JP2591577B2 - 図面作成装置 - Google Patents

図面作成装置

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JP2591577B2
JP2591577B2 JP5088368A JP8836893A JP2591577B2 JP 2591577 B2 JP2591577 B2 JP 2591577B2 JP 5088368 A JP5088368 A JP 5088368A JP 8836893 A JP8836893 A JP 8836893A JP 2591577 B2 JP2591577 B2 JP 2591577B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,コンピュータを利用し
て建築図面等を作成する図面作成装置に関する。
【0002】コンピュータを利用して建築図面,機械図
面等を作成するCADにおいては,登録された基本図形
を自動伸縮して拡大もしくは縮小した図形としてそれぞ
れの図面を作成する。
【0003】このような基本図形の拡大,縮小は,通常
のCADでは任意の拡大率,縮小率で行うことができ
る。しかし,建築図面,機械図面等においては,部品が
規格化されている場合が多く,規格部品を含む図面を作
成する場合には,規格外の大きさが指定されて図面が作
成されることは好ましくない。
【0004】本発明は,規格外の大きさの部品が指定さ
れても,その大きさで図面化されることなく,必ず規格
の大きさの部品で図面化する図面作成装置を提供する。
【0005】
【従来の技術】図9は従来の図形作成方法の説明図であ
る。図は建築図面を作成する場合を示す。
【0006】(a)は基本図形を示す。図において,10
0は基本図形であって,作成図面を構成するための基本
図形である。図は建築図面における引き戸を表す。
【0007】101は図形要素1であって,引き戸を表
す基本図形の図形要素である。102は図形要素2,1
03は図形要素3である。
【0008】(b)は拡大基本図形であって,基本図形1
00を1.5倍に拡大したものである。(c)は拡大基本
図形であって,基本図形100を2倍に拡大したもので
ある。
【0009】(d)は縮小基本図形であって,基本図形1
00を1/2に縮小したものである。(e)は,作成図面
の例を示す。図は建築図面の例を示し,壁と壁の間に引
き戸がある図面である。
【0010】図において,105は壁,106は壁,1
07は作成された基本図形であって,引き戸を示す。従
来の自動伸縮(パラメトリック)による図面作成方法を
(e)により説明する。
【0011】壁105と壁106が既に図面化されてい
るとして,壁105と106の間に引き戸を作図する場
合について説明する。図面の作成者は,まず,基本図形
の一覧表示等をカーソル等で指定することにより引き戸
( (a)の基本図形100)を指定する。次に,指定した
基本図形100(引き戸)を,図面化する位置(P1,
P2)をカーソル等で指定する。
【0012】そして,作成処理を実行すると,位置P1
とP2に応じた拡大率で作成された基本図形107(引
き戸)が表示出力される。従来の図面作成装置は,キー
ボード,マウス等により入力された図面の作成データ
(図9における引き戸の指定,表示位置P1,P2の指
定等)に基づいて拡大率もしくは縮小率を求め(以後,
拡大率,縮小率を含めて,拡大率として説明する),基
本図形毎に図形要素を格納した基本図形テーブルを参照
し,指定された拡大率の基本図形を選択し,取り出して
指定された位置に表示出力するようにしていた。
【0013】図10は従来の基本図形テーブルを示す。
図において,110は基本図形テーブルAであって,拡
大基本図形(等倍もしくは縮小基本図形を含む)のそれ
ぞれの図形要素の領域へのポインタを格納するものであ
る。
【0014】111は基本図形テーブルBであって,拡
大基本図形のそれぞれの図形要素を格納するものであ
る。基本図形テーブルA(110)において,120は
拡大率1の基本図形1を指定する領域である(拡大率1
は任意の拡大率,縮小率の意味である(拡大倍率1を含
む))。
【0015】121は拡大率1の基本図形1の図形要素
の領域を示すポインタの格納領域である。122は拡大
率kの基本図形1の図形要素の領域を指定するポインタ
の格納領域である。
【0016】123は拡大率1の基本図形2を指定する
領域である。以下,基本図形2の拡大基本図形の各図形
要素を示すポインタの格納領域等が続くが図では省略さ
れている。
【0017】基本図形テーブルB(111)において,
130は拡大率1の基本図形1の図形要素1を格納する
領域である。131は拡大率1の基本図形1の図形要素
nを格納する領域である。
【0018】132は拡大率kの基本図形1の図形要素
1を格納する領域である。133は拡大率kの基本図形
1の図形要素nを格納する領域である。以下,基本図形
2以降の拡大基本図形のそれぞれの図形要素の格納領域
が続くが図では省略されている。
【0019】図11は従来の図形作成方法のフローチャ
ートを示す。図において,140は作成データ入力部
(キーボード,マウス等)の処理,141は図面作成部
(図面作成プログラム)の処理,142は基本図形テー
ブル(図10参照)である。
【0020】S1,S3は主プログラムの処理である。
S9は表示出力処理である。図示の番号に従って,従来
の図面作成方法を説明する(図10,図11を参照す
る)。
【0021】S1 主プログラムは作成データ入力を待
つ。 S2 キーボード等の図形データ入力部より,自動拡大
縮小による(パラメータにより基本図形を自動拡大もし
くは縮小する方法(自動伸縮指定))あるいは他の方法
が指定される。
【0022】S3 主プログラムは指定された方法が自
動伸縮指定であるかどうか判定する。自動伸縮指定であ
ればS5に進み,自動伸縮指定でない他の方法であれば
S4に進む。
【0023】S4 自動伸縮指定でないので,それそれ
の指定された方法での処理を行う。(S5以降 自動伸
縮指定による処理である)。 S5 マウス,キーボード等の作成データ入力部より基
本図形(建築図面の場合引き戸等)を指定する。
【0024】S6 拡大率もしくは縮小率を指定する
(例えば,図9の位置P1,P2の指定等)。 S7 図面作成部は,基本図形テーブルA(110)
(図10参照)を検索し,一致する拡大率の指定された
基本図形を選択する。一致する拡大率のものがなければ
一番近い拡大率の基本図形のポインタを求める。
【0025】例えば,図9において,基本図形1が指定
されたとする。そして,指定された拡大率が拡大率1で
あれば,拡大率1の基本図形1(120)を参照し,そ
のポインタ(拡大率1の基本図形1の図形要素へのポイ
ンタ121)を求める。
【0026】なお,一致する拡大率が見出せない場合に
はその拡大率に一番近い拡大率のポインタを指定する。 S8 基本図形テーブルB(111)よりポインタで指
定される図形要素を取り出す(図10参照)。
【0027】例えば,拡大率1の基本図形1の図形要素
へのポインタ121が求められた場合には,そのポイン
タに従い,基本図形テーブルB(111)より拡大率1
の基本図形1の図形要素1(130)〜図形要素n(1
31)を取り出す。
【0028】S9 取り出した各図形要素を表示出力す
る。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】従来の図面作成装置
は,基本図形を自動拡大収縮する方法(パラメトリック
方法)により図面作成を行う場合は,任意の拡大率の基
本図形を全て用意しておきそれぞれの拡大率に応じた基
本図形を画面表示するようにしていた。
【0030】そのため,任意の拡大率の基本図形の図形
要素をすべて保持していなければならず,膨大な量のデ
ータを用意しなければならなかった。また,規格部品の
多い建築図面や機械図面等では,規格外の寸法の基本図
形を図面化することは好ましくない場合があり,規格外
の拡大率が指定された場合には規格の寸法の部品に置き
換えて図面化する必要がある。
【0031】本発明は,規格外の寸法の部品が無条件に
図面化されることのない図面作成装置を提供することを
目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は,図面の作成デ
ータを入力する作成データ入力部(1) と,基本図形の図
形データを保持する基本図形テーブル(2) と,基本図形
テーブル(2) を検索して出力する図形データを求め図面
を作成する図面作成部(3) と,作成図面を出力する図形
出力部(4) とを備えた図面作成装置において,基本図形
テーブル(2) は,基本図形を構成する図形要素,および
基本図形の規格に関するデータ,および規格に適合しな
い拡大率もしくは縮小率の基本図形が入力された場合
に,規格に適合する基本図形を選択して出力する指示を
与える適合フラグ(13)を保持し,図面作成部(3) は,作
成データに基づいて基本図形テーブル(2) を検索し,指
示された大きさの基本図形がある場合には,指示された
大きさの基本図形を検索して取り出し,指示された大き
さの基本図形が見出せない場合には適合フラグを参照
し,適合フラグに応じて指示された大きさの基本図形よ
り大きいかもしくは小さい規格の基本図形を取り出して
図面を作成し,図形出力部(4) は,図面作成部(3) の作
成した図面を出力するようにした。
【0033】図1は本発明の基本構成を示す。1は作成
データ入力部であって,キーボード,マウス等である。
あるいは基本図形データ,作成図面等を格納したディス
ク装置である。
【0034】2は基本図形テーブルであって,基本図形
の各要素,適合フラグ(後述),部品の寸法の規格に合
った拡大率等のデータを格納するものである。3は図面
作成部であって,作成データに基づいて基本図形テーブ
ル2を検索し,図面出力する基本図形を求めるものであ
る。
【0035】4は図形出力部であって,ディスプレイ等
の表示装置である。作成データ入力部1において,10
は図面に出力する基本図形を指定するデータを示す。
【0036】11は基本図形の拡大率,縮小率を指定す
るデータを示す。基本図形テーブル2において,12は
基本図形のデータの各要素の格納領域である。
【0037】13は適合フラグの格納領域であって,規
格にない拡大率の基本図形(部品)が指定された場合に
それより大きい規格の基本図形(部品)を出力するか,
あるいはそれより小さい規格の基本図形(部品)を出力
するか定めるフラグを格納するものである。
【0038】14,15はそれぞれ拡大率1(もしくは
縮小率1),拡大率n(もしくは縮小率n)であって,
規格に適合する拡大率(拡大率1,拡大率n(縮小率を
含む,以下同じ)を格納する領域である。
【0039】図面作成部3において,20は基本図形検
索部であって,指定された拡大率の基本図形について基
本図形テーブル2を検索するものである。
【0040】21はフラグ判定部であって,適合フラグ
13が規格より大きい規格の基本図形を出力することを
指示するフラグか,あるいは規格より小さい規格の基本
図形を出力することを指示するフラグであるかを判定す
るものである。
【0041】22は基本図形取り出し部であって,適合
フラグの判定結果に基づいて規格に適合する拡大された
基本図形のデータを出力するものである。
【0042】
【作用】図2を参照して,図1の基本構成の動作を説明
する。図2は本発明の基本構成の動作説明図である。図
は建築図面における例を示し壁32と壁33の間に基本
図形31を拡大して配置する場合を示す。
【0043】図2の各図において,30は表示画面,3
1は基本図形である。
【0044】32,33はそれぞれ壁を表す。34は基
本図形31を2倍に拡大した図形を表す。P1は壁32
の端部に指定した位置である。
【0045】P2は壁33の端部に指定した位置であ
る。図1の基本構成の動作を説明する(図1の説明にお
いて,図2を参照する)。壁32,壁33は作成済であ
るとする(図 (a)参照)。
【0046】作成データ入力部1により,基本図形31
を指定する(例えば,点Sをカーソルにより指定する
( (b)参照)。さらに,拡大した基本図形31を配置す
る位置P1,P2を指定する( (b)参照)。
【0047】基本図形検索部20は,位置P1とP2に
より求められる拡大率の基本図形31について基本図形
テーブル2を検索する。そして,一致する拡大率のもの
があれば,基本図形取り出し部22は検索されたその基
本図形を取り出す。
【0048】また,一致するものがなければ,フラグ判
定部21は適合フラグ13を判定する。そして,例え
ば,適合フラグが指定された拡大率より大きい規格の基
本図形を出力する指示を与えるフラグなのか,あるいは
指定された拡大率より小さい規格の基本図形を出力する
指示を与えるフラグなのかを判定する。
【0049】フラグが規格より小さい基本図形を取り出
すことを指示するものであるとする。図の例の場合,P
1,P2により指定される基本図形31の拡大倍率は
2.5倍である。そして,それより小さくて,一番近い
拡大倍率は2倍であるとすると,基本図形取り出し部2
2は,拡大倍率2の基本図形を出力する( (d)参照)。
【0050】拡大倍率2の出力は,例えば,一次元的に
基本図形の各要素を横に2倍拡大処理することにより行
う。あるいは拡大率毎に,その拡大率の要素のデータを
備えるようにし,それを選択して出力するようにしても
良い。
【0051】また,入力指定した拡大率と一致するもの
がない場合には,表示画面に,例えば「指定は2.5倍
ですが,2倍が規格です。」というメッセーシを表示す
る(図 (c)参照)。そして,2倍の規格の基本図形の選
択をするか,あるいは選択しないかを指示し,指示に従
った処理をする。即ち,指示に従って作業者が2倍の規
格の基本図形を選択することを入力すると,基本図形3
1を2倍に拡大した基本図形34が壁32と壁33の間
に配置する (d)参照)。選択された規格外の部品を表示
しない指示がなされた場合には,部品を表示しないか,
あるいは,作業者の指示により規格外の寸法の部品であ
っても指定された寸法の部品を表示するようにする。
【0052】なお,上記において,適合フラグは,指定
された拡大率に一番近い大または小の基本図形を表示す
るようにしても良い。上記の説明においては,一次元的
に基本要素を拡大する場合について説明したが,縦横に
2次元的に拡大する場合および,高さ方向を考慮した3
次元的な処理を行う場合にも本発明は適用できるもので
ある。
【0053】本発明によれば,表示される基本図形はか
ならず規格に適合する大きさのものとなり,規格外の部
分により図面が作成されることがなくなる。
【0054】
【実施例】図3は本発明の実施例構成を示す図である。
図において,50はCPU,51はメモリ,52はディ
スプレイ,53はキーボード,54はマウス,55はデ
ィスク装置である。
【0055】メモリ51において,60は主プログラム
格納領域,61は入力処理プログラム格納領域,62は
図面作成プログラム格納領域(図面作成部)である。
【0056】63は表示処理プログラム格納領域であ
る。64は基本図形テーブル格納領域である。図の構成
の動作は後述する。
【0057】図4は本発明の基本図形テーブルの実施例
(1)を示す図である。図4において,70は基本図形
テーブル,71は基本図形1の図形要素1のデータの格
納領域である。
【0058】72は基本図形1の図形要素nのデータの
格納領域である。73は基本図形1の適合フラグの格納
領域であって,指定された倍率の基本図形がない場合
に,それより大きい規格の基本図形を取り出すか,それ
より小さい基本図形を取り出すかを指示するものであ
る。
【0059】74は拡大率1の基本図形1の部材コード
を格納する領域である。部材コードは拡大率1の基本図
形1をコード化したものであり,作成された図面の基本
図形数を基本図形毎に拾い出してカウントする等で使用
されるものである。
【0060】75は拡大率kの基本図形1の部材コード
を格納する領域である。76は基本図形mの図形要素1
の格納領域である。77は基本図形mの図形要素nの格
納領域である。
【0061】78は基本図形mの適合フラグの格納領域
である。79は拡大率1の基本図形mの部材コードを格
納する領域である。80は拡大率kの基本図形mの部材
コードを格納する領域である。
【0062】図5は,基本図形取り出し部の実施例(1)
を示す。図5は図4の基本図形テーブルを使用する場合
の基本図形取り出し部の構成である。
【0063】図において,91は基本図形検索部,92
はフラグ判定部,93は基本図形取り出し部,94は基
本図形テーブル,94’は基本図形の図形要素である。
【0064】基本図形取り出し部93において,95は
作成データであって,基本図形検索部91とフラグ判定
部92の判定結果に従って求められた基本図形と規定の
拡大率のデータを表す。
【0065】96は基本図形のデータ,97は拡大率の
データ,98は演算処理部であって,拡大率97で指定
された基本図形の図形要素を拡大処理するものである。
【0066】図の構成の動作は後述する。図6は図3の
実施例構成の動作を表すフローチャートである(図6の
説明において,図4,図5を参照する)。
【0067】S1 主プログラムはデータ入力を待つ。 S2 キーボード,マウス等の入力装置より自動伸縮方
法等の図形作成方法が入力される。
【0068】S3 主プログラムは,図形作成方法の指
定が自動伸縮指定であるか判定する。自動伸縮指定であ
ればS5に進み,自動伸縮指定でなければS4に進む。 S4 図形作成方法が自動伸縮指定でない他の方法であ
れば,指定された方法の処理を行う。
【0069】S5 自動伸縮指定であれば,入力装置
(キーボード,マウス等)により基本図形の指定を行
う。 S6 さらに,入力装置により拡大率を指定する(拡大
率の指定は,例えば基本図形を配置する位置の両端点を
指定する等で行う)。
【0070】S7,S8 図面作成部(図面作成プログ
ラム)は,基本図形テーブルを検索し,指定された拡大
率の基本図形が基本図形テーブルの拡大率と一致するか
判定する。
【0071】S9 そして,指定された拡大率に一致す
る基本図形があれば,その拡大率の基本図形が選択され
て取り出される。 S10 指定された拡大率に一致する基本図形がなけ
れば,適合フラグを参照する。適合フラグが,指定され
た拡大率より小の規格の基本図形を選択することを指示
するものであれば,S11に進む。適合フラグが,指定
された拡大率より大の規格の基本図形を選択することを
指示するものであれば,S12に進む。
【0072】S11 基本図形取り出し部は,適合フラ
グが指定された拡大率より小の規格の基本図形を選択す
ることを指示するものなので,前述した検索方法に従っ
て指定された拡大率より小さくて一番近い規格の基本図
形の各図形要素として,取り出す。
【0073】S12 基本図形取り出し部は,適合フラ
グが指定された拡大率より大の規格の基本図形を選択す
ることを指示するものなので,前述した検索方法に従っ
て指定された拡大率より大の一番近い規格の基本図形の
各図形要素として取り出す。
【0074】S13 表示装置に表示出力する。 次に,図5の基本図形取り出し部の実施例の動作を説明
する。基本図形検索部91のみの検索結果もしくは基本
図形検索部91の検索結果とフラグ判定部92の判定結
果により,基本図形96と拡大率97が求められるの
で,演算処理部98は指定された基本図形の図形要素9
4’(例えば,図4の基本図形1の図形要素1(71)
〜基本図形1の図形要素n(72)等)を求められた拡
大率97により拡大する。
【0075】作成された図面は図面出力部に出力され
る。図7は本発明の基本図形取り出し部の実施例(2) を
示す。(a)は,指定された拡大率に一致する基本図形が
ない場合に,拡大率に一番近いものを選択して取り出す
ように,適合フラグを定める場合の実施例である。
【0076】S1 基本図形テーブルを検索する。 S2 規格の拡大率の基本図形を指定された拡大率の基
本図形と比較する。 S3 指定された拡大率の基本図形に一番近い規格の拡
大率の基本図形を取り出す。
【0077】(b)は,指定された拡大率に一致する基本
図形がない場合に,適合フラグに応じて選択した規格の
基本図形に関するメッセージを出力する場合の実施例を
示す。
【0078】S1 基本図形テーブルを検索する。 S2 一致する拡大率の基本図形がなければ,適合フラ
グに応じて,指定された拡大率に最も近い大または小の
規格の基本図形を選択する。
【0079】S3 選択した規格の基本図形に関するメ
ッセージを出力し,その規格の基本図形を出力するか,
あるいは出力しないかの指示を促す。 例えば,「指定された拡大率は2.5倍ですが,規格の
大きさは2倍です」等のメッセージおよび,規格の部品
を出力するかしないかの指示を促す表示「出力する Y
/N」等を出力する。
【0080】S4 選択された規格の基本図形を表示す
る指示がなされたら(Yが選択されたら)その規格の基
本図形を出力する。選択された規格の基本図形を表示し
ない指示がなされたら(Nが選択されたら),その基本
図形を表示しない。なお,その場合,指定された規格外
の寸法の基本図形を出力するようにしても良い。規格外
の寸法は,基本図形取り出し部において,基本図形の図
形要素を指定された拡大率で演算処理することにより求
めることができる。
【0081】図8は本発明の基本図形テーブルの実施例
(2)を示す。図は基本図形の拡大率毎に図形要素のデ
ータを備えるようにした場合の構成を示す。
【0082】図において,80’は基本図形テーブル,
81’は拡大率1の基本図形1の部材コードの格納領域
である。
【0083】82’は拡大率1の基本図形1の図形要素
1の格納領域である。83’は拡大率1の基本図形1の
図形要素nの格納領域である。84’は拡大率kの基本
図形1の部材コードの格納領域である。
【0084】85’は拡大率kの基本図形1の図形要素
1の格納領域である。86’は拡大率kの基本図形1の
図形要素nの格納領域である。91’は拡大率1の基本
図形mの部材コードの格納領域である。
【0085】92’は拡大率1の基本図形mの図形要素
1の格納領域である。93’は拡大率1の基本図形mの
図形要素nの格納領域である。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば,規格外の寸法の部品が
指定されても作成される基本図形はかならず規格に適合
する大きさのものに置き換えて図面を作成することがで
きる。あるいは,作成者の指示により,規格の部品に置
き換えるかあるいは規格外の入力された拡大率の寸法の
ものを出力するか任意に選択することができる。そのた
め,本発明によれば,作成者の意思に反して規格外の
で図面作成が進められることがなくなり作成図面の信
頼性を大幅に向上させることができる。また,作成者の
意思により入力した拡大率の規格外の部品の寸法で出力
することもできるので,図面作成の自由度が大きくな
る。そのため,作成者は柔軟に図面作成を行うことがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の基本構成の動作説明図である。
【図3】本発明の実施例構成を示す図である。
【図4】本発明の基本図形テーブルの実施例(1)を示
す図である。
【図5】本発明の基本図形取り出し部の実施例(1) を示
す図である。
【図6】本発明の実施例のフローチャートを示す図であ
る。
【図7】本発明の基本図形取り出し部の実施例(2) を示
す図である。
【図8】本発明の基本図形テーブルの実施例(2)を示
す図である。
【図9】従来の図形作成方法の説明図である。
【図10】従来の基本図形テーブルを示す図である。
【図11】従来の図形作成方法のフローチャートを示す
図である。
【符号の説明】
1 :作成データ入力部 2 :基本図形テーブル 3 :図面作成部 4 :図形出力部 10:基本図形 11:拡大率,縮小率 12:基本図形の各要素 13:適合フラグ 14:拡大率1(もしくは縮小率1) 15:拡大率n(もしくは縮小率n) 20:基本図形検索部 21:フラグ判定部 22:基本図形取り出し部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図面の作成データを入力する作成データ入
    力部(1) と,基本図形の図形データを保持する基本図形
    テーブル(2) と,基本図形テーブル(2) を検索して出力
    する図形データを求め図面を作成する図面作成部(3)
    と,作成図面を出力する図面出力部(4) とを備えた図面
    作成装置において, 基本図形テーブル(2) は,基本図形を構成する図形要
    素,および基本図形の規格に関するデータ,および規格
    に適合しない拡大率もしくは縮小率の基本図形が入力さ
    れた場合に,規格に適合する基本図形を選択して出力す
    る指示を与える適合フラグ(13)を保持し, 図面作成部(3) は,作成データに基づいて基本図形テー
    ブル(2) を検索し,指示された大きさの基本図形がある
    場合には,指示された大きさの基本図形を検索して取り
    出し,指示された大きさの基本図形が見出せない場合に
    は適合フラグを参照し,適合フラグに応じて指示された
    大きさの基本図形より大きいかもしくは小さい規格の基
    本図形を取り出して図面を作成し, 図形出力部(4) は,図面作成部(3) の作成した図面を出
    力することを特徴とする図面作成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,適合フラグ(13)は指
    示された大きさの基本図形に一番近い大きさで,指示さ
    れた大きさの基本図形より大きいかもしくは小さい規格
    の基本図形を取り出すことを指示するものであることを
    特徴とする図面作成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において,適合フラグ(13)は指
    示された大きさの基本図形に一番近い大きさの規格の基
    本図形を取り出すことを指示するものであることを特徴
    とする図面作成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において,指示された大きさの
    基本図形がない場合には,指示された大きさの基本図形
    に近い大きさの規格の基本図形に関するメッセージを出
    力することを特徴とする図面作成装置。
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