JP2013209692A - 連続式加熱炉の自動燃焼制御方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各帯における各鋼材の在炉時間及び抽出目標温度に基づいて各帯の炉温設定値を設定し、設定された炉温設定値に各帯の炉温を制御する際に、オペレータによって炉温設定値を補正する炉温補正値が設定されている状態において、オペレータによってなされた炉温補正値を無効とした際の炉温設定値で各帯を加熱したと仮定したときに、同一の帯内の全鋼材の抽出時の予測温度が、各鋼材の抽出目標温度に対して予め設定されている上限温度と下限温度との範囲内に入った場合に、オペレータによる炉温補正値を自動的にリセットし、炉温補正値によって補正されない炉温設定値で燃焼制御を行い、各鋼材を抽出目標温度に加熱する。
【選択図】図4
Description
例えば、特許文献1には、同一炉内で加熱条件の異なる複数個の鋼材を加熱する、各帯が独立に炉温制御可能な連続式加熱炉において、所定の鋼材の炉内における均熱温度をこの鋼材の前後における各鋼材の均熱温度平均値以上に設定し、且つ、この鋼材の均熱時間をこの鋼材の前後における各鋼材の均熱時間平均値以上に設定する、連続式加熱炉の自動燃焼制御方法が開示されている。
さらに、特許文献1に記載の方法では、鋼材の均熱温度及び均熱時間を、それぞれ加熱条件の異なる前後の鋼材の均熱温度及び均熱時間の平均値以上に設定するので、加熱炉内において、各鋼材間の間隔を確保する必要が無くなり、加熱炉内の搬送ピッチが速くなるとしているが、ヒートパターンを変更する必要があり、加熱炉における鋼材の加熱時間を確保するために、鋼材の加熱炉からの抽出ピッチが制限される結果、加熱炉がネック工程になって、操業効率が低下する問題が生じる。
このため、加熱不足や過加熱を最低限に抑制するために、オペレータの手介操作によって、少し加熱を強くしたり、弱くしたりする炉温補正が行われることがある。また、加熱ラインや圧延ライン等でライントラブル等が発生して加熱炉内のスラブをそのまま加熱炉内に滞留させなければならない場合にも、オペレータが炉温を下げることがある。
このように、オペレータが炉温設定値に補正を行う等の手作業で介入を行っているが、連続式加熱炉は、下流側の次工程である圧延工程の要求タイミングで要求温度に均一に加熱された鋼材を供給する必要があるので、オペレータは加熱不足を避けるため、オペレータの手動操作による介入では、炉温設定値を高めに補正することがあり、この介入を終了するタイミングによっては、操業効率の低下や、過加熱による品質異常や、無駄な燃料消費等を引き起こすことがある。
図1は、連続式加熱炉の自動燃焼制御方法を実施する連続式加熱炉の自動燃焼制御装置の一実施形態を模式的に示すブロック図である。
図1に示す連続式加熱炉の自動燃焼制御装置の説明に先立って、図2を参照して、自動燃焼制御装置の加熱制御対象である連続式加熱炉について説明する。
図2に示すように、本発明の対象となる連続式加熱炉(以下、単に加熱炉ともいう)50は、連続鋳造設備(図示せず)等で製造され、上流側(図中左側)のスラブヤード等の鋼材置き場(図示せず)に一時的に保管されていた鋼材(以下、スラブという)Sを連続して装入し、スラブS1からスラブS10までの10個のスラブSの各スラブSを、各スラブSの抽出目標温度に連続的に加熱して抽出し、下流側(図中右側)の仕上圧延機等の圧延機(図示せず)等に所定抽出目標温度のスラブSを連続的に送出するためのもので、図中左側に装入口(図示せず)と図中右側に抽出口(図示せず)とを有し、装入口から抽出口までの間に、図中矢印aで示すスラブSの進行方向に沿って、予熱帯52と、加熱帯54と、均熱帯56とを有し、予熱帯52、加熱帯54及び均熱帯56の各帯を独立に炉温制御できるものである。なお、ここで、上流及び下流とは、スラブSの進行方向aに対するものである。
加熱帯54は、予熱帯52で予熱された複数個のスラブSを搬送しながら順次連続的に加熱する加熱工程を行うためのもので、図示例では3個のスラブSを同時に加熱する。
均熱帯56は、加熱帯54で加熱された複数個のスラブSを搬送しながら順次連続的に均熱し、即ち各スラブS全体の温度をそれぞれの抽出目標温度に整える均熱工程を行うためのもので、図示例では4個のスラブSを同時に均熱する。なお、図示例においては、均熱帯56は、1つの帯(ゾーン)で形成されているが、抽出時のスラブS全体の温度をより均一化するために、複数の帯からなるものであっても良い。さらに、予熱帯52及び加熱帯54も、予熱及び加熱の効率化のために、複数の帯からなるものであっても良い。
しかしながら、このオペレータによる介入を終了するタイミングによっては、操業効率の低下や、品質異常を引き起こすことがあるのは上述した通りである。
ここで、図1を参照して、本発明に係る連続式加熱炉の自動燃焼制御装置について説明する。
同図に示すように、本発明の連続式加熱炉の自動燃焼制御装置10は、図2に示す連続式加熱炉50に備えられ、抽出時の各スラブ50の全体温度がそれぞれの抽出目標温度になるように、予熱帯52、加熱帯54及び均熱帯56の各帯の炉温を独立して制御するためのもので、各帯の炉温設定値を独立して演算して設定する加熱炉炉温設定ユニット(以下、単に、炉温設定ユニットともいう)12と、炉温設定ユニット12によって設定された各炉温設定値に予熱帯52、加熱帯54及び均熱帯56の各帯を加熱制御して、各帯の炉温を制御する加熱炉炉温コントローラ(以下、単に、炉温コントローラともいう)14とを有する。
図1に示すように、炉温設定ユニット12は、炉内実績収集部16と、スラブ現在温度推定計算部(以下、現在温度計算部ともいう)18と、スラブ炉内搬送スケジュール予測部(以下、予測部という)20と、炉温設定値計算部22と、オペレータ補正入力部(以下、補正入力部ともいう)24と、抽出時スラブ温度予測計算部(以下、抽出温度計算部という)26と、オペレータ補正判定部28と、オペレータガイダンス部30と、を有する。
その後、抽出温度計算部26は、当該帯の更新後の炉温設定値に基づいて、加熱炉50内の全スラブSについて、各帯における各スラブSの抽出時の予測温度を予測計算し、オペレータ補正判定部28は、同一帯内の全スラブの抽出時の予測温度が、各スラブSの上限温度と下限温度との間に入っているか否かを判定し、判定結果が、是(入っている)であれば、オペレータの介入による炉温補正値を確定し、更新後の炉温設定値が、この帯における炉温設定値として確定され設定される。一方、判定結果が、否(入っていない)であれば、オペレータの介入による炉温補正値を、補正入力部24を介して変更して、新たに、更新後の炉温設定値を求めて、抽出温度計算部26に戻し、各スラブSの抽出時の予測温度を予測計算をやり直し、オペレータ補正判定部28で、上述したように、判定し、判定結果が是となるまで、繰り返す。
即ち、オペレータ補正判定部28は、オペレータ補正の要否を判定する機能を有し、炉温コントローラ14において制御すべき各帯の炉温設定値を確定して設定する。
炉温設定ユニット12は、こうして、炉温コントローラ14において制御すべき各帯の炉温設定値を確定して設定すると共に、オペレータ補正の有無をオペレータにガイダンスする。
なお、本発明に用いられる炉温設定ユニット12においては、炉内実績収集部16、現在温度計算部18、予測部20、炉温設定値計算部22、補正入力部24、抽出温度計算部26、オペレータ補正判定部28、及びオペレータガイダンス部30は、各部の機能を発揮するハードウエアとして構成しても良いが、プロセスコンピュータのソフトウエアとして構成しても良い。
燃焼制御部32は、炉温設定ユニット12で設定された各帯の炉温設定値で各帯の燃焼制御を独立して行う各帯の燃焼制御機能を有するものであり、各帯の炉温設定値に各帯の炉温を加熱制御するために各帯の燃焼制御を独立して行う燃焼制御手段と言うことができる。
本発明の連続式加熱炉の自動燃焼制御装置は、基本的に以上のように構成される。
図4は、本発明に係る連続式加熱炉の自動燃焼制御方法の制御手順の一例を示すフローチャートである。
なお、ここでは、本発明法は、図2に示す連続式加熱炉において、図2に示す連続式加熱炉の自動燃焼制御装置で実施されるものとして説明するが、本発明法は、これに限定される訳では無いことはもちろんである。
まず、本発明においては、オペレータによってオペレータ補正入力部24を用いて、予熱帯52、加熱帯54及び均熱帯56の各帯の炉温補正値が入力されているものとする。
次に、ステップS14において、ステップS12で収集された各帯の炉温や各スラブSの現在位置や在炉時間等の炉内実績値から加熱炉50内の全スラブSの現在温度を、現在温度計算部18によって推定計算する。
また、ステップS16において、下流側の圧延工程に応じた加熱炉50からのスラブ抽出順から、加熱炉50内の各スラブSの炉内搬送スケジュールを予測部20で予測する。
続いて、ステップS20において、ステップS18で求められた加熱炉50の各帯の炉温設定値に基づいて、各スラブSの現在温度及び炉内搬送スケジュール等から、加熱炉50内の全スラブSの抽出時の予測温度を抽出温度計算部26で計算する。ここでは、オペレータ補正入力部24にオペレータの手介操作によって各帯の炉温補正値が入力されていたとしても、各帯の炉温補正値は無視され、各スラブSの抽出時の予測温度の計算には、全く考慮されない。すなわち、S20では、所定の抽出温度を実現するための、標準的な工程条件としての温度条件に基づいて予測温度の計算が実行される。
ステップS22の対象帯の判定結果が、是(Y)であれば、ステップS24に移行し、オペレータによる補正、即ちオペレータの手介操作によって入力された対象帯の炉温補正値を自動的にリセットする。その結果、ステップS24において、ステップS18で求められた、オペレータによる補正のない当該対象帯の炉温初期設定値が、加熱炉50の当該対象帯の炉温設定値として確定される。
次いで、ステップS26において、対象帯においてステップS22でオペレータの炉温補正値をリセットしたことを、オペレータガイダンス部30でHMI等にガイダンスをオペレータに対して行う。
一方、ステップS27において、対象帯の設定が終了している場合、即ち、均熱帯56である場合には、ループを終了し、ステップS28に移る。
その後、ステップS28において、オペレータによる補正のない確定された炉温設定値に基づいて各帯の燃焼制御を、炉温コントローラ14の燃焼制御部32で行う。
次に、ステップS32において、ステップS32で求められ、炉温設定値として確定された更新後の炉温設定値に基づいて、ステップS20と同様にして、各スラブSの現在温度及び炉内搬送スケジュール等から、加熱炉50内の全スラブSの抽出時の予測温度を抽出温度計算部26で再計算する。
ステップS34の判定結果が、対象帯で、是(Y)である場合、即ち対象帯内の全スラブSの抽出時の予測温度がそれぞれ上限温度以下である場合には、ステップS38に移行し、対象帯で否(N)である場合、即ち、対象帯内において、抽出時の予測温度が上限温度を超える(上限温度超の)スラブSがあると判定される場合には、ステップS36に移行する。
ステップS36では、オペレータがその炉温補正値を補正入力部24を介して下方修正し、ステップS30に戻り、ステップS34の対象帯の判定結果が、是(Y)であり、対象帯内の全スラブSの抽出時の予測温度がそれぞれ上限温度以下となるまで、ステップS30、S32、S34及びS36の各ステップを繰り返す。
ステップS38の対象帯の判定結果が、是(Y)である場合、即ち対象内の全スラブSの抽出時の予測温度がそれぞれ下限温度以上である場合には、ステップS26に移行し、対象帯の判定結果が否(N)である場合、即ち、対象帯内において、抽出時の予測温度が下限温度を下回る(下限温度未満の)スラブSがあると判定される場合には、ステップS40に移行する。
ステップS40では、オペレータがその炉温補正値を補正入力部24を介して上方修正し、ステップS30に戻る。
なお、ステップS30、S32、S34、S38及びS40の各ステップを繰り返す際に、ステップS34の対象帯の判定結果が、否(N)となった場合には、是(Y)となるまで、ステップS30、S32、S34及びS36の各ステップを繰り返すのはもちろんである。
即ち、ステップS34及びS38の対象帯の判定結果が、全て是(Y)となり、対象帯内の全スラブSの抽出時の予測温度が下限温度以上上限温度以下の範囲に入るまで、オペレータの炉温補正値の下方修正又は上方修正が繰り返される。
次に、上述のように、ステップS27において、対象帯の設定が変更可能である場合、即ち、予熱帯52及び加熱帯54である場合には、ステップS21に戻り、それぞれ、対象帯の設定を予熱帯52から加熱帯54に、又は加熱帯54から均熱帯56に変更して、ループを繰り返す。
一方、ステップS27において、対象帯の設定が終了している場合、即ち、均熱帯56である場合には、ループを終了し、ステップS28に移る。
こうして、本発明法においては、自動燃焼制御において、オペレータの手介操作による炉温度補正値を自動的にリセットするステップを設けることで、炉温補正のリセット遅れによる加熱不足や過加熱の防止が可能となる。
また、本実施形態においては、抽出時のスラブ温度予測においては、対象とする当該帯(対象帯)より下流の帯は、オペレータによる炉温補正が無い(炉温補正値=0)状態で計算を行うので、当該帯より下流の帯のオペレータ炉温補正値がリセットされても、当該帯のスラブには影響が無い。
本発明の連続式加熱炉の自動燃焼制御方法は、基本的に以上のように構成される。
その後、本発明法を実施した場合と実施しない場合とを比較したところ、各スラブの抽出温度は、いずれも、各スラブの下限温度を超えているが、本発明法を実施しない場合には、1150℃〜1200℃の範囲で頻度が高いものの、おおよそ1050℃〜1200℃の範囲のバラツキがあるのに対して、本発明法を実施した場合には、本発明法を実施しない場合より低い1100℃〜1150℃の範囲で頻度が高く、その頻度も本発明法を実施しない場合に比べて高く、バラツキも、おおよそ1100℃〜1200℃であり、少なくなっていた。
以上の結果から明らかにように、本発明法を実施した場合には、本発明法を実施しない場合に比べて、抽出目標温度に近付いており、そのバラツキも小さくなっていることが分かる。
また、本発明法を実施した場合には、本発明法を実施しない場合に比べて、スラブの抽出温度と抽出下限温度の最大値との差の平均値が、大幅に小さくなっており、効率的なスラブの加熱が行われ、効率的な燃料の燃焼制御が行われ、無駄のない効率的な燃料の消費が行われたことが分かる。
以上から、本発明法の効果は明らかである。
12 加熱炉炉温設定ユニット(炉温設定ユニット)
14 加熱炉炉温コントローラ(炉温コントローラ)
16 炉内実績収集部
18 スラブ現在温度推定計算部(現在温度計算部)
20 スラブ炉内搬送スケジュール予測部(予測部)
22 炉温設定値計算部
24 オペレータ補正入力部(補正入力部)
26 抽出時スラブ温度予測計算部(抽出温度計算部)
28 オペレータ補正判定部
30 オペレータガイダンス部
32 燃焼制御部
50 連続式加熱炉
52 予熱帯
54 加熱帯
56 均熱帯
S スラブ(鋼材)
Claims (4)
- 予熱帯、加熱帯及び均熱帯を有し、各帯を独立に炉温制御する連続式加熱炉において、連続式加熱炉に装入する時の装入温度、連続式加熱炉から抽出する時の抽出目標温度及び鋼材サイズの少なくとも1つが異なる複数の鋼材を加熱するに際し、各帯における各鋼材の在炉時間及び抽出目標温度に基づいて各帯の炉温設定値を設定し、設定された炉温設定値に各帯の炉温を制御する連続式加熱炉の自動燃焼制御方法であって、
オペレータによって炉温設定値を補正する炉温補正値が設定されている状態において、オペレータによってなされた炉温補正値を無効とした際の炉温設定値で各帯を加熱したと仮定したときに、同一の帯内の全鋼材の抽出時の予測温度が、各鋼材の抽出目標温度に対して予め設定されている上限温度と下限温度との範囲内に入った場合に、オペレータによる炉温補正値を自動的にリセットし、炉温補正値によって補正されない炉温設定値で燃焼制御を行い、各鋼材を抽出目標温度に加熱することを特徴とする連続式加熱炉の自動燃焼制御方法。 - 連続式加熱炉内の各帯の炉温及び複数の鋼材の位置の実績値に基づいて、各帯における各鋼材の現在の温度を推定し、
複数の鋼材の抽出順から連続式加熱炉内の各鋼材の搬送スケジュールを予測し、
推定された各鋼材の現在の温度及び抽出目標温度、並びに予測された各鋼材の搬送スケジュールに基づいて、炉温補正値によって補正されない炉温設定値を設定し、
推定された各鋼材の現在の温度及び設定された炉温設定値に基づいて、各帯の各鋼材の抽出時の予測温度を予測計算する請求項1に記載の連続式加熱炉の自動燃焼制御方法。 - 予熱帯、加熱帯及び均熱帯を有し、各帯を独立に炉温制御する連続式加熱炉において、連続式加熱炉に装入する時の装入温度、連続式加熱炉から抽出する時の抽出目標温度及び鋼材サイズの少なくとも1つが異なる複数の鋼材を加熱する連続式加熱炉の自動燃焼制御装置であって、
各帯における各鋼材の在炉時間及び抽出目標温度に基づいて各帯の炉温設定値を設定する設定手段と、
設定された炉温設定値に各帯の炉温を制御するために、この炉温設定値で燃焼制御を行う燃焼制御手段と、
オペレータによって炉温設定値を補正する炉温補正値を入力する入力手段と、
各帯における各鋼材の抽出時の予測温度を算出する算出手段と、
オペレータによる炉温補正値を自動的にリセットするリセット手段と、を有し、
入力手段によって入力された、オペレータによって炉温設定値を補正する炉温補正値が設定されている状態において、設定手段によって設定された、オペレータによってなされた炉温補正値を無効とした際の炉温設定値で各帯を加熱したと仮定したときに、算出手段によって算出される、同一の帯内の全鋼材の抽出時の予測温度が、各鋼材の抽出目標温度に対して予め設定されている上限温度と下限温度との範囲内に入った場合に、リセット手段によって、オペレータによる炉温補正値を自動的にリセットし、燃焼制御手段によって、炉温補正値によって補正されない炉温設定値で燃焼制御を行い、各鋼材を抽出目標温度に加熱することを特徴とする連続式加熱炉の自動燃焼制御装置。 - 設定手段は、
連続式加熱炉内の各帯の炉温及び複数の鋼材の位置の実績値に基づいて、各帯における各鋼材の現在の温度を推定する推定手段と、
複数の鋼材の抽出順から連続式加熱炉内の各鋼材の搬送スケジュールを予測する予測手段と、を有し、
推定手段によって推定された各鋼材の現在の温度及び抽出目標温度、並びに予測手段によって予測された各鋼材の搬送スケジュールに基づいて、炉温補正値によって補正されない炉温設定値を設定し、
算出手段は、
推定手段によって推定された各鋼材の現在の温度及び設定手段設定された炉温設定値に基づいて、各帯の各鋼材の抽出時の予測温度を予測計算する請求項3に記載の連続式加熱炉の自動燃焼制御装置。
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