JP2000227801A - 制御装置 - Google Patents
制御装置Info
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Abstract
に低減する。 【解決手段】 予め、外乱要素3による外乱が印加され
たPID制御状態において、PID制御手段1からの操
作量および制御対象2からの制御量に基づいて、外乱に
対応する外乱操作量を外乱操作量予測手段5で演算予測
し、次回から外乱が印加されたときには、予め演算予測
した外乱操作量を、外乱操作量印加手段6を介して外乱
を打ち消すようにPID制御手段1からの操作量に加え
ることにより、制御対象2に対して、外乱要素3による
外乱の影響のない操作量を与えるようにしている。
Description
制御装置に関する。
されるように、プラスチックシート10をロール状の一
対の加熱体11で矢符方向に挟圧搬送してシート端部1
0aを封止し、さらに、図示しない工程を経てプラスチ
ック袋を製造する包装機械などにおいて、ヒータが内蔵
された前記加熱体11の温度制御などに利用される。な
お、図19においては、一方の加熱体11の温度制御の
み示されているが、他方の加熱体11も同様に温度制御
される。
2は、加熱体11の温度を温度センサ13で検出し、そ
の検出温度が目標温度に一致するように予め制御してお
くことで、プラスチックシート10が一対の加熱体11
で挟圧搬送されると直ちにその熱でシート端部10aを
熱圧着させて封止できるようにしている。
ラスチックシート10の挟圧搬送を開始するまでは、加
熱体11の温度が目標温度に一致していても、包装機械
の運転を開始して加熱体11でプラスチックシート10
を挟圧したときにプラスチックシート10に熱が奪われ
る結果、加熱体11の温度が目標温度以下に低下し、温
度調節器12は、PID制御で、加熱体11の温度の低
下をフィードバックして目標温度との偏差を求め、操作
量を大きい側に変更して加熱体11の温度を上昇させる
ことで、加熱体11の温度を目標温度に一致させるよう
制御する。
1の温度低下は外乱とされるものであって、かかる外乱
は、その印加を予知できる外乱である。
て加熱体11の温度が低下し操作量が変更されるまでに
は遅れ時間が生じる。PID制御などのフィードバック
型の制御方式は、加熱体11の温度が変化し始めてから
でないと操作量が調整されないため、PID制御などの
制御のパラメータをどのように調整したとしても、応答
遅れは不可避であって、外乱によって加熱体11の温
度、すなわち、制御量が乱れることになる。
であって、予知可能な外乱による制御量の乱れを可及的
に低減することを目的としている。
を達成するために、次のように構成している。
知できる外乱に対応する外乱操作量を予測し、この予測
した外乱操作量を、制御手段からの本来の操作量に対し
て外乱を打ち消すように加えるようにしている。
すように外乱操作量を、制御手段からの操作量にフィー
ドフォワード的に加えるので、印加を予知できる外乱に
よる制御量の乱れを低減できることになる。
の形態について詳細に説明する。
御装置として、温度制御を行う温度調節器に適用して説
明する。この温度調節器は、例えば、上述の図10に示
される包装機械によるプラスチックバッグの製造におけ
る加熱体11の温度制御に用いられるものであり、図1
は、そのブロック図である。
上述の加熱体である制御対象、3は包装機械の運転開始
に伴って生じる印加の予知が可能な外乱要素を示す。
この温度調節器4は、外乱に対応する外乱操作量、すな
わち、外乱を操作量として把握したときの操作量を予測
する外乱操作量予測手段5と、予測された外乱操作量
を、外乱を打ち消すようにPID制御手段1からの操作
量に加える外乱操作量印加手段6とを備えており、外乱
操作量予測手段5には、包装機械からの運転の開始/停
止信号が与えられる。
の開始によって印加される外乱に対応した外乱操作量を
予測するものであって、この実施の形態では、外乱が印
加された制御状態における操作量および制御量に基づい
て、外乱操作量を次のようにして予測するものである。
2の検出温度である制御量をPV、PID制御手段1か
ら出力される操作量をMV、包装機械の運転の開始によ
って印加される外乱をW、制御対象2の伝達関数をP
(s)とすると、制御のブロック線図により、次式が成
立する。
予測値Wは、W ={PV/P(s)}−MV として算出されることになる。
(a)に示されるPV波形を1/P(s)のフィルタに
通した図3(b)に示される波形と同じである。このフ
ィルタは、P(s)が一次遅れのローパスフィルタ特性
なので、1/P(s)は一次進みのハイパスフィルタと
なる。このフィルタ後の図3(b)の波形から図3
(c)に示される操作量MVを差し引くことにより、図
3(d)に示される外乱に対応する外乱操作量の予測波
形が求まることになる。
時には、通常のPID制御のみを行って、外乱が印加さ
れた状態の制御量PVおよび操作量MVに基づいて、上
述のように外乱操作量を演算予測し、次回の運転時から
予測した外乱操作量を、外乱操作量印加手段6を介して
外乱を打ち消すように、すなわち、図3(d)の符号を
反転して外乱が印加されるタイミング、すなわち、運転
開始のタイミングで印加するものである。
御手段1が操作量を決定し、これを制御対象2に与える
ことにより、その制御量を目標値と一致させる。制御対
象2における制御量はフィードバックされ、目標値と制
御量との偏差が算出され、PID制御手段1はその偏差
をゼロにするような操作量を算出して制御対象2に与え
る。その結果、制御量が調整されて目標値に近づき、最
終的には制御量が目標値と一致して偏差がゼロとなり、
制御系が整定されることになる。すなわち、図10の包
装機械における制御対象2である加熱体11の温度が目
標値に制御されることになる。
プラスチックシート10の熱圧着を開始する。このとき
には、外乱操作量の予測が行われていないので、運転開
始に伴う外乱要素3による外乱がPID制御手段1から
の操作量に加えられることになる。すると、制御量が目
標値から離れるようになり、偏差が増大し、この偏差を
なくすように操作量が調整される。
に基づいて、外乱操作量予測手段5は、上述のように外
乱に対応する外乱操作量を演算予測する。
連続的に熱圧着した最初の運転が一旦、例えば、昼休み
などによって停止され、昼休み後の次回の運転開始時に
は、予測された外乱操作量を、外乱操作量印加手段6を
介して符号を反転してPID制御手段1からの操作量に
対してフィードフォワード的に加える。すなわち、本来
の操作量に外乱打ち消しの操作量が加算されたものとな
り、その印加のタイミングは、外乱が印加されるタイミ
ングである包装機械の運転開始時である。
合的な操作量MVtotalは、MVtot al=MV−W+W=
MVとなり、外乱が印加されないのと同じ操作量MVと
なる。換言すれば、制御量の乱れの原因である外乱W
を、予測した外乱操作量Wによって過不足なく打ち消す
ことができる。
度は運転を開始したにも拘わらず、実質的に乱れを生じ
ないで済み、応答遅れも実質的に生じない。
転が開始される度に、あるいは、操作入力に応じて予測
した外乱操作量を修正する、すなわち、上述の外乱操作
量の予測演算を繰り返し行うようにしてもよい。この場
合には、上述の外乱Wから予測した外乱操作量Wを差し
引いたW−Wを新たに外乱として扱えばよい。
とにより、一層確実に外乱による制御量の乱れをなくす
ことができる。
は、外乱が印加されている制御状態における制御量およ
び操作量に基づいて、外乱に対応する外乱操作量を演算
予測したけれども、この実施の形態では、外乱が印加さ
れている制御状態における制御量に基づいて、外乱に対
応する外乱操作量を予測するものであり、外乱操作量予
測手段5の構成が相違するものである。
ものであり、同図(a)は、この実施の形態で予測する
外乱操作量の符号を反転した打ち消しのための外乱操作
量を示しており、この実施の形態では、ステップ状の外
乱操作量を、後述のようにして予測するものである。な
お、図4において、tsは包装機械の運転開始、すなわ
ち、外乱の印加開始の時点を示し、teは、例えば昼休
みや就業時間の終了などによる運転停止の時点を示して
いる。
って、制御量が、図5に示されるように変化したときに
は、過渡温度と目標温度との最大偏差em、外乱が印加
されてから最大偏差が生じるまでの時間T1、最大偏差
が生じてから目標値に復帰までの時間T2などを計測
し、これらの計測値に基づいて、図4(a)に示される
ステップ状の外乱操作量の第1のステップの高さH1、
その幅Wおよび第2のステップの高さH2を算出するも
のである。
る。
実施の形態と同様に、最初の運転時には、通常のPID
制御を行って外乱が印加されたときの制御量の変動から
上述のようにステップ状の外乱操作量を予測し、次回の
運転時から予測した外乱操作量を、外乱を打ち消すよう
に印加するのである。なお、このステップ状の打ち消し
のための外乱操作量の印加は、図4に示されるように、
運転の停止teに応答して停止させるのであるが、本発
明の他の実施の形態として、運転の停止前の外乱の操作
量が安定した適当な時点で外乱操作量の印加を停止する
ようにしてもよい。
られる総合的な操作量は、外乱がほぼ打ち消された操作
量となり、制御量は、外乱の印加にもかかわらず実質的
に乱れを生じないで済み、応答遅れも実質的に生じな
い。
が開始される度あるいは操作入力に応じて、制御量の変
動から外乱操作量を再び予測して最初の外乱操作量を修
正し、より確実に外乱の影響をなくすようにしてもよ
い。
ステップ状として予測したけれども、本発明の他の実施
の形態として、図6(a)に示されるように外乱に対応
した減衰曲線状あるいは図7(a)に示されるように外
乱に対応した三角波状として予測してもよいし、さら
に、他の形状として予測してもよい。
されている制御状態における制御量の変動に基づいて、
外乱操作量を予測したけれども、本発明の他の実施の形
態として、外乱が印加されている状態で操作量を一定に
保持したときの制御量の変動に基づいて、外乱操作量を
予測するようにしてもよい。
の実施の形態2において、ステップ状の外乱操作量が予
測された後に、その外乱操作量を、ユーザがその希望に
応じて調整するものである。
乱操作量の第1のステップの高さをH1、その幅をW、
第2のステップの高さをH2としたときに、図9(a)
の実線および破線に示される過渡温度の相違Aに応じ
て、第1のステップの高さH1を調整し、図9(b)の
実線および破線に示される目標温度に復帰するまでの温
度上昇の相違Bに応じて、第1のステップの幅Wを調整
し、図9(c)の実線および破線に示される定常温度の
相違Cに応じて、第2のステップの高さH2を調整する
ものである。
操作によって調整モードを設定してユーザが希望に応じ
て調整するものである。
って完全に外乱が打ち消せない場合であっても、ユーザ
の希望に応じた外乱操作量の修正によって外乱の影響を
ユーザの希望に応じて修正できることになる。
は、外乱が印加されている制御状態における制御量の変
動に基づいて、外乱操作量を予測したけれども、この実
施の形態4は、外乱が印加されている制御状態における
操作量の変動に基づいて、外乱操作量を予測するもので
あり、上述の図1の外乱操作量予測手段5の構成が相違
するものである。
PID制御における操作量MVの波形を示し、同図
(b)は、そのときの制御量PVの波形を示しており、
tsは包装機械の運転開始時、すなわち、外乱の印加開
始の時点を示し、teは包装機械の運転停止の時点を示
している。
定している状態で、包装機械の運転を開始すると、外乱
によって図10(b)に示されるように制御量PVが目
標値から離れて偏差が増大し、図10(a)に示される
ように操作量MVが偏差をなくすように調整されること
になる。
0(a)の操作量MVの増加分の時間積分、すなわち、
面積が、外乱に対応する外乱操作量と密接な関係を有す
るという点に着目してなされたものであって、図10
(a)の操作量MVの時間積分から次のようにして外乱
操作量を予測するものである。
って予測される外乱操作量を示しており、この外乱操作
量は、予め想定された2段のステップ状の波形であり、
このステップ状の波形を、操作量MVの時間積分から以
下のようにして決定するものである。
分の時間積分を、斜線が施された二つの領域S1,S2
に分割する。この分割は、安定状態の操作量MVを外乱
印加の開始時点ts側へ仮想線で示すように延長するこ
とによって区分されるものであり、インパルスの部分と
ステップの部分とに区分するものである。
斜線が施された二つの領域S1’,S2’に分割する。
この分割は、安定状態に対応する第2のステップの外乱
操作量を、外乱印加開始時点ts側の第1のステップへ
仮想線で示されるように延長することによって区分され
るものであり、インパルスの部分とステップの部分とに
区分するものである。
の領域S1,S1’同士を対応させるとともに、ステッ
プの部分に対応する第2の領域S2,S2’同士を対応
させて外乱操作量を最終的に決定するのである。
面積と外乱操作量の第1の領域S1’の面積との間に
は、一定の関係式を導くことができ、また、操作量MV
の第2の領域S2の面積と外乱操作量の第2の領域S
2’の面積との間にも一定の関係式を導くことができ
る。この関係式は、例えば実験的に導かれる。
の面積が得られれば、上記関係式を利用して外乱操作量
の第1,第2の領域S1’,S2’の面積が得られるこ
とになる。
始tsから運転停止teの期間に亘って加えられるもの
であるから第2の領域S2’の面積を前記期間で割るこ
とにより、第2の領域S2’の高さH2、すなわち、安
定状態に対応する外乱操作量の値が算出されることにな
り、また、第1の領域S1’の高さH1は、100%の
操作量から第2の領域S2’の高さH2を差し引いたも
のであるから第1の領域S1’の面積を、第1の領域S
1’の高さH1で割ることにより、第1の領域S1’の
幅、すなわち100%の外乱操作量を加えるべき期間T
1が算出されることになる。
プの外乱操作量を、100%としたけれども、100%
でなくてもよいのは勿論である。
作量MVの増加分の時間積分を算出することにより、そ
れに基づいて、ステップ状の外乱操作量を決定できるこ
とになる。
時には、通常のPID制御のみを行って、外乱が印加さ
れた状態の操作量MVに基づいて、上述のようにステッ
プ状の外乱操作量を演算予測し、次回の運転時から予測
した外乱操作量を、外乱操作量印加手段6を介して外乱
を打ち消すように外乱が印加されるタイミングで印加す
るものである。
転を、外乱オートチューニング(AT)といい、この実
施の形態の温度調節器には、この外乱オートチューニン
グを実行するための操作キーが設けられており、最初の
運転時には、この操作キーの操作によって外乱オートチ
ューニングが実行される。
ューニングの動作説明に供するフローチャートであり、
先ず、前記操作キーが操作されて外乱オートチューニン
グがONであるか否かを判断し(ステップn1)、オン
状態であるときには、外乱入力信号がONしたか否か、
すなわち、包装機械の運転が開始されたか否かを判断し
(ステップn2)、開始されたときには、通常のPID
制御を行いながら操作量MVの増加分の時間積分(面
積)を計測し(ステップn3)、外乱入力信号がOFF
したか否か、すなわち、包装機械の運転が停止されたか
否かを判断し(ステップn4)、停止されたときには、
操作量MVの増加分の時間積分(面積)から上述のよう
にして外乱操作量を算出して記憶し(ステップn5)、
次回の運転時には、この求められた外乱操作量を、外乱
を打ち消すように印加する。
作量の波形パターンでは、外乱の印加が開始された当初
の第1のステップの外乱操作量と、安定した状態の第2
のステップの外乱操作量との差が大きく、急激に外乱操
作量が変化することになるので、波形が変動してしまう
虞れがあり、そこで、本発明の他の実施の形態として、
図13あるいは図14に示されるように、さらにステッ
プS3を加えた波形の外乱操作量あるいは三角波S4を
加えた波形の外乱操作量を用いてもよく、この場合に、
加える波形部分の外乱操作量は、適宜選定すればよく、
また、加えた波形部分の外乱操作量に対応する操作量分
を、第1,第2の領域S1’,S2’から差し引くよう
にしてもよい。
ップ状に限らず、図15あるいは図16に示されるよう
に、減衰波形S5,S6を合わせた波形パターンを用い
てもよい。これらの波形パターンにおいても、上述の実
施の形態と同様に、第1の領域S1’と第2の領域S
2’とに区分して操作量の増加分の時間積分から外乱操
作量を予測演算する。
るものではなく、例えば、図17の操作量MVおよび図
18の外乱操作量に示されるように区分してもよいし、
さらに、細かく区分して対応させてもよく、要は、操作
量の時間積分と外乱操作量とを対応づければよい。
れるような何種類からの波形パターンを記憶しておき、
制御対象の特性、すなわち、用途に応じて、いずれの波
形パターンを用いるかをユーザが選択キーなどで選択で
きるようにしてもよい。
では、包装機械における加熱体の温度制御に適用して説
明したけれども、本発明は、これに限るものではなく、
外乱の印加が予知できる恒温層の扉の開閉やその他の温
度制御に適用してもよいのは勿論である。
乱の打ち消しに適用して説明したけれども、運転の停止
によって印加される外乱の打ち消しに適用してもよい。
この場合、上述の実施の形態4では、操作量の減少分の
時間積分に基づいて外乱操作量を予測演算することにな
る。
からの操作量に外乱操作量を加えたけれども、PID制
御手段のP制御、I制御あるいはD制御のいずれかの制
御手段からの操作量に加えるようにしてもよいのは勿論
である。
力、流量などの他の制御に適用してもよい。
して説明したけれども、本発明は、PID制御に限ら
ず、ファジィ制御、あるいは、PID制御とファジィ制
御とを組み合わせたハイブリッド制御やその他の制御に
適用してもよい。
の運転の開始あるいは停止の外部からの信号をトリガと
して外乱操作量を、制御手段からの操作量に加えたけれ
ども、本発明の他の実施の形態として、例えば、制御量
あるいは操作量の急激な変化を検出してそれを内部のト
リガとして外乱を打ち消すように外乱操作量を加えても
よいし、外部のシーケンサなどの機器との通信によっ
て、例えば、包装機械の運転が開始されたことを受信
し、それを外部からのトリガとして外乱を打ち消すよう
に外乱操作量を加えるようにしてもよい。
応する外乱操作量を予測し、この外乱操作量を、制御手
段からの操作量に対してフィードフォワード的に加える
ように構成したので、外乱に起因した制御量の乱れを実
質的に応答遅れなしになくすことができる。特に、運転
開始/停止を繰り返して行うアプリケーションでは制御
量の乱れが無くなることで生産効率を向上させることが
できる。
ック図である。
ある。
説明するための波形図である。
ある。
である。
波形図である。
の外乱操作量の波形図である。
ある。
び制御量の波形図である。
る。
パターンを示す図である。
の波形パターンを示す図である。
パターンを示す図である。
の波形パターンを示す図である。
ある。
る。
る。
Claims (11)
- 【請求項1】 目標値と制御量との偏差をなくすように
制御対象に対して操作量を出力する制御手段と、印加を
予知できる外乱に対応する外乱操作量を予測する外乱操
作量予測手段と、予測された外乱操作量を、前記外乱を
打ち消すように前記制御手段からの操作量に加える手段
とを備えることを特徴とする制御装置。 - 【請求項2】 前記外乱操作量予測手段は、前記外乱が
印加された制御状態における操作量および制御量の少な
くとも一方に基づいて、外乱操作量を予測する請求項1
記載の制御装置。 - 【請求項3】 前記外乱操作量予測手段は、前記外乱が
印加された状態において、操作量を一定に保持したとき
の制御量に基づいて、外乱操作量を予測する請求項1記
載の制御装置。 - 【請求項4】 予測される外乱操作量が、ステップ状、
減衰曲線状または三角波状の操作量である請求項2また
は3記載の制御装置。 - 【請求項5】 前記予測された外乱操作量を、外乱の印
加に応じて修正する手段を備える請求項1ないし4のい
ずれかに記載の制御装置。 - 【請求項6】 目標値と制御量との偏差をなくすように
制御対象に対して操作量を出力する制御手段と、印加を
予知できる外乱に対応する外乱操作量を予測する外乱操
作量予測手段と、予測された外乱操作量を、前記外乱を
打ち消すように前記制御手段からの操作量に加える手段
とを備え、 前記外乱操作量予測手段は、前記外乱が印加された制御
状態における操作量の時間積分に基づいて前記外乱操作
量を予測することを特徴とする制御装置。 - 【請求項7】 前記操作量の時間積分が、外乱の印加に
よる操作量の増加分あるいは減少分の時間積分である請
求項6記載の制御装置。 - 【請求項8】 予め想定された波形パターンと前記時間
積分とに基づいて外乱操作量を予測する請求項6または
7記載の制御装置。 - 【請求項9】 複数の前記波形パターンが記憶された記
憶部と、前記複数の波形パターンから外乱操作量の予測
に用いる波形パターンを選択するために操作される操作
部とを備える請求項8記載の制御装置。 - 【請求項10】 前記波形パターンは、ステップ状の部
分を含み、外乱の印加による操作量の増加分あるいは減
少分の時間積分から前記ステップ状の部分の高さおよび
幅を決定する請求項8または9記載の制御装置。 - 【請求項11】 予測された外乱操作量を、前記外乱を
打ち消すように前記制御手段からの操作量に加える手段
は、当該制御装置の内部または外部からのトリガに応答
して前記外乱操作量を加える請求項1ないし10のいず
れかに記載の制御装置。
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