JPH0896166A - 図面候補線分抽出装置、図面候補線分抽出方法、ソリッド・モデル合成装置及びソリッド・モデル合成方法 - Google Patents

図面候補線分抽出装置、図面候補線分抽出方法、ソリッド・モデル合成装置及びソリッド・モデル合成方法

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JPH0896166A
JPH0896166A JP6231911A JP23191194A JPH0896166A JP H0896166 A JPH0896166 A JP H0896166A JP 6231911 A JP6231911 A JP 6231911A JP 23191194 A JP23191194 A JP 23191194A JP H0896166 A JPH0896166 A JP H0896166A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 2つの図面からソリッド・モデルを合成する
処理を高速化する。 【構成】 上面図と正面図の各々において頂点の二次元
座標を抽出し、それらのX座標同士が等しい場合に、そ
れらのY座標値の組合せを側面図における候補頂点の二
次元座標とする。そして、2つの候補頂点を結ぶ線分か
ら側面図の候補線分を抽出する際に、当該2候補頂点を
結ぶ線分に対応する線分が上面図及び正面図に存在しな
いような線分だけでなく、当該2候補頂点を結ぶ線分に
対応する水平または垂直である線分が上面図及び正面図
に存在し且つ当該2候補頂点を結ぶ線分が側面図におい
て水平または垂直ではないような線分も更に除いて、側
面図の候補線分を抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、図面候補線分生成装
置、図面候補線分生成方法、ソリッド・モデル合成装置
及びソリッド・モデル合成方法に係り、より詳しくは、
立体を互いに垂直な2つの平面に投影して作成された第
1の図と第2の図とから、当該立体を前記2つの平面の
各々に垂直な平面に投影して作成される第3の図を構成
する線分の候補となる候補線分を抽出する図面候補線分
抽出装置及び図面候補線分生成方法、並びに第1の図、
第2の図及び候補線分によって作成された第3の図から
立体モデルであるソリッド・モデルを合成するソリッド
・モデル合成装置及びソリッド・モデル合成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】製造業の多くは、図面を作成することに
よって設計を行い、また、図面の形で設計情報を蓄積し
てきた。しかしながら、近年、シミュレーション技術や
数値制御(NC)技術の向上により、設計対象の機能を
計算機上で評価したり、工作機械にデータを転送して実
際のプロトタイプを作成するなどといったことが行われ
るようになってきた。この場合、二次元の図面では不十
分であり、三次元の立体モデルであるソリッド・モデル
が必要となる。そのため、近年では、立体、面、稜線、
頂点のデータを表形式で記憶し、ワイヤフレームモデル
表示機能、サーフィスモデル表示機能等の諸機能を有す
る三次元モデラが多く利用されるようになってきた。
【0003】ところで、以前の設計情報の多くは正面
図、上面図、側面図等の図面の形で保持されている。従
って、設計対象の機能を計算機上で評価する等のために
は、設計情報が保持されている上記のような複数の図面
からソリッド・モデルを合成する必要があるが、ソリッ
ド・モデルの合成には大変な手間が必要となる。そのた
め、複数の図面からソリッド・モデルを合成する方法に
ついて従来から種々の研究が行われており、以下のよう
な種々のソリッド・モデル合成装置が提供されている。
【0004】即ち、ソリッド・モデルの形状を、正面
図、上面図及び側面図の三面図の形態で入力し、該三面
図に対応する前記ソリットモデルを合成するソリッド・
モデルの合成装置において、前記三面図として与えられ
た図形の頂点及び線分の二次元データから、当該図形に
対応する立体のワイヤフレームをなす三次元線分の三次
元データを得る手段と、複数の前記三次元線分で画成さ
れるそれぞれの領域を境界面及び体積をもったセルに分
割する手段と、分割して得られた前記セルをそれぞ非多
面体データ構造として保持する手段と、前記三面図を参
照して、前記セル同士の隣接関係に矛盾が有るか否かを
評価する手段と、矛盾の無いセルの組合せに基づいて各
セルを組み立ててソリッド・モデルを合成する手段と、
を有することを特徴とするソリッド・モデル合成装置が
提供されている(特願平4−268650号公報)。
【0005】また、本出願人は、不完全な複数図面から
ソリッド・モデルを合成するソリッド・モデル合成装置
を既に提案している(特願平5−184244号)。こ
のソリッド・モデル合成装置は、不完全な複数図面の各
図面の線分等を算出し、算出した線分等に基づいてワイ
ヤフレームモデルを作成し、作成したワイヤフレームモ
デルの稜線と前記線分等とを比較してワイヤフレームモ
デルを修正する。そして、修正したワイヤフレームモデ
ルをセル分割モデルに変換する。更に、三面図の少なく
とも1つが正しくなるための条件をブール方程式で設定
し、この式の解であるセルの組合せを求め、このセルの
組合せに基づいてソリッド・モデルを合成する。
【0006】更に、本出願人は、1つの平面図と1つ又
は複数の断面図からソリッド・モデルを合成するソリッ
ド・モデル合成装置を既に提案している(特願平5−2
45384号)。このソリッド・モデル合成装置は、入
力した二次元図面データを平面図データと断面図データ
とに分類し、平面図データから閉領域と各閉領域間の包
含関係とを検出すると共に、検出された閉領域の属性を
検出し、検出された閉領域の属性に基づいて同じ属性の
閉領域をグループ化する。検出された閉領域のデータに
基づいて断面図データを分割し、分割された断面図デー
タに基づいて閉領域を立体化すると共に、立体化された
閉領域以外の閉領域であって前記立体化された閉領域と
同じグループに属する閉領域をこの立体化された閉領域
と同じ方法で立体化する。そして、各閉領域間の包含関
係に基づいて、集合演算により各閉領域を組み合わせる
ことによりソリッド・モデルを合成する。
【0007】以上の種々のソリッド・モデル合成装置に
おいて行われるソリッド・モデルを合成する基本的な方
法は、三面図を用いたソリッド・モデルの構成(情報処
理Vol.131,No.8,伊藤潔,1990年発
行)で提案された方法を用いている。この方法は、ま
ず、三面図のデータを入力し、この三面図上の各頂点か
ら、三次元座標上の頂点になる可能性のある組みを選び
出すことにより三次元の候補頂点を合成する。この候補
頂点から任意の2候補頂点を結ぶ線分の投影図が、与え
られた三面図の全てに頂点または線分として現れてお
り、かつ2候補頂点間に他の候補頂点が存在しなけれ
ば、その線分を候補稜線として保持する。次に、同一平
面上にある候補稜線に囲まれる面で、その内部に他の候
補稜線を含まない面を候補面として保持する。ここで、
例えば、「全ての候補頂点と候補稜線は、候補面の境界
である」等の三次元形状に関する知識を用いて、孤立点
やぶら下がり稜線等のソリッド・モデルの構成要素とし
て矛盾する候補頂点と候補稜線を除去する。そして、ソ
リッド・モデルの境界と成り得る候補面の集合を探索す
る。ソリッド・モデルには、「全ての稜線がただ2つの
面に共有され、また、構成要素は境界以外では交わらな
い」という制約があるので、この条件に当てはまる全て
の集合を求め、求められた面の集合がソリッド・モデル
となる。
【0008】ところで、比較的簡単な設計図面の場合、
便宜的に上面図及び正面図の二面図しか作成されないこ
ともある。このような場合には、既に作成された上面図
及び正面図から計算機を用いて自動的に側面図を作成
し、これら上面図、正面図及び側面図の三面図から上記
のような各種のソリッド・モデル合成装置を用いてソリ
ッド・モデルを合成することができる。
【0009】上記のソリッド・モデル合成過程の上面図
及び正面図からの側面図の候補線分の自動抽出処理にお
いては、上面図の任意の頂点Pの二次元座標(Xt,Y
t)と正面図の任意の頂点Qの二次元座標(Xf,Y
f)とを取り出し、Xt=Xfが成立した時に、側面図
に二次元座標(Yt,Yf)の頂点Rを生成するという
規則に従って側面図の候補頂点を定め、2つの候補頂点
を結ぶ線分に対応する線分が上面図及び正面図に存在す
れば、当該2つの候補頂点を結ぶ線分を側面図の候補線
分としていた。例えば、図13に示すように上面図70
と正面図72が共に正方形である二面図から、側面図7
4の候補線分として正方形の4つの辺及び対角線76、
78が抽出されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の側面図の候補線分抽出方法では、側面図の
候補線分の数がかなり多くなり、ソリッド・モデルを合
成する処理に要する時間が爆発的に増加するという不都
合が生じていた。例えば、図14に示す比較的複雑な上
面図80及び正面図82から側面図の候補線分を抽出す
る処理に関しては、処理結果の側面図84は極めて多数
の候補線分を含むことになり、更にその処理にはかなり
の時間がかかっていた。
【0011】そこで、本発明は、上記事実に鑑み、2つ
の図面から第3の図面の候補線分として適正な候補線分
のみを抽出することのできる図面候補線分抽出装置及び
図面候補線分抽出装置方法を提供することを第1の目的
とする。
【0012】また、抽出された適正な候補線分を用いて
第3の図を作成し、ソリッド・モデルを合成するソリッ
ド・モデル合成装置及びソリッド・モデル合成方法を提
供することを第2の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1記載の図面候補線分抽出装置は、
立体を互いに垂直な2つの平面に投影して作成された第
1の図と第2の図とから、当該立体を前記2つの平面の
各々に垂直な平面に投影して作成される第3の図を構成
する線分の候補となる候補線分を抽出する図面候補線分
抽出装置であって、前記第1の図と前記第2の図の各々
において立体の頂点に対応する点の二次元座標を抽出す
る座標抽出手段と、前記座標抽出手段により抽出された
前記第1の図の二次元座標と前記第2の図の二次元座標
とを比較し前記第1の図と前記第2の図との関係によっ
て定まる一方の座標値が等しい場合に、それぞれの他方
の座標値の組合せを前記第3の図における候補頂点の二
次元座標として生成する候補頂点生成手段と、前記候補
頂点生成手段により生成された候補頂点のうちの2つの
候補頂点を結んで構成される線分が第3の図において水
平または垂直であり、かつ前記第1の図及び前記第2の
図に当該線分に対応する線分が存在する場合、及び前記
候補頂点生成手段により生成された候補頂点のうちの2
つの候補頂点を結んで構成される線分が第3の図におい
て水平または垂直でなく、かつ前記第1の図及び前記第
2の図に当該線分に対応する線分が存在し、かつ前記第
1の図及び前記第2の図に存在する線分が水平または垂
直ではない場合の少なくとも一方の場合に、前記2つの
候補頂点を結んで構成される線分を前記第3の図の候補
線分として抽出する候補線分抽出手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0014】上記の第1の目的を達成するために、請求
項2記載の図面候補線分抽出装置は、立体を互いに垂直
な2つの平面に投影して作成された第1の図と第2の図
とから、当該立体を前記2つの平面の各々に垂直な平面
に投影して作成される第3の図を構成する線分の候補と
なる候補線分を抽出する図面候補線分抽出装置であっ
て、前記第1の図と前記第2の図の各々において立体の
頂点に対応する点の二次元座標を抽出する座標抽出手段
と、前記座標抽出手段により抽出された前記第1の図の
二次元座標と前記第2の図の二次元座標とを比較し前記
第1の図と前記第2の図との関係によって定まる一方の
座標値が等しい場合に、それぞれの他方の座標値の組合
せを前記第3の図における候補頂点の二次元座標として
生成する候補頂点生成手段と、前記候補頂点生成手段に
より生成された候補頂点のうちの2つの候補頂点を結ん
で構成される線分のうち、当該線分に対応する線分が前
記第1の図及び前記第2の図に存在しない線分、及び当
該線分が前記第3の図において水平または垂直ではな
く、かつ当該線分に対応する線分が前記第1の図及び前
記第2の図に存在し、かつ前記第1の図及び前記第2の
図に存在する線分が水平または垂直である線分を除いた
線分を前記第3の図の候補線分として抽出する候補線分
抽出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】上記の第1の目的を達成するために、請求
項3記載の図面候補線分抽出装置は、請求項1または請
求項2に記載の発明において、前記第1の図と前記第2
の図は、上面図と正面図であることを特徴とする。
【0016】上記の第2の目的を達成するために、請求
項4記載のソリッド・モデル合成装置は、立体を互いに
垂直な2つの平面に投影して作成された第1の図と第2
の図の各々において立体の頂点に対応する点の二次元座
標を抽出する座標抽出手段と、前記座標抽出手段により
抽出された前記第1の図の二次元座標と前記第2の図の
二次元座標とを比較し前記第1の図と前記第2の図との
関係によって定まる一方の座標値が等しい場合に、それ
ぞれの他方の座標値の組合せを前記立体を前記2つの平
面の各々に垂直な平面に投影して生成される第3の図に
おける候補頂点の二次元座標として生成する候補頂点生
成手段と、前記候補頂点生成手段により生成された候補
頂点のうちの2つの候補頂点を結んで構成される線分が
第3の図において水平または垂直であり、かつ前記第1
の図及び前記第2の図に当該線分に対応する線分が存在
する場合、及び前記候補頂点生成手段により生成された
候補頂点のうちの2つの候補頂点を結んで構成される線
分が第3の図において水平または垂直でなく、かつ前記
第1の図及び前記第2の図に当該線分に対応する線分が
存在し、かつ前記第1の図及び前記第2の図に存在する
線分が水平または垂直ではない場合の少なくとも一方の
場合に、前記2つの候補頂点を結んで構成される線分を
前記第3の図の候補線分として抽出する候補線分抽出手
段と、前記候補線分抽出手段により抽出された前記第3
の図を構成する線分から前記第3の図を作成する作成手
段と、前記第1の図、前記第2の図、及び前記作成手段
により作成された前記第3の図に基づいて立体モデルで
あるソリッド・モデルを合成するソリッド・モデル合成
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】上記の第2の目的を達成するために、請求
項5記載のソリッド・モデル合成装置は、立体を互いに
垂直な2つの平面に投影して作成された第1の図と第2
の図の各々において立体の頂点に対応する点の二次元座
標を抽出する座標抽出手段と、前記座標抽出手段により
抽出された前記第1の図の二次元座標と前記第2の図の
二次元座標とを比較し前記第1の図と前記第2の図との
関係によって定まる一方の座標値が等しい場合に、それ
ぞれの他方の座標値の組合せを前記立体を前記2つの平
面の各々に垂直な平面に投影して作成される第3の図に
おける候補頂点の二次元座標として生成する候補頂点生
成手段と、前記候補頂点生成手段により生成された候補
頂点のうちの2つの候補頂点を結んで構成される線分の
うち、当該線分に対応する線分が前記第1の図及び前記
第2の図に存在しない線分、及び当該線分が前記第3の
図において水平または垂直ではなく、かつ当該線分に対
応する線分が前記第1の図及び前記第2の図に存在し、
かつ前記第1の図及び前記第2の図に存在する線分が水
平または垂直である線分を除いた線分を前記第3の図の
候補線分として抽出する候補線分抽出手段と、前記候補
線分抽出手段により抽出された前記第3の図を構成する
線分から前記第3の図を作成する作成手段と、前記第1
の図、前記第2の図、及び前記作成手段により作成され
た前記第3の図に基づいて立体モデルであるソリッド・
モデルを合成するソリッド・モデル合成手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0018】上記の第2の目的を達成するために、請求
項6記載のソリッド・モデル合成装置は、請求項4また
は請求項5に記載の発明において、前記第1の図と前記
第2の図は、上面図と正面図であることを特徴とする。
【0019】上記の第1の目的を達成するために、請求
項7記載の図面候補線分抽出方法は、立体を互いに垂直
な2つの平面に投影して作成された第1の図と第2の図
とから、当該立体を前記2つの平面の各々に垂直な平面
に投影して作成される第3の図を構成する線分の候補と
なる候補線分を抽出する図面候補線分抽出方法であっ
て、前記第1の図と前記第2の図の各々において立体の
頂点に対応する点の二次元座標を抽出し、抽出された前
記第1の図の二次元座標と前記第2の図の二次元座標と
を比較し前記第1の図と前記第2の図との関係によって
定まる一方の座標値が等しい場合に、それぞれの他方の
座標値の組合せを前記第3の図における候補頂点の二次
元座標として生成し、前記候補頂点のうちの2つの候補
頂点を結んで構成される線分が第3の図において水平ま
たは垂直であり、かつ前記第1の図及び前記第2の図に
当該線分に対応する線分が存在する場合、及び前記候補
頂点生成手段により生成された候補頂点のうちの2つの
候補頂点を結んで構成される線分が第3の図において水
平または垂直でなく、かつ前記第1の図及び前記第2の
図に当該線分に対応する線分が存在し、かつ前記第1の
図及び前記第2の図に存在する線分が水平または垂直で
はない場合の少なくとも一方の場合に、前記2つの候補
頂点を結んで構成される線分を前記第3の図の候補線分
として抽出することを特徴とする。
【0020】上記の第1の目的を達成するために、請求
項8記載の図面候補線分抽出方法は、立体を互いに垂直
な2つの平面に投影して作成された第1の図と第2の図
とから、当該立体を前記2つの平面の各々に垂直な平面
に投影して作成される第3の図を構成する線分の候補と
なる候補線分を抽出する図面候補線分抽出方法であっ
て、前記第1の図と前記第2の図の各々において立体の
頂点に対応する点の二次元座標を抽出し、抽出された前
記第1の図の二次元座標と前記第2の図の二次元座標と
を比較し前記第1の図と前記第2の図との関係によって
定まる一方の座標値が等しい場合に、それぞれの他方の
座標値の組合せを前記第3の図における候補頂点の二次
元座標として生成し、前記候補頂点のうちの2つの候補
頂点を結んで構成される線分のうち、当該線分に対応す
る線分が前記第1の図及び前記第2の図に存在しない線
分、及び当該線分が前記第3の図において水平または垂
直ではなく、かつ当該線分に対応する線分が前記第1の
図及び前記第2の図に存在し、かつ前記第1の図及び前
記第2の図に存在する線分が水平または垂直である線分
を除いた線分を前記第3の図の候補線分として抽出する
ことを特徴とする。
【0021】上記の第1の目的を達成するために、請求
項9記載の図面候補線分抽出方法は、請求項7または請
求項8に記載の発明において、前記第1の図と前記第2
の図は、上面図と正面図であることを特徴とする。
【0022】上記の第2の目的を達成するために、請求
項10記載のソリッド・モデル合成方法は、立体を互い
に垂直な2つの平面に投影して作成された第1の図と第
2の図の各々において立体の頂点に対応する点の二次元
座標を抽出し、抽出された前記第1の図の二次元座標と
前記第2の図の二次元座標とを比較し前記第1の図と前
記第2の図との関係によって定まる一方の座標値が等し
い場合に、それぞれの他方の座標値の組合せを前記立体
を前記2つの平面の各々に垂直な平面に投影して作成さ
れる第3の図における候補頂点の二次元座標として生成
し、前記候補頂点のうちの2つの候補頂点を結んで構成
される線分が第3の図において水平または垂直であり、
かつ前記第1の図及び前記第2の図に当該線分に対応す
る線分が存在する場合、及び前記候補頂点生成手段によ
り生成された候補頂点のうちの2つの候補頂点を結んで
構成される線分が第3の図において水平または垂直でな
く、かつ前記第1の図及び前記第2の図に当該線分に対
応する線分が存在し、かつ前記第1の図及び前記第2の
図に存在する線分が水平または垂直ではない場合の少な
くとも一方の場合に、前記2つの候補頂点を結んで構成
される線分を前記第3の図の候補線分として抽出し、抽
出された前記第3の図を構成する線分から前記第3の図
を作成し、前記第1の図、前記第2の図、及び作成され
た前記第3の図に基づいて立体モデルであるソリッド・
モデルを合成することを特徴とする。
【0023】上記の第2の目的を達成するために、請求
項11記載のソリッド・モデル合成方法は、立体を互い
に垂直な2つの平面に投影して作成された第1の図と第
2の図の各々において立体の頂点に対応する点の二次元
座標を抽出し、抽出された前記第1の図の二次元座標と
前記第2の図の二次元座標とを比較し前記第1の図と前
記第2の図との関係によって定まる一方の座標値が等し
い場合に、それぞれの他方の座標値の組合せを前記立体
を前記2つの平面の各々に垂直な平面に投影して作成さ
れる第3の図における候補頂点の二次元座標として生成
し、前記候補頂点のうちの2つの候補頂点を結んで構成
される線分のうち、当該線分に対応する線分が前記第1
の図及び前記第2の図に存在しない線分、及び当該線分
が前記第3の図において水平または垂直ではなく、かつ
当該線分に対応する線分が前記第1の図及び前記第2の
図に存在し、かつ前記第1の図及び前記第2の図に存在
する線分が水平または垂直である線分を除いた線分を前
記第3の図の候補線分として抽出し、抽出された前記第
3の図を構成する線分から前記第3の図を作成し、前記
第1の図、前記第2の図、及び作成された前記第3の図
に基づいて立体モデルであるソリッド・モデルを合成す
ることを特徴とする。
【0024】上記の第2の目的を達成するために、請求
項12記載のソリッド・モデル合成方法は、請求項10
または請求項11に記載の発明において、前記第1の図
と前記第2の図は、上面図と正面図であることを特徴と
する。
【0025】
【作用】まず、本発明の原理を説明する。一般的に機械
図面等の立体の形状を表す図面は、当該図面から元の立
体の形状を特定できるように、例えば立体が斜面を有し
ている等の特徴があれば、この斜面を表す斜めの線等が
図面上に表われるように、投影方向が複数種類選択さ
れ、複数種類の投影方向の図面が作成される。よって、
既に作成された所定の立体の形状を表す第1の図及び第
2の図に水平または垂直な線分しか存在しない場合、立
体の形状を特定するのに当該水平または垂直な線分で事
足りるということであり、このような場合当該立体が斜
面等を有しているとは考え難い。従って、上記のように
第1の図及び第2の図において水平または垂直な線分に
よって表されている部分は、第3の図においても水平ま
たは垂直な線分で表されると推測できる。
【0026】従って、第1の図及び第2の図において水
平または垂直な線分によって表されている部分は、第3
の図においても前記部分を表す候補線分として、2つの
候補頂点を結んで構成される線分のうち水平または垂直
な線分のみを選択すれば良く、このようにして選択した
候補線分は適正な候補線分、即ち、第3の図における真
の線分である可能性が高い。
【0027】また、上記により、第1の図及び第2の図
において表されている全ての線分が水平または垂直な線
分である場合、それらの第1の図及び第2の図の全ての
線分によって表されている部分は、第3の図においても
水平または垂直な線分として表される。即ち、このよう
な場合に、第3の図において2つの候補頂点を結んで構
成される線分のうち水平または垂直ではない線分は候補
線分とはなりえない。
【0028】但し、上記の場合には逆の場合、即ち、第
1の図又は第2の図において水平または垂直でない線分
が表されている(存在する)場合、当該線分によって表
されている部分は水平または垂直でない部分である、即
ち立体に水平または垂直でない部分があると推測出来る
ので、当該部分は第3の図において水平または垂直でな
い線分として表される可能性がある。従って、このよう
な場合に、第3の図において2つの候補頂点を結んで構
成される線分のうち水平または垂直ではない線分は候補
線分となる可能性がある。
【0029】請求項1記載の発明によれば、座標抽出手
段が第1の図と第2の図の各々において立体の頂点に対
応する点の二次元座標を抽出すると、候補頂点生成手段
は抽出された第1の図の二次元座標と第2の図の二次元
座標とを比較し、第1の図と第2の図との関係によって
定まる一方の座標値が等しい場合に、それぞれの他方の
座標値の組合せを第3の図における候補頂点の二次元座
標としている。
【0030】例えば、第1の図が上面図、第2の図が正
面図、第3の図が側面図である場合、上面図と正面図と
でX座標の座標値が等しい時に、二次元座標(上面図の
Y座標値,正面図のY座標値)を側面図における候補頂
点の二次元座標とする。但し、各図面の座標は図5
(A)に示すように投影面M1 、M2 、M3 の互いに交
わる線に沿った軸により定められている、即ち上面図は
投影面M1 、M2 の交わる線をX軸(X1 )、投影面M
1 、M3 の交わる線をY軸(Y1 )とし、正面図は投影
面M1 、M2 の交わる線をX軸(X2 )、投影面M2
3 の交わる線をY軸(Y2 )とし、側面図は投影面M
1 、M3 の交わる線をX軸(X3 )、投影面M2 、M3
の交わる線をY軸(Y3 )とする。(なお、軸X1 と軸
2 、軸Y2と軸Y3 、軸X3 と軸Y1 はそれぞれ一致
する。) また、第1の図が側面図、第2の図が正面図、第3の図
が上面図である場合、側面図と正面図とでY座標の座標
値が等しい時に、二次元座標(正面図のX座標値,側面
図のX座標値)を上面図における候補頂点の二次元座標
とする。
【0031】更に、第1の図が側面図、第2の図が上面
図、第3の図が正面図である場合、側面図のX座標値と
上面図のY座標値が等しい時に、二次元座標(上面図の
X座標値,側面図のY座標値)を正面図における候補頂
点の二次元座標とする。
【0032】そして、候補線分抽出手段は上記の本発明
の原理に従い以下3通りの場合に2つの候補頂点を結ん
で構成される線分を第3の図の候補線分として抽出す
る。
【0033】即ち、第1の場合は、候補頂点生成手段に
より生成された候補頂点のうちの2つの候補頂点を結ん
で構成される線分が第3の図において水平または垂直で
あり、かつ第1の図及び第2の図に当該線分に対応する
線分が存在する場合である。
【0034】また、第2の場合は、2つの候補頂点を結
んで構成される線分が第3の図において水平または垂直
ではなく、かつ第1の図及び第2の図に当該線分に対応
する線分が存在し、かつ第1の図及び第2の図に存在す
る線分が水平または垂直ではない場合である。
【0035】更に、第3の場合は、上記の第1の場合及
び第2の場合、即ち第1の場合と第2の場合の両方を含
む場合である。
【0036】上述した本発明の原理に基づき、上記の第
2の場合のように、2つの候補頂点を結んで構成される
線分から候補線分を抽出する際に、当該線分が第3の図
において水平または垂直でなければ、第1の図及び第2
の図に対応する線分が存在し、かつこれらの対応する線
分が水平または垂直ではないという条件の下に候補線分
を絞り込むことができる。
【0037】また、上記の第1の場合のように、2つの
候補頂点を結んで構成される線分から候補線分を抽出す
る際に、当該線分が第3の図において水平または垂直で
あれば、第1の図及び第2の図に対応する線分が存在す
るという条件の下に候補線分を絞り込むことができる。
【0038】更に、上記の第1の場合と第2の場合を含
んだ第3の場合においては、2つの候補頂点を結んで構
成される線分のうち、水平または垂直な線分と水平また
は垂直ではない線分の両方、即ち全ての線分を対象とし
て第3の図の候補線分の抽出が行われる。
【0039】以上のように候補線分を絞り込んだ上で抽
出するので、第1の図及び第2の図から適正な候補線分
のみを抽出することができる。またこれに伴い、抽出処
理の処理時間の短縮を図ることもできる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、座標抽出手
段が第1の図と第2の図の各々において立体の頂点に対
応する点の二次元座標を抽出すると、候補頂点生成手段
は抽出された第1の図の二次元座標と第2の図の二次元
座標とを比較し、第1の図と第2の図との関係によって
定まる一方の座標値が等しい場合に、それぞれの他方の
座標値の組合せを第3の図における候補頂点の二次元座
標とする。
【0041】そして、候補線分抽出手段は、候補頂点生
成手段により生成された候補頂点のうちの2つの候補頂
点を結んで構成される線分のうち、以下の2種類の線分
を除いた2つの候補頂点を結んで構成される線分を、第
3の図の候補線分として抽出する。
【0042】2種類の線分のうちの一方は、当該線分に
対応する線分が第1の図及び第2の図に存在しない線分
であり、従来より除外されていた。また、2種類の線分
のうちの他方は、当該線分が第3の図において水平また
は垂直ではなく、かつ当該線分に対応する線分が第1の
図及び第2の図に存在し、かつ第1の図及び第2の図に
存在する線分が水平または垂直である線分である。これ
は上述した「第3の図において水平または垂直ではない
線分は、第1の図及び第2の図においても水平または垂
直ではない線分になる」ということに反する線分であ
り、当該線分は除外することができる。
【0043】従って、候補線分抽出手段は、従来除外し
なかった上記の2種類の線分のうちの他方の線分をも除
外した2つの候補頂点を結んで構成される線分を、第3
の図の候補線分として抽出するので、第1の図及び第2
の図から適正な候補線分のみを抽出することができる。
またこれに伴い、抽出処理の処理時間の短縮を図ること
もできる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、第1の図と
第2の図は、上面図と正面図である。一般に比較的簡単
な設計図面の場合、便宜的に上面図と正面図の二面図し
か作成されないことが多々あるので、このような場合に
請求項3記載の発明を適用することにより、請求項1記
載の発明または請求項2記載の発明で説明したように上
面図及び正面図から側面図における適正な候補線分のみ
を抽出することができる。またこれに伴い、抽出処理の
処理時間の短縮を図ることもできる。
【0045】請求項4記載の発明によれば、作成手段
が、請求項1記載の発明で説明したように候補線分抽出
手段により抽出された第3の図を構成する線分から第3
の図を作成すると、ソリッド・モデル合成手段は第1の
図、第2の図、及び作成手段により作成された第3の図
に基づいて立体モデルであるソリッド・モデルを合成す
る。
【0046】従って、第1の図、第2の図、及び抽出さ
れた適正な候補線分を用いて作成された第3の図からソ
リッド・モデルを合成することができる。また、これに
伴い前記ソリッド・モデル合成処理において解の数が莫
大な数となったり、処理時間が異常に長くなったりする
ことを回避することもできる。
【0047】請求項5記載の発明によれば、作成手段
が、請求項2記載の発明で説明したように候補線分抽出
手段により抽出された第3の図を構成する線分から第3
の図を作成すると、ソリッド・モデル合成手段は第1の
図、第2の図、及び作成手段により作成された第3の図
に基づいて立体モデルであるソリッド・モデルを合成す
る。
【0048】従って、第1の図、第2の図、及び抽出さ
れた適正な候補線分を用いて作成された第3の図からソ
リッド・モデルを合成することができる。また、これに
伴い前記ソリッド・モデル合成処理において解の数が莫
大な数となったり、処理時間が異常に長くなったりする
ことを回避することもできる。
【0049】請求項6記載の発明によれば、第1の図と
第2の図は、上面図と正面図である。一般に比較的簡単
な設計図面の場合、便宜的に上面図と正面図の二面図し
か作成されないことが多々ある。このように上面図と正
面図の二面図しか作成されない場合に請求項6記載の発
明を適用することにより、請求項4記載の発明または請
求項5記載の発明で説明したように上面図、正面図、及
び抽出された適正な候補線分を用いて作成された側面図
からソリッド・モデルを合成することができる。また、
これに伴い前記ソリッド・モデル合成処理において解の
数が莫大な数となったり、処理時間が異常に長くなった
りすることを回避することもできる。
【0050】請求項1乃至請求項6記載の発明に対応す
る請求項7乃至請求項12記載の発明は、上記の請求項
1乃至請求項6記載の発明の作用と同一の作用を有する
ので、説明を省略する。
【0051】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。本実施
例は、立体を互いに垂直な3つの平面に投影して作成さ
れた上面図と正面図の二面図から構成する候補線分を抽
出し、抽出された候補線分から側面図を作成し、これら
の三面図に基づいて当該立体のソリッド・モデルを合成
するものである。
【0052】図1に示すように、ソリッド・モデル合成
装置10は、CPU12、システムメモリ14、ワーク
メモリ16、入力装置18、及び表示器20から構成さ
れており、それらは、互いにバスを介して接続されてい
る。システムメモリ14には、CPU12が実行する後
述する制御ルーチンが記憶されている。また、ワークメ
モリ16には、イメージスキャナやキーボード等から構
成されている入力装置18から予め入力された図面に関
する各種のデータ、例えば、二面図の線分の始点及び終
点の座標データ等が記憶されている。
【0053】次に、本実施例のソリッド・モデル合成ル
ーチンを説明する。図2に示すように、本実施例のルー
チンは大きく3つのステップで構成されている。即ち、
ステップ100において上面図と正面図の二面図から構
成する候補線分を抽出し、抽出された候補線分から側面
図を作成し、次のステップ200では上面図、正面図及
び側面図の三面図からセル分割モデルを作成する。そし
て次のステップ300において側面図は余分な線分を含
んでいる可能性があり正しくないかもしれないが、上面
図と正面図は正しいという条件の下で、上記のセル分割
モデルの組合せを求めることによってソリッド・モデル
を合成する。
【0054】まず、ステップ100における側面図の作
成処理ルーチンを図3乃至図6を用いて説明する。
【0055】なお、以下の説明では、図5(A)に示す
五角柱30を、矢印T方向から投影面M1 へ投影した図
5(B)に示す上面図及び矢印F方向から投影面M2
投影した図5(C)に示す正面図から、矢印S方向から
投影面M3 へ投影した側面図を作成する処理を例にして
説明する。
【0056】なおここでは、図5(A)に示すように投
影面M1 、M2 、M3 の互いの交わり線が交わる点を共
通の原点とし、上面図、正面図及び側面図の各々におけ
る座標軸を以下にように設定する。
【0057】上面図におけるX軸として投影面M1 、M
2 の交わり線に沿った軸X1 を、Y軸として投影面
1 、M3 の交わり線に沿った軸Y1 をそれぞれ設定す
る。また、正面図におけるX軸として投影面M1 、M2
の交わり線に沿った軸X2 を、Y軸として投影面M2
3 の交わり線に沿った軸Y2 をそれぞれ設定する。ま
た、側面図におけるX軸として投影面M1 、M3 の交わ
り線に沿った軸X3 を、Y軸として投影面M2 、M3
交わり線に沿った軸Y3 をそれぞれ設定する。なお、軸
1 と軸X2 とは一致し、軸Y2 と軸Y3 とは一致し、
更に軸Y1 と軸X3とは一致する。
【0058】図3に示すステップ102において図5
(B)に示す上面図の全ての頂点の二次元座標を抽出
し、抽出した二次元座標をワークメモリ16に記憶す
る。更に、抽出した二次元座標の個数を変数Mに代入す
る。なお、頂点とは立体の頂点に対応する点を意味し、
以下に記述する頂点もこれと同義である。次のステップ
104では図5(C)に示す正面図の全ての頂点の二次
元座標を抽出し、抽出した二次元座標をワークメモリ1
6に記憶する。更に、抽出した二次元座標の個数を変数
Nに代入する。そして次のステップ106において上面
図の頂点の二次元座標の取り出しに用いるカウンタi及
び正面図の頂点の二次元座標の取り出しに用いるカウン
タjを1にセットし、図5(D)に示す側面図の候補頂
点の数をカウントするためのカウンタkを0にセットし
た後、ステップ108へ進む。
【0059】ステップ108では上面図の1つの頂点T
i の二次元座標(Xti,Yti)を取り出し、次のステッ
プ110では正面図の1つの頂点Fj の二次元座標(X
fj,Yfj)を取り出す。そして次のステップ112にお
いてXti=Xfjであるか否かを判断し、Xti=Xfjであ
る場合にはステップ114へ進み、カウンタkをインク
リメントし、更に二次元座標(Yti,Yfj)を側面図の
候補頂点Sk の二次元座標(Xsk,Ysk)とする。Xti
=Xfjではない場合はステップ116へジャンプする。
【0060】即ち、図5(B)に示す上面図の頂点T1
の二次元座標(Xt1,Yt1)と図5(C)に示す正面図
の頂点F1 の二次元座標(Xf1,Yf1)とを取り出し、
X座標同士を比較する。Xt1=Xf1であるのでステップ
112で肯定判断され、ステップ114において図5
(D)に示すように二次元座標(Yt1,Yf1)を側面図
の候補頂点S1 の二次元座標(Xs1,Ys1)とする。
【0061】ステップ116ではカウンタjをインクリ
メントし、次のステップ118においてカウンタjが正
面図の全ての頂点の数Nよりも大きいか否かを判断す
る。j>Nではない場合はステップ110へ戻り再実行
する。これにより上記のステップ108で取り出した上
面図の1つの頂点Ti (Xti,Yti)に対し、正面図の
N個全ての頂点Fj (Xfj,Yfj)を1つずつ対応させ
てステップ112で互いのX座標同士が比較される。
【0062】即ち、図5(C)に示す正面図の頂点F2
〜頂点F6 の二次元座標を順次取り出し、それらの各々
と上面図の頂点T1 の二次元座標(Xt1,Yt1)とでX
座標同士を比較する。Xt1はXf6に等しく、Xt1
f2、Xf3、Xf4、Xf5とは等しくないので、図5
(D)に示すように二次元座標(Yt1,Yf6)を側面図
の候補頂点S2 の二次元座標(Xs2,Ys2)とする。
【0063】一方、j>Nである場合はステップ120
へ進み、カウンタjを1にセットしカウンタiをインク
リメントする。次のステップ122ではカウンタiが上
面図の全ての頂点の数Mよりも大きいか否かを判断す
る。i>Mではない場合はステップ108へ戻り再実行
する。一方、i>Mである場合はステップ124へ進
む。上記のステップ108〜ステップ122を実行する
ことにより、図5(B)に示す上面図の5個全ての頂点
i の二次元座標(Xti,Yti)と図5(C)に示す正
面図の6個全ての頂点Fj の二次元座標(Xfj,Yfj
との全ての組合せに対して、ステップ112の互いのX
座標同士の比較が実行され、X座標同士が等しい場合に
はステップ114において二次元座標(Yti,Yfj)を
側面図の候補頂点Sk の二次元座標(Xsk,Ysk)とさ
れる。図5(D)に示すように10個の候補頂点の二次
元座標が定められ、カウンタkには候補頂点の数である
10が代入される。
【0064】ステップ124では後述する側面図の2候
補頂点の取出しに用いるカウンタaに1をセットし、次
のステップ126では同じく2候補頂点の取出しに用い
るカウンタbに(カウンタaの値+1)の値をセットす
る。
【0065】次のステップ128では側面図の2候補頂
点Sa 、Sb の二次元座標(Xsa,Ysa)、(Xsb,Y
sb)を取り出し、次のステップ130、132、134
において以下のような判断が行われる。
【0066】ステップ130では、上面図において端点
のY座標がXsa、Xsbの線分Ltが存在し、且つ正面図
において端点のY座標がYsa、Ysbの線分Lfが存在す
るか否かを判断することにより、2候補頂点Sa 、Sb
を結ぶ線分に対応する線分が上面図及び正面図に存在す
るか否かを判断する。但し、上面図と正面図に対応する
線分Lt、Lfがそれぞれ存在した場合でも、線分L
t、Lfが明らかに同一の線分を投影して得られた線分
ではない時、即ち線分Ltと線分Lfとで端点のX座標
値が一致しない時には、上記の2候補頂点Sa 、Sb
結ぶ線分に対応する線分は上面図及び正面図に矛盾無く
存在するとは言えないので否定判断する。また、ステッ
プ132ではXsa=XsbまたはYsa=Ysbであるか否
か、即ち側面図において2候補頂点Sa とSb を結ぶ線
分が水平または垂直であるか否かを判断する。更に、ス
テップ134では上面図において線分Ltは水平または
垂直であり且つ正面図において線分Lfは水平または垂
直であるか否かを判断する。
【0067】上記の3つのステップの判断において、ス
テップ130及びステップ132で肯定判断された場
合、またはステップ130で肯定判断され且つステップ
132及びステップ134で否定判断された場合に、ス
テップ136へ進み、2候補頂点Sa 、Sb を結ぶ線分
を側面図の候補線分として抽出する。その他の場合はス
テップ138へジャンプする。
【0068】即ち、まずステップ128において図6
(A)に示す2候補頂点S1 、S2 の二次元座標
(Xs1,Ys1)、(Xs2,Ys2)を取り出し、ステップ
130において上面図で端点のY座標がXs1、Xs2の線
分Ltが存在し、且つ正面図において端点のY座標がY
s1、Ys2の線分Lfが存在するか否かを判断する。Xs1
=Xs2=Yt1であるので図5(B)に示す頂点T1 が長
さ0の線分Ltに相当し、上面図に存在する。またYs1
=Yf1、Ys2=Yf6であるので図5(C)に示す頂点F
1 と頂点F6 とを結ぶ線分が線分Lfに相当し、正面図
に存在する。なお、上記の線分Lt(頂点T1 )と線分
Lfは同一の線分を表す線分として矛盾しない。従っ
て、ステップ130で肯定判断され、ステップ132へ
進む。ステップ132ではXs1=Xs2=Yt1であるので
肯定判断され、ステップ136へ進み図6(A)に実線
で示すように2候補頂点S1 、S2 を結ぶ線分を側面図
の候補線分として抽出する。
【0069】ステップ138ではカウンタbをインクリ
メントし、次のステップ140においてカウンタbが側
面図の候補線分の数Kよりも大きいか否かを判断する。
b>Kではない場合はステップ128へ戻り再実行す
る。これにより、2候補頂点S 1 、Sb (bは3〜10
の整数)の二次元座標の組合せに対し1つずつ、上記の
ステップ128〜ステップ140の処理が実行される。
【0070】2候補頂点S1 、S3 の二次元座標が取り
出された場合、Xs1=Yt1=XS3=Yt2であり、Ys1
f1=YS3=Yf3であるので、ステップ130では図5
(B)に示す頂点T1 とT2 を結ぶ線分Lt及び図5
(C)に示す頂点F1 とF3 を結ぶ線分Lfが存在す
る。なお、上記の線分Ltと線分Lfは同一の線分を表
す線分として矛盾しない。従って、肯定判断され、ステ
ップ132では上記の式から明らかなように肯定判断さ
れ、ステップ136へ進む。ステップ136では2候補
頂点S1 、S3 を結ぶ長さ0の線分(実際は頂点)が抽
出される。
【0071】同様に、2候補頂点S1 、S4 の二次元座
標、2候補頂点S1 、S5 の二次元座標に対し、上記の
ような処理が行われる。
【0072】そして、2候補頂点S1 、S6 の二次元座
標が取り出された場合、ステップ130ではXs1
t1、Xs6=Yt3であり、更にYt1=Yt2であるので、
図5(B)に示す頂点T2 とT3 を結ぶ線分Ltが存在
する。その上に、Ys1=Yf1、Y s6=Yf4であり、更に
f1=Yf3であるので、図5(C)に示す頂点F3 とF
4を結ぶ線分Lfが存在する。なお、上記の線分Ltと
線分Lfは同一の線分を表す線分として矛盾しない。従
って、肯定判断され、ステップ132へ進む。ステップ
132ではXs1とXs6、Ys1とYs6は共に等しくないの
で否定判断され、次のステップ134において上記の上
面図に存在する頂点T2 とT3 を結ぶ線分及び正面図に
存在する頂点F3 とF4 を結ぶ線分は、垂直であるので
肯定判断される。従って、ステップ136の候補線分抽
出処理はバイパスされ、図6(A)に×印で示したよう
に2候補頂点S1 、S6 を結ぶ線分は、候補線分として
抽出されない。
【0073】以下同様に、2候補頂点S1 、S10の二次
元座標に対する処理まで実行され、その結果図6(A)
に実線で示す候補線分が抽出される。なお、2候補頂点
1、S8 を結ぶ線分も、上記の2候補頂点S1 、S6
を結ぶ線分と同様に候補線分として抽出されない。
【0074】2候補頂点S1 、S10の二次元座標に対す
る処理を実行している時、b=10であるので、ステッ
プ138においてインクリメントされると、b=11と
なり、次のステップ140においてKの値10よりも大
きいとして肯定判断される。この時、ステップ142へ
進み、カウンタaをインクリメントし、次のステップ1
44ではカウンタaが側面図の候補線分の数Kに等しい
か否かを判断する。a=Kではない場合はステップ12
6へ戻り再実行する。
【0075】即ち、ステップ142においてカウンタa
の値が2とされ、2候補頂点S2 、Sb (bは3〜10
の整数)の二次元座標の組合せに対し1つずつ、上記の
ステップ128〜ステップ140の処理が実行される。
その結果、図6(B)に実線で示す候補線分が抽出され
る。なお、2候補頂点S2 、S5 を結ぶ線分及び2候補
頂点S2 、S7 を結ぶ線分は、×印で示したように候補
線分として抽出されない。
【0076】上記のステップ126、138、140、
142、144のカウンタのインクリメントまたは判断
等によって、側面図の2候補頂点の二次元座標が全て組
み合わせられ、それらの1つ1つに対してステップ12
8〜ステップ136の処理が実行される。
【0077】そうした中、2候補頂点S5 、S8 の二次
元座標が取り出された場合、ステップ130ではXs5
t3、Xs8=Yt4であるので、図5(B)に示す頂点T
3 とT4 を結ぶ線分Ltが存在する。その上に、Ys5
f3、Ys8=Yf5であり、更にYf5=Yf4であるので、
図5(C)に示す頂点F3 とF4 を結ぶ線分Lfが存在
する。ところが、線分Ltと線分Lfとは、互いの端点
のX座標が一致しないため、同一線分に関する上面図及
び正面図における線分とはなりえない。従って、2候補
頂点S5 、S8 を結ぶ線分に対応する線分が上面図と正
面図とに矛盾なく存在するとはいえないため、否定判断
される。これにより、ステップ136の候補線分抽出処
理はバイパスされ、図6(C)に×印で示したように2
候補頂点S5 、S8 を結ぶ線分は、候補線分として抽出
されない。
【0078】側面図の2候補頂点の二次元座標が全て組
み合わせられ、上記の処理を終えると、図6(D)に示
す候補線分が抽出される。その後、ステップ144に進
み、肯定判断され、次のステップ146において抽出さ
れた候補線分から側面図を作成して、メインルーチンへ
リターンする。
【0079】なお、図7に示すように、上記のような側
面図の候補線分抽出方法を従来技術で述べた上面図32
と正面図34とに適用すると、側面図36が得られる。
この側面図36は、図14に示す側面図84と比べる
と、明らかに無駄な線分の除外された側面図となってい
る。なお、従来の方法で図19に示す側面図84を得る
処理が実CPU処理時間として248秒を費やしたのに
対し、本実施例の方法で図7に示す側面図36を得る処
理は実CPU処理時間として11秒しか要していない。
即ち、実CPU処理時間が20分の1以下に減少した。
【0080】次に、図2に示すステップ200のセル分
割モデルの作成処理のサブルーチンを図8乃至図10を
用いて説明する。
【0081】図8に示すステップ202において上記の
側面図作成処理ルーチンで作成された側面図並びに上面
図と正面図の二面図における線分又は曲線(以下、「線
分等」と称す)の始点及び終点の座標データをワークメ
モリ16から読み出して、次のステップ204で、ワイ
ヤフレームを以下に述べるような手順で作成する。この
ワイヤフレームの作成方法は、前述のように三面図を用
いたソリッド・モデルの構成(情報処理 Vol.13
1,No.8,伊藤潔,1990年発行)で提案された
方法を用いている。
【0082】即ち、まず、正面図(X−Y平面)、上面
図(Z−X平面)、側面図(Y−Z平面)の頂点からそ
れぞれ任意の点vf (xf ,yf )、vt (xt
t )、vs (ys ,zs )を選び出す。この選び出し
た各点の座標でxf =xt 、yf=ys 、zt =zs
成立するならば、この3つの頂点からソリッド・モデル
の頂点の候補となる候補頂点(xf ,yf ,zt )が決
定される。このような組合せを全ての頂点について求め
る。
【0083】次に、候補頂点間の線分等がソリッド・モ
デルの稜線の候補となる候補稜線として成立するか否か
を次の条件(1)〜(3)を満足するか否かで調べる。 vf1=vf2またはlinked(vf1,vf2)・・・(1) vt1=vt2またはlinked(vt1,vt2)・・・(2) vs1=vs2またはlinked(vs1,vs2)・・・(3) ここで、vf1,vf2は正面図の2頂点を、vt1,vt2
上面図の2頂点を、v s1,vs2は側面図の2頂点を示
し、これらから得られる三次元候補頂点はP1 、P2
ある。
【0084】また、この条件式(1)から(3)までの
左の条件、vf1=vf2等は、候補頂点P1 、P2 に対応
する三面図上の点が1つの図面で同一点として存在する
場合を示している。(なお、通常「三面図」とは完成さ
れた上面図、正面図及び側面図の3つの図面の総称とし
て用いられるが、本実施例では上面図、正面図、及び上
記の側面図作成処理ルーチンで作成され余分な線分を含
んでいる可能性のある側面図を総称して、便宜上「三面
図」と称す。)これが、ソリッド・モデルの稜線の候補
となる候補稜線として成立するための候補頂点間の線分
等の条件となるのは、例えば、正面図(X−Y平面)上
で候補頂点P1 、P2 が同一点として存在しvf1=vf2
の条件を満足する場合としては、候補頂点P1 、P2
結ぶ線分がZ方向に平行となっている場合であり、この
ように線分がZ方向に平行となっているため、この線分
をX−Y平面である正面図に投影すると同一点として存
在することになるからである。
【0085】また、右の条件、linked(vf1,v
f2)等は、三次元候補頂点P1 、P 2 間を結ぶ線分等が
三面図のうちの1つの図面に存在する場合を示してい
る。これらの条件を満足するか否かを全ての三次元候補
点間について判断し、これらの条件を満たす三次元候補
点間の線分等を候補稜線として保持する。
【0086】そして、このようにして保持された候補稜
線の内、ソリッド・モデルの稜線と成り得ないものを除
去する。すなわち、まず、ソリッド・モデルの稜線はソ
リッド・モデルが空間を仕切る輪郭を構成する面の限界
線又は交差線であることから必ず他の稜線と継ってい
る。そこで、稜線が他の稜線と継っていないで他の稜線
から単にぶら下がっている場合である稜線の端点が他の
稜線と継っていないものは候補稜線として成立せず除去
する。
【0087】以上の処理により、線の両端点の三次元座
標が表形式でワークメモリ16に記憶され、これにより
各稜線が決定され、ちょうど針金細工(wire−fr
ame)のように物体の骨格が表現されたワイヤフレー
ムが生成されることになる。
【0088】次のステップ206で、ワイヤフレームの
修正を行う。この処理は、ワイヤフレームモデルの稜線
に欠落があったときにそれを補うためのものである。こ
の処理を図9に示したサブルーチンを参照して説明す
る。まず、ステップ250で、ワイヤフレームモデルの
稜線を三面図の3方向と同一の3方向に投影する。次の
ステップ252で、ワイヤフレームモデルの稜線として
用いられていない三面図の線分等が存在するか否か判断
し、存在する場合には、その線分等が他の図面では欠落
している可能性があるので、次のステップ254で、こ
の欠落している可能性のある線分等の画面上の表示色を
変更して、当該線分等をオペレータに知らせる。
【0089】次のステップ258で、ワイヤフレームに
稜線が追加されたか否か判断し、追加された場合には、
次のステップ260で、確認のため追加された稜線を三
面図の各投影面上に投影し、次のステップ264で、オ
ペレータによる修正指令の信号が入力されたか否か判断
し、入力された場合には次のステップ266で原三面図
を修正して、本サブルーチンからリターンする。
【0090】ここでは、欠落している可能性のある線分
等をワイヤフレームに稜線を追加することによりワイヤ
フレームを修正するようにしているが、ワイヤフレーム
の修正方法は、この方法に限定されるものでなく、他の
図面において欠落している線分等を当該図面に追加する
方法でも良い。そこで、ステップ258でワイヤフレー
ムに稜線が追加されなかった場合には、ステップ262
で、三面図に線分等が追加されたか否か判断する。
【0091】三面図に線分等が追加された場合には、ス
テップ266に進み、三面図の修正を行う。一方、ある
図面に存在するが他の図面では欠落している線分等があ
っても、オペレータがワイヤフレームモデルを参照した
上で当該線分等は存在する必要がないと判断する場合も
ある。そこで、ステップ262で、三面図に線分等が追
加されなかった場合には、本サブルーチンからリターン
する。
【0092】また、三面図の全ての図面において欠落し
ている線分等がある場合には、ワイヤフレームと三面図
の対応関係には矛盾はなく、欠落した線分等が存在する
と判断されることはないが、ワイヤフレームモデルに顕
著な線分等の欠落が生じている場合がある。そこで、ス
テップ252で、ワイヤフレームモデルの稜線として用
いられていな線分等が存在しないと判断した場合には、
ステップ256に進み、ワイヤフレームモデルを表示す
る。そして、上記のステップ258以降の処理を行うこ
とにより、オペレータは、このような顕著な線分等の欠
落を画面上で調べ、ワイヤフレームに稜線を追加する
か、又は原三面図に線分等を追加することによってワイ
ヤフレームモデルの修正をする。
【0093】次のステップ208(図8)では、ワイヤ
フレームと三面図の線分の対応関係を対応テーブルに格
納し、次のステップ210では、セル分割モデルの生成
を行う。
【0094】ここで、ワイヤフレームモデルだけでは、
単に立体の骨格だけを表現する稜線の座標が得られるだ
けであり、立体を表現する情報としては不完全である。
従って、別の立体モデルを表現していると解釈される場
合もあるので、立体の骨格を表現する稜線の座標に、更
に、この稜線で囲まれる面の情報を付加する必要があ
る。
【0095】そこで、ワイヤフレームモデルからサーフ
ィスモデルを生成する。これを図10を参照して説明す
る。この図10(A)は、入力した座標データに基づく
三面図が示されており、この座標データに基づいて生成
されたワイヤフレームモデルが図10(B)に示されて
いる。このワイヤフレームモデルからサーフィスモデル
を作成する過程を説明する。
【0096】即ち、図10(C)に示すようにワイヤフ
レームモデルの稜線K1 〜K8 を辿り、同一平面上のル
ープL1 〜L3 を探索する。この際、面の法線を適当に
決めて、反時計回りに見て最も近い稜線を順に辿ってい
くと、面の内部に他の候補稜線を含まない反時計回りの
最小ループL1 〜L3 が得られる。例えば、頂点Rから
始まる稜線K1 の他の頂点Pで継っている他の稜線K6
を検索し、更に、この稜線K6 の他の頂点Qで継ってい
る他の稜線K5 を検索する。このように検索すると稜線
1 、稜線K6 及び稜線K5 で構成される最小ループL
1 が得られる。このようにして得られた最小ループL1
〜L3 に面を定義する。この定義された面には、S1
2 、S3 ・・・のようにラベルをつけておく。これに
より、立体の頂点、稜線及び面のそれぞれの情報が表形
式で得られることになる。そして、定義された同一平面
上の面と他の平面上の面とを集合演算によって足し合わ
せることにより、例えば、図10(D)の場合には、立
体モデルの正面側に面S1、上面側に面S2 、及びそれ
ぞれ対応する反対側の面において各1面づつ面S3、面
4 が定義され、また、左側面において5枚の面(S5
〜S9 )が定義され、右側面において5枚の面(S10
14)が定義され、更に、立体の内部(左側面側及び右
側面側)に、8枚の面が定義され、22枚の面が定義さ
れたサーフィスモデルが生成される。
【0097】しかしながら、面の情報だけでは、ある面
とそれに隣接する面との間の構造上の関係である面のど
ちら側が立体の内か外かを判別することができない。そ
こで、次に、サーフィスモデル(図10(D))からセ
ル分割モデル(図10(E))を生成する。
【0098】即ち、まず、サーフィスモデルを生成する
際に得られた面が稜線以外で他の面と干渉する場合に
は、図10(D)の矢印Bで示した干渉稜線を生成す
る。この干渉稜線やサーフィスモデルの境界面を囲む稜
線とにより三次元閉領域を求め、求められた領域に次式
(4)で定まる体積Vを定義してセルを生成する。
【0099】 ここで、nは、境界面数である。Aiは、境界面の面積
を表し、Diは、境界面と原点との距離を表し、δi
は、領域の外側に向くように決められた境界面の法線N
iと境界面の任意の一点の位置ベクトルPiとの内積の
符号を表している。
【0100】体積が負であると判定された三次元閉領域
のうち、体積の絶対値が最大となるものは、無限の体積
をもつ最も外側のセルなので除外し、それ以外で体積が
負となるものは空洞を表しているので、その閉領域を内
部に含む体積が正である閉領域を求め、それらを1つの
三次元セルとする。それ以外の体積が正の閉領域は、空
洞を持たない三次元セルとする。このように生成された
セルには、C1 、C2、C3 ・・・のようにラベルを付
けておく。以上のようにセルが生成されると、例えば、
図10(E)に示すように、立体モデルの左側面側には
4個のセルC1〜セルC4 、右側面側には左側面側にあ
る4個のセルと同様な4個のセルC5 〜セルC8 及びこ
れらのセル(C1 〜C8 )の先端が内部にまで到達して
いるようなセルC9 で構成されるセル分割モデルが生成
される。
【0101】次に、図2に示すステップ300のソリッ
ド・モデル合成処理のサブルーチンを図11及び図12
を用いて説明する。本実施例の側面図は、「真の側面
図」の線分を全て含んだ線分の集合が得られるので、解
ソリッドは必ず上記のステップ210で作成されたセル
分割モデルの組合せによって得ることができる。ところ
が、側面図は過剰な線分を含んでいる可能性があるの
で、上面図及び正面図は正しいという条件の下で以下に
説明するブール方程式によりセル分割モデルの組合せを
求める必要がある。
【0102】そこで、図11に示すステップ302にお
いて上面図及び正面図が正しくなる条件をブール方程式
で生成する。即ち、ソリッド・モデルの投影図が上面図
及び正面図に一致するためにはどのセルを選ぶべきかの
条件をブール方程式で求める。
【0103】ここでブール方程式の作成手順を図12を
参照して説明する。図12(A)に示す二面図におい
て、ti 、fi は、それぞれ上面図、正面図の線分等を
示している。この図12(A)に示すように上面図は曲
線が8本で作成され、正面図では線分が13本で作成さ
れている。図12(A’)は、上面図と正面図から合成
される側面図を示している。また、図12(B)は、上
面図と正面図、及び合成された側面図から生成されたセ
ル分割モデルであり、ei は稜線、Ci はセルを表して
いる。ここで、上面図(TOP)、正面図(FRON
T)のそれぞれの線分等との関係で次のように記載す
る。 TOP=〔t1 ,t2 ,・・・t8 〕・・・(5) FRONT=〔f1 ,f2 ,・・・f13〕・・・(6) ここで、二面図の各線分等を表す記号ti 、fi を、こ
れらの線分等がソリッド・モデルの候補となる立体モデ
ル(以下、「候補モデル」と称す)の投影図に含まれる
とき真となり、それ以外では偽となる2値変数であると
考える。このとき、二面図のうち、例えば、上面図が正
しい条件は、t1 ,t2 ,・・・t8 の全てが候補モデ
ルの稜線として成立する場合である。従って、二面図の
上面図及び正面図が正しい条件は、上面図(TOP)及
び正面図(FRONT)の全ての線分等が候補モデルの
稜線として成立する場合となる。また、1つの図面の全
ての線分等が候補モデルの稜線として成立する場合とし
ては、その図面の線分等に対応するセル分割モデルの稜
線の集合〔ei 〕の少なくとも1つが候補モデルの稜線
として成立する場合である。以上を図12(A)の上面
図の曲線t6 について考える。セル分割モデルの投影図
の稜線のうち上面図の曲線t6 に対応するセル分割モデ
ルの稜線は、図12(B)に示すようにe1 、e2 、e
3 の3本である。従って、曲線t6 が候補モデルの稜線
として成立するためには、セル分割モデルの稜線e1
2 、e3 の少なくとも1つの稜線が候補モデルの稜線
となる場合である。そこで、次に、稜線e2 が候補モデ
ルの稜線となる条件について考えてみる。この稜線e2
に隣接しているセルは図12(B)に示すようにC1
2 、C3 である。これらのセルの組合せには、次の数
1で示した8通りが考えられる。
【0104】
【数1】
【0105】ここで、次の数2で示した表示は、セルC
i を選択しないことを意味する。
【0106】
【数2】
【0107】ここで、3番目の組合せでは、稜線e2
4枚の面に共有され、全ての稜線は2枚の面に共有され
なければならないというソリッド・モデルの条件を満た
さない。また、他の2及び4番目のセルの組合せでは、
稜線e2 が存在せず、また、8番目のセルの組合せで
は、全てのセルを選択しないことになり、立体自体が存
在しないことになる。従って、数1の8つの組合せのう
ち、稜線e2 が候補モデルの稜線として現れるのは、
1、2、6及び7番目の4通りである。よって、稜線e
2 が候補モデルの稜線とある条件は、1、2、6及び7
番目の4通りのいずれでもよいので、次の数3で示した
ように書くことができる。
【0108】
【数3】
【0109】また、稜線e1 、e3 のそれぞれに隣接す
るセルが{C1 、C2 }、{C3 }であることから、稜
線e1 、e3 についても、このような関係式を同様に求
めると、次の数4で示すようになる。
【0110】
【数4】
【0111】よって、二面図の線分等t6 が真となる条
件は、稜線e1 、e2 、e3 のいずれかが候補モデルの
稜線となればよいので、次の数5に示すように書くこと
ができる。
【0112】
【数5】
【0113】このような二面図の線分等が候補モデルの
稜線として成立するためのセルの組合せを二面図の全て
の線分等について求める。そして、その条件を全て満た
す場合には、二面図の全てが正しい条件をセルの組合せ
として求めることができる。例えば、図12の例では次
の数6に示すようになる。
【0114】
【数6】
【0115】従って、上面図及び正面図が正しいという
条件は、次の数7に示すようになる。
【0116】
【数7】
【0117】上記のように、図12に示す例では、上面
図及び正面図が正しいという条件を満たす候補モデルは
存在しない。
【0118】本実施例における条件とは異なるが、例え
ば上面図と正面図のうち少なくとも1つの図面が正しい
という条件は、次の数8に示すようになる。
【0119】
【数8】
【0120】この条件を満たす候補モデルは、この2つ
のセルの組合せに基づく候補モデルとなる。左側のセル
の組合せに対応する候補モデルは、全てのセルを合成し
て生成される図12(C)の候補モデルであり、また、
右側のセルの組合せに基づく場合としては、セルC2
びセルC3 が選択されずセルC1 のみの図12(D)の
候補モデルである。
【0121】次のステップ304で、以上のブール方程
式を推論システムを用いて解くことによって、セルの組
合せを求めることができる。そのセルの組合せに基づい
て特定される立体のモデルが、求めるソリッド・モデル
の候補である。次のステップ306で、ブール方程式を
解いて解が存在するか否か判断し、存在する場合には、
ステップ308に進み、条件を満足するセルの組合せに
よって定まる候補モデルを生成する。この場合、二面図
のいずれかに誤りが存在するので、次のステップ310
で、誤っている可能性のある線分等を二面図中で特徴付
けて表示すると共に、この線分等を除去してできるソリ
ッド・モデルを表示する。
【0122】なお、図12(C)と図12(D)のよう
に候補モデルが複数存在する場合には、それらを順次表
示する。次のステップ312で、このように複数存在す
る候補モデルのうちオペレータによりソリッド・モデル
が選択され、その選択信号を入力する。
【0123】一方、ステップ306で、ブール方程式を
解いて解が存在しないと判断された場合、即ち、二面図
の全ての図面に誤りが存在する場合には、ステップ31
4で、上述したセルの任意の組合せで構成される候補モ
デルを生成し、次のステップ316で、候補モデルを原
二面図と同一の2方向に投影することによって候補モデ
ルと原二面図とを比較して、この候補モデルの投影図M
b と原二面図Vとの類似度dif(V,Mb )を求め
る。この類似度dif(V,Mb )とは、候補モデルに
現れていない二面図の稜線数N1と二面図に現れていな
い候補モデルの稜線数N2との和をいう。ここで、セル
がn個ある場合には、セルの組合せは2n通りある。例
えば、図12(B)に示すようにセルが3個存在する場
合には、セルの組合せとしては、全てのセルを選択する
場合や、1個又は2個のセルを選択する場合や、全ての
セルを選択しない場合があり、これらの全てを足し合わ
せると23 である8通り存在することになる。このよう
な2n 通りのセルの組合せの中には、全てのセルを選択
しない場合があり、それは、立体モデル自体が存在しな
いことになるセルの組合せであるので、候補モデルは2
n −1個存在することになる。この2n −1個の候補モ
デルについて候補モデルの投影図と原二面図との類似度
を求め、次のステップ318で、この類似度の大きい順
に、誤っている可能性のある二面図の線分等を二面図中
で特徴付けて表示すると共に、当該候補モデルを表示す
る。
【0124】次のステップ320で、類似度の大きい順
に表示された複数の候補モデルの内オペレータが所望の
候補モデル、すなわち、所定値以上の類似度の候補モデ
ル、本実施例では、類似度が最も大きい候補モデルがソ
リッド・モデルとして選択され、その選択信号を入力す
る。
【0125】次のステップ322では、オペレータによ
り選択されたソリッド・モデルを原二面図と同一の2方
向に投影し、次のステップ324で、それぞれ投影され
た立体形状と原二面図とを比較して、誤っている可能性
のある線分等を二面図と共に、また、その線分等を除去
してできるソリッド・モデルを表示し、次のステップ3
26で、誤っている線分等を除去して入力した座標デー
タに基づく二面図が完全な二面図となるように原二面図
を修正して、本制御を終了する。
【0126】以上の説明から明らかなように、側面図の
候補線分を絞り込んだ上で抽出するので、上面図及び正
面図から適正な候補線分のみを抽出することができる。
またこれに伴い、抽出処理の処理時間の短縮を図ること
もできる。
【0127】また、上面図、正面図、及び抽出された適
正な候補線分を用いて作成された側面図からソリッド・
モデルを合成することができる。また、これに伴い前記
ソリッド・モデル合成処理において解の数が莫大な数と
なったり、処理時間が異常に長くなったりすることを回
避することもできる。
【0128】なお、本実施例では元になる図面として上
面図及び正面図から成る二面図を用いることにより、当
該二面図から側面図の候補線分を抽出して側面図を作成
し、この側面図と前記二面図からソリッド・モデルを合
成する例を示した。しかし本発明は、元になる図面とし
て上面図及び正面図から成る二面図を用いることに限定
されるものではなく、投影面が互いに直交した複数の図
面のうちの2つの図面、例えば側面図と正面図、側面図
と上面図等を用いる場合にも適用できる。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように本発明の図面候補線
分抽出装置及び図面候補線分抽出方法によれば、第1の
図及び第2の図から適正な候補線分のみを抽出すること
ができるという優れた効果を有する。
【0130】また、本発明のソリッド・モデル合成装置
及びソリッド・モデル合成方法によれば、第1の図、第
2の図、及び抽出された適正な候補線分を用いて作成さ
れた第3の図からソリッド・モデルを合成することがで
きる。また、これに伴い前記ソリッド・モデル合成処理
において解の数が莫大な数となったり、処理時間が異常
に長くなったりすることを回避することもできるという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の制御のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図3】側面図の作成処理の前半部を示すフローチャー
トである。
【図4】側面図の作成処理の後半部を示すフローチャー
トである。
【図5】(A)は、側面図の作成処理の対象となる五角
柱の斜視図である。(B)は、五角柱の上面図である。
(C)は、五角柱の正面図である。(D)は、五角柱の
側面図の候補頂点を示す図である。
【図6】(A)乃至(C)は、側面図の候補線分抽出処
理の途中経過を示す図である。(D)は、側面図の候補
線分抽出処理の処理結果を示す図である。
【図7】比較的複雑な上面図及び正面図に本発明を適用
して側面図を作成した例を示す図である。
【図8】セル分割モデルの作成処理を示すフローチャー
トである。
【図9】ワイヤフレームの修正処理を示すフローチャー
トである。
【図10】(A)乃至(E)は、セル分割モデルを生成
する過程を示した図である。
【図11】ソリッド・モデルの合成処理を示すフローチ
ャートである。
【図12】(A)、(A’)、(B)、(C)及び
(D)は、ブール方程式を作成する過程を示した図であ
る。
【図13】立方体を投影して作成された上面図及び正面
図から側面図の候補線分を抽出する従来の方法を説明す
る図である。
【図14】従来の方法に基づいて比較的複雑な上面図及
び正面図から側面図を作成した例を示す図である。
【符号の説明】
10 ソリッド・モデル合成装置 12 CPU 14 システムメモリ 16 ワークメモリ 18 入力装置 20 表示器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正内容】
【0103】ここでブール方程式の作成手順を図12を
参照して説明する。図12(A)に示す二面図におい
て、ti 、fi は、それぞれ上面図、正面図の線分等を
示している。この図12(A)に示すように上面図は曲
線が8本で作成され、正面図では線分が13本で作成さ
れている。図12(A1)は、上面図と正面図から合成
される側面図を示している。また、図12(B)は、上
面図と正面図、及び合成された側面図から生成されたセ
ル分割モデルであり、ei は稜線、Ci はセルを表して
いる。ここで、上面図(TOP)、正面図(FRON
T)のそれぞれの線分等との関係で次のように記載す
る。 TOP=〔t1 ,t2 ,・・・t8 〕・・・(5) FRONT=〔f1 ,f2 ,・・・f13〕・・・(6) ここで、二面図の各線分等を表す記号ti 、fi を、こ
れらの線分等がソリッド・モデルの候補となる立体モデ
ル(以下、「候補モデル」と称す)の投影図に含まれる
とき真となり、それ以外では偽となる2値変数であると
考える。このとき、二面図のうち、例えば、上面図が正
しい条件は、t1 ,t2 ,・・・t8 の全てが候補モデ
ルの稜線として成立する場合である。従って、二面図の
上面図及び正面図が正しい条件は、上面図(TOP)及
び正面図(FRONT)の全ての線分等が候補モデルの
稜線として成立する場合となる。また、1つの図面の全
ての線分等が候補モデルの稜線として成立する場合とし
ては、その図面の線分等に対応するセル分割モデルの稜
線の集合〔ei 〕の少なくとも1つが候補モデルの稜線
として成立する場合である。以上を図12(A)の上面
図の曲線t6 について考える。セル分割モデルの投影図
の稜線のうち上面図の曲線t6 に対応するセル分割モデ
ルの稜線は、図12(B)に示すようにe1 、e2 、e
3 の3本である。従って、曲線t6 が候補モデルの稜線
として成立するためには、セル分割モデルの稜線e1
2 、e3 の少なくとも1つの稜線が候補モデルの稜線
となる場合である。そこで、次に、稜線e2 が候補モデ
ルの稜線となる条件について考えてみる。この稜線e2
に隣接しているセルは図12(B)に示すようにC1
2 、C3 である。これらのセルの組合せには、次の数
1で示した8通りが考えられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】(A)、(A1)、(B)、(C)及び
(D)は、ブール方程式を作成する過程を示した図であ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体を互いに垂直な2つの平面に投影し
    て作成された第1の図と第2の図とから、当該立体を前
    記2つの平面の各々に垂直な平面に投影して作成される
    第3の図を構成する線分の候補となる候補線分を抽出す
    る図面候補線分抽出装置であって、 前記第1の図と前記第2の図の各々において立体の頂点
    に対応する点の二次元座標を抽出する座標抽出手段と、 前記座標抽出手段により抽出された前記第1の図の二次
    元座標と前記第2の図の二次元座標とを比較し前記第1
    の図と前記第2の図との関係によって定まる一方の座標
    値が等しい場合に、それぞれの他方の座標値の組合せを
    前記第3の図における候補頂点の二次元座標として生成
    する候補頂点生成手段と、 前記候補頂点生成手段により生成された候補頂点のうち
    の2つの候補頂点を結んで構成される線分が第3の図に
    おいて水平または垂直であり、かつ前記第1の図及び前
    記第2の図に当該線分に対応する線分が存在する場合、
    及び前記候補頂点生成手段により生成された候補頂点の
    うちの2つの候補頂点を結んで構成される線分が第3の
    図において水平または垂直でなく、かつ前記第1の図及
    び前記第2の図に当該線分に対応する線分が存在し、か
    つ前記第1の図及び前記第2の図に存在する線分が水平
    または垂直ではない場合の少なくとも一方の場合に、前
    記2つの候補頂点を結んで構成される線分を前記第3の
    図の候補線分として抽出する候補線分抽出手段と、 を備えた図面候補線分抽出装置。
  2. 【請求項2】 立体を互いに垂直な2つの平面に投影し
    て作成された第1の図と第2の図とから、当該立体を前
    記2つの平面の各々に垂直な平面に投影して作成される
    第3の図を構成する線分の候補となる候補線分を抽出す
    る図面候補線分抽出装置であって、 前記第1の図と前記第2の図の各々において立体の頂点
    に対応する点の二次元座標を抽出する座標抽出手段と、 前記座標抽出手段により抽出された前記第1の図の二次
    元座標と前記第2の図の二次元座標とを比較し前記第1
    の図と前記第2の図との関係によって定まる一方の座標
    値が等しい場合に、それぞれの他方の座標値の組合せを
    前記第3の図における候補頂点の二次元座標として生成
    する候補頂点生成手段と、 前記候補頂点生成手段により生成された候補頂点のうち
    の2つの候補頂点を結んで構成される線分のうち、当該
    線分に対応する線分が前記第1の図及び前記第2の図に
    存在しない線分、及び当該線分が前記第3の図において
    水平または垂直ではなく、かつ当該線分に対応する線分
    が前記第1の図及び前記第2の図に存在し、かつ前記第
    1の図及び前記第2の図に存在する線分が水平または垂
    直である線分を除いた線分を前記第3の図の候補線分と
    して抽出する候補線分抽出手段と、 を備えた図面候補線分抽出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の図と前記第2の図は、上面図
    と正面図であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の図面候補線分抽出装置。
  4. 【請求項4】 立体を互いに垂直な2つの平面に投影し
    て作成された第1の図と第2の図の各々において立体の
    頂点に対応する点の二次元座標を抽出する座標抽出手段
    と、 前記座標抽出手段により抽出された前記第1の図の二次
    元座標と前記第2の図の二次元座標とを比較し前記第1
    の図と前記第2の図との関係によって定まる一方の座標
    値が等しい場合に、それぞれの他方の座標値の組合せを
    前記立体を前記2つの平面の各々に垂直な平面に投影し
    て生成される第3の図における候補頂点の二次元座標と
    して生成する候補頂点生成手段と、 前記候補頂点生成手段により生成された候補頂点のうち
    の2つの候補頂点を結んで構成される線分が第3の図に
    おいて水平または垂直であり、かつ前記第1の図及び前
    記第2の図に当該線分に対応する線分が存在する場合、
    及び前記候補頂点生成手段により生成された候補頂点の
    うちの2つの候補頂点を結んで構成される線分が第3の
    図において水平または垂直でなく、かつ前記第1の図及
    び前記第2の図に当該線分に対応する線分が存在し、か
    つ前記第1の図及び前記第2の図に存在する線分が水平
    または垂直ではない場合の少なくとも一方の場合に、前
    記2つの候補頂点を結んで構成される線分を前記第3の
    図の候補線分として抽出する候補線分抽出手段と、 前記候補線分抽出手段により抽出された前記第3の図を
    構成する線分から前記第3の図を作成する作成手段と、 前記第1の図、前記第2の図、及び前記作成手段により
    作成された前記第3の図に基づいて立体モデルであるソ
    リッド・モデルを合成するソリッド・モデル合成手段
    と、 を備えたソリッド・モデル合成装置。
  5. 【請求項5】 立体を互いに垂直な2つの平面に投影し
    て作成された第1の図と第2の図の各々において立体の
    頂点に対応する点の二次元座標を抽出する座標抽出手段
    と、 前記座標抽出手段により抽出された前記第1の図の二次
    元座標と前記第2の図の二次元座標とを比較し前記第1
    の図と前記第2の図との関係によって定まる一方の座標
    値が等しい場合に、それぞれの他方の座標値の組合せを
    前記立体を前記2つの平面の各々に垂直な平面に投影し
    て作成される第3の図における候補頂点の二次元座標と
    して生成する候補頂点生成手段と、 前記候補頂点生成手段により生成された候補頂点のうち
    の2つの候補頂点を結んで構成される線分のうち、当該
    線分に対応する線分が前記第1の図及び前記第2の図に
    存在しない線分、及び当該線分が前記第3の図において
    水平または垂直ではなく、かつ当該線分に対応する線分
    が前記第1の図及び前記第2の図に存在し、かつ前記第
    1の図及び前記第2の図に存在する線分が水平または垂
    直である線分を除いた線分を前記第3の図の候補線分と
    して抽出する候補線分抽出手段と、 前記候補線分抽出手段により抽出された前記第3の図を
    構成する線分から前記第3の図を作成する作成手段と、 前記第1の図、前記第2の図、及び前記作成手段により
    作成された前記第3の図に基づいて立体モデルであるソ
    リッド・モデルを合成するソリッド・モデル合成手段
    と、 を備えたソリッド・モデル合成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の図と前記第2の図は、上面図
    と正面図であることを特徴とする請求項4または請求項
    5に記載のソリッド・モデル合成装置。
  7. 【請求項7】 立体を互いに垂直な2つの平面に投影し
    て作成された第1の図と第2の図とから、当該立体を前
    記2つの平面の各々に垂直な平面に投影して作成される
    第3の図を構成する線分の候補となる候補線分を抽出す
    る図面候補線分抽出方法であって、 前記第1の図と前記第2の図の各々において立体の頂点
    に対応する点の二次元座標を抽出し、 抽出された前記第1の図の二次元座標と前記第2の図の
    二次元座標とを比較し前記第1の図と前記第2の図との
    関係によって定まる一方の座標値が等しい場合に、それ
    ぞれの他方の座標値の組合せを前記第3の図における候
    補頂点の二次元座標として生成し、 前記候補頂点のうちの2つの候補頂点を結んで構成され
    る線分が第3の図において水平または垂直であり、かつ
    前記第1の図及び前記第2の図に当該線分に対応する線
    分が存在する場合、及び前記候補頂点生成手段により生
    成された候補頂点のうちの2つの候補頂点を結んで構成
    される線分が第3の図において水平または垂直でなく、
    かつ前記第1の図及び前記第2の図に当該線分に対応す
    る線分が存在し、かつ前記第1の図及び前記第2の図に
    存在する線分が水平または垂直ではない場合の少なくと
    も一方の場合に、前記2つの候補頂点を結んで構成され
    る線分を前記第3の図の候補線分として抽出する、 図面候補線分抽出方法。
  8. 【請求項8】 立体を互いに垂直な2つの平面に投影し
    て作成された第1の図と第2の図とから、当該立体を前
    記2つの平面の各々に垂直な平面に投影して作成される
    第3の図を構成する線分の候補となる候補線分を抽出す
    る図面候補線分抽出方法であって、 前記第1の図と前記第2の図の各々において立体の頂点
    に対応する点の二次元座標を抽出し、 抽出された前記第1の図の二次元座標と前記第2の図の
    二次元座標とを比較し前記第1の図と前記第2の図との
    関係によって定まる一方の座標値が等しい場合に、それ
    ぞれの他方の座標値の組合せを前記第3の図における候
    補頂点の二次元座標として生成し、 前記候補頂点のうちの2つの候補頂点を結んで構成され
    る線分のうち、当該線分に対応する線分が前記第1の図
    及び前記第2の図に存在しない線分、及び当該線分が前
    記第3の図において水平または垂直ではなく、かつ当該
    線分に対応する線分が前記第1の図及び前記第2の図に
    存在し、かつ前記第1の図及び前記第2の図に存在する
    線分が水平または垂直である線分を除いた線分を前記第
    3の図の候補線分として抽出する、 図面候補線分抽出方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の図と前記第2の図は、上面図
    と正面図であることを特徴とする請求項7または請求項
    8に記載の図面候補線分抽出方法。
  10. 【請求項10】 立体を互いに垂直な2つの平面に投影
    して作成された第1の図と第2の図の各々において立体
    の頂点に対応する点の二次元座標を抽出し、 抽出された前記第1の図の二次元座標と前記第2の図の
    二次元座標とを比較し前記第1の図と前記第2の図との
    関係によって定まる一方の座標値が等しい場合に、それ
    ぞれの他方の座標値の組合せを前記立体を前記2つの平
    面の各々に垂直な平面に投影して作成される第3の図に
    おける候補頂点の二次元座標として生成し、 前記候補頂点のうちの2つの候補頂点を結んで構成され
    る線分が第3の図において水平または垂直であり、かつ
    前記第1の図及び前記第2の図に当該線分に対応する線
    分が存在する場合、及び前記候補頂点生成手段により生
    成された候補頂点のうちの2つの候補頂点を結んで構成
    される線分が第3の図において水平または垂直でなく、
    かつ前記第1の図及び前記第2の図に当該線分に対応す
    る線分が存在し、かつ前記第1の図及び前記第2の図に
    存在する線分が水平または垂直ではない場合の少なくと
    も一方の場合に、前記2つの候補頂点を結んで構成され
    る線分を前記第3の図の候補線分として抽出し、 抽出された前記第3の図を構成する線分から前記第3の
    図を作成し、 前記第1の図、前記第2の図、及び作成された前記第3
    の図に基づいて立体モデルであるソリッド・モデルを合
    成する、 ソリッド・モデル合成方法。
  11. 【請求項11】 立体を互いに垂直な2つの平面に投影
    して作成された第1の図と第2の図の各々において立体
    の頂点に対応する点の二次元座標を抽出し、 抽出された前記第1の図の二次元座標と前記第2の図の
    二次元座標とを比較し前記第1の図と前記第2の図との
    関係によって定まる一方の座標値が等しい場合に、それ
    ぞれの他方の座標値の組合せを前記立体を前記2つの平
    面の各々に垂直な平面に投影して作成される第3の図に
    おける候補頂点の二次元座標として生成し、 前記候補頂点のうちの2つの候補頂点を結んで構成され
    る線分のうち、当該線分に対応する線分が前記第1の図
    及び前記第2の図に存在しない線分、及び当該線分が前
    記第3の図において水平または垂直ではなく、かつ当該
    線分に対応する線分が前記第1の図及び前記第2の図に
    存在し、かつ前記第1の図及び前記第2の図に存在する
    線分が水平または垂直である線分を除いた線分を前記第
    3の図の候補線分として抽出し、 抽出された前記第3の図を構成する線分から前記第3の
    図を作成し、 前記第1の図、前記第2の図、及び作成された前記第3
    の図に基づいて立体モデルであるソリッド・モデルを合
    成する、 ソリッド・モデル合成方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の図と前記第2の図は、上面
    図と正面図であることを特徴とする請求項10または請
    求項11に記載のソリッド・モデル合成方法。
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