JP2000220413A - カムシャフト - Google Patents

カムシャフト

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JP2000220413A
JP2000220413A JP11026159A JP2615999A JP2000220413A JP 2000220413 A JP2000220413 A JP 2000220413A JP 11026159 A JP11026159 A JP 11026159A JP 2615999 A JP2615999 A JP 2615999A JP 2000220413 A JP2000220413 A JP 2000220413A
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sensor rotor
rotor
camshaft
pin
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JP11026159A
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English (en)
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Tomoyuki Isotani
知之 磯谷
Shoichi Hanada
正一 花田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】センサロータとカムとを互いに近接して配設可
能なカムシャフトを得る。 【解決手段】センサロータ40を、カムシャフトの軸部
38の軸線に平行な面で2個の部分ロータ46に分割す
る。カムシャフトの三次元カムの研削時には、センサロ
ータ40を取り付けない状態で加工を行い、研削終了後
取り付ける。部分ロータ46のピン穴60を軸部38に
突設したピン64に嵌合させ、部分ロータ46を相対回
転不能かつ軸方向に移動不能に位置決めした状態で、部
分ロータ46の両端部にC形リングを嵌合させることに
より、センサロータ40を軸部38に固定する。三次元
カムの研削時に砥石がセンサロータ40と干渉すること
がなく、カムシャフトの設計の自由度が向上するととも
に、加工能率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジン用のカムシ
ャフトに関するものであり、特に、回転位相と軸方向変
位との少なくとも一方を検出するためのセンサロータを
備えたカムシャフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カムシャフトの中には、回転位相を検出
するためのセンサロータを備えたものがある。また、近
年、例えば特開平10−44014号公報に記載されて
いるように、カムシャフトのカムが三次元カムとされる
ようになっており、その場合には、センサロータが、カ
ムシャフトの回転位相のみならず、軸方向の変位をも検
出可能なものとされる。カムやセンサロータは研削加工
されるのが普通であるが、一方を研削加工するための砥
石が他方と干渉し、加工し難い、あるいはできない場合
がある。カムが三次元カムである場合には、砥石が傾か
されるため特にセンサロータと干渉し易い。そのため、
カムのプロフィールリフト(軸線からカム表面上の各点
までの距離)やセンサロータの配設位置に制限を受ける
など、設計の自由度が低くなり、あるいは加工能率を犠
牲にせざるを得ない等の問題が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】本発明は、以上の事情を背景とし、カムとセンサロ
ータとが互いに近接して配設される場合でも、支障なく
カムシャフトを製造できるようにすることを課題として
なされたものであり、本発明によって、下記各態様のカ
ムシャフトが得られる。各態様は請求項と同様に、項に
区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号
を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明
の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術
的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項に記載のも
のに限定されると解釈されるべきではない。 (1)カムと、回転位相と軸方向変位との少なくとも一
方を検出するためのセンサロータとが、軸部に、互いに
隣接して設けられたカムシャフトであって、前記センサ
ロータが前記軸部とは別体に構成されるとともに、軸線
に平行な分割面により複数の部分ロータに分割され、そ
れら部分ロータが、軸部の取付部に、互いに合わされた
状態で取り付けられたことを特徴とするカムシャフト
(請求項1)。このように、センサロータを複数の部分
ロータから成るものとすれば、カムの研削加工後に、部
分ロータを軸部の取付部に取り付けてセンサロータを構
成することができるため、カムを研削加工する砥石とセ
ンサロータとの干渉をなくすことができる。また、後述
のように、部分ロータを軸部に固定する固定装置を、分
解可能なものとすれば、部分ロータを治具(例えば、カ
ムシャフトの取付部に相当する部分を有し、カムに相当
する部分を有しないもの)に固定して加工した後、分解
し、カムシャフトの取付部に固定することができ、その
場合には、部分ロータの研削加工を行う砥石とカムとの
干渉もなくすことができる。したがって、カムシャフト
の設計の自由度が制限される問題や、加工能率低下の問
題を解消し得る。 (2)前記カムが三次元カムであり、前記センサロータ
が、前記回転位相および前記軸方向変位を検出するため
のものである (1)項に記載のカムシャフト。カムが三次
元カムである場合には、前述のように特に砥石干渉の問
題が生じ易く、本発明が有効である場合が多い。 (3)前記センサロータが2個のカムの間に設けられた
(1)項または (2)項に記載のカムシャフト。センサロー
タが2個のカムの間に設けられる場合は特に干渉が生じ
易い。その上、カムが三次元カムである場合には、2個
のカムを研削する砥石が同じ向きに傾かされるのが普通
であるため、2個のカムの一方の研削時に砥石がセンサ
ロータと干渉する事態が発生し易い。したがって、これ
らの場合に特に本発明が有効である。 (4)前記部分ロータが、分解可能な固定装置により前
記軸部に固定された (1)項ないし (3)項のいずれか1つ
に記載のカムシャフト。部分ロータは軸部に溶接により
固定することも可能であるが、熱歪みを完全に回避する
ことは難しい。分解可能な固定装置により固定すれば、
その問題を解消し得る。また、前述のように、治具上で
センサロータを加工し、後にカムシャフトの軸部に取り
付けることも可能となる。 (5)前記固定装置が、前記部分ロータの前記軸部に対
する相対回転を防止する相対回転防止装置を含む (1)項
ないし (4)項のいずれか1つに記載のカムシャフト。 (6)前記相対回転防止装置が、前記部分ロータの少な
くとも1つと前記軸部とにそれぞれ形成されたキー溝に
嵌合されたキーを含む (5)項に記載のカムシャフト。 (7)前記固定装置が、前記部分ロータの前記軸部に対
する軸方向の相対移動を防止する軸方向移動防止装置を
含む (1)項ないし (6)項のいずれか1つに記載のカムシ
ャフト。 (8)前記軸方向移動防止装置が、前記軸部に、前記セ
ンサロータの幅より僅かに大きい幅で形成された円環状
の位置決め溝を含む (7)項に記載のカムシャフト。セン
サロータの軸方向の移動が円環状溝の両側面により防止
される。円環状溝の形成は容易であるため、安価に目的
を達し得る。 (9)前記固定装置が、前記部分ロータの少なくとも1
つと前記軸部とにそれぞれ形成されたピン穴に丁度嵌合
されたピンを含み、そのピンが、前記部分ロータの前記
軸部に対する相対回転を防止する相対回転防止装置と、
前記軸部に対する軸方向の相対移動を防止する軸方向移
動防止装置とを兼ねる (1)項ないし (4)項のいずれか1
つに記載のカムシャフト。 (10)前記固定装置が、前記部分ロータの少なくとも
1つを貫通して前記軸部の雌ねじ穴に螺合されるボルト
を含み、そのボルトが、前記部分ロータの前記軸部に対
する相対回転を防止する相対回転防止装置と、前記軸部
に対する軸方向の相対移動を防止する軸方向移動防止装
置と、部分ロータが前記取付部の外周面上において互い
に合わされた状態から互いに離間することを防止する離
間防止装置とを兼ねる (1)項ないし (4)項のいずれか1
つに記載のカムシャフト。 (11)前記雌ねじ穴が、開口端部にピン穴部を備え、
前記ボルトがそのピン穴部と前記部分ロータの少なくと
も1つを貫通するピン穴とに丁度嵌合するピン部を備え
た(10)項に記載のカムシャフト。ピン部を備えたボルト
は、相対回転防止装置および軸方向移動防止装置の機能
を特に良好に果たす。 (12)前記固定装置が、前記部分ロータが前記取付部
の外周面上において互いに合わされた状態から互いに離
間することを防止する離間防止装置を含む (1)項ないし
(9)項のいずれか1つに記載のカムシャフト。 (13)前記離間防止装置が、前記部分ロータの外周面
にそれぞれ形成された円弧状のリング溝に嵌合されたC
形リングを含む(12)項に記載のカムシャフト。C形リン
グをリング溝に嵌合すれば、部分ロータが互いに離間す
ることはC形リングにより防止され、C形リングの脱落
はリング溝の両側壁面により防止されるため、簡単に部
分ロータを一体化することができる。 (14)前記部分ロータが、前記センサロータが二つ割
りにされた部分である (1)項ないし(13)項のいずれか1
つに記載のカムシャフト。センサロータを三分割以上と
することも可能であるが、二つ割りにすれば軸部の取付
部に取り付け可能となり、安価に目的を達し得る。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1において10は、カム
シャフトの研削加工に使用される三次元研削盤である。
三次元研削盤10は、ベース12上にテーブル14がZ
軸方向(ベースの長手方向)に移動可能に配設されてい
る。テーブル14上には、主軸台16が固定され、主軸
台16に主軸18がC軸まわりに割出し回転可能に支持
されている。テーブル14上にはまた、主軸台16に対
向して心押台20がZ軸方向に移動可能に設けられてい
る。さらに、ベース12上には、砥石台22が上記Z軸
と直交するX軸方向に移動可能に設けられ、砥石台22
上には、旋回体24がZ軸およびX軸と直交するB軸ま
わりに旋回可能に設けられている。旋回体24には、揺
動体26がB軸と直交するA軸まわりで揺動可能に支持
され、この揺動体26に砥石軸28がA軸と直交する中
心軸線まわりに回転可能に設けられており、その砥石軸
28に砥石30が取り付けられる。カムシャフトは、上
記主軸台16と心押台20とにより両側からセンタで支
持されるとともに、図示を省略するケレ(回し金)を介
して主軸18の回転が伝達される。また、カムシャフト
は図示しない振れ止めによっても支持される。主軸18
のC軸割り出し、砥石台22のX軸移動、旋回体24の
旋回および揺動体26の揺動を同期制御することによ
り、カムシャフトの三次元カム36が砥石30によって
研削される。なお、図1においてはカムシャフトの図示
が簡略化されており、三次元カム36も例示として1個
のみ図示されている。
【0005】本実施形態におけるカムシャフトは、4気
筒エンジンのカムシャフトであり、図2に示すように、
軸部38と、軸部38に設けられた複数個の三次元カム
36(本実施形態の場合、2個で1組の三次元カム36
が4組)と、それら三次元カム36に隣接する(本実施
形態の場合、中央の2組の三次元カム36の間に位置す
る)センサロータ40等を備えている。センサロータ4
0は、軸部38とは別体に構成され、軸部38の取付部
42に取り付けられる。図2はセンサロータ40が取り
外された状態のカムシャフトを示すものであり、センサ
ロータ40の配設位置が二点鎖線で示されている。
【0006】センサロータ40は、図3および図4に示
すように、軸部38の軸線に平行な平面で複数個(本実
施形態の場合2個)に分割された部分ロータ46から成
り、軸部38の取付部42に固定されることにより、軸
部38,三次元カム36等と一体的なカムシャフトとし
て構成される。部分ロータ46は、軸部38の取付部4
2の外周面に嵌合可能な部分円筒部48と、部分円筒部
48の軸方向中央部から半径方向外向きに突出し、軸方
向に平行に延びる軸方向突起50と、軸方向突起50と
は周方向の位相を異にする位置から半径方向外向きに突
出し、軸方向に対して傾斜した傾斜突起52とを備えて
いる。これら軸方向突起50および傾斜突起52が、カ
ムシャフトの回転位相および軸方向変位を検出する図示
しないセンサによって検出される被検出部として機能す
る。各部分ロータ46の部分円筒部48の側面同士が合
わされて一体的なセンサロータ40に組み立てられた状
態では、各軸方向突起50と各傾斜突起52とが互いに
直径方向に隔たった相対位相となるようにされている。
なお、部分円筒部48の側面を上記のように単純な平面
とすれば、製造コストを低減させ得るが、軸方向に平行
に延びる段部を備え、互いにかみ合う段付面とすれば、
部分ロータ46により構成されるセンサロータ40の一
体性を高めることができる。
【0007】各部分円筒部48の内周面には、半径方向
(具体的には、部分円筒部48の分割面に直角な方向)
にピン穴60が形成され、センサロータ40が組み立て
られた状態で各ピン穴60が軸対称となるようにされて
いる。一方、軸部38の取付部42の、互いに直径方向
に隔たった位置には、各ピン穴60に対応するピン穴6
2がそれぞれ形成されている。これらピン穴62には、
ピン64が圧入され、ピン64の先端部が取付部42の
外周面から外側に突出する状態で軸部38に保持され
る。また、各部分円筒部48の軸方向両端部には、それ
ぞれ円弧状のリング溝70,72が形成されており、各
部分円筒部48のリング溝70,72の軸方向位置が一
致させられれば、センサロータ40の両端部に円環状の
リング溝が形成されることになり、円環状のC形リング
74が嵌合可能となる。
【0008】センサロータ40を軸部38に取り付ける
際には、軸部38に突設された上記一対のピン64とセ
ンサロータ40のピン穴60とが一致させられた状態で
ピン穴60がピン64に嵌合させられる。この時、各部
分円筒部48の側面同士が合わされるとともに、各リン
グ溝70,72が一致させられる。そして、リング溝7
0,72にC形リング74が嵌合させられることによ
り、部分円筒部48が互いに離間することが防止され
る。なお、C形リング74は、取付状態では弾性的にや
や拡開された状態となり、部分円筒部48を軸部38に
向かって締め付ける。また、C形リング74は、各リン
グ溝70,72の軸方向に隔たった両側面76,78お
よび両側面80,82により脱落を防止される。上記の
ようにして、センサロータ40が軸部38に相対回転不
能かつ軸方向に移動不能に位置決めされた状態で固定さ
れる。なお、ピン穴60,62およびピン64は、一対
の部分ロータ46の一方に対してのみ設けてもよい。
【0009】カムシャフトの三次元カム36の研削加工
の際には、図2に示すように、センサロータ40が取り
外された状態で三次元研削盤10の砥石30により研削
加工が行われる。三次元カム36の加工方法は、前述の
特開平10−44014号公報に記載のものと同様であ
り、また、本発明とは直接関連がないため、説明を省略
する。全ての三次元カム36について研削加工が終了し
た後、センサロータ40が前述のようにして軸部38に
位置決めされた状態で固定される。最後に、センサロー
タ40の研削加工が行われ、カムシャフトが完成する。
【0010】本実施形態によれば、三次元カムの加工時
にはセンサロータ40を取り外して作業を行うことがで
き、砥石30がセンサロータ40と干渉することを回避
することができる。したがって、幅の広い砥石30の使
用が可能になり、加工能率が向上するとともに、センサ
ロータと三次元カムとを互いに近接して設けることが可
能となって、設計の自由度が向上する効果も得られる。
【0011】本実施形態においては、ピン穴60,62
およびピン64とC形リング74とが、センサロータ4
0を軸部38に固定する分解可能な固定装置を構成して
いる。このように固定装置を分解可能なものとすれば、
センサロータ40を別の治具に固定して加工を行うこと
も可能となる。例えば、治具を、三次元カム36を有し
ない取付部42とほぼ同径の軸状を成し、かつ、ピン穴
62およびピン64を備える構成とする。センサロータ
40を上記実施形態と同様にしてこの治具に固定し、砥
石30により研削した後、C形リング74を外し、部分
ロータ46とピン64との嵌合を解く。この加工後の部
分ロータ46をカムシャフトの取付部42に固定するこ
とができ、センサロータ40を研削する際に砥石30が
三次元カム36と干渉することもない。したがって、カ
ムシャフトの設計の自由度がさらに向上し、加工能率も
向上する効果が得られる。
【0012】固定装置を、図5および図6に示す各形態
とすることも可能である。なお、以下図5および図6に
示す実施形態においては、上記図1ないし4に示す実施
形態と異なる部分のみ図示,説明することとし、それ以
外の部分は上記実施形態と同一符号を付して図示,説明
を省略する。図5において、センサロータ40は、軸方
向に平行な面により2個の部分ロータ100に分割され
ている。部分ロータ100は、上記実施形態と同様の軸
方向突起102および傾斜突起(図示省略)を備えてい
る。各部分ロータ100の部分円筒部104の内周面に
は、軸方向に延びるキー溝110が形成されている。軸
部38の取付部120には、円環状の位置決め溝122
が形成され、取付部120の隣接する両側の部分より小
径とされている。位置決め溝122はセンサロータ40
より僅かに大きい幅で形成されている。取付部120の
外周面には、軸方向に長いキー溝124が直径方向に隔
たった2個所に形成され、キー126が外周側に突出し
て設けられている。部分円筒部104の両端部には、上
記実施形態と同様C形リング130が嵌合可能なリング
溝132,134が形成されている。
【0013】センサロータ40を軸部38の取付部12
0に取り付ける際には、各部分ロータ100が、キー溝
110がキー126に嵌合可能な位相で位置決め溝12
2に嵌合され、かつ、部分円筒部104の側面同士が合
わされた状態で、リング溝132,134にC形リング
130が嵌合される。それによって、部分ロータ100
が位置決め溝122の両側面によって軸方向の移動が阻
止され、キー126により相対回転が防止されるととも
に、C形リング130により部分ロータ100の離間が
防止されて、一体のセンサロータ40として軸部38に
固定される。なお、キー溝110,124およびキー1
26は、一対の部分ロータ100の一方に対してのみ設
けてもよい。
【0014】図6において、センサロータ40の部分ロ
ータ200の部分円筒部202であって、軸方向突起2
04および傾斜突起206の設けられていない部分(本
実施形態の場合2個所)には、半径方向に貫通するピン
穴210が形成されている。部分ロータ200の側面同
士が合わされた状態では、これらピン穴210が互いに
等角度間隔に隔たった4個所(図6にはそのうちの1つ
のみ図示)に位置する状態となるようにされている。一
方、軸部38の取付部212において、センサロータ4
0が取り付けられた状態において上記ピン穴210に対
応する位置には、雌ねじ穴214が形成されている。雌
ねじ穴214は、その開口端部側がピン穴210と等し
い径を有するピン穴部216とされている。ピン穴21
0および雌ねじ穴214のピン穴部216には、ピンボ
ルト220のピン部222が丁度嵌合可能である。
【0015】本実施形態において、センサロータ40を
取付部212に取り付ける際には、まず、各ピン穴21
0と雌ねじ穴214との位相が一致するように、各部分
ロータ200を取付部212の外周面に嵌合させる。そ
の状態で、ピンボルト220のピン部222をピン穴2
10とピン穴部216とに嵌合させれば、部分ロータ2
00が軸部38に対して軸方向移動不能かつ回転不能に
位置決めされる。ピンボルト220の頭部226の係合
部に工具を係合させてピンボルト220を回転操作し、
先端部224を雌ねじ穴214に螺合させれば、ピンボ
ルト220の頭部226により各部分ロータ200の離
間が防止される状態となる。
【0016】また、図示は省略するが、固定装置を、例
えばボルトとピンとの組み合わせにより構成することも
可能であり、さらに、上記各実施形態の組み合わせを変
えた形態の固定装置を採用することも可能である。以
上、本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明したが、
これは例示に過ぎず、本発明は、前記〔発明が解決しよ
うとする課題,課題解決手段および効果〕の項に記載さ
れた態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の
変更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるカムシャフトを三次
元研削盤とともに示す平面図である。
【図2】上記カムシャフトを示す正面図である。
【図3】上記カムシャフトのセンサロータを示す正面断
面図である。
【図4】上記センサロータを示す側面断面図である。
【図5】本発明の別の実施形態であるカムシャフトのセ
ンサロータを示す正面断面図である。
【図6】本発明のさらに別の実施形態であるカムシャフ
トのセンサロータを示す側面断面図である。
【符号の説明】
36:三次元カム 38:軸部 40:センサロー
タ 42:取付部 46,100,200:部分ロータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G016 AA12 BA25 BA36 CA05 CA13 CA21 CA41 CA44 CA48 CA52 DA01 DA25 FA13 FA39 GA00 3J030 EB09 EC04 EC07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムと、回転位相と軸方向変位との少な
    くとも一方を検出するためのセンサロータとが、軸部
    に、互いに隣接して設けられたカムシャフトであって、 前記センサロータが前記軸部とは別体に構成されるとと
    もに、軸線に平行な分割面により複数の部分ロータに分
    割され、それら部分ロータが、軸部の取付部に、互いに
    合わされた状態で取り付けられたことを特徴とするカム
    シャフト。
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