JPWO2008018496A1 - 制御方法および制御装置 - Google Patents

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Abstract

例えば、請求の範囲1には、「前記制御対象の近似伝達関数」と記載されているが、具体的に制御対象をどのように近似したのか明らかでなく、上記記載に係る事項が明らかでない。また、同請求の範囲には、「概強正実なモデルの伝達関数」と記載されているが、同項の記載をみても、具体的にどのような伝達関数であるのか明らかでない。これら上記記載に対応する具体例としては、それぞれ、1/(s+1)(0.248s+1)、1/(1.1s+1)が、明細書に示されているのみであり、これら以外の具体的な場合については、一切記載されていない。これら上記記載については、上記した具体例を意味するものと解釈して、国際調査を行った。請求の範囲5についても同様である。例えば、請求の範囲4には、「前記目標値r(t)または外乱d(t)がステップ状に変化する場合には・・・ゲインが調整され」と記載されているが、同項の記載、明細書をみても、具体的に何が何に基づいて該場合に該当すると判断し、何が何に基づいてどのようにゲインを調整するのか、具体的な構成や処理内容が明らかでない。したがって、該請求の範囲については、国際調査を行っていない。請求の範囲8についても同様である。

Description

本発明は、制御対象の出力をフィードバックする制御方法および制御装置に関する。
制御対象の出力が時間的に変化する場合に、その出力を目標値に追従させるように制御する制御方法として、PID制御方法が広く知られている。このPID制御とは、比例 (proportional) 制御、積分(integral) 制御、微分(derivative) 制御の各制御を備えたものであり、この3つのパラメータを調整するだけで、より良い制御結果が直感的に得られるという極めて現場向きの制御方法である。そのため、実在する制御装置の85〜90%においてこのPID制御方法が用いられているといわれている。
ここで、比例制御とは、入力値を出力値と目標値の偏差の一次関数として制御するものであり、一次関数の係数(比例ゲインKp)の値が一定となっている場合には出力値に対して入力値が一義的に決まるようになっている。積分制御とは、出力値と目標値との偏差(残留偏差)が存在する場合に、その偏差が継続している時間に比例して入力値を変化させるものである。ここで、偏差の積分値に乗算する係数(積分ゲインKi)は、比例制御と積分制御とを組み合わせたPI制御においては、その値が大きいほど積分制御の寄与が大きくなり、残留偏差の修正を迅速に行うことができる。しかし、積分ゲインが大き過ぎると、目標値を行き過ぎたり(オーバーシュート)、目標値の前後を出力値が振動したり(ハンチング)する現象が生じることがある。また、微分制御とは、出力値と目標値との偏差(残留偏差)が存在する場合に、その偏差の微分に比例して入力値を変化させるものである。ここで、偏差の微分に乗算する係数(微分ゲインKd)は、PID制御においては、その値が大きいほど微分制御の寄与が大きくなり、残留偏差の変動への対処を迅速に行うことができる。しかし、微分ゲインが大き過ぎると、今度は逆方向へ変動することになり、制御が不安定になることがある。
以上のことから、PID制御においては、比例ゲインKp、積分ゲインKi、微分ゲインKdの3つのPIDパラメータを適切に決定する必要があることがわかる。
ところで、これら3つのPIDパラメータの調整方法については、1942年にZiegler-Nichols が提案して以来、多くの方法が提案されている。例えば、Ziegler-Nicholsが提案した制御方法(Z−N法)や、C−H−R(Chien-Hrones-Reswick)法では、以下の式で示したように、制御対称を、1次遅れ要素(時定数TおよびプロセスゲインK)と、むだ時間Lとによりモデル化し、このモデルを用いてPIDパラメータを調整するようになっている(非特許文献1,2)。
Gp(s)=K/(Ts+1)×e−Ls
ここで、Gp(s)は制御対象の伝達関数(変数sはσ+jωなる複素数)である。プロセスゲインKは入力値の変化量と出力値の変化量の比、時定数Tは応答し始めてからの変化の速度である。むだ時間Lは入力値を階段状に変動させたときに出力値が応答し始めるまでに要する時間である。
また、例えば、内部モデル制御(IMC)法では、PID制御器の内部に制御対象のモデル(内部モデル)を持たせ、出力値が入力値に一致するように、PIDパラメータを調整するようになっている(非特許文献2〜6)。ただし、この方法においても、制御対象のモデルとして、1次遅れ要素と、むだ時間Lとによりモデル化したものを用いている。
また、例えば、非特許文献7に記載のPIDパラメータ調整法では、モデル化したシステムのパラメータを随時調整し、その調整したパラメータに基づいてPIDパラメータを調整するようになっている。
また、例えば、特許文献1に記載のPIDパラメータ調整法では、固定のPID制御器で安定性を確保し、より学習機能を持つファジー推論によるフィードフォワード補償器により、変更時の制御性能を向上させるようになっている。
また、例えば、特許文献2,3に記載のPIDパラメータ調整法では、固定のPID制御器およびフィードフォワード補償器により、位置制御の性能を向上させるようになっている。
また、例えば、特許文献2,3,4に記載のPIDパラメータ調整法では、固定のPID制御器およびフィードフォワード補償器により、位置制御の性能を向上させるようになっている。
G.J.Silva, A.Dattaand S.P. Bhattacharyya: PID Controllers for Time-Delay Systems, BirkhauserBoston, 2005. K. Astrom and Hagglund: PID Controllers; Theory, Design, and Tuning (2nd Ed.), Instrument Society of America, 1995. M.Morari and E.Zafiriou, Robust Process Control, Prentic-Hall, 1998. F.G.Shinskey, Process Control Systems, MacGraw-Hill, 1996. 馬場泰,重政隆,小島文夫:モデル駆動PID制御,東芝レビュー,Vol.58, No.10,2003. 重政隆,他3名:モデル駆動PID制御とそのチューニング法,46回自動制御連合講演会予稿集,549-552,2003. 須田信英(著者代表):PID制御,システム制御情報学会編,朝倉書店,1992 特開平06−149308号公報 特開2002−532164号公報 特開2002−149204号公報 特開2003−58213号公報
しかし、非特許文献1〜6に記載の発明は、一次遅れ要素と、むだ時間Lとによりモデル化の可能な制御対称に対してだけ適用可能なものであり、一次遅れ要素と、むだ時間Lとによりモデル化の困難な制御対称や、一次遅れ要素と、むだ時間Lとによりモデル化したとしても実際の対象システムとの誤差が大きな制御対象に対しては、制御系の安定性や、外乱などに対するロバスト性や応答の最適性などの制御性能を保つことができない。
また、非特許文献7に記載の発明では、PIDパラメータを、推定したシステムのパラメータを用いて間接的に調整するので、システムのパラメータの変動の状況によっては制御系が不安定になることがある。
また、特許文献1〜4に記載の発明では、固定のPID制御器が用いられているので、システムのパラメータの変動の状況によっては制御系が不安定になることがある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、制御対象のモデルを正確に求めなくても、制御系の安定性を保つことができ、同時に外乱などに対するロバスト性や応答の最適性などの制御性能を保つことの可能な制御方法および制御装置を提供することにある。
本発明の制御方法は、並列フィードフォワード補償部を備えた制御装置による制御対象を制御する方法であり、以下の(A),(B)の各工程を含むものである。
(A)目標値r(t)と制御対象の出力y(t)との偏差(−e(t))から補償値yf(t)を減じて得られた設定値(−ya(t))と、設定値(−ya(t))を用いて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)とを用いて制御偏差v(t)を算出する工程
(B)制御対象の近似伝達関数Gp* (s)から概強正実なモデルの伝達関数Gaspr(s)を減じて得られた並列フィードフォワード補償部の伝達関数Gpfc(s)に制御偏差v(t)を入力することにより補償値yf(t)を算出する工程
なお、上記(A)における「適応的に」とは、「適宜、適切に」を意味する。
本発明の制御装置は、適応PIDパラメータ調整部と並列フィードフォワード補償部とを備えたものである。適応PIDパラメータ調整部は、目標値r(t)と制御対象の出力y(t)との偏差(−e(t))から、フィードフォワード補償部から出力された補償値yf(t)を減じて得られた設定値(−ya(t))と、設定値(−ya(t))を用いて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)とを用いて算出した制御偏差v(t)を出力するようになっている。他方、並列フィードフォワード補償部は、制御対象の近似伝達関数Gp* (s)から概強正実なモデルの伝達関数Gaspr(s)を減じて得られた伝達関数Gpfc(s)に制御偏差v(t)を入力することにより得られた補償値yf(t)を出力するようになっている。
本発明の制御方法および制御装置では、並列フィードフォワード補償部の伝達関数Gpfc(s)が制御対象の近似伝達関数Gp* (s)から概強正実なモデルの伝達関数Gaspr(s)を減じて得られた関数により構成されている。これにより、近似伝達関数Gp* (s)を求めることができさえすれば、制御対象および並列フィードフォワード補償部を合併した拡大系の特性を概強正実化させることができる。
ここで、概強正実とは、ある定数出力フィードバックを施して構成された閉ループ系が強正実となる出力フィードバックゲインが存在することを意味している.なお,強正実とはある正の定数εに対して伝達関数G(s−ε)が正実(Strictly Positive Real:SPR)であることを指している。なお、正実とは、変数sの実部σがゼロまたは正となっている場合にG(s)の実部がゼロまたは正となることを指していることから、「G(s)が強正実である」とは、G(s−ε)の実部がゼロまたは正となる、つまり、G(s)の実部が正となることを指している。従って、「Gaspr(s)が概強正実である」とは、1/(1+kGaspr(s))の実部が,実部が正であるすべてのsで正となるようなフィードバックゲインkが存在することを指している。これにより、拡大系の特性を概強正実化させることにより、ある大きさ以上のフィードバックにより拡大系の閉ループ系周波数応答が常に複素平面上の右半面に現れることになるので、どのような大きなゲインでフィードバックしたとしてもが不安定になることはない。
また、目標値r(t)と制御対象の出力y(t)との偏差(−e(t))から補償値yf(t)を減じることにより算出された設定値(−ya(t))を用いて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)と、設定値(−ya(t))とを用いて算出された制御偏差v(t)が、並列フィードフォワード補償部の伝達関数Gpfc(s)に入力される。つまり、本発明では、概強正実性を有する拡大系が、拡大系の出力偏差ya(t)に応じて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)を用いて制御される。
本発明の制御方法および制御装置によれば、制御対象および並列フィードフォワード補償部を合併した、概強正実性を有する拡大系を、拡大系の出力偏差ya(t)に応じて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)を用いて制御するようにしたので、制御対象の出力を安定化することができる。また、制御対象の近似伝達関数Gp* (s)と実際の制御対象のモデル(伝達関数Gp(s))との間に誤差があった場合であっても、そのような誤差を適応的に吸収することができるので、あらゆる制御対象に対して、実際の制御対象のモデル(伝達関数Gp(s))を正確に求めなくても、外乱などに対するロバスト性や応答の最適性などの制御性能を保つことができる。
従って、本発明の制御方法および制御装置では、制御対象のモデルを正確に求めなくても、制御系の安定性を保つことができ、同時に外乱などに対するロバスト性や応答の最適性などの制御性能を保つことができる。
本発明の一実施の形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 実施例に係る制御装置における制御対象の出力の時間変化を表した関係図である。 実施例に係る制御装置における3つのPIDパラメータの時間変化を表した関係図である。 実施例および比較例に係る制御装置における制御対象の出力の時間変化を表した関係図である。 実施例および比較例に係る制御装置における制御性能劣化を表した関係図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る制御装置1の構成を機能ブロックごとに表すものである。この制御装置1は、フィードバック制御の一種であるPID制御により、制御対象2の出力y(t)を目標値r(t)に追従させるように制御するものであり、目標値入力部10、減算部11、加算部12、PIDコントローラ13および並列フィードフォワード補償部14を含んで構成されている。PIDコントローラ13は、適応PIDパラメータ調整部15および内部モデル16により構成されている。
なお、本実施の形態では、外乱d(t)が制御装置1の操作出力u(t)に加算されることにより制御対象2の特性に変化が生じるものとしてブロックダイアグラムが構成されている。
目標値入力部10は、例えばキーボードやマウスなどにより構成されている。この目標値入力部10は、減算部11の入力端に接続されており、制御対象2の出力y(t)に対する目標値r(t)の入力を受け付けると共に、入力された目標値r(t)を減算部11に出力するようになっている。
減算部11、加算部12、PIDコントローラ13および並列フィードフォワード補償部14は、例えば、これらの諸機能を記述したプログラムにより構成されており、当該プログラムをコンピュータのCPUなどで処理することによりこれらの諸機能を発現させるようになっている。
減算部11では、入力端が目標値入力部10の出力端と制御対象2の出力端とに接続されており、出力端が加算部12の入力端に接続されている。この減算部11は、目標値r(t)から制御対象2の出力y(t)を減算すると共に、減算により得られた偏差(−e(t))(=r(t)−y(t))を加算部12に出力するようになっている。
加算部12では、入力端が減算部11の出力端と並列フィードフォワード補償部14の出力端とに接続されており、出力端が適応PIDパラメータ調整部15の入力端に接続されている。この加算部12は、偏差(−e(t))から補償値yf(t)を減算すると共に、減算により得られた設定値(−ya(t))(=e(t)+yf(t))を加算部12に出力するようになっている。
適応PIDパラメータ調整部15では、入力端が加算部12の出力端に接続されており、出力端が並列フィードフォワード補償部14および内部モデル16の入力端にそれぞれ接続されている。この適応PIDパラメータ調整部15は、制御偏差v(t)を設定値(−ya(t))の一次関数として制御する比例制御(P制御)と、設定値(−ya(t))の積分に比例して制御偏差v(t)を変化させる積分制御(I制御)と、設定値(−ya(t))の微分に比例して制御偏差v(t)を変化させる微分制御(D制御)とを組み合わせてPID制御を行うようになっている。具体的には、設定値(−ya(t))と、比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)とを用いて算出した制御偏差v(t)(以下の式を参照)を並列フィードフォワード補償部14および内部モデル16にそれぞれ出力するようになっている。
Figure 2008018496
ここで、比例ゲインkp(t)は比例制御(P制御)における可変パラメータであり、積分ゲインki(t)は積分制御(I制御)における可変パラメータであり、微分ゲインkd(t)は微分制御(D制御)における可変パラメータである。
ところで、この適応PIDパラメータ調整部15は、制御対象2のモデル(制御対象2の構造とパラメータの同定値)に未知の部分があり、そのために上記した3つのPIDパラメータを決定できない場合には、3つのPIDパラメータを設定値(−ya(t))を用いて適応的に決定するようになっている。すなわち、以下に示した一般式(2)〜(4)を用いて決定する。
Figure 2008018496
Figure 2008018496
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具体的な一例を挙げると、k(t)T ,z(t)T を以下の式(5)〜(6)で表したとき、一般式(2)〜(4)は、以下の式(7)〜(8)で表される。なお、式(7)〜(8)中のΓは、調整則ゲイン行列と呼ばれる正定対称行列である。ここで、正定対称行列とは、正方行列Aのうち正方行列Aの転置行列ATが正方行列A自身と一致するものであって、かつ正方行列Aが任意のベクトルx(x≠0)に対して、xTAx>0を満たすものを指す。
Figure 2008018496
Figure 2008018496
Figure 2008018496
Figure 2008018496
このように、3つのPIDパラメータを設定値(−ya(t))を用いて適応的に決定することにより、実際の制御対象2のモデル(伝達関数Gp(s))を正確に求めなくても、並列フィードフォワード補償部14と制御対象2とを合併した拡大系の出力を目標値r(t)に追従させることができ、その結果、外乱などに対するロバスト性や応答の最適性などの制御性能を保つことができる。
並列フィードフォワード補償部14では、入力端が適応PIDパラメータ調整部15の出力端に接続されており、出力端が加算部12の入力端に接続されている。この並列フィードフォワード補償部14は、上記した拡大系が概強正実となるように構成されたものである。具体的には、制御対象2の近似伝達関数Gp* (s)から概強正実なモデルの伝達関数Gaspr(s)を減じて得られた伝達関数Gpfc(s)(=Gp* (s)−Gaspr(s))で並列フィードフォワード補償部14を構成することにより、拡大系が概強正実となりうる。これにより、拡大系の出力を目標値r(t)に追従させることができる。
ただし、拡大系が確実に概強正実となるためには、以下の式(9)の右辺の伝達関数のHノルム(全周波数領域における最大特異値)が以下の式(10)を満たすことが必要である。
Figure 2008018496
Figure 2008018496
ここで、式(10)中のsupσは全周波数領域における最大特異値を意味する。
つまり、実際の制御対象2の特性を表す伝達関数Gp(s)になるべく近い近似伝達関数Gp* (s)を求めておくことが必要である。従って、このような近似伝達関数Gp* (s)を求めることができさえすれば、拡大系の特性を概強正実化させることができ、その結果、制御系の安定性を保証することができる。また、従来必要とされていた制御対象2に関する条件が必要なくなるので、高次を含むあらゆる制御対象2に対して、拡大系の出力を目標値r(t)に追従させることが可能となる。
ところで、目標値r(t)または外乱d(t)がステップ状に変化する場合には、伝達関数Gaspr(0)が近似伝達関数Gp* (0)と等しくなるように、伝達関数Gaspr(s)および近似伝達関数Gp* (s)のゲインが調整されていることが必要である。これにより、目標値r(t)または外乱d(t)がステップ状に変化する場合には、内部モデル16の伝達関数(1/D(s))(後述)のD(s)を1としたとしても、D(s)をsとした場合の内部モデル16の機能と同様の機能を並列フィードフォワード補償部14自身に持たせることができ、定常状態での、拡大系の出力を目標値r(t)に追従させることができる。
内部モデル16では、入力端が適応PIDパラメータ調整部15の出力端に接続されており、出力端が加算部3を介して制御対象2の入力端に接続されている。この内部モデル16は、拡大系の出力の目標値r(t)への追従が実際の制御対象2の出力y(t)の目標値r(t)への追従を保証するような伝達関数(1/D(s))で構成されている。具体的には、伝達関数(1/D(s))に制御偏差v(t)を入力することにより算出した操作出力u(t)を加算部3を介して制御対象2に出力するようになっている。u(t)をv(t)を用いて表現すると以下の式(11)〜(12)のようになる。なお、式(12)中のd/dtは微分演算子である。
Figure 2008018496
Figure 2008018496
ここで、D(s)は以下の式(13)〜(15)を満たしている。
Figure 2008018496
Figure 2008018496
Figure 2008018496
このように、内部モデル16を上記した伝達関数(1/D(s))で構成することにより、実際の制御対象2の出力y(t)を上記した式(14)を満たす外乱が存在した場合でも式(13)を満足する目標値r(t)に追従させることができる。つまり、外乱d(t)が内部モデル16を通ると、外乱d(t)が消えてしまう。また、目標値r(t)が内部モデル16を通ると、見かけ上、目標値r(t)を消すことができるので、結果として並列フィードフォワード補償部14からの影響を除去することができる。なお、D(s)を1にした場合には、上記したように、実際の制御対象2の出力y(t)をステップ状に変化する目標値r(t)に追従させることができる。
次に、本実施の形態の制御装置1の制御について説明する。
まず、入力された目標値r(t)から制御対象2の出力y(t)を減じることにより偏差(−e(t))が算出される。
次に、偏差(−e(t))から補償値yf(t)を減じることにより設定値(−ya(t))が算出される。
次に、設定値(−ya(t))を用いて比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)を適応的に決定したのち、設定値(−ya(t))と、比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)と用いて制御偏差v(t)が算出される。
次に、制御対象2の近似伝達関数Gp* (s)から概強正実なモデルの伝達関数Gaspr(s)を減じて得られた並列フィードフォワード補償部14の伝達関数Gpfc(s)に制御偏差v(t)を入力することにより補償値yf(t)が算出される。
また、内部モデル16の伝達関数(1/D(s))に制御偏差v(t)を入力することにより制御対象2への操作出力u(t)が算出される。これにより、制御対象2の出力y(t)が操作出力u(t)に応じて変化する。そして、この一連のステップを繰り返し行うことにより、制御対象2の出力y(t)が目標値r(t)に追従するように制御される。
なお、制御対象2の特性に変化を生じさせる外乱d(t)が生じている場合には、制御対象2の出力y(t)は、操作出力u(t)に外乱d(t)を加算した値に応じて変化することとなる。しかし、本実施の形態では、制御対象2の出力y(t)は直ちに適応PIDパラメータ調整部15にフィードバックされて、外乱d(t)の影響を緩和するように作用する操作出力u(t)がPIDコントローラ13から出力される。
このように、本実施の形態では、並列フィードフォワード補償部14の伝達関数Gpfc(s)が制御対象2の近似伝達関数Gp* (s)から概強正実なモデルの伝達関数Gaspr(s)を減じて得られた関数により構成されている。これにより、近似伝達関数Gp* (s)を求めることができさえすれば、制御対象2および並列フィードフォワード補償部14を合併した拡大系の特性を概強正実化させることができ、その結果、制御系の安定性を保証することができる。また、従来必要とされていた制御対象2に関する条件が必要なくなるので、高次を含むあらゆる制御対象2に対して、制御対象2の出力を目標値r(t)に追従させることができ、その結果、外乱などに対するロバスト性や応答の最適性などの制御性能を改善することができる。
また、本実施の形態では、目標値r(t)と制御対象の出力y(t)との偏差(−e(t))から補償値yf(t)を減じることにより算出された設定値(−ya(t))を用いて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)と、設定値(−ya(t))とを用いて算出された制御偏差v(t)が、並列フィードフォワード補償部14の伝達関数Gpfc(s)に入力される。つまり、本実施の形態では、概強正実性を有する拡大系が、拡大系の出力偏差ya(t)に応じて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)を用いて制御される。これにより、制御対象の近似伝達関数Gp* (s)と実際の制御対象のモデル(伝達関数Gp(s))との間に誤差があった場合であっても、そのような誤差を適応的に吸収することができるので、あらゆる制御対象に対して、実際の制御対象2のモデル(伝達関数Gp(s))を正確に求めなくても、外乱などに対するロバスト性や応答の最適性などの制御性能を保つことができる。
従って、本実施の形態では、制御対象2のモデルを正確に求めなくても、制御系の安定性を保つことができ、同時に外乱などに対するロバスト性や応答の最適性などの制御性能を保つことができる。
[実施例]
以下、制御装置1の実施例について説明する。
本実施例では、制御対象2のモデルとして、以下の式(16)に示したような4次元モデルを設定し、並列フィードフォワード補償部14の伝達関数Gpfc(s)(=Gp* (s)−Gaspr(s))を以下の式(17)〜(19)のようにした。
Figure 2008018496
Figure 2008018496
Figure 2008018496
Figure 2008018496
ここで、K=1、T1 =1、T2 =0.2、T3 =0.04、T4 =0.008、K* =1、T* =1、L* =0.248、KAM=K* 、TAM=1.1とした。従って、可制御比τ(=L* /T* )を0.248とした。また、D(s)=1、r(t)=1、d(t)=0.5とした。ただし、r(t)におけるtは0以上、d(t)におけるtは5以上とした。
3つのPIDパラメータは上記した式(7)〜(8)を用いて調整した。ただし、Γは以下の式(20)のようにした。
Figure 2008018496
図2は、本実施例における制御対象2の出力y(t)の時間変化を表したものである。図3(A)〜(C)は、本実施例における3つのPIDパラメータの時間変化を表したものである。図2から、出力y(t)を設定値(−ya(t))に正確に追従させることができたことがわかる。また、図3から、3つのPIDパラメータの変動が少ないことから、外乱d(t)の影響を正確に打ち消すことができたことがわかる。
図4は、他の代表的なPIDパラメータ制御法(ジーグラー・ニコルス(Z−N)法、チェン・ホロネス・レズヴィック(CHR)法、内部モデル制御(IMC)法)により出力y(t)を設定値(−ya(t))に追従させたときの時間変化を、本実施例の結果と対比して表したものである。なお、各制御法における3つのPIDパラメータの値は表1のようにした。図4から、本実施例が他の制御法と比べて優れていることがわかった。
Figure 2008018496
図5は、制御対象2のパラメータに50%の変動が生じた場合における制御性能劣化について、本実施例を上記各制御法と対比して表したものである。図5から、本実施例が他の制御法と比べて制御性能劣化の少ないことがわかった。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。
【0004】
[0016]
また、特許文献1〜4に記載の発明では、固定のPID制御器が用いられているので、システムのパラメータの変動の状況によっては制御系が不安定になることがある。
[0017]
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、制御対象のモデルを正確に求めなくても、制御系の安定性を保つことができ、同時に外乱などに対するロバスト性や応答の最適性などの制御性能を保つことの可能な制御方法および制御装置を提供することにある。
[0018]
本発明の制御方法は、並列フィードフォワード補償部を備えた制御装置による制御対象を制御する方法であり、以下の(A),(B)の各工程を含むものである。
(A)目標値r(t)と制御対象の出力y(t)との偏差(−e(t))から補償値yf(t)を減じて得られた設定値(−ya(t))と、設定値(−ya(t))を用いて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)とを用いて制御偏差v(t)を算出する工程
(B)制御対象の近似伝達関数Gp(s)から、1/(1+kGaspr(s))の実部が、実部が正であるすべてのsで正となるようなフィードバックゲインkが存在する伝達関数Gaspr(s)を減じて得られた並列フィードフォワード補償部の伝達関数Gpfc(s)に制御偏差v(t)を入力することにより補償値yf(t)を算出する工程
なお、上記(A)における「適応的に」とは、「適宜、適切に」を意味する。
[0019]
本発明の制御装置は、適応PIDパラメータ調整部と並列フィードフォワード補償部とを備えたものである。適応PIDパラメータ調整部は、目標値r(t)と制御対象の出力y(t)との偏差(−e(t))から、フィードフォワード補償部から出力された補償値yf(t)を減じて得られた設定値(−ya(t))と、設定値(−ya(t))を用いて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)とを用いて算出した制御偏差v(t)を出力するようになっている。他方、並列フィードフォワード補償部は、制御対象の近似伝達関数Gp(s)から、1/(1+kGaspr(s))の実部が、実部が正であるすべてのsで正となるようなフィードバックゲインkが存在する伝達関数Gaspr(s)を減じて得られた伝達関数Gpfc(s)に制御偏差
【0005】
v(t)を入力することにより得られた補償値yf(t)を出力するようになっている。
[0020]
本発明の制御方法および制御装置では、並列フィードフォワード補償部の伝達関数Gpfc(s)が制御対象の近似伝達関数Gp(s)から、1/(1+kGaspr(s))の実部が、実部が正であるすべてのsで正となるようなフィードバンクゲインkが存在する伝達関数Gaspr(s)を減じて得られた関数により構成されている。これにより、近似伝達関数Gp(s)を求めることができさえすれば、制御対象および並列フィードフォワード補償部を合併した拡大系の特性を概強正実化させることができる。
[0021]
ここで、伝達関数Gaspr(s)において、1/(1+kGaspr(s))の実部が、実部が正であるすべてのsで正となるようなフィードバックゲインkが存在するということは、つまり、Gaspr(s)が概強正実であることを指している。概強正実とは、ある定数出力フィードバックを施して構成された閉ループ系が強正実となる出力フィードバックゲインが存在することを意味している。なお、強正実とはある正の定数εに対して伝達関数G(s−ε)が正実(Strictly Positive Real:SPR)であることを指しており、正実とは、変数sの実部σがゼロまたは正となっている場合にG(s)の実部がゼロまたは正となることを指していることから、「G(s)が強正実である」とは、G(s−ε)の実部がゼロまたは正となる、つまり、G(s)の実部が正となることを指している。従って、拡大系の特性を概強正実化させることにより、ある大きさ以上のフィードバックにより拡大系の閉ループ系周波数応答が常に複素平面上の右半面に現れることになるので、どのような大きなゲインでフィードバックしたとしてもが不安定になることはない。
[0022]
また、目標値r(t)と制御対象の出力y(t)との偏差(−e(t))から補償値yf(t)を減じることにより算出された設定値(−ya(t))を用いて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)と、設定値(−ya(t))とを用いて算出された制御偏差v(t)が、並列フィードフォワード補償部の伝達関数Gpfc(s)に入力される。つまり、本発明では、概強正実性を有する拡大系が、拡大系の出力偏差ya(t)に応じて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)を用いて制御される。
[0023]
本発明の制御方法および制御装置によれば、制御対象および並列フィードフォワード補償部を合併した、概強正実性を有する拡大系を、拡大系の出力偏差ya(t)に応じて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)を用いて制御するようにしたので、制御対象の出力を安定化することができる。また、制御対象の近似伝達関数Gp(s)と実際の制御対象のモデル(伝達関数Gp(s))との間に誤差があった場合であっても、そのような誤差を適応的に吸収することができるので、あらゆる制御対象に対して、実際の制御対象のモデル(伝達関数Gp(s))

Claims (8)

  1. 並列フィードフォワード補償部を備えた制御装置による制御対象の制御方法であって、
    目標値r(t)と前記制御対象の出力y(t)との偏差(−e(t))から補償値yf(t)を減じて得られた設定値(−ya(t))と、前記設定値(−ya(t))を用いて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)とを用いて制御偏差v(t)を算出する工程と、
    前記制御対象の近似伝達関数Gp* (s)から概強正実なモデルの伝達関数Gaspr(s)を減じて得られた前記並列フィードフォワード補償部の伝達関数Gpfc(s)に前記制御偏差v(t)を入力することにより補償値yf(t)を算出する工程と
    を含むことを特徴とする制御方法。
  2. 前記制御装置は内部モデルを備え、
    前記内部モデルの伝達関数(1/D(s))に前記制御偏差v(t)を入力することにより前記制御対象への操作出力u(t)を算出する工程
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記D(s)は以下の式を満たす
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御方法。
    D(p)r(t)=0
    D(p)d(t)=0
    p≡d/dt
    d(t):外乱
    d/dt:微分演算子
  4. 前記目標値r(t)または外乱d(t)がステップ状に変化する場合には、伝達関数Gaspr(0)が近似伝達関数Gp* (0)と等しくなるように、前記伝達関数Gaspr(s)および前記近似伝達関数Gp* (s)のゲインが調整されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  5. 適応PIDパラメータ調整部と、並列フィードフォワード補償部とを備え、
    前記適応PIDパラメータ調整部は、目標値r(t)と制御対象の出力y(t)との偏差(−e(t))から、前記フィードフォワード補償部から出力された補償値yf(t)を減じて得られた設定値(−ya(t))と、前記設定値(−ya(t))を用いて適応的に決定された比例ゲインkp(t)、積分ゲインki(t)および微分ゲインkd(t)とを用いて算出した制御偏差v(t)を出力し、
    前記並列フィードフォワード補償部は、前記制御対象の近似伝達関数Gp* (s)から概強正実なモデルの伝達関数Gaspr(s)を減じて得られた伝達関数Gpfc(s)に前記制御偏差v(t)を入力することにより得られた補償値yf(t)を出力する
    ことを特徴とする制御装置。
  6. 内部モデルを備え、
    前記内部モデルは、伝達関数(1/D(s))に前記制御偏差v(t)を入力することにより前記制御対象への操作出力u(t)を算出する
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記D(s)は以下の式を満たす
    ことを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
    D(p)r(t)=0
    D(p)d(t)=0
    p≡d/dt
    d(t):外乱
    d/dt:微分演算子
  8. 前記目標値r(t)または外乱d(t)がステップ状に変化する場合には、伝達関数Gaspr(0)が近似伝達関数Gp* (0)と等しくなるように、前記伝達関数Gaspr(s)および前記近似伝達関数Gp* (s)のゲインが調整されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
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