JP2000225960A - 後2軸車両の後前輪操舵制御装置 - Google Patents
後2軸車両の後前輪操舵制御装置Info
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- JP2000225960A JP2000225960A JP2506899A JP2506899A JP2000225960A JP 2000225960 A JP2000225960 A JP 2000225960A JP 2506899 A JP2506899 A JP 2506899A JP 2506899 A JP2506899 A JP 2506899A JP 2000225960 A JP2000225960 A JP 2000225960A
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- steering
- vehicle speed
- steering angle
- front wheel
- wheel
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- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低速走行時の後前輪の磨耗を低減でき、更に
高速走行時の操縦安定性を向上できる。 【解決手段】 フロント舵角センサ及び車速センサの各
検出出力に基づいてコントローラが後前輪13を前輪1
1と同一方向に操舵するように後前輪操舵手段を制御す
る。コントローラは車速センサが第1所定値以上かつ第
2所定値未満の車速を検出すると、前輪11に対する後
前輪13の舵角比δr/δfが車速の増加とともに第1舵
角比から第2舵角比に向って次第に小さくなるように後
前輪操舵手段を制御し、車速センサがゼロより大きくか
つ第1所定値未満の車速を検出すると、第1舵角比とな
るように後前輪操舵手段を制御し、更に車速センサが第
2所定値以上の車速を検出すると、第2舵角比となるよ
うに後前輪操舵手段を制御するように構成される。
高速走行時の操縦安定性を向上できる。 【解決手段】 フロント舵角センサ及び車速センサの各
検出出力に基づいてコントローラが後前輪13を前輪1
1と同一方向に操舵するように後前輪操舵手段を制御す
る。コントローラは車速センサが第1所定値以上かつ第
2所定値未満の車速を検出すると、前輪11に対する後
前輪13の舵角比δr/δfが車速の増加とともに第1舵
角比から第2舵角比に向って次第に小さくなるように後
前輪操舵手段を制御し、車速センサがゼロより大きくか
つ第1所定値未満の車速を検出すると、第1舵角比とな
るように後前輪操舵手段を制御し、更に車速センサが第
2所定値以上の車速を検出すると、第2舵角比となるよ
うに後前輪操舵手段を制御するように構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等の後前
軸及び後後軸を有する後2軸車両の後前輪の操舵を制御
する装置に関するものである。
軸及び後後軸を有する後2軸車両の後前輪の操舵を制御
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、ハンドル切
り角に対応する後輪舵角が車速に関連して電気・油圧制
御回路により制御され、電気・油圧制御回路が低速時に
前輪に対する後輪の舵角比を大きく、車速の上昇に伴っ
て上記舵角比を小さくし、更に所定車速以上で上記舵角
比をゼロとするように構成された舵角比制御装置が開示
されている(特開平2−124381号)[以下、第1
従来例という]。この装置では、前輪舵取機構の出力軸
と連動する入力軸の回転が舵角比制御機構により車速に
関連して差動制御弁に伝達され、この差動制御弁により
後輪操舵アクチュエータへの油圧回路が制御される。ま
た後輪は後輪操舵アクチュエータにより操舵され、舵角
比制御機構の特性が電気・油圧制御回路により制御され
る。上記舵角比制御機構は入力軸に設けられかつハンド
ル切り角に対応して回動する突片と、差動制御弁の駆動
軸先端に設けられた切欠部材に形成されかつ上記突片と
周方向に隙間をあけて係合する切欠とを有する。
り角に対応する後輪舵角が車速に関連して電気・油圧制
御回路により制御され、電気・油圧制御回路が低速時に
前輪に対する後輪の舵角比を大きく、車速の上昇に伴っ
て上記舵角比を小さくし、更に所定車速以上で上記舵角
比をゼロとするように構成された舵角比制御装置が開示
されている(特開平2−124381号)[以下、第1
従来例という]。この装置では、前輪舵取機構の出力軸
と連動する入力軸の回転が舵角比制御機構により車速に
関連して差動制御弁に伝達され、この差動制御弁により
後輪操舵アクチュエータへの油圧回路が制御される。ま
た後輪は後輪操舵アクチュエータにより操舵され、舵角
比制御機構の特性が電気・油圧制御回路により制御され
る。上記舵角比制御機構は入力軸に設けられかつハンド
ル切り角に対応して回動する突片と、差動制御弁の駆動
軸先端に設けられた切欠部材に形成されかつ上記突片と
周方向に隙間をあけて係合する切欠とを有する。
【0003】このように構成された舵角比制御装置で
は、電気・油圧制御回路が突片と切欠との隙間の大きさ
を車速に関連して調整する、即ち駆動軸に回動を伝える
までのハンドルの中立位置からの不感帯(遊び)の幅を
車速に関連して制御するので、車速の増加につれて前輪
舵角に対する後輪舵角の舵角比が次第に小さくなる。こ
の結果、低速走行では後輪が前輪と逆位相に比較的大き
く操舵され、小回り性が発揮される。また中速走行では
通常のハンドル切り角の範囲では後輪は殆ど操舵され
ず、高速走行では突片が切欠と係合不能の状態になって
後輪は全く操舵されず、直進走行性が向上するようにな
っている。
は、電気・油圧制御回路が突片と切欠との隙間の大きさ
を車速に関連して調整する、即ち駆動軸に回動を伝える
までのハンドルの中立位置からの不感帯(遊び)の幅を
車速に関連して制御するので、車速の増加につれて前輪
舵角に対する後輪舵角の舵角比が次第に小さくなる。こ
の結果、低速走行では後輪が前輪と逆位相に比較的大き
く操舵され、小回り性が発揮される。また中速走行では
通常のハンドル切り角の範囲では後輪は殆ど操舵され
ず、高速走行では突片が切欠と係合不能の状態になって
後輪は全く操舵されず、直進走行性が向上するようにな
っている。
【0004】一方、本出願人は後前輪を前輪操舵と連動
して同位相で操舵可能とし、前輪の舵角が小さい範囲で
は後前輪の舵角を前輪の舵角よりも多めに制御し、前輪
の舵角が大きい範囲では後前輪の舵角を前輪の舵角より
少なめに制御するように構成された後2軸車における後
前軸車輪の操舵装置を実用新案登録出願した(実公平6
−21818号)[以下、第2従来例という]。この操
舵装置では、前輪操舵装置のピットマンアームがドラッ
グリンクを介して前輪ナックルアームに連結され、上記
ドラッグリンクがリレーロッドを介して後輪ナックルア
ームに連結される。後輪ナックルアームには長溝が設け
られ、リレーロッドは上記長溝にピンを介して摺動可能
に連結される。また上記長溝は後前輪を前輪より多めの
舵角で制御する第1案内溝と、この第1案内溝の前方及
び後方にそれぞれ設けられ後前輪を前輪より少なめの舵
角で制御する一対の第2案内溝と、第1案内溝と第2案
内溝とを連通接続する一対の傾斜中間溝とを有する。
して同位相で操舵可能とし、前輪の舵角が小さい範囲で
は後前輪の舵角を前輪の舵角よりも多めに制御し、前輪
の舵角が大きい範囲では後前輪の舵角を前輪の舵角より
少なめに制御するように構成された後2軸車における後
前軸車輪の操舵装置を実用新案登録出願した(実公平6
−21818号)[以下、第2従来例という]。この操
舵装置では、前輪操舵装置のピットマンアームがドラッ
グリンクを介して前輪ナックルアームに連結され、上記
ドラッグリンクがリレーロッドを介して後輪ナックルア
ームに連結される。後輪ナックルアームには長溝が設け
られ、リレーロッドは上記長溝にピンを介して摺動可能
に連結される。また上記長溝は後前輪を前輪より多めの
舵角で制御する第1案内溝と、この第1案内溝の前方及
び後方にそれぞれ設けられ後前輪を前輪より少なめの舵
角で制御する一対の第2案内溝と、第1案内溝と第2案
内溝とを連通接続する一対の傾斜中間溝とを有する。
【0005】このように構成された操舵装置では、前輪
の操舵角の大小によって前輪ナックルアームのレバーの
長さに対する後輪ナックルアームのレバーの長さのレバ
ー比を変化させる。この結果、操舵角が小さい高速走行
時には後前輪を前輪と同位相で前輪舵角よりも多めの舵
角とすることにより、操縦安定性を向上させることがで
きる。また操舵角が大きい低速走行時には後前輪を前輪
と同位相で前輪舵角よりも少なめの舵角とすることによ
り、後前輪が滑らかに旋回することができるようになっ
ている。
の操舵角の大小によって前輪ナックルアームのレバーの
長さに対する後輪ナックルアームのレバーの長さのレバ
ー比を変化させる。この結果、操舵角が小さい高速走行
時には後前輪を前輪と同位相で前輪舵角よりも多めの舵
角とすることにより、操縦安定性を向上させることがで
きる。また操舵角が大きい低速走行時には後前輪を前輪
と同位相で前輪舵角よりも少なめの舵角とすることによ
り、後前輪が滑らかに旋回することができるようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第2従来
例に上記第1従来例を適用する、即ち後2軸車におい
て、低速時に前輪に対する後前輪の舵角比を大きく、車
速の上昇に伴って上記舵角比を小さくし、更に所定車速
以上で上記舵角比をゼロとするように構成した場合、車
速がゼロであっても後輪が操舵されるため、後前輪を操
舵するアクチュエータを大型化しなければならない不具
合があった。また、後2軸車において、所定車速以上で
上記舵角比をゼロ(後前輪の舵角をゼロ)にすると、操
縦安定性が低下する問題点があった。本発明の目的は、
後前輪を操舵するアクチュエータを比較的小型のアクチ
ュエータにより後前輪を操舵することができ、低速走行
時の後前輪の磨耗を低減でき、更に高速走行時の操縦安
定性を向上できる、後2軸車両の後前輪操舵制御装置を
提供することにある。
例に上記第1従来例を適用する、即ち後2軸車におい
て、低速時に前輪に対する後前輪の舵角比を大きく、車
速の上昇に伴って上記舵角比を小さくし、更に所定車速
以上で上記舵角比をゼロとするように構成した場合、車
速がゼロであっても後輪が操舵されるため、後前輪を操
舵するアクチュエータを大型化しなければならない不具
合があった。また、後2軸車において、所定車速以上で
上記舵角比をゼロ(後前輪の舵角をゼロ)にすると、操
縦安定性が低下する問題点があった。本発明の目的は、
後前輪を操舵するアクチュエータを比較的小型のアクチ
ュエータにより後前輪を操舵することができ、低速走行
時の後前輪の磨耗を低減でき、更に高速走行時の操縦安
定性を向上できる、後2軸車両の後前輪操舵制御装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1、図5及び図6に示すように、前輪11を操舵する
前輪操舵手段21と、後前輪13を操舵する後前輪操舵
手段22と、前輪11の操舵角δfを検出するフロント
舵角センサ56と、車速を検出する車速センサ58と、
フロント舵角センサ56及び車速センサ58の各検出出
力に基づいて後前輪13を前輪11と同一方向に操舵す
るように後前輪操舵手段22を制御するコントローラ5
9とを備えた後2軸車両の後前輪操舵制御装置であっ
て、車速センサ58が第1所定値V1以上かつ第2所定
値V2未満の車速を検出するときに前輪11の操舵角δf
に対する後前輪13の操舵角δrの舵角比δr/δfが車
速の増加とともに第1舵角比γ1から第2舵角比γ2に向
って次第に小さくなるようにコントローラ59が後前輪
操舵手段22を制御し、車速センサ58がゼロより大き
くかつ第1所定値V1未満の車速を検出するときに舵角
比δr/δfが車速に拘らず第1舵角比γ1となるように
コントローラ59が後前輪操舵手段22を制御し、車速
センサ58が第2所定値V2以上の車速を検出するとき
に舵角比δr/δfが車速に拘らず第2舵角比γ2となる
ようにコントローラ59が後前輪操舵手段22を制御す
るように構成されたことを特徴とする後2軸車両の後前
輪操舵制御装置である。
図1、図5及び図6に示すように、前輪11を操舵する
前輪操舵手段21と、後前輪13を操舵する後前輪操舵
手段22と、前輪11の操舵角δfを検出するフロント
舵角センサ56と、車速を検出する車速センサ58と、
フロント舵角センサ56及び車速センサ58の各検出出
力に基づいて後前輪13を前輪11と同一方向に操舵す
るように後前輪操舵手段22を制御するコントローラ5
9とを備えた後2軸車両の後前輪操舵制御装置であっ
て、車速センサ58が第1所定値V1以上かつ第2所定
値V2未満の車速を検出するときに前輪11の操舵角δf
に対する後前輪13の操舵角δrの舵角比δr/δfが車
速の増加とともに第1舵角比γ1から第2舵角比γ2に向
って次第に小さくなるようにコントローラ59が後前輪
操舵手段22を制御し、車速センサ58がゼロより大き
くかつ第1所定値V1未満の車速を検出するときに舵角
比δr/δfが車速に拘らず第1舵角比γ1となるように
コントローラ59が後前輪操舵手段22を制御し、車速
センサ58が第2所定値V2以上の車速を検出するとき
に舵角比δr/δfが車速に拘らず第2舵角比γ2となる
ようにコントローラ59が後前輪操舵手段22を制御す
るように構成されたことを特徴とする後2軸車両の後前
輪操舵制御装置である。
【0008】この請求項1に記載された後2軸車両の後
前輪操舵制御装置では、低速走行時(車速がゼロより大
きくかつV1未満)に前輪11が操舵されると、コント
ローラ59は後前輪操舵手段22を介して後前輪13を
前輪11と同一方向にかつ前輪11に対する後前輪13
の舵角比δr/δfが第1舵角比γ1となるように操舵す
る。この結果、前軸12のアッカーマンステア角θfと
前輪11の操舵角δfとが略同一になり、後前軸14の
アッカーマンステア角θrと後前輪13の操舵角δrとが
略同一になるので、後前輪13の磨耗を低減することが
できる。ここで、アッカーマンステア角とは、車両の旋
回時にその旋回中心が後後軸17の延長線上にある場
合、前軸12及び後後軸17の軸間距離(又は後前軸1
4及び後後軸17の軸間距離)と後後軸17中心の旋回
半径の比を正接とする角度をいう。
前輪操舵制御装置では、低速走行時(車速がゼロより大
きくかつV1未満)に前輪11が操舵されると、コント
ローラ59は後前輪操舵手段22を介して後前輪13を
前輪11と同一方向にかつ前輪11に対する後前輪13
の舵角比δr/δfが第1舵角比γ1となるように操舵す
る。この結果、前軸12のアッカーマンステア角θfと
前輪11の操舵角δfとが略同一になり、後前軸14の
アッカーマンステア角θrと後前輪13の操舵角δrとが
略同一になるので、後前輪13の磨耗を低減することが
できる。ここで、アッカーマンステア角とは、車両の旋
回時にその旋回中心が後後軸17の延長線上にある場
合、前軸12及び後後軸17の軸間距離(又は後前軸1
4及び後後軸17の軸間距離)と後後軸17中心の旋回
半径の比を正接とする角度をいう。
【0009】また中速走行時(車速がV1以上かつV2未
満)に前輪11が操舵されると、コントローラ59は後
前輪操舵手段22を介して後前輪13を前輪11と同一
方向にかつ前輪11に対する後前輪13の舵角比δr/
δfが第1舵角比γ1と第2舵角比γ2との間の所定値と
なるように操舵する。即ち、舵角比δr/δfが車速の増
加とともに第1舵角比γ1から第2舵角比γ2に向って次
第に小さくなるように、コントローラ59は後前輪13
を制御する。この結果、低速走行に近い中速走行時には
後前輪13の磨耗を低減することができ、高速走行に近
い中速走行時には操縦安定性を向上することができる。
更に高速走行時(車速がV2以上)に前輪11が操舵さ
れると、コントローラ59は後前輪操舵手段22を介し
て後前輪13を前輪11と同一方向にかつ前輪11に対
する後前輪13の舵角比δr/δfが第1舵角より小さい
第2舵角比となるように操舵する。この結果、高速走行
時の操縦安定性を向上することができる。
満)に前輪11が操舵されると、コントローラ59は後
前輪操舵手段22を介して後前輪13を前輪11と同一
方向にかつ前輪11に対する後前輪13の舵角比δr/
δfが第1舵角比γ1と第2舵角比γ2との間の所定値と
なるように操舵する。即ち、舵角比δr/δfが車速の増
加とともに第1舵角比γ1から第2舵角比γ2に向って次
第に小さくなるように、コントローラ59は後前輪13
を制御する。この結果、低速走行に近い中速走行時には
後前輪13の磨耗を低減することができ、高速走行に近
い中速走行時には操縦安定性を向上することができる。
更に高速走行時(車速がV2以上)に前輪11が操舵さ
れると、コントローラ59は後前輪操舵手段22を介し
て後前輪13を前輪11と同一方向にかつ前輪11に対
する後前輪13の舵角比δr/δfが第1舵角より小さい
第2舵角比となるように操舵する。この結果、高速走行
時の操縦安定性を向上することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、トラック10は
両端に前輪11が取付けられた前軸12と、両端に後前
輪13が取付けられた後前軸14と、両端に後後輪16
が取付けられた後後軸17とを備える。この実施の形態
では、前輪11及び後前輪13が操舵可能に構成され、
かつ後後輪16が操舵不能に構成される。後後軸17に
はデファレンシャル18が設けられる(図1〜図3)。
エンジンにより発生した駆動力は図示しない変速機及び
プロペラシャフトを介してデファレンシャル18に伝達
され、後後軸17の駆動軸17a(図3)を介して後後
輪16に伝達されるように構成される。また前輪11は
前輪操舵手段21により操舵され、後前輪13は後前輪
操舵手段22により操舵されるように構成される。
基づいて説明する。図1に示すように、トラック10は
両端に前輪11が取付けられた前軸12と、両端に後前
輪13が取付けられた後前軸14と、両端に後後輪16
が取付けられた後後軸17とを備える。この実施の形態
では、前輪11及び後前輪13が操舵可能に構成され、
かつ後後輪16が操舵不能に構成される。後後軸17に
はデファレンシャル18が設けられる(図1〜図3)。
エンジンにより発生した駆動力は図示しない変速機及び
プロペラシャフトを介してデファレンシャル18に伝達
され、後後軸17の駆動軸17a(図3)を介して後後
輪16に伝達されるように構成される。また前輪11は
前輪操舵手段21により操舵され、後前輪13は後前輪
操舵手段22により操舵されるように構成される。
【0011】前輪操舵手段21は図5に示すように、ス
テアリングホイール23にステアリングシャフト24を
介して連結されたパワーステアリング装置26と、この
パワーステアリング装置26にピットマンアーム27及
びフロントドラッグリンク28を介して連結されたフロ
ントナックル29とを有する。フロントナックル29に
は前輪11が回転可能に取付けられる。またパワーステ
アリング装置26はこの実施の形態ではコントロールバ
ルブ及びパワーシリンダがステアリングギヤと一体的に
構成されたインテグラル式のパワーステアリング装置で
あり、ステアリングホイール23の操舵力を支援する。
テアリングホイール23にステアリングシャフト24を
介して連結されたパワーステアリング装置26と、この
パワーステアリング装置26にピットマンアーム27及
びフロントドラッグリンク28を介して連結されたフロ
ントナックル29とを有する。フロントナックル29に
は前輪11が回転可能に取付けられる。またパワーステ
アリング装置26はこの実施の形態ではコントロールバ
ルブ及びパワーシリンダがステアリングギヤと一体的に
構成されたインテグラル式のパワーステアリング装置で
あり、ステアリングホイール23の操舵力を支援する。
【0012】後前輪操舵手段22は図2〜図4に示すよ
うに、後前軸14の両端に一対のリヤキングピン31,
31を介してそれぞれ枢着された一対のリヤナックル3
2,32と、後前軸14より後方に車幅方向に延びて設
けられかつ両端が一対のリヤナックル32,32の連結
アーム32a,32a(図2)にそれぞれ連結されたリ
ヤタイロッド33と、基端が一方のリヤキングピン31
に嵌着されかつ先端が油圧シリンダ34のピストンロッ
ド34aに連結されたナックルアーム32bとを有す
る。シャシフレーム36の一対のサイドメンバ36a,
36aには後前軸14の前方に位置するように第1クロ
スメンバ36bが架設され、後前軸14と第1クロスメ
ンバ36bとの間に位置するように第2クロスメンバ3
6cが架設される(図2及び図3)。
うに、後前軸14の両端に一対のリヤキングピン31,
31を介してそれぞれ枢着された一対のリヤナックル3
2,32と、後前軸14より後方に車幅方向に延びて設
けられかつ両端が一対のリヤナックル32,32の連結
アーム32a,32a(図2)にそれぞれ連結されたリ
ヤタイロッド33と、基端が一方のリヤキングピン31
に嵌着されかつ先端が油圧シリンダ34のピストンロッ
ド34aに連結されたナックルアーム32bとを有す
る。シャシフレーム36の一対のサイドメンバ36a,
36aには後前軸14の前方に位置するように第1クロ
スメンバ36bが架設され、後前軸14と第1クロスメ
ンバ36bとの間に位置するように第2クロスメンバ3
6cが架設される(図2及び図3)。
【0013】油圧シリンダ34の基端は第1クロスメン
バ36bに枢着され、油圧シリンダ34のピストンロッ
ド34aは後方に向って突出し揺動リンク37の上端に
連結される。この揺動リンク37の略中央は第2クロス
メンバ36cに枢着される。揺動リンク37の下端には
リヤドラッグリンク38の前端が連結され、リヤドラッ
グリンク38の後端はナックルアーム32bの先端に連
結される(図2及び図3)。リヤキングピン31は後前
軸14の端部に回動可能に挿通され、リヤナックル32
の基端に回動不能に挿通される(図4)。またリヤナッ
クル32の先端には従動軸39が挿着され、この従動軸
39には軸受40を介して後前輪13が回転可能に取付
けられる。油圧シリンダ34のピストンロッド34aが
伸縮することにより、揺動リンク37、リヤドラッグリ
ンク38、リヤナックル32及びリヤタイロッド33を
介して後前輪13が操舵されるように構成される。
バ36bに枢着され、油圧シリンダ34のピストンロッ
ド34aは後方に向って突出し揺動リンク37の上端に
連結される。この揺動リンク37の略中央は第2クロス
メンバ36cに枢着される。揺動リンク37の下端には
リヤドラッグリンク38の前端が連結され、リヤドラッ
グリンク38の後端はナックルアーム32bの先端に連
結される(図2及び図3)。リヤキングピン31は後前
軸14の端部に回動可能に挿通され、リヤナックル32
の基端に回動不能に挿通される(図4)。またリヤナッ
クル32の先端には従動軸39が挿着され、この従動軸
39には軸受40を介して後前輪13が回転可能に取付
けられる。油圧シリンダ34のピストンロッド34aが
伸縮することにより、揺動リンク37、リヤドラッグリ
ンク38、リヤナックル32及びリヤタイロッド33を
介して後前輪13が操舵されるように構成される。
【0014】一方、図5に示すように、パワーステアリ
ング装置26にはエンジンにより駆動される油圧ポンプ
41から主供給管42を通って作動油43が供給され、
パワーステアリング装置26から排出された作動油43
は主戻り管44を通ってオイルタンク46に戻されるよ
うに構成される。主供給管42には分流弁47が設けら
れ、この分流弁47は絞り部47aと分岐ポート47b
とを有する。分岐ポート47bは分岐供給管48を介し
て油圧シリンダ34の第1ポート34bに接続され、油
圧シリンダ34の第2ポート34cは分岐戻り管49を
介して主戻り管44に接続される。分岐供給管48及び
分岐戻り管49には比例バルブ51及びカットオフバル
ブ52が設けられる。油圧ポンプ41により分流弁47
に供給された作動油43は絞り部47aにより一定流量
に絞られてパワーステアリング装置26に供給され、上
記一定流量を超える作動油43は分岐ポート47bから
油圧シリンダ34に供給されるように構成される。
ング装置26にはエンジンにより駆動される油圧ポンプ
41から主供給管42を通って作動油43が供給され、
パワーステアリング装置26から排出された作動油43
は主戻り管44を通ってオイルタンク46に戻されるよ
うに構成される。主供給管42には分流弁47が設けら
れ、この分流弁47は絞り部47aと分岐ポート47b
とを有する。分岐ポート47bは分岐供給管48を介し
て油圧シリンダ34の第1ポート34bに接続され、油
圧シリンダ34の第2ポート34cは分岐戻り管49を
介して主戻り管44に接続される。分岐供給管48及び
分岐戻り管49には比例バルブ51及びカットオフバル
ブ52が設けられる。油圧ポンプ41により分流弁47
に供給された作動油43は絞り部47aにより一定流量
に絞られてパワーステアリング装置26に供給され、上
記一定流量を超える作動油43は分岐ポート47bから
油圧シリンダ34に供給されるように構成される。
【0015】比例バルブ51は4ポート3位置切換弁で
あり、第1ポート51aは分流弁47側の分岐供給管4
8に接続され、第2ポート51bは油圧シリンダ34側
の分岐供給管48に接続される。また第3ポート51c
は分流弁47側の分岐戻り管49に接続され、第4ポー
ト51dは油圧シリンダ34側の分岐戻り管49に接続
される。このバルブ51は第1及び第2制御部51e,
51fにより電磁的及び機械的(ばね)に切換え制御さ
れるように構成される。第1制御部51eをオンし第2
制御部51fをオフすると、第1及び第2ポート51
a,51bが連通接続され、かつ第3及び第4ポート5
1c,51dが連通接続される。また第1制御部51e
をオフし第2制御部51fをオンすると、第1及び第4
ポート51a,51dが連通接続され、かつ第2及び第
3ポート51b,51cが連通接続される。更に第1及
び第2制御部51e,51fをともにオフすると、各ポ
ート51a〜51dが遮断されるように構成される。
あり、第1ポート51aは分流弁47側の分岐供給管4
8に接続され、第2ポート51bは油圧シリンダ34側
の分岐供給管48に接続される。また第3ポート51c
は分流弁47側の分岐戻り管49に接続され、第4ポー
ト51dは油圧シリンダ34側の分岐戻り管49に接続
される。このバルブ51は第1及び第2制御部51e,
51fにより電磁的及び機械的(ばね)に切換え制御さ
れるように構成される。第1制御部51eをオンし第2
制御部51fをオフすると、第1及び第2ポート51
a,51bが連通接続され、かつ第3及び第4ポート5
1c,51dが連通接続される。また第1制御部51e
をオフし第2制御部51fをオンすると、第1及び第4
ポート51a,51dが連通接続され、かつ第2及び第
3ポート51b,51cが連通接続される。更に第1及
び第2制御部51e,51fをともにオフすると、各ポ
ート51a〜51dが遮断されるように構成される。
【0016】カットオフバルブ52は2ポート2位置切
換弁であり、第1ポート52aは分岐供給管48に接続
され、第2ポート52bは分岐戻り管49に接続され
る。このバルブ52は制御部52cにより電磁的及び機
械的(ばね)に切換え制御されるように構成される。制
御部52cをオンすると第1ポート52aと第2ポート
52bが連通接続され、制御部52cをオフすると第1
ポート52aと第2ポート52bとが遮断されるように
構成される。このバルブ52は油圧シリンダ34が失陥
した場合にオンするように構成される。なお、図5中の
符号53及び54はリリーフ弁である。
換弁であり、第1ポート52aは分岐供給管48に接続
され、第2ポート52bは分岐戻り管49に接続され
る。このバルブ52は制御部52cにより電磁的及び機
械的(ばね)に切換え制御されるように構成される。制
御部52cをオンすると第1ポート52aと第2ポート
52bが連通接続され、制御部52cをオフすると第1
ポート52aと第2ポート52bとが遮断されるように
構成される。このバルブ52は油圧シリンダ34が失陥
した場合にオンするように構成される。なお、図5中の
符号53及び54はリリーフ弁である。
【0017】パワーステアリング装置26にはピットマ
ンアーム27の回転角を検出するフロント舵角センサ5
6が設けられ、揺動リンク37の近傍にはこの揺動リン
ク37の回転角を検出するリヤ舵角センサ57が設けら
れる。図5の符号58はトラックの車速を検出する車速
センサである。フロント舵角センサ56、リヤ舵角セン
サ57及び車速センサ58の各検出出力はコントローラ
59の制御入力にそれぞれ接続され、コントローラ59
の制御出力は比例バルブ51の第1及び第2制御部51
e,51fとカットオフバルブ52の制御部52cにそ
れぞれ接続される。
ンアーム27の回転角を検出するフロント舵角センサ5
6が設けられ、揺動リンク37の近傍にはこの揺動リン
ク37の回転角を検出するリヤ舵角センサ57が設けら
れる。図5の符号58はトラックの車速を検出する車速
センサである。フロント舵角センサ56、リヤ舵角セン
サ57及び車速センサ58の各検出出力はコントローラ
59の制御入力にそれぞれ接続され、コントローラ59
の制御出力は比例バルブ51の第1及び第2制御部51
e,51fとカットオフバルブ52の制御部52cにそ
れぞれ接続される。
【0018】コントローラ59にはメモリ59aが設け
られ、このメモリ59aには前輪11の操舵角をδfと
し、後前輪13の操舵角をδrとするときに、車速の変
化に対する舵角比δr/δfの変化がマップとして記憶さ
れる。即ち、メモリ59aには図6に示すように、車速
センサ58が第1所定値V1以上かつ第2所定値V2未満
の車速を検出するときに舵角比δr/δfが車速の増加と
ともに第1舵角比γ1から第2舵角比γ2に向って次第に
小さくなり、車速センサ58がゼロより大きい最小値V
0以上かつ第1所定値V1未満の車速を検出するときに舵
角比δr/δfが車速に拘らず第1舵角比γ1となり、更
に車速センサ58が第2所定値V2以上の車速を検出す
るときに舵角比δr/δfが車速に拘らず第2舵角比γ2
となるようなマップが記憶される。
られ、このメモリ59aには前輪11の操舵角をδfと
し、後前輪13の操舵角をδrとするときに、車速の変
化に対する舵角比δr/δfの変化がマップとして記憶さ
れる。即ち、メモリ59aには図6に示すように、車速
センサ58が第1所定値V1以上かつ第2所定値V2未満
の車速を検出するときに舵角比δr/δfが車速の増加と
ともに第1舵角比γ1から第2舵角比γ2に向って次第に
小さくなり、車速センサ58がゼロより大きい最小値V
0以上かつ第1所定値V1未満の車速を検出するときに舵
角比δr/δfが車速に拘らず第1舵角比γ1となり、更
に車速センサ58が第2所定値V2以上の車速を検出す
るときに舵角比δr/δfが車速に拘らず第2舵角比γ2
となるようなマップが記憶される。
【0019】図2及び図3に戻って、後前軸14には第
1ばね61を介してシャシフレーム36が載置され、後
後軸17には第2ばね62を介してシャシフレーム36
が載置される。第1及び第2ばね61,62はこの実施
の形態では空気ばねである。後前軸14の下面にはシャ
シフレーム36の一対のサイドメンバ36a,36aと
略平行に延びる一対の第1支持具71,71の中央がそ
れぞれ取付けられる。これらの第1支持具71,71の
前端及び後端と一対のサイドメンバ36a,36aとの
間には4つの第1ばね61がそれぞれ介装される(図
2)。また後後軸17の下面には一対のサイドメンバ3
6a,36aと略平行に延びる一対の第2支持具72,
72の中央がそれぞれ取付けられる。これらの第2支持
具72,72の前端及び後端と一対のサイドメンバ36
a,36aとの間には4つの第2ばね62がそれぞれ介
装される。
1ばね61を介してシャシフレーム36が載置され、後
後軸17には第2ばね62を介してシャシフレーム36
が載置される。第1及び第2ばね61,62はこの実施
の形態では空気ばねである。後前軸14の下面にはシャ
シフレーム36の一対のサイドメンバ36a,36aと
略平行に延びる一対の第1支持具71,71の中央がそ
れぞれ取付けられる。これらの第1支持具71,71の
前端及び後端と一対のサイドメンバ36a,36aとの
間には4つの第1ばね61がそれぞれ介装される(図
2)。また後後軸17の下面には一対のサイドメンバ3
6a,36aと略平行に延びる一対の第2支持具72,
72の中央がそれぞれ取付けられる。これらの第2支持
具72,72の前端及び後端と一対のサイドメンバ36
a,36aとの間には4つの第2ばね62がそれぞれ介
装される。
【0020】後前軸14及び後後軸17はトランピング
(地たんだ運動)及びワインドアップ等を抑制するため
に第1及び第2トルクロッド81,82によりシャシフ
レーム36にそれぞれ連結される(図2及び図3)。第
1トルクロッド81は後端が後前軸14の中央上部に枢
着され前端が後前軸14より前方のシャシフレーム36
にそれぞれ枢着された一対の第1アッパロッド81a,
81aと、後端が一対の第1支持具71,71の中央に
それぞれ枢着され前端が後前軸14より前方の第1スタ
ビライザバー91の両端にそれぞれ固着された一対の第
1ロアロッド81b,81bとを有する。また第2トル
クロッド82は前端が後後軸17の中央上部に枢着され
後端が後後軸17より後方のシャシフレーム36にそれ
ぞれ枢着された一対の第2アッパロッド82a,82a
と、前端が一対の第2支持具72,72の中央にそれぞ
れ枢着され後端が後後軸17より後方の第2スタビライ
ザバー92の両端にそれぞれ固着された一対の第2ロア
ロッド82b,82bとを有する。第1スタビライザバ
ー91は一対のサイドメンバ36a,36aから垂下さ
れたフロントブラケット63(図3)により回動可能に
保持され、第2スタビライザバー92は一対のサイドメ
ンバ36a,36aから垂下されたリヤブラケット64
(図3)により回動可能に保持される。
(地たんだ運動)及びワインドアップ等を抑制するため
に第1及び第2トルクロッド81,82によりシャシフ
レーム36にそれぞれ連結される(図2及び図3)。第
1トルクロッド81は後端が後前軸14の中央上部に枢
着され前端が後前軸14より前方のシャシフレーム36
にそれぞれ枢着された一対の第1アッパロッド81a,
81aと、後端が一対の第1支持具71,71の中央に
それぞれ枢着され前端が後前軸14より前方の第1スタ
ビライザバー91の両端にそれぞれ固着された一対の第
1ロアロッド81b,81bとを有する。また第2トル
クロッド82は前端が後後軸17の中央上部に枢着され
後端が後後軸17より後方のシャシフレーム36にそれ
ぞれ枢着された一対の第2アッパロッド82a,82a
と、前端が一対の第2支持具72,72の中央にそれぞ
れ枢着され後端が後後軸17より後方の第2スタビライ
ザバー92の両端にそれぞれ固着された一対の第2ロア
ロッド82b,82bとを有する。第1スタビライザバ
ー91は一対のサイドメンバ36a,36aから垂下さ
れたフロントブラケット63(図3)により回動可能に
保持され、第2スタビライザバー92は一対のサイドメ
ンバ36a,36aから垂下されたリヤブラケット64
(図3)により回動可能に保持される。
【0021】このように構成された後前輪操舵制御装置
の動作を説明する。トラック10の走行中に左旋回する
ために運転者がステアリングホイール23を左(図5の
実線矢印で示す方向)に回すと、ピットマンアーム27
がパワーステアリング装置26の支援を受けて一点鎖線
矢印で示す方向に回転するので、前輪11はステアリン
グホイール23の回転角に応じた角度だけ左向き(破線
矢印で示す方向)に操舵される。一方、車速がゼロでな
く最低値V0(例えば、V0=1km/時)以上かつ第1
所定値V1(例えば、V1=40km/時)未満の低速走
行であることを車速センサ58が検出し、ピットマンア
ーム27が一点鎖線矢印の方向に所定の角度だけ回転し
たことをフロント舵角センサ56が検出すると、コント
ローラ59はこれらセンサ58,56の各検出出力に基
づいて比例バルブ51の第2制御部51fをオンする。
の動作を説明する。トラック10の走行中に左旋回する
ために運転者がステアリングホイール23を左(図5の
実線矢印で示す方向)に回すと、ピットマンアーム27
がパワーステアリング装置26の支援を受けて一点鎖線
矢印で示す方向に回転するので、前輪11はステアリン
グホイール23の回転角に応じた角度だけ左向き(破線
矢印で示す方向)に操舵される。一方、車速がゼロでな
く最低値V0(例えば、V0=1km/時)以上かつ第1
所定値V1(例えば、V1=40km/時)未満の低速走
行であることを車速センサ58が検出し、ピットマンア
ーム27が一点鎖線矢印の方向に所定の角度だけ回転し
たことをフロント舵角センサ56が検出すると、コント
ローラ59はこれらセンサ58,56の各検出出力に基
づいて比例バルブ51の第2制御部51fをオンする。
【0022】これにより比例バルブ51の第1及び第4
ポート51a,51dが連通接続し、かつ第2及び第3
ポート51b,51cが連通接続するので、油圧シリン
ダ34の第2ポート34cから油圧シリンダ34の反ロ
ッド側室(図示せず)に作動油43が供給され、油圧シ
リンダ34の第1ポート34bから油圧シリンダ34の
ロッド側室(図示せず)の作動油43が排出される。こ
れによりピストンロッド34aが図5の実線で示す方向
に突出し、揺動リンク37を介してリヤドラッグリンク
38が一点鎖線矢印で示す方向に移動するので、後前輪
13は前輪11と同一方向、即ち破線矢印で示す方向に
回転する。揺動リンク37の回転角はコントローラ59
の制御入力にフィードバックされ、前輪11に対する後
前輪13の舵角比δr/δfが第1舵角比γ1(例えば、
γ1=0.29)となったときに、比例バルブ51の第
2制御部51fをオフして油圧シリンダ34への作動油
43の供給を停止する。この結果、前軸12のアッカー
マンステア角θfと前輪11の操舵角δfとが略同一にな
り、後前軸14のアッカーマンステア角θrと後前輪1
3の操舵角δrとが略同一になるので(図1)、後前輪
13の磨耗を低減することができる。
ポート51a,51dが連通接続し、かつ第2及び第3
ポート51b,51cが連通接続するので、油圧シリン
ダ34の第2ポート34cから油圧シリンダ34の反ロ
ッド側室(図示せず)に作動油43が供給され、油圧シ
リンダ34の第1ポート34bから油圧シリンダ34の
ロッド側室(図示せず)の作動油43が排出される。こ
れによりピストンロッド34aが図5の実線で示す方向
に突出し、揺動リンク37を介してリヤドラッグリンク
38が一点鎖線矢印で示す方向に移動するので、後前輪
13は前輪11と同一方向、即ち破線矢印で示す方向に
回転する。揺動リンク37の回転角はコントローラ59
の制御入力にフィードバックされ、前輪11に対する後
前輪13の舵角比δr/δfが第1舵角比γ1(例えば、
γ1=0.29)となったときに、比例バルブ51の第
2制御部51fをオフして油圧シリンダ34への作動油
43の供給を停止する。この結果、前軸12のアッカー
マンステア角θfと前輪11の操舵角δfとが略同一にな
り、後前軸14のアッカーマンステア角θrと後前輪1
3の操舵角δrとが略同一になるので(図1)、後前輪
13の磨耗を低減することができる。
【0023】またトラック10が左旋回から直進に移行
するために、運転者がステアリングホイール23を戻す
と、ピットマンアーム27が上記とは逆の方向に回転
し、前輪11が直進方向に向く。このときコントローラ
59は車速センサ58及びフロント舵角センサ56の各
検出出力に基づいて比例バルブ51の第1制御部51e
をオンする。これにより比例バルブ51の第1及び第2
ポート51a,51bが連通接続し、かつ第3及び第4
ポート51c,51dが連通接続するので、油圧シリン
ダ34の第1ポート34bから油圧シリンダ34のロッ
ド側室に作動油43が供給され、油圧シリンダ34の第
2ポート34cから油圧シリンダ34の反ロッド側室の
作動油43が排出される。この結果、ピストンロッド3
4aが引込むので、後前輪13は上記とは逆の方向に回
転し、直進方向に向いたときに、コントローラ59が比
例バルブ51の第1制御部51eをオフして油圧シリン
ダ34への作動油43の供給を停止する。
するために、運転者がステアリングホイール23を戻す
と、ピットマンアーム27が上記とは逆の方向に回転
し、前輪11が直進方向に向く。このときコントローラ
59は車速センサ58及びフロント舵角センサ56の各
検出出力に基づいて比例バルブ51の第1制御部51e
をオンする。これにより比例バルブ51の第1及び第2
ポート51a,51bが連通接続し、かつ第3及び第4
ポート51c,51dが連通接続するので、油圧シリン
ダ34の第1ポート34bから油圧シリンダ34のロッ
ド側室に作動油43が供給され、油圧シリンダ34の第
2ポート34cから油圧シリンダ34の反ロッド側室の
作動油43が排出される。この結果、ピストンロッド3
4aが引込むので、後前輪13は上記とは逆の方向に回
転し、直進方向に向いたときに、コントローラ59が比
例バルブ51の第1制御部51eをオフして油圧シリン
ダ34への作動油43の供給を停止する。
【0024】また、ステアリングホイール23を右に回
したときには、上記とは逆の動作となる。なお、トラッ
ク10が停止している場合には、車速がゼロであること
を車速センサ58が検出するので、ステアリングホイー
ル23を回しても、コントローラ59は上記センサ58
の検出出力に基づいて比例バルブ51の第1及び第2制
御部51e,51fをオフの状態に保つ、即ち後前輪1
3を操舵しない。これはトラック10が停止した状態で
後前輪13を操舵するには極めて大きな力を必要とし、
比較的小型の油圧シリンダ34では操舵できないためで
ある。
したときには、上記とは逆の動作となる。なお、トラッ
ク10が停止している場合には、車速がゼロであること
を車速センサ58が検出するので、ステアリングホイー
ル23を回しても、コントローラ59は上記センサ58
の検出出力に基づいて比例バルブ51の第1及び第2制
御部51e,51fをオフの状態に保つ、即ち後前輪1
3を操舵しない。これはトラック10が停止した状態で
後前輪13を操舵するには極めて大きな力を必要とし、
比較的小型の油圧シリンダ34では操舵できないためで
ある。
【0025】車速が第1所定値V1(例えば、V1=40
km/時)以上かつ第2所定値V2(例えば、V2=12
0km/時)未満の中速走行であることを車速センサ5
8が検出し、ピットマンアーム27が一点鎖線矢印の方
向に所定の角度だけ回転したことをフロント舵角センサ
56が検出すると、コントローラ59はこれらセンサ5
8,56の各検出出力に基づいて比例バルブ51の第2
制御部51fをオンして、ピストンロッド34aを図5
の実線で示す方向に突出させ、後前輪13を前輪11と
同一方向、即ち破線矢印で示す方向に回転させる。揺動
リンク37の回転角はコントローラ59の制御入力にフ
ィードバックされ、前輪11に対する後前輪13の舵角
比δr/δfが第1舵角比γ1(例えば、γ1=0.29)
と第2舵角比γ2(例えば、γ2=0.14)の間の所定
値になったときに、比例バルブ51の第2制御部51f
をオフして油圧シリンダ34への作動油43の供給を停
止する。車速がV1からV2の範囲では、舵角比δr/δf
が車速の増加とともに第1舵角比γ1から第2舵角比γ2
に向って次第に小さくなるように、コントローラ59は
後前輪13を制御するので(図6)、低速走行に近い中
速走行時には後前輪13の磨耗を低減することができ、
高速走行に近い中速走行時にはトラック10の操縦安定
性を向上することができる。
km/時)以上かつ第2所定値V2(例えば、V2=12
0km/時)未満の中速走行であることを車速センサ5
8が検出し、ピットマンアーム27が一点鎖線矢印の方
向に所定の角度だけ回転したことをフロント舵角センサ
56が検出すると、コントローラ59はこれらセンサ5
8,56の各検出出力に基づいて比例バルブ51の第2
制御部51fをオンして、ピストンロッド34aを図5
の実線で示す方向に突出させ、後前輪13を前輪11と
同一方向、即ち破線矢印で示す方向に回転させる。揺動
リンク37の回転角はコントローラ59の制御入力にフ
ィードバックされ、前輪11に対する後前輪13の舵角
比δr/δfが第1舵角比γ1(例えば、γ1=0.29)
と第2舵角比γ2(例えば、γ2=0.14)の間の所定
値になったときに、比例バルブ51の第2制御部51f
をオフして油圧シリンダ34への作動油43の供給を停
止する。車速がV1からV2の範囲では、舵角比δr/δf
が車速の増加とともに第1舵角比γ1から第2舵角比γ2
に向って次第に小さくなるように、コントローラ59は
後前輪13を制御するので(図6)、低速走行に近い中
速走行時には後前輪13の磨耗を低減することができ、
高速走行に近い中速走行時にはトラック10の操縦安定
性を向上することができる。
【0026】車速が第2所定値V2(例えば、V2=12
0km/時)以上の高速走行であることを車速センサ5
8が検出し、ピットマンアーム27が一点鎖線矢印の方
向に所定の角度だけ回転したことをフロント舵角センサ
56が検出すると、コントローラ59はこれらセンサ5
8,56の各検出出力に基づいて比例バルブ51の第2
制御部51fをオンして、ピストンロッド34aを図5
の実線で示す方向に突出させ、後前輪13を前輪11と
同一方向、即ち破線矢印で示す方向に回転させる。揺動
リンク37の回転角はコントローラ59の制御入力にフ
ィードバックされ、前輪11に対する後前輪13の舵角
比δr/δfが第2舵角比γ2(例えば、γ2=0.14)
となったときに、比例バルブ51の第2制御部51fを
オフして油圧シリンダ34への作動油43の供給を停止
する。この結果、トラック10の高速走行時の操縦安定
性を向上することができる。なお、この実施の形態で挙
げた車速及び舵角比の数値は一例であって、これらの数
値に限定されるものではない。
0km/時)以上の高速走行であることを車速センサ5
8が検出し、ピットマンアーム27が一点鎖線矢印の方
向に所定の角度だけ回転したことをフロント舵角センサ
56が検出すると、コントローラ59はこれらセンサ5
8,56の各検出出力に基づいて比例バルブ51の第2
制御部51fをオンして、ピストンロッド34aを図5
の実線で示す方向に突出させ、後前輪13を前輪11と
同一方向、即ち破線矢印で示す方向に回転させる。揺動
リンク37の回転角はコントローラ59の制御入力にフ
ィードバックされ、前輪11に対する後前輪13の舵角
比δr/δfが第2舵角比γ2(例えば、γ2=0.14)
となったときに、比例バルブ51の第2制御部51fを
オフして油圧シリンダ34への作動油43の供給を停止
する。この結果、トラック10の高速走行時の操縦安定
性を向上することができる。なお、この実施の形態で挙
げた車速及び舵角比の数値は一例であって、これらの数
値に限定されるものではない。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、車
速センサが第1所定値以上かつ第2所定値未満の車速を
検出すると、コントローラが前輪に対する後前輪の舵角
比が車速の増加とともに第1舵角比から第2舵角比に向
って次第に小さくなるように後前輪操舵手段を制御し、
車速センサがゼロより大きくかつ第1所定値未満の車速
を検出すると、コントローラが第1舵角比となるように
後前輪操舵手段を制御し、更に車速センサが第2所定値
以上の車速を検出すると、コントローラが第2舵角比と
なるように後前輪操舵手段を制御するように構成したの
で、低速走行時に前輪が操舵されると、コントローラは
後前輪操舵手段を介して後前輪を前輪と同一方向にかつ
前輪に対する後前輪の舵角比が第1舵角比となるように
操舵する。この結果、前軸のアッカーマンステア角と前
輪の操舵角とが略同一になり、後前軸のアッカーマンス
テア角と後前輪の操舵角とが略同一になるので、後前輪
の磨耗を低減することができる。
速センサが第1所定値以上かつ第2所定値未満の車速を
検出すると、コントローラが前輪に対する後前輪の舵角
比が車速の増加とともに第1舵角比から第2舵角比に向
って次第に小さくなるように後前輪操舵手段を制御し、
車速センサがゼロより大きくかつ第1所定値未満の車速
を検出すると、コントローラが第1舵角比となるように
後前輪操舵手段を制御し、更に車速センサが第2所定値
以上の車速を検出すると、コントローラが第2舵角比と
なるように後前輪操舵手段を制御するように構成したの
で、低速走行時に前輪が操舵されると、コントローラは
後前輪操舵手段を介して後前輪を前輪と同一方向にかつ
前輪に対する後前輪の舵角比が第1舵角比となるように
操舵する。この結果、前軸のアッカーマンステア角と前
輪の操舵角とが略同一になり、後前軸のアッカーマンス
テア角と後前輪の操舵角とが略同一になるので、後前輪
の磨耗を低減することができる。
【0028】また中速走行時に前輪が操舵されると、コ
ントローラは後前輪操舵手段を介して後前輪を前輪と同
一方向にかつ前輪に対する後前輪の舵角比が第1舵角比
と第2舵角比との間の所定値となるように操舵する。即
ち、舵角比が車速の増加とともに第1舵角比から第2舵
角比に向って次第に小さくなるように、コントローラは
後前輪を制御する。この結果、低速走行に近い中速走行
時には後前輪の磨耗を低減することができ、高速走行に
近い中速走行時には操縦安定性を向上することができ
る。更に高速走行時に前輪が操舵されると、コントロー
ラは後前輪操舵手段を介して後前輪を前輪と同一方向に
かつ前輪に対する後前輪の舵角比が第1舵角より小さい
第2舵角比となるように操舵する。この結果、高速走行
時の操縦安定性を向上することができる。
ントローラは後前輪操舵手段を介して後前輪を前輪と同
一方向にかつ前輪に対する後前輪の舵角比が第1舵角比
と第2舵角比との間の所定値となるように操舵する。即
ち、舵角比が車速の増加とともに第1舵角比から第2舵
角比に向って次第に小さくなるように、コントローラは
後前輪を制御する。この結果、低速走行に近い中速走行
時には後前輪の磨耗を低減することができ、高速走行に
近い中速走行時には操縦安定性を向上することができ
る。更に高速走行時に前輪が操舵されると、コントロー
ラは後前輪操舵手段を介して後前輪を前輪と同一方向に
かつ前輪に対する後前輪の舵角比が第1舵角より小さい
第2舵角比となるように操舵する。この結果、高速走行
時の操縦安定性を向上することができる。
【図1】本発明実施形態の後前輪操舵制御装置を備えた
トラックの平面構成図。
トラックの平面構成図。
【図2】図3のA矢視図。
【図3】図2のB−B線断面図。
【図4】図2のC−C線断面図。
【図5】その装置の制御回路構成図。
【図6】車速の変化に対する舵角比δr/δfの変化を示
す図。
す図。
11 前輪 13 後前輪 21 前輪操舵手段 22 後前輪操舵手段 56 フロント舵角センサ 58 車速センサ 59 コントローラ δf 前輪の操舵角 δr 後前輪の操舵角 V1 車速の第1所定値 V2 車速の第2所定値 γ1 第1舵角比 γ2 第2舵角比
フロントページの続き Fターム(参考) 3D032 CC02 CC48 CC50 DA04 DA06 DA23 DB02 DB03 DC08 DC33 DC35 DD17 EA06 EA07 EB01 EB04 EB11 EC04 EC08 GG02 3D034 BA04 CA02 CA03 CB06 CC05 CC08 CC12 CD04 CD12 CD13 CE06 CE08 CE12 CE13
Claims (1)
- 【請求項1】 前輪(11)を操舵する前輪操舵手段(21)
と、後前輪(13)を操舵する後前輪操舵手段(22)と、前記
前輪(11)の操舵角(δf)を検出するフロント舵角センサ
(56)と、車速を検出する車速センサ(58)と、前記フロン
ト舵角センサ(56)及び前記車速センサ(58)の各検出出力
に基づいて前記後前輪(13)を前記前輪(11)と同一方向に
操舵するように前記後前輪操舵手段(22)を制御するコン
トローラ(59)とを備えた後2軸車両の後前輪操舵制御装
置であって、 前記車速センサ(58)が第1所定値(V1)以上かつ第2所定
値(V2)未満の車速を検出するときに前記前輪(11)の操舵
角(δf)に対する前記後前輪(13)の操舵角(δr)の舵角比
(δr/δf)が車速の増加とともに第1舵角比(γ1)から
第2舵角比(γ2)に向って次第に小さくなるように前記
コントローラ(59)が前記後前輪操舵手段(22)を制御し、 前記車速センサ(58)がゼロより大きくかつ前記第1所定
値(V1)未満の車速を検出するときに前記舵角比(δr/δ
f)が車速に拘らず前記第1舵角比(γ1)となるように前
記コントローラ(59)が前記後前輪操舵手段(22)を制御
し、 前記車速センサ(58)が前記第2所定値(V2)以上の車速を
検出するときに前記舵角比(δr/δf)が車速に拘らず
前記第2舵角比(γ2)となるように前記コントローラ(5
9)が前記後前輪操舵手段(22)を制御するように構成され
たことを特徴とする後2軸車両の後前輪操舵制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2506899A JP3761056B2 (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 後2軸車両の後前輪操舵制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2506899A JP3761056B2 (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 後2軸車両の後前輪操舵制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000225960A true JP2000225960A (ja) | 2000-08-15 |
JP3761056B2 JP3761056B2 (ja) | 2006-03-29 |
Family
ID=12155622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2506899A Expired - Fee Related JP3761056B2 (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 後2軸車両の後前輪操舵制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3761056B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114348105A (zh) * | 2022-02-16 | 2022-04-15 | 常州大学 | 一种重型卡车后轮转向系统及控制方法 |
WO2023029797A1 (zh) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | 浙江中车电车有限公司 | 一种电动客车的底盘结构及转向方法 |
-
1999
- 1999-02-02 JP JP2506899A patent/JP3761056B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023029797A1 (zh) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | 浙江中车电车有限公司 | 一种电动客车的底盘结构及转向方法 |
CN114348105A (zh) * | 2022-02-16 | 2022-04-15 | 常州大学 | 一种重型卡车后轮转向系统及控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3761056B2 (ja) | 2006-03-29 |
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Legal Events
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