JPH043202A - Pid制御方法 - Google Patents
Pid制御方法Info
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- JPH043202A JPH043202A JP10293090A JP10293090A JPH043202A JP H043202 A JPH043202 A JP H043202A JP 10293090 A JP10293090 A JP 10293090A JP 10293090 A JP10293090 A JP 10293090A JP H043202 A JPH043202 A JP H043202A
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- pid
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- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 10
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 abstract 5
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000004069 differentiation Effects 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はPID制御方法に関し、特にPIDパラメータ
の再調整に関する。
の再調整に関する。
[従来の技術]
従来、PIDパラメータの再調整方法としては、一般に
、以下に記すように出力波形を観測する方法がとられて
いた。
、以下に記すように出力波形を観測する方法がとられて
いた。
(i)オーバーシュートが大きく観測される場合には比
例帯を大きくする。
例帯を大きくする。
(ii)目標値までの立ち上り波形が遅く観測される場
合には比例帯を小さくする。
合には比例帯を小さくする。
(iii)ゆるやかなハンチングが生じたり、オーバー
シュート、アンダーシュートを繰り返して収束するよう
な状態が観測される場合には積分時間を大きくするか、
比例帯を大きくする。
シュート、アンダーシュートを繰り返して収束するよう
な状態が観測される場合には積分時間を大きくするか、
比例帯を大きくする。
(iv)短い周期でのハンチングが観測される場合には
微分時間を小さくする。
微分時間を小さくする。
また、操作量を生成する操作部としてPWM制御装置を
用いる場合には、PWM演算の基本周波数(以下、PW
M基本周波数と記す)は経験的に適当な値が選択されて
いた。この種のPID制御によるPWM制御装置の典型
的例が特開平1−214901号公報に記載されている
。この装置においても、PWM基本周波数は経験によっ
て適当な所定値が選択されている。
用いる場合には、PWM演算の基本周波数(以下、PW
M基本周波数と記す)は経験的に適当な値が選択されて
いた。この種のPID制御によるPWM制御装置の典型
的例が特開平1−214901号公報に記載されている
。この装置においても、PWM基本周波数は経験によっ
て適当な所定値が選択されている。
[発明が解決しようとする課題]
前記のPIDパラメータの再調整方法は、制御対象のむ
だ時間が大きい場合には、所定のパラメータに所望の変
更を加えた後その効果が現われるまで制御対象の出力波
形を観測しなければならないので、長い時間と大きな労
力を必要とするといつ問題点がある。
だ時間が大きい場合には、所定のパラメータに所望の変
更を加えた後その効果が現われるまで制御対象の出力波
形を観測しなければならないので、長い時間と大きな労
力を必要とするといつ問題点がある。
また、操作部としてPWM制御装置を用いてその出力、
すなわちPWM操作量をPID制御する場合には、もし
PWM周期が長すぎると動作状態を変更するための修正
指令を与えるタイミングをそこない、整定波形が悪くな
る。また、PWM周期が小さすぎると、微分補正を大き
くしてしまい、外乱となってやはり整定波形を悪くする
原因となるという問題点がある。
すなわちPWM操作量をPID制御する場合には、もし
PWM周期が長すぎると動作状態を変更するための修正
指令を与えるタイミングをそこない、整定波形が悪くな
る。また、PWM周期が小さすぎると、微分補正を大き
くしてしまい、外乱となってやはり整定波形を悪くする
原因となるという問題点がある。
本発明の目的は、PIDパラメータを簡便に再調整して
制御対象を制御するPID制御方法を提供し、さらにP
WM制御によって制御対象を制御する場合には、整定波
形を最良にするPWM基本周期、積分時間、微分時間を
定める方法を提供することにある。
制御対象を制御するPID制御方法を提供し、さらにP
WM制御によって制御対象を制御する場合には、整定波
形を最良にするPWM基本周期、積分時間、微分時間を
定める方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明の第1のPID制御方法は、
一次遅れ特性をもつ制御対象を制御するPID制御方法
であって、 PID制御装置と前記制御対象とでなるPID制御系を
2次振動系と見なし、その固有周波数と減衰定数を、一
次遅れの時定数およびPIDパラメータに理論的に対応
させ、 前記時定数に対応する、当該PID制御系の固有周波数
を公知の公式または経験に基づいて定め、かつ、その減
衰定数を、当該PID制御系の良好な動作が期待できる
値に経験に基づいて定め、 前記公式または経験に基づいて定められた固有周波数と
前記経験に基づいて定められた減衰定数に理論的に対応
するPIDパラメータを演算し、その演算された値にP
IDパラメータを調整して制御対象を制御する。
であって、 PID制御装置と前記制御対象とでなるPID制御系を
2次振動系と見なし、その固有周波数と減衰定数を、一
次遅れの時定数およびPIDパラメータに理論的に対応
させ、 前記時定数に対応する、当該PID制御系の固有周波数
を公知の公式または経験に基づいて定め、かつ、その減
衰定数を、当該PID制御系の良好な動作が期待できる
値に経験に基づいて定め、 前記公式または経験に基づいて定められた固有周波数と
前記経験に基づいて定められた減衰定数に理論的に対応
するPIDパラメータを演算し、その演算された値にP
IDパラメータを調整して制御対象を制御する。
本発明の第2のPID制御方法は、
PWM制御装置が出力するPWM操作量をPID制御す
ることによって、むだ時間をもつ制御対象を制御するP
ID制御方法であって、前記制御対象を2次振動要素と
見なして前記むだ時間に対応する制御対象の固有周波数
を理論的に定め、 前記固有周波数の各々の値と、その各々の固有周波数を
もつ制御対象を良好に制御するPWM基本周波数との間
の、経験に基づいて定められた関係から制御対象のむだ
時間と前記PWM基本周波数との対応関係を予め記憶さ
せておき、既知のむだ時間をもつ制御対象を最適制御す
る場合には、前記対応関係から当該むだ時間に対応する
PWM基本周波数を定めて、その周波数でPWM制御装
置を動作させ、かつ、当該むだ時間に対応する最適の積
分時間および最適の微分時間を公知の公式または方法に
よって求め、この積分時間および微分時間を用いてPW
M操作量をPID制御し、 むだ時間は未知であるけれど、制御対象を最適に制御す
る積分時間または微分時間が既知の場合には、当該積分
時間または微分時間によって最適に制御される制御対象
のむだ時間を公知の公式または方法によって求め、その
むだ時間を用いて、前記の既知のむだ時間をもつ制御対
象を最適制御する場合と同一の方法でPWM操作量をP
ID制御する。
ることによって、むだ時間をもつ制御対象を制御するP
ID制御方法であって、前記制御対象を2次振動要素と
見なして前記むだ時間に対応する制御対象の固有周波数
を理論的に定め、 前記固有周波数の各々の値と、その各々の固有周波数を
もつ制御対象を良好に制御するPWM基本周波数との間
の、経験に基づいて定められた関係から制御対象のむだ
時間と前記PWM基本周波数との対応関係を予め記憶さ
せておき、既知のむだ時間をもつ制御対象を最適制御す
る場合には、前記対応関係から当該むだ時間に対応する
PWM基本周波数を定めて、その周波数でPWM制御装
置を動作させ、かつ、当該むだ時間に対応する最適の積
分時間および最適の微分時間を公知の公式または方法に
よって求め、この積分時間および微分時間を用いてPW
M操作量をPID制御し、 むだ時間は未知であるけれど、制御対象を最適に制御す
る積分時間または微分時間が既知の場合には、当該積分
時間または微分時間によって最適に制御される制御対象
のむだ時間を公知の公式または方法によって求め、その
むだ時間を用いて、前記の既知のむだ時間をもつ制御対
象を最適制御する場合と同一の方法でPWM操作量をP
ID制御する。
[作 用]
本発明の第1のPID制御方法においては、次遅れ特性
をもつ制御対象とPID制御装置でなる制御系の特性が
2次振動要素の伝達関数と同じ形式で表現されることに
基づいて、当該制御系の固有周波数f、、と減衰定数ζ
を一次遅れの時定数丁およびPIDパラメータKp、
T1. Toの関数として理論的に表現する。すなわち
、 fIl=Fl(T、にp、 Tr、 To)
(1)ζ=F2 (T 、にP+ T1. TD)
(2)一方、制御系の固有周波数f。と
時定数Tとの間には公知または経験に基づく関係 f、=F3(T) (3)がある
。また、減衰定数ことして良好な動作が期待できる値A
を経験的に定めることができる。
をもつ制御対象とPID制御装置でなる制御系の特性が
2次振動要素の伝達関数と同じ形式で表現されることに
基づいて、当該制御系の固有周波数f、、と減衰定数ζ
を一次遅れの時定数丁およびPIDパラメータKp、
T1. Toの関数として理論的に表現する。すなわち
、 fIl=Fl(T、にp、 Tr、 To)
(1)ζ=F2 (T 、にP+ T1. TD)
(2)一方、制御系の固有周波数f。と
時定数Tとの間には公知または経験に基づく関係 f、=F3(T) (3)がある
。また、減衰定数ことして良好な動作が期待できる値A
を経験的に定めることができる。
したがって、式(1)を式(3)に等しいと置き、式(
2)をAに等しいと置くことによって既知の時定数Tに
対してPIDパラメータ中の任意の2つを定めることが
できる。このPl、Dパラメータを用いて制御対象なP
ID制御することにより良好な出力特性を得ることがで
きる。
2)をAに等しいと置くことによって既知の時定数Tに
対してPIDパラメータ中の任意の2つを定めることが
できる。このPl、Dパラメータを用いて制御対象なP
ID制御することにより良好な出力特性を得ることがで
きる。
本発明の第2のPID制御方法は、PWM制御装置を用
いてむだ時間のある制御対象をPID制御する方法であ
る。
いてむだ時間のある制御対象をPID制御する方法であ
る。
この方法においては制御対象を2次振動系と見なし、む
だ時間りに対応する固有周波数f。を理論的に定め、次
式を得る。
だ時間りに対応する固有周波数f。を理論的に定め、次
式を得る。
f、=F4(L) (4)次に、
固有周波数f。の各々の値と、各々の値の固有周波数を
もつ制御対象を良好に制御するそれぞれのPWM基本周
波数(良好な整定波形を得るPWM基本周波数)T6.
との関係を経験に基づいて定め次式のように置く。
固有周波数f。の各々の値と、各々の値の固有周波数を
もつ制御対象を良好に制御するそれぞれのPWM基本周
波数(良好な整定波形を得るPWM基本周波数)T6.
との関係を経験に基づいて定め次式のように置く。
fop =Fs (f、) (5)
D’s(f、)は、fo、がfゎの解析的関数として表
わされるという意味ではなく、fopがf。に対応して
定められるという意味である。)式(4)、(5)から
fopをLに対応して定めることができる。すなわち、 fo、 =Fs (L) (
6)一方、種々のむだ時間に対応する最適の積分時間T
1、微分時間Toは公知の公式または方法によって定め
られる。すなわち、次式のように置かれる。
D’s(f、)は、fo、がfゎの解析的関数として表
わされるという意味ではなく、fopがf。に対応して
定められるという意味である。)式(4)、(5)から
fopをLに対応して定めることができる。すなわち、 fo、 =Fs (L) (
6)一方、種々のむだ時間に対応する最適の積分時間T
1、微分時間Toは公知の公式または方法によって定め
られる。すなわち、次式のように置かれる。
TI=F7(L) (7)
To=Fa(L) (8)
したがって、(1)むだ時間りが既知の場合には式(4
)から求められるPWM基本周波数を用い、式(7)、
式(8)から定められる最適の積分時間T、、微分時間
T。を用いて、制御対象をPID制御することができる
。(ii)むだ時間りは未知であるけれど、制御対象を
最適に制御する積分時間T1または微分時間TDが既知
の場合、たとえば積分時間T、が既知の場合には、式(
7)を逆演算してむだ時間りを求め、このしを用いて、
式(6)、式(8)からPWM基本周波数および微分時
間を定めることができる。
To=Fa(L) (8)
したがって、(1)むだ時間りが既知の場合には式(4
)から求められるPWM基本周波数を用い、式(7)、
式(8)から定められる最適の積分時間T、、微分時間
T。を用いて、制御対象をPID制御することができる
。(ii)むだ時間りは未知であるけれど、制御対象を
最適に制御する積分時間T1または微分時間TDが既知
の場合、たとえば積分時間T、が既知の場合には、式(
7)を逆演算してむだ時間りを求め、このしを用いて、
式(6)、式(8)からPWM基本周波数および微分時
間を定めることができる。
[実 施 例]
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1.第2のPID制御方法を適用す
るPID制御システムの一実施例のブロック図である。
るPID制御システムの一実施例のブロック図である。
PID演算部2は偏差信号e。を入力し、所定のPID
演算式にしたがって偏差信号e。の絶対値を小さくする
出力率Yl、を生成する。PWM演算部3は出力率Y。
演算式にしたがって偏差信号e。の絶対値を小さくする
出力率Yl、を生成する。PWM演算部3は出力率Y。
に比例したPWM操作量Yを生成し、制御対象4に供給
する。検出器5は、制御対象4が出力した制御量を検出
し、検出値X。を出力する。減算器6は、設定ブロック
1が出力した目標値X0から検出値X。を減算し、偏差
信号eゎを生成する、ここで、PID演算部2の伝達関
数G、=K。
する。検出器5は、制御対象4が出力した制御量を検出
し、検出値X。を出力する。減算器6は、設定ブロック
1が出力した目標値X0から検出値X。を減算し、偏差
信号eゎを生成する、ここで、PID演算部2の伝達関
数G、=K。
(1+(Ts)−’+Tos ) 、 P WM演算部
3の伝達関数G3=に3、検出器5の伝達関数Gs”K
aとする。
3の伝達関数G3=に3、検出器5の伝達関数Gs”K
aとする。
次に、本発明の第1のPID制御方法の実施例を説明す
る。
る。
本実施例の制御対象4は時定数Tの一次遅れ要素で、そ
の伝達関数64を(Ts)−’に近似する。このとき、
制御対象4に生じた外乱に対する閉ループ伝達関数Gc
は次式で表わされる s2+2ζω。S+ω1 ここで K”KPK3 K。
の伝達関数64を(Ts)−’に近似する。このとき、
制御対象4に生じた外乱に対する閉ループ伝達関数Gc
は次式で表わされる s2+2ζω。S+ω1 ここで K”KPK3 K。
ζ=−ωnT、 (+2)式(9
)は、この制御系が2次振動要素であることを示し、そ
の固有角周波数ω。および減衰定数ζは式(11)、
(12)で表わされる。(式(1)。
)は、この制御系が2次振動要素であることを示し、そ
の固有角周波数ω。および減衰定数ζは式(11)、
(12)で表わされる。(式(1)。
(2)参照)。
経験によると固有角周波数ω。、減衰定数この値が、
ζ = 0.70
(式(3)およびそれに続く記載参照)のとき、この制
御系の良好な動作が期待される。
御系の良好な動作が期待される。
式(II)、 (12)、 (13)、 (14
)から次式が得られる。
)から次式が得られる。
TI= −T (
+6)π 式(10)、 +15)、 (+6)からPIDパ
ラメータに9゜T、、 TD、のうち、任意の2つを定
め、制御対象をPrD制御し、良好な整定波形が得られ
ている。
+6)π 式(10)、 +15)、 (+6)からPIDパ
ラメータに9゜T、、 TD、のうち、任意の2つを定
め、制御対象をPrD制御し、良好な整定波形が得られ
ている。
次に本発明の第2のPID制御方法の実施例を説明する
。
。
本実施例の制御対象はむだ時間りのむだ時間要素である
。制御対象4をむだ時間要素の伝達関数G4 = ex
p (−Ls)で表現して2次のバディ(Pad6)近
似すると、G4は次式で表わされる。
。制御対象4をむだ時間要素の伝達関数G4 = ex
p (−Ls)で表現して2次のバディ(Pad6)近
似すると、G4は次式で表わされる。
式(17)によると制御対象4は次式で表わされる固有
角周波数ω。をもつ2次振動系と見なされる。
角周波数ω。をもつ2次振動系と見なされる。
したがって固有周波数f。は次式で表される。
(式(4)参照)。
一方、経験によって、PWM周波数を制御対象の固有周
波数f0の30〜50倍にすると整定波形が良好になる
という知見が得られている。したがって良好なPWM周
波数fopは 30f、 < fo、<5 of、
(20)(式(5)参照)。
波数f0の30〜50倍にすると整定波形が良好になる
という知見が得られている。したがって良好なPWM周
波数fopは 30f、 < fo、<5 of、
(20)(式(5)参照)。
式(]G9を式(20)に代入すると
したがって、(15/L)〜(25/L)の範囲内でf
opを選ぶことによって、むだ時間りに対して良好なP
WM周波数fopを定めることができる(式(6)参照
)。
opを選ぶことによって、むだ時間りに対して良好なP
WM周波数fopを定めることができる(式(6)参照
)。
次に、むだ時間特性をもつ制御対象なPID制御する場
合に、むだ時間りと最適な積分時間Tr。
合に、むだ時間りと最適な積分時間Tr。
最適な微分時間Toとの関係としてRe5w1ckのP
ID設定公式を用いることができる。すなわち、 Tr = 2.4 L+
(31)To= o、 4 LD
(32)ここでL+、 Loはそれぞれ積分時
間TI、微分時間Toに対応するむだ時間である。した
がって、むだ時間特性をもつ制御対象を次のようにして
最適制御することができる。
ID設定公式を用いることができる。すなわち、 Tr = 2.4 L+
(31)To= o、 4 LD
(32)ここでL+、 Loはそれぞれ積分時
間TI、微分時間Toに対応するむだ時間である。した
がって、むだ時間特性をもつ制御対象を次のようにして
最適制御することができる。
(i)むだ時間りが既知の場合。
この場合には
L + = Lo = I−(33)
とおき、(31)、 (32)から最適の積分時間T
r、微分時間TDを定める。一方、式 (30)から良
好なPWM周波数fapを定めることができる。
r、微分時間TDを定める。一方、式 (30)から良
好なPWM周波数fapを定めることができる。
fi i)むだ時間りは未知であるが、最適の積分時間
T1.微分時間Toのいずれか一方が既知の場合。
T1.微分時間Toのいずれか一方が既知の場合。
(a)先ず、最適の積分時間T1が既知のとき。
L、=LD=Lとおき、式(31)から、むだ時間L1
を求める。すなわち、 式(32)から また、PWM基本周波数f。pは式(30)から次式の
ように定められる。
を求める。すなわち、 式(32)から また、PWM基本周波数f。pは式(30)から次式の
ように定められる。
または
時間T1、微分時間Toに対応するむだ時間り、、 L
Dを求め、式(30)から次式を得る。
Dを求め、式(30)から次式を得る。
したがって、既知の積分時間TI、微分時間TI/6、
おヨU (36/T+) 〜(6o、/r+) (7)
範囲で定めたPWM基本周波数Lpを用いてPID制御
することにより、最適制御をすることができる。
おヨU (36/T+) 〜(6o、/r+) (7)
範囲で定めたPWM基本周波数Lpを用いてPID制御
することにより、最適制御をすることができる。
(b)次に、むだ時間し、最適の積分時間T1が未知で
あって、最適の微分時間TDが既知の場合には、LI=
LD=Lとおき式(32)からTr 式(31)から最適の積分時間T+は次式で表わされる
。
あって、最適の微分時間TDが既知の場合には、LI=
LD=Lとおき式(32)からTr 式(31)から最適の積分時間T+は次式で表わされる
。
Tr = 67o
(31a)また、良好なPWM基本周波数fopは、式
(32a)から求められるむだ時間りを式(30)に代
入して定められる。
(31a)また、良好なPWM基本周波数fopは、式
(32a)から求められるむだ時間りを式(30)に代
入して定められる。
(C)最適の積分時間T1、最適の微分時間TDがいず
れも既知のときには、式(31)、 (32)から積分
したがって、良好なPWM基本周波数f。pとしては式
(30a) 、 (30c)を同時に満足する値か選択
される。
れも既知のときには、式(31)、 (32)から積分
したがって、良好なPWM基本周波数f。pとしては式
(30a) 、 (30c)を同時に満足する値か選択
される。
以上のようにして定めた最適の積分時間T1.最適の微
分時間TD、良好なPWD基本周波数f。、、を用いP
WM操作量がPID制御される。
分時間TD、良好なPWD基本周波数f。、、を用いP
WM操作量がPID制御される。
以上説明したように本発明は、次の効果をもつ。
1、一次遅れ要素を制御対象とl−るPID制御系の、
1験に基づいて定められた固有周波数と減衰定数の値か
らPIDパラメータを定めることにより、簡易にPID
パラメータを再調整することができ、その結果、その再
調整に必要な時間と労力を節約することができる。
1験に基づいて定められた固有周波数と減衰定数の値か
らPIDパラメータを定めることにより、簡易にPID
パラメータを再調整することができ、その結果、その再
調整に必要な時間と労力を節約することができる。
2.むだ時間特性をもつ制御対象の固有周波数と、良好
なPWM基本周波数との間の経験に基づく関係と、制御
対象のむだ時間と最適の積分時間および微分時間との間
の公式または経験に基づく関係から、むだ時間に対応す
る最適の積分時間、微分時間および良好なPWM基本周
波数を演算することにより、制御対象の動作状態を変更
するための修正指令のタイミングが最適になり、整定波
形が良好になる。
なPWM基本周波数との間の経験に基づく関係と、制御
対象のむだ時間と最適の積分時間および微分時間との間
の公式または経験に基づく関係から、むだ時間に対応す
る最適の積分時間、微分時間および良好なPWM基本周
波数を演算することにより、制御対象の動作状態を変更
するための修正指令のタイミングが最適になり、整定波
形が良好になる。
第1図は本発明の第1.第2のPID制御方法を適用す
るPID制御系の実施例のブロック図である。 1・・・設定ブロック、 2・・・PID演算部、
3・・・PWM演算部、 4・・・制御対象、5・・
・検出器。
るPID制御系の実施例のブロック図である。 1・・・設定ブロック、 2・・・PID演算部、
3・・・PWM演算部、 4・・・制御対象、5・・
・検出器。
Claims (2)
- (1)一次遅れ特性をもつ制御対象を制御するPID制
御方法において、 PID制御装置と前記制御対象とでなるPID制御系を
2次振動系と見なし、その固有周波数と減衰定数を、一
次遅れの時定数およびPIDパラメータに理論的に対応
させ、 前記時定数に対応する、当該PID制御系の固有周波数
を公知の公式または経験に基づいて定め、かつ、その減
衰定数を、当該PID制御系の良好な動作が期待できる
値に経験に基づいて定め、 前記公式または経験に基づいて定められた固有周波数と
前記経験に基づいて定められた減衰定数に理論的に対応
するPIDパラメータを演算し、その演算された値にP
IDパラメータを調整して制御対象を制御することを特
徴とするPID制御方法。 - (2)PWM制御装置が出力するPWM操作量をPID
制御することによって、むだ時間をもつ制御対象を制御
するPID制御方法において、前記制御対象を2次振動
要素と見なして前記むだ時間に対応する制御対象の固有
周波数を理論的に定め、 前記固有周波数の各々の値と、その各々の固有周波数を
もつ制御対象を良好に制御するPWM基本周波数との間
の、経験に基づいて定められた関係から制御対象のむだ
時間と前記PWM基本周波数との対応関係を予め記憶さ
せておき、 既知のむだ時間をもつ制御対象を最適制御する場合には
、前記対応関係から当該むだ時間に対応するPWM基本
周波数を定めて、その周波数でPWM制御装置を動作さ
せ、かつ、当該むだ時間に対応する最適の積分時間およ
び最適の微分時間を公知の公式または方法によって求め
、この積分時間および微分時間を用いてPWM操作量を
PID制御し、 むだ時間は未知であるけれど、制御対象を最適に制御す
る積分時間または微分時間が既知の場合には、当該積分
時間または微分時間によって最適に制御される制御対象
のむだ時間を公知の公式または方法によって求め、その
むだ時間を用いて、前記の既知のむだ時間をもつ制御対
象を最適制御する場合と同一の方法でPWM操作量をP
ID制御することを特徴とするPID制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10293090A JPH043202A (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | Pid制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10293090A JPH043202A (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | Pid制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH043202A true JPH043202A (ja) | 1992-01-08 |
Family
ID=14340560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10293090A Pending JPH043202A (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | Pid制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH043202A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5402526A (en) * | 1993-01-05 | 1995-03-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Interruptibility/priority control scheme for artificial intelligence software shell |
CN104834211A (zh) * | 2015-04-29 | 2015-08-12 | 贵州电力试验研究院 | 火电厂控制系统内模pid控制器整定方法 |
CN105739301A (zh) * | 2016-02-18 | 2016-07-06 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 一种参数可自整定的电机控制器的控制方法 |
-
1990
- 1990-04-20 JP JP10293090A patent/JPH043202A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5402526A (en) * | 1993-01-05 | 1995-03-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Interruptibility/priority control scheme for artificial intelligence software shell |
CN104834211A (zh) * | 2015-04-29 | 2015-08-12 | 贵州电力试验研究院 | 火电厂控制系统内模pid控制器整定方法 |
CN105739301A (zh) * | 2016-02-18 | 2016-07-06 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 一种参数可自整定的电机控制器的控制方法 |
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