JP2000231041A - 光半導体素子と光伝送路の結合構造及びその結合方法 - Google Patents

光半導体素子と光伝送路の結合構造及びその結合方法

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JP2000231041A
JP2000231041A JP11033464A JP3346499A JP2000231041A JP 2000231041 A JP2000231041 A JP 2000231041A JP 11033464 A JP11033464 A JP 11033464A JP 3346499 A JP3346499 A JP 3346499A JP 2000231041 A JP2000231041 A JP 2000231041A
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semiconductor element
optical
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Mitsuru Kurihara
充 栗原
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    • G02B6/4221Active alignment, i.e. moving the elements in response to the detected degree of coupling or position of the elements involving a visual detection of the position of the elements, e.g. by using a microscope or a camera
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光半導体素子と光導波路の相互の位置決めを
高精度に行うことのできる光半導体素子と光伝送路の結
合構造及びその結合方法を提供する。 【解決手段】 光導波路基板1には、光導波路、赤外線
を遮断する構成のマーク4を備え、光半導体素子2は、
位置決めマーク4に重なる領域のみが赤外線を透過する
構成の位置決めマーク6を底面に有する。光導波路基板
1と光半導体素子2を位置決めし、前記両マークを透過
する様に赤外線を照射し、光導波路基板1と光半導体素
子2を透過後の赤外線画像を取得して画像処理すれば、
光導波路基板1の外形、位置決めマーク4,6が認識さ
れ、光半導体素子2の光出射端から位置決めマーク4ま
での距離Dと設計値D0 との誤差がわかる。光半導体素
子2は、位置決めマーク4に対して位置決めマーク6を
前記誤差分だけずらせた状態で光導波路基板1に搭載す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光半導体素子と光
伝送路の結合構造及びその結合方法に関し、特に、光半
導体素子と基板上の光導波路又は光ファイバとを正確に
位置決めするための光半導体素子と光伝送路の結合構造
及びその結合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ等の光半導体素子と光導波
路の結合に関しては、例えば、特開平7−43565号
公報、特開平8−111600号公報に記載がある。前
者は、位置決め用のマークとなる部分を除いて赤外線を
遮断する薄膜を形成した光半導体素子と、位置決め用の
マーク部に赤外線を遮断する薄膜を形成した光導波路基
板(あるいはサブ基板)とに赤外線を透過させ、赤外線
カメラで位置決めマークを認識して画像処理を行い、位
置補正を行った後、光半導体素子を光導波路基板(ある
いはサブ基板)に搭載接合することにより、光半導体素
子と光導波路の結合を高精度に行えるようにしている。
【0003】後者は、シリコン基板上に設けられた第1
のマーカー(所定径の穴の部分が赤外線を透過し、穴以
外の部分は赤外線を遮断する)と、光半導体素子の底面
に設けられた第2のマーカー(円の部分が赤外線を遮
断)とを重ね合わせた状態でシリコン基板の下面から赤
外線を照射し、マーカー間の隙間を透過した赤外線画像
を赤外線カメラで撮像し、この結果に基づいて部品用ス
テージ、基板用ステージを制御し、シリコン基板と光半
導体素子の位置合わせを行う。また、マーカーを透過し
た赤外線画像をハーフミラーを介して取り出して光強度
測定器で測定し、その光強度が最小又は最大となる位置
でシリコン基板と光半導体素子を固定する処理を行うこ
とにより、光半導体素子とシリコン基板の位置合わせ精
度を高めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光半導
体素子と光伝送路の結合構造によると、以下のような問
題点がある。
【0005】特開平7−43565号公報の場合、光半
導体素子の外形誤差分だけ光半導体素子の出射端から光
導波路の入射端までの距離が変化し、結合効率が悪化す
ることである。光半導体素子、特に、レーザーダイオー
ドの製作において、出射端となる面は壁開により形成さ
れるため、位置決めマークに対する外形精度は10μm
程度が限界である。これに対し、高光出力及び高結合特
性が要求される光半導体素子の場合、この光半導体素子
の出射端から光導波路の入射端までの距離の誤差を3μ
m程度に抑えなければならない。しかし、誤差を3μm
程度に抑えることは難しい。
【0006】さらに、光導波路基板の入射端位置の誤差
分だけ光半導体素子の出射端から光導波路の入射端まで
の距離が変化した場合、結合効率が悪化することであ
る。その理由は、サブ基板の入射端位置を決定するスリ
ットが機械加工により作られるため、加工精度は5μm
程度が限界であり、また、光導波路基板の入射端面が鏡
面にされた場合、ブレードソーによる鏡面研磨では、入
射端の位置精度が5μm程度になる。
【0007】また、特開平8−111600号公報の場
合、光導波路と光半導体素子との位置合わせは考慮され
ておらず、シリコン基板の入射端位置の誤差分だけ光半
導体素子の出射端から光導波路の入射端までの距離が変
化するという問題は解決されず、シリコン基板と光半導
体素子を正確に位置決めすることはできない。
【0008】したがって本発明は、光半導体素子と光導
波路の相互の位置決めを高精度に行うことのできる光半
導体素子と光伝送路の結合構造及びその結合方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、第1の特徴として、光を出射する端面を
有する光半導体素子と、光導波路が形成され、前記光導
波路の端部に隣接させて前記光半導体素子を搭載する領
域が形成された基板と、前記基板の前記光半導体素子を
搭載する前記領域に設けられ、所定領域が赤外線を遮断
又は透過するように形成された一対の第1の位置決めマ
ークと、前記第1の位置決めマークに重なる領域のみが
前記第1の位置決めマークと逆のパターン形状にして前
記光半導体素子の底面に形成された一対の第2の位置決
めマークとを備え、設計値と前記第1の位置決めマーク
から前記光半導体素子の光を出射する前記端面までの距
離との差分だけ前記第1の位置決めマークに対して前記
第2の位置決めマークをずらせて前記光半導体素子を前
記基板に搭載したことを特徴とする光半導体素子と光伝
送路の結合構造を提供する。
【0010】本発明は、上記の目的を達成するため、第
2の特徴として、光を出射する端面を有する光半導体素
子と、光ファイバが配設される溝と前記光ファイバの先
端位置を規制するためのスリットが形成され、前記スリ
ットに隣接させて前記光半導体素子を搭載する領域が形
成された基板と、前記基板の前記光半導体素子を搭載す
る前記領域に設けられ、所定の領域が赤外線を遮断又は
透過するように形成された一対の第1の位置決めマーク
と、前記第1の位置決めマークに重なる領域のみが前記
第1の位置決めマークと逆のパターン形状にして前記光
半導体素子の底面に形成された一対の第2の位置決めマ
ークとを備え、設計値と前記スリットから前記光半導体
素子の光を出射する前記端面までの距離との差分だけ前
記第1の位置決めマークに対して前記第2の位置決めマ
ークをずらせて前記光半導体素子を前記基板に搭載した
ことを特徴とする光半導体素子と光伝送路の結合構造を
提供する。
【0011】上記の各構成によれば、光導波路が形成さ
れ又は光ファイバが搭載される基板と光半導体素子の一
方に赤外線を遮断するマークが設けられ、他方に赤外線
を透過するマークが設けられる。2つのマークが重ね合
わされた状態で赤外線を透過させれば、マークの重なり
状態に応じた赤外線画像が得られる。そこで、前記第2
の位置決めマーク又はスリットから前記光半導体素子の
光出射端までの距離を測定すれば、設計値の誤差分(差
分)が把握できるので、この誤差分だけ前記光半導体素
子の位置をずらせて基板に搭載して結合させた構造とす
る。これにより、光半導体素子と光導波路の結合を高精
度に行うことができる。
【0012】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、第3の特徴として、光導波路が形成されると共に、
所定領域が赤外線を遮断又は透過するように形成された
一対の第1のマークを備えた基板と、前記第1の位置決
めマークに重なる領域のみが前記第1の位置決めマーク
と逆のパターン形状にして底面に形成された一対の第2
の位置決めマークを備えた光半導体素子とを仮に結合さ
せた状態で前記基板及び前記光半導体素子に赤外線を透
過し、前記基板及び前記光半導体素子を透過した赤外線
による画像を赤外線カメラで撮像し、前記赤外線カメラ
による赤外線画像を処理して前記光半導体素子の外形及
び前記各位置決めマークを認識して前記光半導体素子の
光出射端から前記第1の位置決めマークまでの距離を算
出し、前記算出した距離と設計値との差分を算出し、前
記第1の位置決めマークに対して前記第2の位置決めマ
ークを前記差分だけずらせて前記光半導体素子を前記基
板に接合することを特徴とする光半導体素子と光伝送路
の結合方法を提供する。
【0013】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、第4の特徴として、光ファイバを収容する溝が形成
されると共に、所定領域が赤外線を遮断又は透過する一
対の第1のマークが形成された基板と、前記第1の位置
決めマークに重なる領域のみが前記第1の位置決めマー
クと逆のパターン形状にして底面に形成された一対の第
2の位置決めマークを備えた光半導体素子とを仮に結合
させた状態で前記基板及び前記光半導体素子に赤外線を
透過し、前記基板及び前記光半導体素子を透過した赤外
線による画像を赤外線カメラで撮像し、前記赤外線カメ
ラによる赤外線画像を処理して前記光半導体素子の外
形、前記各位置決めマーク、及び前記スリット位置を認
識して前記光半導体素子の光出射端から前記スリットま
での距離を算出し、前記算出した距離と設計値との差分
を算出し、前記第1の位置決めマークに対して前記第2
の位置決めマークを前記差分だけずらせて前記光半導体
素子を前記基板に接合することを特徴とする光半導体素
子と光伝送路の結合方法を提供する。
【0014】上記の各方法によれば、第1の位置決めマ
ークと第2の位置決めマークが重なるようにして基板と
光半導体素子を仮結合させ、前記位置決めマーク部に基
板及び光半導体素子を透過するように赤外線を照射し、
前記位置決めマーク部を透過した赤外線画像を赤外線カ
メラで撮像する。赤外線画像の処理により、光半導体素
子の外形と各位置決めマーク、さらにはスリット位置が
認識され、第1の位置決めマーク又はスリット位置から
光半導体素子の光出射端までの距離が算出される。この
算出した距離と設計値との誤差分(差分)を算出し、第
1の位置決めマークに対して第2の位置決めマークを前
記誤差分だけずらせて前記光半導体素子を前記基板に接
合する。これにより、光半導体素子と光導波路又は光フ
ァイバまでの距離を高精度に維持でき、結合効率を高め
ることが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を基に説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明による光半導体素子
と光伝送路の結合構造を示す。光導波路基板1の一端に
は、光半導体素子2を搭載するための電極用パッド3が
設けられている。電極用パッド3は、エッチング等によ
り凸形を成すように形成され、その頂部の両側には小さ
い丸形の位置決めマーク4が設けられている。この位置
決めマーク4は、赤外線を遮断する薄膜により構成され
ている。また、電極用パッド3の頂部の延長線上の光導
波路基板1の表面には、光伝送路としての光導波路5が
線状に設けられている。光半導体素子2の底面には、位
置決めマーク4に合致させた位置決めマーク6が設けら
れている。
【0016】位置決めマーク6は、位置決めマーク4と
なる円形の部分を除いて、他の部分に赤外線を遮断する
薄膜を設けて構成されている。これにより、光半導体素
子2を搭載するとき、光半導体素子2に赤外線を透過さ
せ、この状態で赤外線カメラにより認識すると、位置決
めマーク6と光半導体素子3の外形を認識することがで
きる。また、光導波路基板1の光半導体素子2の搭載部
は、光導波路5の光軸の高さと光半導体素子2の光軸の
高さが一致するように、エッチング等により段差が設け
られてある。
【0017】図2は、光半導体素子2に赤外線を透過さ
せたときの赤外線カメラによる撮像結果を示す。赤外線
カメラによって得られた画像に基づいて、画像認識装置
により、位置決めマーク6から光半導体素子2のレーザ
光出射端2aまでの距離が計測され、設計値Lに対する
誤差αが算出される。この算出結果に基づいて光半導体
素子2の位置決めマーク6と光導波路基板1の位置決め
マーク4との位置合わせが行われる。
【0018】図3は位置決めマーク6と位置決めマーク
4の位置合わせを示す。図3に示すように、光導波路基
板1の位置決めマーク4に光半導体素子2の位置決めマ
ーク6を合わせる際、位置決めマーク4に対し、誤差α
だけずらした状態で位置決めマーク6を位置合わせす
る。こうすることにより、光半導体素子2の外形誤差が
吸収され、光半導体素子2と光導波路5の結合(位置合
わせ)を高精度に行うことができる。
【0019】次に、図1の光半導体素子と光導波路の結
合方法について説明する。まず、光導波路基板1の電極
用パッド3と光半導体素子2を重ね合わせる。ついで、
赤外光源により光導波路基板1の下方から赤外線を照射
し、光導波路基板1及び光半導体素子2に赤外線を透過
させる。この状態で、光半導体素子2の上方から赤外線
カメラで認識する。この結果、図2のように、位置決め
マーク6と光半導体素子2の外形を認識できる。ここ
で、光半導体素子2の位置決めマーク4から光半導体素
子2のレーザ光出射端2aまでの距離L0 を画像認識で
計測し、設計値Lとの誤差α(=L0 −L)を算出す
る。図3に示すように、光導波路基板1の位置決め用マ
ーク4に対して、位置決め用マーク6を誤差αだけずら
した状態で光半導体素子2を搭載し、光導波路基板1と
光半導体素子2を接合する。
【0020】以上説明した第1の実施の形態によれば、
赤外線透過により光半導体素子の位置決めマークとレー
ザ光出射端の位置を赤外線カメラで画像認識により測定
し、位置決めマーク4とレーザ光出射端2aの間の距離
L0 と設計値Lからの誤差α分だけずらして位置決めを
行うようにしたので、光半導体素子の外形誤差を吸収し
て光半導体素子の出射端から光導波路の入射端までの距
離を高精度に維持し、結合効率の高い光半導体素子と光
伝送路の結合構造を得ることができる。
【0021】(第2の実施の形態)次に、本発明の他の
実施例について図面を参照して詳細に説明する。図4
は、本発明の第2の実施の形態を示す。シリコン製のサ
ブ基板7は、一端に光半導体素子2が搭載される凸形の
電極用パッド3が設けられている。電極用パッド3の頂
部の両側には、小丸形の位置決めマーク4が設けられて
いる。また、電極用パッド3の頂部の延長線上の光導波
路基板1の表面には、V字形の断面形状を有するV溝8
が設けられ、このV溝8内に光伝送路としての光ファイ
バ9が配設される。V溝8は、異方性エッチングにより
形成される。V溝8の先端には、T字形を成すようにし
てスリット10が設けられている。このスリット10
は、光ファイバ6を光軸方向に突き当てて位置を決める
ために設けられるもので、ブレードソー等で機械的に加
工される。V溝8の深さは、光ファイバ9の光軸の高さ
と光半導体素子2の光軸の高さが一致するように加工さ
れている。なお、位置決めマーク4及び位置決めマーク
6は、第1の実施の形態と同じである。
【0022】図5は、光半導体素子2に赤外線を透過さ
せたときの赤外線カメラによる撮像結果を示す。図5に
おいて、αは光半導体素子2のレーザ光出射端2aの外
形誤差、βはスリット10の加工誤差、D0 は設計値、
Dは光半導体素子2のレーザ光出射端2aからスリット
10までの距離(=D0 −α−β)である。サブ基板7
と光半導体素子2を重ね合わせ、サブ基板7の下方から
赤外線を照射すると、赤外線はサブ基板7及び光半導体
素子2を透過する。これを光半導体素子2の上方から赤
外線カメラで撮像すると、サブ基板7の位置決めマーク
4と光半導体素子2の外形と位置決めマーク6とを認識
できる。なお、スリット10の加工面は、底面が鏡面で
はなく荒れているため、赤外線カメラで撮像すると、陰
影が生じる。
【0023】図6は、図4の構成における位置決めマー
ク6と位置決めマーク4の位置合わせを示す。まず、距
離Dを画像認識で計測し、設計値D0 との誤差(α+
β)を算出する。光半導体素子2のレーザ光出射端2a
からスリット10までの距離の誤差(α十β)が算出さ
れると、図6に示すように、サブ基板7の位置決め用マ
ーク4に対して、光半導体素子2の位置決めマーク6を
誤差(α十β)だけずらせて光半導体素子2を電極用パ
ッド3上に搭載し、両者を接合する。これにより、図6
のように、光半導体素子2のレーザ光出射端2aからス
リット10までの距離Dを設計値D0 にすることができ
る。
【0024】上記した第2の実施の形態によれば、赤外
線透過でレーザ光出射端2aの位置と光導波路5の入射
端の位置に相当するスリット位置を測定し、設計値D0
からの誤差β分だけずらして位置決めを行っているた
め、光半導体素子2の外形誤差に加えて光導波路5の入
射端位置の誤差βも吸収して、光半導体素子2の出射端
2aから光導波路5の入射端までの距離Dを高精度に維
持することができる。
【0025】上記実施の形態においては、位置決めマー
ク4は赤外線を遮断する構成にし、位置決めマーク6を
赤外線を透過する構成にしたが、逆に、位置決めマーク
4は赤外線を透過する構成にし、位置決めマーク6を赤
外線を遮断する構成にしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の光半導体素
子と光伝送路の結合構造によれば、光導波路が形成され
又は光ファイバが搭載される基板と光半導体素子の一方
に赤外線を遮断するマークを設け、基板上の位置決めマ
ーク又は光ファイバ先端位置規制用のスリットから前記
光半導体素子の光出射端までの距離の測定値と設計値の
間の誤差分だけ基板上の位置決めマークに光半導体素子
上の位置決めマークをづらせて前記光半導体素子を基板
に搭載するようにしたので、光半導体素子の外形誤差に
加えて光伝送路の入射端位置の誤差も吸収され、光半導
体素子と光導波路の結合を高精度に行うことが可能にな
る。
【0027】また、本発明の光半導体素子と光導波路の
結合方法によれば、第1の位置決めマークと第2の位置
決めマークが重なるようにして基板と光半導体素子を仮
結合させ、前記位置決めマーク部、基板、光半導体素子
を透過するように赤外線を照射して赤外線カメラで赤外
線画像を撮像し、この赤外線画像を処理して光半導体素
子の外形、各位置決めマーク、さらにはスリット位置を
認識し、第1の位置決めマーク又はスリット位置から光
半導体素子の光出射端までの距離を算出し、この算出し
た距離と設計値との誤差を算出し、第1の位置決めマー
クに対して第2の位置決めマークを前記誤差分だけずら
せて前記光半導体素子を前記基板に接合するようにした
ので、光半導体素子の外形誤差に加えて光導波路の入射
端位置の誤差が吸収され、光半導体素子と光導波路の結
合を高精度に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光半導体素子と光伝送路の結合構
造の第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の構成における光半導体素子に赤外線を透
過させたときの赤外線カメラによる撮像結果を示す画像
図である。
【図3】図1の構成における位置決めマーク相互の位置
合わせを示す説明図である。
【図4】本発明による光半導体素子と光伝送路の結合構
造の第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】図4の構成における光半導体素子に赤外線を透
過させたときの赤外線カメラによる撮像結果を示す画像
図である。
【図6】図4の構成における位置決めマーク相互の位置
合わせを示す説明図である。
【符号の説明】 1 光導波路基板 2 光半導体素子 2a レーザ光出射端 3 電極用パッド 4,5 位置決めマーク 5 光導波路 7 サブ基板 8 V溝 9 光ファイバ 10 スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を出射する端面を有する光半導体素子
    と、 光導波路が形成され、前記光導波路の端部に隣接させて
    前記光半導体素子を搭載する領域が形成された基板と、 前記基板の前記光半導体素子を搭載する前記領域に設け
    られ、所定領域が赤外線を遮断又は透過するように形成
    された一対の第1の位置決めマークと、 前記第1の位置決めマークに重なる領域のみが前記第1
    の位置決めマークと逆のパターン形状にして前記光半導
    体素子の底面に形成された一対の第2の位置決めマーク
    とを備え、 設計値と前記第1の位置決めマークから前記光半導体素
    子の光を出射する前記端面までの距離との差分だけ前記
    第1の位置決めマークに対して前記第2の位置決めマー
    クをずらせて前記光半導体素子を前記基板に搭載したこ
    とを特徴とする光半導体素子と光伝送路の結合構造。
  2. 【請求項2】 光を出射する端面を有する光半導体素子
    と、 光ファイバが配設される溝と前記光ファイバの先端位置
    を規制するためのスリットが形成され、前記スリットに
    隣接させて前記光半導体素子を搭載する領域が形成され
    た基板と、 前記基板の前記光半導体素子を搭載する前記領域に設け
    られ、所定の領域が赤外線を遮断又は透過するように形
    成された一対の第1の位置決めマークと、 前記第1の位置決めマークに重なる領域のみが前記第1
    の位置決めマークと逆のパターン形状にして前記光半導
    体素子の底面に形成された一対の第2の位置決めマーク
    とを備え、 設計値と前記スリットから前記光半導体素子の光を出射
    する前記端面までの距離との差分だけ前記第1の位置決
    めマークに対して前記第2の位置決めマークをずらせて
    前記光半導体素子を前記基板に搭載したことを特徴とす
    る光半導体素子と光伝送路の結合構造。
  3. 【請求項3】 光導波路が形成されると共に、所定領域
    が赤外線を遮断又は透過するように形成された一対の第
    1のマークを備えた基板と、前記第1の位置決めマーク
    に重なる領域のみが前記第1の位置決めマークと逆のパ
    ターン形状にして底面に形成された一対の第2の位置決
    めマークを備えた光半導体素子とを仮に結合させた状態
    で前記基板及び前記光半導体素子に赤外線を透過し、 前記基板及び前記光半導体素子を透過した赤外線による
    画像を赤外線カメラで撮像し、 前記赤外線カメラによる赤外線画像を処理して前記光半
    導体素子の外形及び前記各位置決めマークを認識して前
    記光半導体素子の光出射端から前記第1の位置決めマー
    クまでの距離を算出し、 前記算出した距離と設計値との差分を算出し、 前記第1の位置決めマークに対して前記第2の位置決め
    マークを前記差分だけずらせて前記光半導体素子を前記
    基板に接合することを特徴とする光半導体素子と光伝送
    路の結合方法。
  4. 【請求項4】 光ファイバを収容する溝が形成されると
    共に、所定領域が赤外線を遮断又は透過する一対の第1
    のマークが形成された基板と、前記第1の位置決めマー
    クに重なる領域のみが前記第1の位置決めマークと逆の
    パターン形状にして底面に形成された一対の第2の位置
    決めマークを備えた光半導体素子とを仮に結合させた状
    態で前記基板及び前記光半導体素子に赤外線を透過し、 前記基板及び前記光半導体素子を透過した赤外線による
    画像を赤外線カメラで撮像し、 前記赤外線カメラによる赤外線画像を処理して前記光半
    導体素子の外形、前記各位置決めマーク、及び前記スリ
    ット位置を認識して前記光半導体素子の光出射端から前
    記スリットまでの距離を算出し、 前記算出した距離と設計値との差分を算出し、 前記第1の位置決めマークに対して前記第2の位置決め
    マークを前記差分だけずらせて前記光半導体素子を前記
    基板に接合することを特徴とする光半導体素子と光伝送
    路の結合方法。
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