JPH08263477A - 文書表示装置および文書表示方法 - Google Patents

文書表示装置および文書表示方法

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JPH08263477A
JPH08263477A JP7064203A JP6420395A JPH08263477A JP H08263477 A JPH08263477 A JP H08263477A JP 7064203 A JP7064203 A JP 7064203A JP 6420395 A JP6420395 A JP 6420395A JP H08263477 A JPH08263477 A JP H08263477A
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JP7064203A
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English (en)
Inventor
Masaki Mukai
雅樹 向井
Kazuo Okamura
和男 岡村
Takashi Otsu
隆史 大津
Hidetaka Oto
英隆 大戸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の選択に際して必要以上の操作を強いる
ことなく表示された文書の区別が容易で、かつ画面の利
用効率が高い画像一覧を表示する文書表示装置及び文書
表示方法を提供することを目的とする。 【構成】 選択文書群一時記憶手段103に記憶されて
いる表示対象の文書において、類似度が類似度判定手段
104、105、107により判定され、その判定され
た類似度の大小に基づいて、当該文書の表示倍率が表示
倍率決定手段106、107、108により決定され
る。表示制御手段109、110は、前記表示倍率決定
手段106、107、108で決定された表示倍率で文
書を表示する制御を行い、表示装置111はその倍率で
文書を画面上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の文書を保存しそ
れらの文書の一覧を画面上等に表示する文書表示装置お
よび文書表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像読み取り装置等によって入力された
複数の文書(画像)を保存し、必要に応じて検索し画面
に表示するシステムにおいては、従来より、保存されて
いる文書の一覧を表示するための画面に複数の文書の縮
小イメージを表示し、その中から利用者に所望の文書を
選択させるための手段を設けているものがある。このよ
うなシステムの利用者による操作例を図21を用いて説
明する。図21(a)は、当該システムが画面上に9個
の文書の縮小イメージを表示し、利用者にいずれかの文
書の選択を促している様子を示している。利用者による
文書の選択は、マウス等の座標指示装置によって行われ
る。図中2101に示す矢印は、この座標指示装置が指
示している位置を示すカーソルである。図21(b)
は、使用者によって、表示されている9個の文書のうち
文書2102が選択されている様子を示している。当該
システムは、この選択された文書2102に枠を表示す
ることによりこの文書が選択されていることを示してい
る。さらに文書2102が選択されると、図22に示さ
れるように、文書2102のみが抽出され画面全体に表
示される。
【0003】しかし、このようなシステムにおいては、
文書一覧での縮小イメージが非常に類似している文書、
例えば図21中の文書2103と文書2104のような
文書の場合は、使用者にとって所望の文書がいずれであ
るのかを選択することが困難な場合がある。このような
問題点を解決するための技術として、特開昭63−84
258公報に示される文書表示装置がある。この文書表
示装置においては、画面上に表示された縮小画像の一覧
を表示するのみならず、その縮小画像の一覧のみでは区
別が困難な画像を二つ利用者に選択させ、選択されたそ
の二つの画像を拡大して画面上に表示することによっ
て、それらの区別を容易にするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例における文書表示装置においては、予め区別が困難
であることが予期される複数の画像についても、まずす
べて同一の縮尺で縮小画像の一覧を表示し、しかる後、
利用者に拡大表示すべき画像の選択を促すものであるの
で、利用者に対して必要以上の操作を強いるものである
という問題点を有する。さらに、上記従来例における画
像検索装置においては、当初表示する画像一覧に含まれ
る縮小画像の縮小率は一定である。従って、さらに縮小
しても他と区別可能な画像に関しては、不必要に画面上
に大きな領域を占有することとなり、画像一覧を表示す
るための画面の利用効率が良くないという問題点もあ
る。
【0005】そこで、本発明はかかる点に鑑み、画像の
選択に際して必要以上の操作を強いることなく表示され
た文書の区別が容易で、かつ画面の利用効率が高い画像
一覧を表示する文書表示装置及び文書表示方法を提供す
ることを目的とする。また、本発明の他の目的として
は、画像の選択に際して必要以上の操作を強いることな
く、かつ縮小画像を用いることなく表示された文書の区
別が容易な文書表示装置及び文書表示方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1における発明では、前記文書群記憶手段に
記憶されている一つの文書が他の文書と類似している度
合である類似度を、表示対象の文書について判定する類
似度判定手段と、前記類似度判定手段で判定された文書
の類似度に基づいて、その文書を類似度が大きければ大
きく類似度が小さければ小さく画面上に表示する表示倍
率を、表示対象の文書について決定する表示倍率決定手
段と、前記表示倍率決定手段で決定された文書の表示倍
率で、その文書を前記文書表示手段の画面上に表示する
制御を、表示対象の文書について行う表示制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2における発明では、前記類似度判
定手段は、前記文書群記憶手段に記憶されている文書の
種別を判定することにより、その文書の種別に対応して
その文書の類似度を判定することを特徴とする。請求項
3における発明では、前記文書群記憶手段は、文書をそ
の文書の種別とともに記憶し、前記類似度判定手段は、
前記文書群記憶手段に記憶されている文書の種別と対応
してそのその文書の類似度を判定することを特徴とす
る。
【0008】請求項4における発明では、前記類似度判
定手段は、前記文書群記憶手段に記憶されている一つの
文書が他の一つの文書と外観上類似している度合である
文書間類似度を、他の全ての文書について算出したもの
の集合を文書間類似度群とし、この文書間類似度群を、
表示対象のすべての文書について算出する文書間類似度
群算出部と、前記文書間類似度群算出部で算出された一
つの文書についての文書間類似度群の内、最大の値をと
る文書間類似度を当該文書の類似度と決定し、その類似
度を表示対象のすべての文書について決定する類似度決
定部とを備えていることを特徴とする。
【0009】請求項5における発明では、前記文書間類
似度群算出部は、文書間類似度を算出するため、一つの
文書と他の一つの文書をそれぞれ複数の矩形に分割する
分割部と、前記分割部で分割された一つの文書の一つの
矩形と他の一つの文書の一つの矩形とを比較し、その矩
形内に含まれるデータの種類に基づいてその矩形同士の
近似の度合を判断し、さらにその矩形の近似の度合の判
断を文書全体の矩形について行う矩形近似判断部と、前
記矩形近似判断部で判断された文書全体の矩形におけ
る、すべての矩形の近似の度合に基づいて文書間類似度
を判断する文書間類似度判断部とを備えたことを特徴と
する。
【0010】請求項6における発明では、前記文書群記
憶部に記憶されている一つの文書が他の文書と類似して
いる度合である類似度を、表示対象の文書について判定
する類似度判定ステップと、前記類似度判定ステップで
判定された文書の類似度に基づいて、その文書を類似度
が大きければ大きく類似度が小さければ小さく画面上に
表示する表示倍率を、表示対象の文書について決定する
表示倍率決定ステップと、前記表示倍率決定ステップで
決定された文書の表示倍率で、その文書を前記表示部の
画面上に表示することを、表示対象のすべての文書につ
いて行う表示ステップとを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項7における発明では、前記類似度判
定ステップは、前記文書群記憶部に記憶されている文書
の種別を判定することにより、その文書の種別に対応し
て文書の類似度を判定することを特徴とする。請求項8
における発明では、前記文書群記憶部は、文書をその文
書の種別とともに記憶し、前記類似度判定ステップは、
前記文書群記憶部に記憶されている文書の種別に対応し
てその文書の類似度を判定することを特徴とする。
【0012】請求項9における発明では、前記類似度判
定ステップは、前記文書群記憶部に記憶されている一つ
の文書が他の一つの文書とが外観上類似している度合で
ある文書間類似度を、他の全ての文書について算出した
ものの集合を文書間類似度群とし、この文書間類似度群
を、表示対象のすべての文書について算出する文書間類
似度群算出ステップと、前記文書間類似度群算出ステッ
プで算出された一つの文書についての文書間類似度群の
内、最大の値をとる文書間類似度を当該文書の類似度と
決定し、その類似度を表示対象のすべての文書について
決定する類似度決定ステップとを備えている。
【0013】請求項10における発明では、前記文書間
類似度群算出ステップは、文書間類似度を算出するた
め、一つの文書と他の一つの文書をそれぞれ複数の矩形
に分割する分割ステップと、前記分割ステップで分割さ
れた一つの文書の一つの矩形と他の一つの文書の一つの
矩形とを比較し、その矩形内に含まれるデータの種類に
基づいてその矩形同士の近似の度合を判断し、さらにそ
の矩形の近似の度合の判断を文書全体の矩形について行
う矩形近似判断ステップと、前記矩形近似判断ステップ
で判断された文書全体の矩形における、すべての矩形の
近似の度合に基づいて文書間類似度を判断する文書間類
似度判断ステップとを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項11における発明では、前記文書群
記憶手段に記憶されている一つの文書が他の文書と類似
している度合である類似度を、表示対象の文書について
判定する類似度判定手段と、前記類似度判定手段で判定
された文書の類似度に基づいて、その文書を類似度が大
きければ長時間、類似度が小さければ短時間、画面上に
表示する表示時間を、表示対象の文書について決定する
表示時間決定手段と、前記表示時間決定手段で決定され
た表示時間で、その文書を前記文書表示手段の画面上に
表示する制御を、表示対象の文書について行う表示制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項12における発明では、前記類似度
判定手段は、前記文書群記憶手段に記憶されている文書
の種別を判定することにより、その文書の種別に対応し
てその文書の類似度を判定することを特徴とする。請求
項13における発明では前記文書群記憶手段は、文書を
その文書の種別とともに記憶し、前記類似度判定手段
は、前記文書群記憶手段に記憶されている文書の種別に
対応してその文書の類似度を判定することを特徴とす
る。
【0016】請求項14の発明では、前記類似度判定手
段は、前記文書群記憶手段に記憶されている一つの文書
が他の一つの文書と外観上類似している度合である文書
間類似度を、他の全ての文書について算出したものの集
合を文書間類似度群とし、この文書間類似度群を、表示
対象の文書すべてについて算出する文書間類似度群算出
部と、前記文書間類似度群算出部で算出された一つの文
書についての文書間類似度群の内、最大の値をとる文書
間類似度を当該文書の類似度と決定し、その類似度を表
示対象の文書すべてについて決定する類似度決定部とを
備えていることを特徴とする。
【0017】請求項15の発明では、前記文書間類似度
群算出部は、文書間類似度を算出するため、一つの文書
と他の一つの文書をそれぞれ複数の矩形に分割する分割
部と、前記分割部で分割された一つの文書の一つの矩形
と他の一つの文書の一つの矩形とを比較し、その矩形内
に含まれるデータの種類に基づいてその矩形同士の近似
の度合を判断し、さらにその矩形の近似の度合の判断を
文書全体の矩形について行う矩形近似判断部と、前記矩
形近似判断部で判断された文書全体の矩形における、す
べての矩形の近似の度合に基づいて文書間類似度を判断
する文書間類似度判断部とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項16の発明では、前記文書群記憶ス
テップに記憶されている一つの文書が他の文書と類似し
ている度合である類似度を、表示対象の文書について判
定する類似度判定ステップと、前記類似度判定ステップ
で判定された文書の類似度に基づいて、その文書を類似
度が大きければ長時間、類似度が小さければ短時間、画
面上に表示する表示時間を、表示対象の文書について決
定する表示時間決定ステップと、前記表示時間決定ステ
ップで決定された表示時間で、その文書を前記文書表示
手段の画面上に表示する制御を、表示対象の文書につい
て行う表示制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0019】
【作用】上記請求項1の発明によれば、表示対象の文書
において、類似度が類似度判定手段により判定され、そ
の判定された類似度の大小に基づいて、当該文書の表示
倍率が表示倍率決定手段により決定される。表示制御手
段は、前記表示倍率決定手段で決定された表示倍率で文
書を表示する制御を行い、表示装置はその倍率で文書を
画面上に表示する。
【0020】請求項2の発明によれば、前記類似度判定
手段は、文書の類似度を判定するにあたって、前記文書
群記憶手段に記憶されている文書の種別を判定すること
により、その文書の種別に対応してその文書の類似度を
判定する。請求項3の発明によれば、前記文書群記憶手
段は、文書をその文書の種別とともに記憶している。前
記類似度判定手段は、文書の類似度を判定するにあたっ
て、前記文書群記憶手段に記憶されている文書の種別を
用い、その種別の違いに基づいてその文書の類似度を判
定する。
【0021】請求項4の発明によれば、文書間類似度群
算出部は、対象とする一つ文書と他の一つの文書とを比
較し、外観上、類似している度合である文書間類似度を
算出する。さらにこの文書間類似度を、対象とする一つ
の文書と、その他全ての文書についてもそれぞれ算出す
る。このようにして算出された全ての文書についての文
書間類似度の集まりが、その対象とする文書の文書間類
似度群である。さらに当該文書間類似度群算出部は、文
書間類似度群を表示対象のすべての文書についても算出
する。類似度決定部は、前記文書間類似度群算出部で算
出された一つの文書についての文書間類似度群の内、最
大の値をとる文書間類似度を当該文書の類似度と決定す
る。さらに当該類似度決定部は、その類似度を表示対象
の全ての文書について決定する。
【0022】請求項5の発明によれば、前記文書間類似
度群算出部において、分割部は、一つの文書と他の一つ
の文書をそれぞれ複数の矩形に分割する。矩形近似度判
断部は、前記分割部で分割された一つの文書の一つの矩
形と他の一つの文書の一つの矩形とを比較する。そして
その矩形内に含まれるデータの種類の基づいて矩形の近
似の度合を判断する。さらに矩形近似判断部は、その矩
形の近似の度合の判断を文書全体の矩形についても行
う。文書間類似度判断部は、前記矩形近似判断部で判断
された文書全体の矩形における、すべての矩形の近似の
度合に基づいて文書間類似度を判断する。つまり近似の
度合が高い矩形が数多く存在すれば、文書間類似度は高
いと判断される。
【0023】請求項6から請求項10までの発明は、そ
れぞれ請求項1から請求項5までの作用と同様の作用を
なす。請求項11の発明によれば、類似度判定手段は、
文書群記憶手段に記憶されている一つの文書が他の文書
と類似している度合である類似度を、表示対象の文書に
ついて判定する。次に、表示時間決定手段は、類似度判
定手段で判定された文書の類似度に基づいて、画面上に
表示する表示時間を決定する。表示制御手段は、表示時
間決定手段で決定された表示時間で、その文書を前記文
書表示手段の画面上に表示する制御を、表示対象の文書
について行う。
【0024】請求項12から請求項15までの発明は、
それぞれ請求項2から請求項5までの作用と同様の作用
をなす。請求項16の発明は、請求項11の発明の作用
と同様の作用をなす。
【0025】
【実施例】本発明の文書表示装置について以下に説明す
る。この文書表示装置とは、例えば文書ファイリング装
置において、使用者が文書を選択する際に複数の文書を
表示させる装置である。図1は、本発明の第1の実施例
における文書表示装置のブロック図である。当該文書表
示装置は、文書群記憶手段101と、文書選択手段10
2と、選択文書群一時記憶手段103と、文書取得手段
104と、文書一時記憶手段105と、表示倍率表記憶
手段106と、文書種別判定手段107と、表示倍率一
時記憶手段108と、表示画像生成手段109と、画像
表示制御手段110と、画像表示手段111と、制御手
段112とから構成される。
【0026】文書群記憶手段101は、複数の文書を記
憶している。この記憶している文書の種別は、文字(以
下テキストと呼ぶ。)のみが含まれる文書、図のみが含
まれる文書、表のみが含まれる文書、およびテキストと
図と表とのうちいずれか複数のものが含まれる文書の4
種類ある。以下、本実施例においては、これらの文書の
種別をそれぞれ「テキスト」、「図」、「表」、および
「複合」と呼ぶ。ここで、これらの文書の一例は、図4
(a)〜(i)に示される。(a)、(d)、(e)、
(f)、(h)および(i)に示す図は、種別が図の文
書である。また(b)および(g)に示す図は、種別が
テキストである文書である。更に(c)に示す図は、種
別が表の文書である。従って、この具体例では、文書の
種別が複合である文書は存在しない。また、文書の種別
の情報は、文書群記憶手段101内の各文書に対応づけ
られて記憶されている。この対応づけは文書を生成し文
書群記憶手段101に記憶させる手段(不図示)が、文
書を記憶させるときに文書の種別も対応させて記憶させ
ることにより行われる。さらに、各文書は文書の種別の
情報と対応して記憶されているのみならず、当然、ヘッ
ダ情報としての文書の作成日時や、文書のデータ量等と
も対応して記憶されている。
【0027】文書選択手段102は、文書群記憶手段1
01に格納されている全ての文書群から文書の一覧とし
て画面上に表示するものを選択して選択文書群一時記憶
手段103に記憶させる手段である。従って、画面に表
示出来る数の文書数を限度として選択する必要がある。
このような文書を選択する方法は、公知技術の検索方法
を用いることにより実現される。具体的には、文書と対
応づけて記憶されている属性情報を用い、例えば、作成
日時において、所定の日時から所定の日時との間に作成
した文書のみを検索することにより、それを選択する等
である。
【0028】選択文書群一時記憶手段103は、文書選
択手段102で選択された表示すべき文書群を一時記憶
する。文書取得手段104は、文書の種別の判定及び表
示画像の生成のために、選択文書群一時記憶手段103
に一時記憶されている文書群から制御手段112の制御
下で一つ文書を取得し、文書一時記憶手段105に記憶
させる。
【0029】文書一時記憶手段105は、文書取得手段
104によって取得された文書を一つ記憶する。表示倍
率表記憶手段106は、図2に示すように文書の種別と
表示倍率との対応表を記憶している。図2において20
1に示す行は、文書の種別がテキストである文書は表示
倍率0.25で表示画面上に表示する意味である。同様
に202に示す行は、文書の種別が図である文書は表示
倍率0.0625で表示画面上に表示する意味であり、
203に示す行は、文書の種別が表である文書は表示倍
率0.125で表示画面上に表示する意味であり、20
4に示す行は、文書の種別が複合である文書は表示倍率
0.125で表示画面上に表示する意味である。
【0030】文書種別判定手段107は、制御手段11
2の制御下で、文書一時記憶手段105に記憶されてい
る文書の種別を判定することにより、その文書を画面上
に表示する際の表示倍率を決定し、それを表示倍率一時
記憶手段108に記憶させる。具体的には、まず文書一
時記憶手段105に記憶されている文書に対応している
文書の種別を調べる。次に、その調べた文書の種別と表
示倍率表記憶手段106に記憶されている文書の種別と
表示倍率との対応表を用い、当該文書の種別に対応する
表示倍率を選択する。さらにその選択した表示倍率を表
示倍率一時記憶手段108に記憶させる。
【0031】表示倍率一時記憶手段108は、文書種別
判定手段107で選択した文書の表示倍率を記憶する。
表示画像生成手段109は、制御手段112の制御下で
文書一時記憶手段105に記憶されている文書を、表示
倍率一時記憶手段108が記憶している表示倍率で表示
するための画像を生成する。
【0032】画像表示制御手段110は、制御手段11
2の制御下で表示画像生成手段109で生成された画像
を、所定の手順で画面上に表示すべき位置を決定し、そ
こに表示する制御を行う。この所定の手順としては、同
一種別の文書が既に表示されており、かつその右に隣接
して当該文書を表示可能な場合には、その位置に表示す
る。そうでない場合には画面左端で最も下に表示されて
いる文書の下に隣接して表示する。
【0033】画像表示手段111は、画像表示制御手段
110の制御下で、画像一覧を画面上に表示する表示装
置である。制御手段112は、文書表示装置の各部を制
御する。具体的には、図3に示す制御フローに従って制
御を行う。この制御フローは後述する動作のところで説
明するので、ここでは説明を省略する。
【0034】以上のように構成された本実施例における
文書表示装置について、図3の制御フローを用いてその
動作を説明する。先ず、文書群記憶手段101に記憶さ
れている全ての文書から、表示すべき文書を選択するた
め選択する範囲を受け付け(ステップS301)、その
選択された範囲の文書群を選択文書群一時記憶手段10
3に記憶する(ステップS302)。その記憶された文
書群は、図4に示される。次に、その記憶された文書群
の文書のうち一つでも文書取得手段104にて取得され
ていないものが存在すれば(ステップS303)、文書
を一つ取得し文書一時記憶手段105に一時記憶する
(ステップS304)。さらにその文書の種別の判定を
行い、表示倍率を決定し(ステップS305)、その決
定された表示倍率で表示すべき画像を生成した後(ステ
ップS306)、その画像を表示する(ステップS30
7)。例えば図4(a)の文書が取り出されたとする
と、その文書の種別は図であるので、表示すべき倍率を
図2に示す対応表を用いて0.0625と決定する。そ
してその倍率0.0625で表示すべき画像を生成し、
図5に示すように画面上の左上隅に当該文書501を表
示する。次に、ステップS303に戻る。図4に示す文
書取得手段104に記憶されている文書は、まだ全て取
得されていないので、同様に、文書を一つ取得する(ス
テップS304)。ここで、図4(b)に示す文書が取
得されたとすると、その文書の種別はテキストであると
判定されるので、表示すべき倍率は0.25であると決
定される(ステップS305、ステップS306)。そ
の決定された倍率0.25で表示すべき画像が生成さ
れ、図6に示すように、当該文書601が表示される
(ステップS307)。この当該文書601の表示され
る位置は、以前に説明した所定の手順に従って決定され
る。具体的には、同一種別の文書であるテキストは、ま
だ表示されていないので、画面左端で最も下に表示され
ている文書である文書501の下に隣接して表示する。
次に、選択文書群一時記憶手段103に記憶されている
残りの文書についても同様に処理を繰り返し(ステップ
S303〜ステップS307)、図7に示すような位置
に全ての文書である図4(a)〜(f)を表示する。こ
の図7に示すように、同一種別の文書は右に隣接して表
示されており、異なる種別の文書は、画面左端であっ
て、既に表示されている文書の下に隣接して表示されて
いることが分かる。ここで、全ての文書が取得されたの
で、処理を終了する(ステップS303)。
【0035】以上のように本実施例によれば、記憶され
ている文書は、予め文書の種別と共に記憶されており、
その文書の種別に基づいて文書の種別がテキストのもの
は大きく、表や複合のものは中くらいに、図のものは小
さく表示することにより、画像の選択に際して必要以上
の操作を強いることなく表示された文書の区別が容易
で、かつ画面の利用効率が高い画像一覧を表示すること
ができる。
【0036】なお、本実施例では、文書の種別としてテ
キスト、図、表、複合の4つを挙げたが、文書の種別は
4つ、あるいはこれらの区別の方法に限るものではな
い。また、例えば、利用者によってあるいは他の方法に
よって与えられた文書の重要さの度合等をここで言う種
別とすることも可能である。また、文書群記憶手段10
1によって記憶される文書として、同一の大きさで単ペ
ージのもののみを示したが、文書ごとに大きさが異なっ
ていてもよく、さらに1つの文書が複数のページから構
成されておりそのうち1つのページを一覧上に表示する
よう構成されていてもよい。
【0037】さらに、画像表示制御手段110による文
書の表示位置の決定方法は、本実施例に示した規則に限
るものではないことは言うまでもない。また、本実施例
では、文書の種別に応じて文書を画面上において大きく
表示したり小さく表示することにより文書の区別を容易
にしている。しかし、この方法に限らず、文書の種別に
応じて一画面上における表示時間を変化させることによ
り、文書の区別を容易にしても良い。具体的には、表示
倍率表記憶手段106と文書種別判定手段107と表示
倍率一時記憶手段108と表示画像生成手段109と画
像表示制御手段110と制御手段112の代わりに、表
示時間表記憶手段(不図示)と文書種別判定手段と表示
時間一時記憶手段(不図示)と表示画像生成手段(不図
示)と画像表示制御手段(不図示)と制御手段(不図
示)とを備えることにより実現される。
【0038】表示時間表記憶手段は、文書の種別と表示
時間との対応表を記憶している。例えば、種別がテキス
トである文書は2秒の表示時間、種別が図である文書は
0.5秒の表示時間、種別が表又は複合である文書は1
秒の表示時間等である。文書種別判定手段は、文書の種
別を調べ、その調べた文書の種別と表示時間表記憶手段
に記憶されている対応表とを用い、当該文書に対応する
文書の表示時間を選択する。さらにその選択した表示時
間を表示時間一時記憶手段に記憶させる。
【0039】表示時間一時記憶手段は、文書種別判定手
段で選択した文書の表示時間を記憶する。表示画像生成
手段は、一画面に一文書の大きさで表示画像を生成す
る。画像表示制御手段は、生成された表示画像を表示時
間一時記憶手段に記憶されている表示時間で画面上に表
示する制御を行う。
【0040】制御手段は、文書表示装置の各部を制御す
る。その制御フローは、図3のフローチャートとほぼ同
様であるが、文書の種別に応じて文書の大きさを変えて
表示するのではなく、文書の種別に応じて一画面上にお
ける表示時間を変化させる制御を行っている点で異な
る。具体的にはステップS305においては、表示倍率
の一時記憶でなく、表示時間の一時記憶を行う。ステッ
プS306では、一画面の文書画像を生成する。ステッ
プS307では、文書種別判定手段で選択された表示時
間で表示する。
【0041】図8は、本発明の第2の実施例における文
書表示装置のブロック図である。当該文書表示装置は、
文書群記憶手段801と、文書選択手段802と、選択
文書群一時記憶手段803と、類似度判定手段804
と、表示倍率表記憶手段805と、表示倍率決定手段8
06と、表示倍率一時記憶手段807と、文書取得手段
808と、表示画像生成手段809と、画像表示制御手
段810と、画像表示手段811と、制御手段812と
から構成される。なお文書選択手段802と選択文書群
一時記憶手段803と画像表示制御手段810と画像表
示手段811は、第1の実施例における文書選択手段1
02と選択文書群一時記憶手段103と画像表示制御手
段110と画像表示手段111それぞれ同じであるの
で、説明を省略する。
【0042】文書群記憶手段801は、第1の実施例の
文書群記憶手段101と同様に複数の文書を記憶してい
る。但し、文書の種別は、記憶していない。各文書はヘ
ッダ情報としての文書の作成日時や、文書のデータ量
や、その文書の識別子等と対応して記憶されている。類
似度判定手段804は、図9に示すように文書間類似度
群算出部8041と文書間類似度群記憶部8042と類
似度決定部8043と類似度記憶部8044とから構成
され、選択文書群一時記憶手段803に記憶されている
それぞれの文書の類似度を判定し、記憶する。この類似
度は、そのそれぞれの文書ごとに判定される値であり、
具体的には類似度の値として「大」「中」「小」の三つ
の値のうちいずれか一つをとる。
【0043】文書間類似度群算出部8041は、選択文
書群一時記憶手段803に記憶されている一つの文書と
他の一つの文書とが外観上類似している度合である文書
間類似度を、他の全ての文書について算出したものの集
合を文書間類似度群とし、この文書間類似度群を全ての
文書について算出する。例えば選択文書群一時記憶手段
803に図10に示すような(a)〜(e)の識別子を
持つ5つの文書が記憶されている場合に、先ず識別子
(a)の文書の文書間類似度群を算出する場合を説明す
る。この場合、文書間類似度を、識別子(a)の文書と
他の全ての文書との間で求める必要がある。具体的には
識別子(a)の文書と識別子(b)の文書との文書間の
文書間類似度と、識別子(a)の文書と識別子(c)の
文書との文書間の文書間類似度と、識別子(a)の文書
と識別子(d)の文書との文書間の文書間類似度と、識
別子(a)の文書と識別子(e)の文書との文書間の文
書間類似度とを求め、これらの集合を識別子(a)の文
書についての文書間類似度群とする。また求められた文
書間類似度は、値として0〜64の数値をとる。この数
値が高い方が文書間類似度が高いことを示している。こ
の文書間類似度の値の求め方は、後述することとし、こ
の識別子(a)の文書について求められた文書間類似度
の集合である文書間類似度群の具体例を図14の行14
01に示す。行1401において、列1412と交わっ
ている部分は、識別子(a)の文書と識別子(b)の文
書との間の文書間類似度の値を示し、列1413と交わ
っている部分は、識別子(a)の文書と識別子(c)の
文書との間の文書間類似度の値を示し、以下同様に、列
1414と交わっている部分は、識別子(d)の文書と
の間の文書間類似度の値、列1415と交わっている部
分は、識別子(e)の文書との間の文書間類似度の値を
示している。従って、識別子(c)や識別子(e)の文
書は、比較的文書間類似度の値が高いので、中程度くら
い識別子(a)の文書と類似していることが分かり、一
方、識別子(b)や識別子(d)の文書は、文書間類似
度の値が低いので、識別子(a)の文書と類似していな
いことが分かる。さらに同様に、1402行や、140
3行や、1404行や、1405行は、それぞれ識別子
(b)、識別子(c)、識別子(d)、識別子(e)の
文書について求められた文書間類似度群を示している。
【0044】次に、前記文書間類似度の値の求め方につ
いて説明する。文書間類似度の値は、比較する文書をそ
れぞれ図11に示すように16個の矩形1〜矩形16に
分割し、二つの文書間で同一符号を持つ矩形内の描画内
容に従って次のように定められる値を全ての矩形につい
て求め、その値の和を文書間類似度とする。分割された
各文書の状態は、図20に示される。なお、さらに具体
的な説明は、動作のところで説明する。
【0045】・両文書の矩形とも、テキストデータが描
画されている場合:4 ・両文書の矩形とも、テキストデータ以外のデータが描
画されている場合:2 ・一方の文書の矩形にはテキストデータが、他の一方の
文書の矩形にはテキストデータ以外のデータのみが描画
されている場合:1 ・両文書の矩形とも、何も描画されていない場合:2 ・上記いずれにもあてはまらない場合:0 ここで、テキストデータとは、文字コードで表されるデ
ータである。テキストデータ以外のデータとは、図形な
どのイメージデータや、表などのベクトルデータであ
る。
【0046】文書間類似度群記憶部8042は、前記文
書間類似度群算出部8041で求められた各文書の文書
間類似度群を図14に示すように記憶する。類似度決定
部8043は、文書間類似度群記憶部8042に記憶さ
れている各文書の文書間類似度群を用いて、その文書の
類似度を決定する。具体的には、その文書における文書
間類似度群の内、最大の値をとる文書間類似度の値を用
い、その値が32以上のときは、類似度「大」と決定
し、その値が、22以上で31以下であるときは、類似
度「中」と決定し、その値が21以下であるときは類似
度「小」と決定する。例えば、図14において、140
1行に示す識別子(a)の文書についての文書間類似度
群が記憶されているとすると、最大の値である20を用
い、当該文書の類似度を類似度「小」と決定する。同様
に、1402行に示す文書間類似度群より最大の値の文
書間類似度は40であるので、識別子(b)の文書の類
似度は「大」と決定される。以下、1403行に示す文
書間類似度群より最大の値の文書間類似度は23である
ので、識別子(c)の文書の類似度は「中」と決定され
る。1404行に示す文書間類似度群より最大の値の文
書間類似度は40であるので、識別子(d)の文書の類
似度は「大」と決定される。1405行に示す文書間類
似度群より最大の値の文書間類似度は23であるので、
識別子(e)の文書の類似度は「中」と決定される。
【0047】但し、選択文書群一時記憶手段803に記
憶されている文書が一つだけである場合は、その文書の
文書間類似度が算出できないので、類似度は「大」とす
る。類似度記憶部8044は、類似度決定部8043で
決定された各文書の類似度を図12に示すように記憶す
る。図12において、行1201は、識別子(a)の文
書の類似度は「小」であることを示している。同様に行
1202は、識別子(b)の文書の類似度は「大」であ
ることを示し、行1203は、識別子(c)の文書の類
似度は「中」であることを示し、行1204は、識別子
(d)の文書の類似度は「大」であることを示し、行1
205は、識別子(e)の文書の類似度は「中」である
ことを示している。
【0048】表示倍率表記憶手段805は、図13に示
すように類似度と表示倍率との対応表を記憶している。
図13において行1301は、類似度が「大」である文
書は、表示倍率が0.5であることを示している。同様
に行1302は、類似度「中」である文書は、表示倍率
が0.25であることを示している。さらに行1303
は、類似度が「小」である文書は表示倍率が0.125
であることを示している。
【0049】表示倍率決定手段806は、類似度記憶部
8044に記憶されている各文書の類似度と表示倍率表
記憶手段805に記憶されている類似度と表示倍率との
対応表とを用いて、各文書の表示倍率を決定する。具体
的には、図12に示すように識別子が(a)である文書
は、類似度が「小」であるので、当該表示倍率決定手段
806は、図13に示す対応表において、行1303に
示される倍率0.125を引き出す。従って、識別子
(a)の文書の表示倍率を、0.125と決定する。同
様に他の文書についても決定し、識別子(b)の文書の
表示倍率を、0.5と決定し、識別子(c)の文書の表
示倍率を、0.25と決定し、識別子(d)の文書の表
示倍率を、0.5と決定し、識別子(e)の文書の表示
倍率を、0.25と決定する。
【0050】表示倍率一時記憶手段807は、表示倍率
決定手段806で決定された各文書の表示倍率を図15
に示されるように記憶する。行1501は、識別子
(a)で示される文書は、表示倍率0.125であるこ
とを示している。他の行1502〜行1505について
も同様である。文書取得手段808、表示画像の生成の
ために、選択文書群一時記憶手段803に一時記憶され
ている文書群から制御手段812の制御下で一つ文書を
取得し、表示画像生成手段809に渡す。
【0051】表示画像生成手段809は、制御手段81
2の制御下で文書取得手段808から渡された文書を表
示倍率一時記憶手段807が記憶している当該文書の表
示倍率で表示するための画像を生成する。制御手段81
2は、文書表示装置の各部を制御する。具体的には、図
16に示す制御フローに従って制御を行う。この制御フ
ローは後述する動作のところで説明するので、ここでは
説明を省略する。
【0052】以上のように構成された本実施例における
文書表示装置について、図16の制御フローを用いてそ
の動作を説明する。先ず、文書群記憶手段801に記憶
されている全ての文書から、表示すべき文書を選択する
ため選択する範囲を受け付け(ステップS1601)、
その選択された範囲の文書群を選択文書群一時記憶手段
803に記憶する(ステップS1602)。その記憶さ
れた文書群は、図10に示される。次に、その記憶され
たすべての文書の類似度の判定と表示倍率の決定を行う
(ステップS1603)。ここで判定された全ての文書
の類似度は図12に示されるように判定され、同様に全
ての文書の表示すべき倍率は、図15に示されるように
決定される。なお、このステップS1603での処理
は、図17に示す文書の類似度判定及び表示倍率決定の
サブルーチンにて処理される。この処理は、後に説明す
る。次に、その選択文書群一時記憶手段803に記憶さ
れた文書群の文書のうち一つでも文書取得手段808に
て取得されていないものが存在すれば(ステップS16
04)、文書を一つ取得し(ステップS1605)、表
示すべき倍率で表示すべき画像を生成した後(ステップ
S1606)、その画像を表示する(ステップS160
7)。例えば図10の識別子(a)の文書が取り出され
たとすると、その文書の表示すべき倍率は図15より
0.125であるので、その倍率で表示すべき画像を生
成し、画面上の左上隅に当該文書を表示する。次に、ス
テップS1604に戻る。図10に示す選択文書群一時
記憶手段803に記憶されている文書は、まだ全て取得
されていないので、さらに選択文書群一時記憶手段80
3に記憶されている残りの文書についても同様に処理を
繰り返し(ステップS1604〜ステップS160
7)、図19に示すような位置に全ての文書である識別
子(a)〜(e)の文書を表示する。本図によれば、識
別子(a)〜(e)の文書が、それぞれ1901、19
02、1904、1903、1905の位置に表示され
ていることが分かる。ここで、全ての文書が取得された
ので、処理を終了する(ステップS1604)。
【0053】次に、前記フローにおけるステップS16
03のサブルーチンの処理について説明する。具体的に
は、図17に示す文書の類似度判定及び表示倍率決定の
サブルーチンの処理について説明することにより、ステ
ップS1603で用いた図12に示す文書の類似度がど
のように判定され、同様に図15に示す文書の表示すべ
き倍率がどのように決定されたかを説明する。
【0054】フローの説明に先立って、本図で用いられ
る各変数を説明する。nは、文書の数。ここではn=5
である。iとjは、それぞれ文書の識別子を表す変数で
ある。ここでは、i、jは、1〜5までの数値をとり、
それぞれ識別子(a)〜(e)に対応する。よって文書
Diとは、識別子がiの文書を意味する。Sijは、識
別子がiの文書と識別子がjの文書との間の文書間類似
度である。領域番号rとは、図11に示される矩形のこ
とであり、rの値1〜16は、それぞれ図11における
矩形1〜矩形16のことを示す。また、MSiは、文書
間類似度群の最大値を意味する。
【0055】先ず、変数nが文書数である5に初期化さ
れ、n=1でないので、変数iは1に初期化され、変数
jはi+1つまり2に初期化される(ステップS170
1〜ステップS1705)。さらに文書D1(つまり識
別子(a)の文書)と文書D2(つまり識別子(b)の
文書)との文書間類似度S12を0に初期化し、変数r
を1に初期化する(ステップS1706、ステップS1
707)。ここで、図20に示されるように識別子
(a)で示される文書D1の領域1(つまり図11に示
す矩形1)には何も描画されておらず、識別子(b)で
示される文書D2の領域1にはテキストデータが描画さ
れている。従って、次に文書1と文書2の両文書の領域
1にテキストデータのみが描画されいるとはいえず(ス
テップS1708)、両文書とも、共テキストデータ以
外のものが描画されているといえないが(ステップS1
710)、一方の文書にはテキストデータ、かつ他方の
文書にはテキストデータ以外のものが描画されていると
いえるので(ステップS1712)、文書間類似度S1
2に1を足し、S12=1とする(ステップS171
3)。まだrは16でないので(ステップS171
6)、rに1を足し、r=2としてから(ステップS1
717)ステップS1708に戻り、以下r=16とな
るまでこの処理を繰り返す(ステップS1708〜ステ
ップS1717)。ここでr=16になるまでとは、両
文書において領域1から領域16まで領域同士の比較を
行うまでこの処理を行うということである。r=16と
なったら(ステップS1716)、文書D1と文書D2
についての全ての領域rでの比較が終了し、文書D1と
文書D2の文書間類似度S12が求められる。この求め
られた値は、図14において行1401に示される文書
間類似度の内、列1412で示される文書間類似度の値
4である。さらに変数jがn、つまりjが5でないとき
は、jにさらに1を足す(ステップS1719)。ここ
ではj=3となる。従って文書D1と文書D3について
同様の処理を繰り返す(ステップS1708〜ステップ
S1718)。このようにして、求められた文書D1と
文書D3との間の文書間類似度の値は、図14において
行1401と列1413で示される19である。以下同
様にj=5となるまで、jに1を足す度にこの処理を繰
り返し(ステップS1708〜ステップS1719)、
図14の行1401に示す文書間類似度群を算出する。
次にこの文書D1の表示倍率を決定する(ステップS1
720)。具体的には、図18に示す表示倍率決定のサ
ブルーチンに基づいて処理を行う。ここでMSiとは、
文書Diについて求められた文書間類似度群の内、最大
の値をもつ文書間類似度の値である。ここでは、図14
の行1401に示すように、文書間類似度の値として、
4、19、3、20が存在するが、その内最大の値であ
るので、MSiは、20となる(ステップS180
1)。従って、MSi≧32でなく(ステップS180
2)、31≧MSi≧22でないので(ステップS18
04)、D1の類似度は「小」と判定され、表示倍率は
0.125と決定される(ステップS1806)。この
ようにして判定された類似度は、図12において行12
01に示すように類似度「小」と記憶され、決定された
表示倍率は、図15の行1501に示すように0.12
5と記憶される。その後この表示倍率決定のサブルーチ
ンを終了し、ステップS1720の処理終了直後に戻
る。ここまでで、文書D1の類似度と表示倍率が求めら
れたわけであるが、さらにiに1を足すことにより(ス
テップS1721)、前述と同様の処理を繰り返す(ス
テップS1708〜ステップS1722)。つまりi=
2であるので、文書D2についての類似度と表示倍率を
求める訳である。ここで、i=5となるまで処理したら
(ステップS1722)、さらに表示倍率決定のサブル
ーチン処理を行う(ステップS1723)。これですべ
ての文書について、類似度の判定と表示倍率の決定を行
ったこととなり、図12に示すように全文書の類似度が
すべて判定され、図15に示すように全文書の表示倍率
がすべて決定される。
【0056】以上のように本実施例によれば、文書群記
憶手段に記憶されている各文書の類似度、つまり他の文
書との類似の度合を判定し、類似度に基づいて決定され
る表示倍率を適用することにより、画像の選択に際して
必要以上の操作を強いることなく表示された文書の区別
が容易で、かつ画面の利用効率が高い画像一覧を表示す
ることができ、加えて文書群記憶手段の内容に応じて動
的に適切な文書一覧の表示を行うことが可能となる。
【0057】なお、本実施例において示した類似度およ
び表示倍率の決定方法は一例であり、これらを他の方法
によって行ってもよい。また、本実施例では、文書の類
似度に応じて文書を画面上において大きく表示したり小
さく表示することにより文書の区別を容易にしている。
しかし、この方法に限らず、文書の類似度に応じて一画
面上における表示時間を変化させることにより、文書の
区別を容易にしても良い。具体的には、表示倍率表記憶
手段805と表示倍率決定手段806と表示倍一時記憶
手段807と文書取得手段808と表示画像生成手段8
09と画像表示制御手段810と制御手段812の代わ
りに、表示時間表記憶手段(不図示)と表示時間決定手
段(不図示)と表示時間一時記憶手段(不図示)と文書
取得手段(不図示)と表示画像生成手段(不図示)と画
像表示制御手段(不図示)と制御手段(不図示)とを備
えることにより実現される。
【0058】表示時間表記憶手段は、類似度と表示時間
との対応表を記憶している。例えば、類似度が「大」で
ある文書は2秒の表示時間、類似度が「中」である文書
は1秒の表示時間、類似度が「小」である文書は0.5
秒の表示時間である。表示時間決定手段は、類似度記憶
部8044に記憶されている各文書の類似度と表示時間
表記憶手段に記憶されている類似度と表示時間との対応
表とを用いて、各文書の表示時間を決定する。
【0059】表示時間一時記憶手段は、表示時間決定手
段で選択した文書の表示時間を記憶する。文書取得手段
は、表示画像の生成のために、選択文書群一時記憶手段
803に一時記憶されている文書群から一つ文書を取得
し、表示画像生成手段に渡す。表示画像生成手段は、一
画面に一文書の大きさで表示画像を生成する。
【0060】画像表示制御手段は、生成された表示画像
を表示時間一時記憶手段に記憶されている表示時間で画
面上に表示する制御を行う。制御手段は、文書表示装置
の各部を制御する。その制御フローは図16のフローチ
ャートとほぼ同様であるが、文書の類似度に応じて文書
の大きさを変えて表示するのではなく、文書の類似度に
応じて一画面上における表示時間を変化させる制御を行
っている点で異なる。具体的にはステップS1603に
おいては、表示倍率の決定ではなく、表示時間の決定を
行う。ステップS1606では、一画面の文書画像を生
成する。ステップS1607では、表示時間決定手段で
選択された表示時間で表示する。
【0061】
【発明の効果】課題 以上のように、請求項1の発明に
よれば、類似度判定手段で判定された類似度に基づいて
その文書を表示する文書の表示倍率が決定され、その表
示倍率でその文書が画面上の表示され、類似度の高い文
書は大きく、類似度が低い文書は小さく表示されること
となるので、画像の選択に際して必要以上の操作を強い
ることなく表示された文書の区別が容易で、かつ画面の
利用効率が高い画像一覧を表示することができる。
【0062】請求項2の発明によれば、類似度の判定に
おいて、文書の種別に対応してその文書の類似度を判定
するので、容易に類似度の判定が行え、迅速に画像一覧
を表示することができる。請求項3の発明によれば、文
書群記憶手段は、あらかじめ文書をその文書の種別とと
もに記憶しているので、文書の種別はあらかじめ分かっ
ている。従って、類似度の判断において、そのあらかじ
め分かっている文書の種別を用いることによりさらに容
易に類似度の判定が行え、より迅速の画像一覧を表示す
ることができる。
【0063】請求項4の発明によれば、外観上類似して
いる度合である文書間類似度を、他の全ての文書につい
て算出したものの集合である文書間類似度群において、
最大の値をとる文書間類似度を当該文書の類似度と決定
するので、より人間の目から見て区別が容易な画像一覧
を表示することができる。請求項5の発明によれば、文
書間類似度の算出において、文書を複数の矩形に分割し
て行うので、より正確に類似度を決定することができ、
さらに人間の目から見て区別が容易な画像一覧を表示す
ることができる。
【0064】請求項6の発明から請求項10の発明は、
それぞれ請求項1から請求項5の発明による効果と同様
の効果をなす。請求項11の発明によれば、類似度判定
手段で判定された類似度に基づいてその文書を表示する
文書の表示時間が決定され、類似度の高い文書は長い時
間、類似度が低い文書は短い時間、表示されることとな
り、かつ縮小画像を用いずに文書を表示画面上に表示す
るので、画像の選択に際して必要以上の操作を強いるこ
となく表示された文書の区別が容易であるという効果が
ある。
【0065】請求項12の発明によれば、類似度の判定
において、文書の種別に対応してその文書の類似度を判
定するので、容易に類似度の判定が行え、迅速に文書の
表示時間を決定することができる。請求項13の発明に
よれば、文書群記憶手段は、あらかじめ文書をその文書
の種別とともに記憶しているので、文書の種別はあらか
じめ分かっている。従って、類似度の判断において、そ
のあらかじめ分かっている文書の種別を用いることによ
りさらに容易に類似度の判定が行え、より迅速の文書の
表示時間を決定することができる。
【0066】請求項14の発明によれば、外観上類似し
ている度合である文書間類似度を、他の全ての文書につ
いて算出したものの集合である文書間類似度群におい
て、最大の値をとる文書間類似度を当該文書の類似度と
決定するので、より人間の目から見て文書の区別が容易
な文書の表示時間を決定することができる。請求項15
の発明によれば、文書間類似度の算出において、文書を
複数の矩形に分割して行うので、より正確に類似度を決
定することができ、さらに人間の目から見て文書の区別
が容易な文書の表示時間を決定することができる。
【0067】請求項16の発明は、請求項11の発明に
よる効果と同様の効果をなす。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における文書表示装置のブロック
図である。
【図2】第1の実施例における文書表示装置の表示倍率
表記憶手段106の記憶している内容を示す図である。
【図3】第1の実施例における文書表示装置の制御フロ
ー図である。
【図4】第1の実施例における文書表示装置の文書群記
憶手段101によって記憶される文書の例を示す図であ
る。
【図5】第1の実施例における文書表示装置の画像表示
手段111によって表示された画面の様子を示す図であ
る。
【図6】第1の実施例における文書表示装置の画像表示
手段111によって表示された画面の様子を示す図であ
る。
【図7】第1の実施例における文書表示装置の画像表示
手段111によって表示された画面の様子を示す図であ
る。
【図8】第2の実施例における文書表示装置のブロック
図である。
【図9】類似度判定手段804の構成図である。
【図10】第2の実施例における文書表示装置の文書群
記憶手段801によって記憶される文書の例を示す図で
ある。
【図11】分割された文書の矩形の様子を示す図であ
る。
【図12】類似度記憶部8044が記憶している内容を
示す図である。
【図13】表示倍率表記憶手段805が記憶している内
容を示す図である。
【図14】文書間類似度群記憶部8042が記憶してい
る内容を示す図である。
【図15】表示倍率一時記憶手段807が記憶している
内容を示す図である。
【図16】第2の実施例における文書表示装置の制御フ
ロー図である。
【図17】図16に示すフロー図のサブルーチンであっ
て、文書の類似度判定及び表示倍率決定を行うフロー図
である。
【図18】図17に示すフロー図のサブルーチンであっ
て、表示倍率決定を行うフロー図である。
【図19】第2の実施例における文書表示装置の画像表
示手段811によって表示された画面の様子を示す図で
ある。
【図20】分割された各文書の様子を示す図である。
【図21】従来技術の文書表示装置によって表示された
文書一覧表の様子を示す図である。
【図22】従来技術の文書表示装置によって抽出された
文書が表示された様子を示す図である。
【符号の説明】
101 文書群記憶手段 102 文書選択手段 103 選択文書群一時記憶手段 104 文書取得手段 105 文書一時記憶手段 106 表示倍率表記憶手段 107 文書種別判定手段 108 表示倍率一時記憶手段 109 表示画像生成手段 110 画像表示制御手段 111 画像表示手段 112 制御手段 801 文書群記憶手段 802 文書選択手段 803 選択文書群一時記憶手段 804 類似度判定手段 8041 文書間類似度群算出部 8042 文書間類似度群記憶部 8043 類似度決定部 8044 類似度記憶部 805 表示倍率表記憶手段 806 表示倍率決定手段 807 表示倍率一時記憶手段 808 文書取得手段 809 表示画像生成手段 810 画像表示制御手段 811 画像表示手段 812 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/393 9194−5L G06F 15/403 350C 9194−5L 380E 15/62 330G (72)発明者 大戸 英隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書を複数、記憶している文書群記憶手
    段と、記憶されている文書の全部又は一部を分割して一
    表示画面上に表示する表示手段とを備えている文書表示
    装置において、 前記文書群記憶手段に記憶されている一つの文書が他の
    文書と類似している度合である類似度を、表示対象の文
    書について判定する類似度判定手段と、 前記類似度判定手段で判定された文書の類似度に基づい
    て、その文書を類似度が大きければ大きく類似度が小さ
    ければ小さく画面上に表示する表示倍率を、表示対象の
    文書について決定する表示倍率決定手段と、 前記表示倍率決定手段で決定された文書の表示倍率で、
    その文書を前記文書表示手段の画面上に表示する制御
    を、表示対象の文書について行う表示制御手段とを備え
    たことを特徴とする文書表示装置。
  2. 【請求項2】 前記類似度判定手段は、 前記文書群記憶手段に記憶されている文書の種別を判定
    することにより、その文書の種別に対応してその文書の
    類似度を判定することを特徴とする請求項1記載の文書
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記文書群記憶手段は、 文書をその文書の種別とともに記憶し、 前記類似度判定手段は、 前記文書群記憶手段に記憶されている文書の種別に対応
    してその文書の類似度を判定することを特徴とする請求
    項1又は2記載の文書表示装置。
  4. 【請求項4】 前記類似度判定手段は、 前記文書群記憶手段に記憶されている一つの文書が他の
    一つの文書と外観上類似している度合である文書間類似
    度を、他の全ての文書について算出したものの集合を文
    書間類似度群とし、この文書間類似度群を、表示対象の
    文書すべてについて算出する文書間類似度群算出部と、 前記文書間類似度群算出部で算出された一つの文書につ
    いての文書間類似度群の内、最大の値をとる文書間類似
    度を当該文書の類似度と決定し、その類似度を表示対象
    の文書すべてについて決定する類似度決定部とを備えて
    いることを特徴とする請求項1記載の文書表示装置。
  5. 【請求項5】 前記文書間類似度群算出部は、 文書間類似度を算出するため、 一つの文書と他の一つの文書をそれぞれ複数の矩形に分
    割する分割部と、 前記分割部で分割された一つの文書の一つの矩形と他の
    一つの文書の一つの矩形とを比較し、その矩形内に含ま
    れるデータの種類に基づいてその矩形同士の近似の度合
    を判断し、さらにその矩形の近似の度合の判断を文書全
    体の矩形について行う矩形近似判断部と、 前記矩形近似判断部で判断された文書全体の矩形におけ
    る、すべての矩形の近似の度合に基づいて文書間類似度
    を判断する文書間類似度判断部とを備えたことを特徴と
    する請求項4記載の文書表示装置。
  6. 【請求項6】 文書を複数、記憶している文書群記憶部
    と、記憶されている文書の全部又は一部を分割して一表
    示画面上に表示する表示部とを用いる文書表示方法であ
    って、 前記文書群記憶部に記憶されている一つの文書が他の文
    書と類似している度合である類似度を、表示対象の文書
    について判定する類似度判定ステップと、 前記類似度判定ステップで判定された文書の類似度に基
    づいて、その文書を類似度が大きければ大きく類似度が
    小さければ小さく画面上に表示する表示倍率を、表示対
    象の文書について決定する表示倍率決定ステップと、 前記表示倍率決定ステップで決定された文書の表示倍率
    で、その文書を前記表示部の画面上に表示することを、
    表示対象のすべての文書について行う表示ステップとを
    備えたことを特徴とする文書表示方法。
  7. 【請求項7】 前記類似度判定ステップは、 前記文書群記憶部に記憶されている文書の種別を判定す
    ることにより、その文書の種別に対応してその文書の類
    似度を判定することを特徴とする請求項6記載の文書表
    示方法。
  8. 【請求項8】 前記文書群記憶部は、 文書をその文書の種別とともに記憶し、 前記類似度判定ステップは、 前記文書群記憶部に記憶されている文書の種別に対応し
    てその文書の類似度を判定することを特徴とする請求項
    6又は7記載の文書表示方法。
  9. 【請求項9】 前記類似度判定ステップは、 前記文書群記憶部に記憶されている一つの文書が他の一
    つの文書と外観上類似している度合である文書間類似度
    を、他の全ての文書について算出したものの集合を文書
    間類似度群とし、この文書間類似度群を、表示対象のす
    べての文書について算出する文書間類似度群算出ステッ
    プと、 前記文書間類似度群算出ステップで算出された一つの文
    書についての文書間類似度群の内、最大の値をとる文書
    間類似度を当該文書の類似度と決定し、その類似度をた
    のすべての文書について決定する類似度決定ステップと
    を備えていることを特徴とする請求項6記載の文書表示
    方法。
  10. 【請求項10】 前記文書間類似度群算出ステップは、 文書間類似度を算出するため、 一つの文書と他の一つの文書をそれぞれ複数の矩形に分
    割する分割ステップと、 前記分割ステップで分割された一つの文書の一つの矩形
    と他の一つの文書の一つの矩形とを比較し、その矩形内
    に含まれるデータの種類に基づいてその矩形同士の近似
    の度合を判断し、さらにその矩形の近似の度合の判断を
    文書全体の矩形について行う矩形近似判断ステップと、 前記矩形近似判断ステップで判断された文書全体の矩形
    における、すべての矩形の近似の度合に基づいて文書間
    類似度を判断する文書間類似度判断ステップとを備えた
    ことを特徴とする請求項9記載の文書表示装置。
  11. 【請求項11】 文書を複数、記憶している文書群記憶
    手段と、記憶されている文書の全部又は一部を画面上に
    順次、表示する表示手段とを備えている文書表示装置に
    おいて、 前記文書群記憶手段に記憶されている一つの文書が他の
    文書と類似している度合である類似度を、表示対象の文
    書について判定する類似度判定手段と、 前記類似度判定手段で判定された文書の類似度に基づい
    て、その文書を類似度が大きければ長時間、類似度が小
    さければ短時間、画面上に表示する表示時間を、表示対
    象の文書について決定する表示時間決定手段と、 前記表示時間決定手段で決定された表示時間で、その文
    書を前記文書表示手段の画面上に表示する制御を、表示
    対象の文書について行う表示制御手段とを備えたことを
    特徴とする文書表示装置。
  12. 【請求項12】 前記類似度判定手段は、 前記文書群記憶手段に記憶されている文書の種別を判定
    することにより、その文書の種別に対応してその文書の
    類似度を判定することを特徴とする請求項11記載の文
    書表示装置。
  13. 【請求項13】 前記文書群記憶手段は、 文書をその文書の種別とともに記憶し、 前記類似度判定手段は、 前記文書群記憶手段に記憶されている文書の種別に対応
    してその文書の類似度を判定することを特徴とする請求
    項11又は12記載の文書表示装置。
  14. 【請求項14】 前記類似度判定手段は、 前記文書群記憶手段に記憶されている一つの文書が他の
    一つの文書と外観上類似している度合である文書間類似
    度を、他の全ての文書について算出したものの集合を文
    書間類似度群とし、この文書間類似度群を、表示対象の
    文書すべてについて算出する文書間類似度群算出部と、 前記文書間類似度群算出部で算出された一つの文書につ
    いての文書間類似度群の内、最大の値をとる文書間類似
    度を当該文書の類似度と決定し、その類似度を表示対象
    の文書すべてについて決定する類似度決定部とを備えて
    いることを特徴とする請求項11記載の文書表示装置。
  15. 【請求項15】 前記文書間類似度群算出部は、 文書間類似度を算出するため、 一つの文書と他の一つの文書をそれぞれ複数の矩形に分
    割する分割部と、 前記分割部で分割された一つの文書の一つの矩形と他の
    一つの文書の一つの矩形とを比較し、その矩形内に含ま
    れるデータの種類に基づいてその矩形同士の近似の度合
    を判断し、さらにその矩形の近似の度合の判断を文書全
    体の矩形について行う矩形近似判断部と、 前記矩形近似判断部で判断された文書全体の矩形におけ
    る、すべての矩形の近似の度合に基づいて文書間類似度
    を判断する文書間類似度判断部とを備えたことを特徴と
    する請求項14記載の文書表示装置。
  16. 【請求項16】 文書を複数、記憶している文書群記憶
    手段と、記憶されている文書の全部又は一部を画面上に
    順次、表示する表示手段とを備えている文書表示装置に
    おいて、 前記文書群記憶ステップに記憶されている一つの文書が
    他の文書と類似している度合である類似度を、表示対象
    の文書について判定する類似度判定ステップと、 前記類似度判定ステップで判定された文書の類似度に基
    づいて、その文書を類似度が大きければ長時間、類似度
    が小さければ短時間、画面上に表示する表示時間を、表
    示対象の文書について決定する表示時間決定ステップ
    と、 前記表示時間決定ステップで決定された表示時間で、そ
    の文書を前記文書表示手段の画面上に表示する制御を、
    表示対象の文書について行う表示制御ステップとを備え
    たことを特徴とする文書表示方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11212991A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Sharp Corp 画像検索方法、画像検索装置、及び画像検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2005107990A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Ricoh Co Ltd 電子図鑑生成方法及び電子図鑑生成プログラム
JP2006252524A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Toshiba Corp 文書管理装置、文書管理装置の表示方法及び文書管理プログラム
JP2011175511A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Nec Corp 文書閲覧システム

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