JP3680802B2 - 電子時計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、節電機能を有し、日付表示機構を備えた電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、時刻を表示する時刻表示機構と、日付を表示する日付表示機構とを備えた携帯型の電子時計が知られている。この種の電子時計の中には、さらに、現在の時刻および日付を表示する表示モードと、消費電力を節約する節電モードとを、ユーザの使用状態(例えば、携帯されているか否か)に応じて切り替える機能を有するものがある。このような電子時計は、ユーザによって使用されていれば、表示モードによって時刻表示機構と日付表示機構とを駆動させる一方、使用されない状態が一定期間続いたならば、節電モードによって各機構の駆動を停止させて節電するとともに、時刻および日付を電子回路によって更新する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、節電モードから表示モードへの移行時においては、現在の時刻および日付を表示すべく、節電モードへの移行時に停止された時刻表示機構と日付表示機構とが駆動されるため、電源の電圧降下が生じる。このような電圧降下が生じると、電子時計がシステムダウンに至りやすくなるという問題があった。
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、節電モードから表示モードに移行する際に、システムダウンを起こすことのない電子時計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、電源から給電され、時分秒を示す針を駆動する針駆動手段と、「年」、「月」および「日」のうち少なくとも1つの第1の暦情報を表示するカレンダ部材と、前記電源から給電され、前記カレンダ部材を駆動するカレンダ駆動手段と、所定の節電条件下において前記針駆動手段および前記カレンダ駆動手段への前記電源からの給電を停止して表示モードから節電モードに移行する節電手段と、前記電源の電源電圧を検出する電圧検出手段と、前記節電手段による給電の停止中に前記第1の暦情報の値が変化しなくても、電子回路的な計数処理によって第2の暦情報を更新する暦更新手段と、前記節電手段による給電の停止が解除され、節電モードから表示モードに移行するときに、前記第1の暦情報が、前記第2の暦情報と一致するように前記カレンダ部材の駆動を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記電源電圧が第1閾値電圧以下である場合に、前記カレンダ部材の駆動を禁止させ、前記電源電圧が第1閾値電圧より大きく第2閾値電圧以下である場合に、前記カレンダ部材の駆動速度を表示モードにおける速度よりも遅い速度で駆動させ、前記電源電圧が第2閾値電圧よりも大きい場合に、前記カレンダ部材の駆動速度を表示モードにおける速度で駆動させることを特徴とする。
かかる電子時計によれば、節電手段による給電の停止が解除されたときに、カレンダ部材によって表示される第1の暦情報が、暦更新手段によって示される第2の暦情報と一致するようにカレンダ部材を駆動する際に、カレンダ部材は、制御手段によって電源の電源電圧に応じてカレンダ部材の駆動速度が制御されながら駆動される。
これにより、カレンダ部材の駆動により生じる電源の大幅な電圧降下を抑えることができ、システムダウンを防止することが可能となる。
【0006】
また、以上のものとは別の観点から、電源から給電され、時分秒を示す針を駆動する針駆動手段と、「年」、「月」および「日」のうち少なくとも1つの第1の暦情報を表示するカレンダ部材と、前記電源から給電され、前記カレンダ部材を駆動するカレンダ駆動手段と、所定の節電条件下において前記針駆動手段および前記カレンダ駆動手段への前記電源からの給電を停止して表示モードから節電モードに移行する節電手段と、前記電源の電源電圧を検出する電圧検出手段と、前記節電手段による給電の停止中に前記第1の暦情報の値が変化しなくても、電子回路的な計数処理によって第2の暦情報を電気的に更新する暦更新手段と、前記節電手段による給電の停止が解除され、節電モードから表示モードに移行するときに、前記第1の暦情報が、前記第2の暦情報と一致するように前記カレンダ部材の駆動量と前記電圧検出手段によって検出される電源電圧とに応じて、前記カレンダ部材の駆動を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記電源電圧が第1閾値電圧以下である場合に、前記カレンダ部材の駆動を禁止させ、前記電源電圧が第1閾値電圧より大きく第2閾値電圧以下、或いはカレンダ部材の駆動量が所定の駆動量以上である場合に、前記カレンダ部材の駆動速度を表示モードにおける速度よりも遅い速度で駆動させ、前記電源電圧が第2閾値電圧よりも大きく、かつ前記カレンダ部材の駆動量が所定の駆動量以下の場合に、前記カレンダ部材の駆動速度を表示モードにおける速度で駆動させることを特徴とする。
かかる電子時計によれば、節電手段による給電の停止が解除されたときに、カレンダ部材によって表示される第1の暦情報が、暦更新手段によって示される第2の暦情報と一致するようにカレンダ部材を駆動する際に、カレンダ部材は、制御手段によって一致させるために必要とされる駆動量と電源の電源電圧に応じてカレンダ部材の駆動速度が制御されながら駆動される。
これにより、カレンダ部材の駆動により生じる電源の大幅な電圧降下を抑えることができ、システムダウンを防止することが可能となる。
【0007】
好ましい態様において、前記第1閾値電圧は、表示モードにおける前記カレンダ部材の駆動速度よりも遅い速度でカレンダ部材を駆動させる際、当該電子時計がシステムダウンを起こす可能性のない電源電圧の下限値であり、前記第2閾値電圧は、表示モードにおける前記カレンダ部材の駆動速度でカレンダ部材を駆動させる際、当該電子時計がシステムダウンを起こす可能性のない電源電圧の下限値である。
【0008】
また、以上のものとは別の観点から、電源から給電され、時分秒を示す針を輪列によって駆動させる針駆動手段と、「年」、「月」および「日」のうち少なくとも1つの第1の暦情報を表示するカレンダ部材と、所定の節電条件下において前記電源からの給電を停止して表示モードから節電モードに移行する節電手段と、前記カレンダ部材送りタイミングを示す前記針駆動手段による針の0時通過を検出し、ゼロ時検出信号として出力するゼロ時検出手段と、発振手段およびこの発振手段から出力される発振信号を受けてクロック信号を出力する分周手段とを備え、このクロック信号を計時することにより、24時間経過するごとに24時間信号を出力する24時間計測手段と、前記ゼロ時検出信号の出力タイミングと、前記24時間信号の出力タイミングとが一致していないことを示す不一致信号を入力する不一致信号入力手段と、前記不一致信号が入力された後、第1回目のゼロ時検出信号が出力されると、前記24時間計測手段による計時をリセットするリセット手段と、
前記不一致信号が入力された後、第1回目のゼロ時検出信号が出力されると、前記カレンダ部材を駆動し、当該第1回目のゼロ時検出信号が出力された後、前記24時間計測手段から24時間信号が出力される毎に前記カレンダ部材を駆動するカレンダ駆動手段とを具備することを特徴とする。
かかる電子時計によれば、節電手段による針駆動手段への給電の停止中の節電モードであっても、24時間計測手段によりカレンダ部材は駆動されることになる。これにより、給電の停止が解除されたときに、カレンダ部材を駆動する必要がなく、カレンダ部材の駆動を起因とする電圧降下が生じないため、システムダウンを防止することが可能となる。
【0009】
好ましい態様において、前記節電手段は、前記不一致信号入力手段によって不一致信号が入力された後、前記ゼロ時検出手段から第1回目のゼロ時検出信号が出力されるまで、給電を停止しない。
このような構成によれば、前記不一致信号入力手段によって不一致信号が入力された後、ゼロ時検出手段によって針の0時通過が検出されるまで、針駆動手段への給電は停止されない。これにより、針駆動手段への給電の停止前に24時間計測手段がリセットされ、24時間信号の出力タイミングとゼロ時検出信号の出力タイミングとが一致するため、節電手段による針駆動手段への給電の停止後もカレンダ駆動手段によるカレンダ部材の駆動が正確に行われる。
【0010】
また、別の好ましい様態において、前記電子時計は、前記不一致信号入力手段によって不一致信号が入力された後、前記針駆動手段による針の駆動期間を計時する駆動期間計時手段を具備し、前記節電手段は、前記駆動期間計時手段による計時が24時間に達するまで、給電を停止しない。
このような構成によれば、前記不一致信号入力手段によって不一致信号が入力された後、24時間経過するまで、針駆動手段への給電は、停止されない。これにより、針駆動手段による針の0時通過は24時間周期で行われるため、給電の停止前に必ず0時検出信号が1回検出される。よって、給電の停止前に、24時間計測手段がリセットされ、24時間信号の出力タイミングとゼロ時検出信号の出力タイミングとが一致するため、カレンダ駆動手段によるカレンダ部材の駆動が正確に行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
<第1実施形態>
はじめに、本発明の第1実施形態にかかる電子時計の外観について図11を参照して説明する。この図に示されるように、電子時計100は、腕時計型のアナログ時計であり、バンド102によってユーザの腕に装着されて使用される。また、電子時計100の本体101には、円形の時刻表示盤103が備えられている。時刻表示盤103には、その円周に沿って時分および秒を示す目盛りが付されており、時刻表示盤103の上方(紙面垂直方向)に設置された秒針61、分針62および時針63からなる表示指針によって時刻が表示される。また、時刻表示盤103の図中右側には日付表示窓180が設けられており、「1」から「31」までのいずれか数字により当日の日付が表示される。また、本体101の右側には、リュウズ104が設けられており、ユーザは、リュウズ104を図中右側方向に引き出した後、回転させることにより、時分を調整したり、日付表示窓180に表示される日付を調整したりすることができる。
【0015】
ここで、本実施形態における電子時計100は、表示モードと節電モードとの2つの動作モードを備えている。このうち、表示モードとは、機械的な表示機構を駆動させることによって現在の時刻および日付を表示する動作モードである。一方、節電モードとは、表示モード中に、ユーザによって所定期間使用(本実施形態では、携帯)されていないことを電子時計100が検出したならば、表示機構の駆動を止めることにより節電する動作モードである。電子時計100は、節電モード中に、ユーザによる使用を検出したならば、現在の時刻および日付を表示すべく、表示機構を駆動する。
【0016】
図1は、電子時計100の構成を示す図である。この図に示されるように、電子時計100は、発電する発電部Aと、発電部Aから供給された電流により充電し、電子時計100の構成各部に電源を供給する電源部Bと、構成各部を制御する制御部Cと、秒針61を駆動する秒針機構D1と、制御部Cの制御に応じて秒針機構D1を駆動する秒針駆動部E1と、分針62および時針63を駆動する時分針機構D2と、制御部Cの制御に応じて時分針機構D2を駆動する時分針駆動部E2と、日付表示を更新する日車機構Fと、制御部Cの制御に応じて日車機構Fを駆動する日車駆動部Gとを備えている。
【0017】
発電部Aは、電子時計100がユーザの腕に装着された通常の使用状態において、腕の動きを捉えて回転する回転錘45を備えている。この回転錘45の回転力は、増速用ギア46を介して発電用ロータ43に伝達される。発電装置40においては、発電用ロータ43が発電用ステータ42の内部で回転することによって電磁誘導が生じ、交流電流が発生する。制御部Cは、発電部Aが発電していれば、電子時計100が使用中であることを検出し、また、発電部Aが一定期間発電していなければ、電子時計100が使用されていないことを検出する。
【0018】
電源部Bは、整流回路や、二次電源、昇降圧回路などから構成されており、発電部Aから供給された電流を充電し、電子時計100の構成各部に電源電圧VDDを印加する。ここで、電源部Bは、VSS(低位側)を基準電位(GND)にとっている。
【0019】
制御部Cは、表示モード時において、日車機構Fによる日付表示を暦通りに更新するための制御や、表示モードと節電モードとのモード間移行に関する制御、節電モードから表示モードへの移行時において、節電モードへの移行時に停止した日付表示を、現在(移行時)の日付に更新させるための制御などを行い、その詳細については後述する。
【0020】
秒針駆動部E1は、制御部Cの制御の下、各種駆動パルスを生成し、秒針機構D1に出力する。秒針機構D1は、秒針駆動部E1から入力する駆動パルスに応じて駆動する秒モータ10aを備えている。この秒モータ10aは、駆動パルスの入力に応じてロータ13aを回転する。ロータ13aの回転は、当該ロータ13aに噛合された秒中間車51a、秒車52aから構成される秒輪列50aによって秒針61に伝達される。このようにして、秒針61は、ロータ13aの回転に連動して運針され、時間(秒)を表示する。
【0021】
時分針駆動部E2は、制御部Cの制御の下、各種駆動パルスを生成し、時分針機構D2に出力する。時分針機構D2は、時分針駆動部E2から入力する駆動パルスに応じて駆動する時分モータ10bを備えている。この時分モータ10bは、駆動パルスの入力に応じてロータ13bを回転する。ロータ13bの回転は、当該ロータ13bに噛合された四番車51b、三番車52b、二番車53b、日の裏車54bおよび筒車55bから構成される輪列部50bによって、分針62および時針63に伝達される。このようにして、分針62および時針63の各々は、ロータ13bの回転に連動して運針され、時間(時,分)を表示する。
【0022】
24時車57は、筒車55bと噛合しており、24時間が経過する毎に1回転し、24時車57に設けられたカム57Aにより「24時(午前0時)」になると、常閉接点を構成するスイッチシャフト82とスイッチピン81とを離間させることにより、開状態(オフ状態)とする。これにより、制御部Cは、現在時刻が「0時」になったことを検出し、日付表示を更新するために日車駆動部Gを制御する。
【0023】
日車駆動部Gは、スイッチピン81とスイッチシャフト82とが離間される毎に、日付を示す日車75を1日分駆動すべく、日車機構Fに含まれるアクチュエータ71に交流電圧を印加する。日車75は、リング状をしており、その上面に日付を示す「1」から「31」までの数字が等間隔に配置されている。また、日車75は、数字の1つが時刻表示盤103に設けられた日付表示窓180を介して表示されるように本体101に配置されている。アクチュエータ71は、電圧が印加されると、面内方向(図の紙面と平行な方向)に振動する。アクチュエータ71の振動は、ロータ72、日車躍制用ゼネバ車73および日回し車74を介して日車75に伝達され、これにより、日車75が回転駆動される。詳細には、アクチュエータ71の振動によってロータ72の外周面が叩かれると、ロータ72が回転駆動される。ロータ72が回転すると、ロータ72に噛合した日車躍制用ゼネバ車73が回転する。日車躍制用ゼネバ車73が回転すると、日車躍制用ゼネバ車73に設けられたカム部73aと係合する日回し車74が回転し、歯部75Aを介して日車75が時計回り方向に回転される。このような日車75の回転により、日付表示窓180に表示される日付が変更される。
【0024】
次に、上述した制御部Cの構成について説明する。図2は、制御部Cとその周辺構成を示す機能ブロック図である。この図に示されるように、制御部Cは、発振回路202を備えている。発振回路202は、水晶振動子を備え、発振信号を分周回路204に出力する。分周回路204は、入力された発振信号を分周して、例えば、周波数1Hzのクロック信号などの各種クロック信号CLKを供給する。これら各種クロック信号CLKは、節電制御回路400、日付変更制御回路300、秒針駆動部E1および時分針駆動部E2へ供給される。
【0025】
秒針駆動部E1は、分周回路204からクロック信号CLKを入力すると、クロック信号CLKと同期した駆動パルス信号を生成し、秒針機構D1に含まれる秒モータ10aに出力する。これにより、秒モータ10aが駆動され、秒針61が運針される。また、時分針駆動部E2は、分周回路204からクロック信号CLKを入力すると、クロック信号CLKと同期した駆動パルス信号を生成し、時分針機構D2に含まれる時分モータ10bに出力する。これにより、時分モータ10bが駆動され、分針62および時針63が運針される。
【0026】
発電検出回路210は、電源部Bに含まれる整流回路を介して、発電部Aが発電状態にあるか否かを検出し、発電状態であれば発電検出信号PGDを節電制御回路400に入力する。また、電圧検出回路212は、電源部Bの電源電圧VDDを検出し、電源電圧信号PSVとして節電制御回路400に入力する。
【0027】
リセット検出回路208は、ユーザによるリュウズ104の操作を検出する。詳述すると、リセット検出回路208は、リュウズ104が引き出されたことを検出すると、指針駆動停止信号を分周回路204に送信する。分周回路204は、指針駆動停止信号を受け取ると、秒針駆動部E1および時分針駆動部E2へのクロック信号CLKの供給を停止する。これにより、各指針の運針が停止される。この状況の下、ユーザは、リュウズ104を回転させることにより、分針62および時針63による表示時刻などを調整する。
【0028】
また、リセット検出回路208は、ユーザによってリュウズ104が押し込まれたことを検出すると、後述する日付変更制御回路300および節電制御回路400にリセット信号を送信する。日付変更制御回路300および節電制御回路400の各々は、リセット検出回路208からリセット信号を受け取ると、各種カウンタのカウント値などをリセットする。また、リセット検出回路208は、リュウズ104が押し込まれたことを検出すると、指針駆動開始信号を分周回路204に送信する。分周回路204は、リセット検出回路208から指針駆動開始信号を受け取ると、秒針駆動部E1および時分針駆動部E2へのクロック信号CLKの供給を開始する。これにより、各指針の運針が再開される。このようにリュウズ104が押し込まれると、電子時計100においては、システムリセット(初期化)された後、各指針の運針が再開される。
【0029】
節電制御回路400は、発電検出信号PGDに応じて、表示モードと節電モードとのモード間移行に関する各種制御を行う。詳述すると、節電制御回路400は、表示モード時において、発電検出信号が入力されない時間(非発電時間)を計測する非発電時間カウンタを備えている。この非発電時間カウンタは、発電検出信号PGDが入力されるとカウント値をリセットし、分周回路204から入力する1Hz信号をカウントアップすることによって非発電時間を計時する。表示モード時において、非発電時間カウンタによる計時が、所定の時間(例えば、「12時間」など)に達すると、節電制御回路400は、動作モードを節電モードに移行する。この際、節電制御回路400は、秒針機構D1、時分針機構D2、および、日車機構Fの各々の機構の駆動停止を示す節電モード移行信号PSを、秒針駆動部E1、時分針駆動部E2および日付変更制御回路300の各々に出力する。これにより、節電モード時においては、秒モータ10a、時分モータ10bおよびアクチュエータ71に電圧が印加されることがないため、消費電力が節約される。節電制御回路400は、節電モード時においては、カウンタによって日付および時刻を更新する。
【0030】
また、節電制御回路400は、節電モード時に発電検出信号PGDを入力すると、節電モードへの移行時に停止させた時刻表示および日付表示を、現在の時刻および日付を表示すべく、以下のように動作モードを表示モードに移行する。まず、節電制御回路400は、分周回路204に表示モード移行信号を出力する。分周回路204は、表示モード移行信号を入力すると、表示モードにおける通常のクロック信号CLKよりも短い周期のクロック信号CLKを秒針駆動部E1へ供給する。これにより、秒針61は、表示モード時における通常の速度よりも速い速度によって早送り運針される。また、分周回路204は、節電制御回路400から表示モード移行信号を入力すると、表示モードにおける通常のクロック信号CLKよりも短い周期のクロック信号CLKを時分針駆動部E2へ供給する。これにより、分針62および時針63の各々は、表示モードにおける通常の速度よりも速い速度によって早送り運針される。また、節電制御回路400には、針位置カウンタと一致検出回路とが備えられている。針位置カウンタは、各指針が早送り運針される間に、秒針61、分針62および時針63の各々の位置を検出し、針位置信号として一致検出回路に入力する。一致検出回路は、針位置信号が示す各指針の表示時刻が、カウンタのカウント値が示す現在時刻と一致するか否かを判定し、一致したならば一致信号として分周回路204に出力する。分周回路204は、一致信号を受け取ると、表示モードにおける通常のクロック信号CLKを秒針駆動部E1、および、時分針駆動部E2へ供給する。これにより、各指針が通常の速度によって運針され、現在時刻が表示されることとなる。
【0031】
このように各指針によって現在時刻が表示されると、次に、節電制御回路400は、日付変更制御回路300に制御信号を出力する。日付変更制御回路300は、当該制御信号を入力すると、現在の日付を表示すべく、節電モードの移行時に停止された日車75を日車駆動部Gによって駆動させる。
【0032】
ところで、このような節電モードから表示モードへの移行時においては、節電モード時に停止された時刻表示を現在(移行時)の時刻に更新するための各指針の運針は、通常の速度より速い速度によって行われる。また、日車75による日付表示については、「1」から「31」までの表示様態が存在する。このため、節電モード時に停止された日付表示を現在の日付に更新するにあたり、日車機構Fは、最大で「30日」分の日送りを連続して行わなければならない。これらのような早送り運針および連続した日送りは、大きなエネルギーを消費する。このため、節電モードから表示モードへの移行時に、時刻表示機構と日付表示機構とを略同時に駆動する従来の電子時計においては、電源部Bの大幅な電源降下が発生し、電子時計がシステムダウンに至ることがあった。このようなシステムダウンは、二次電源の劣化が進んだ場合や、低温時等に内部抵抗が増大した場合などにおいて、特に発生しやすいものであった。
【0033】
そこで、本実施形態における節電制御回路400は、システムダウンを防止すべく、節電モードから表示モードへの移行時における日車75の駆動を制御する。すなわち、節電制御回路400は、電源部Bの電源電圧VDD、および、日送りの総日数(すなわち、日車75の総駆動量)に応じて日車75の駆動制御を行う。詳細には、節電制御回路400は、電圧検出信号PSVが示す電源電圧VDDが閾値電圧V1以下であれば、システムダウンを防止すべく、日車75の駆動禁止を示す日車駆動禁止信号を日付変更制御回路300に出力する。また、節電制御回路400は、電源電圧VDDが、閾値電圧V1より高い閾値電圧V2以下であれば、表示モード時における通常の速度より遅い所定の速度によって、日車75を駆動させるための日車減速駆動信号を日付変更制御回路300に出力する。ここで、閾値電圧V1とは、表示モード時における通常の速度より遅い所定の速度によって日車75を駆動することにより、システムダウンを起こす可能性がない電源電圧の下限値であり、閾値電圧V2とは、表示モード時における通常の速度によって日車75を駆動することにより、システムダウンを起こす可能性がない電源電圧の下限値である。
【0034】
また、節電制御回路400は、日送りの総日数が定められた閾値日数(本実施形態では、「10日」とする)以上であれば、通常の速度より遅い所定の速度によって日車75を駆動させるための日車減速駆動信号を日付変更制御回路300に出力する。また、節電制御回路は、日送り日数が閾値日数より小さく、かつ、電源電圧VDDが閾値電圧V2より高ければ、表示モード時における通常の速度によって、日車75を駆動させるための日車通常駆動信号を日付変更制御回路300に出力する。なお、節電制御回路400は、後述する日付変更制御回路300から入力する現在の日付を示す情報と、表示中の日付を示す情報とによって、日送りの総日数を検出する。
【0035】
日付変更制御回路300は、表示モード時において日車機構Fによる日付表示を暦通りに更新するための制御や、節電制御回路400から入力する各種制御信号に応じて、節電モードから表示モードへの移行時における日車75の駆動に関する制御などを行う。
【0036】
図3は、日付変更制御回路300の機能構成を示すブロック図である。この図において、入力回路302は、スイッチシャフト82およびスイッチピン81の開/閉状態に応じて時刻が「0時(24時)」になったことを示す0時検出信号を、日付変更タイミング制御回路304に入力する。また、24時間カウンタ306は、分周回路204から供給される1Hzのクロック信号をカウントアップすることにより、「24時間」の計時を繰り返し行う。日付変更タイミング制御回路304は、上述したリセット検出回路208からリセット信号を受け取ると、その信号を24時間カウンタに送信する。24時間カウンタ306は、リセット信号を受け取ると、カウント値をリセットする。
【0037】
日付変更タイミング制御回路304は、節電制御回路400から節電モード移行信号PSを入力すると、動作モードが表示モードから節電モードに移行したことを検出する。また、日付変更タイミング制御回路304は、節電制御回路400から日車通常駆動信号、日車減速駆動信号および日車駆動禁止信号のいずれかを入力すると、動作モードが節電モードから表示モードに移行したことを検出する。日付変更タイミング制御回路304は、検出した動作モードに応じて以下の2種類の動作を行う。すなわち、表示モード時においては、日付変更タイミング制御回路304は、入力回路302から0時検出信号を入力すると、24時間カウンタ306にカウント値をリセットさせるとともに、24時間経過信号を日車駆動部Gおよび日カウンタ308に送信する。一方、節電モード時においては、日付変更タイミング制御回路304は、24時間カウンタ306において桁上げが発生すると(「1日」が経過すると)、24時間経過信号を日カウンタ308に出力する。
【0038】
日カウンタ308は、「0」から「30」までを繰り返しカウントするものであり、そのカウント値によって「日」を示す。日カウンタ308は、日付変更タイミング制御回路304から24時間経過信号を入力する毎に、カウント値を「1」だけインクリメントし、桁上げが発生すると(すなわち、31日が経過すると)、月カウンタ310に日カウンタ信号を出力する。月カウンタ310は、「0」から「11」までを繰り返しカウントするものであり、そのカウント値によって「月」を示す。月カウンタ310は、日カウンタ信号が入力される毎にカウント値を「1」だけインクリメントし、桁上げが発生すると(すなわち、12ヶ月が経過すると)、月カウンタ信号を年カウンタ312に出力する。年カウンタ312は、月カウンタ信号が入力される毎に、西暦年を示すカウント値を「1」だけインクリメントする。以上の、年カウンタ312によって示される「年」と、月カウンタ310によって示される「月」と、日カウンタ308によって示される「日」との各々によって、現在の「年」「月」「日」が示される。
【0039】
非存在日検出回路314は、年カウンタ312によって示される「年」、月カウンタ310によって示される「月」、および、日カウンタ308によって示される「日」から構成される「年」「月」「日」が、暦上における非存在日であるか否かを判定し、非存在日であれば、非存在日検出信号として、日カウンタ308と日車駆動部Gとに出力する。なお、この非存在日検出回路314は、閏年に対応した構成であっても良いし、閏年に対応しない構成であっても良い。日カウンタ308は、非存在日検出信号を入力すると、カウント値を「1」だけインクリメントする。また、日車駆動部Gは、日付変更タイミング制御回路304からの24時間経過信号、あるいは、非存在日検出回路314からの非存在日検出信号のいずれかを入力すると、日車75を駆動すべく、圧電アクチェータ71に電圧を印加する。また、日車駆動部Gは、圧電アクチェータ71に電圧を印加して日車75を1日分駆動させる毎に、日表示位置変更信号を日表示位置カウンタ316に出力する。
【0040】
日表示位置カウンタ316は、「0」から「30」までを繰り返しカウントするものであり、初期値として、電子時計100の初期状態において表示される「日」から「1」だけ減算された値が格納される。日表示位置カウンタ316は、日車駆動部Gから日表示位置変更信号が入力されるたびにカウント値を「1」だけインクリメントする。これにより、日表示位置カウンタ316におけるカウント値は、常に、日車75によって表示される「日」から「1」だけ減算された値と一致する。また、日表示位置カウンタ316は、そのカウント値を日表示位置信号として節電制御回路400に出力し、日カウンタ308は、そのカウント値を日カウンタ信号として節電制御回路400に出力する。節電制御回路400においては、日表示位置信号が示すカウント値と、日カウンタ信号が示すカウント値との差によって、節電モードから表示モードへの移行時における日送りの総日数が検出される。
【0041】
また、日付変更タイミング制御回路304は、節電モードから表示モードへの移行時に節電制御回路400から出力される各種制御信号を受け取ると、当該制御信号に応じて、日車駆動部Gを介して日車75を駆動する。より具体的には、日付変更タイミング制御回路304は、日車通常駆動信号を受け取ると、128Hzの駆動信号周波数の電圧をアクチュエータ71に印加して日車75を駆動し、日車減速駆動信号を受け取ると、16Hzの駆動信号周波数の電圧をアクチュエータ71に印加して日車75を駆動する。また、日付変更タイミング制御回路304は、日車駆動禁止信号を受け取ると、日車75の駆動を禁止する。
【0042】
次に、制御部Cが実行する日付変更処理について図4を参照して説明する。この日付変更処理は、表示モード時においては、日車75による日付表示を暦通りに更新し、節電モード時においては、年カウンタ312によって示される「年」、月カウンタ310によって示される「月」、および、日カウンタ308によって示される「日」から構成される「年」「月」「日」のみを暦通りに更新するための処理である。なお、この日付変更処理においては、制御部Cに含まれる入力回路302が入力する0時検出信号をトリガとする処理と、制御部Cに含まれる24時間カウンタ306が入力する1Hz信号をトリガする処理とが並列に実行される。
【0043】
はじめに、制御部Cが、0時検出信号をトリガとして実行する処理について説明する。
まず、0時検出信号を入力すると、制御部Cに含まれる24時間カウンタ306は、ステップSa1において、カウント値をリセットする。次に、制御部Cは、ステップSa2において、日車駆動部Gを介して日車75を1日分駆動する。次いで、制御部Cに含まれる日表示位置カウンタ316は、ステップSa3において、カウント値を「1」だけインクリメントする。これにより、日表示位置カウンタ316のカウント値によって示される日付が、日車75によって表示される日付と一致する。
【0044】
次に、制御部Cに含まれる日カウンタ308は、ステップSa4において、カウント値を「1」だけインクリメントし、日カウンタ308において桁上げが発生すると、月カウンタ310は、カウント値を「1」だけインクリメントし、月カウンタ310において桁上げが発生すると、年カウンタ312は、カウント値を「1」だけインクリメントする。これにより、日カウンタ308によって「31」カウントされるごとに、月カウンタ310のカウント値によって示される「月」が更新され、月カウンタ310によって「12」カウントされるごとに、年カウンタ312のカウント値によって示される「年」が更新される。
【0045】
次いで、制御部Cに含まれる非存在日検出回路314は、ステップSa5において、年カウンタ312によって示される「年」、月カウンタ310によって示される「月」、および、日カウンタ308によって示される「日」から構成される「年」「月」「日」が、暦上の非存在日か否かを判定する。この判定結果が「Yes」であれば、すなわち、非存在日であれば、制御部Cは、処理手順をステップSa2に戻し、年カウンタ312によって示される「年」、月カウンタ310によって示される「月」、および、日カウンタ308によって示される「日」から構成される「年」「月」「日」が暦上における存在日となるまで、ステップSa2からステップSa5までの処理を繰り返す。一方、ステップSa5における判定結果が「No」であれば、制御部Cは、0時検出信号をトリガとして実行する処理を終了する。これらのステップSa2からSa5までの処理により、制御部Cは、例えば「29」日、「30」日、「31」日などの非存在日をスキップするため、日車75による日付の表示を暦通りに更新することができる。
【0046】
次いで、日付変更処理において、制御部Cが、1Hz信号をトリガとして実行する処理について説明する。
まず、制御部Cに含まれる24時間カウンタ306が1Hz信号を入力すると、ステップSa6において、24時間カウンタ306は、カウント値を「1秒」だけインクリメントする。次に、制御部Cは、ステップSa7において、24時間カウンタ306において桁上げが発生したか否かを判定する。この判定結果が「No」であれば、制御部Cは、1Hz信号をトリガとする処理を終了する。
【0047】
一方、ステップSa7における判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、ステップSa8において、動作モードが節電モードであるか否かを判定する。この判定結果が「No」であれば、制御部Cは、1Hz信号をトリガとする処理を終了する。一方、ステップSa8における判定結果が「Yes」であれば、制御部Cに含まれる日カウンタ308は、ステップSa9において、カウント値を「1」だけインクリメントし、日カウンタ308において桁上げが発生すると、月カウンタ310は、カウント値を「1」だけインクリメントし、月カウンタ310において桁上げが発生すると、年カウンタ312は、カウント値を「1」だけインクリメントする。
【0048】
次に、制御部Cに含まれる非存在日検出回路314は、ステップSa10において、年カウンタ312によって示される「年」、月カウンタ310によって示される「月」、および、日カウンタ308によって示される「日」から構成される「年」「月」「日」が暦上における非存在日か否かを判定する。この判定結果が「Yes」であれば、すなわち、非存在日であれば、制御部Cは、処理手順をステップSa9に戻し、年カウンタ312によって示される「年」、月カウンタ310によって示される「月」、および、日カウンタ308によって示される「日」から構成される「年」「月」「日」が暦上における存在日となるまで、ステップSa9およびステップSa10の処理を繰り返す。これにより、節電モード時においても、年カウンタ312、月カウンタ310および日カウンタ308の各々のカウント値によって特定される「年」「月」「日」が暦通りに更新される。一方、ステップSa10における判定結果が「No」であれば、制御部Cは、1Hz信号をトリガとする処理を終了する。
【0049】
次に、制御部Cが実行する表示モード移行処理について、図5を参照して説明する。この表示モード移行処理は、節電モードから表示モードへの移行に関する処理、および、節電モードから表示モードへの移行時において、節電モードの開始時に停止した日付表示を、現在(移行時)の日付に更新させるための処理である。また、表示モード移行処理は、発電検出信号PGDをトリガとして、割り込み実行される処理である。
【0050】
まず、制御部Cが、発電検出信号PGDを入力すると、ステップSb1において、動作モードが節電モードか否かを判定する。この判定結果が「No」であれば、すなわち、表示モードであれば、表示モード移行処理を終了する。一方、ステップSb1の判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、ステップSb2において、節電モードを解除する。
【0051】
次に、制御部Cは、ステップSb3において、秒針61、分針62および時針63の各々を、早送り運針によって、定められた間隔(例えば、時刻表示盤103における1目盛り)だけ運針する。次に、制御部Cは、ステップSb4において、早送り運針された各指針が示す表示時刻が、節電制御回路400に含まれるカウンタのカウント値が示す現在時刻と一致しているか否かを判定する。この判定結果が「No」であれば、制御部Cは、処理手順をステップSb3に戻す。これらのステップSb3およびSb4の処理により、節電モードへの移行時に停止された各指針は、現在時刻を示す位置に早送り運針される。この後、各指針は、通常の時刻表示をすべく、通常の速度によって運針される。
【0052】
一方、ステップSb4の判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、現在の日付を表示すべく、節電モードへの移行時に停止した日車75の駆動制御を以下のように行う。まず、制御部Cは、ステップSb5において、電源部Bの電源電圧VDDが閾値電圧V1より高いか否かを判定する。この判定結果が「No」であれば、制御部Cは、表示モード移行処理を終了する。一方、ステップSb5における判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、ステップSb6において、電源電圧VDDが閾値電圧V2より高いか否かを判定する。この判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、ステップSb7において、日表示位置カウンタ316のカウント値と日カウンタ308のカウント値との差によって示される日車75の送り日数が、10日未満であるか否かを判定する。この判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、ステップSb8において、アクチュエータ71に印加する電圧の駆動信号周波数を128Hzに設定する。次に、制御部Cは、ステップSb9において、駆動信号周波数128Hzの電圧により日車75を1日分駆動する。
【0053】
次いで、制御部Cは、ステップSb10において、表示される日付を示す日表示位置カウンタ316のカウント値が、現在の日付を示す日カウンタ308のカウント値と一致しているか否かを判定する。この判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、処理を終了する。一方、ステップSb10における判定結果が、「No」であれば、制御部Cは、処理手順をステップSb9に戻す。そして、制御部Cは、ステップSb9およびステップSb10の処理において、現在の日付を表示すべく、駆動信号周波数128Hzの電圧によって、日車75を駆動する。
【0054】
一方、ステップSb7における判定結果が「No」であれば、すなわち、日車75の送り日数が10日以上であれば、制御部Cは、ステップSb11において、アクチュエータ71に印加する電圧の駆動信号周波数を16Hzに設定する。そして、制御部Cは、ステップSb9およびステップSb10において、現在の日付を表示すべく、駆動信号周波数16Hzの電圧によって、日車75を駆動する。
【0055】
また、ステップSb6における判定結果が「No」であれば、すなわち、電源電圧VDDが閾値電圧V2以下である場合、制御部Cは、ステップSb11において、アクチュエータ71に印加する電圧の駆動信号周波数を16Hzに設定する。そして、制御部Cは、ステップSb9およびステップSb10において、現在の日付を表示すべく、駆動信号周波数16Hzの電圧によって、日車75を駆動する。
【0056】
このように、電源電圧VDDが閾値電圧V1より低ければ、節電モードから表示モードへの移行時に、日車75が駆動されることがない。これにより、電源電圧VDDが非常に低い場合は、日車75が駆動されることがないため、日車75の駆動を起因とするシステムダウンが起こる可能性がない。なお、日車75が駆動されない場合、ユーザは、リュウズ104の操作により日付を更新する。
【0057】
また、電源電圧VDDが閾値電圧V1と閾値電圧V2との間にある場合、あるいは、日車75の送り日数が10日以上の場合には、駆動信号周波数128Hzの電圧より単位時間あたりのエネルギー消費量が小さな駆動信号周波数16Hzの電圧によって、日車75は駆動される。このため、電源部Bの急激な電圧降下が防止され、日車75の駆動を起因とするシステムダウンを防止することができる。また、電源電圧VDDが閾値電圧V2より高く、かつ、日車75の送り日数が10日未満である場合においては、日車75の駆動を起因とする電圧降下によって、システムダウンが起こる可能性がないため、日車75は、駆動信号周波数128Hzの電圧によって駆動される。これにより、節電モードから表示モードの移行の際に、日付表示の更新が素早く行われる。
なお、本実施形態においては、ステップSb8およびステップSb11において設定する駆動信号周波数を、それぞれ128Hzおよび16Hzとしたが、これらの周波数は一例であり、これらの値に限定されるものではない。
【0058】
<第2実施形態>
上述した第1実施形態においては、節電モード時には、各指針および日車75の駆動を共に停止させ、また、節電モードから表示モードへの移行時には、電源部Bの電源電圧VDDあるいは日送り日数に応じて、日車75の駆動を制御する電子時計100について説明した。第2実施形態においては、節電モード時には、各指針の駆動を停止する一方、日付を示す日車75については駆動させる電子時計100について説明する。
【0059】
第2実施形態における電子時計100と第1実施形態における電子時計100は、制御部Cに含まれる節電制御回路400の構成および日付変更制御回路300の構成において異なっている。また、第2実施形態における制御部Cは、第1実施形態における制御部Cに含まれる電圧検出回路212を備えていない。くわえて、第2実施形態における電子時計100は、ユーザが、表示モード中に節電モードへの移行を指示するための外部操作部材が備えられている。これにより、ユーザは、非使用時間が所定時間に達さなくとも、強制的に節電モードに移行させることができる。
【0060】
図6は、第2実施形態における節電制御回路400の構成を示す機能ブロック図である。この図において、12時間カウンタ406は、発電検出信号PGDを入力するたびにカウント値をリセットし、分周回路204から入力する1Hz信号をカウントアップすることにより、「12時間」を繰り返し計時する。この12時間カウンタ406は、発電検出信号PGDが入力されない期間、すなわち、表示モード中における非発電時間を計時するものであり、桁上げが発生すると、12時間経過信号として節電モード制御回路412に出力する。第2実施形態における電子時計100は、表示モード中に12時間カウンタ406において桁上げが発生すると、すなわち、非発電時間が「12時間」に達すると、表示モードから節電モードに移行する。なお、第2実施形態においては、電子時計100が使用さているか否かを、非発電時間が「12時間」に達しているか否かによって判定するが、この判定に使用する非発電時間は、「12時間」に限定されるものではない。
【0061】
また、電子時計100は、非発電時間が「12時間」に達していなくても、ユーザが外部操作部材を操作することによって、表示モードから節電モードへと動作モードを移行することができる。強制節電回路404は、外部操作部材を介して、表示モードから節電モードへの移行を指示する信号を受け取ると、強制節電信号を節電モード制御回路412に出力する。
【0062】
節電モード制御回路412は、12時間カウンタ406からの12時間経過信号、あるいは、強制節電回路404からの強制節電信号のいずれかを入力すると、表示モードから節電モードへの移行を示す節電モード移行信号PSを、秒針駆動部E1、時分針駆動部E2および24時間カウンタ402に出力する。節電モード移行信号PSを受け取った秒針駆動部E1、時分針駆動部E2においては、各指針の駆動を停止する。なお、第1実施形態においては、節電制御部400から出力される節電モード移行信号PSは、日付変更制御回路300にも供給されたが、第2実施形態においては、節電モード時に日車75の駆動を停止させないため、節電モード移行信号PSは、日付変更制御回路300には供給されない。
【0063】
また、節電モード制御回路412は、節電モード中に発電検出信号PGDを入力すると、節電モードを解除し、表示モードに移行するための表示モード移行信号を24時間カウンタ402および分周回路204に出力する。表示モード移行信号を受け取った分周回路204は、節電モード時に停止された各指針が、後述する24時間カウンタ402のカウント値による現在時刻を表示するように、秒針駆動部E1および時分針駆動部E2を介して、各指針を早送り運針させる。なお、上述した第1実施形態においては、節電制御回路400は、節電モードから表示モードへの移行時に、日車減速駆動信号などの各種制御信号を日付変更制御回路300に出力したが、第2実施形態においては、節電モード時に日車75の駆動を停止させないため、それらの制御信号は、節電制御回路400から出力されない。
【0064】
針位置カウンタ408は、秒針61、分針62および時針63の各々の位置を示すカウンタであり、各指針の位置を示す針位置信号を一致検出回路410および24時間カウンタ402に出力する。
【0065】
24時間カウンタ402は、節電モード中に、1Hz信号をカウントアップすることにより、「24時間」の計時を繰り返し行う。この24時間カウンタ402は、節電モード制御回路412から節電モード移行信号PSを入力すると、針位置信号に含まれる現在時刻を示すようにカウント値をセットし、節電モード中に現在時刻を計時する。また、24時間カウンタ402は、節電モード制御回路412から表示モード移行信号PSを入力すると、現在時刻を24時間カウンタ信号として一致検出回路410に出力する。また、24時間カウンタ402は、リセット検出回路208からリセット信号を入力すると、カウント値をリセットする。
【0066】
一致検出回路410は、分周回路204によって各指針が早送り運針される際に、針位置信号と24時間カウンタ信号とが入力されると、針位置信号によって示される各指針の表示時刻と、24時間カウンタ信号によって示される現在時刻とが一致するか否かを判定し、一致しているならば、一致信号として分周回路204に出力する。分周回路204は、一致信号を入力すると、秒針駆動部E1および時分針駆動部E2を介して、各指針の早送り駆動を停止させ、通常の運針速度による運針を行う。
【0067】
SRラッチ回路414は、スイッチシャフト82およびスイッチピン81の開/閉状態に応じて時刻が「0時(24時)」になったこと示す0時検出信号を入力するセットピン(S)と、リセット検出回路208から出力されるリセット信号を入力するリセットピン(R)と、入力した信号に応じた信号を節電モード制御回路412に出力する出力ピン(Q)とを有している。詳細には、SRラッチ回路414のセットピン(S)に、0時検出信号が入力されると、出力ピン(Q)からは、“H”レベルの信号が出力され、リセットピン(R)に、リセット信号が入力されると、出力ピン(Q)からは、“L”レベルの信号が出力される。このため、出力ピン(Q)から“L”レベルの信号が出力される間は、リセット信号が入力された後、1度も0時検出信号が入力されていないことを示す。すなわち、電子時計100において、システムリセットされた後、1度も0時検出信号が入力されていないことを示す。節電モード制御回路412は、SRラッチ414から“L”レベルの信号が入力される間に渡り、表示モードから節電モードへの移行を禁止する。
【0068】
次に、第2実施形態における日付変更制御回路300について説明する。上述した第1実施形態における日付変更制御回路300に含まれる24時間カウンタ306は、0時検出信号を入力するたびにカウント値をリセットしたが、第2実施形態における24時間カウンタ306は、0時検出信号のうち、リセット検出回路208から出力されるリセット信号が入力されてから第1回目の0時検出信号を入力した場合にのみ、カウント値をリセットする。また、第1実施形態における日付変更制御回路300は、表示モード時において、0時検出信号が入力されるたびに日付を更新(日車75を駆動)したが、第2実施形態における日付変更制御回路300は、表示モード時において、リセット検出回路208から出力されるリセット信号が入力されてから第1回目の0時検出信号を入力すると日付を更新し、それ以降においては、動作モードに拘わらず、24時間カウンタ306から24時間経過信号が出力されるたびに日付を更新する。
【0069】
次いで、制御部Cが実行する日付変更処理について図7を参照して説明する。上述した第1実施形態における日付変更処理は、動作モードが表示モードの場合においてのみ日付表示を暦通りに更新したが、第2実施形態における日付変更処理は、表示モードおよび節電モードのいずれの動作モードにおいても、日付表示を暦通りに更新する。この日付変更処理において、制御部Cは、0時検出信号をトリガとする処理と、1Hz信号をトリガとする処理とを並列に実行する。
【0070】
はじめに、日付変更処理において、制御部Cが、0時検出信号をトリガとして実行する処理について説明する。
まず、制御部Cに含まれる日付変更タイミング制御回路304は、0時検出信号を入力すると、当該0時検出信号が、リセット検出回路208から出力されるリセット信号が入力されてから第1回目に入力されたものか否かを判定する。すなわち、日付変更タイミング制御回路304は、当該0時検出信号が、システムリセット後第1回目に入力されたものか否かを判定する。この判定結果が「No」の場合、制御部Cは、0時検出信号をトリガとする処理を終了する。
【0071】
一方、ステップSc1における判定結果が「Yes」の場合、制御部Cに含まれる24時間カウンタ306は、ステップSc2において、そのカウント値をリセットする。次に、制御部Cは、ステップSc3において、日車駆動部Gを介して日車75を1日分駆動する。次いで、制御部Cに含まれる日表示位置カウンタ316は、ステップSc4において、そのカウント値を「1」だけインクリメントする。これにより、日表示位置カウンタ316のカウント値によって示される日付が、日車75によって表示される日付と一致する。
【0072】
次に、制御部Cに含まれる日カウンタ308は、ステップSc5において、カウント値を「1」だけインクリメントし、日カウンタ308において桁上げが発生すると、月カウンタ310は、カウント値を「1」だけインクリメントし、月カウンタ310において桁上げが発生すると、年カウンタ312は、カウント値を「1」だけインクリメントする。次いで、制御部Cに含まれる非存在日検出回路314は、ステップSc6において、年カウンタ312によって示される「年」、月カウンタ310によって示される「月」、および、日カウンタ308によって示される「日」から構成される「年」「月」「日」が、暦上の非存在日か否かを判定する。この判定結果が「Yes」であれば、すなわち、非存在日であれば、制御部Cは、処理手順をステップSc3に戻す。そして、ステップSc3からステップSc6までの処理によって、日付表示が暦通り更新される。
【0073】
一方、ステップSc6における判定結果が「No」であれば、すなわち、年カウンタ312によって示される「年」、月カウンタ310によって示される「月」、および、日カウンタ308によって示される「日」から構成される「年」「月」「日」が暦上における存在日であれば、制御部Cは、0時検出信号をトリガとして実行する処理を終了する。
【0074】
次に、日付変更処理において、制御部Cが、1Hz信号をトリガとして実行する処理について説明する。
まず、1Hz信号を入力すると、制御部Cに含まれる24時間カウンタ306は、ステップSc7において、カウント値を「1(秒)」だけインクリメントする。次に、制御部Cは、ステップSc8において、24時間カウンタ306において桁上げが発生したか否かを判定する。この判定結果が「No」であれば、制御部Cは、1Hz信号をトリガとする処理を終了する。
【0075】
一方、ステップSc8における判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、ステップSc9において、システムリセット後、0時検出信号を入力したか否かを判定する。この判定結果が「No」であれば、制御部Cは、1Hz信号をトリガとする処理を終了する。
【0076】
一方、ステップSc9における判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、処理手順を上述したステップSc3に移行する。この後、制御部Cは、ステップSc3からステップSc6までの処理によって、日付表示を暦通りに更新する。このように、第2実施形態の日付変更処理においては、動作モードに関係なく、表示される日付を更新する。詳述すると、制御部Cは、表示モード時において、システムリセット後の第1回目の0時検出信号を入力すると日付を更新し(0時検出信号をトリガとする処理のステップSc3)、それ以降においては、動作モードに拘わらず、24時間カウンタ306から24時間経過信号が出力されるたびに日付を更新する(1Hz信号をトリガとする処理のステップSc3)。このように、第2実施形態にかかる電子時計においては、節電モード時においても日車75による日付表示が更新される。このため、節電モードから表示モードへの移行の際に、連続して日車75が駆動されることがない。従って、第2実施形態における電子時計100は、節電モードから表示モードへの移行時に、日車75の駆動を起因とするシステムダウンが起こる可能性がない。
【0077】
次に、制御部Cが実行する節電モード移行処理について図8を参照して説明する。この節電モード移行処理とは、表示モードから節電モードへの移行に関する処理であり、制御部Cは、1Hz信号をトリガして実行する。第2実施形態における制御部Cは、表示モード時の非発電時間が、所定時間(第2実施形態においては、12時間)経過したとしても、システムリセット後の第1回目の0時検出信号が入力されるまで、節電モードへの移行を禁止する。
【0078】
まず、制御部Cは、1Hz信号を検出すると、ステップSd1において、動作モードが節電モードであるか否かを判定する。この判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、処理を終了する。一方、ステップSd1における判定結果が「No」であれば、制御部Cに含まれる12時間カウンタ406は、ステップSd2において、そのカウント値を「1(秒)」だけインクリメントする。なお、12時間カウンタ406は、表示モード時において、発電検出信号が入力されると常にリセットされるため、12時間カウンタ406は、非発電時間を計時することとなる。
【0079】
次に、制御部Cは、ステップSd3において、12時間カウンタ406において桁上げが発生したか否かを判定する。すなわち、制御部Cは、非発電時間が12時間経過したか否かを判定する。この判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、後述するステップSd4に処理を移行する。
【0080】
一方、ステップSd3の判定結果が「No」であれば,制御部Cに含まれる節電モード制御回路412は、ステップSd6において、強制節電信号を受信したか否かを判定する。すなわち、外部操作部材を介して、ユーザによって節電モードへの移行を指示されたか否かを判定する。この判定結果が「No」であれば、制御部Cは、節電モード移行処理を終了する。一方、ステップSd6の判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、ステップSd4へと処理を移行する。
【0081】
次に、制御部Cに含まれる節電モード制御回路412は、ステップSd4において、システムリセット後、0時検出信号を受信したか否かを判定する。この判定は、節電モード制御回路412が、SRラッチ回路414から入力する信号について、“L”レベルから“H”レベルに移行したか否かを判定することによって行われる。この判定結果が「Yes」であれば、制御部Cは、ステップSd5において、表示モードから節電モードへ移行する。
【0082】
一方、ステップSd4の判定結果が「No」であれば、制御部Cは、節電モード移行処理を終了する。このステップSd4の判定処理によって、制御部Cは、システムリセット後に第1回目の0時検出信号が入力されるまで、表示モードから節電モードへの移行を禁止している。節電モード移行処理において、このような処置を採っている理由は、以下の通りである。第2実施形態における電子時計100は、節電モード時においても日付を更新すべく、システムリセット後に第1回目の0時検出信号が入力されると日付表示を更新し、それ以降においては、24時間カウンタ306から24時間経過信号が出力される毎に日付表示を更新する。このため、24時間経過信号の出力タイミングは、表示モード時における0時検出信号の出力タイミングと一致していなければならない。しかしながら、電子時計100においてシステムリセットがなされると、各指針による表示時刻が0時であるか否かに拘わらず、24時間カウンタ306のカウント値がリセットされる。このため、システムリセットがなされると、すなわち、リセット検出回路208からリセット信号が出力されると、それ以降、24時間経過信号の出力タイミングは、0時検出信号の出力タイミングと必ずしも一致しない。そこで、第2実施形態においては、システムリセット後に、0時検出信号をトリガとして24時間カウンタ306がリセットされるまで、表示モードから節電モードへの移行が禁止される構成となっている。これにより、24時間経過信号による日送りタイミングと、0時検出信号による日送りタイミングとが一致された後に、表示モードから節電モードへの移行が許可されることとなる。従って、24時間経過信号をトリガとする日送りのタイミングは正確なものとなる。
【0083】
<第2実施形態の変形例>
上述した第2実施形態の節電モード移行処理においては、システムリセット後に第1回目の0時検出信号が入力されるまで、表示モードから節電モードへの移行を禁止する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、システムリセット後から24時間経過するまで、節電モードへの移行を禁止する構成としてもよい。本変形例における電子時計100の構成と、上述した第2実施形態における電子時計100の構成との主な相違点は、節電制御回路400にある。
【0084】
ここで、図9は、本変形例における節電制御回路400の構成を示す機能ブロック図である。この図において、24時間カウンタ402は、第2実施形態における24時間カウンタ402の動作に加え、リセット検出回路208からリセット信号を入力した後、24時間経過すると、リセット24時間経過信号として節電モード制御回路412に出力する。第2実施形態における節電モード制御回路412は、SRラッチ回路414から入力する信号に応じて、表示モードから節電モードへの移行を禁止したが、本変形例における節電モード制御回路412は、リセット24時間経過信号を入力するまで表示モードから節電モードへの移行を禁止する。なお、本変形例における節電制御回路400は、第2実施形態の節電制御回路400と異なり、SRラッチ回路414を備えていない。
【0085】
次に、本変形例における節電モード移行処理について、図10を参照して説明する。なお、図10において、第2実施形態における節電モード移行処理と同様のステップについては、図8に示されるステップと同一の符号が付されている。本変形例における節電モード移行処理(図10参照)が、第2実施形態における節電モード移行処理(図8参照)と異なる点は、ステップSd'4における判定処理である。この判定処理は、図8におけるステップSd4の代わりに実行される処理であり、節電制御部400に含まれる節電モード制御回路412が、リセット24時間経過信号を入力するまで節電モードへの移行を禁止するステップである。これにより、表示モードから節電モードへの移行は、システムリセットがなされてから、必ず0時検出信号が入力された後に行われることとなる。従って、第2実施形態と同様に、24時間経過信号をトリガとする日送りのタイミングは、正確なものとなる。
【0086】
<第3実施形態>
上述した第1実施形態および第2実施形態においては、節電モード時に、秒針61、分針62および時針63の駆動を停止する電子時計100を示した。一方、第3実施形態の電子時計100は、節電モード時において、分針62、時針63、および、日車75の駆動は行い、秒針61の駆動のみを停止する。このような構成をとると、節電モード時においては、消費電力の大きい秒針61の駆動を停止させることによって節電効果を得ることができる一方、節電モードから表示モードへの移行時においては、節電モードへの移行時に停止された秒針61のみを駆動すれば良い。これにより、節電モードから表示モードの移行時において、電圧降下がほとんど生じることがないため、電子時計100のシステムダウンを防止することができる。なお、節電モード時において、分針62および時針63の運針の時間間隔を大きなものにすること(例えば、分針62であれば、5分運針などの変則運針)によって、さらなる消費電力の節約が可能となる。
【0087】
<変形例>
本発明は、上述した第1形態、第2実施形態および第3実施形態に限られず、種々の応用・改良・変形等を加えることが可能である。
【0088】
例えば、上述した第1実施形態および第2実施形態においては、発電部Aおよび二次電源を備えた電子時計100を説明したが、これに限られない。例えば、発電部Aおよび二次電源の代わりに一次電源を備えた構成としても良い。このような構成にする場合、発電部Aおよび二次電源を備える必要がないため、電子時計100の構成を簡易なものにすることができる。なお、この場合、電子時計100がユーザによって使用されているか否かを判定する機構を備える必要がある。
【0089】
また、上述した第1実施形態および第2実施形態においては、時刻以外の情報として日付を表示する電子時計100について説明したが、これに限られない。例えば、日付を表示する日車75に代えて、「年」や、「月」、「曜日」などの暦に関する情報を表示するカレンダ部材を備え、カレンダ部材を駆動させることにより、暦に関する情報を更新する電子時計100であっても良い。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、節電モードから表示モードに移行する際に、システムダウンを起こすことのない電子時計が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかる電子時計の構成を示す図である。
【図2】 同電子時計の制御部とその周辺構成を示す機能ブロック図である。
【図3】 同制御部の日付変更制御回路の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】 同制御部が実行する日付変更処理を示すフローチャートである。
【図5】 同制御部が実行する表示モード移行処理を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第2実施形態にかかる電子時計の節電制御回路を示す機能ブロック図である
【図7】 同電子時計の制御部が実行する日付変更処理を示すフローチャートである。
【図8】 同制御部が実行する節電モード移行処理を示すフローチャートである。
【図9】 同第2実施形態の変形例における電子時計の節電制御回路の構成を示す機能ブロック図である。
【図10】 同変形例における電子時計の制御部が実行する節電モード移行処理を示すフローチャートである。
【図11】 同第1実施形態にかかる電子時計の外観を示す図である。
【符号の説明】
100…電子時計、A…発電部、B…電源部、C…制御部、D1…秒針機構、D2…時分針機構、E1…秒針駆動部、E2…時分針駆動部、F…日車機構、G…日車駆動部、10a…秒モータ、10b…時分モータ、61…秒針、62…分針、63…時針、71…アクチュエータ、75…日車、180…日付表示窓、210…発電検出回路、212…電圧検出回路、300…日付変更制御回路、400…節電制御回路、414…SRラッチ回路。
Claims (6)
- 電源から給電され、時分秒を示す針を駆動する針駆動手段と、
「年」、「月」および「日」のうち少なくとも1つの第1の暦情報を表示するカレンダ部材と、
前記電源から給電され、前記カレンダ部材を駆動するカレンダ駆動手段と、
所定の節電条件下において前記針駆動手段および前記カレンダ駆動手段への前記電源からの給電を停止して表示モードから節電モードに移行する節電手段と、
前記電源の電源電圧を検出する電圧検出手段と、
前記節電手段による給電の停止中に前記第1の暦情報の値が変化しなくても、電子回路的な計数処理によって第2の暦情報を更新する暦更新手段と、
前記節電手段による給電の停止が解除され、節電モードから表示モードに移行するときに、前記第1の暦情報が、前記第2の暦情報と一致するように前記カレンダ部材の駆動を制御する制御手段とを具備し、
前記制御手段は、前記電源電圧が第1閾値電圧以下である場合に、前記カレンダ部材の駆動を禁止させ、前記電源電圧が第1閾値電圧より大きく第2閾値電圧以下である場合に、前記カレンダ部材の駆動速度を表示モードにおける速度よりも遅い速度で駆動させ、前記電源電圧が第2閾値電圧よりも大きい場合に、前記カレンダ部材の駆動速度を表示モードにおける速度で駆動させる
ことを特徴とする電子時計。 - 電源から給電され、時分秒を示す針を駆動する針駆動手段と、
「年」、「月」および「日」のうち少なくとも1つの第1の暦情報を表示するカレンダ部材と、
前記電源から給電され、前記カレンダ部材を駆動するカレンダ駆動手段と、
所定の節電条件下において前記針駆動手段および前記カレンダ駆動手段への前記電源からの給電を停止して表示モードから節電モードに移行する節電手段と、
前記電源の電源電圧を検出する電圧検出手段と、
前記節電手段による給電の停止中に前記第1の暦情報の値が変化しなくても、電子回路的な計数処理によって第2の暦情報を電気的に更新する暦更新手段と、
前記節電手段による給電の停止が解除され、節電モードから表示モードに移行するときに、前記第1の暦情報が、前記第2の暦情報と一致するように前記カレンダ部材の駆動量と前記電圧検出手段によって検出される電源電圧とに応じて、前記カレンダ部材の駆動を制御する制御手段とを具備し、
前記制御手段は、前記電源電圧が第1閾値電圧以下である場合に、前記カレンダ部材の駆動を禁止させ、前記電源電圧が第1閾値電圧より大きく第2閾値電圧以下、或いはカレンダ部材の駆動量が所定の駆動量以上である場合に、前記カレンダ部材の駆動速度を表示モードにおける速度よりも遅い速度で駆動させ、前記電源電圧が第2閾値電圧よりも大きく、かつ前記カレンダ部材の駆動量が所定の駆動量以下の場合に、前記カレンダ部材の駆動速度を表示モードにおける速度で駆動させる
ことを特徴とする電子時計。 - 前記第1閾値電圧は、表示モードにおける前記カレンダ部材の駆動速度よりも遅い速度でカレンダ部材を駆動させる際、当該電子時計がシステムダウンを起こす可能性のない電源電圧の下限値であり、
前記第2閾値電圧は、表示モードにおける前記カレンダ部材の駆動速度でカレンダ部材を駆動させる際、当該電子時計がシステムダウンを起こす可能性のない電源電圧の下限値である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子時計。 - 電源から給電され、時分秒を示す針を輪列によって駆動させる針駆動手段と、
「年」、「月」および「日」のうち少なくとも1つの第1の暦情報を表示するカレンダ部材と、
所定の節電条件下において前記電源からの給電を停止して表示モードから節電モードに移行する節電手段と、
前記カレンダ部材送りタイミングを示す前記針駆動手段による針の0時通過を検出し、ゼロ時検出信号として出力するゼロ時検出手段と、
発振手段およびこの発振手段から出力される発振信号を受けてクロック信号を出力する分周手段とを備え、このクロック信号を計時することにより、24時間経過するごとに24時間信号を出力する24時間計測手段と、
前記ゼロ時検出信号の出力タイミングと、前記24時間信号の出力タイミングとが一致していないことを示す不一致信号を入力する不一致信号入力手段と、
前記不一致信号が入力された後、第1回目のゼロ時検出信号が出力されると、前記24時間計測手段による計時をリセットするリセット手段と、
前記不一致信号が入力された後、第1回目のゼロ時検出信号が出力されると、前記カレンダ部材を駆動し、当該第1回目のゼロ時検出信号が出力された後、前記24時間計測手段から24時間信号が出力される毎に前記カレンダ部材を駆動するカレンダ駆動手段とを具備する
ことを特徴とする電子時計。 - 前記節電手段は、前記不一致信号入力が入力された後、第1回目のゼロ時検出信号が出力されるまで、給電を停止しない
ことを特徴とする請求項4に記載の電子時計。 - 前記不一致信号入力が入力された後、前記針駆動手段による針の駆動期間を計時する駆動期間計時手段を具備し、前記節電手段は、前記駆動期間計時手段による計時が24時間に達するまで、給電を停止しない
ことを特徴とする請求項4に記載の電子時計。
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