回路5も含めて、積分回路981は安
価なCMOS−ICで構成できるが、これらのスイッチ
ング素子、電圧検出手段はバイポーラトランジスタで構
成しても構わない。プルアップ抵抗4は、コンデンサ3
の電圧値V3を非発電時にVss電位に固定するととも
に、非発電時のリーク電流を発生させる役割がある。こ
れは数十から数百MΩ程度の高抵抗値であり、オン抵抗
が大きなMOSトランジスタでも構成可能である。コン
デンサ3に接続されたインバータ回路5によりコンデン
サ3の電圧値V3を判定し、さらにインバータ回路5の
出力を反転することにより検出信号Voutを出力す
る。ここで、インバータ回路5の閾値は、第1の検出回
路97で用いられる設定電圧値Voよりもかなり小さな
設定電圧値Vbasとなるように設定されている。
【0044】ゲート982には、パルス合成回路22か
ら供給される基準信号と検出信号Voutが供給されて
いる。したがって、カウンタ983は検出信号Vout
がハイレベルの期間、基準信号をカウントする。このカ
ウント値はデジタルコンパレータ983の一方の入力に
供給される。また、デジタルコンパレータ983の他方
の入力には、設定時間に対応する設定時間値Toが供給
されるようになっている。ここで、現在のモードが表示
モードである場合にはスイッチSW2を介して設定時間
値Taが供給され、現在のモードが節電モードである場
合にはスイッチSW2を介して設定時間値Tbが供給さ
れるようになっている。なお、スイッチSW2は、設定
値切換部95によって制御される。デジタルコンパレー
タ984は、検出信号Voutの立ち下がりエッジに同
期して、その比較結果を発電継続時間検出信号Stとし
て出力する。発電継続時間検出信号Stは、設定時間を
越えた場合に“H”レベルとなり、一方、設定時間を下
回った場合に“L”レベルとなる。
【0045】次に、第2の検出回路98の動作を説明す
る。発電部Aによって交流電力の発電が始まると、発電
装置40は、ダイオード47を介して起電圧Vgenを
生成する。発電が始まり起電圧Vgenの電圧値がVd
dからVssへ立ち下がるとMOSトランジスタ2がオ
ンして、コンデンサ3の充電が始まる。V3の電位は、
非発電時はプルアップ抵抗4によってVss側に固定さ
れているが、発電が起こり、コンデンサ3の充電が始ま
るとVdd側に上がり始める。次に起電圧Vgenの電
圧がVssへ増加に転じ、MOSトランジスタ2がオフ
すると、コンデンサ3への充電は止まるが、V3の電位
はコンデンサ3によってそのまま保持される。 以上の
動作は、発電が持続されている間、繰り返され、V3の
電位はVddまで上がっていき安定する。V3の電位が
インバータ回路5の閾値より上がると、インバータ回路
5’の出力である検出信号Voutが“L”レベルから
“H”レベルに切り替わり、発電の検出ができる。発電
検出までの応答時間は、電流制限抵抗を接続したり、M
OSトランジスタの能力を変えてコンデンサ3への充電
電流の値を調整したり、またコンデンサ3の容量値を変
えることによって任意に設定できる。
【0046】発電が停止すると起電圧VgenはVdd
レベルで安定するため、MOSトランジスタ2はオフし
た状態のままとなる。V3の電圧はコンデンサ3によっ
てしばらくは保持され続けるが、プルアップ抵抗4によ
るわずかなリーク電流によってコンデンサ3の電荷が抜
けるため、V3はVddからVssへ徐々に下がり始め
る。そしてV3がインバータ回路5の閾値を越えるとイ
ンバータ回路5’の出力である検出信号Voutは
“H”レベルから“L”レベルに切り替わり、発電がさ
れていないことの検出ができる。この応答時間はプルア
ップ抵抗4の抵抗値を変え、コンデンサ3のリーク電流
を調整することで任意に設定可能である。この検出信号
Voutがゲート982によって基準信号でゲートされ
ると、これをカウンタ983がカウントする。このカウ
ント値は、デジタルコンパレータ984によって、設定
時間に対応する値とタイミングT1で比較される。ここ
で、検出信号Voutのハイレベル期間Txが設定時間
値Toよりも長いならば、発電継続時間検出信号St
は、“L”レベルから“H”レベルに変化する。
【0047】さてここで、発電用ロータ43の回転速度
の違いによる起電圧Vgenおよび該起電圧Vgenに
対する検出信号Voutを説明する。起電圧Vgenの
電圧レベルおよび周期(周波数)は、発電用ロータ43
の回転速度に応じて変化する。すなわち、回転速度が大
きいほど、起電圧Vgenの振幅は大となり、かつ周期
が短くなる。このため、発電用ロータ43の回転速度、
すなわち発電装置40の発電の強さに応じて、検出信号
Voutの出力保持時間(発電継続時間)の長さが変化
することになる。すなわち、発電用ロータ43の回転速
度が小さい場合、すなわち、発電が弱い場合には、出力
保持時間はtaとなり、発電用ロータ43の回転速度が
大きい場合、すなわち、発電が強い場合には、出力保持
時間はtbとなる。両者の大小関係は、ta<tbであ
る。このように、検出信号Voutの出力保持時間の長
さによって、発電装置40の発電の強さを知ることがで
きる。
【0048】この場合において、設定電圧値Voおよび
設定時間値Toは、設定値切換部95によって切換制御
できるようになっている。設定値切換部95は、表示モ
ードから節電モードに切り換わると、発電検出回路91
の第1および第2の検出回路97および98の設定値V
oおよびToの値を変更する。本例においては、表示モ
ードの設定値VaおよびTaとして、節電モードの設定
値VbおよびTbよりも低い値がセットされるようにな
っている。したがって、節電モードから表示モードへ切
り換えるためには、大きな発電が必要とされる。ここ
で、その発電の程度は、計時装置1を通常携帯して得ら
れる程度では足らず、ユーザ等の操作者が手振りによっ
て強制的に充電する際に生じる大きなものである必要が
ある。換言すれば、節電モードの設定値VbおよびTb
は手振りによる強制充電を検出できるように設定されて
いる。 また、中央制御回路93は、第1および第2の
検出回路97および98で発電が検出されない非発電時
間Tnを計測する非発電時間計測回路99を備えてお
り、非発電時間Tnが所定の設定時間以上継続すると表
示モードから節電モードに移行するようになっている。
一方、節電モードから表示モードへの移行は、発電状態
検出部91によって、発電部Aが発電状態にあることが
検出され、かつ、大容量コンデンサ48の充電電圧VC
が十分であるという条件が整うと実行される。
【0049】ところで、本実施形態の電源部Bは昇降圧
回路49を備えているため、充電電圧VCがある程度低
い状態でも昇降圧回路49を用いて電源電圧を昇圧する
ことにより、運針機構CS、CHMを駆動することが可能
である。そこで、中央制御回路93は、充電電圧VCに
基づいて昇圧倍率を決定し、昇降圧回路49を制御して
いる。しかし、充電電圧VCがあまりに低いと、昇圧し
ても運針機構CS、CHMを動作させることができる電源
電圧を得ることができない。そのような場合に、節電モ
ードから表示モードに移行すると、正確な時刻表示を行
うことができず、また、無駄な電力を消費してしまうこ
とになる。そこで、本実施形態においては、充電電圧V
Cを予め定められた設定電圧値Vcと比較することによ
り、充電電圧VCが十分であるか否かを判断し、これを
節電モードから表示モードへ移行するための一条件とし
ている。
【0050】さらに中央制御回路93は、ユーザ等の操
作者により外部入力装置100が操作された場合に、予
め定めた強制的な節電モードへの移行の指示動作が所定
時間内に行われたか否かを監視するための節電モードカ
ウンタ101を備えて構成されている。こうして設定さ
れたモードは、モード記憶部94に記憶され、その情報
が駆動制御回路24、時刻情報記憶部96および設定値
切換部95に供給されている。駆動制御回路24におい
ては、表示モードから節電モードに切り換わると、駆動
部Eに対しパルス信号を供給するのを停止し、秒針駆動
部30S及び時分針駆動部30HMの動作を停止させる。
これにより、モータ10は回転しなくなり、時刻表示は
停止する。
【0051】次に、時刻情報記憶部96は、より具体的
にはアップダウンカウンタで構成されており(図示せ
ず)、表示モードから節電モードに切り換わると、パル
ス合成回路22によって生成された基準信号を受けて時
間計測を開始してカウント値をアップし(アップカウン
ト)、節電モードから表示モードに切り換わると、時間
計測を終了するようになっている。これにより、節電モ
ードの継続時間がカウント値として計測されることにな
る。また、節電モードから表示モードに切り換わると、
前記アップダウンカウンタのカウント値をダウンし(ダ
ウンカウント)、ダウンカウント中は、駆動制御回路2
4から秒針駆動部30S及び時分針駆動部30HMに供給
される早送りパルスを出力する。そして、アップダウン
カウンタのカウント値が零、すなわち、節電モードの継
続時間に相当する早送り運針時間が経過すると、早送り
パルスの送出を停止するための制御信号を生成し、これ
を秒針駆動部30S及び時分針駆動部30HMに供給して
いる。
【0052】この結果、時刻表示は現在時刻に復帰され
ることとなる。このように時刻情報記憶部96は、再表
示された時刻表示を現在時刻に復帰させる機能も備えて
いる。次に、駆動制御回路24は、パルス合成回路22
から出力される各種のパルスに基づいて、モードに応じ
た駆動パルスを生成する。まず、節電モードにあって
は、駆動パルスの供給を停止する。次に、節電モードか
ら表示モードへの切換が行われた直後には、再表示され
た時刻表示を現時刻に復帰させるために、パルス間隔が
短い早送りパルスを駆動パルスとして秒針駆動部30S
及び時分針駆動部30HMに供給する。次に、早送りパル
スの供給が終了した後には、通常のパルス間隔の駆動パ
ルスを秒針駆動部30S及び時分針駆動部30HMに供給
する。
【0053】[2.6] 外部入力装置 外部入力装置100は、大別すると操作子として機能す
るリュウズ80と、リュウズ80の動作位置を検出する
ための位置検出装置と、備えて構成されている。図6に
外部入力装置100周辺の構造説明図を示す。外部入力
装置100は、リュウズ80と連動する巻真81を備え
て折り、巻真81は、図中、矢印A方向に移動可能にな
されている。巻真81には、おしどり82が係合され、
このおしどり82は軸82aに揺動自在に支持されてい
る。これによりおしどり82は巻真81の移動に伴って
回動するようになっている。 おしどり82は、押さえ
部材105に設けられたクリック部105Aによって0
段位置、1段引き位置および2段引き位置の3箇所に位
置決めされるようになっている。これらの位置におしど
り82が位置決めされることによって、巻真81が通常
運針、暦修正および時刻修正状態のいずれかに位置決め
されることになる。また、おしどり82には、かんぬき
83が係合され。このかんぬき83は、軸83aに揺動
自在に支持されており、これによりおしどり82の移動
に伴って、図中矢印B方向にかんぬき83が回動するよ
うになっている。
【0054】かんぬき83は、巻真81に沿って移動可
能に設けられたつづみ車84に係合されており、かんぬ
き83が回動させられた場合には、つづみ車84が巻真
81に沿って移動させられる。このとき、かんぬき83
は、図中、矢印B1方向に回動され、1段引き位置に至
ると、第1スイッチSW1を構成する端子T1と当接
し、第1スイッチSW1はオン状態となる。さらに巻真
81を移動させると、かんぬき83は、図中、矢印B2
方向に回動され、つづみ車84の図中下方には、小鉄車
89が配置されており、巻真81が時刻修正状態(2段
引き位置)に位置決めされると、第1スイッチSW1を
構成する端子T1と離れて、第1スイッチSW1オフ状
態となるとともに、つづみ車84がかんぬき83によっ
て下方に移動させられ、小鉄車89と噛み合うようにな
っている。このとき、規制レバー91も図中、矢印C方
向に回動し、2段引き位置に至ると、第1スイッチSW
1を構成する端子T2と当接し、第2スイッチSW2は
オン状態となる。そして2段引き位置において、巻真8
1を回転させると、つづみ車84から小鉄車89に回転
が伝達され、小鉄車89から日の裏車90に回転が伝達
される。これにより、日の裏車90に係合される図示せ
ぬ二番車および筒車が回転させられ、時刻修正が行われ
る。
【0055】一方、時刻修正状態(1段引き位置)に巻
真81が位置決めさた場合には、おしどり82によって
規正レバー91が移動させられ、これにより規正レバー
91が図示せぬ四番車を停止させるとともに、電子回路
部をリセットするようになっている。また、巻真81に
は、第1カレンダー修正車92が巻真81に対して回転
自在に取り付けられている。巻真81が暦修正状態に位
置決めされた場合には、かんぬき83によってつづみ車
84が上方に移動させられ、第1カレンダー修正車92
と噛み合うようになっている。これにより、巻真81の
回転に伴って第1カレンダー修正車92が回転させら
れ、第1カレンダー修正車92に常時係合された図示せ
ぬ第2カレンダー修正車、およびこれに係合されたカレ
ンダー修正車が回転させられる。このカレンダー修正車
に常時係合された日車が回転させられることにより、暦
修正が行われる。
【0056】以上の動作における第1スイッチSW1及
び第2スイッチの状態をまとめると、以下の通りとな
る。 0段位置←→1段引き位置←→2段引き位置 SW1 オフ ←→ オン ←→ オフ SW2 オフ ←→ オフ ←→ オン ここで、図7及び図8を参照して、外部入力装置におけ
る位置検出装置の構成及び位関連動作について説明す
る。位置検出装置100Aは、図7に示すように、第2
スイッチSW2の状態に相当する第2スイッチ状態信号
SSW2が“H”レベルから“L”レベルに切り替わる場
合において、第1クロック信号CLK1の立ち上がりを
ラッチタイミングとして第2スイッチ状態信号SSW2を
取り込み、保持するラッチ回路110と、一方の入力端
子にラッチ回路が接続され、他方の入力端子に第1スイ
ッチSW1のオン/オフ状態に相当する第1スイッチ状
態信号SSW1が入力されるAND回路111と、AND
回路111の出力を微分して微分信号SDを出力する微
分回路112と、節電モードカウンタ101の出力する
カウント信号SC及び微分信号SDの論理積をとって強
制PS(パワーセーブ)信号PSとして出力するAND
回路113と、を備えて構成されている。
【0057】位置検出装置100Aのラッチ回路110
は、第2スイッチ状態信号SSW2が“H”レベルから
“L”レベルに切り替わる場合において、第1クロック
信号CLK1の立ち上がりをラッチタイミングとして第
2スイッチSW2の状態に相当する第2スイッチ状態信
号SSW2を取り込み、保持する。ここで、第1クロック
信号CLK1は、第2スイッチ状態信号SSW2が“H”
レベルの状態で初期化され、第2スイッチ状態信号SSW
2が“L”レベルの状態で出力されるクロックであり、
第2スイッチ状態信号SSW2が“H”レベルから“L”
レベルに切り替わってから、第1クロック信号CLK1
の周波数に応じた時間が経過した後に、“L”レベルか
ら“H”レベルに変化する。一方、AND回路111
は、リュウズ81が2段引き位置から解除された後、第
1クロック信号CLK1が“H”レベルとなるまでは、
第1スイッチ状態信号SSW1を節電モードカウンタ10
1あるいは微分回路112側に伝達しないゲートとして
の役割を果たしている。より具体的には、時刻修正の解
除操作に相当する、リュウズ81が、 2段引き位置→1段引き位置→0段位置 と操作されたような場合を、強制パワーセーブモード移
行操作に相当する 0段位置→1段引き位置→0段位置 と操作された場合と明確に区別することができる。
【0058】第1スイッチ状態信号SSW1が“H”レベ
ルとなると、節電モードカウンタ101は、カウントを
開始し、予め定めたカウント時間が経過するまで、カウ
ント信号SCを“H”レベルとする。これと並行して、
微分回路112は、AND回路111の出力を微分して
微分信号SDを出力する。すなわち、微分回路112
は、第1スイッチ状態信号SSW1が立ち下がることを検
出して“H”レベルの微分信号SDを出力することとな
る。従って、図8(a)に示すように、カウント信号S
Cが“H”レベルの期間に“H”レベルの微分信号SD
が出力されると、AND回路113において、強制PS
(パワーセーブ)信号PSとして出力されることとな
る。より具体的には、カウント信号SCが“H”レベル
の期間、すなわち、設定時間T1(図11参照)以内の
期間において、リュウズ81が 0段位置→1段引き位置→0段位置 と操作されることにより、ユーザ等の操作者が強制パワ
ーセーブモードへの移行を指示していることを検出する
ことができるのである。これに対して、図8(b)に示
すように、設定時間T1が経過し、カウント信号SCが
“L”レベルである期間に“H”レベルの微分信号SD
が出力された場合には、AND回路113からは、強制
PS(パワーセーブ)信号PSが出力されないこととな
る。
【0059】より具体的には、設定時間T1を経過し、
カウント信号SCが“L”レベルである期間において、
カレンダ修正解除に対応する、リュウズ81が 1段引き位置→0段位置 と操作されたような場合を、上述した強制パワーセーブ
モード移行操作に相当する (0段位置→)1段引き位置→0段位置 と操作された場合と明確に区別することができる。図9
に動作モード制御機能を実現するための動作モード制御
部の構成について説明する。動作モード制御部200
は、アップダウンカウンタにより構成され、節電モード
時に経過時間をカウントアップすることにより記憶し、
現時刻復帰動作時にはカウントダウンし、カウント値が
0以外の場合にはカウント信号SCTが“L”レベルとな
る時刻情報記憶部96と、発電装置40の起電圧Vgen
に基づいて計時装置が携帯状態にある場合に、“H”レ
ベルの携帯検出信号SPTを出力する携帯検出部201
と、一方の入力端子に携帯検出信号SPTが入力され、他
方の入力端子に節電モード時に“H”レベルとなる節電
モード制御信号SPSが入力されるAND回路202と、
発電装置40の起電圧Vgenに基づいて発電装置の非発
電時間の経過時間を計測し、所定の非発電時間が経過す
ると“H”レベルの非発電時間経過信号SNGを出力する
非発電時間計測回路99と、カウント信号SCT、AND
回路202の出力信号、初期化信号SINT、強制パワー
セーブ(節電)モード信号PSが入力され、計時装置の
動作モードに対応する現時刻復帰制御信号SRET、節電
モード制御信号SPS、通常動作モード制御信号SNRを出
力するモード記憶部94と、を備えて構成されている。
【0060】モード記憶部94は、AND回路202の
出力信号の立ち上がりタイミングでカウント信号SCTを
ラッチし、現時刻復帰制御信号SRETとして出力する第
1ラッチ回路203と、カウント信号SCTの立ち上がり
タイミングで非発電時間経過信号SNGをラッチし、通常
動作モード制御信号SNRとして出力する第2ラッチ回路
204と、現時刻復帰制御信号SRETと通常動作モード
制御信号SNRとの論理和の否定をとって節電モード制御
信号SPSとして出力するNOR回路205と、を備えて
構成されている。次に概要動作を説明する。この場合に
おいて、初期状態においては通常動作モードであるもの
とする。すなわち、現時刻復帰制御信号SRET=
“L”、節電モード制御信号SPS=“L”、通常動作モ
ード制御信号SNR=“H”である。そして、発電装置4
0の起電圧Vgenが所定電圧を下回ると、非発電時間計
測回路99は、非発電時間の経過時間を計測する。そし
て非発電時間計測回路99は経過時間が経過すると、非
発電時間経過信号SNGを“H”レベルとする。
【0061】この結果、第2ラッチ回路204から出力
される通常動作モード制御信号は“L”レベルとなり、
NOR回路205から出力される節電モード制御信号S
PSは“H”レベルとなって、計時装置は節電モードに移
行することとなる。これに伴い、時刻情報記憶部96
は、動作状態(アクティブ)となり、経過時間をカウン
トアップすることにより節電時における時刻情報を記憶
し、その出力であるカウント信号SCTは、カウント値が
0以外の値となるため、“L”レベルとなる。その後、
携帯検出部201により携帯状態が検出され、携帯検出
信号SPTが“H”レベルとなると、AND回路202の
出力は“H”レベルとなり、第1ラッチ回路203は、
現時刻復帰制御信号SRETを“H”レベルとする。その
後、時刻情報記憶部96のカウント値が0になるまで、
計時装置は時刻復帰を行い、時刻情報記憶部96はカウ
ント値が0になると時刻復帰が完了したとして、カウン
ト信号SCTを再び“H”レベルとする。この結果、第2
ラッチ回路204の出力である通常動作モード制御信号
SNRは“H”レベルとなり、通常動作モードに復帰する
こととなる。また、強制パワーセーブ信号PSが“H”
レベルになった場合には、非発電時間計測回路99にお
いて経過時間が経過した場合と同様に、節電モードに移
行することとなる。
【0062】次に図10を参照して現時刻復帰機能を実
現するための現時刻復帰部の構成について説明する。現
時刻復帰部300は、1秒あたり1パルスのパルス信号
φ1、10秒あたり1パルスのパルス信号φ1/10、
1秒あたり32パルスのパルス信号φ32、1秒あたり
256パルスのパルス信号φ256を生成し出力するパ
ルス合成回路22を備えている。このうち、パルス信号
φ1は、通常動作モード時に秒針を駆動させるために用
いられ、パルス信号φ1/10は、通常動作モード時に
時分針を駆動させるために用いられる。また、パルス信
号φ32は、現時刻復帰時に秒針を早送りパルスで駆動
させるために用いられ、パルス信号φ256は、現時刻
復帰時に時分針を早送りパルスで駆動させるために用い
られる。また、現時刻復帰部300は、時刻情報記憶部
96と、駆動制御回路24と、駆動部30HMと、駆動部
30Sと、時分モータ60と、秒モータ10と、を含ん
で構成される。
【0063】さらに、現時刻復帰部300は、一方の入
力端子にパルス信号φ1/10が入力され、他方の入力
端子に後述のOR回路330から出力される時分カウン
ト信号SCHMが入力され、時刻情報記憶部におけるアッ
プダウンカウンタである時分差分カウンタ(時分針にお
ける現在時刻と停止状態で表示されている時刻との差分
をカウント)301のアップカウントを行わせるための
信号を出力するAND回路302と、時分差分カウンタ
301のカウント値が0であるか否か、すなわち、時分
針における現在時刻と表示時刻とが一致しているか否か
を検出するゼロ検出部303と、ゼロ検出部303の反
転出力が第1の入力端子に入力され、現時刻復帰制御信
号SRETが第2の入力端子に入力され、パルス信号φ2
56が第3の入力端子に入力されて、現時刻復帰動作時
に時分差分カウンタ301のダウンカウントを行わせる
ための信号を出力するAND回路304と、一方の入力
端子にパルス信号φ1/10が入力され、他方の入力端
子にゼロ検出部303の出力が入力されるAND回路3
05と、一方の入力端子にAND回路304の出力信号
が入力され、他方の入力端子にゼロ検出部303の反転
出力が入力されるAND回路306と、AND回路30
5の出力であるパルス信号φ1/10(通常動作モード
時)あるいはAND回路306の出力であるパルス信号
φ256(現時刻復帰動作時)のいずれか一方を排他的
に出力するOR回路307と、を備えて構成されてい
る。
【0064】さらに、現時刻復帰部300は、一方の入
力端子にパルス信号φ1が入力され、他方の後述のOR
回路331から出力される秒カウント信号SCSCが入力
され、時刻情報記憶部におけるアップダウンカウンタで
ある秒差分カウンタ(秒針における現在時刻と停止状態
で表示されている時刻との差分をカウント)311のア
ップカウントを行わせるための信号を出力するAND回
路312と、秒差分カウンタ311のカウント値が0で
あるか否か、すなわち、秒針における現在時刻と表示時
刻とが一致しているか否かを検出するゼロ検出部313
と、ゼロ検出部313の反転出力が第1の入力端子に入
力され、現時刻復帰制御信号SRETが第2の入力端子に
入力され、パルス信号φ32が第3の入力端子に入力さ
れて、現時刻復帰動作時に秒差分カウンタ311のダウ
ンカウントを行わせるための信号を出力するAND回路
314と、一方の入力端子にパルス信号φ1が入力さ
れ、他方の入力端子にゼロ検出部313の出力が入力さ
れるAND回路315と、一方の入力端子にAND回路
314の出力信号が入力され、他方の入力端子にゼロ検
出部313の反転出力が入力されるAND回路316
と、AND回路315の出力であるパルス信号φ1(通
常動作モード時)あるいはAND回路316の出力であ
るパルス信号φ32(現時刻復帰動作時)のいずれか一
方を排他的に出力するOR回路317と、を備えて構成
されている。
【0065】さらに現時刻復帰部300は、ゼロ検出部
303及びゼロ検出部313の両出力が入力され、ゼロ
検出信号S0を出力するAND回路320と、一方の入
力端子に現時刻復帰制御信号SRETが入力され、他方の
入力端子に節電モード制御信号SPSが入力され、両制御
信号の論理和をとって時分カウント信号SCHMを出力す
るOR回路330と、一方の入力端子に現時刻復帰制御
信号SRETが入力され、他方の入力端子に節電モード制
御信号SPSが入力され、両制御信号の論理和をとって秒
カウント信号SCSCを出力するOR回路331と、を備
えて構成されている。
【0066】次に概要動作を説明する。モード記憶部9
4から“L”レベルの節電モード制御信号SPS及び現時
刻復帰制御信号SRETが出力されている場合には、AN
D回路302、AND回路304、AND回路312及
びAND回路314は、全て“L”レベルの出力信号を
出力することとなる。すなわち、AND回路305及び
OR回路307を介してパルス信号φ1/10が駆動部
30HMに出力され、駆動部30HMは、時分モータ60を
駆動し、10秒ごとに時分針を駆動することとなり、A
ND回路315及びOR回路317を介してパルス信号
φ1が駆動部30Sに出力され、駆動部30Sは、秒モー
タ10を駆動し、1秒ごとに秒針を駆動することとな
る。
【0067】また、モード記憶部94から“H”レベル
の節電モード制御信号SPSが出力されている場合には、
AND回路302は、時分差分カウンタ301をアップ
カウントさせるべくパルス信号φ1/10を出力し、時
分差分カウンタ301は、時分針における現在時刻と停
止状態で表示されている時刻との差分をカウントするこ
ととなる。このとき、ゼロ検出部303の出力は“L”
レベルであり、現時刻復帰制御信号SRETも“L”レベ
ルであるので、アンド回路304、AND回路305及
びAND回路306の出力は全て“L”レベルとなり、
駆動部30HMには信号は出力されないこととなり、時分
針は停止することとなる。同様にAND回路312は、
秒差分カウンタ311をアップカウントさせるべくパル
ス信号φ1を出力し、秒差分カウンタ311は、秒針に
おける現在時刻と停止状態で表示されている時刻との差
分をカウントすることとなる。このとき、ゼロ検出部3
13の出力は“L”レベルであり、現時刻復帰制御信号
SRETも“L”レベルであるので、アンド回路314、
AND回路315及びAND回路316の出力は全て
“L”レベルとなり、駆動部30Sには信号は出力され
ないこととなり、秒針は停止することとなる。
【0068】“H”レベルの現時刻復帰制御信号SRET
が出力された時点では、ゼロ検出部303の出力は
“L”レベルであるので、その反転出力は“H”レベル
となりAND回路304は、時分差分カウンタ302を
ダウンカウントさせるべくパルス信号φ256を出力す
るとともに、AND回路306にパルス信号φ256を
出力する。なお、現時刻復帰中もダウンカウント中のパ
ルス信号φ1/10のタイミングでカウントアップを行
うことで、現時刻復帰中の現在時刻経過も含めた現時刻
復帰が可能となる。この結果、AND回路306は、パ
ルス信号φ256を駆動部30HMに出力し、駆動部30
HMは、時分モータ60を駆動し、1/256秒ごとに時
分針を駆動することとなる。そしてゼロ検出部303の
出力が“H”レベルとなると、時分針の表示時刻は現在
時刻と一致することとなり、再びAND回路305及び
OR回路307を介してパルス信号φ1/10が駆動部
30HMに出力され、駆動部30HMは、時分モータ60を
駆動し、10秒ごとに時分針を駆動することとなる。
【0069】一方、AND回路312の出力は“L”レ
ベルとなる。また、“H”レベルの現時刻復帰制御信号
SRETが出力された時点では、ゼロ検出部313の出力
は“L”レベルであるので、その反転出力は“H”レベ
ルとなりAND回路314は、時分差分カウンタ312
をダウンカウントさせるべくパルス信号φ32を出力す
るとともに、AND回路316にパルス信号φ32を出
力する。この結果、AND回路316は、パルス信号φ
32を駆動部30Sに出力し、駆動部30Sは、秒モータ
10を駆動し、1/32秒ごとに秒針を駆動することと
なる。そしてゼロ検出部303の出力が“H”レベルと
なると、秒針の表示時刻は現在時刻と一致することとな
り、再びAND回路315及びOR回路317を介して
パルス信号φ1が駆動部30Sに出力され、駆動部30S
は、秒モータ10を駆動し、1秒ごとに秒分針を駆動す
ることとなる。
【0070】[3] 実施形態の動作 図11に実施形態の計時装置における強制節電モードへ
の移行を中心とした動作フローチャートを示す。この場
合において、外部入力装置としてリュウズ80(=巻真
81)の動作位置をXとし、上述したように、最も押し
込まれた表示モード位置(X=0;0段位置)、リュウ
ズスイッチを一段引き出したカレンダ修正モード位置
(X=1;1段引き位置)、リュウズスイッチを二段引
き出した時刻修正モード位置(X=2;2段引き位置)
があるものとする。まず、制御回路23は、節電動作モ
ード中であるか否かを判別する(ステップS1)。ステ
ップS1の判別において節電動作モード中である場合に
は(ステップS1;Yes)、後述するステップS7の
処理に移行する。ステップS1の判別において節電動作
モード中ではない、すなわち、通常動作モードである表
示モード中である場合には(ステップS1;No)、外
部入力装置であるリュウズスイッチの動作位置Xがカレ
ンダ修正モードに対応する動作位置(X=1)になった
か否かを判別する(ステップS2)。
【0071】ステップS2の判別において、リュウズス
イッチの動作位置Xがカレンダ修正モードに対応する動
作位置(X=1)にならなかった場合には(ステップS
2;No)、処理をステップS3に移行する。ステップ
S2の判別において、リュウズスイッチの動作位置Xが
カレンダ修正モードに対応する動作位置(X=1)にな
った場合には(ステップS2;Yes)、節電モードに
移行するか否かを判別するためにそのカウント値を用い
る節電モードカウンタを初期化(t=0)し、カウント
値tのカウントを開始する(ステップS11)。次に直
前のリュウズスイッチの動作位置が時刻修正モードに対
応する動作位置(X=2)であったか否か、すなわち、
リュウズスイッチの動作位置Xが、 X=2→1→0 と移行しているのか、あるいは、 X=0→1→0 と移行しているのかを判別する(ステップS12)。
【0072】ステップS12の判別において、直前のリ
ュウズスイッチの動作位置Xが時刻修正モードに対応す
る動作位置(X=2)であった場合には(ステップS1
2;Yes)、リュウズスイッチの動作位置Xが、 X=2→1→0 と移行している場合であるので、動作モードを節電モー
ドへは移行せず、処理をステップS3に移行する。ステ
ップS12の判別において、直前のリュウズスイッチの
動作位置Xが時刻修正モードに対応する動作位置(X=
2)ではない場合には(ステップS12;No)、リュ
ウズスイッチの動作位置XがX≠1となるまで待機し
(ステップS13)、節電モードカウンタのカウント値
tが予め定めた節電モード移行基準時間T1未満である
か否かを判別する(ステップS14)。ステップS14
の判別において、節電モードカウンタ101のカウント
値tが予め定めた節電モード移行基準時間T1未満であ
る場合には(ステップS14;Yes)、すなわち、リ
ュウズスイッチの動作位置Xを、節電モード移行基準時
間T1未満の時間内に、 X=0→1→0 と移行している場合には、ユーザ等の操作者により強制
的な節電モードへの移行が指示されたものとして節電モ
ードに移行する(ステップS6)。
【0073】より具体的には、中央制御回路23がモー
ド記憶部に節電モードを記憶させる。これにより駆動制
御回路24は秒針駆動部30S及び時分針駆動部30HM
を制御し、時分モータ及び秒モータの駆動を停止させ
る。次に時刻情報記憶部96は、後述する時刻復帰処理
(ステップS9参照)を行うための節電モードにおける
経過時間に対応する時刻情報のカウントアップを行い
(ステップS7)、発電装置40が表示モードへ移行す
るか否かを判別するための所定の起電力以上の起電力で
発電を行っているか否かを判別する(ステップS8)。
ステップS8の判別において、発電装置40が表示モー
ドへ移行するか否かを判別するための所定の起電力以上
の起電力で発電を行っていない、すなわち、節電モード
を継続すべき場合には(ステップS8;No)、処理を
再びステップS7に移行して節電モードにおける経過時
間に対応する時刻情報のカウントアップを継続する。ス
テップS8の判別において、発電装置40が表示モード
へ移行するか否かを判別するための所定の起電力以上の
起電力で発電を行っている、すなわち、表示モードへ移
行すべき場合には、(ステップS8;Yes)、動作モ
ードを節電モードから表示モードに移行して、時刻を時
刻情報記憶部96野カウント値に基づいて復帰する時刻
復帰処理を行う(ステップS9)。より具体的には、時
刻譲歩記憶部96のカウント値をダウンカウントし、カ
ウント値が0になるまで、指針の早送りを行うためのパ
ルス信号を出力することとなる。
【0074】そして、時刻表示を継続し(ステップS1
0)、再び処理をステップS1に移行して同様の処理を
繰り返すこととなる。一方、ステップS14の判別にお
いて、節電モードカウンタのカウント値tが予め定めた
節電モード移行基準時間T1以上である場合には(ステ
ップS14;No)、すなわち、リュウズスイッチの動
作位置Xを、節電モード移行基準時間T1以上の時間を
かけて X=1→0 と移行しているものであり、ユーザ等の操作者による強
制的な節電モードへの移行指示ではなく、カレンダ修正
などの他の操作の終了後にリュウズを元に戻す操作を行
ったものとして処理をステップS3に移行する。そし
て、中央制御回路93は、発電状態検出装置91の検出
信号に基づいて、起電力があるか否か、すなわち、発電
装置40が発電しているか否かを判別する(ステップS
3)。ステップS3の判別において起電力があると判別
した場合には(ステップS3;Yes)、処理をステッ
プS10に移行し、時刻表示を継続し(ステップS1
0)、再びステップS1に処理を移行する。ステップS
3の判別において起電力がない、すなわち、発電をして
いないと判別した場合には(ステップS3;No)、中
央制御回路93の非発電時間計測回路99は、非発電時
間Tnのカウントアップを行う(ステップS4)。そし
て中央制御回路93は、非発電時間Tnが所定の設定時
間を越えて継続しているか否かを判別する(ステップS
5)。
【0075】ステップS5の判別において、非発電時間
Tnが所定の設定時間を越えて継続していない場合には
(ステップS5;No)、処理を再びステップS3に移
行し、ステップS3からステップS5の処理を繰り返
す。ステップS5の判別において、非発電時間Tnが所
定の設定時間を越えて継続している場合には、自動的に
時刻表示を停止して節電モードに移行する(ステップS
6)。続いて、上述したステップS7〜ステップS10
の処理を行った後、再び処理をステップS1に移行して
同様の処理を繰り返すこととなる。
【0076】[4] 実施形態の効果 以上の説明のように、本実施形態の計時装置1は、発電
の有無によって時刻表示を停止して節電モードに移行
し、発電検出により時刻表示を再開するとともに、ユー
ザ等の操作者が任意で節電モードに強制的に移行させる
ことができるようになっている。従って、より確実に大
容量コンデンサ48に蓄積されたエネルギーを節約する
ことができる。すなわち、本例の計時装置1において
は、非発電時間Tnが計測されており、非発電時間が設
定時間に達しなければ節電モードに移行しないようにな
っているが、ユーザ等の操作者が任意に(強制的に)外
部入力装置であるリュウズを操作することにより節電モ
ードに移行させることができるので、より確実に当該操
作者に最適な状態でエネルギーの節約を図ることが可能
となっている。さらに、本例の計時装置1においては、
強制的に節電モードに移行させるべくリュウズを用いて
指示操作を行うに際し、他の操作(時刻合わせ等)を行
う場合と操作完了までの時間及び操作の遷移状態等を異
ならせた特定の操作を行う必要があるので、ユーザ等の
操作者が誤って節電モードに移行させてしまうこともな
く、ユーザ等の操作者の操作性を損なうこともない。
【0077】[5]実施形態の変形例 [5.1] 第1変形例 上記実施形態においては、ステップモータ10及びステ
ップモータ60を用いてアナログ指針を駆動し、時刻表
示を行う計時装置を例に説明しているが、LCDなどで
時刻表示を行うディジタル計時装置に対しても適用でき
ることはもちろんである。この場合には、ユーザ等の操
作者が強制的に節電モードに移行させることによりより
一層LCDで消費される電力を節約して長時間にわたり
時刻を継続して計時できる。
【0078】[5.2] 第2変形例 上記実施形態においては、節電モードに移行するに際
し、2つのステップモータ10,60を同時に駆動停止
とする場合について説明したが、節電モードを複数段階
設定し、第1段階の節電モードでは、秒針に対応するス
テップモータ10のみを停止し、第2段階の節電モード
では、さらに時分針に対応するステップモータ60を停
止するように構成することも可能である。
【0079】[5.3] 第3変形例 上記実施形態においては、2つのモータで時分および秒
を表示する計時装置を例に説明しているが、時分および
秒を一つのモータを用いて時刻表示する計時装置につい
ても本発明の適用が可能である。逆に3個以上のモータ
を有する計時装置についても本発明の適用が可能であ
る。
【0080】[5.4] 第4変形例 上記実施形態では、発電装置40として、回転錘45の
回転運動をロータ43に伝達し、該ロータ43の回転に
より出力用コイル44に起電力Vgenを発生させる電
磁発電装置を採用しているが、本発明はこれに限定され
ることなく、例えば、ゼンマイの復元力により回転運動
を生じさせ、該回転運動で起電力を発生させる発電装置
や、外部あるいは自励による振動または変位を圧電体に
加えることにより、圧電効果によって電力を発生させる
発電装置であってもよい。さらに太陽光等の光を利用し
た光電変換により電力を発生させる発電装置であっても
良い。さらにまた、ある部位と他の部位との温度差によ
る熱発電により電力を発生させる発電装置であっても良
い。また、上述した発電装置を複数設け、各々の発電原
理に適した使用状態で個別に発電を行ったり、同時に発
電を行うように構成することも可能である。
【0081】[5.5] 第5変形例 上記実施形態では、腕時計型の計時装置1を一例として
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
腕時計以外にも、懐中時計などであってもよい。また、
電卓、携帯電話、携帯用パーソナルコンピュータ、電子
手帳、携帯ラジオ、携帯型VTRなどの携帯用電子機器
に適応することもできる。
【0082】[5.6] 第6変形例 上記実施形態においては、基準電位(GND)をVdd
(高電位側)に設定したが、基準電位(GND)をVs
s(低電位側)に設定してもよいことは勿論である。こ
の場合には、設定電圧値VoおよびVbasは、Vss
を基準として、高電圧側に設定される検出レベルとの電
位差を示すものとなる。
【0083】[5.7] 第7変形例 上記実施形態においては、表示モードから節電モードへ
の強制的な移行は、リュウズの位置検出を行うことによ
り行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、計時装置1の外装に配置されるボタンの操作状
態を検出し、検出結果に基づいて、表示モードから節電
モードへ移行するようにしてもよい。また、電磁スイッ
チによってもよく、その場合は、工場内においてあるい
は小売業者などにおいて、強制的に節電モードへ移行す
るようにしてもよい。
【0084】[5.8] 第8変形例 上記実施例においては、節電モードで発電検出をした場
合に節電モードを解除して表示モードへ移行する構成と
していたが、予め設定した所定の条件が満たされる場合
には、節電モードから通常動作モードへの移行を禁止す
る移行禁止モードを設けるように構成することも可能で
ある。例えば、節電モード状態にある携帯用電子機器を
輸送する場合に、輸送時の振動に伴って、発電状態が検
出され、節電モードを解除して通常動作モードに移行し
てしまうと、いまだ、使用状態ではないにも拘わらず、
不要な電力消費が発生してしまうこととなる。そこで、
このような場合には、携帯用電子機器の動作モードを移
行禁止モードに設定することにより、通常動作モードへ
の移行を禁止し、無駄な電力消費を防止することができ
る。
【0085】この場合において、予め設定した所定の条
件の一例としては、節電モードにある携帯用電子機器、
例えば、上述の例の計時装置においては、操作子(リュ
ウズ)を一段引いた状態にしておくことが考えられる。
また、複数のボタンやスイッチが設けられている携帯用
電子機器においては、特定の複数(3個以上が望まし
い)のボタンあるいはスイッチを所定の操作状態とする
ことにより、節電モードと移行禁止モードとを切り換え
るように構成することができる。さらに、移行禁止モー
ドへは、節電モードから移行する場合ばかりでなく、通
常動作モードから同様の予め定めた所定の操作を行うこ
とにより、強制的に節電モードへ移行し、さらに移行禁
止モードに移行させるように構成することも可能であ
る。これらの結果、ユーザ等の操作者においても移行禁
止モードへ任意に移行させることができることとなり、
より使用状態(あるいは保存状態)において、最適な消
費電力の低減を図ることができる。
【0086】[5.9] 第9変形例 以上の説明において、時刻復帰を行う場合に“H”レベ
ルの現時刻復帰制御信号SRETが出力されるタイミング
を時分モータ60側と秒モータ10側とで同一としてい
たが、“H”レベルの現時刻復帰制御信号SRETが出力
されるタイミングを時分モータ60側と秒モータ10側
とで異ならせ、時刻復帰タイミングをずらすことによ
り、一時的に急激に消費電力が上昇するのを抑制して、
確実な動作を行わせることが可能である。
【0087】この場合において、時分針と秒針との復帰
タイミングを異ならせる手法としては、例えば、以下の
2通りが考えられる。 時分針と秒針の運針タイミングを時間的に異ならせ
る。すなわち、時分針を復帰後、秒針を復帰させる、さ
らには、時分針復帰後、秒針復帰処理中に時分針の通常
運針時の運針タイミングが到来した場合には、秒針復帰
処理後に再度時分針復帰処理を行う。 時分モータと秒モータのモータパルスが重ならない
ように並行して復帰処理を行う。この場合は、見かけ
上、時分針と秒針とが同時に復帰しているように見える
が、モータパルスが重なり合うことはないので、急激に
消費電力が上昇することはない。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、操作子を操作すること
により、ユーザ等の操作者が任意で節電モードに強制的
に移行させることができるようになっている。従って、
より確実に蓄えた電気エネルギーを節約することがで
き、発電の有無によって自動的に時刻表示を停止して節
電モードに移行する場合と比較してより無駄な電力消費
を削減することができる。さらに操作子の操作状態の完
了までの時間的制限を設けることにより、誤って節電モ
ードに移行することがなく、ユーザ等の操作者の使い勝
手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る計時装置の概略構成
を示す図である。
【図2】 実施形態にかかる計時装置の輪列付近を示す
組立平面図である。
【図3】 実施形態にかかる計時装置の発電部を示す組
立平面図である。
【図4】 実施形態に係る制御部とその周辺構成の機能
ブロック図である。
【図5】 第1の検出回路および第2の検出回路の構成
説明図である。
【図6】 外部入力装置近傍の構成を説明する図であ
る。
【図7】 外部入力装置における位置検出装置の構成説
明図である。
【図8】 位置検出装置の動作説明図である。
【図9】 モード制御部の概要構成ブロック図である。
【図10】 現時刻復帰部の概要構成ブロック図であ
る。
【図11】 実施形態の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1…計時装置 23…制御回路 24…駆動制御回路 30S…秒針駆動部 30HM…時分針駆動部 40…発電装置 45…回転錘 48…高容量2次電源(大容量コンデンサ) 49…昇圧回路 90…モード設定部 91…発電状態検出部 93…中央制御回路 94…モード記憶部 95…設定値切換器 97…第1の検出回路 98…第2の検出回路 100…外部入力装置 101…節電モードカウンタ A…発電部 B…電源部 LM…リミッタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/32 G06F 1/00 332Z (72)発明者 北原 丈二 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小島 博之 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 矢部 宏 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2F001 AA05 AB01 AE03 AF02 AG01 AG02 AG16 AH03 2F002 AA07 AB03 AB04 AB06 AD04 AD06 AE01 BA06 BA08 BA26 BB02 BD01 BD03 ED01 ED02 FA09 FA12 GA04 GC11 2F084 AA07 BB00 BB06 BB09 CC03 FF00 GG01 GG02 GG04 HH15 HH16 HH21 JJ02 JJ03 JJ05 JJ08 LL03 5B011 DA06 DA12 DA13 EA10 EB02 GG03 KK02 LL11

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のエネルギーを第2のエネルギーで
    ある電気エネルギーに変換することにより発電を行う発
    電手段と、 前記発電により得られた電気エネルギーを蓄える電源手
    段と、 前記電源手段から供給される電気エネルギーにより駆動
    される被駆動手段と、 ユーザ等の操作者が各種操作を行うための操作手段と、 前記操作手段の操作状態が前記被駆動手段の消費電力を
    低減させる節電モードへの移行を指示する予め定めた操
    作状態であるか否かを判別する操作状態判別手段と、 前記操作状態判別手段の判別結果に基づいて、動作モー
    ドを前記節電モードに移行させる動作モード制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする携帯用電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯用電子機器におい
    て、 前記操作手段は、前記操作者が操作を行う操作子と、 前記操作子の位置を検出する位置検出手段と、 を備えたことを特徴とする携帯用電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の携帯用電子機器におい
    て、 前記操作状態判別手段は、前記操作子の位置が第1の位
    置から第2の位置に移動され、さらに予め定めた所定時
    間内に前記第2の位置から前記第1の位置に戻された場
    合に、前記節電モードへの移行を指示する操作状態であ
    ると判別することを特徴とする携帯用電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の携帯用電子機器におい
    て、 前記携帯用電子機器が携帯されている携帯状態にあるか
    否かを検出する携帯検出手段を備え、 前記動作モード制御手段は、前記携帯検出手段の検出結
    果に基づいて、前記電子機器が非携帯状態にある場合に
    前記被駆動装置の消費電力を低減させるべく、前記被駆
    動装置の動作モードを前記通常動作モードから前記節電
    モードに移行させる、 ことを特徴とする携帯用電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の携帯用電子機器におい
    て、 前記携帯検出手段は、前記発電手段の発電状態に基づい
    て前記携帯用電子機器が携帯されている携帯状態にある
    か否かを検出することを特徴とする携帯用電子機器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の携帯用電子機器において、 前記第1のエネルギーは運動エネルギー、圧力エネルギ
    ーあるいは熱エネルギーのいずれかであることを特徴と
    する携帯用電子機器。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の携帯用電子機器におい
    て、 前記第1のエネルギーは光エネルギーあるいは電磁波エ
    ネルギーのいずれかであり、 前記動作モード制御手段は、前記携帯用電子機器が非携
    帯状態にあり、かつ、前記発電装置の発電状態が前記節
    電モードに対応する所定の発電状態にある場合に、前記
    被駆動装置の動作モードを前記節電モードに移行させ
    る、 ことを特徴とする携帯用電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の携帯用電子機器において、 前記被駆動手段は、時刻表示を行う時刻表示手段である
    ことを特徴とする携帯用電子機器。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の携帯用電子機器におい
    て、 前記操作手段は、前記操作者が操作を行うためのリュウ
    ズと、 前記リュウズの位置を検出する位置検出手段と、 を備えたことを特徴とする携帯用電子機器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の携帯用電子機器におい
    て、 前記操作状態判別手段は、前記リュウズの位置が第1の
    位置から第2の位置に移動され、さらに予め定めた所定
    時間内に前記第2の位置から前記第1の位置に戻された
    場合に、前記節電モードへの移行を指示する操作状態で
    あると判別することを特徴とする携帯用電子機器。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし請求項10のいずれか
    に記載の携帯用電子機器において、 前記時刻表示手段は、時刻のアナログ表示を行うアナロ
    グ指針と、 前記アナログ指針を駆動する指針駆動手段と、を備え、 前記動作モード制御手段は、前記節電モード時において
    は、前記指針駆動手段の動作を停止させる動作停止手段
    を備えた、 ことを特徴とする携帯用電子機器。
  12. 【請求項12】 請求項8ないし請求項11のいずれか
    に記載の携帯用電子機器において、 前記節電モード中の経過時間をカウントする経過時間カ
    ウント手段と、 前記節電モードから通常動作モードへの移行に際し、前
    記経過時間カウント手段のカウント値に基づいて前記時
    刻表示手段における表示を前記経過時間に対応する時刻
    に復帰させる表示時刻復帰手段と、 を備えたことを特徴とする携帯用電子機器。
  13. 【請求項13】 ユーザ等の操作者が各種操作を行うた
    めの操作子、電気エネルギーを蓄える電源ユニット及び
    前記電気エネルギーにより駆動される被駆動ユニットを
    有する携帯用電子機器の制御方法において第1のエネル
    ギーを第2のエネルギーである電気エネルギーに変換す
    ることにより発電を行う発電工程と、 前記操作子の操作状態が前記被駆動手段の消費電力を低
    減させる節電モードへの移行を指示する予め定めた操作
    状態であるか否かを判別する操作状態判別工程と、 前記操作状態判別工程における判別結果に基づいて、動
    作モードを前記節電モードに移行させる動作モード制御
    工程と、 を備えたことを特徴とする携帯用電子機器の制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の携帯用電子機器の制
    御方法において、 前記操作状態判別工程は、前記操作子の位置を検出する
    位置検出工程を備えたことを特徴とする携帯用電子機器
    の制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の携帯用電子機器の制
    御方法において、 前記操作状態判別工程は、前記操作子の位置が第1の位
    置から第2の位置に移動され、さらに予め定めた所定時
    間内に前記第2の位置から前記第1の位置に戻された場
    合に、前記節電モードへの移行を指示する操作状態であ
    ると判別することを特徴とする携帯用電子機器の制御方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の携帯用電子機器の制
    御方法において、 前記携帯用電子機器が携帯されている携帯状態にあるか
    否かを検出する携帯検出工程を備え、 前記動作モード制御工程は、前記携帯検出工程における
    検出結果に基づいて、前記携帯用電子機器が非携帯状態
    にある場合に前記被駆動装置の動作モードを前記通常動
    作モードから前記節電モードに移行させる、 ことを特徴とする携帯用電子機器の制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の携帯用電子機器の制
    御方法において、 前記携帯検出工程は、前記発電工程における発電状態に
    基づいて前記携帯用電子機器が携帯されている携帯状態
    にあるか否かを検出することを特徴とする携帯用電子機
    器の制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項13ないし請求項17のいずれ
    かに記載の携帯用電子機器の制御方法において、 前記被駆動ユニットは、時刻表示を行う時刻表示装置で
    あり、 前記操作子は、前記操作者が操作を行うためのリュウズ
    であり、 前記操作状態判別工程は、前記リュウズの位置を検出す
    る位置検出工程を備えたことを特徴とする携帯用電子機
    器の制御方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の携帯用電子機器の制
    御方法において、 前記操作状態判別工程は、前記リュウズの位置が第1の
    位置から第2の位置に移動され、さらに予め定めた所定
    時間内に前記第2の位置から前記第1の位置に戻された
    場合に、前記節電モードへの移行を指示する操作状態で
    あると判別することを特徴とする携帯用電子機器の制御
    方法。
  20. 【請求項20】 請求項18または請求項19のいずれ
    かに記載の携帯用電子機器の制御方法において、 前記時刻表示装置は、時刻のアナログ表示を行うアナロ
    グ指針と、前記アナログ指針を駆動する指針駆動装置
    と、を備え、 前記動作モード制御工程は、前記節電モード時において
    は、前記指針駆動装置の動作を停止させる動作停止工程
    を備えた、 ことを特徴とする携帯用電子機器の制御方法。
  21. 【請求項21】 請求項18ないし請求項20のいずれ
    かに記載の携帯用電子機器の制御方法において、 前記節電モード中の経過時間をカウントする経過時間カ
    ウント工程と、 前記節電モードから通常動作モードへの移行に際し、前
    記経過時間カウント手段のカウント値に基づいて前記時
    刻表示装置における表示を前記経過時間に対応する現在
    時刻に復帰させる表示時刻復帰工程と、 を備えたことを特徴とする携帯用電子機器の制御方法。
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