JP2020126397A - 外乱抑制装置、外乱抑制方法、およびプログラム - Google Patents

外乱抑制装置、外乱抑制方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】むだ時間を考慮して、外乱による影響を適切かつ簡便に抑制することができる、外乱抑制装置を提供することにある。【解決手段】外乱抑制装置200は、タイミング予測装置30を有する。そして、タイミング予測装置30は、むだ時間取得部30A、外乱開始時間取得部30B、タイミング予測部30Cを備える。むだ時間取得部30Aは、PIDチューニングを行って、むだ時間Lを取得する。外乱開始時間取得部30Bは、開始信号SSが入力された時点から、温度Tが外乱Dの影響を受け始める時点までの期間を表す、外乱開始時間Bを取得する。タイミング予測部30Cは、むだ時間Lと外乱開始時間Bとに基づいて、外乱操作量印加タイミングを予測する。【選択図】図2

Description

この発明は、外乱抑制装置、外乱抑制方法、およびプログラムに関し、たとえば、制御系に対する外乱による影響を抑制することが可能な、外乱抑制装置、外乱抑制方法、およびプログラムに関する。
フィードバック制御系に対して印加される外乱を予測し、当該制御系に対する当該外乱による影響を低減する技術が、存在する(たとえば、特許文献1:特開2000−227801号公報)。特許文献1には、外乱操作量予測手段および外乱操作量印加手段が、記載されている。外乱操作量予測手段は、外乱を打ち消すための外乱操作量を予測する。そして、外乱操作量印加手段は、外乱が印加された時、当該外乱を打ち消すように、上記外乱操作量を、PID制御手段からの操作量に加える。これにより、制御対象に対して、外乱の影響を抑制することを図っている。
特開2000−227801号公報
しかしながら、上記制御系にはむだ時間が存在するため、上記操作量を制御対象に対して印加しても、当該操作量に応じた出力が、すぐには現れない(検出されない)。ここで、「むだ時間」とは、制御系の速応性を示す指標である。つまり、入力(操作量)を加えたときに、出力(制御量の変化)が直ちに現れず、時間Lだけ遅れて現れる。当該時間Lが、むだ時間である。当該むだ時間を考慮して、外乱による影響を適切かつ簡便に抑制することができる、外乱抑制装置が望まれている。
そこで、この発明の課題は、むだ時間を考慮して、外乱による影響を適切かつ簡便に抑制することができる、外乱抑制装置、外乱抑制方法、およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、この開示に係る外乱抑制装置は、
制御系に対する外乱による影響を抑制する外乱抑制装置であって、
上記制御系は、制御対象と、目標値と制御量との偏差をなくすように上記制御対象に対してPID操作量を出力するPID制御部と、を含み、
上記外乱抑制装置は、
上記制御系に印加される外乱に対応して、当該外乱を打ち消すように作用する外乱操作量を予測する外乱操作量予測部と、
上記外乱操作量を上記PID操作量に印加し得る、外乱操作量印加部と、
上記外乱操作量を上記PID操作量に印加すべき外乱操作量印加タイミングを予測する、タイミング予測装置とを、備えており、
上記タイミング予測装置は、
上記制御系について、上記PID制御部の制御パラメータを調整するためのPIDチューニングを行って、上記PID操作量を変化させてから上記制御量が変化し始めるまでの期間を表すむだ時間(L)を取得する、むだ時間取得部と、
外部から外乱発生タイミングに関する開始信号を受けて、上記開始信号が入力された時点から上記制御量が上記外乱の影響を受け始める時点までの期間を表す外乱開始時間(B)を取得する、外乱開始時間取得部と、
上記むだ時間(L)と上記外乱開始時間(B)とに基づいて、上記外乱操作量印加タイミングを予測する、タイミング予測部とを、備える、ことを特徴とする。
本明細書で、PID制御(部)とは、フィードバック制御の一種であって、比例制御(P制御)、積分制御(I制御)、および、微分制御(D制御)を行うものをいう。「PIDチューニング」とは、ゲインなどの制御パラメータを調整する処理を意味する。
また、「外乱操作量」とは、外乱を打ち消すために、時間の経過に伴って印加される操作量を意味する。外乱による上記制御系に対する影響が、時間の経過に伴って定形化されたものであれば、外乱操作量も時間の経過に伴って定形化(パターン化)される。
また、「外部」から外乱発生タイミングに関する開始信号を受けるとは、この外乱抑制装置の外部、例えば、上記制御系に対する外乱(影響)を与える処理を行う、この外乱抑制装置よりも上位のシステムから、その処理のタイミングに関する信号を受けるような場合を指す。
この開示の外乱抑制装置では、むだ時間取得部は、PID制御部の制御パラメータを調整するためのPIDチューニングを行って、上記むだ時間(L)を取得する。外乱開始時間取得部は、上記開始信号が入力された時点から、上記制御量が上記外乱の影響を受け始める時点までの期間を表す、外乱開始時間(B)を取得する。そして、タイミング予測部は、上記むだ時間(L)と上記外乱開始時間(B)とに基づいて、外乱操作量印加タイミングを予測する(この予測は、自動的に行われ得る)。したがって、上記PID操作量に対して、印加が予測されるような外乱を打ち消すための上記外乱操作量を、適切なタイミング(つまり、むだ時間(L)を考慮したタイミング)で、印加することができる。よって、外乱による影響を適切かつ簡便に抑制することができる。
一実施形態の外乱抑制装置では、
上記タイミング予測部は、上記外乱開始時間(B)が、上記むだ時間(L)以上であるとき、上記開始信号が入力される時点から、上記外乱開始時間(B)と上記むだ時間(L)との差分で表される時間が経過する時点を、上記外乱操作量印加タイミングとして、予想する、ことを特徴とする。
この一実施形態の外乱抑制装置により、外乱開始時間(B)がむだ時間(L)以上である場合において、適切な外乱操作量印加タイミングを、予測することができる。
一実施形態の外乱抑制装置では、
上記タイミング予測部は、上記外乱開始時間(B)が、上記むだ時間(L)未満であるとき、上記開始信号が入力される時点を、上記外乱操作量印加タイミングとして、予想する、ことを特徴とする。
この一実施形態の外乱抑制装置により、外乱開始時間(B)がむだ時間(L)未満である場合において、上記開始信号入力後、待ち時間なしで、PID操作量に対して外乱操作量を印加することができる。
一実施形態の外乱抑制装置は、
上記外乱開始時間(B)が、上記むだ時間(L)未満であるとき、上記外乱開始時間(B)が上記むだ時間(L)未満である旨を通知する、通知装置を、さらに備える、ことを特徴とする。
この一実施形態の外乱抑制装置では、通知装置が、外乱開始時間(B)がむだ時間(L)未満であることを、通知する。したがって、当該通知を、ユーザが認識することにより、ユーザは、上記開始信号の発信のタイミングを、修正することができる(たとえば、より前倒しすることができる)。
別の局面では、この開示の外乱制御方法は、
制御系に対する外乱による影響を抑制する外乱抑制方法であって、
上記制御系は、制御対象と、目標値と制御量との偏差をなくすように上記制御対象に対してPID操作量を出力するPID制御部と、を含み、
上記外乱抑制方法は、
上記制御系に印加される外乱に対応して、当該外乱を打ち消すように作用する外乱操作量を予測し、
上記制御系について、上記PID制御部の制御パラメータを調整するためのPIDチューニングを行って、上記PID操作量を変化させてから上記制御量が変化し始めるまでの期間を表すむだ時間(L)を取得し、
外部から外乱発生タイミングに関する開始信号を受けて、上記開始信号が入力された時点から上記制御量が上記外乱の影響を受け始める時点までの期間を表す外乱開始時間(B)を取得し、
上記むだ時間(L)と上記外乱開始時間(B)とに基づいて、外乱操作量印加タイミングを予測し、
上記外乱操作量印加タイミングに基づき、上記PID操作量に、上記外乱操作量を印加する、ことを特徴とする。
この開示の外乱抑制方法では、上記制御系に印加される外乱に対応して、当該外乱を打ち消すように作用する外乱操作量が、予測される。上記PIDチューニングを行って、上記むだ時間(L)が取得される。外部から外乱発生タイミングに関する開始信号を利用して、上記外乱開始時間(B)が取得される。上記むだ時間(L)と上記外乱開始時間(B)とに基づいて、外乱操作量印加タイミングが予測される(この予測は、自動的に行われ得る)。そして、上記外乱操作量印加タイミングに基づき、上記PID操作量に、上記外乱操作量が印加される。したがって、上記PID操作量に対して、印加が予測されるような外乱を打ち消すための上記外乱操作量を、適切なタイミング(つまり、むだ時間(L)を考慮したタイミング)で、印加することができる。よって、外乱による影響を適切かつ簡便に抑制することができる。
さらに別の局面では、この開示のプログラムは、外乱抑制方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
この開示のプログラムをコンピュータに実行させることによって、上記外乱抑制方法を実施することができる。
以上より明らかなように、この開示の、外乱抑制装置および外乱抑制方法によれば、むだ時間を考慮して、外乱による影響を適切かつ簡便に抑制することができる。また、この開示のプログラムをコンピュータに実行させることによって、上記外乱抑制方法を実施することができる。
実施の形態に係るシステム全体の概略構成を示す図である。 実施の形態に係る外乱抑制装置が適用された温度制御装置の構成を示す図である。 上記温度制御装置における、外乱抑制のための準備処理動作の流れを示す図である。 図3の準備処理動作に含まれる外乱チューニング動作の流れを示す図である。 外乱操作量印加タイミングを予測する動作を説明するための図である。 図3の準備処理動作に含まれる外乱操作量印加タイミング予測動作の流れを示す図である。 上記温度制御装置における加熱装置制御処理の流れを示す図である。 上記温度制御装置における加熱装置制御処理の動作を説明する図である。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る制御システムの構成を、示している。当該制御システムは、システム制御装置100、一実施形態の外乱抑制装置が適用された温度制御装置200、制御対象としての加熱装置(以下、単に「加熱装置」と称する)300、およびワーク搬送装置400を含む。図1に示すように、システム制御装置100は、温度制御装置200およびワーク搬送装置400と、通信可能に接続されている。また、温度制御装置200は、加熱装置300と、通信可能に接続されている。ここで説明した接続方法、有線による接続であっても、無線による接続であってもよい。
図1に示すシステムでは、ワーク搬送装置400により、被加熱体(図示せず)が、加熱装置300へ搬送される。そして、当該加熱装置300が当該被加熱体に対して加熱処理を行うことにより、加熱処理後の物品が生成される。
システム制御装置100は、システム全体の制御を担っている。当該システム制御装置100は、温度制御装置200に対して、後述する外乱発生タイミングに関する開始信号SSを送信し、ワーク搬送装置400に対して、上記被加熱体および加熱処理後の物品の搬送制御に関する搬送信号CSを送信する。当該搬送信号CSに基づいて、ワーク搬送装置400は、システム外から加熱装置300への被加熱体移動、および加熱装置300からシステム外への加熱処理後の物品の移動を、制御する。加熱装置300は、当該加熱装置300に搬送されてくる被加熱体に対して、熱処理を施す。
温度制御装置200は、加熱装置300において、所望の温度での加熱処理が実現されるように、当該加熱装置300が有する加熱体300aの温度制御を行う。なお、加熱装置300は、加熱処理の温度を検出することが可能な温度センサ300bを有している。温度センサ300bの検出値は、制御量としての温度T(以下、単に「温度T」と称する)である。温度制御装置200は、上記温度Tが目標値TOとなるように、PID操作量Oを含む信号を、加熱装置300に送信する。そして、当該加熱装置300は、受信したPID操作量Oを含む信号を用いて、加熱処理の温度Tが上記目標値TOとなるように、加熱体300aの加熱を制御する。
図2は、温度制御装置200の具体的な構成例を示す。温度制御装置200は、メモリ10、プロセッサ50、および通知装置60を含む。プロセッサ50は、PID制御部15、外乱操作量予測部20、外乱操作量印加部25、およびタイミング予測装置30としての機能を、実現する。後述する外乱抑制方法を含む、温度制御装置200を制御するためのプログラムが、メモリ10には、格納されている。プロセッサ50は、メモリ10と通信可能に接続されており、メモリ10からプログラムを読み込む。これにより、プロセッサ50は、外乱抑制方法を含む各種動作を、実行する。なお、プロセッサ50は、通知装置60と通信可能に接続されている。
図2に示すように、温度制御装置200内のPID制御部15は、制御対象としての加熱装置300を制御する制御系を構成している。PID制御部15は、目標値TOと温度T(上述したように、温度センサ300bの検出温度T)との偏差(TO−T)をなくすように、加熱装置300に対してPID操作量Oを出力する。
ところで、図1に示すシステムの運転を開始し、被加熱体の当該システム内への搬送が開始されると、図2に示すように、当該運転開始に伴う外乱要素70による外乱Dが生じる。ここで、外乱要素70としては、被加熱体のシステムの侵入に伴う当該システム内への空気の流入、被加熱体が加熱体300aに接触することによる、加熱体300aの温度の低下等がある。ここで、このシステムでは、当該外乱要素70は、予知可能である。したがって、制御系に印加される、各外乱要素70に対応する各外乱Dも、予め予測できる。
そこで、温度加熱装置200内の外乱操作量予測部20は、上記制御系に印加される外乱Dに対応して、当該外乱Dを打ち消すように作用する外乱操作量DO(図1,2参照)を予測する。また、図2に示すように、外乱操作量印加部25は、外乱操作量予測部20が予測した外乱操作量DOを、上記PID操作量Oに印加し得る。
ここで、図8の下段に示すように、外乱操作量DOとは、外乱を打ち消すために、時間の経過に伴って印加される操作量である。外乱による上記制御系に対する影響が、時間の経過に伴って定形化されたものであれば、当該外乱操作量DOも時間の経過に伴って定形化(パターン化)される。この例では、階段状のパターンになっている。なお、外乱要素70、外乱D、外乱操作量DO、PID制御部15の動作、外乱操作量予測部20の動作、および外乱操作量印加部25の動作等は、たとえば特開2000−227801号公報に詳細に記載されている。
図2に示すように、本実施の形態に係る温度制御部200は、タイミング予測装置30を備える。当該タイミング予測装置30は、むだ時間Lを考慮して、外乱操作量DOをPID操作量Oに印加すべき外乱操作量印加タイミングを、予測する。ここで、本明細書におけるむだ時間Lとは、PID操作量Oを変化させてから、温度Tが変化し始めるまでの期間のことである(図8参照)。図2に示すように、タイミング予測装置30は、むだ時間取得部30A、外乱開始時間取得部30B、タイミング予測部30C、および印加指示部30Dを、機能ブロックとして有している。
以下の動作の説明において、PID制御部15、外乱操作量予測部20、外乱操作量印加部25、およびタイミング予測装置30(より具体的に、上記各ブロック30A〜30D)の動作は、詳述される。
以下、本実施の形態に係る温度制御装置200の動作について説明する。当該動作は、二つに処理に大別される。一方は、準備処理であり、他方は、加熱装置制御処理である。
(準備処理の動作)
図3は、上記温度制御装置200における、外乱抑制のための準備処理動作の流れを示している。まず、ステップS1において、図2に示すPID制御部15は、PIDチューニングを行う。加熱装置300を含む制御系に対応する、PID制御部15の制御パラメータ(ゲイン、比例帯、積分時間、および微分時間など)を調整するために、当該PIDチューニングは実施される。ここで、PIDチューニングとしては、たとえば、特開2005−284828号公報に詳述されているような、リミットサイクル法によるオートチューニングを採用することができる。なお、ステップ応答法によるオートチューニング、最小2乗法によるシステム同定法などによって、制御パラメータを調整してもよい。
次に、図3のステップS2において、図2に示す外乱操作量予測部20は、外乱チューニングを行う。上述したように、図2に示す外乱要素70は、加熱装置300およびワーク搬送システム400を用いた、被加熱体に対する処理(搬送および加熱)の運転開始に伴って生じ、当該外乱要素70は、予め特定することができる。外乱操作量予測部20は、上記処理の運転開始によって印加される予期可能な外乱Dに対応した、外乱操作量DOを予測するため、当該外乱操作量予測部20は、外乱チューニングを実施する。
なお、後述する加熱装置制御処理において、外乱操作量DOは、フィードフォワード的に、PID操作量Oに加えられる。これにより、加熱装置制御処理の際に、外乱Dを打ち消すような操作信号O,DOを、加熱装置300に与えることができる。
ここで、図3のステップS2の外乱チューニングにより、外乱操作量DOが決定される動作を、図4,5を用いて説明する。図4は、外乱チューニングの各動作を示している。図5は、当該外乱チューニングにより、外乱操作量予測部20が取得することが可能な、波形の一例を示す。ここで、図5において、横軸は時間であり、縦軸は温度Tである。よって、図5には、外乱チューニング中の、温度Tの時間変化を示す波形が例示されている。なお、図5には、目標値TOも図示している。
まず、上述した制御系において、温度Tが目標値TOと略一致している状態を、作り出す。その後、外乱操作量予測部20は、上記外乱チューニングを開始する。具体的に、準備処理において、被加熱体に対する処理(搬送および加熱)の運転が、開始される(図5の「開始信号SS」参照)。システム制御装置100が、温度制御装置200に対して、開始信号SSを送信することにより、外乱操作量予測部20は、当該運転開始の時点を、認識することができる。そして、当該開始信号SSの受信により、外乱操作量予測部20は、外乱チューニングを開始する。なお、上記したように、開始信号SSは、外乱発生タイミングに関する信号である。
その後、外乱Dを打ち消す処理を行わず、通常のPIDフィードバック制御のみが実施される。つまり、当該運転開始後、制御系に外乱Dが印加された状態で、温度T、目標値TOおよびPID操作量Oを用いた、PID制御(つまり、温度Tと目標値TOとを一致させるフィードバック制御)のみが、上記制御系において実施される。このように、上記運転開始後、外乱Dが印加され、上記フィードバック制御が実施される。
上記運転開始後、上記フィードバック制御中において、外乱操作量予測部20は、外乱開始時点ti(図5参照)を検知する(図4のステップS11)。ここで、外乱開始時点tiとは、上記運転開始後、目標値TOと温度Tとの間の温度偏差|TO−T|が、予め設定した温度閾値Tthを、上回った時点を意味する。
ステップS11の後、外乱操作量予測部20は、上記フィードバック制御を行いながら、温度TおよびPID操作量Oを、時系列にロギング(記録)する(ステップS12)。そして、外乱操作量予測部20が、外乱終了時点tf(図5参照)を検知する(ステップS13)。ここで、外乱終了時点tfとは、ステップS11後、温度偏差|TO−T|が、予め設定した温度閾値Tthを下回った時点を意味する。なお、ステップS13後、温度TおよびPID操作量Oのロギング(記録)は、終了する。
ステップS13後、外乱操作量予測部20は、ステップS12において記録した、各温度Tおよび各PID操作量Oを用いて、図8の下段に示すような外乱操作量DOを算出(予測)する(ステップS14)。ここで、外乱操作量DOの予測および外乱チューニングは、たとえば、特開2000−227801号公報に詳述されている。
このようにして、外乱チューニング(図3のステップS2)を終了する。
図3のステップS2終了後(外乱操作量DO予測後)、図2に示すタイミング予測装置30は、外乱操作量印加タイミングを予測する(図3のステップS3)。次に、図2,5,6を用いて、当該ステップS3の動作を詳述する。ここで、図6は、外乱操作量印加タイミングの予測動作の流れを示している。
図6のステップS21において、図2に示すタイミング予測装置30のむだ時間取得部30Aは、加熱装置300を含む上記制御系に対する、むだ時間Lを取得する(図5参照)。ここで、むだ時間取得部30Aは、上述したPIDチューニングの結果を利用して、むだ時間Lを取得することができる。たとえば、一例として、PIDチューニングとして、リミットサイクル法によるオートチューニングを行った場合、微分時間TDとむだ時間Lとの間に、TD=0.5×L、の関係が成立し得る。
次に、ステップS22において、タイミング予測装置30の外乱開始時間取得部30Bは、外乱開始時間Bを取得する(図5参照)。ここで、外乱取得時間Bは、外乱チューニングにおいて得られた図5に例示する波形を用いて、取得され得る。つまり、図5において、動作開始(開始信号SS受信)した時点から、外乱開始時点tiまでの期間(開始信号SSが入力された時点から、温度Tが上記外乱Dの影響を受け始める時点までの期間、と把握できる)が、外乱開始時間Bである。
次に、ステップS23において、タイミング予測装置30のタイミング予測部30Cは、待ち時間Aを取得する(図5参照)。ここで、待ち時間Aは、外乱開始時間Bとむだ時間Lとを用いて、A=B−Lなる算出式により得られる。なお、図5に、待ち時間A、外乱開始時間Bおよび、むだ時間Lの関係が、波形と共に例示されている。そして、タイミング予測部30Cは、各時間A,B,Lに基づき、外乱操作量印加タイミングを、予測する。
たとえば、外乱開始時間Bが、むだ時間L以上であるとする。この場合(すなわち、B≧Lの場合)には、タイミング予測部30Cは、開始信号SSが入力される時点から、外乱開始時間Bとむだ時間Lとの差分(B−L)で表される時間が経過する時点を、外乱操作量印加タイミングとして、予想する。つまり、タイミング予測部30Cは、開始信号SS入力時点から、上記待ち時間Aが経過した時点を、外乱操作量印加タイミングとして予測する。
たとえば、外乱開始時間Bが、むだ時間L未満であるとする。この場合(すなわち、B<Lの場合)には、タイミング予測部30Cは、開始信号SSが入力される時点を、外乱操作量印加タイミングとして、予想する。ここで、外乱開始時間Bが、むだ時間L未満である場合には、温度制御装置200が備える通知装置60が、外乱開始時間Bがむだ時間L未満である旨を、通知してもよい。
以上により、外乱操作量印加タイミング予測処理(図3のステップS3)が終了すると、図3に示す準備処理も終了する。
(加熱装置制御処理)
次に、上記準備処理後に実施される、加熱装置制御処理の動作を説明する。概して言うと、当該加熱装置制御処理では、温度制御装置200は、PID操作量Oに外乱操作量DOをフィードフォワード的に印加した操作量O,DOを、加熱装置300へ送信する。また、本実施の形態に係る温度制御装置200は、むだ時間Lを考慮したタイミングで、PID操作量Oに外乱操作量DOを印加する。
図7,8を用いて、加熱装置制御処理を詳述する。なお、図7は、加熱装置制御処理の動作を示しており、図8は、加熱装置制御処理の動作を時系列的に示している。図8の上段は、図5と同じ内容であり、外乱操作量DOが印加されない場合の温度Tの時間変化および各時間A,B,Lを示している。また、図8の下段は、加熱装置制御処理において印加される外乱操作量DOの、時系列的変化を示している。
上述した制御系において、温度Tが目標値TOと略一致している状態を、作り出す。その後、被加熱体に対する処理(搬送および加熱)の運転が、開始される。当該開始の時点で、システム制御装置100は、温度制御装置200に対して、上述した開始信号SSを送信する(図8参照)。これにより、温度制御装置200(より具体的には、タイミング予測装置30)は、当該開始信号SSを受信する(図7のステップS31)。
被加熱体に対するシステム内への搬送が開始されると、外乱要素70による外乱Dが上述した制御系に印加される。一方で、温度制御装置200は、加熱装置300の温度センサ300bで検出した温度Tを受信する。温度制御装置200のPID制御部15は、目標値TOと受信した温度Tとの差分を、受信する。そして、PID制御部15は、当該差分に応じたPID操作量Oを出力する。つまり、PID制御部15は、PIDチューニングにより決定された各パラメータを用いて、目標値TOと温度Tとの間の温度偏差|TO−T|をなくすように、PID操作量Oを出力する。
タイミング予測装置30が開始信号SSを受信した後、印加指示部30Dが有するタイマーが、時間の計測を開始する。また、印加指示部30Dは、タイミング予測部30Cから、準備処理において予測された外乱操作量印加タイミングを、事前に取得する。ここで、上述したように、外乱操作量印加タイミングは、外乱開始時間Bとむだ時間Lとの間の大小関係に応じて、決定される。
たとえば、外乱開始時間Bが、むだ時間L以上であると、仮定する。上記仮定により、外乱操作量印加タイミングは、開始時間SSを受信した後、待ち時間Aが経過した時点である。そこで、図7のステップS22では、印加指示部30Dで計測した時間が、待ち時間Aに到達した時点を、検知する。そして、当該検知の時点で、印加指示部30Dは、印加指示信号AISを、外乱操作量印加部25に送信する(ステップS33)。これにより、当該印加指示信号AISを受信した外乱操作量印加部25は、開始時間SS受信後、待ち時間A経過した時点で、PID操作量Oに対する外乱操作量DOのフィードフォワード的印加を開始することができる。
ここで、印加される外乱操作量DOは、準備処理において、外乱操作量予測部20により、決定されたものであり、外乱Dを打ち消すように作用する。図8の下段には、外乱操作量予測部20で予測された、複数のセグメントSa〜Sdから構成される、外乱操作量DOの時系列的変化が、図示されている。なお、上述したように、図8の下段には、開始時間SS受信後、待ち時間A経過の時点で、外乱操作量DOの印加が開始される動作が、例示されている。
(効果)
本実施の形態に係る外乱抑制装置が適用された温度制御装置200は、タイミング予測装置30を有する。そして、当該タイミング予測装置30は、むだ時間取得部30A、外乱開始時間取得部30B、タイミング予測部30Cを備える。むだ時間取得部30Aは、上記制御系(PID制御部15および加熱装置300を含む)について、PIDチューニングを行って、上記むだ時間Lを取得する。また、外乱開始時間取得部30Bは、開始信号SSが入力された時点から、温度Tが外乱Dの影響を受け始める時点までの期間を表す、外乱開始時間Bを取得する。また、タイミング予測部30Cは、むだ時間Lと外乱開始時間Bとに基づいて、外乱操作量印加タイミングを予測する。そして、外乱操作量印加部25は、当該外乱操作量印加タイミングを用いて、外乱操作量予測部20で予測した外乱予測量DOを、PID操作量Oに印加する。
したがって、PID操作量Oに対して、印加が予測されるような外乱Dを打ち消すための外乱操作量DOを、適切なタイミング(つまり、むだ時間Lを考慮したタイミング)で、印加することができる。よって、外乱Dによる影響を、適切かつ簡便に、抑制することができる。なお、外乱操作量DOを印加するタイミングは、上記構成により、自動的に予測することができる。
なお、上記では、被加熱体に対する処理(搬送および加熱)の運転が開始されるタイミングで、システム制御装置100が、温度制御装置200に対して、開始信号SSを送信する場合に言及している。しかしながら、開始信号SSが送信されるタイミングは、これに限定されない。たとえば、被加熱体に対する処理(搬送および加熱)の運転が開始から、外乱Dが制御系に印加されるまでの間に、システム制御装置100が、温度制御装置200に対して、開始信号SSを送信することも可能である。なお、加熱装置制御処理で採用される開始信号SSのタイミングは、準備処理で採用された開始信号SSの送信タイミングと同じである。
また、本実施形態に係る温度制御装置200では、外乱開始時間Bが、むだ時間L以上であるとき(すなわち、B≧Lのとき)、タイミング予測部30は、開始信号SSが入力される時点から、外乱開始時間Bとむだ時間Lとの差分(B−L)で表される時間(待ち時間A)が経過する時点を、外乱操作量印加タイミングとして、予想する。したがって、外乱開始時間Bがむだ時間L以上である場合において、適切な外乱操作量印加タイミングを、予測することができる。
また、本実施形態に係る温度制御装置200では、外乱開始時間Bが、むだ時間L未満であるとき(すなわち、B<Lのとき)、タイミング予測部30Cは、開始信号SSが入力される時点を、外乱操作量印加タイミングとして、予想する。したがって、外乱開始時間Bがむだ時間L未満である場合において、開始信号SS入力後、待ち時間Aなしで、PID操作量Oに対して外乱操作量DOを印加することができる。
また、本実施形態に係る温度制御装置200は、外乱開始時間Bが、むだ時間L未満であるとき、外乱開始時間Bがむだ時間L未満である旨を通知する、通知装置を、さらに備える。したがって、当該通知を、ユーザが認識することにより、ユーザは、システム制御装置100の設定を変更することによって、上記開始信号SSの発信のタイミングを、修正することができる(たとえば、より前倒しすることができる)。
以上の実施の形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した複数の実施の形態は、それぞれ単独で成立し得るものであるが、実施の形態同士の組みあわせも可能である。また、異なる実施の形態の中の種々の特徴も、それぞれ単独で成立し得るものであるが、異なる実施の形態の中の特徴同士の組みあわせも可能である。
15 PID制御部
20 外乱操作量予測部
25 外乱操作量印加部
30 タイミング予測装置
30A むだ時間取得部
30B 外乱開始時間取得部
30C タイミング予測部
60 通知装置
70 外乱要素
100 システム制御装置
200 温度制御装置
300 加熱装置
400 ワーク搬送装置

Claims (6)

  1. 制御系に対する外乱による影響を抑制する外乱抑制装置であって、
    前記制御系は、制御対象と、目標値と制御量との偏差をなくすように、前記制御対象に対してPID操作量を出力するPID制御部と、を含み、
    前記外乱抑制装置は、
    前記制御系に印加される外乱に対応して、当該外乱を打ち消すように作用する外乱操作量を予測する、外乱操作量予測部と、
    前記外乱操作量を、前記PID操作量に印加し得る、外乱操作量印加部と、
    前記外乱操作量を前記PID操作量に印加すべき、外乱操作量印加タイミングを予測する、タイミング予測装置とを、備えており、
    前記タイミング予測装置は、
    前記制御系について、前記PID制御部の制御パラメータを調整するためのPIDチューニングを行って、前記PID操作量を変化させてから、前記制御量が変化し始めるまでの期間を表す、むだ時間を取得する、むだ時間取得部と、
    外部から外乱発生タイミングに関する開始信号を受けて、当該開始信号が入力された時点から、前記制御量が前記外乱の影響を受け始める時点までの期間を表す、外乱開始時間を取得する、外乱開始時間取得部と、
    前記むだ時間と前記外乱開始時間とに基づいて、前記外乱操作量印加タイミングを予測する、タイミング予測部とを、備える、
    外乱抑制装置。
  2. 請求項1に記載の外乱抑制装置において、
    前記タイミング予測部は、前記外乱開始時間が、前記むだ時間以上であるとき、前記開始信号が入力される時点から、前記外乱開始時間と前記むだ時間との差分で表される時間が経過する時点を、前記外乱操作量印加タイミングとして、予想する、
    ことを特徴とする外乱抑制装置。
  3. 請求項1に記載の外乱抑制装置において、
    前記タイミング予測部は、前記外乱開始時間が、前記むだ時間未満であるとき、前記開始信号が入力される時点を、前記外乱操作量印加タイミングとして、予想する、
    ことを特徴とする外乱抑制装置。
  4. 請求項1に記載の外乱抑制装置において、
    前記外乱開始時間が、前記むだ時間未満であるとき、前記外乱開始時間が前記むだ時間未満である旨を通知する、通知装置を、さらに備える、
    ことを特徴とする外乱抑制装置。
  5. 制御系に対する外乱による影響を抑制する外乱抑制方法であって、
    前記制御系は、制御対象と、目標値と制御量との偏差をなくすように、前記制御対象に対してPID操作量を出力するPID制御部と、を含み、
    前記外乱抑制方法は、
    前記制御系に印加される外乱に対応して、当該外乱を打ち消すように作用する外乱操作量を予測し、
    前記制御系について、前記PID制御部の制御パラメータを調整するためのPIDチューニングを行って、前記PID操作量を変化させてから、前記制御量が変化し始めるまでの期間を表す、むだ時間を取得し、
    外部から外乱発生タイミングに関する開始信号を受けて、当該開始信号が入力された時点から、前記制御量が前記外乱の影響を受け始める時点までの期間を表す、外乱開始時間を取得し、
    前記むだ時間と前記外乱開始時間とに基づいて、外乱操作量印加タイミングを予測し、
    前記外乱操作量印加タイミングに基づき、前記PID操作量に、前記外乱操作量を印加する、
    外乱制御方法。
  6. 請求項5に記載の外乱抑制方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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