JP2012073224A - 電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 時刻表示を停止して消費電力を低減する電子機器において、利用者の意に反して時刻表示が停止せず、利用者が時刻を参照したいときに時刻を参照できる電子機器、電子機器の制御方法を提供する。
【解決手段】 第1のエネルギーを第2のエネルギーである電気エネルギーに変換することにより発電を行う1次電源部101と、発電によって得られた電気エネルギーを蓄える2次電源部103と、電気エネルギーを2次電源部が充電する状態又は充電しない状態を検出する充電検出部102と、時刻を計時し、操作入力を検出したとき計時した時刻表示を停止する計時部11と、操作入力を検出した状態であって充電しない状態の時間を計測し、計測した時間が予め設定された時間を越えたとき、計時部の動作を停止する低消費電力状態制御部105を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラムに関する。
太陽電池などの発電装置と2次電源を内蔵する、腕時計などの計時装置をはじめとする小型の電子機器が実用化されている。これらの電子機器では、発電装置で発生させた電力を2次電源に充電し、2次電源が供給する電力で時刻表示を行うことで、電源の交換を行うことなく出力が安定した電力の供給を実現している。
当該機器では、発電装置が電力を発生させないまま2次電源から電力の供給が長時間継続すると、2次電源に蓄えられた電荷が空になる過放電状態となる。過放電状態になった場合には、発電装置からの電力の供給が開始されても、2次電源に十分な電荷が蓄えられるまで、電子機器を動作させることができない。
特許文献1には、電力の供給がなされずに通常動作モードが一定時間継続すると、時刻表示を行わない低消費電力モードに遷移させることで、電力消費を抑制する電子機器が記載されている。
特開2000−230988公報
しかしながら、特許文献1記載の発明では、使用環境によっては発電装置による電力の発生が困難になり、容易に低消費電力モードに遷移してしまうことがある。例えば、特許文献1に記載の発明を適用した腕時計では、腕時計が袖口に覆われるために光が遮られたり、又は夜間に光が照射されないことにより、発電が行われなくなる。発電が行われない
時間が一定時間継続すると、時刻表示を停止してしまう。
また、特許文献1に記載の発明では、発電が行われない時間の長さによっては過放電状態となり、電子機器の動作を復帰させる時間がかかる欠点があった。例えば、工場出荷後に当該機器に光が照射されない時間が長時間継続し過放電状態となると、当該機器の動作が復帰するまで時刻表示がなされない状態が継続する。利用者は、このような状態から当該機器が故障したものと誤認するおそれがある。
以上のように、特許文献1記載の発明では、利用者が時刻を参照したいときに時刻表示を確認できない場合があるという欠点を生じていた。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、利用者が時刻表示を確認できる時間を十分に確保ことができる、電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラムを提供することを目的としている。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明は、第1のエネルギーを第2のエネルギーである電気エネルギーに変換することにより発電を行う1次電源部と、発電によって得られた電気エネルギーを蓄える2次電源部と、電気エネルギーを2次電源部が充電しない状態を検出する充電検出部と、時刻を計時し、操作入力を検出したとき計時した時刻表示を停止する計時部と、操作入力を検出した状態であって充電しない状態の時間を計測し、計測した時間が予め設定された時間を越えたとき、計時部の動作を停止する低消費電力状態制御部を有することを特徴とする電子機器である。
(2)また、本発明は、2次電源部の供給電圧を検出する電圧検出部を更に備え、充電検出部は電気エネルギーを2次電源部が充電する状態を検出し、低消費電力状態制御部は、2次電源部の供給電圧が機器の動作に要する電圧よりも大きい場合に計時部の動作を停止し、充電する状態が検出されたとき、計時部の動作を開始させることを特徴とする電子機器である。
(3)また、本発明は、低消費電力状態制御部が、計時部の動作を停止する前の動作状態に応じて、前記計時部の動作を開始するときの動作状態を選択する、ことを特徴とする電子機器である。
(4)また、本発明は、計時部が、計時制御部と計時制御部を駆動するクロック信号を生成する発振回路制御部とを含んで構成され、発振回路制御部におけるクロック信号の生成を停止することにより、動作を停止することを特徴とする電子機器である。
(5)また、本発明は、計時制御部が、前記クロック信号に基づいて生成した駆動信号のエネルギー量を低下させるまでの時間を計測するパルスダウンカウンタ部を備え、パルスダウンカウンタ部は、前記充電しない状態の時間を計測する
ことを特徴とする電子機器である。
(6)また、本発明は、計時制御部が、操作入力を検出した時点からの経過時間を計測するクロノカウンタ部を備え、クロノカウンタ部は、前記充電しない状態の時間を計測することを特徴とする電子機器である。
(7)また、本発明は、第1のエネルギーは光エネルギーであることを特徴とする電子機器である。
(8)また、本発明は、操作入力は竜頭の位置に応じた電圧であることを特徴とする電子機器である。
本発明によれば、時刻表示を停止するための操作入力を検出し、1次電源部で発電された電気エネルギーが充電されなくなってからの時間が予め設定された時間を経過してから計時部の動作が停止する。そのため、本発明では利用者の意に反して計時部の動作が停止し、時刻を参照できないという不都合を解消することができる。つまり、利用者が時刻表示を確認することができる時間を十分にとることができる。
本発明の第1の実施形態に係る電子機器の概略ブロック図である。 本実施形態に係る電子機器における2次電源部からの出力電圧の一例を示す模式図である。 本実施形態に係る電子機器の制御方法による動作状態の遷移を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る電子機器の制御方法による通常動作状態から各動作状態への遷移にかかる動作例を示す流れ図である。 本実施形態に係る電子機器の制御方法による時刻非表示状態から各動作状態への遷移にかかる動作例を示す流れ図である。 本実施形態に係る電子機器の制御方法による低電力消費状態から各動作状態への遷移にかかる動作例を示す流れ図である。 本発明の第2の実施形態に係る電子機器の概略ブロック図である。 本実施形態に係る計時制御部及び時刻表示駆動部の概略ブロック図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係る電子機器1を示す。電子機器1は、1次電源部101、充電検出部102、2次電源部103、電圧検出部104、低消費電力状態制御部105、操作入力部106、入力状態検出部107及び計時部11を含んで構成される。計時部11は、発振回路制御部108と計時制御部109とを含んで構成される。なお、電子機器1は腕時計などの計時装置であるが、本発明ではこれに限らず、逐次に時刻を表示する機能や発振回路からの制御信号により動作が駆動される電子機器であってもよい。また、電子機器1は、時刻を数値により表示するディジタルウォッチの他、運針機構を有し、針の位置により時刻を表示するアナログウォッチも含まれる。
1次電源部101は、第1のエネルギーから電気エネルギーに変換することにより電力を発生させる。1次電源部101は、発生させた電力を充電検出部102を通じて2次電源部103に出力する。1次電源部101は、第1のエネルギーとして光エネルギーを利用する太陽電池である。太陽電池は自己が供えるソーラーパネルに照射された光を電気エネルギーに変換するため、発生する電力が照射される光量に依存し、一般に出力される電力が不安定になる。
充電検出部102は、1次電源部101で発生させた電力が2次電源部103に蓄積される状態、即ち充電状態であるか否かを検出する。具体的には、充電検出部102は、1次電源部101で発生させた電力の電圧が2次電源部103に蓄積された電力の電圧よりも大きい場合に、充電状態であると判定する。一方、充電検出部102は、1次電源部101で発生させた電力の電圧が2次電源部103に蓄積された電力の電圧よりも小さい場合に、非充電状態であると判定する。
なお、充電状態では、1次電源部101から2次電源部103へ電流が生じる。充電検出部102は、1次電源部101と2次電源部103との間の逆流防止素子を備える。当該素子により、充電検出部102は、2次電源部103から1次電源部101に電流が逆流して2次電源部103に蓄積された電力が失わないようにする。逆流防止素子には、例えば、一方向(1次電源部101から2次電源部103)にしか電力を通過させないダイオードが用いられる。充電検出部102は、さらに充電状態か非充電状態かを示す充電状態情報を、低消費電力状態制御部105に出力する。
2次電源部103は、1次電源部101から充電検出部102を通じて電力を入力され、蓄積する。なお、2次電源部103は、電圧検出部104の他にも、低消費電力状態制御部105、計時部11、をはじめとして当該機器各部の動作に要する電力を供給する。これにより、1次電源部101で発生した電力の時間変動が緩和され、安定した出力が得られる。
電圧検出部104は、2次電源部103が発生する電圧を検出し、検出した電圧情報を低消費電力状態制御部105に出力する。具体的には、電圧検出部104は、2次電源部103に接続するサンプリング回路を起動させ、当該回路が生成する信号を検出して行う。
低消費電力状態制御部105は、充電検出部102から充電状態情報を入力され、電圧検出部104から2次電源部103が生成する電力の出力情報を入力される。また、所定の条件を満たしたとき、低消費電力状態制御部105は、発振開始信号又は発振停止信号を計時部11に出力する。これらの信号を出力する条件については<低消費電力状態制御部105による計時部11の制御>において後述する。
操作入力部106は、時刻表示を制御するために利用者の操作入力を受け付ける部材である。例えば、電子機器1が時刻を数値表示するディジタル腕時計である場合には、操作入力部106は時刻表示を開始又は停止するための操作ボタンである。但し、操作入力部106は、時刻調整、その他の機能を起動又は停止させるために時刻表示を停止又は開始するための操作ボタンであってもよい。何れの操作ボタンであっても、操作入力部106は、押下されるごとに、時刻表示の開始、停止を切り替える操作を受け付ける。また、例えば電子機器1が針の位置により時刻を表示するアナログ腕時計である場合は、操作入力部106は、例えば竜頭である。
入力状態検出手段107は、操作入力部106で受け付けた操作入力の状態を検出し、計時部11を構成する計時制御部109に時刻表示制御信号を出力する。例えば、当該機器がディジタル腕時計である場合には、入力状態検出手段107は操作入力部106を構成する操作ボタンが押下されたことを検知し、時刻表示制御信号を計時制御部109に出力する。入力状態検知部107は、操作ボタンが押下されるごとに、時刻表示制御信号を時刻表示停止信号、時刻表示開始信号と交互に変更する。
また、例えば電子機器1がアナログ腕時計である場合には、入力状態検出手段107は、操作入力部106を構成する竜頭が電子機器1の本体に近接するように押下された状態になったとき、時刻表示開始信号を計時制御部109に出力する。入力状態検出手段107は、当該竜頭を引き出し電子機器1の本体から離れている状態で時刻表示停止信号を計時制御部109に出力する。なお、入力状態検出部107は、例えば時刻表示開始信号として、ある電位の電気信号(以下、低電位信号)を用い、時刻表示停止信号として低電位信号よりも高い電位の電気信号(高電位信号)を用いる。即ち、入力状態検出手段107は、竜頭に連動した端子の位置に応じて出力信号の電位を切り替える回路である。ここで、入力状態検出手段107は一定以上の電位を供給する電圧源(例えば2次電源部103)を当該回路への入力として接続し、当該回路から低電位信号又は高電位信号を出力する。
計時部11を構成する発振回路制御部108は、一定周期ごとに振幅が変化するクロック信号を生成するための定電圧回路を有し、当該クロック信号を計時制御部109に出力する。後述するように、当該クロック信号は、計時制御部109の動作を制御するために用いられる。発振回路制御部108が、低消費電力状態制御部105から発振動作開始信号を入力したとき、発振回路制御部108は定電圧回路の動作を開始させ、クロック信号の生成を開始する。また、発振回路制御部108が低消費電力状態制御部105から発振動作停止信号を入力したとき、発振回路制御部108は定電圧回路の動作を停止させ、クロック信号の生成を停止する。
計時制御部109は、発振回路制御部108からクロック信号を入力し、当該クロック信号の振幅のピーク数をカウントし、所定のピーク数ごとに表示しようとする時刻情報を一定時間ずつ変更させる。例えば、クロック信号の周波数が32,768Hzの場合、計時制御部109は、当該信号のピークを32,768個カウントするごとに秒情報を1秒ずつ増加させる。これにより、計時制御部109は、現時刻又はある時点からの経過時間を計測する。
電子機器1がディジタルウォッチの場合には、計時制御部109は、時刻表示開始信号を入力状態検知手段107から入力したとき、計測した現時刻を示す数値を表示する。計時制御部109は、時刻表示停止信号を入力状態検知手段107から入力したとき、現時刻の表示を停止する。計時制御部109は、発振回路制御部108からのクロック信号を取得できなくなると、計時制御部109は動作を停止する。
電子機器1がアナログウォッチの場合には、計時制御部109は、入力状態検出手段107から時刻表示開始信号を入力した後、次に時刻表示停止信号を入力するまでの間は、クロック信号のピークをカウントするごとに文字盤に表示する針の位置を一定量ずつ変更する。即ち、入力状態検出手段107は60秒に応当するピーク数をカウントするごとに秒針を、60分に応当するピーク数をカウントするごとに分針を、24時間に応当するピーク数をカウントするごとに時針を、各々1回転するように移動させる。計時制御部109は、入力状態検出手段108から時刻表示停止信号を入力した後、次に時刻表示開始信号を入力するまでの間は、文字盤に表示する針の位置の移動を停止し、表示時刻の調整を可能にする。アナログウォッチでは、竜頭を引き出し回転することにより分針と時針が回転することで、表示時刻の調整を可能にする。
なお、計時制御部109は、低消費電力状態制御部105から後述する非充電時間計測開始信号を入力される。計時制御部109は、時刻表示を行わないとき、非充電時間計測開始信号を入力した時点からの時間(以下、非充電時間)を計測し、予め設定した時間が経過したとき非充電時間計測停止信号を低消費電力状態制御部105に出力する。また、計時制御部109は、低消費電力状態制御部105に時刻表示状態か否かを示す時刻表示状態情報を出力する。
<低消費電力状態制御部105による計時部11の制御>
低消費電力状態制御部105は、充電検出部102から充電状態情報を入力され、電圧検出部104から検出した2次電源部103の電圧情報を入力される。当該充電情報が充電状態を示す場合、又は当該電圧情報が閾値電圧Vcよりも大きい場合、低消費電力状態制御部105は、発振動作開始信号を発信回路制御部108に出力する。発振回路制御部108は低消費電力状態制御部105から発振動作開始信号を入力されると、クロック信号を計時制御部109に出力する。計時制御部109は、発振回路制御部108からクロック信号を入力されると動作を開始し、電子機器1が時刻表示又は時間計測を開始する。
ここでは、2次電源部103の電圧情報として、基準となるグランド電位との電位差を用いるが、他の基準電位との電位差を用いても良い。閾値電圧Vcは、少なくとも動作限界電圧Vmよりも高い電圧とする。動作限界電圧Vmとは、電子機器1の動作に最低限必要な電圧をいう。動作限界電圧Vmとして、時刻表示のために当該機器の電力消費の大部分を占める計時制御部109の動作に要する電圧、発振回路制御部108によるクロック信号の生成及び出力に要する電圧、又はこれらのうち何れか高い方、を用いることができる。
2次電源部103が充電状態にない場合には、低消費電力状態制御部105は、計時制御部109に非充電時間計測開始信号を出力する。その後、低消費電力状態制御部105が、計時制御部109から非充電時間計測停止信号を入力されると、発振動作停止信号を発振回路制御部108に出力する。発振回路制御部108は、低消費電力状態制御部105から発振動作停止信号を入力されると、クロック信号の出力を停止する。計時制御部109は、発振回路制御部108からクロック信号を取得できなくなり、動作が停止する。
前述のように、低消費電力状態制御部105は、非充電時間計測開始信号を計時制御部109に出力してから所定時間経過後に、計時制御部109から非充電時間計測停止信号を入力することになる。この所定時間は、例えば10分であるが、少なくとも時刻合わせ等、電子機器1の設定に十分な時間であればよく、10分未満の時間でも、10分を超える時間であってもよい。また、当該所定時間は、2次電源部が供給する電圧Vが動作限界電圧Vm以上となるまで、電子機器1を継続して動作することができる時間とすることができる。
2次電源部103が充電状態になく、かつ2次電源部103の電圧情報が閾値電圧Vc以下の場合には、低消費電力状態制御部105は発振動作停止信号を発振回路制御部108に出力する。発振回路制御部108は、発振動作停止信号を低消費電力状態制御部105から入力すると、計時制御部109へのクロック信号の出力を停止する。計時制御部109が発振回路制御部108からクロック信号を取得できなくなったとき、計時制御部109は動作を停止する。
一方、2次電源部103が充電状態にある場合には、低消費電力状態制御部105は発振動作開始信号を発振回路制御部108に出力する。発振回路制御部108は、発振動作開始信号を低消費電力状態制御部105から入力されると、計時制御部109へのクロック信号の出力を開始する。計時制御部109は、発振回路制御部108からクロック信号を入力して動作を開始する。
図2に、2次電源部103が供給する電圧の時間変化の一例を示す。図2において、横軸は時間を、縦軸は供給電圧Vを示す。図2は、2次電源部103は、当初自己の容量を満たす電荷を蓄えていることを示す。このときに2次電源部103が供給する電圧を充電フル電圧Vfといい、例えば1.8Vとする。図2は、電子機器1が時刻表示を行わずに計時制御部107がクロック信号を出力する時刻非表示状態(図3 202参照)を継続する場合でも、電力の消費によって2次電力部103の供給電圧が次第に減少することを示す(期間T1)。
図2は、2次電力部103からの供給電圧Vが閾値電圧Vc以下となると、所定時間経過後に計時制御部109の動作が停止し、電子機器1は低消費電力状態(図3 203参照)となることを示す(期間T2)。閾値電圧Vcは、例えば1.1Vであり、動作限界電圧Vm(例えば、1.0V)よりも高くする。また、計時制御部109の動作が停止するまでの所定時間は、計時制御部107の動作が停止するときの2次電力部からの出力電圧Vが、少なくとも動作限界電圧Vmより高くなるように設定する。この低消費電力状態になると、電子機器1全体の電力消費量は、通常動作状態(図3 201参照)よりも著しく低減する。時刻表示が要求されない出荷・運搬時等においては、この状態で保存することが望ましい。
2次電源部103が充電状態になると、再度計時制御部107が動作する。充電で生成される電力は、通例当該機器の消費電力よりも格段に大きいため、2次電源部103に電力が蓄積される。これに伴い、2次電源部103からの供給電圧Vも増加することになる(期間T3)。このようにして、当該機器では、2次電源部103から当該機器を動作させるために必要な電力の供給が保証される。
なお、本実施形態において、閾値電圧Vcと動作限界電圧Vmの差を0.1V、即ち、動作限界電圧Vmの10%、充電フル電圧Vfの6 %程度としている。しかし、本発明ではこれに限られず、これらの値よりも小さくしてもよく、大きくしてもよい。また、充電フル電圧Vfの状態から、予め定めた時間、通常動作状態又は時刻非表示状態で電子機器1の動作を継続して達する2次電源部103の供給電圧Vを、閾値電圧Vcと定めてもよい。また、2次電源部103の供給電圧Vの時間変化が予め定めた値に達したときの供給電圧Vを、閾値電圧Vcと定めてもよい。
図3は、本実施形態に係る電子機器1の制御方法による動作状態の遷移を示す概略ブロック図である。電子機器1の動作状態には、例えば、通常動作状態201、時刻非表示状態202及び低消費電力状態203がある。通常動作状態201とは、当該機器が時刻を計測し当該時刻を表示する状態をいう。時刻非表示状態202とは、当該機器においてクロック信号を発生するが計測した時刻を表示しない状態という。但し、時刻非表示状態202は、当該機器内部の時刻表示以外の動作が行われる状態である。時刻非表示状態202では、電子機器1は時刻表示に要する消費電力を抑制できる。低消費電力状態203とは、当該機器においてクロック信号を発生せず動作が停止した状態をいう。
低消費電力状態203では、電子機器1は必要最小限の極めて微小な電力しか消費しない。つまり、充電検出部102が2次電源部103の充電状態を検出する電力、出力検出部104が2次電源部が提供する電圧状態を検出する電力、及び低消費電力状態制御部105が充電検出部102及び2次電源部103からの出力を入力して発振回路制御部108に発振動作開始信号を出力する電力しか消費しない。従って、電子機器1が低消費電力状態203に遷移することで、2次電源部103が過放電状態に陥ることが防止できる。
図3に示すように、電子機器1の制御方法による動作状態間の遷移には、通常動作状態201が変化しない場合(T11)、通常動作状態201から時刻非表示状態202への遷移(T12)、通常動作状態201から時刻非表示状態202への遷移、通常動作状態201から低消費電力状態203への遷移(T13)、時刻非表示状態202から通常動作状態201への遷移(T21)、時刻非表示状態202が変化しない場合(T22)、時刻非表示状態202から低消費電力状態203への遷移(T23)、低消費電力状態203から通常動作状態301への遷移(T31)、低消費電力状態203から時刻非表示状態202への遷移(T32)、低消費電力状態203が変化しない場合(T33)、の9通りがある。
図4は、電子機器1の制御方法における動作の一例、具体的には通常動作状態201から各動作状態201〜203への遷移(T11,T12,T13)にかかる動作の一例を示す流れ図である。
電子機器1が通常動作状態201にあるとき、操作入力部106が利用者の操作入力を受け付け、入力状態検出部107が操作入力の状態を検出する。入力状態検出部107は、検出結果に基づいて時刻表示停止のための入力があったか否かを判定する(S301)。入力状態検出部107が時刻表示停止のための入力があったと判定した場合(S301 Y)、入力状態検出部108は計時制御部109に時刻表示停止信号を出力する。計時表示部109は、入力状態検出部108から時刻表示停止信号を入力されると、時刻表示を停止する(S321)。
充電検出部102は、2次電源部103が充電状態にあるか否かを判定する(S322)。2次電源部103が充電状態であると判定した場合(S322 Y)、充電検出部102は、充電状態にある旨の情報を低消費電力状態制御部105に出力する。なお、低消費電力状態制御部105は充電検出部102から充電状態にある旨の情報を入力されても、特に動作状態を変更しない。つまり、電子機器1の動作状態が、時刻非表示状態202に遷移する(図3 T12参照)。
一方、充電検出部102が、2次電源部103が充電状態にないと判定した場合(S322 Y)、充電検出部102は、充電状態にない旨の情報を低消費電力状態制御部105に出力する。低消費電力状態制御部105が充電検出部102から充電状態にない旨の情報を入力されたとき、低消費電力状態制御部105は計時制御部109に非充電時間計測開始信号を出力する。計時制御部109は低消費電力状態制御部105から非充電時間計測開始信号を入力され、入力された時点から非充電時間の計測を開始する(S323)。この時点では、計時制御部107の動作が継続する。つまり、電子機器1の動作状態が、時刻非表示状態202に遷移する(図3 T12参照)。
入力状態検出部107が時刻表示停止のための入力がないと判定した場合は(S301 N)、入力状態検出部107は計時表示部109に時刻表示停止信号を出力しない。充電検出部102が、2次電源部103が充電状態にあることを検出したとき、充電状態にある旨の情報を低消費電力状態制御部105に出力する。低消費電力状態制御部105は、充電検出部102から充電状態にある旨の情報を入力されたか否か判定する(S311)。低消費電力状態制御部105は、充電検出部102から充電状態にある旨の情報を入力された場合でも(S311 Y)、動作状態を変更しない。つまり、電子機器1の動作状態は、通常動作状態201のまま維持される(図3 T11参照)。
充電検出部102が、2次電源部が充電状態にないことを検出したとき、充電状態にない旨の情報を低消費電力状態制御部105に出力する(S311)。低消費電力状態制御部105は、充電検出部102から充電状態にない旨の情報を入力された場合(S311 N)、電圧検出部104からの電圧情報Vが閾値電圧Vc以下であるか否か判定する(S312)。低電圧状態制御部105は、当該電圧情報が閾値電圧Vc以下でないと判定したとき(S312 N)、低消費電力状態制御部105は動作状態を変更しない。つまり、電子機器1の動作状態は、通常動作状態201のまま維持される(図3 T11参照)。
低電圧状態制御部105は、当該電圧情報が閾値電圧Vc以下と判定したとき(S312 Y)、発振動作停止信号を発信回路制御部108に出力する。発振回路制御部108は、低消費電力状態制御部105から発振動作停止信号を入力されると、クロック信号の生成及び計時制御部109への出力を停止する(S313)。よって、電子機器1の動作状態が、低消費電力状態203に遷移する(図3 T13参照)。
一方、当該電圧情報Vが閾値電圧Vcよりも大きいと判定したとき(S312 N)、低電圧状態制御部105は動作状態を変化させない。従って、電子機器1の動作状態は通常動作状態201のまま維持される(図3 T11参照)。
図5は、電子機器1の制御方法における動作、具体的には時刻非表示状態202から各動作状態201〜203への遷移(T21,T22,T23)にかかる動作例を示す流れ図である。
電子機器1が時刻非表示状態202にあるとき、充電検出部102が、2次電源部103が充電状態にあるか否か検出する(S401)。充電検出部102が充電状態にあることを検出したとき(S401 Y)、充電状態にある旨の情報を低消費電力状態制御部105に出力する。低消費電力状態制御部105は、出力検出部104で検出された2次電源部103の電圧情報を入力し、当該電圧情報Vが閾値電圧Vc以下であるか否か判定する(S421)。低消費電力状態制御部105が、電圧情報Vが閾値電圧Vc以下であると判定した場合(S421 Y)、処理をS414に進める。低消費電力状態制御部105が、電圧情報Vが閾値電圧Vc以下でないと判定した場合(S421 N)、処理をS423に進める。
一方、充電検出部102が、2次電源部103が充電状態にないことを検出したとき(S401 N)、充電状態にない旨の情報を低消費電力状態制御部105に出力する。低消費電力状態制御部105は、充電検出部102から充電状態にない旨の情報を入力すると、計時制御部109が非充電時間を計測中か否か判定する(S411)。ここで、低消費電力状態制御部105は、計時制御部109へ非充電時間計測開始信号を出力したことで、計時制御部109が非充電時間を計測中であることを判定できる。
計時制御部109が非充電時間を計測中でないと判定した場合には(S411 N)、低消費電力状態制御部105は計時制御部109に非充電時間計測開始信号を出力する。計時制御部109は、低消費電力状態制御部105から非充電時間計測開始信号を入力し、非充電時間の計測を開始し(S422)、処理をS423に進める。
計時制御部109が非充電時間を計測中であると判定した場合には(S411 Y)、低消費電力状態制御部105は、非充電時間の計測開始から所定時間が経過したか否か判定する(S412)。低消費電力状態制御部105は、計時制御部109から非充電時間計測停止信号を入力したことで、非充電時間の計測開始から所定時間が経過したことを判定できる。低消費電力状態制御部105が、所定時間経過したと判定した場合は(S412 Y)、計時制御部109は非充電時間の計測を停止した状態となる(S413)。計時制御部109は、低消費電力状態制御部105から非充電時間計測開始信号を入力した後、非充電時間の計測を開始し、予め設定した所定時間に達すると非充電時間の計測を停止する。このとき、計時制御部109が、低消費電力状態制御部105に非充電時間計測停止信号を出力するからである。
ここで、低消費電力状態制御部105は、非充電時間計測停止信号を入力後、再び非充電時間計測開始信号を出力する可能性がある。その場合、低消費電力状態制御部105は、非充電時間を計測中か否か、及び所定時間経過したか否か正しく判定できなくなるおそれがある。本実施例では、低消費電力状態制御部105は、非充電時間計測開始信号を出力後に非充電時間計測停止信号を入力した後で、所定時間が経過したと判断するとともに(S412)、非充電時間計測開始信号を出力した情報、及び非充電時間計測停止信号を入力した情報を抹消する。これにより、低消費電力状態制御部105が、非充電時間の停止後に、正しく非充電時間計測中でないことを判定できるようにする。
計時制御部109における非充電時間の計測が停止した後(S413)、低消費電力状態制御部105は、発振回路制御部108に発振動作停止信号を出力する。発振回路制御部108は、低消費電力状態制御部105から発振動作停止信号を入力されると、クロック信号の生成及び計時制御部107への出力を停止する(S414)。よって、電子機器1の動作状態が低消費電力状態203に遷移する(図2 T23参照)。
なお、入力状態検出部107は時刻表示開始信号の入力があったか否か検出する(S423)。時刻表示開始信号の入力を検出した場合(S423 Y)、低消費電力状態制御部105は、計時制御部109が非充電時間を計測中か否か判定する(S424)。計時制御部109が非充電時間を計測中であると判定した場合には(S424 Y)、低消費電力状態制御部105は計時制御部109に非充電時間計測停止信号を出力する。計時制御部109は、低消費電力状態制御部105より非充電時間計測停止信号を入力し、非充電時間の計測を停止する(S425)。非充電時間の計測を停止した後(S425)、又は計時制御部109が非充電時間を計測中であると判定した場合には(S424 N)、計時制御部109は時刻表示を開始する(S426)。よって、電子機器1の動作状態が通常動作状態201に遷移する(図2 T21参照)。
入力状態検出部107が時刻表示開始信号の入力を検出しない場合(S423 N)、計時制御部109及び低消費電力状態制御部105ともに動作状態を変更しない。よって、電子機器1の動作状態は、時刻非表示状態202のまま維持される(図2 T22参照)。
図6は、電子機器1の制御方法における動作、具体的には低消費電力状態203から各動作状態201〜203への遷移(T31,T32,T33)にかかる動作例を示す流れ図である。
電子機器1が低消費電力状態203にあるとき、充電検出部102が、2次電源部が充電状態にあるか否か検出する(S511)。充電検出部102が充電状態にないことを検出したとき、充電状態にない旨の情報を低消費電力状態制御部105に出力する(S511 N)。このとき、低消費電力状態制御部105は動作状態を変更しない。従って、電子機器1の動作状態は、低消費電力状態203のまま維持される(図2 T33参照)。
充電検出部102が充電状態にあることを検出したとき、充電状態にある旨の情報を低消費電力状態制御部105に出力する(S511 Y)。低消費電力状態制御部105は、電圧検出部104で検出された2次電源部103の電圧情報を入力し、当該電圧情報Vが閾値電圧Vc以下であるか判定する(S512)。低消費電力状態制御部105が、電圧情報Vが閾値電圧Vc以下であると判定したときは(S512 Y)、動作状態を変更しない。従って、電子機器1の動作状態は、低消費電力状態203のまま維持される(図2 T33参照)。
低消費電力状態制御部105が、電圧情報Vが閾値電圧Vc以下ではないと判定したときは(S512 N)、発振回路制御部108に発振動作開始信号を出力する。発振回路制御部106が低消費電力状態制御部105から発振動作開始信号を入力すると、クロック信号の生成を開始し、計時制御部109に出力する(S513)。
入力状態検出部107は、時刻表示開始信号の入力があったか否か検出する(S514)。入力状態検出部107が、時刻表示開始信号の入力を検出しなかった場合(S514 N)、低消費電力状態制御部105は特に動作状態を変更しない。計時制御部109は、時刻表示を行わないで動作する。よって、電子機器1の動作状態は、時刻非表示状態202に遷移する(図2 T32参照)。
入力状態検出部107が、時刻表示開始信号の入力があったことを検出した場合(S514 Y)、低消費電力状態制御部105は計時制御部109に時刻表示開始信号を出力する。計時制御部109が入力状態検出部107から時刻表示開始信号を入力されると、時刻表示を開始する(S515)。よって、電子機器1の動作状態は、通常動作状態201に遷移する(図2 T31参照)。
なお、S514において、入力状態検出部107が以前に通常動作状態201又は時刻非表示状態202から低消費電力状態203に電子機器1の動作状態が遷移する直前の時刻表示状態情報を記憶しており、当該時刻表示状態情報を計時制御部109に出力する構成も考えられる。時刻表示状態情報とは、例えば、時刻表示を行っているか否かを示す情報である。計時制御部109が、当該時刻表示状態情報を入力した場合には、その状態に基づく時刻表示を行う。よって、低消費電力状態201に遷移する直前に利用者が操作した時刻表示状態で、電子機器1が動作する。
このように、本実施形態にかかる電子機器1は、第1のエネルギーを第2のエネルギーである電気エネルギーに変換することにより発電を行う1次電源部101と、発電によって得られた電気エネルギーを蓄える2次電源部103と、電気エネルギーを2次電源部が充電しない状態を検出する充電検出部102と、時刻を計時し、操作入力を検出したとき計時した時刻表示を停止する計時部11と、操作入力を検出した状態であって充電しない状態の時間を計測し、計測した時間が予め設定された時間を越えたとき、計時部の動作を停止する低消費電力状態制御部105を有する。
このため、電子機器1は、時刻表示が停止されるための操作入力を検出したうえで、1次電源部で発電された電気エネルギーが充電されなくなってからの時間が予め設定された時間を経過してから計時部の動作が停止する。従って、電子機器1では、利用者の意に反して計時部11の動作が停止し、時刻を参照できないという不都合を解消することができる。つまり、利用者が時刻表示を確認することができる時間を十分にとることができる。
また、本実施形態にかかる電子機器1は、2次電源部の供給電圧を検出する電圧検出部104を更に備え、充電検出部102は電気エネルギーを2次電源部が充電する状態を検出し、低消費電力状態制御部105は、2次電源部の供給電圧が機器の動作に要する電圧よりも大きい場合に計時部11の動作を停止し、充電する状態が検出されたとき、計時部11の動作を開始させることを特徴とする。
このため、電子機器1によれば、2次電源部103の供給電圧が動作に要する電圧よりも大きい場合に計時部11の動作を停止し、充電状態が検出されたとき、計時部11の動作を開始する。そのため、2次電源部103の供給電圧が機器動作に要する電圧を下回ることが避けられ、充電状態が検出されたときに即座に動作を開始することができる。
また、本実施形態にかかる電子機器1は、低消費電力状態制御部が105、計時部11の動作を停止する前の動作状態に応じて、計時部11の動作を開始するときの動作状態を選択することを特徴とする。
そのため、電子機器1によれば、動作が停止したときと異なるという利用者の意に反する動作状態で動作が開始するという不都合を回避することができる。
また、本実施形態にかかる電子機器1は、計時部11が、計時制御部109と計時制御部109を駆動するクロック信号を生成する発振回路制御部108とを含んで構成され、発振回路制御部108におけるクロック信号の生成を停止することにより、動作を停止することを特徴とする。
そのため、発振回路制御部108に対してクロック信号の生成の開始又は停止を指示することで計時部11の動作の開始又は停止を制御できる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら詳しく説明する。
図7は、本実施形態に係る電子機器2の構成を示す。
電子機器2は、文字盤上をモータで駆動した針を用いて計測した時刻を表示するアナログウォッチの一例である。
電子機器2は、1次電源部101、充電検出部102、2次電源部103、電圧検出部104、低消費電力状態制御部105、操作入力部106、入力状態検出部107、計時部21及び時刻表示駆動部210を含んで構成される。計時部21は、発振回路制御部108及び計時制御部209を含んで構成される。
従って、電子機器2は、計時制御部209を計時制御部109の代わりに備え、更に時刻表示駆動部210を備える点が電子機器1と異なる。
以下の説明では、主に電子機器1と異なる点について述べる。
図8は、本実施形態に係る計時制御部209及び時刻表示駆動部210の一例を示す。
計時制御部209は、基本分周回路2091、駆動制御回路2092、パルスダウンカウンタ回路2093、主駆動パルス発生回路2094、補正駆動パルス発生回路2095、クロノ分周回路2096、第2駆動パルス発生回路2097及びクロノカウンタ回路2098を含んで構成される。
時刻表示駆動部210は、第1駆動回路2101、第1駆動部2102、回転検出回路2103、第2駆動回路2104及び第2駆動部2105を含んで構成される。
基本分周回路2091は、発振回路制御部108から入力されたクロック信号を分周して駆動励振信号を生成する。例えば、発振回路制御部108から入力されたクロック信号が周波数32,768(215)Hzのパルス信号である場合には、基本分周回路2091は、このクロック信号を15段分周して1Hzのパルス信号を駆動励振信号として生成する。基本分周回路2091は、生成した駆動励振信号を主駆動パルス発生回路2094に出力する。
基本分周回路2091は、発振回路制御部108から入力されたクロック信号を分周してクロノ励振信号を生成する。但し、基本分周回路2091がクロノ励振信号を生成するための分周の段数は、駆動励振信号を生成する場合の段数よりも低くする。例えば、発振回路制御部108から入力されたクロック信号が32,768(215)Hzのパルス信号である場合には、基本分周回路2091は、このクロック信号を7段分周して256(28)Hzのパルス信号をクロノ励振信号として生成する。基本分周回路2091は、生成したクロノ励振信号をクロノ分周回路2096に出力する。
基本分周回路2091は、また発振回路制御部108から入力されたクロック信号を、駆動励振信号を生成する場合よりもより高い段数で分周してPCD(Pulse Countdown Signal;パルスカウントダウン)信号を生成する。PCD信号の周期は、主駆動励振信号の周期の整数倍(例えば4倍)である。基本分周回路2091は、生成したPCD信号をパルスダウンカウンタ回路2093に出力する。
ここで、パルスダウンとは、後述する駆動パルス信号のランク(段階)を低くすることを指し、ランクダウンともいう。他方、パルスアップとは、後述する駆動パルスのランクを高くすることを指し、ランクアップともいう。
駆動パルスのランクは、そのエネルギーの大きさを示す。例えば、主駆動パルスP1nのランクnは、本実施形態では最小値1から最大値m(例えば、m=2)の何れかの値である。ランクnの値が大きい(高い)ほど、エネルギーが大きいことを示す。例えば、振幅値が一定という条件のもとでは、ランクが高いほど、駆動パルス信号を構成する各パルスのピーク値の継続時間(パルス幅)が長くなる。他方、ランクが低いほど、駆動パルス信号のパルス幅が短くなる。
パルスダウンカウントとは、パルスダウンを指示するまでの間、PCD信号の振幅ピーク数をカウント(計数)することを指す。
駆動制御回路2092は、入力状態検出部107から時刻表示開始信号が入力されたとき、パルスカウント開始信号と、駆動パルス生成信号を生成する。パルスカウント開始信号とは、駆動パルス信号の振幅ピーク数のカウント開始を指示する信号である。駆動パルス生成信号とは、駆動パルス信号の生成を指示する信号である。駆動制御回路2092は、生成したパルスカウント開始信号をパルスダウンカウンタ回路2093及びクロノカウンタ回路2098に出力する。駆動制御回路2092は、生成した駆動パルス生成信号を主駆動パルス発生回路2094及びクロノ分周回路2096に出力する。
駆動制御回路2092は、入力状態検出部107から時刻表示停止信号が入力されたとき、パルスカウント停止信号と駆動パルス停止信号を生成する。パルスカウント停止信号とは、駆動パルス信号の振幅ピーク数のカウント停止を指示する信号である。駆動パルス停止信号とは、駆動パルス信号の生成停止を指示する信号である。駆動制御回路2092は、生成したパルスカウント停止信号をパルスダウンカウンタ回路2093及びクロノカウンタ回路2098に出力する。駆動制御回路2092は、生成した駆動パルス停止信号を主駆動パルス発生回路2094及びクロノ分周回路2096に出力する。
本実施形態では、入力状態検出部107が検出した操作入力の状態に基づいてリセット信号を駆動制御回路2092に出力するようにしてもよい。リセット信号は、ある時点からの経過時間を示す時間表示(クロノグラフ)を、予め定めた基準時を示す表示(例えば、ゼロ秒)に変更すること(リセット)を指示する信号である。
駆動制御回路2092は、入力状態検出部107からリセット信号を入力された場合、パルスリセット信号をクロノカウンタ回路2098に出力する。パルスリセット信号は、カウントした駆動パルスの振幅ピーク数を所定の基準値(例えば、ゼロ)に変更することを指示する信号である。
パルスダウンカウンタ回路2093は、第1駆動部2102が動作していないことを示す非回転信号を入力された場合、パルスアップ信号を主駆動パルス発生回路2094に出力する。パルスアップ信号とは、駆動パルスをパルスアップすることを指示する信号である。同時に、パルスダウンカウンタ回路2093は、カウントした値(後述)をゼロにリセットする。
パルスダウンカウンタ回路2093は、駆動制御回路2092からパルスカウント開始信号が入力された場合、基本分周回路2091から入力されたPCD信号の振幅ピーク数をカウント(パルスダウンカウント)する。パルスダウンカウンタ回路2093はカウントした値が、予め定められた時間(例えば、80秒〜160秒)に対応する値に達した場合、パルスダウン信号を主駆動パルス発生回路2094に出力する。パルスダウン信号とは、駆動パルスをパルスダウンすることを指示する信号である。
パルスダウンカウンタ回路2093は、駆動制御回路2092からパルスカウント停止信号が入力された場合、パルスダウンカウントを停止する。
パルスダウンカウンタ回路2093は、また、低消費電力状態制御部105から非充電時間計測開始信号が入力された後、基本分周回路2091から入力されたPCD信号の振幅ピークの数をカウントする。パルスダウンカウンタ回路2093はカウントした値が、予め定められた所定時間(例えば、120秒)に対応する値に達した場合、非充電時間計測停止信号を低消費電力状態制御部105に出力する。この所定時間は、上述のように2次電源部103が充電しない状態であって発振回路制御部108にクロック信号の生成を停止させるまでの時間である(ステップS412参照)。
主駆動パルス発生回路2094は、駆動制御回路2092から駆動パルス生成信号が入力された場合、基本分周回路2091から入力された駆動励振信号に基づき主駆動パルス信号を生成する。主駆動パルス発生回路2094が生成する主駆動パルス信号の周期は、例えば1秒である。
主駆動パルス発生回路2094は、パルスダウンカウンタ回路2093からパルスアップ信号が入力された場合、生成する主駆動パルス信号のランクを、例えば1ランク高くする。本実施形態では、主駆動パルス発生回路2094は、主駆動パルス信号のランクを高くするために、主駆動パルス信号のパルス幅を予め設定した時間だけ長くする。
主駆動パルス発生回路2094は、パルスダウンカウンタ回路2093からパルスダウン信号が入力された場合、生成する主駆動パルス信号のランクを、例えば1ランク低くする。本実施形態では、主駆動パルス発生回路2094は、主駆動パルス信号のランクを低くするために、主駆動パルス信号のパルス幅を予め設定した時間だけ短くする。
主駆動パルス発生回路2094は、生成した主駆動パルス信号を第1駆動回路2101に出力する。
第1駆動回路2101は、主駆動パルス発生回路2094から入力された主駆動パルス信号、又は補正駆動パルス発生回路2095から入力された補正駆動パルス信号に基づき第1駆動部2102を動作させるための駆動信号を生成する。
第1駆動回路2101は、第1駆動部2102が動作することによって発生する誘起電圧信号を検出し、検出した誘起電圧信号を回転検出回路2103に出力する。
第1駆動部2102は、第1駆動回路2101から供給された駆動信号に基づいて動作する。第1駆動部2102は、例えば、時計装置2が備える軸を中心に秒針(時刻表示部)を文字盤上で回転させるモータである。駆動信号が、例えば1秒周期の駆動パルス信号に基づいて生成された信号である場合、第1駆動部2102は、1秒毎にその秒針を駆動する。
回転検出回路2103は、第1駆動回路2101から入力された誘起電圧信号が示す電圧値に基づき、第1駆動部2102が動作しているか否かを判断する。回転検出回路2103は、例えば、その電圧値が予め設定された電圧値よりも小さい場合、第1駆動部2102の動作していないと判断し、非回転信号を生成する。回転検出回路2103は、生成した非回転信号をパルスダウンカウンタ回路2093及び補正駆動パルス発生回路2095に出力する。
補正駆動パルス発生回路2095は、回転検出回路2103から非回転信号を入力された場合、補正駆動パルス信号を生成する。補正駆動パルス発生回路2095が生成する補正駆動パルス信号のエネルギー量は、第1駆動部2102を動作させるために十分な量である。従って、補正駆動パルス発生回路2095は、少なくとも主駆動パルス発生回路2094が生成する主駆動パルス信号よりもパルス幅が広い補正駆動パルス信号を生成する。補正駆動パルス発生回路2095は、生成した補正駆動パルス信号を第1駆動回路2101に出力する。
クロノカウンタ分周回路2096は、駆動制御回路2092から駆動パルス生成信号を入力された場合、基本分周回路2091から入力されたクロノ励振信号を分周して第2駆動パルス生成信号を生成する。生成された第2駆動パルス生成信号の周波数は、例えば10Hzである。これにより、電子機器2は、0.1秒の精度で時間を計測する。
クロノカウンタ分周回路2096は、生成した第2駆動パルス生成信号を第2駆動パルス発生回路2097及びクロノカウンタ回路2098に出力する。
クロノカウンタ分周回路2096は、駆動制御回路2092又はクロノカウンタ回路2098から駆動パルス停止信号を入力された場合、第2駆動パルス信号の生成を停止する。
第2駆動パルス発生回路2097は、クロノ分周回路2096から入力された第2駆動パルス生成信号に基づき第2駆動パルス信号を生成する。
第2駆動パルス発生回路2097は、生成した第2駆動パルス信号を第2駆動回路2104に出力する。
第2駆動回路2104は、第2駆動パルス発生回路2097から入力された第2駆動パルス信号に基づき、第2駆動部2104を動作させるための第2駆動信号を生成する。
第2駆動部2105は、第2駆動回路2104から供給された第2駆動信号に基づいて動作する。第2駆動部2102は、例えば、第1駆動部2102が備える秒針とは異なる軸を中心に表示針(時刻表示部)を文字盤上で回転させるモータである。駆動信号が、例えば0.1秒周期の第2駆動パルス信号に基づく信号である場合、第2駆動部2105は、0.1秒毎にその表示針を駆動する。
クロノカウンタ回路2098は、駆動制御回路2092からパルスカウント開始信号を入力された場合、クロノ分周回路2096から入力された第2駆動パルス生成信号の振幅ピーク数(クロノピーク数と呼ぶ)のカウントを開始する。
クロノカウンタ回路2098は、クロノピーク数が予め設定された時間(例えば、60分)に対応するピーク数に達した場合、クロノピーク数のカウントを停止する。
クロノカウンタ回路2098は、駆動制御回路2092からパルスカウント停止信号を入力された場合、クロノピーク数のカウントを停止する。
クロノカウンタ回路2098は、駆動制御回路2092からパルスリセット信号を入力された場合、クロノピーク数のカウントを停止し、カウントしたクロノピーク数を所定の基準値(例えば、ゼロ)に変更する。
クロノカウンタ回路2098は、クロノピーク数のカウントを停止した場合、駆動パルス停止信号を生成し、生成した駆動パルス停止信号をクロノ分周回路2096に出力する。
クロノカウンタ回路2098は、また、低消費電力状態制御部105から非充電時間計測開始信号を入力された後、クロノ分周回路2096から入力された第2駆動パルス生成信号の振幅ピーク数(即ち、クロノピーク数)についてカウントを開始する。クロノカウンタ回路2098はカウントした値が、予め設定された所定時間(例えば、120秒)に対応する値に達した場合、非充電時間計測停止信号を低消費電力状態制御部105に出力する。この所定時間は、上述のように2次電源部103が充電しない状態であって発振回路制御部108にクロック信号の生成を停止させるまでの時間である(ステップS412参照)。
上述の説明では、非充電時間計測開始信号を入力された後、所定時間経過したことを判断する処理を、パルスカウンタ回路2093及びクロノカウンタ回路2098が行う例を挙げたが、本実施形態ではこれには限られない。本実施形態では、かかる処理をパルスカウンタ回路2093又はクロノカウンタ回路2098のうちいずれか一方が行ってもよい。
本実施形態では、パルスカウンタ回路2093は、クロノカウンタ回路2098よりも低い電力負荷でも動作するため、消費電力が小さい。そのため、電池の寿命を重視する場合には、本実施形態では、例えば、もっぱらパルスカウンタ回路2093が、上述の所定時間経過したことを判断する処理を行うようにしてもよい。
クロノカウンタ回路2098は、パルスカウンタ回路2093よりも計測可能な時間の範囲が広く、計測精度が高い。そのため、範囲や精度を重視する場合には、本実施形態では、例えば、もっぱらクロノカウンタ回路2098に、上述の所定時間経過したことを判断する処理を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、上述の所定時間がパルスカウンタ回路2093が計測可能な時間(例えば、3分)よりも小さい場合にはパルスカウンタ回路2093が、その計測可能な時間よりも大きい場合にはクロノカウンタ回路2098が、上述の所定時間経過したことを判断する処理を行うようにしてもよい。
また、クロノグラフ(本実施形態におけるクロノ分周回路2096、第2駆動パルス発生回路2097、クロノカウンタ回路2098、第2駆動回路2104及び第2駆動部2105)を備えていない時計装置2においては、例えば、もっぱらパルスカウンタ回路2093に、上述の所定時間経過したことを判断する処理を行うようにしてもよい。
このように、本実施形態は、計時制御部がクロック信号に基づいて生成した駆動信号であって、時刻表示部を駆動する駆動信号に基づいて、2次電源部が充電しない状態である非充電時間を計測することを特徴とする電子機器である。
即ち、計時制御部は、クロック信号に基づいて生成した駆動信号のエネルギー量を低下させるまでの時間を計測するパルスダウンカウンタ部を備え、パルスダウンカウンタ部は、その充電しない状態の時間を計測する。
あるいは、計時制御部は、操作入力を検出した時点からの経過時間を計測するクロノカウンタ部を備え、クロノカウンタ部は、その非充電時間を計測する。
これにより、本実施形態は、上述の所定時間経過したことを判断する処理を計測するために既存のハードウェア(例えば、メモリ)を共用することができ、時計装置2を小型化することができる。
また、上述した実施形態にかかる電子機器は、さらに第1のエネルギーが光エネルギーであることを特徴とする。そのため、周囲から照射された光をエネルギー源とすることができ、電源の交換なしに電子機器1の動作を確保できる。
また、上述した実施形態にかかる電子機器は、操作入力は竜頭の位置に応じた電圧であることを特徴とする。これによれば、操作入力は竜頭の位置に応じた電圧であるため、竜頭の位置に応じ計時部11の動作を制御することができる。これにより、出荷時等の使用状態により竜頭の位置を操作することにより計時部11の動作を制御することで、利用者の意に応じた動作状態で動作させることができるという利便性が向上する。
なお、上述した実施形態における電子機器の一部、例えば、低消費電力状態制御部105、計時部11をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、電子機器に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における電子機器の一部、例えば、低消費電力状態制御部105、計時部11を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現しても良い。電子機器の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化しても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いても良い。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
101 1次電源部、102 充電検出部、103 2次電源部、104 電圧検出部、
105 低消費電力状態制御部、106 操作入力部、107 入力状態検出部、
108 発振回路制御部、 109 計時制御部、11 計時部
209…計時制御部、 2091…基本分周回路、2092…駆動制御回路、
2093…パルスダウンカウンタ回路、2094…主駆動パルス発生回路、
2095…補正駆動パルス発生回路、2096…クロノ分周回路、
2097…第2駆動パルス発生回路、2098…クロノカウンタ回路、
210…時刻表示駆動部、2101…第1駆動回路、2102…第1駆動部、
2103…回転検出回路、2104…第2駆動回路、2105…第2駆動部

Claims (10)

  1. 第1のエネルギーを第2のエネルギーである電気エネルギーに変換することにより発電を行う1次電源部と、
    前記発電によって得られた電気エネルギーを蓄える2次電源部と、
    前記電気エネルギーを2次電源部が充電しない状態を検出する充電検出部と、
    時刻を計時し、操作入力を検出したとき計時した時刻表示を停止する計時部と、
    前記操作入力を検出した状態であって前記充電しない状態の時間を計測し、前記計測した時間が予め設定された時間を越えたとき、前記計時部の動作を停止する低消費電力状態制御部を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記2次電源部の供給電圧を検出する電圧検出部を更に備え、
    前記充電検出部は、電気エネルギーを2次電源部が充電する状態を検出し、
    前記低消費電力状態制御部は、前記2次電源部の供給電圧が当該電子機器の動作に要する電圧よりも大きい場合に前記計時部の動作を停止し、前記充電する状態が検出されたとき、前記計時部の動作を開始させる
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記低消費電力状態制御部は、
    前記計時部の動作を停止する前の動作状態に応じて、前記計時部の動作を開始するときの動作状態を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記計時部は、計時制御部と前記計時制御部を駆動するクロック信号を生成する発振回路制御部とを含んで構成され、前記発振回路制御部におけるクロック信号の生成を停止することにより、動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 前記計時制御部は、前記クロック信号に基づいて生成した駆動信号のエネルギー量を低下させるまでの時間を計測するパルスダウンカウンタ部を備え、
    前記パルスダウンカウンタ部は、前記充電しない状態の時間を計測する
    ことを特徴とする請求項4記載の電子機器である。
  6. 前記計時制御部は、操作入力を検出した時点からの経過時間を計測するクロノカウンタ部を備え、
    前記クロノカウンタ部は、前記充電しない状態の時間を計測する
    ことを特徴とする請求項4記載の電子機器である。
  7. 前記第1のエネルギーは光エネルギーであることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  8. 前記操作入力は竜頭の位置に応じた電圧であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  9. 電子機器における制御方法において、
    前記電子機器が備える計時部が、時刻表示を停止させるための操作入力を検出した状態であって、前記電子機器が備える1次電源部が発電した電気エネルギーを前記電子機器が備える2次電源部が充電しない状態の時間を計測し、
    前記計測した時間が予め設定された時間を越えたとき、前記計時部の動作を停止する低消費電力状態制御過程を有する
    ことを特徴とする電子機器の制御方法。
  10. 電子機器が有するコンピュータに、
    前記電子機器が備える計時部が、時刻表示を停止させるための操作入力を検出した状態であって、前記電子機器が備える1次電源部が発電した電気エネルギーを前記電子機器が備える2次電源部が充電しない状態の時間を計測し、
    前記計測した時間が予め設定された時間を越えたとき、前記計時部の動作を停止する低消費電力状態制御手順を実行させる、
    ことを特徴とする電子機器の制御プログラム。
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