JP2009228576A - エンジンのカムパルスロータ取り付け構造 - Google Patents

エンジンのカムパルスロータ取り付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】カムシャフトの中間部分にカムパルスロータを取り付ける構造を簡素化する。
【解決手段】カムパルスロータ2をカムシャフト11の中間部分に形成したフランジ13に取り付ける。カムパルスロータ2にカム部分12を挿通できるように、カムシャフト通し孔23を設ける。カムシャフト通し孔23は、カムシャフト11の部分11Aとインロー嵌合可能に形成した第1円21の一部からなる孔とカム部分12の基礎円より大きい形の第2円22との組み合わせからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンのカムパルスロータ取り付け構造に関し、特に、カムシャフトの中間部にカムパルスロータを保持するエンジンのカムパルスロータ取り付け構造に関する。
4サイクルエンジンの吸気弁および排気弁の開弁タイミングを制御するため、エンジンにはクランクシャフトと同期して回転するカムシャフトが設けられる。そして、カムシャフトの回転角を検出するためのカム角センサが設けられるとともに、カムシャフトにはカム角センサを作動させるためのカムパルスロータが設けられる。
カムパルスロータをカムシャフトと一体で形成したものもあるが、加工工数の低減やカムシャフトに対するカムパルスロータの位相の変更を可能にするため、カムパルスロータをカムシャフトとは別に加工して後工程で組み付ける手法がとられることがある。特許文献1には、カムシャフトの端部にカムパルスロータをボルトで固定した構造が開示されている。
特許第2908396号公報
特許文献1に記載されているように、カムパルスロータをカムシャフトの端部に取り付けると、カムパルスロータがカムシャフトの長さ方向に突出し、結果的にエンジンが大きくなることがある。そこで、カムシャフトの中間部にカムパルスロータを取り付けることが望まれる場合が考えられる。しかし、カムシャフトの中間部に取り付けるカムパルスロータはカムシャフトの端部に取り付けるものと異なり、カムシャフトへの取り付け構造が複雑となるので簡単な取り付け構造が望まれる。
本発明の目的は、上記課題を解決し、カムシャフトの中間部にカムパルスロータを簡単に取り付けることができる構造を有するエンジンのカムパルスロータ取り付け構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、カムシャフトと、カムシャフトに固定されたカム部分と、前記カム部分の所定カム角を検出するため外部に配置されたカム角センサで外周上に形成された突起が感知されるように構成されたカムパルスロータとからなるエンジンのカムパルスロータ取り付け構造において、前記カムパルスロータが円板状に形成され、該円板状のカムパルスロータの中央部に、前記カムシャフトおよびカム部分を前記カムシャフトの長さ方向に挿通可能なカムシャフト通し孔を形成するとともに、前記カムパルスロータを前記カムシャフトの長さ方向中間部に固定した点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記カムシャフト通し孔が、カムシャフトの外径に適合する第1円の一部からなり前記カムシャフトの外周とインロー嵌合される第1の壁面と、前記カム部分の基礎円より大きい第2円の一部からなる第2の壁面とからなる点に第2の特徴がある。
第1の特徴を有する本発明によれば、カムパルスロータが円板状であり、外周に突起が形成されている単純な形状である。つまり、単純な形状の円板の外周面とその外周面に形成された突起とを判別するだけでよいので突起の誤検出を防止することができる。そして、カムパルスロータにはカムシャフトおよびカム部分を挿通できるカムシャフト通し孔を設け、カムシャフト中間部にカムパルスロータを固定するようにしたので、カムシャフトの端部側にカムパルスロータやカム角センサを配置しなくてよい。その結果、例えば、気筒を直列に配置するエンジンにおいて、気筒配列方向のエンジン寸法を小さくすることができる。
第2の特徴によれば、第1円をカムシャフト外径に適合するようにして、カムパルスロータをカムシャフトにインロー嵌合するようにしたので、カムパルスロータとカムシャフトの芯を合わせることができる。また、第2円はカム部分の基礎円より大きくして、第2円にカム部分の基礎円を対応させ、第1円をカム部分のリフトを対応させるようにしたので、カムパルスロータにカム部分を挿通できる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るエンジンの吸気側カムシャフトアセンブリの斜視図、図2は要部側面図(カムパルスロータは断面で示す)である。カムシャフトアセンブリ1は直列4気筒ツインバルブ形式のエンジンに適用されるものであるが、本発明はこの形式のエンジン以外にも適用できる。カムシャフトアセンブリ1はカムシャフト11と8つのカム部分12とからなる。カムシャフト11とカム部分12は一体で形成してもよいし、それぞれを別個に製作し、互いを溶接など適宜の接合方法で接合して形成してもよい。
カムシャフト11の中央部分には、フランジ13が設けられており、このフランジ13にカムパルスロータ2が取り付けられる。カムシャフト11の一部はカムパルスロータ2に形成されるカムシャフト通し孔23の第1円21(図3に関して詳述)に対してインロー嵌合可能なように、高精度に外周面が加工される部分11Aを有する。フランジ13に対するカムパルスロータ2の取り付けは2本のねじ3、4を使用して行われる。カムパルスロータ2の構成はさらに後述する。カムシャフト11は、図示しないエンジンに取り付けた場合、カムパルスロータ2の外周にカム角センサ5が対向するように配置される。
図3は、カムパルスロータの正面図である。カムパルスロータ2はカムシャフト11の部分11Aとインロー嵌合されるように寸法が決定された第1円21と、第1円21に一部で重なる第2円22とで形成された内周(壁面)を有するカムシャフト通し孔23を有する。第2円22はカム部分12の基礎円より大きくしてカム部分12を通せるように設定される。カムパルスロータ2の外周には突起または爪24、25、26が形成される。爪24、25はエンジンの圧縮上死点および排気上死点にそれぞれ対応する位置に設けられ、爪26はカム角センサ5で検出されたときに爪24が圧縮上死点に対応し、爪25が排気上死点に対応することを判別する(つまり行程を判別する)のに利用される。孔27、28はねじ3、4でカムパルスロータ2をフランジ13に固定するためのねじ通し孔であり、カムシャフトの中間部1に対するカムパルスロータ2の位相を調整するために長孔とされている。
図4は、カムパルスロータ2にカムシャフト11を通している途中の状態を示す断面図である。図4に示すように、カムシャフト通し孔23の第2円22がカム部分12の基礎円より大きく設定されているので、カムシャフト11をその長さ方向にカムパルスロータ2に通すことができる。
図5は、カムシャフト11にカムパルスロータ2を固定した状態を示す断面図である。図5に示すように、カムシャフトアセンブリ1のカムシャフト11の部分11Aにカムパルスロータ2がインロー嵌合されて芯ぶれすることなく固定される。
カムシャフト11の中間部にカムパルスロータ2を取り付ける場合、カムパルスロータ2にカムシャフト11を通すのではなく、半割りにしたカムパルスロータをカムシャフト11に直交する方向からフランジ13に位置決めして固定する構造も考えられる。しかし、その構造だと、カム角センサ5がカムパルスロータの爪を誤検知することがある。つまり、次のような状況が起きる。
図6は、従来のカムパルスロータ取り付け構造に関するものであり、半割りしたカムパルスロータとカム角センサとの位置関係を示す図である。図6において、カムパルスロータ6はカムパルスロータ2と同様に爪61、62、63を有しているが、全体として環状に形成されておらず、爪61と62との間の部分が欠けていて開口となっている。したがって、この開口部分からカムシャフト1の中間部に係合させることができる。しかし、円形の板から爪が突出している図3記載のカムパルスロータ2と、図6の半割り型のカムパルスロータ6とを比べると、半割り型のカムパルスロータ6を用いた場合は、カム角センサ5はカムシャフトアセンブリ1の回転に応じて、外形が複雑なカムパルスロータ6に対して様々な間隔で対向する。例えば、ポジションP1ではカム角センサ5はカムシャフト11と対応し、ポジションP2では止めねじが通る孔6aを形成したボス6bと対向し、ポジションP3では爪62と対向し、ポジションP4では、カムパルスロータ6のベース部6cと対向している。したがって、カム角センサ5の出力は様々となり、爪62(61、63)を検出するためのしきい値の設定が微妙になり、爪62の判別が十分でない場合がある。
一方、真円上に爪を形成した図3のカムパルスロータ2によれば、カム角センサ5と非検出対象との距離は2種類だけであるので、カム角センサ5による検出信号が単純となるので、爪61〜63の判別が容易である。
このように、本実施形態によれば、カムパルスロータ2をカムシャフト11の端部から中間部まで通して、フランジ13に取り付けることができる。また、カムパルスロータ2の外形を単純化できるので、爪61〜63をカム角センサ5で十分に検出することができる。
なお、本実施形態では、第1の円21は、カムシャフト11の外周とインロー嵌合される直径として、カムパルスロータ2がカムシャフト11に対して芯ずれしないようにしているが、カムパルスロータ2に形成するカムシャフト通し孔23は、このような形状に限らない。要は、カムシャフト11とカム部分12に対して、カムシャフト11の長さ方向にカムパルスロータ2を挿通できるように孔が形成されており、かつ、カムパルスロータ2の中心にカムシャフト11の中心が位置するように孔が形成されていればよい。例えば、第1円21はカムシャフト11の外径より大きくてもよい。
また、本実施形態では、吸気弁側のカムシャフトに関して説明したが、本発明は、吸気弁側のカムシャフトの限らず、排気弁側のカムシャフトにカム角センサを設ける場合も同様に適用することができる。
本発明の一実施形態に係るカムシャフトアセンブリの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカムシャフトアセンブリの要部側面図である。 本発明の一実施形態に係るカムシャフトアセンブリに含まれるカムパルスロータの正面図である。 本発明の一実施形態に係るカムシャフトアセンブリの組み立て途中の断面図である。 本発明の一実施形態に係るカムシャフトアセンブリの組み立て後の断面図である。 従来のカムパルスロータ取り付け構造におけるカムパルスロータの正面図である。
符号の説明
1…カムシャフトアセンブリ、 2…カムパルスロータ、 5…カム角センサ、 11…カムシャフト、 12…カム部分、 13…フランジ、 23…カムシャフト通し孔、 24〜26…爪

Claims (2)

  1. カムシャフトと、カムシャフトに固定されたカム部分と、突起が外周上に形成されたカムパルスロータとからなるエンジンのカムパルスロータ取り付け構造において、
    前記カムパルスロータが円板状に形成され、該円板状のカムパルスロータの中央部に、前記カムシャフトおよびカム部分を前記カムシャフトの長さ方向に挿通可能なカムシャフト通し孔を形成するとともに、
    前記カムパルスロータを前記カムシャフトの長さ方向中間部に固定したことを特徴とするエンジンのカムパルスロータ取り付け構造。
  2. 前記カムシャフト通し孔が、カムシャフトの外径に適合する第1円の一部からなり前記カムシャフトの外周とインロー嵌合される第1の壁面と、前記カム部分の基礎円より大きい第2円の一部からなる第2の壁面とからなることを特徴とする請求項1記載のエンジンのカムパルスロータ取り付け構造。
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