JP2000222605A - 有限要素生成装置および有限要素生成方法 - Google Patents

有限要素生成装置および有限要素生成方法

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JP2000222605A
JP2000222605A JP11023734A JP2373499A JP2000222605A JP 2000222605 A JP2000222605 A JP 2000222605A JP 11023734 A JP11023734 A JP 11023734A JP 2373499 A JP2373499 A JP 2373499A JP 2000222605 A JP2000222605 A JP 2000222605A
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Japan
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finite element
data
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JP11023734A
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Inventor
Takeshi Nokubo
武史 野久保
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有限要素法解析に使用される有限要素デ−タを
効率よくかつ正確に生成できる装置を提供する。 【解決手段】 解析対象物の線分データを読み込む線分
データ読み込み手段31と、線分の交点を算出し、交点
を基準に線分を分割する交点処理手段32と、節点を作
成する機能を有する節点作成手段33と、重複している
節点を検索し重複した節点を削除する同一節点処理手段
34と、3個以上の前記線分データによって構成される
閉領域を算出して要素とし、前記要素に要素番号を付与
する要素番号付与手段35と、重複して前記要素番号が
付与されている要素を削除する重複要素削除手段36と
を備える有限要素生成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有限要素法による
数値解析に使用される有限要素データを生成する装置お
よび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有限要素法(FEM:Finite element m
ethod)は、物理学、工学を中心にした広範な領域に適
用が可能な微分方程式の数値解法であり、電子計算機の
大記憶容量と高速演算の特徴を生かして近年急速に発展
してきている方法である。有限要素法は、元来、構造力
学の分野において骨組形状をもつ構造物の解析等で用い
られてきた方法であるが、現在ではこれに止まらず連続
体を解析する有力な手段としても展開されている。今
日、有限要素法は、極めて一般的な数値解法の位置を占
めている。
【0003】有限要素法では、解析すべき対象物を小さ
な閉領域に分割した有限要素(finite element)に基づ
いて解析が行われる。有限要素の生成は、通常、解析対
象物を微小要素に分割した形状モデルを作成した後、こ
の形状モデルを数値データとして表現することによって
なされる。この数値データは有限要素データと呼ばれ
る。
【0004】図2〜4を参照しながら、有限要素データ
について説明する。図2を参照する。図2は、有限要素
データの基礎となる線分データの一例を表している。有
限要素法による解析対象物の形状モデルは、複数の線分
から構成されるワイヤフレームの構造をとっており、こ
の線分の情報を線分データという。図2には、線分1、
線分2および線分3の3本の線分から構成される線分デ
ータの例が示されている。このような3本の線分から構
成される線分データは、三角形要素と呼ばれる。なお、
4本の線分から構成される線分データは、四角形要素と
呼ばれる。
【0005】図3は、有限要素データの一例を表してい
る。有限要素は、いくつかの節点(nodal point)から
構成される要素であり、面の形状をしている。図3に
は、節点番号n1、n2およびn3の3つの節点から構
成される要素の有限要素データが示されている。この要
素には要素番号e1が付与されている。図3では、節点
を黒丸印で表している。
【0006】図4は、有限要素データの他の一例を表し
ている。図4には、節点番号n1、n2およびn3以外
に、要素の辺上にn4、n5およびn6の新たな節点が
規定された有限要素データが示されている。三角形要素
の数が1個で節点の数が6個であるような要素を2次要
素という。図3で示す要素よりも、図4で示す2次要素
を用いて有限要素法解析を行ったときの方が、解析の精
度は高いとされている。
【0007】有限要素データは、通常、プリプロセッサ
を使用して生成される。従来の方法によれば、まず、有
限要素データの基本となる形状モデルを人手によって作
成した後、プリプロセッサの機能を利用して形状モデル
から有限要素データを生成させる。より具体的には、プ
リプロセッサの機能を用いて、CAD(computer aided
design)で作成された外形図形を表すCADデータか
ら、外形図形内の領域を表す有限要素データに変換す
る。なお、有限要素データとCADデータとは、CAD
データが線分データから構成されているのに対し、有限
要素データは面データから構成されている点が異なり、
両データは形状の表現形式が異なる別のデータである。
有限要素法による解析では有限要素モデルが必要である
ため、CADデータで有限要素法による解析を行うこと
はできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法で有限要素
データを作成するためには、プリプロセッサにおいて、
作業者が入力した外形データを用いて、作業者が閉領域
を構成する線分を次々に指定して閉領域を指定した後、
次いで閉領域の辺を分割するための数を指定する必要が
あった。閉領域の個数は通常大量であり、1000個以
上も存在する場合もあり、そのため、有限要素データを
作成する作業者の負担は極めて大きなものであった。
【0009】また、形状モデルはCADによって作成さ
れることも多いが、CAD図面では線分が交差した場合
には、指定された多角形により閉領域の認識が出来なく
なるという問題もあった。CADデータは線分から構成
されたデータ構造であるため、領域という観念がなく、
多角形の重複部分を認識することができない。そのた
め、CADでは線分が交差している場合、交差している
2つの線分を作業者がマウス等で指示して処理する必要
があった。
【0010】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、操作性に優れ、有限要素法に
よる数値解析をするために必要な有限要素データを簡便
かつ正確に生成することができる装置および方法を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による有限要素生
成装置は、有限要素法解析に使用される有限要素デ−タ
を生成する有限要素生成装置であり、解析対象物の線分
データを読み込む機能を有する線分データ読み込み手段
と、前記線分データに含まれる複数の線分同士の交点を
算出し、前記交点を基準にして前記線分を分割すること
によって、新たな線分データを発生させる機能を有する
交点処理手段と、前記線分データを利用して節点を作成
する機能を有する節点作成手段と、重複している節点を
検索し、次いで前記重複した節点のうち、一の節点を残
し、他の節点を削除する機能を有する同一節点処理手段
と、3個もしくは4個または3個と4個との混合状態で
の前記線分データによって構成される閉領域を算出して
要素とし、前記要素に要素番号を付与する機能を有する
要素番号付与手段と、重複して前記要素番号が付与され
ている要素を検索し、前記要素のうち一の要素を残し
て、他の要素を削除する機能を有する重複要素削除手段
とを備えている。本発明による有限要素生成装置によれ
ば、CAD図面等から有限要素解析の有限要素データを
効率よく生成させるできる。それゆえ、手作業の煩わし
さがなくなり、品質の良い有限要素解析を短時間で行う
ことができる。また操作性に優れており、必要に応じて
有限要素の密度を制御でき、短時間に有限要素の生成を
規則正しく行うことができる。
【0012】好ましい実施形態では、前記同一節点処理
手段は、閉領域を構成しない孤立した線分データを検索
し、前記孤立した線分データを削除する機能をさらに有
する。この機能によって、有限要素解析の有限要素デー
タを不具合なく生成することができ、要素形状の手作業
による修正作業がなくなるため、効率よく品質の良い有
限要素解析を行うことができる。
【0013】好ましい実施形態では、前記要素番号付与
手段は、3個から4個の前記線分データから構成される
閉領域を算出して要素とし、前記要素に要素番号を付与
する。
【0014】好ましい実施形態では、前記要素番号付与
手段は、3個の前記線分データから構成される閉領域を
算出して要素とし、前記要素に要素番号を付与する。こ
のような機能により、3節点以外の要素は生成しないの
で、3節点以外は穴と認識され、その結果、正確なモデ
ル化を行うことができる。
【0015】好ましい実施形態では、前記要素番号付与
手段は、4個の前記線分データから構成される閉領域を
算出して要素とし、前記要素に要素番号を付与する。こ
のような機能により、4節点で有限要素解析の有限要素
データが生成できるので、3節点要素に比べ、計算精度
の向上を期待でき、高精度の有限要素解析を行うことが
できる。また、4節点以外の要素は生成しないので、4
節点以外は穴と認識され、その結果、正確なモデル化を
行うことができる。
【0016】前記節点作成手段は、前記線分データの中
間に新たな節点を発生させる機能をさらに有することが
できる。このような機能により、中間節点を持つ有限要
素解析の有限要素データを生成することができ、要素数
を増加させないで短時間に高精度の有限要素解析を行う
ことができる。また、中間節点を持たない要素から、中
間節点を持つ要素に変換する作業が無くなり、効率的に
解析モデルを作成することができる。
【0017】前記要素番号付与手段は、前記3個の線分
データの中間に新たな節点を発生させ、前記節点を利用
して前記閉領域から4個の要素を作成し、各要素に要素
番号を付与する機能をさらに有することができる。この
機能により、中間節点を持つ四角形有限要素解析の有限
要素データを生成することができるため、中間節点を持
たない4節点要素よりも、精度が高いことが期待でき、
高精度の有限要素解析を行うことができる。
【0018】前記要素番号付与手段は、前記4個の線分
データの中間と前記閉領域内部の1点とに新たな節点を
発生させ、前記節点を利用して前記閉領域から4個の要
素を作成し、各要素に要素番号を付与する機能をさらに
有することができる。この機能により、三角形有限要素
解析の有限要素データを一度に4個生成することができ
る。その結果、入力手段で新たに線分データを追加する
作業を行うことなく、多量の要素を生成させることがで
き、高精度の有限要素解析を行うことができる。
【0019】前記節点作成手段は、前記線分データに解
析対象物の材料特性を色番号として付加する機能をさら
に有し、前記要素番号を付与する手段は、前記線分デー
タの色番号に応じて要素に材料特性番号を付与する機能
をさらに有することができる。この機能により、材料物
性を含めた有限要素解析の有限要素データを生成するこ
とができる。その結果、解析モデルの作成時において各
要素に材料物性値を設定する作業がなくなり、高効率の
有限要素解析を行うことができる。
【0020】前記節点作成手段は、前記線分データに解
析対象物の厚み属性を色番号として付加する機能をさら
に有し、前記要素番号を付与する手段は、前記線分デー
タの色番号に応じて要素に厚み属性番号を付与する機能
をさらに有することができる。この機能より、厚み属性
を含めた有限要素解析の有限要素データを生成すること
ができる。その結果、解析モデルの作成時において各要
素に材料物性値を設定する作業がなくなり、高効率の有
限要素解析を行うことができる。
【0021】前記同一節点処理手段は、前記節点を中心
として範囲を指定した後、前記範囲内に存在する節点を
検索し、次いで検索した節点のうち、一の節点を残し
て、他の節点を削除するとともに、前記削除された節点
に付随する線分データを削除する機能を有することがで
きる。この機能により、有限要素解析を行う際の不必要
な微少な要素の生成を抑えることができ、モデルの簡略
化を行うことができる。その結果、品質良く、計算時間
を短縮化した有限要素解析を行うことができる。
【0022】前記線分データ読み込み手段は、始点と終
点とを持つ線分であって直線または曲線の線分を線分デ
ータとして入力する手段を含んでいてもよい。この手段
により、弧や自由曲線のような任意の線分を入力するこ
とができるため、CADにおける作業の制限がなくな
る。また、曲線から線分に変換する作業がなくなるた
め、要素解析の有限要素データを簡単に効率よく生成す
ることができる。
【0023】前記線分データ読み込み手段は、前記形状
モデルを読み込むことによって前記線分データを抽出す
る画像読込手段を含んでいてもよい。この手段により、
入力データはデータファイルの形式でなくとも、CAD
やプロッタ等を用いて紙上に作成された図面のような画
像の形式であってもよい。そのため、CADでの作成作
業を省略することができ、また、曲線から線分に変換す
る作業を行わなくてもよいので、要素解析の有限要素デ
ータを簡単に効率よく生成できる。
【0024】前記線分データ読み込み手段は、前記解析
対象物の形状モデルを表示する形状モデル表示手段と、
前記線分データを入力するための線分データ入力手段と
を備え、前記線分データ入力手段は前記表示手段に表示
された前記形状モデルに対して線分データを表示させ
て、線分データを入力することができる機能を有してい
てもよい。この機能により、有限要素メッシュを確認し
ながら作業をすすめることができる。
【0025】本発明による有限要素生成方法は、有限要
素法解析に使用される有限要素デ−タを生成する有限要
素生成方法であり、解析対象物の形状モデルに基づく線
分データを入力する工程と、線分が交差する交点を求
め、前記交点を基準として前記線分を分割することによ
って、新たな線分データを発生させる工程と、前記線分
データを利用して節点を作成する工程と、重複している
節点を検索し、次いで前記節点のうち、一の節点を残
し、他の節点を削除する同一節点処理工程と、3個以上
の前記線分データから構成される閉領域を算出して要素
とし、前記要素に要素番号を付与する工程と、重複して
要素番号が付与されている要素を検索し、前記要素のう
ち、一の要素を残して、他の要素を削除する工程と、デ
ータを出力する工程とを包含する。本発明の有限要素生
成方法によれば、CAD図面等から有限要素解析の有限
要素データを効率よく生成させることができるため、手
作業の煩わしさがなくなり、品質の良い有限要素解析を
短時間で行うことができる。また、操作性に優れ、必要
に応じて有限要素密度を制御できるため、短時間に有限
要素を規則正しく生成することができる。
【0026】好ましい実施形態では、前記同一節点処理
工程は、閉領域を構成しない孤立した線分データを検索
し、前記孤立した線分を削除する工程を含む。この工程
によって、有限要素解析の有限要素データを不具合なく
生成することができるため、要素形状の手作業による修
正作業がなり、効率よく品質の良い有限要素解析を行う
ことができる。
【0027】好ましい実施形態では、前記要素番号を付
与する工程は、3個から4個の前記線分データから構成
される閉領域を算出して要素とし、前記要素に要素番号
を付与するように行われる。
【0028】好ましい実施形態では、前記要素番号を付
与する工程は、3個の前記線分データから構成される閉
領域を算出して要素とし、前記要素に要素番号を付与す
るように行われる。このように行うことによって、3節
点以外の要素を生成させることがない。その結果、3節
点以外は穴と認識され、正確なモデル化を行うことがで
きる。
【0029】好ましい実施形態では、前記要素番号を付
与する工程は、4個の前記線分データから構成される閉
領域を算出して要素とし、前記要素に要素番号を付与す
るように行われる。このように行うことによって、4節
点で有限要素解析の有限要素データが生成できるため、
3節点要素に比べ、計算精度向上が期待でき、高精度の
有限要素解析を行うことができる。また、4節点以外の
要素は生成しないため、4節点以外は穴と認識されるの
で、正確なモデル化を行うことができる。
【0030】前記節点を作成する工程は、前記線分デー
タの中間に新たに節点を発生させる工程をさらに含んで
いてもよい。この工程によって、中間節点を持つ有限要
素解析の有限要素データが生成できる。このため、要素
数を増加させないで短時間に高精度の有限要素解析が実
施できる。また、中間節点を持たない要素から中間節点
を持つ要素に変換する作業を行わなくてもよいため、効
率的に解析モデルを作成することができる。
【0031】前記要素番号を付与する工程は、前記3個
の線分データの中間に新たな節点を発生させ、前記節点
を利用して前記閉領域から4個の要素を作成し、各要素
に要素番号を付与する工程をさらに含んでいてもよい。
この工程によって、三角形有限要素解析の有限要素デー
タを一度に4個生成できる。このため、入力手段で新た
な線分データを追加する作業を行うことなく、多量の要
素を生成することができ、高精度の有限要素解析を行う
ことができる。
【0032】前記要素番号を付与する工程は、前記4個
の線分データの中間と前記閉領域内部の1点とに新たな
節点を発生させ、前記節点を利用して前記閉領域から4
個の要素を作成し、各要素に要素番号を付与する工程を
さらに含んでいてもよい。この工程によって、四角形有
限要素解析の有限要素データを一度に4個生成すること
ができる。このため入力手段で、新たな線分データを追
加する作業を行うことなく、多量の要素を生成すること
ができ、高精度の有限要素解析を行うことができる。
【0033】前記節点を作成する工程は、前記線分デー
タに解析対象物の材料特性を色番号として付加する工程
をさらに含み、前記要素番号を付与する工程は、前記線
分データの色番号に応じて要素に材料特性番号を付与す
る工程をさらに含んでいてもよい。この工程によって、
材料物性を含めた有限要素解析の有限要素データを生成
することができる。このため、解析モデルの作成時にお
いて各要素に材料物性値を設定する作業を行わなくても
よいので、高効率の有限要素解析を行うことできる。
【0034】前記節点を作成する工程は、前記線分デー
タに解析対象物の厚み属性を色番号として付加する工程
をさらに含み、前記要素番号を付与する工程は、前記線
分データの色番号に応じて要素に厚み属性番号を付与す
る工程をさらに含んでいてもよい。この工程によって、
厚み属性を含めた有限要素解析の有限要素データを生成
できる。このため、解析モデルの作成時において各要素
に厚み属性を設定する作業を行わなくてもよいので、高
効率の有限要素解析を行うことができる。
【0035】前記同一節点処理工程は、前記節点を中心
として範囲を指定した後、前記範囲内に存在する節点を
検索し、次いで検索した節点のうち、一の節点を残し
て、他の節点を削除するとともに、前記削除された節点
に付随する線分データを削除する工程を含んでいてもよ
い。この工程によって、有限要素解析を実行する際に不
必要な微少な要素を発生を抑えることができ、モデルの
簡略化を行うことができる。このため、品質が良く、計
算時間が短縮化された有限要素解析を行うことができ
る。
【0036】前記線分データを入力する工程は、始点と
終点とを持つ線分であって直線または曲線の線分に基づ
いて線分データを入力することができる。このような入
力することができることによって、弧や自由曲線のよう
な任意の線分を入力することができる。その結果、CA
Dにおける作業の制限がなくなり、曲線から線分に変換
する作業がなくなるので、有限要素解析の有限要素デー
タを簡単に効率よく生成することができる。
【0037】前記線分データを入力する工程は、前記解
析対象物の形状モデルを読み込み、前記形状モデルから
前記線分データを抽出する工程を含んでいてもよい。こ
の工程によって、入力データはデータファイルの形式で
なくとも、CADやプロッタ等を用いて紙上に作成され
た図面のような画像の形式であってもよい。このためC
ADでの作成作業を省略することができ、また、曲線か
ら線分に変換する作業を行わなくてもよいので、有限要
素解析の有限要素データを簡単に効率よく生成すること
ができる。
【0038】前記線分データを入力する工程は、前記解
析対象物の形状モデルを表示する機能を有する形状モデ
ル表示手段に、前記解析対象物の形状モデルおよび線分
データを表示させて、前記線分データを入力するように
行うことができる。このように行うことによって、有限
要素メッシュを確認しながら作業をすすめることができ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】図面を参照しながら、本発明の実
施形態を説明する。
【0040】図1は本発明による有限要素生成装置の実
施形態を示すブロック図である。この有限要素生成装置
は、解析対象物の形状モデルに基づいて線分データを作
成する線分データ作成部1と、線分データを格納する線
分データ記憶部2と、線分データから有限要素データを
生成する処理を行う処理部3と、処理部で算出されたデ
ータを格納する処理データ記憶部4と、処理部に対して
指示を与える指示入力部5と、データを出力する出力部
6とを備えている。以下、詳細に説明する。
【0041】[線分データ作成部]線分データ作成部1
は、解析対象物の形状モデルに基づいて線分データを作
成する機能を有している。線分データ作成部1によっ
て、解析対象物の形状モデル自体も作成することができ
る。線分データ作成部1としては、例えば、CAD装置
が用いられる。
【0042】線分データ作成部1は、解析対象物の形状
モデルを表示する形状モデル表示手段7と、線分データ
を入力するための線分データ入力手段8とを備えた装置
であってもよい。形状モデル表示手段7で表示された解
析対象物の形状モデルに対して、線分データ入力手段8
によって入力された線分データが逐次表示されるように
すると、生成させる有限要素を確認しながら作業をする
ことが可能となる。形状モデル表示手段8には、例え
ば、CRTモニター装置等の図形表示装置を用いること
ができ、線分データ入力手段7には、例えば、キーボー
ドやポインティングデバイスを備えた入力装置を用いる
ことができる。
【0043】線分データ作成部1は、始点と終点とを持
つ線分であれば、直線の線分のみならず、曲線の線分に
基づいても線分データを入力することができる。このた
め、CADにおいて通常なされるような曲線から線分へ
の変換作業がなくなり、効率よく作業をすることができ
る。
【0044】また、線分データ作成部1は、形状モデル
が描かれた画像を読み込んで線分データを抽出する機能
を有する画像読込手段を備えていてもよい。画像読込手
段を備えることによって、入力される線分データは、C
ADで作成されたような(データ)ファイルの形式でな
くとも、例えば、CAD、プロッタ等を用いて紙上に作
成された図面のような画像の形式であってもよい。この
ため、様々な形式の形状モデルから線分データを入力す
ることができる。画像読込手段には、例えば、スキャナ
ー、ディジタルカメラ等を用いることができる。
【0045】[線分データ記憶部]線分データ記憶部2
は、線分データ作成部1で作成された線分データを格納
する機能を有している。線分データ記憶部2としては、
線分情報を格納できる記録装置であればよく、例えば、
半導体メモリ、磁気記憶装置を用いることができる。線
分データ記憶部2において、線分データは、例えば、C
ADの標準フォーマットであるIGESフォーマットや
DXFフォーマット等の線分情報として格納される。
【0046】[処理部関連]処理部3は、線分データ記
憶部2に格納された線分データから有限要素データを生
成する処理を行う。処理部3で算出されたデータは、処
理データ記憶部4に格納され、処理部3に対する指示
は、指示入力部5によって行われる。処理部データ記憶
部4には、処理部3によって行われる処理のためのプロ
グラムが格納されている。処理部3で算出されるデータ
の確認は、出力部6で行われる。
【0047】処理部3としては、例えば、CPUが用い
られる。処理データ記憶部4としては、半導体メモリ、
ハードディスク等の記憶装置が用いられ得る。指示入力
部5には、キーボードやポインティングデバイスを備え
た入力装置を用いることができ、出力部6には、CRT
モニター装置等の図形表示装置を用いることができる。
【0048】図5を参照する。処理部3は、線分データ
読み込み手段31、交点処理手段32、節点作成手段3
3、同一節点処理手段34、要素番号付与手段35およ
び重複要素削除手段36を備えている。手段31〜36
は、処理に必要なデータおよびプログラムを処理データ
記憶部4から読み出し、処理を実行し、その結果を処理
データ記憶部4に格納する。以下、各手段を詳細に説明
する。
【0049】線分データ読み込み手段31は、線分デー
タ記憶部2に格納されている線分データを読み込む機能
を有している。読み込まれた線分データは、交点処理手
段32で処理されることになる。
【0050】交点処理手段32は、線分が交差する全て
の交点を算出し、この交点を基準にして線分を分割する
ことによって、新たな線分データを発生させる機能を有
している。
【0051】節点作成手段33は、線分データを利用し
て節点を作成する機能を有しており、例えば、線分デー
タの端点に節点を作成する。
【0052】節点作成手段33はまた、線分データの中
間に新たな節点を発生させる機能をさらに有することが
できる。この機能によって、要素の数を増加させること
なく線分データに新たな節点を発生させることができ、
その結果、短時間に高精度の有限要素解析を実施するこ
とが可能となる。
【0053】節点作成手段33は、線分データに解析対
象物の材料特性を色番号として付加する機能をさらに有
することができる。線分データに解析対象物の材料特性
を色番号として付加しておくと、要素番号を付与する手
段35において、線分データの色番号に応じて要素に材
料特性番号を付与することができるようになる。
【0054】また、節点作成手段33は、線分データに
解析対象物の厚み属性を色番号として付加する機能をさ
らに有することができる。線分データに解析対象物の厚
み属性を色番号として付加しておくと、要素番号を付与
する手段35において、線分データの色番号に応じて要
素に厚み属性番号を付与することができるようになる。
【0055】同一節点処理手段34は、重複している節
点を検索し、次いでこのような節点のうち、一の節点を
残し、他の節点を削除する機能を有している。重複して
いる節点とは、例えば、ある節点と他の節点とが同一場
所に作成されている節点をいう。
【0056】同一節点処理手段34は、閉領域を構成し
ない孤立した線分データを検索し、孤立した線分データ
を削除する機能をさらに有することができる。通常、孤
立した線分データが存在すると、面積ゼロの有限要素が
発生し、その結果、有限要素法による解析が不良とな
る。この機能を用いることによって、孤立した線分デー
タのない有限要素データを生成させることができ、良好
な有限要素法解析を行うことができるようになる。
【0057】同一節点処理手段34はまた、節点間の距
離を計算し、節点間の距離が小さいときに、一方の節点
を削除する機能をさらに有することができる。さらに具
体的には、ある節点を中心として範囲を指定した後、範
囲内に存在する節点を検索し、次いで一の節点を残し
て、他の節点を削除するとともに、削除された節点に付
随する線分データを削除する機能をさらに有することが
できる。この機能によって、不必要な微小要素の発生を
おさえることができる。
【0058】要素番号付与手段35は、3個または4個
以上の線分データによって構成される閉領域を算出し
て、この閉領域を要素とし、この要素に要素番号を付与
する機能を有する。3個の線分データによって構成され
る閉領域は、三角形要素と呼ばれる。一方、4個の線分
データによって構成される閉領域は、四角形要素と呼ば
れる。
【0059】要素番号付与手段35はまた、三角形要素
における線分データの中間に新たな節点を発生させ、こ
の節点を利用して閉領域から4個の三角形要素を作成
し、各要素に要素番号を付与する機能をさらに有するこ
とができる。この機能を用いれば、新たに線分データを
追加することなく、一度に4個の要素を作成することが
可能となる。
【0060】要素番号付与手段35はまた、四角形要素
における線分データの中間と閉領域内部の1点とに新た
な節点を発生させ、この節点を利用して閉領域から4個
の四角形要素を作成し、各要素に要素番号を付与する機
能をさらに有することができる。この機能を用いれば、
新たに線分データを追加することなく、一度に4個の要
素を作成することが可能となる。
【0061】重複要素削除手段36は、重複して要素番
号が付与されている要素を検索し、このような要素のう
ち一の要素を残して、他の要素を削除する機能を有して
いる。重複要素削除手段36によって、重複して要素番
号が付与されている要素が削除されることとなる。
【0062】このような手段を備えた処理部によって線
分データから有限要素データが算出され、出力部6を介
して有限要素データが生成されることになる。
【0063】以下、図6〜図29を参照しながら、本発
明による有限要素生成方法の実施形態の説明をする。
【0064】図6を参照する。本発明の有限要素生成方
法は、線分データ入力工程S1と、交点処理工程S2
と、節点作成工程S3と、同一節点処理工程S4と、要
素番号付与工程S5と、重複要素削除工程S6と、デー
タ出力工程S7とを包含している。図6は、本発明によ
る有限要素生成方法の実施形態のフローチャートであ
る。以下、各工程を説明する。
【0065】[線分データ入力工程]線分データ入力工
程S1は、解析対象物の形状モデルに基づく線分データ
を入力する処理を行う。図7に線分データ入力工程S1
のフローチャートを示す。線分データ入力工程S1によ
って、例えば、CAD装置で作成された解析対象物の線
分データがCADデータフォーマットの形式で必要な個
数だけ読み込まれることになる。
【0066】線分データ入力工程S1では、始点と終点
とを持つ線分であれば、直線のみならず、曲線の線分に
基づいても線分データを入力することができる。図8を
参照する。図8は、アークを用いた線分データの例を示
している。図8から、第1アークと第2アークとから構
成される閉領域を要素とし、第1アークと第2アークの
交点を節点とできることがわかる。
【0067】線分データ入力工程S1はまた、解析対象
物の形状モデルの画像を読み込むことによって線分デー
タを抽出する処理を含んでいてもよい。図9に、この実
施形態のフローチャートを示す。例えば、CADで作成
された図面、プロッタで作成された図面等の画像をスキ
ャナーを用いて読み込んだ後、線分データを抽出するこ
とによって、線分データを入力する処理を行うことがで
きる。このような処理を用いると、短時間で入力工程を
完了させることができるとともに、人手を経ることなく
有限要素の自動生成を行わせることができる。その結
果、作業時間を大きく短縮することが可能となる。
【0068】線分データ入力工程S1は、解析対象物の
形状モデルを表示する機能を有する形状モデル表示手段
に、解析対象物の形状モデルおよび線分データを逐次表
示させながら、線分データを入力することができる。こ
のように入力すると、生成させたい有限要素を確認しな
がら入力処理を進めることができるようになる。
【0069】線分データ入力工程S1を行う際に、入力
する線分データの密度を調整することによって、最終的
に生成させる有限要素データの要素密度を予め調整する
ことができる。例えば、生成させる有限要素データの要
素密度を高くしたいときには、線分データの密度が高く
なるように入力し、要素密度を低くしたいときには、線
分データの密度が低くなるように入力する。
【0070】[交点処理工程]交点処理工程S2は、線
分が交差する全ての交点を求めた後、この交点を基準と
して線分データを分割することによって、新たな線分デ
ータを発生させる処理を行う。図10および図11を参
照する。図10は、交点処理工程S2のフローチャート
である。
【0071】最初に、線分データ入力工程S1で読み込
まれた線分データから、全ての線分について交点を求め
る処理が行われる。まず、第1線分の両端の座標を取り
出した後、両端の座標を通る方程式(すなわち、第1線
分の方程式)、および第1線分のx座標の区間を算出す
る。次に、第2線分の両端の座標を取り出した後、両端
を通る方程式(すなわち、第2線分の方程式)、および
第2線分のx座標の区間が算出される。その後、第1線
分および第2線分の交点を算出し、この交点が第1線分
のx座標の区間内に含まれるかを確認する。x座標の区
間内に含まれる交点については、その交点の座標計算が
なされる。
【0072】次に、交点を基準として線分データを分割
する処理が行われる。座標計算がなされた交点を基準に
して、2つの線分は分割される。図11に、交点を基準
として線分データを分割する処理の例を示す。第1線分
と第2線分との交点を基準にして、それぞれの線分が分
割され、交点を端点とする第3線分および第4線分が新
たに生成することが分かる。線分データの個数だけこの
交点処理工程S2は繰り返される。
【0073】[節点作成工程]節点作成工程S3は、前
記線分データを利用して節点を作成する処理を行う。例
えば、線分データの端点に節点を作成する処理を行う。
図12に節点作成工程S3のフローチャートを示す。こ
の節点作成工程S3によって、線分データが読み込まれ
た後、線分データの端点に節点が生成されることにな
る。節点作成工程を行った後の節点の数は、線分の数の
2倍になる。
【0074】[同一節点処理工程]同一節点処理工程S
4は、重複している節点を検索した後、このような節点
のうち、一の節点を残し、他の節点を削除する処理を行
う。図13に同一節点処理工程S4のフローチャートを
示す。同一節点処理工程S4によって、各線分の端点座
標を有する節点に節点番号が付けられた後、例えば、第
1節点番号と第2節点番号とが同一場所にあるかを判断
し、同一場所にあるときには、第2節点を削除して、第
2節点を使用している線分データを第1節点の情報に移
す処理が行われる。
【0075】同一節点処理工程S4はまた、閉領域を構
成しない孤立した線分データを検索し、孤立した線分デ
ータを削除する処理を行うことができる。図14に、閉
領域を構成しない孤立した線分を示す。図14に示すよ
うな孤立線分があると、領域の面積ゼロの要素が発生
し、その結果、有限要素法の数値計算が不良となってし
まう。従来、このような孤立線分は、手作業によって修
正処理がなされていたが、同一節点処理工程S4によっ
て、自動的に修正処理されることになり、作業負担が大
幅に軽減されることになる。
【0076】同一節点処理工程S4では、重複している
節点を削除する処理だけでなく、節点間の距離を計算
し、節点間の距離が近いときに、一方の節点を削除する
処理を行わせることができる。さらに具体的には、同一
節点処理工程S4は、節点を中心として範囲を指定した
後、範囲内に存在する節点を検索し、次いで一の節点を
残して、他の節点を削除するとともに、削除された節点
に付随する線分データを削除する処理を行うことができ
る。
【0077】この処理のフローチャートを図15に示
す。まず、例えば、第1節点番号と第2節点番号とを取
り出した後、両者の座標から距離を計算し、次いでこの
距離が指定値以下かどうか判断する。指定値以下のとき
には、第2節点番号を削除した後、第2節点番号の情報
を第1節点番号に移動し、次いで第1節点と第2節点を
端点とする線分データを削除する。指定値は予め設定し
ておく。この処理によって、指定距離以内の短い線分デ
ータが削除され、形状モデルの外形を大きく変化させず
に、線分データの数を減らすことができる。その結果、
有限要素法解析にかかる時間が短縮し、効率化を図るこ
とが可能となる。
【0078】[要素番号付与工程]要素番号付与工程S
5は、3個または4個以上の線分データから構成される
閉領域を算出して要素とし、この要素に要素番号を付与
する処理を行う。上述したように3個の線分データから
構成される閉領域を三角形要素といい、4個の線分デー
タから構成される閉領域を四角形要素という。
【0079】図16から図18を参照しながら、3個の
線分データから三角形要素を算出して、この要素に要素
番号を付与する処理を説明する。図16はこの処理のフ
ローチャートである。図17は要素番号付与の手法を説
明する図である。図18は逆方向への検索が必要な一例
を示している。
【0080】まず、第1番目の線分データ(以下、「第
1線分」とする。)の端点(以下、「第1端点」とす
る。)の節点番号n1を取り出した後、第1端点を共有
する他の線分データを全て検索する。次いで、第1端点
を共有する線分データの中で、第1線分に沿って第1端
点の方向に見たときに左側の方向で最も鋭角をなす線分
(すなわち、第1端点を中心とし、第1線分を時計周り
に回転させたときに、最も角度が小さい線分)を選択
し、これを第2線分とする。
【0081】次に、第2線分の第1端点でない方の端点
(以下、「第2端点」とする。)の節点番号n2を取り
出した後、第2端点を共有する他の線分データを全て検
索する。次いで、第2端点を共有する線分データの中
で、第2線分に沿って第2端点の方向に見たときに左側
の方向で最も鋭角をなす線分(すなわち、第2端点を中
心とし、第2線分を時計周りに回転させたときに、最も
角度が小さい線分)を選択し、これを第3線分とする。
【0082】次いで、第3線分の第2端点でない方の端
点(以下、「第3端点」とする。)が第1線分の第1端
点でない方の端点と同一かどうか判断する。両者の端点
が同一であるとき閉領域が成立したとする。閉領域が成
立するとき、第3線分の端点のうちで、第2線分の第2
端点でない方の節点を節点番号n3とした後、n1、n
2およびn3の節点から構成される閉領域に要素番号1
を付与する。
【0083】その後、第1線分の方向を逆にし、第1端
点でない方の端点を共有する他の線分データに対して、
上記と同様の処理を行う。図18を参照しながら、線分
の方向を逆にして同様の処理を行う理由を説明する。線
分の方向を逆にしなかった場合、線分の方向の組み合わ
せによっては三角形の閉領域が形成されるにもかかわら
ず、要素が作成されない場合が生じる。図18に示す例
では、三角形の内側に要素が作成されていない領域が存
在している。線分の方向を逆にして同様の処理を行うこ
とによって、このような領域がなくなることになる。
【0084】図19および図20を参照しながら、4個
の線分データから四角形要素を算出して、この要素に要
素番号を付与する処理を説明する。図19にこの処理の
フローチャートを示す。三角形要素についての処理と基
本的に同様な手順で四角形要素についても処理が行われ
る。図20は逆方向への検索が必要な一例を示してい
る。
【0085】まず、第1番目の線分データ(以下、「第
1線分」とする)の端点(以下、「第1端点」とする)
の節点番号n1を取り出た後、第1端点を共有する他の
線分データを全て検索する。第1端点を共有する線分デ
ータの中で、第1線分に沿って第1端点の方向に見たと
き、左側の方向で最も鋭角をなす線分(すなわち、1端
点を中心とし、第1線分を時計周りに回転させたとき
に、最も角度が小さい線分)を選択し、これを第2線分
とする。
【0086】次に、第2線分の第1端点でない方の端点
(以下、「第2端点」とする)の節点番号n2を取り出
した後、第2端点を共有する他の線分データを全て検索
する。第2端点を共有する線分データの中で、第2線分
に沿って第3端点の方向に見たとき、左側の方向で最も
鋭角をなす線分を選択し、これを第3線分とする。
【0087】次いで、第3線分の第2端点でない方の端
点(以下、第3端点とする)の節点番号n3を取り出し
た後、第3端点を共有する他の線分データを全て検索す
る。第3端点を共有する線分データの中で、第3線分に
沿って第3端点の方向に見たとき、左側の方向で最も鋭
角をなす線分を選択し、これを第4線分とする。
【0088】さらに、第4線分の第3端点でない方の端
点(以下、「第4端点」とする。)が第1線分の第1端
点でない方の端点と同一かどうか判断する。両者の端点
が同一であるとき閉領域が成立したとする。閉領域が成
立するとき、第4線分の端点のうちで、第3線分の第3
端点でない方の節点を節点番号n4とした後、n1、n
2、n3およびn4の節点から構成される閉領域に要素
番号1を付与する。
【0089】その後、第1線分の方向を逆にし、第1端
点でない方の端点を共有する他の線分データに対して、
上記と同様の処理を行う。図20を参照しながら、線分
の方向を逆にして同様の処理を行う理由を説明する。上
記の三角形要素の場合と同様な考えで四角形要素の場合
においても、線分の方向を逆にしなかったとき、線分の
方向の組み合わせによっては四角形の閉領域が形成され
るにもかかわらず、要素が作成されない場合が生じる。
図14に示す例では、四角形の内側に要素が形成されな
い領域が存在している。線分の方向を逆にして同様の処
理を行うことによって、このような領域がなくなること
になる。
【0090】[重複要素削除工程]重複要素削除工程S
6は、重複して要素番号が付与されている要素を検索
し、前記要素のうち、一の要素を残して、他の要素を削
除する処理を行う。重複要素削除工程S6を行う目的
は、重複した有限要素で数値計算した場合に、計算不良
が発生し、計算の実行ができないことを防止するためで
ある。
【0091】図21に重複要素削除工程S6のフローチ
ャートを示す。まず、第1要素番号の節点番号(n1,
n2,n3)を取り出した後、第2要素番号の節点番号
(n4,n5、n6)を取り出す。次いで、第1要素番
号の節点番号と第2要素番号の節点番号とが一致するか
どうかを確認する。この確認は、(n1,n2,n3)
と(n4,n5、n6)との順番を考慮しないで行う。
例えば、n1=n6、n2=n5、n3=n4のときも
一致したとされる。一致した場合に第2要素を削除す
る。
【0092】[2次要素作成]節点作成工程S3は、線
分データの中間に新たに節点を発生させる処理を行わせ
ることができ、この処理を用いて2次要素を作成するこ
とが可能となる。
【0093】図22および図23を参照する。図22
は、1要素3節点の三角形要素についての線分データの
中間に新たに節点を発生させる処理のフローチャートを
示す。図23は1要素4節点の四角形要素についての線
分データの中間に新たに節点を発生させる処理のフロー
チャートを示す。
【0094】まず、要素番号の取り出しを行った後に、
その要素番号における第1節点番号と第2節点番号とを
取り出す。次いで、中点の座標を算出して、この中点に
節点番号nn1を付与する。例えば、第1節点と第2節
点とを端点とする線分の1/2の位置を中点として節点
番号nn1を付与する処理がなされる。その後、図22
および図23のフローチャートに示されているような手
順に従って処理が行われ、それぞれ、節点番号nn1、
nn2およびnn3、ならびにnn1、nn2、nn3
およびnn4が中間節点として登録されることになる。
【0095】この処理によって要素数を増加させずに節
点の数を増やすことができ、有限要素法解析の精度を向
上させることができる。
【0096】[新たな要素の作成]要素番号付与工程S
5は、三角形要素についての線分データの中間に新たな
節点を発生させた後、節点を利用して1個の三角形要素
から新たに4個の三角形要素を作成し、次いで各要素に
要素番号を付与する処理を行うことができる。
【0097】この処理のフローチャートを図24に示
し、作成される要素を図25に示す。まず、図22のフ
ローチャートに示した手法と同様の手法を用いて、節点
番号nn1、nn2およびnn3の中間節点を発生させ
た後、次いで、nn1、nn2およびnn3を節点とす
る要素、n1、nn1およびnn3を節点とする要素、
n2、nn1およびnn2を節点とする要素、ならびに
n3、nn2およびnn3を節点とする要素に要素番号
が付与されることになる。
【0098】図25で示すように、4個の要素が新たに
作成されることによって、要素数が増加し、その結果、
有限要素法解析の精度が向上することになる。
【0099】要素番号付与工程はまた、四角形要素につ
いての線分データの中間と閉領域内部の1点とに新たな
節点を発生させ、節点を利用して1個の四角形要素から
4個の要素を新たに作成し、各要素に要素番号を付与す
る処理を行うことができる。
【0100】この処理のフローチャートを図26に示
し、作成される要素を図27に示す。まず、図23のフ
ローチャートに示したものと同様の手法を用いて、節点
番号nn1、nn2、nn3およびnn4の中間節点を
発生させた後、nn1のX座標とnn2のY座標を有す
る節点番号nn5の中間節点を発生させる。次いで、n
1、nn4、nn5およびnn1を節点とする要素、n
n1、nn5、nn2およびn2を節点とする要素、n
n4、n4、nn3およびnn5を節点とする要素、な
らびにnn5、nn3、n3およびnn2を節点とする
要素に要素番号が付与されることになる。
【0101】図27で示すように、4個の要素が新たに
作成されることによって、要素数が増加し、その結果、
有限要素法解析の精度が向上することになる。
【0102】[材料特性および厚み属性の付加]節点作
成工程S3は、線分データに解析対象物の材料特性を色
番号として付加する処理を行うことができる。このよう
な処理を線分データに行った場合には、要素番号付与工
程S5において、線分データの色番号に応じて要素に材
料特性番号を付与する処理を行うことができる。
【0103】図28にこの処理のフローチャートを示
す。まず、要素番号を取り出した後、例えば、第1要素
番号に対応する第1線分から色番号を取り出す。次に、
第1線分の色番号に対応する材料特性番号を付与する。
この処理によって有限要素法解析を行うときに、有限要
素単位で材料特性の設定作業が不要となり、その結果、
作業効率が向上する。また、色番号単位で一括して材料
特性を設定することができ、作業効率が向上する。
【0104】節点作成工程S3は、線分データに解析対
象物の厚み属性を色番号として付加する処理を行うこと
ができる。このような処理を線分データに行った場合に
は、要素番号付与工程S5において、厚み属性の色番号
に応じて要素に厚み属性番号を付与する処理を行うこと
ができる。
【0105】図29にこの処理のフローチャートを示
す。まず、要素番号を取り出した後、例えば、第1要素
番号に対応する第1線分から色番号を取り出す。次に、
第1線分の色番号に対応する厚み属性番号を付与する。
この処理によって有限要素法解析を行うときに、有限要
素単位で厚み属性の設定作業が不要となり、その結果、
作業効率が向上する。また、色番号単位で一括して厚み
属性を設定することができ、作業効率が向上する。
【0106】[データ出力工程]データ出力工程S7
は、各工程で生成したデータを出力する処理を行う。出
力されたデータによって、各工程の処理の確認を行うこ
とができる。
【0107】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本発
明は、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内におい
て自由に改変することが可能であることはいうまでもな
い。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、操作性に優れ、有限要
素法による数値解析をするために必要な有限要素データ
を簡便かつ正確に生成できる装置および方法を提供でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による有限要素生成装置の実施形態を示
すブロック図である。
【図2】線分データ例を示す図である。
【図3】有限要素データ例を示す図である。
【図4】有限要素データ例(二次要素)を示す図であ
る。
【図5】処理部が備えている手段を表すブロック図であ
る。
【図6】本発明による有限要素生成装置の実施形態を説
明するフローチャートである。
【図7】線分データ入力工程S1のフローチャートであ
る。
【図8】線分データ入力工程S1のフローチャートであ
る。
【図9】第1アークと第2アークから構成される要素を
表す図である。
【図10】交点処理工程S2のフローチャートである。
【図11】線分が交差する場合の交点処理を説明する図
である。
【図12】節点生成工程S3のフローチャートである。
【図13】同一節点処理工程S4のフローチャートであ
る。
【図14】閉領域を構成しない孤立線分データを示す図
である。
【図15】同一節点処理工程S4のフローチャートであ
る。
【図16】要素番号付加工程S5のフローチャートであ
る。
【図17】要素番号付加工程S5において線分を選択す
る手法を説明する図である。
【図18】要素番号付加工程S5において逆方向への検
索が必要な一例を示す図である。
【図19】要素番号付加工程S5のフローチャートであ
る。
【図20】要素番号付加工程S5において逆方向への検
索が必要な一例を示す図である。
【図21】重複要素削除工程S6のフローチャートであ
る。
【図22】中間節点を発生させる処理を示すフローチャ
ートである。
【図23】中間節点を発生させる処理を示すフローチャ
ートである。
【図24】新たな要素を作成する処理を示すフローチャ
ートである。
【図25】新たな要素が作成された有限要素データを示
す図である。
【図26】新たな要素を作成する処理を示すフローチャ
ートである。
【図27】新たな要素が作成された有限要素データを示
す図である。
【図28】材料特性を付与する処理を示すフローチャー
トである。
【図29】厚み属性を付与する処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 線分データ作成部 2 線分データ記憶部 3 処理部 4 処理データ記憶部 5 指示入力部 6 出力部 7 線分データ入力手段 8 形状モデル表示手段

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有限要素法解析に使用される有限要素デ
    −タを生成する有限要素生成装置であって、 解析対象物の線分データを読み込む機能を有する線分デ
    ータ読み込み手段と、 前記線分データに含まれる複数の線分同士の交点を算出
    し、前記交点を基準にして前記線分を分割することによ
    って、新たな線分データを発生させる機能を有する交点
    処理手段と、 前記線分データを利用して節点を作成する機能を有する
    節点作成手段と、 重複している節点を検索し、次いで前記重複した節点の
    うち、一の節点を残し、他の節点を削除する機能を有す
    る同一節点処理手段と、 3個もしくは4個または3個と4個との混合体の前記線
    分データによって構成される閉領域を算出して要素と
    し、前記要素に要素番号を付与する機能を有する要素番
    号付与手段と、 重複して前記要素番号が付与されている要素を検索し、
    前記要素のうち一の要素を残して、他の要素を削除する
    機能を有する重複要素削除手段と、を備える有限要素生
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記同一節点処理手段は、閉領域を構成
    しない孤立した線分データを検索し、前記孤立した線分
    データを削除する機能をさらに有する請求項1に記載の
    有限要素生成装置。
  3. 【請求項3】 前記要素番号付与手段は、3個の前記線
    分データから構成される閉領域を算出して要素とし、前
    記要素に要素番号を付与することを特徴とする請求項1
    または2に記載の有限要素生成装置。
  4. 【請求項4】 前記要素番号付与手段は、4個の前記線
    分データから構成される閉領域を算出して要素とし、前
    記要素に要素番号を付与することを特徴とする請求項1
    または2に記載の有限要素生成装置。
  5. 【請求項5】 前記節点作成手段は、前記線分データの
    中間に新たな節点を発生させる機能をさらに有する請求
    項1から4の何れかひとつに記載の有限要素生成装置。
  6. 【請求項6】 前記要素番号付与手段は、前記線分デー
    タの中間に新たな節点を発生させ、前記節点を利用して
    前記閉領域から4個の要素を作成し、各要素に要素番号
    を付与する機能をさらに有する請求項3に記載の有限要
    素生成装置。
  7. 【請求項7】 前記要素番号付与手段は、前記線分デー
    タの中間と前記閉領域内部の1点とに新たな節点を発生
    させ、前記節点を利用して前記閉領域から4個の要素を
    作成し、各要素に要素番号を付与する機能をさらに有す
    る請求項4に記載の有限要素生成装置。
  8. 【請求項8】 前記節点作成手段は、前記線分データに
    解析対象物の材料特性を色番号として付加する機能をさ
    らに有し、前記要素番号を付与する手段は、前記線分デ
    ータの色番号に応じて要素に材料特性番号を付与する機
    能をさらに有する請求項1から7の何れかひとつに記載
    の有限要素生成装置。
  9. 【請求項9】 前記節点作成手段は、前記線分データに
    解析対象物の厚み属性を色番号として付加する機能をさ
    らに有し、前記要素番号を付与する手段は、前記線分デ
    ータの色番号に応じて要素に厚み属性番号を付与する機
    能をさらに有する請求項1から8の何れかひとつに記載
    の有限要素生成装置。
  10. 【請求項10】 前記同一節点処理手段は、前記節点を
    中心として範囲を指定した後、前記範囲内に存在する節
    点を検索し、次いで検索した節点のうち、一の節点を残
    して、他の節点を削除するとともに、前記削除された節
    点に付随する線分データを削除する機能を有する請求項
    1から9の何れかひとつに記載の有限要素生成装置。
  11. 【請求項11】 前記線分データ読み込み手段は、始点
    と終点とを持つ線分であって直線または曲線の線分を線
    分データとして入力する手段を含む請求項1から10の
    何れかひとつに記載の有限要素生成装置。
  12. 【請求項12】 前記線分データ読み込み手段は、前記
    形状モデルを読み込むことによって前記線分データを抽
    出する画像読込手段を含む請求項1から11の何れかひ
    とつに記載の有限要素生成装置。
  13. 【請求項13】 前記線分データ読み込み手段は、 前記解析対象物の形状モデルを表示する形状モデル表示
    手段と、 前記線分データを入力するための線分データ入力手段
    と、を備え、 前記線分データ入力手段は、前記表示手段に表示された
    前記形状モデルに対して線分データを表示させて、線分
    データを入力し得る機能を有する請求項1から12の何
    れかひとつに記載の有限要素生成装置。
  14. 【請求項14】 有限要素法解析に使用される有限要素
    デ−タを生成する有限要素生成方法であって、 解析対象物の形状モデルに基づく線分データを入力する
    工程と、 線分が交差する交点を求め、前記交点を基準として前記
    線分を分割することによって、新たな線分データを発生
    させる工程と、 前記線分データを利用して節点を作成する工程と、 重複している節点を検索し、次いで前記節点のうち、一
    の節点を残し、他の節点を削除する同一節点処理工程
    と、 3個以上の前記線分データから構成される閉領域を算出
    して要素とし、前記要素に要素番号を付与する工程と、 重複して要素番号が付与されている要素を検索し、前記
    要素のうち、一の要素を残して、他の要素を削除する工
    程と、 データを出力する工程と、を包含する有限要素生成方
    法。
  15. 【請求項15】 前記同一節点処理工程は、閉領域を構
    成しない孤立した線分データを検索し、前記孤立した線
    分を削除する工程を含む請求項14に記載の有限要素生
    成方法。
  16. 【請求項16】 前記要素番号を付与する工程は、3個
    の前記線分データから構成される閉領域を算出して要素
    とし、前記要素に要素番号を付与するように行われる請
    求項14または15に記載の有限要素生成方法。
  17. 【請求項17】 前記要素番号を付与する工程は、4個
    の前記線分データから構成される閉領域を算出して要素
    とし、前記要素に要素番号を付与するように行われる請
    求項14または15に記載の有限要素生成方法。
  18. 【請求項18】 前記節点を作成する工程は、前記線分
    データの中間に新たに節点を発生させる工程をさらに含
    む請求項14から17の何れかひとつに記載の有限要素
    生成方法。
  19. 【請求項19】 前記要素番号を付与する工程は、前記
    線分データの中間に新たな節点を発生させ、前記節点を
    利用して前記閉領域から4個の要素を作成し、各要素に
    要素番号を付与する工程をさらに含む請求項16に記載
    の有限要素生成方法。
  20. 【請求項20】 前記要素番号を付与する工程は、前記
    線分データの中間と前記閉領域内部の1点とに新たな節
    点を発生させ、前記節点を利用して前記閉領域から4個
    の要素を作成し、各要素に要素番号を付与する工程をさ
    らに含む請求項17に記載の有限要素生成方法。
  21. 【請求項21】 前記節点を作成する工程は、前記線分
    データに解析対象物の材料特性を色番号として付加する
    工程をさらに含み、前記要素番号を付与する工程は、前
    記線分データの色番号に応じて要素に材料特性番号を付
    与する工程をさらに含む請求項14から20の何れかひ
    とつに記載の有限要素生成方法。
  22. 【請求項22】 前記節点を作成する工程は、前記線分
    データに解析対象物の厚み属性を色番号として付加する
    工程をさらに含み、前記要素番号を付与する工程は、前
    記線分データの色番号に応じて要素に厚み属性番号を付
    与する工程をさらに含む請求項14から21の何れかひ
    とつに記載の有限要素生成方法。
  23. 【請求項23】 前記同一節点処理工程は、前記節点を
    中心として範囲を指定した後、前記範囲内に存在する節
    点を検索し、次いで検索した節点のうち、一の節点を残
    して、他の節点を削除するとともに、前記削除された節
    点に付随する線分データを削除する工程を含む請求項1
    4から22の何れかひとつに記載の有限要素生成方法。
  24. 【請求項24】 前記線分データを入力する工程は、始
    点と終点とを持つ線分であって直線または曲線の線分に
    基づいて線分データを入力することを特徴とする請求項
    14から23の何れかひとつに記載の有限要素生成方
    法。
  25. 【請求項25】 前記線分データを入力する工程は、前
    記解析対象物の形状モデルを読み込み、前記形状モデル
    から前記線分データを抽出する工程を含む請求項14か
    ら24の何れかひとつに記載の有限要素生成方法。
  26. 【請求項26】 前記線分データを入力する工程は、前
    記解析対象物の形状モデルを表示する機能を有する形状
    モデル表示手段に、前記解析対象物の形状モデルおよび
    線分データを表示させて、前記線分データを入力するよ
    うに行われる請求項14から25の何れかひとつに記載
    の有限要素生成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011227594A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Casio Comput Co Ltd データ検査装置及びプログラム
JP2012056392A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Bridgestone Corp タイヤモデル作成方法
CN103065319A (zh) * 2012-12-31 2013-04-24 上海同岩土木工程科技有限公司 一种空间多连通域的封闭面自动搜索方法

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