JP4112561B2 - 予測制御装置、予測制御方法、予測制御プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、制御対象の外乱を含む制御量を検出して操作量を得る制御に関し、特に、電流、電圧、温度、圧力、機械的位置、速度、力、等の物理的要素や、濃度等の化学的要素の自動制御、化学プラント等のプロセス制御等に好適な予測制御装置、予測制御方法、予測制御プログラム及び記憶媒体に関する。
自動制御には、PID制御が多用されているが、PID制御で所望の応答特性が得られない制御対象によっては、熟練者の勘等による補完処理を必要としている。ここで、目標値応答特性と外乱応答特性とを同時に実現した制御装置について、図10を参照して説明する。図10は、斯かる特性を実現する制御装置を示している。
この制御装置200では、フィードフォワードコントローラ202、フィードバックコントローラ204及び加算器206が備えられている。フィードフォワードコントローラ202は、制御対象208の制御量が目標値に対して望ましい値となるように、目標値rを加工して加算器206に出力する。加算器206には、フィードフォワードコントローラ202によって加工された目標値rと、制御対象208からの制御量Ypとの加減算による信号が得られる。フィードバックコントローラ204は、加算器206の信号を受け、制御系に作用する外乱等を抑制し、制御系の外乱応答特性を安定化させる操作量uを制御対象208に与える。フィードフォワードコントローラ202とフィードバックコントローラ204は、H∞制御理論等による計算や、目標値応答特性と外乱応答特性の両者を確認しながら調整し設計される。既述のH∞制御理論等の設計は制御則が非常に複雑である。
このような制御に関し、ロバスト制御器の設計を行う手法がある(例えば、特許文献1)。この手法では、特性モデルを元に、改めて制御器を設計する必要があり、それでもなお、制御則が複雑である。また、他の制御方法として適応制御があり、特性モデルをそのまま制御に用いている例がある。現実の制御対象とその特性モデルは完全に一致させることが難しく誤差を生じるという問題がある。これを解決するため、ARMA(Auto Regressive Moving Average:自己回帰移動平均)モデルをそのままの形で制御器に用い、適応制御を行っている(例えば、特許文献2)。一般に適応制御の場合、ロバスト性を持たせるために、特性モデルを常に同定し続ける必要があり、パラメータ誤差が大きくなり、応答が発散する可能性がある。予測制御の一種であるモデル予測制御の場合、特性モデルを用いた基本的制御則は非常に簡単になっているが、制御器の特性モデルによる制御量予測値と実際の制御量との予測誤差の解消方法は初期値の決め直し等で行われており(例えば、特許文献3、非特許文献1参照)、決め直し等による安定性を確保するために積分要素となる参照軌道等の手法が必要となっている(例えば、特許文献4、非特許文献1参照)。この手法では、参照軌道等の設計が必要である。
特開2002−258905号 特開昭61−256405号 特開平6−266409号 特開2004−30553号 大嶋、小河:モデル予測制御―I―基礎偏:発展の歴史と現状;システム/制御/情報,Vol.46,No.5,pp. 286−293(2002)
ところで、予測制御については、制御則が複雑であり、その設計を困難にしている。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて提案されたものであって、様々な特性モデルに対応して制御器の開発を容易にし、制御中に制御器の特性モデル誤差解消のため予測制御量を変更したり、系の安定化のための参照軌道等の積分要素を制御器に挿入したりすることなく、希望目標値応答特性と、外乱応答特性とを同時に実現できる予測制御装置、予測制御方法、予測制御プログラム及び記憶媒体を提供するものである。
斯かる課題を解決した本発明は以下の構成を含むものである。
本発明の予測制御装置は、外乱を含む制御対象の制御量を検出する制御量検出手段と、前記制御対象の特性モデルを用いて、前記制御対象に出力した操作量から予測制御量を計算する予測制御量演算手段と、前記予測制御量と前記制御量検出手段により検出された前記制御量との差である予測誤差を求める予測誤差演算手段と、所定時刻から所定時間の経過後までの仮の操作量に対する仮の制御量を予測し、目標値及び前記予測誤差が前記所定時間中に一定であるとし、前記目標値に対する前記仮の制御量と前記予測誤差の差を前記所定時間について積算する評価関数J k を使用し、この評価関数J k は、前記仮の操作量をu k 、予測時刻〔t+i〕時の前記予測制御量をYm k [t+i]とすると、現在時刻tと、現在時刻tのF時間後の予測開始時間〔t+F+1〕と、予測時間Qと、目標値rと、予測誤差Biasと、重み定数aと、重み定数bと、重み定数cとにより、
Figure 0004112561
であって、この評価関数J k を最小化するように演算して最適操作量を決定する最適操作量演算手段とを含む構成である。
本発明の予測制御方法は、予め求めた制御対象の特性モデルを用いて前回出力した操作量での現在の予測制御量を計算する処理と、前記予測制御量と検出された制御量との差である予測誤差を求める処理と、所定時刻から所定時間後まで仮の操作量に対する仮の制御量を予測する処理と、目標値及び前記予測誤差が前記所定時間中に一定であるとし、前記目標値に対する前記仮の制御量と前記予測誤差の差を前記所定時間積算する評価関数J k を使用し、この評価関数J k は、前記仮の操作量をu k 、予測時刻〔t+i〕時の前記予測制御量をYm k [t+i]とすると、現在時刻tと、現在時刻tのF時間後の予測開始時間〔t+F+1〕と、予測時間Qと、目標値rと、予測誤差Biasと、重み定数aと、重み定数bと、重み定数cとにより、上記式(1) であって、この評価関数J k を最小化するように演算して最適操作量を決定する処理とを含む構成である。
本発明の予測制御プログラムは、コンピュータによって実行される予測制御プログラムであって、予め求めた制御対象の特性モデルを用いて前回出力した操作量での現在の予測制御量を計算するステップと、前記予測制御量と検出された制御量との差である予測誤差を求めるステップと、所定時刻から所定時間後まで仮の操作量に対する仮の制御量を予測するステップと、目標値及び前記予測誤差が前記所定時間中に一定であるとし、前記目標値に対する前記仮の制御量と前記予測誤差の差を前記所定時間積算する評価関数J k を使用し、この評価関数J k は、前記仮の操作量をu k 、予測時刻〔t+i〕時の前記予測制御量をYm k [t+i]とすると、現在時刻tと、現在時刻tのF時間後の予測開始時間〔t+F+1〕と、予測時間Qと、目標値rと、予測誤差Biasと、重み定数aと、重み定数bと、重み定数cとにより、上記式(1) であって、この評価関数J k を最小化するように演算して最適操作量を決定するステップとを含む構成である。
また、本発明の記憶媒体は、コンピュータによって実行される予測制御プログラムを格納した記録媒体であって、前記予測制御プログラムが、予め求めた制御対象の特性モデルを用いて前回出力した操作量での現在の予測制御量を計算するステップと、前記予測制御量と検出された制御量との差である予測誤差を求めるステップと、所定時刻から所定時間後まで仮の操作量に対する仮の制御量を予測するステップと、目標値及び前記予測誤差が前記所定時間中に一定であるとし、前記目標値に対する前記仮の制御量と前記予測誤差の差を前記所定時間積算する評価関数J k を使用し、この評価関数J k は、前記仮の操作量をu k 、予測時刻〔t+i〕時の前記予測制御量をYm k [t+i]とすると、現在時刻tと、現在時刻tのF時間後の予測開始時間〔t+F+1〕と、予測時間Qと、目標値rと、予測誤差Biasと、重み定数aと、重み定数bと、重み定数cとにより、上記式(1) であって、この評価関数J k を最小化するように演算して最適操作量を決定するステップとを含む構成である。
また、本発明の温度制御装置は、上記予測制御装置を含み、前記最適操作量により温度制御する構成である。
また、本発明の温度制御方法は、上記予測制御方法を含み、前記最適操作量により温度制御する構成である。
また、本発明の温度制御プログラムは、上記予測制御プログラムを含み、前記最適操作量により温度制御する構成である。
斯かる構成によれば、制御中に制御器の特性モデル誤差解消のための予測制御量変更を不要にし、予測制御量変更等による不安定性解消のための参照軌道等の積分要素の追加を不要にし、制御量が所定の目標値に到達するように制御を行うため目標値応答と外乱応答を区別する必要がなく、様々な特性モデルに対応でき、制御器の設計が容易化される。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 制御量を検出して制御対象の特性モデルを用いて未来を予測し、予測誤差を最小にするように最適化計算して操作量を出力する制御装置において、むだ時間等を含む様々な特性モデルに対応して制御器の開発を容易にし、制御中に制御器の特性モデル誤差解消のため予測制御量を変更したり、制御系の安定化のための参照軌道等の積分要素を制御装置に挿入したりすることなく、希望目標値応答特性と、外乱応答特性を同時に実現できる。
(2) 積分要素を用いていないため、積分たまりのような悪影響を考慮しなくてもよく、特性モデルが変化したり、特性モデル式自体が切り替わる機械系のような制御対象で特性モデルを切り替えたりしても応答はスムーズに対応できる。制御サイクル毎に各パラメータの変更もできる。
(3) 積分要素を不要としたが、付加機能等のため、フィルタや積分要素等の補償回路を追加したり、別の制御回路との統合回路が必要な場合、その回路を制御対象に含めることにより、希望の応答特性を実現することもでき、他の回路との組合せが容易にできる。
(4) 特性モデルを使用して制御量が詳細に予測できるため、監視機能や、故障予測や、故障解析等にも応用できる。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る予測制御装置を示すブロック図である。
この予測制御装置2Aでは、制御対象4の外乱Dを含む制御量Ypを所定の目標値rに到達するように制御を行っており、最適操作量演算部6、予測制御量演算部8、予測誤差演算部10及び加算器12が備えられている。制御対象4に関し、予め求めた特性モデルが用いられる。最適操作量演算部6では、制御すべき時点から未来の予測する時間後まで仮の操作量uに対して制御量Ypを予測し、予測誤差Biasを最小にするように最適化計算して操作量uを決定し、予測制御量演算部8及び加算器12に出力する。加算器12では、操作量uに外乱Dが加算されて制御対象4に出力され、制御対象4から制御量Ypが得られる。予測制御量演算部8では、前回出力した操作量uでの現在の予測制御量Ymを計算する。予測誤差演算部10では、現在の予測制御量Ymと検出された制御量Ypとの誤差として予測誤差Biasを求める。
そこで、既述の最適操作量演算部6及び予測制御量演算部8には、予め求めた制御対象4を模倣した特性モデルが備わっている。ここで、特性モデルとは、例えば、ARMA等の線形モデル、むだ時間を含むモデル、ニューラルネットワークやRBF(Radial Basis Function :放射基底関数)等の非線形モデル、拘束条件を有するモデル、論理モデル、条件文等を含むモデル等、制御対象と類似の入出力特性を表現した順特性モデルを示す。なお、特性モデルは制御する以前に求めてもよく、制御中に求めてもよい。予測制御量演算部8では、前回又はむだ時間前の操作量uと過去の予測制御量Ym[t−1]を用い、式(2) で現在の予測制御量Ymを計算する。tは現在時刻を示している。
Ym[t]=Ym[t−1]+f[t,u] ・・・(2)
また、最適操作量演算部6では、特性モデルを順方向に解くことで、予測時間Q先までの一連の予測制御量Ymk [t+1]、Ymk [t+2]・・・Ymk [t+Q]を算出する。例えば、現在時刻tから時刻t+Qまでの間、操作量uk の一定量が与えられたと仮定すると、予測制御量Ymk は、式(3) で求められる。
Figure 0004112561
なお、fは特性モデル式を示す。また、与えることができるR個の操作量u1 〜uR の内、k番目の操作量をuk とする。
また、目標値rと現在の制御量Ypはその差hを用いて式(4) で表される。
r=Yp+h ・・・(4)
予測制御量演算部8の現在の予測制御量Ymより予測誤差Biasは、
Bias=Yp−Ym ・・・(5)
となる。そこで、式(4) に式(5) を代入して整理すると、
h=r−Ym−Bias ・・・(6)
となる。最終状態では目標値rと制御量Ypは一致し、差hは最小にならなければならない。
ここで、目標値rと、予測誤差Biasと、その算出用制御量Ypと、現在の予測制御量Ymの値は判明している。また、現在時刻tから時刻t+Qまでの間、目標値rが一定であり、モデル誤差や外乱D等の影響は、将来一定に保たれるとの考えに基づき、予測誤差Biasが一定であると仮定する。これにより、未来の動作を評価するために式(6) を基として探索法を用い、その評価式を式(7) とする。
Figure 0004112561
ここで、予測期間は、現在時刻tから予測時間Q先の時刻t+Qまで行うとしたが、現在時刻tの最初からではなく、ある特定の時間t+F+1から予測時間Q先のt+F+Qまで行うこともできる。
また、評価関数として式(7) としたが、他の評価と組み合わせてもよい。例えば、省電力化等のため、操作量uを最小にしたり、より安定化等のため、操作量変化Δuを最小にするように評価しようとすると、
Figure 0004112561
となる。ここで、a、b、cは重み定数である。
最適操作量演算部6で評価関数Jk が最小となる操作量uk を求め、これを最適な操作量uとする。このように求めた操作量uを制御対象4に入力し、その結果、制御量Ypを目標値rに一致するように制御できる。
なお、式(7) 、(8) の評価関数Jk は予測時間Qの大きさにより、応答特性を変化させることができる特徴を持つ。一般に、予測時間Qを、短くすれば速い応答で振動的な応答となり、長くすれば緩やかな応答となる。従って、予測時間Qはチューニングパラメータと捕らえることができる。一般に、応答性等の制御性能を良くしようとすれば、ロバスト性が低下し、ロバスト性を良くしようとすれば、制御性能が低下する。従って、制御性能とロバスト性との妥協点を探ることが重要であり、これを設定するチューニングパラメータとすることができる。
また、この特性を利用して、制御中に予測時間Qを変更して、応答特性を改善できる。例えば、目標値rと制御量Yp[t]の差が大きいときには、予測時間Qを小さくすることにより高速な応答性を得ることができ、その差が小さいときには、予測時間Qを大きくすることにより安定した応答性を得ることができる。
次に、この予測制御装置2Aについて、図2を参照して説明する。図2は、予測制御装置2Aの構成例を示すブロック図である。図2において、図1に示す予測制御装置2Aと同一部分には同一符号を付してある。
この予測制御装置2Aにおいて、検出器14は、制御対象4の外乱を含む制御量Ypを検出する。この検出器14の検出信号は変換器16で制御量情報に変換される。記憶部18には、制御対象4の予測制御に用いられる特性モデル及び制御パラメータが記憶されており、特性モデル及び制御パラメータは、駆動制御手段であるプロセッサ20により出力される。プロセッサ20は、記憶部18又は記憶部18とは別の記憶媒体に格納されたプログラムを実行することによって、予測制御の処理を実行する。即ち、プロセッサ20は、記憶部18又は他の記憶媒体から読み出された目標値rと、変換器16から得られた現在の制御量Ypとで予測制御を行い、制御対象4に与える操作量uを出力し、制御量Ypを所定の目標値rに到達させる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について、図3を参照して説明する。図3は、第2の実施の形態に係る予測制御装置2Bを示すブロック図である。図3において、図1に示す予測制御装置2Aと同一部分には同一符号を付してある。
既述の予測制御装置2Aが扱う制御対象4にはむだ時間を有する場合が多く、この場合も予測制御装置2A(図1)を用いて最適操作量演算を行うことができるが、むだ時間分の予測期間が増大し、記憶媒体の記憶容量を増大させる必要がある。このため、計算量及び記憶媒体の負担低減のため、むだ時間の補償が必要となる。
そこで、この実施の形態に係る予測制御装置2Bでは、予測制御量演算部8の特性モデルには、そのむだ時間に合わせたむだ時間遅延部22が設けられている。斯かる構成とすれば、むだ時間遅延部22を通過させた予測制御量Ym[t−L]を予測誤差演算部10に入力することにより、長いむだ時間Lを有する制御対象4であっても、計算時間を低減することができる。
次に、このむだ時間の補償原理について、図4を参照して説明する。図4は、むだ時間の補償原理を示す説明図である。
図4の(A)において、コントローラ60は既述の最適操作量演算部6に対応するものである。また、制御対象4について、その特性モデル40をGp×e−Lp×t とし、補償回路41のGm(1−e−Lm×t )へ操作量uを入力し、制御対象4の特性モデル40に加算する。Gpは、制御対象4のむだ時間要素を除く伝達関数、Lpは、制御対象4のむだ時間要素を除くむだ時間であり、Gmは、補償回路41のむだ時間要素を除く伝達関数、Lmは、補償回路41のむだ時間要素を除くむだ時間を表している。外乱Dが小さく(D≒0)、伝達関数はGp≒Gm、むだ時間はLp≒Lmとすると、制御対象4において、むだ時間を含まない伝達関数Gpの出力で、むだ時間Lp時間前の制御量である仮の制御量Yp[t]を制御し、実際の制御量Yp[t−L]はむだ時間後に観測することと等価となる。これは、スミス法むだ時間補償として知られている。その他、図4の(A)において、43、45は加算器であり、加算器43は、第1の実施の形態の加算器12に対応する。
本発明は斯かる原理を応用したものである。予測誤差Biasは実際の制御量Ypとむだ時間Lを含んだ特性モデルでの予測制御量Ym[t−L]との差で演算し、それ以外の演算はむだ時間Lを除いた特性モデルでの予測制御量Ym[t]を使用し、結果、制御量Ypを目標値rに一致するように制御できる。従って、図4の(B)は、(A)と等価であり、制御対象4は、既述のGp及びe−Lp×t で表すことができる。
次に、この制御処理について、図5を参照して説明する。図5は、予測制御方法及び予測制御プログラムの一例として予測制御装置2Bにおける制御処理を示すフローチャートである。
サンプリング処理では、目標値rと制御量Ypをサンプリング毎に取り込み(ステップS1)、記憶したむだ時間Lを含む現在の予測制御量Ym[t−L]とむだ時間Lを含まない現在の予測制御量Ym[t]を記憶媒体から読み込む(ステップS2)。
予測誤差演算処理では、式(9) により予測誤差Biasを計算する(ステップS3)。 Bias=Yp−Ym[t−L] ・・・(9)
最適操作量演算処理では、仮の操作量u1 〜uR について、式(3) により、各々予測制御量Ymを計算し(ステップS4)、式(8) により、各々の評価式を計算し(ステップS5)、評価関数Jk が最小な操作量uk を求め、このuk を最適な操作量uとする(ステップS6)。
予測制御量演算処理では、むだ時間Lを分離した特性モデルと最適な操作量uにより、式(10)で次回の予測制御量Ym[t+1]を計算し(ステップS7)、この予測制御量Ym[t+1]を記憶部18に記憶してむだ時間Lだけ保持する(ステップS8)。
Ym[t+1]=Ym[t]+f[t+1,u] ・・・(10)
操作量出力処理では、最適な操作量uを制御対象4に出力する(ステップS9)。
以上により、目標値rが変化した場合も、制御量Ypが変化した場合も、常に目標値rに制御量Ypを到達させることができる。
従って、希望目標値応答特性と外乱応答特性とを同時に実現することができ、既述の予測制御方法は有効な制御方法であることが判る。
なお、最適操作量演算において、仮の操作量uk を一定量として与えたが、一定なステップではなく、インパルス等の操作量uk とすることもできる。
また、評価手法として探索法を用いたが、最適化要素に応じて、単なる最小評価等の他の手法を適用してもよい。
また、応答性を高めるため、特性モデルのパラメータを小さくしたり、モデル式そのものを変形したり、又は予測誤差Bias検出後にフィルタ等の重みを追加してもよい。
また、特性モデルを用いているため、検出できる制御量Ypだけでなく、検出できない制御量Ypでもその特性モデルを求めることができれば、検出できる他の補助的制御量Yp’を使用して制御してもよい。
このような処理は、第1の実施の形態(図1)においても同様であり、第1の実施の形態では、むだ時間Lを分離した予測制御量Ym[t−L]を使用しない処理である点で第2の実施の形態と異なるが、その他の処理は同様である。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、金属温度の予測制御装置の構成例を示すブロック図、図7は、金属温度の予測制御装置の制御対象である金属塊の外観図である。
この第3の実施の形態は、本発明の予測制御方法又は予測制御装置を温度制御装置に適用したものである。この場合、制御対象4として金属塊26が用いられている。この金属塊26には例えば、64〔mm〕×80〔mm〕×10〔mm〕の鉄製の直方体が用いられている。この金属塊26にはヒータ28と温度センサ30が設置されている。ヒータ28は棒状に形成されて金属塊26に埋め込まれ、また、温度センサ30には棒状の白金温度センサが用いられている。金属塊26には、複数の円孔29が形成され、これらの円孔29にヒータ28、温度センサ30が埋め込まれる形態で設置されている。
温度制御装置32には、アナログ・ディジタル(A/D)コンバータ34、予測制御装置2、PWM(Pulse Width Modulation)発生器38、半導体交流スイッチ回路(SSR:Solid State Relay )42が含まれている。予測制御装置2は、既述の予測制御装置2A(図1)又は予測制御装置2B(図3)で構成される。温度センサ30の検出信号はA/Dコンバータ34でディジタル変換されて予測制御装置2に取り込まれ、これを制御量Ypとする。予測制御装置2には、制御量Ypと温度目標値rが入力され、操作量uが出力される。操作量uはPWM発生器38に加えられて、パルス幅(デューティ比)の増減が行われ、SSR42の制御が行われる。ヒータ28にはAC電源がSSR42を介して加えられ、ヒータ28の給電制御が行われる。即ち、PWM発生器38の出力パルスによりSSR42が導通するとき、ヒータ28にAC電圧が加わって発熱状態となり、SSR42の導通が解除されるとき、放熱状態となる。これらの繰り返しにより、制御対象4である金属塊26の温度が目標値rに到達する。
斯かる温度制御方法について、数式を以て説明する。この場合、制御対象4は、式(11)の伝達関数で近似される。
Figure 0004112561
式(11)において、sはラプラス演算子、Kは定常ゲイン、ωn は固有周波数、ζは減衰率、Outは周囲温度等の外乱を示す。
ところで、予測制御装置2は、ディジタル計算機で構成されているので、式(11)からむだ時間Lを分離して、離散化した差分方程式として、
Ym[t+1]=w1 u+w2 Ym[t]+w3 Ym[t−1]+w4
・・・(12)
を用いる。式(12)において、w1 、w2 、w3 、w4 は差分方程式の重みを示す。
そこで、サンプリング処理では、温度目標値rと検出温度である制御量Ypはサンプリング毎に取り込まれ、記憶したむだ時間Lを含む現在温度の予測制御量Ym[t−L]と、むだ時間Lを含まない現在温度の予測制御量Ym[t]は記憶部18(図2)等の記憶媒体から読み込まれる。
予測誤差演算処理では、予測誤差Biasが、既述の式(9) と同様の下記の式(13)により算出される。
Bias=Yp−Ym[t−L] ・・・(13)
最適操作量演算処理では、現在時刻tから時刻t+Qまでの各予測制御量Ymk [t+1]、Ymk [t+2]・・・Ymk [t+Q]が、操作量uを一定として、式(14)により、仮の操作量u1 〜u2 について算出される。
Figure 0004112561
温度目標値r及び予測誤差Biasを一定とすると、既述の式(7) と同様の下記の式(15)の評価関数Jk により、各々の仮の操作量u1 〜uR について評価式を計算する。
Figure 0004112561
評価関数Jk が最小な操作量uk を求め、このuk を最適な操作量uとする。
予測制御量演算処理では、むだ時間Lを分離した特性モデルと最適な操作量uにより、式(16)で次回の予測制御量Ym[t+1]を計算し、記憶部18に記憶してむだ時間Lだけ保持する。
Ym[t+1]=w1 u+w2 Ym[t]+w3 Ym[t−1]+w4
・・・(16)
操作量出力処理では、最適な操作量uを、PWM発生器38(図6)に与え、制御対象4である金属塊26の温度を目標値rに到達させる。
このように、金属塊26の温度予測制御は、プログラムを格納した記憶部18を構成する記憶媒体を用いて行うことができる。
次に、予測制御装置2を用いた温度制御装置32の目標値応答の結果について、図8を参照して説明する。図8は、温度制御装置32による目標値応答を示す図である。
実験には、パラメータ定常ゲインKは115.3、固有周波数ωn は29.8〔Hz〕、減衰率ζは22.9、周囲温度Outは28.1〔℃〕、むだ時間Lは56.0〔sec 〕、予測時間Qは136〔sec 〕で、差分方程式の重みw1 は0.1302、w2 は0.536、w3 は0.463、w4 は0.0317、制御サイクルは1〔Hz〕を用いている。
図8に示すように、目標値応答波形では、温度目標値rを40〔℃〕から70〔℃〕に変化させている。それに伴い、制御量Ypが40〔℃〕から70〔℃〕に変化し、最終的には温度目標値rと一致している。その際、制御量Ypと予測制御量Ymとの間には大きな誤差が生じている。これは、金属塊26が剥き出しになって周囲温度の影響を受けているため、特性モデルを算出した際の周囲温度の違いにより生じた誤差である。注目すべきは、大きな予測誤差が生じているにも拘わらず、最終的には制御量Ypが温度目標値rに一致している。
次に、予測制御装置2を用いた温度制御装置32の外乱応答について、図9を参照して説明する。図9は、温度制御装置32による外乱応答を示している。
図9に示すように、外乱応答波形では、温度目標値rは70〔℃〕一定で金属塊26を外部から一瞬冷却してすぐに冷却を停止している。それに伴い、制御量Ypが70〔℃〕から63.43〔℃〕に変化し、最終的には温度目標値rと一致している。注目すべきは、63.43〔℃〕からほぼ目標値応答と同様な傾斜で温度目標値rに達し、小さなオーバーシュートで温度目標値rへ戻り、一致している点である。また、ヒータ28と温度センサ30が遠く、比較的むだ時間Lが大きいにも拘わらず、ハンチングを生じることなく、良好な応答を示している。
このように予測制御装置2はモデル誤差や外乱等の影響により予測誤差Biasが生じても、制御量Ypを温度目標値rに収束できる。
以上により、本発明の実施の形態によれば、図8及び図9に示したように、大きなオーバーシュートやハンチングは生じず、制御量Ypをほぼ温度目標値rに一致させることができることがわかる。また、適応制御のように、モデルのパラメータを変更していないため、モデル誤差や外乱等の影響に変動が無ければ、繰返し応答がよい。
なお、上記実施の形態では、温度駆動源にヒータを使用したが温水等の他の駆動源を用いてもよく、温度センサには熱電対等も用いてもよい。
また、上記実施の形態では、温度制御装置32に本発明の実施の形態に係る予測制御装置2を適用した場合について説明したが、これらに限らず、制御機能を有した各種機器に適用することができる。
また、上記実施の形態では、線形で1入力1出力の特性モデルを用いたが、順方向に演算可能なモデルであれば、むだ時間を含むモデル、ニューラルネットワーク、RBF等の非線形モデル、拘束条件を有するモデル、論理モデル、条件文等を含むモデル、多入力多出力系のプラントモデル等、様々なモデルを用いることができる。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
第1の実施の形態に係る予測制御装置及び予測制御方法を示す図である。 予測制御装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る予測制御装置及び予測制御方法を示す図である。 むだ時間の補償原理を示す説明図である。 制御処理及び制御プログラムを示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る温度制御装置及び温度制御方法を示す図である。 制御対象としての金属塊の一例を示す図である。 温度制御装置による目標値応答を示す図である。 温度制御装置による外乱応答を示す図である。 従来の制御装置の概要を示すブロック図である。
符号の説明
2、2A、2B 予測制御装置
4 制御対象
6 最適操作量演算部
8 予測制御量演算部
10 予測誤差演算部
14 検出器(制御量検出手段)
r 目標値
u 操作量
Yp 制御量
Ym 予測制御量
Bias 予測誤差

Claims (7)

  1. 外乱を含む制御対象の制御量を検出する制御量検出手段と、
    前記制御対象の特性モデルを用いて、前記制御対象に出力した操作量から予測制御量を計算する予測制御量演算手段と、
    前記予測制御量と前記制御量検出手段により検出された前記制御量との差である予測誤差を求める予測誤差演算手段と、
    所定時刻から所定時間の経過後までの仮の操作量に対する仮の制御量を予測し、目標値及び前記予測誤差が前記所定時間中に一定であるとし、前記目標値に対する前記仮の制御量と前記予測誤差の差を前記所定時間について積算する評価関数J k を使用し、この評価関数J k は、前記仮の操作量をu k 、予測時刻〔t+i〕時の前記予測制御量をYm k [t+i]とすると、現在時刻tと、現在時刻tのF時間後の予測開始時間〔t+F+1〕と、予測時間Qと、目標値rと、予測誤差Biasと、重み定数aと、重み定数bと、重み定数cとにより、
    Figure 0004112561
    であって、この評価関数J k を最小化するように演算して最適操作量を決定する最適操作量演算手段と、
    を含むことを特徴とする予測制御装置。
  2. 予め求めた制御対象の特性モデルを用いて前回出力した操作量での現在の予測制御量を計算する処理と、
    前記予測制御量と検出された制御量との差である予測誤差を求める処理と、
    所定時刻から所定時間後まで仮の操作量に対する仮の制御量を予測する処理と、
    目標値及び前記予測誤差が前記所定時間中に一定であるとし、前記目標値に対する前記仮の制御量と前記予測誤差の差を前記所定時間積算する評価関数J k を使用し、この評価関数J k は、前記仮の操作量をu k 、予測時刻〔t+i〕時の前記予測制御量をYm k [t+i]とすると、現在時刻tと、現在時刻tのF時間後の予測開始時間〔t+F+1〕と、予測時間Qと、目標値rと、予測誤差Biasと、重み定数aと、重み定数bと、重み定数cとにより、
    Figure 0004112561
    であって、この評価関数J k を最小化するように演算して最適操作量を決定する処理と、
    を含むことを特徴とする予測制御方法。
  3. コンピュータによって実行される予測制御プログラムであって、
    予め求めた制御対象の特性モデルを用いて前回出力した操作量での現在の予測制御量を計算するステップと、
    前記予測制御量と検出された制御量との差である予測誤差を求めるステップと、
    所定時刻から所定時間後まで仮の操作量に対する仮の制御量を予測するステップと、
    目標値及び前記予測誤差が前記所定時間中に一定であるとし、前記目標値に対する前記仮の制御量と前記予測誤差の差を前記所定時間積算する評価関数J k を使用し、この評価関数J k は、前記仮の操作量をu k 、予測時刻〔t+i〕時の前記予測制御量をYm k [t+i]とすると、現在時刻tと、現在時刻tのF時間後の予測開始時間〔t+F+1〕と、予測時間Qと、目標値rと、予測誤差Biasと、重み定数aと、重み定数bと、重み定数cとにより、
    Figure 0004112561
    であって、この評価関数J k を最小化するように演算して最適操作量を決定するステップと、
    を含むことを特徴とする予測制御プログラム。
  4. コンピュータによって実行される予測制御プログラムを格納した記録媒体であって、
    前記予測制御プログラムが、
    予め求めた制御対象の特性モデルを用いて前回出力した操作量での現在の予測制御量を計算するステップと、
    前記予測制御量と検出された制御量との差である予測誤差を求めるステップと、
    所定時刻から所定時間後まで仮の操作量に対する仮の制御量を予測するステップと、
    目標値及び前記予測誤差が前記所定時間中に一定であるとし、前記目標値に対する前記仮の制御量と前記予測誤差の差を前記所定時間積算する評価関数J k を使用し、この評価関数J k は、前記仮の操作量をu k 、予測時刻〔t+i〕時の前記予測制御量をYm k [t+i]とすると、現在時刻tと、現在時刻tのF時間後の予測開始時間〔t+F+1〕と、予測時間Qと、目標値rと、予測誤差Biasと、重み定数aと、重み定数bと、重み定数cとにより、
    Figure 0004112561
    であって、この評価関数J k を最小化するように演算して最適操作量を決定するステップと、
    を含むことを特徴とする記録媒体。
  5. 請求項1に記載の予測制御装置を含み、前記最適操作量により温度制御することを特徴とする温度制御装置。
  6. 請求項2に記載の予測制御方法を含み、前記最適操作量により温度制御することを特徴とする温度制御方法。
  7. 請求項3に記載の予測制御プログラムを含み、前記最適操作量により温度制御することを特徴とする温度制御プログラム。
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