JP2013194544A - センサープレート及び該センサープレートを備えたカムシャフト - Google Patents
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Abstract
【課題】構造、加工が簡単であり、重量、コストの低減が可能な、カムシャフトの回転角度位置を検出するためのセンサープレートを提供する。
【解決手段】センサープレート10は、板材からプレス加工され、カムシャフト60の一端に圧入して使用される。センサープレート10は、鍔付き円筒状の本体部11と、該鍔部から本体部11の軸に対して放射状に延びる複数のアーム部12と、各アーム部12から曲げられて前記軸と平行に延びる複数のプレート部13とから構成される。本体部11がカムシャフト60の一端に圧入され、プレート部13の外周に磁気センサー54と対向して被検出面14が形成される。アーム部12aは、前記鍔が半径方向に延びた円板状に形成され、プレート部13は該円板状の外周から延びるよう形成してもよい。プレート部13は前記鍔に対して本体部11と反対方向に延びるよう曲げてもよい。
【選択図】図1
【解決手段】センサープレート10は、板材からプレス加工され、カムシャフト60の一端に圧入して使用される。センサープレート10は、鍔付き円筒状の本体部11と、該鍔部から本体部11の軸に対して放射状に延びる複数のアーム部12と、各アーム部12から曲げられて前記軸と平行に延びる複数のプレート部13とから構成される。本体部11がカムシャフト60の一端に圧入され、プレート部13の外周に磁気センサー54と対向して被検出面14が形成される。アーム部12aは、前記鍔が半径方向に延びた円板状に形成され、プレート部13は該円板状の外周から延びるよう形成してもよい。プレート部13は前記鍔に対して本体部11と反対方向に延びるよう曲げてもよい。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転部材に軸支され、該回転部材の回転角度を検出するためのセンサープレート(回転角度被検出部)に関する。より詳しくは、内燃機関のカムシャフトの一端に軸支され、カムシャフトの回転角度を検出するセンサープレートに関する。
マイクロコンピュータを使用して内燃機関の最適な回転制御を行う際、回転する内燃機関の制御基準位置を検出することが求められる。一般に用いられる方式は、カムシャフトに設けられた被検出部を検出して気筒判別を行い、一方、クランクシャフトに設けられた被検出部を検出して制御基準位置の検出を行い、この両者を組合せて判断する方式である。カムシャフト側のみで検出した場合には、クランクシャフトとの間を結ぶチェーンやベルトの影響を受けて位相の変動が生じ易く、またクランクシャフト側のみで検出した場合には、バルブタイミングを可変とする可変動弁装置を備える場合に適用が困難になる等の理由で、この両者からの信号を組み合わせて制御基準位置を検出するのが一般である。
カムシャフトは、クランクシャフトが2回転する間に1回転する。4サイクル直列4気筒エンジンを例に採ると、クランクシャフトの180度回転ごとにいずれか1気筒において燃焼動作があり、カムシャフトでは90度回転ごとに1回の燃焼動作となる。したがい、クランクシャフトには回転方向180度ごとに検出部が設けられ、カムシャフトでは回転方向90度ごとに特有の被検出部が設けられる。「特有の」とは、90度ごとに4気筒の内のどの気筒が該当するかを識別可能にするためであり、90度ごとに設けられる被検出部は相互に区別ができる「特有の」ものとなっている。
カムシャフトの被検出部の例として、カムシャフトに軸支された円板の90度ごとに4箇所の2本の突起からなる被検出部を設け、この突起の高・低の組合せを変化させ、これをセンサーで検出することで回転角度を特定する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。あるいは、カムシャフト自身から90度ごとに突出する被検出部の数を変化させ、この数の変化をセンサーで検出することにより回転角度を特定する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
図9、図10は、特許文献2に開示されたカムシャフト回転角度検索の構成を示している。図9は、エンジン50を長手方向正面から見た正面図、図10は同じく側面図で、いずれもカムシャフト60が取り付けられたエンジン部分を示す部分断面図である。両図において、カムシャフト60は、シリンダヘッド51とヘッドアッパ52の間に回転可能に支持され、その上部はヘッドカバー53により覆われている。カムシャフト60の回転角度を検出するための被検出部61は、カムシャフト60の一端にカムシャフト60と一体に形成されている。被検出部61は、ヘッドアッパ52に固定された磁気センサー54に対向するよう位置決めされている。
図9の正面図には、カムシャフト60の回転軸に垂直となる被検出部61の平面形状が示されている。被検出部61の外周には、それぞれ本数の異なる突出部62が90度ごとに4組設けられている。カムシャフト60が回転すると同時に回転する被検出部61の突出部62を、磁気センサー54により検出し、カムシャフト60の回転角度を特定している。図9において、被検出部61がカムシャフト60の回転に伴って右回りに回転すると、突出部62は90度回転ごとに順に1個、2個、4個、3個と検出されるが、これはそれぞれエンジンの#1→#2→#4→#3の各気筒が検出されることを意味している。検出結果は図示しないマイクロコンピュータに送信され、制御基準位置の認識に利用される。ここで、制御基準位置とは、ピストンの上死点などの予め基準として定められた位置を意味し、図示しないクランクシャフトに設けられた180度ごとの被検出位置と、このカムシャフト60に設けられた被検出部61の検出結果とを併せて、第何気筒目のピストンが基準位置(上死点)にあるかを特定するものである。
このようなカムシャフトと一体に設けられる形式の被検出部のほかに、被検出部を粉末冶金製(焼結合金製)の別部品としてカムシャフトに取り付けて使用する技術が従来から知られている。図11(a)はその一例を示すもので、被検出部70は、カムシャフトに圧入するための圧入孔71を有する円板状の本体部72と、本体部72の外周部に軸方向に延びる外周壁73と、同じく本体部72の外周部に軸方向に突出する突出部74とから構成されている。外周壁73は、本体部72の円周方向180度にわたって設けられ、その中間位置にこの外周壁73を円周方向に二分する切欠き部75が設けられている。突出部74は、本体部72の残余の円周方向180度の中間位置に設けられている。これにより、突出部74と切欠き部75とは本体部72の中心を軸とする対称位置に位置している。さらに本体部72の外周部には、重量軽減用の縮径部76が設けられている。
以上のように構成された被検出部70は、カムシャフトの一端に圧入され、図示のように磁気センサー54が、回転する外周壁73及び突出部74に対向してカムシャフトの軸に垂直な方向に配置される。この状態で被検出部70を図の右回りに回転させると、磁気センサー54はまず回転角180度にわたって外周壁73を検出し、その中間において切欠き部75を検出する。次に、外周壁73の存在しない非検出状態を回転角180度にわたって検出し、その中間において突出部74を検出する。これにより、順に長いON、切欠き(短いOFF)、長いON、長いOFF、突出部(短いON)、長いOFFと連続して検出されるため、90度回転ごとに「特有の」被検出部が検出され、気筒判別が可能となる。
図11(b)は、従来技術に見られる他の形式の粉末冶金製被検出部80を示している。被検出部80は、圧入孔81を設けた本体部82から、円周方向90度ごとに伸張部83が4本設けられている。これをカムシャフトの一端に圧入して図示しない磁気センサーを軸に垂直な方向(軸に平行な方向であってもよい)に対向させ、伸張部83を検出することによってカムシャフトの回転角度を検出する。ただし、この形式の被検出部では、90度ごとの「特有の」被検出部が検出されないことから、これのみで上述したような気筒判別はできない。これを可能にするためには、他の検出機構と組み合わせて使用する必要がある。
上述した従来技術によるカムシャフトの被検出部には、それぞれ改善の余地があった。特許文献1に示す方式によれば、高・低の突出部を検出するために、発光素子と受光素子のペアからなるセンサーを高低2箇所の位置にそれぞれ配置する必要があり、構造が複雑でコスト的にも不利であった。特許文献2に示す方式では、被検出部が鋳造もしくは鍛造でカムシャフトと一体に形成されており、加工上並びに重量の観点から不利となり得た。図11(a)、(b)に示すような粉末冶金製の被検出部とした場合では、粉末冶金部品の特性に起因する強度上の問題のほか、やはり重量、コストの観点から改善の余地があった。
以上より、本発明は上述した従来技術にある課題を解消し、構造、加工が簡単であり、重量、コストの大幅な低減が可能な、カムシャフトに軸支される被検出部、並びに該被検出部を備えたカムシャフトを提供することを目的としている。なお、当該被検出部を本発明では個別部品扱いとすることから、これを「センサープレート」とも呼ぶものとする。
本発明は、被検出部を板金製からなる個別部品の「センサープレート」で構成することにより、上述した課題を解消するもので、具体的には以下の内容を含む。
すなわち、本発明に係る1つの態様は、センサーを用いてカムシャフトの回転角度位置を検出するため、センサーに対向してカムシャフトに設けられる被検出部を構成するカムシャフト用センサープレートであって、前記センサープレートが、カムシャフトとは別部品の板金加工部材として形成され、カムシャフトの一端に固定される固定部位を備えた本体部と、該本体部から延び、センサーに対向する位置に配置される被検出部とを備え、該被検出部にカムシャフトの軸方向に延びて前記センサーに対向する被検出面が設けられていることを特徴とする板金製のカムシャフト用センサープレートに関する。
前記固定部位は、カムシャフト一端の外径もしくは内径に圧入される円筒状の圧入部位から形成され、本体部は、該圧入部位と、圧入部位からカムシャフト軸の半径方向外側に延びる円板状の鍔(つば)部とから構成することができる。該鍔部は、圧入部位から半径方向外側に向けて漏斗状に拡開してもよい。
前記被検出部は、カムシャフトの所定回転角度に応じてセンサーに検出される所定の数の被検出面、もしくは所定の回転長さの被検出面のいずれかを回転方向に備えることができる。
カムシャフトの軸と直交する方向に配向されたセンサーに対向するよう本体部から曲げて形成される被検出部は、板金打抜き時の破断面側が被検出面となる向きに曲げられていることが好ましい。また、本体部から被検出部への曲げ部分には、該曲げを補強するフィレット、またはノッチを設けることができる。
前記板金加工部材は、カムシャフトへの圧入用穴を含むドーナツ状の本体部と、前記本体部から半径方向外側に延びる被検出表面とからなる平板打ち抜き材で構成することができ、センサーに対向する被検出表面を、該平板外周の板厚部分に形成することができる。
本発明に係る他の態様は、エンジンの各気筒に設けられたバルブの開閉動作を制御するためのカムを備えたカムシャフトであって、軸方向の一端に圧入されて該カムシャフトの回転角度位置を検出するための被検出部が、上述したいずれかのカムシャフト用センサープレートで構成されていることを特徴とするカムシャフトに関する。
本発明の実施により、加工が容易であり、重量・コスト低減につながるセンサープレート、並びに該センサープレートを備えた軽量、低コストのカムシャフトを提供できるという効果を奏する。
以下、本発明の第1の実施の形態に係るセンサープレート、すなわちカムシャフトの回転角度を検出するための被検出部を構成する部材について、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るセンサープレート10を示しており、上述した特許文献2に記載された形式の被検出部を構成するもので、板金プレス加工により形成されている。図1(a)は、センサープレート10の斜視図、図1(b)は、カムシャフトの軸方向から見たセンサープレート10の正面図、そして図1(c)は、カムシャフトの軸に沿って切断したセンサープレート10の側面断面図を示している。
本実施の形態では、センサープレート10は、2.3mm厚の板材から作られており、絞り、打ち抜き、曲げを含むプレス加工により成形されている。センサープレート10は、鍔(つば)付きの円筒状部材からなる本体部11と、本体部11から放射状に延びる複数のアーム部12と、アーム部12の先端から曲げられて本体部11の軸と平行に延びる複数のプレート部13とから構成されている。本体部11は鍔部を除いて円筒状に絞り加工され、この部分は、円柱状に形成されたカムシャフト60(図10参照)の一端に圧入される。圧入は、カムシャフト60の外周への圧入であっても、カムシャフト60の一端に設けられた穴内への圧入であってもよい。カムシャフト60の回転数はクランクシャフトの回転数(すなわちエンジンの回転数)の半分となるため、回転による影響度は相対的に低く、本願発明者らの実験結果によれば、センサープレート10はカムシャフト60への圧入によっても十分強固な固定が可能である。ただし、必要に応じて、かしめ、溶接、接着などの従来から知られた係止技術を利用してカムシャフトに対する抜け止め、回り止めをすることも可能である。板厚は固定強度に関係するが、実験結果からは1.6mm厚ほどの板材から形成されたものであっても、胴部11の圧入でカムシャフトに対する十分な固定強度が確保されることが見出されている。厚い方は特に強度的な問題はないが、加工性、重量の面で不利となり得る。
センサープレート10のアーム部12は4つのグループから構成され、図1(b)に示す左回り(カムシャフトの右回転時)の順にそれぞれ12−1、12−2、12−4、12−3の組合せから構成されている。すなわち、図示の例では、4気筒エンジンの#1→#2→#4→#3の気筒点火順に対応して気筒を識別するよう構成されたセンサープレート10となっている。ただし、この組合せは一例であって、例えば#1→#3→#4→#2など他の気筒点火順に対応するよう組み合わされてもよい。さらには、6気筒への対応として、グループを6つに増やすことも可能である。
アーム部12とプレート部13は、絞りにより形成された胴部11に対し、打ち抜きおよび曲げにより成形することができる。プレート部13には、図示しない磁気センサー(図9、8の符合54)と対向する位置に、本センサープレート10の最も重要な機能部位となる被検出面14(図1(c)に表示)が形成されている。被検出面14は、本実施の形態で使用される磁気センサーによる確実な検出を保証するために、必要十分な面積と、面粗さと、平滑度と、カムシャフトの軸に対する平行度が確保されなければならない。従来技術によるカムシャフトのブランク材からの削り出しや、焼結合金部材であれば、これらの要求を機械加工により達成することはできても、これらの製法では加工に手間を要するものとなり、コスト的に不利である。
従来では、板金によるセンサープレートでは必要な強度と要求諸元(特に被検出面の面積)を確保することは困難と考えられていた。本願発明者らは、放射状に突出するアーム部12の先端をカムシャフトの軸と平行に曲げてプレート部13を形成し、必要な面積を確保するという巧みな構造を採用することにより、薄くとも適切な板材を選択し、かつ被検出部として機能を確保できる被検出面14の配置が可能であることを見出したものである。特に重要なプレート部13に設けられた被検出面14に関しては、回転による遠心力の作用で胴部11の軸(すなわち、カムシャフト60の軸)との平行度が狂ったり、プレート部13の遠心力によってアーム部12が曲がり、結果的に被検出面14の平行度が狂ったりすることがあってはならない。
本願発明者らの実験によれば、板厚を1.6mmまで下げることによってもアーム部12、プレート部13に十分な剛性を与え、また、プレート部13のカムシャフトの軸方向に延びる高さを4mm、回転方向の幅を3mmとすることで被検出面14としての十分な検出部面積を確保できることが見出されている。ただし、これらの諸元は、磁気センサーの性能、両者間の距離などとも関連することであり、単に一例を示すものに過ぎない。なお、プレート部12の回転方向の幅は、磁気センサーとの距離が一定となるよう円周方向には円弧状に形成されるのが好ましい。
板金製のセンサープレート10を以上のように構成することにより、従来のカムシャフト60自身に被検出部(センサープレート)61を一体に形成する場合(図9、8参照)に比べて、約20gの重量軽減を達成している。センサープレートを粉末冶金で形成した場合に対してもほぼ同等の重量軽減が可能である。
図2は、本実施の形態に係るセンサープレート10の他の態様を示している。図1に示すアーム部12は、本体部11を構成する鍔部から軸に直交する放射状に真っ直ぐ延びるように形成されているが、これは必ずしも真っ直ぐでなくてもよい。図2(a)に示す態様では、本体部11の鍔部から延びるアーム部12aがプレート部13の手前で一旦逆方向に曲げられ、その後に反対方向に曲げられてプレート部12aを形成している。この形状は、プレート部13に十分な面積の被検出面14を確保できるものとし、あるいは他要素との干渉を回避することを可能とする。ただし、表示の形状は一例である。
図2(b)には、本実施の形態に係るセンサープレート10のさらに他の態様を示している。ここでは、アーム部12bが、各プレート部13に個々に対応して形成されることなく、本体部11がそのまま放射状に延びて全円周にわたって円板状に形成されている。そして各プレート部13は、この円板状形状の外周から折り曲げられて本体部11から軸方向へ延びるよう形成されている。プレート部13自身は図1に示すものと同様でよい。アーム部12bをこのように円板状に形成することにより、重量は僅かに増加するものとなるが、アーム部12bの剛性が高まり、プレート部13の遠心力の影響によるアーム部12bの変形を回避することができる。加えて、放射状に多数突出する図1に示すアーム部12に対して回転による空気の摩擦抵抗が低減でき、さらには空気振動による音の問題も回避され得る。また、打ち抜き型の製造コストの低減にもつながる。この場合、アーム部12b並びに本体部11の鍔部には、必要であれば重量軽減用の打ち抜き窓を設けてもよい。なお、アーム部12bがこのように円板状に形成された場合、かならずしも「アーム」が存在しなくなるが、本明細書ではこの円板状形態のものも「アーム部」の範囲に含めるものとする。
図3は、センサープレート10の板厚を薄くするための対応を示している。これまでにも記しているように、センサープレート10の板厚は、カムシャフト60への圧入による固定強度の確保と、最大回転時におけるプレート部13(アーム部12も含まれる)の変形を防ぐために必要な剛性確保の要求度によって定まる。カムシャフト60への固定強度に関しては、上述のようにかしめ、溶接、接着などの対策が可能であることから、ここではプレート部13の剛性確保の対策のみを示している。
図3(a)では、アーム部12からプレート部13への曲げ部分を、絞りを含んだ曲げ加工とし、曲げ部分を補強する補強部15(本明細書ではこれを「フィレット15」と呼ぶ)を設けている。必要であれば、破線で示すようにこのフィレット15をプレート部13の全長にわたって伸ばすようにしてもよい。これにより、少なくともプレート部13の遠心力による曲げへの対抗力が高められ、板厚低減の効果が生じ得る。図3(b)に示す例は、円板状のアーム部12bが採用された場合、プレート部13の曲げ部分の両側にアール部によるフィレット15を設け、これによりプレート部13の曲げに対する対抗力を高めるものとしている。
図3(c)に示す例では、アーム部12からプレート部13への曲げ部分に、押し込みによりノッチ16を設けている。ノッチ16は曲げ部分の剛性を高める効果を生み、これによってプレート部13の遠心力による曲げへの対抗力を高めることができる。以上図3(a)〜(c)に示す対策は、プレート部13の剛性を高めるものとなるが、いずれも例示であって従来技術によるこれ以外の方策を施すことにより、プレート部13の剛性を高め、センサープレート10の板厚を薄くする可能性を得ることができる。この他にも、絞り加工その他のプレス加工(しごき作用)によって、局部的な板厚の変化は可能であり、強度・剛性を高めるべき部位の板厚をその他の部位よりも相対的に厚くするよう対応することもできる。なお、いずれの場合においても、検出面14に要求される面積等の諸元を満たすものでなければならないことは言うまでもない。
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるセンサープレートについて、図面を参照して説明する。図4は、本実施の形態に係るセンサープレート20を示している。センサープレート20は、鍔部付きの本体部21と、本体部21の鍔部から放射状に延びるアーム部22を有する点は先の実施の形態に係るセンサープレート10と同様であるが、本実施の形態にかかるプレート部23は、本体部21の円筒状部位とは反対方向に延びるようアーム部22から逆方向に曲げられている点で先の実施の形態とは相違している。プレート部23に設けられる被検出面24(図4(c)に表示)の諸元については、先の実施の形態と同様であってよい。
センサープレート20をこのような形態とすることのメリットは、さらなる重量軽減にある。検出面24は、これを検出するための磁気センサー54(図9、8参照)に対向している。したがい、磁気センサー54を設ける位置が他の制約条件等のために不変であることを前提とすれば、センサープレート20の被検出面24を本体部21から遠ざかる方向に曲げることにより、当該本体部21を圧入するカムシャフト60の先端位置をカムシャフト60の軸方向に縮める効果を生む。図4(c)に破線で示すように、鍔部ならびにアーム部22を、本体部21の圧入部位からプレート部23の方向へ向けて拡開するよう漏斗状に構成することで、上記効果をさらに高めることができる。
図5は、本実施の形態にかかるセンサープレート20を、磁気センサー54に対向する位置に検出面24を配置できるようカムシャフト60に圧入し、エンジン50に取り付けた状態を示している。図5の例では、図4(c)に破線で示す、漏斗状に拡開したセンサープレート20を使用している。図5において、カムシャフト60の右側先端に描く破線は、図10に示す従来技術によるカムシャフト60及びセンサープレート(被検出部)61の位置を示している。図5からも明らかなように、センサープレート20をこのような形態でカムシャフト60に圧入した場合、磁気センサー54に対向する被検出面24の位置を従来技術と不変とすると、カムシャフト60の先端位置を軸方向に約50mmほど短縮(後退)させることができる。これによって、センサープレート20自身の重量低減効果に加えて、さらにカムシャフト60の側で約20gほどの重量軽減を図ることができる。
なお、センサープレート20の板厚その他の諸元は、先の実施の形態と同様にすることができる。図5に示すような漏斗状に拡開することがカムシャフト60の先端位置短縮効果をより高めることができて望ましいが、図4(c)に直線で示す軸に直交する放射状にアーム部22を設けたとしても、相応のカムシャフト60の全長短縮による重量軽減効果を得ることができる。
先の実施の形態に示した円板状のアーム部12b、フィレット15、ノッチ16などは、本実施の形態におけるセンサープレート20にも同様に適用することができ、コスト低減、重量低減につなげることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係るセンサープレートについて、図面を参照して説明する。本実施の形態に係るセンサープレートは、従来技術に関して図11で表示した形式の粉末冶金製の被検出部を板金製とするものである。図6は本実施の形態に係るセンサープレート40を示しており、本実施の形態では1.6mm厚の板材を絞り、打ち抜き、曲げを含むプレス加工により成形されている。板厚は例示であって、先の実施の形態と同様2.3mm厚やその他の板厚とすることでもよい。図6(a)は斜視図、図6(b)は側面断面図を示している。両図において、センサープレート40は、円筒状の圧入部位及び該圧入部位から半径方向に延びる鍔部とを含む本体部41と、本体部41の外周から曲げられて軸方向に延びる外周壁42並びに突出部44とから構成される。外周壁42は、本体部42の外周180度にわたって延びて円周方向の回転長さの検出が可能となる被検出面を提供し、その中間にある切欠き部43によって2つに分断されている。切欠き部43と突出部44とは、本体部41の軸を軸とする対称位置に配置されている。以上の構成は、基本的に図11(a)に示す粉末冶金製の被検出部と同様である。
切欠き部43と突出部44とは円周方向に一定の幅を有しているため、センサーによって90度ごとの回転角度を正しく検出できるよう、外周壁42と突出部44とは、実際には以下のように配置されている。すなわち、図6(a)においてセンサープレートが右回転するとした場合、外周壁42においては、切欠き部43を挟んで前半と後半の2箇所に現れるリーディング・エッジ42a、42bとの間が90度となるよう配置される。また突出部44では、後半にある外周壁42のトレーリング・エッジ42cと突出部44のトレーリング・エッジ44aとの間が90度となるよう配置される。
以上のように構成されたセンサープレート40は、カムシャフトの一端に圧入され、図6(a)に示すように外周壁42に対向して半径方向に配置された電磁センサー54により、外周壁42のリーディング・エッジ42a、切欠き部43通過直後のリーディング・エッジ42b、外周壁42のトレーリング・エッジ42c、突出部44のトレーリング・エッジ44aを次々に検出することによって90度ごとのカムシャフトの回転角度の検出、さらには気筒判別が可能となる。気筒判別まで可能となる理屈は、図11を参照して説明した通りであり、ここでの重複説明は避けるが、外周壁42、突出部44は、電子センサー54に対向する「特有の」被検出面を形成するものとなる。
図11(a)に示す従来技術における粉末冶金製の被検出部70と本実施の形態に係るセンサープレート40とを比較すると多くの顕著な優位点が見られる。まず、従来技術における粉末冶金製によるものとした場合、カムシャフトへの圧入代を十分に取ると粉末冶金の特性から圧入時の張力によって被検出部70が割れるおそれがあり、これを防ぐために逆に圧入代を少な目にすると回転時に緩んで脱落するおそれがある。このため、圧入代を厳格に管理する必要から高い加工精度が要求されるほか、割れに対抗できるよう十分な厚みを設けて強度を保つ必要がある。ちなみに、粉末冶金製とした従来技術の例では本体部72(図11(a)参照)の板厚は6mmとしている。これに対して本願発明のように割れの心配が全くない板金製部材とした場合、圧入代を十分に取ることができ、かつ板厚は1.6mm、あるいはこれ以下まで薄くすることができる。さらに粉末冶金製に比べてはるかに効率的な板金加工のみで済まされるため、重量、コストの大幅な低減が可能となる。その他にも、加工時間の短縮、焼結のためのエネルギ節約ができるなど、多くの利点を得るものとなる。
図7は、図11(b)に示した円周方向90度ごとに伸長部83を有する粉末冶金製の被検出部80を、上述したものと全く同様にして板金加工製のものとしたセンサープレート45を示している。図7(a)は斜視図、図7(b)は側面断面図を示している。十字状の平面形状は粉末冶金製のものに準ずるものとし、伸長部の突端部分を軸方向に折り曲げて被検出面45aを形成することにより、薄板の板材から簡単に形成することができる。板金部材とすることによる利点は上述したものと全く同様であり、例えば板厚を従来の6mmから1.6mmに低減し得る。
なお、以上いずれの実施の形態においてもセンサーに対向する被検出面を本体部から曲げ(一部絞り追加)により形成しているが、十分な被検出面を確保するための工夫が施されている。一般に板材を打ち抜く場合、型具の刃が切り込まれる側から板厚方向に向かって剪断面、破断面がこの順に連続して形成される。これを板厚の断面でみると、板材の打ち抜き方向表面の剪断面突端には板材がダレてできる曲線部(アール部)が形成される。このため、この剪断面の突端が被検出面の表面として現れる方向に板材を曲げると、曲線部が含まれる分だけ被検出面の表面積を減少させるものとなる。したがって上記いずれの実施の形態においても、剪断面側ではなくて破断面側が被検出面の表面に現れる向きに被検出部を曲げることが好ましい。
また、被検出部の曲げ部の内側コーナ部には、型具を押し込むことによって凹部を形成しつつ曲げることになり、曲げ戻りによる軸との平行度を回避することができて好ましい。この他、曲げ部分の補強のためには、図3に示したような補強対策がこの場合にも同様に適用可能である。
次に、本発明の第4の実施の形態に係るセンサープレートについて、図面を参照して説明する。図8は、本実施の形態に係るセンサープレート30を示しており、ここでは図1に示した被検出部の数を検出する形式のセンサープレート30が、4mm厚の板材を打ち抜いて形成されている。図8(a)は正面図、図8(b)は、図8(a)に示すI−Iで切った側面断面図を示している。両図において、センサープレート30は、圧入用の打ち抜き穴31を含むドーナツ状の本体部32と、本体部32から放射状に延びる複数のアーム部33とから構成されている。磁気センサー54に対向する被検出面34は、アーム部33の板厚部分(図8(b)に表示)により形成されてもよく(センサーがカムシャフト軸と垂直に配向される場合)、あるいは図8(a)の正面図にみられる主平面に形成されてもよい(センサーがカムシャフト軸と平行に配向される場合)。平板状の板材から打ち抜きでセンサープレート30を形成した場合、従来技術におけるブランク材からの削り出し、あるいは焼結合金製のセンサープレートと比較して重量軽減への貢献は僅かとなるが、大幅なコスト低減が期待され得る。
昨今ではレーザー加工による板材の打ち抜きも盛んであり、4mm厚の板材であっても十分に精密レーザー加工による打ち抜きが可能である。レーザー加工による打ち抜きとした場合のメリットは、NC制御用の形状入力をするだけであとは自在の打ち抜きが可能となり、プレスを利用する一般の板金加工と異なって成形型具の製造、さらにはそのメンテナンス等が不要となり、これによってコスト面、管理面で有利となる。図8に示す例では、圧入のために打ち抜き穴31の周囲に面取り加工35を施している。
なお、図8では、被検出部の数を検出する形式のセンサープレートを例に説明しているが、図6に示すように回転する周方向の長さを測定する形式のセンサープレートや、図7に示すような一定間隔で延伸する被検出部を検出するセンサープレートであっても、全く同様な厚板打ち抜き形式のセンサープレートとすることができる。
以上、本発明にかかる板金製のセンサープレートの各実施の形態について説明してきたが、本発明では磁気センサーにて回転角度を検出するための被検出部であるセンサープレートを、板金加工製品により提供することを発明の思想としており、各実施の形態に示す形状、諸元等は単なる例示であって、本発明がこれらに制限されるものではない。例えば、板材の材質も要求仕様に応じて適宜選択可能であり、一般の鋼板から高張力鋼板、ステンレス鋼板など、磁気センサーに感応する強磁性板材であれば使用可能である。さらには、磁気センサーではなくとも、例えば光学センサーなど他のセンサーであっても同様に対向する位置を通過する被検出部を検出してカムシャフトの回転角度を検出することは可能である。この場合には、例えばアルミなどの非磁性体の板材であってもセンサープレートとして使用することが可能である。また。図6、図7に示す第3の実施の形態に係るセンサープレートにおいても、圧入部位と被検出部とを軸方向に相互に逆向きに設けてもよい。なお、本発明に係るセンサープレートは、エンジン内のオイルミスト環境で使用されるため、防錆の要求はないが、必要に応じて表面メッキが施されてもよい。
本発明はさらに、これまで述べたような各実施の形態に係る板金部材からなるセンサープレートを備えたカムシャフトも包含している。センサープレートはカムシャフトの軸方向の一端に圧入、もしくはその他の方法により固定され、これによって軽量、安価な回転角度位置被検出部を備えたカムシャフトを実現することができる。
本発明に係るセンサープレートは、カムシャフトを使用する内燃機関を製造、販売、使用する産業分野において広く利用することができる。
10、20、30、40、45.センサープレート、 11、21、41.本体部、 12、12a、12b、22.アーム部、 13、23、33.プレート部、 14、24、34、45a.被検出面、 15.フィレット(補強部)、 16.ノッチ、 42.外周壁、 43.切欠き部、 44.突出部、 50.エンジン、 54.磁気センサー、 60.カムシャフト、 61.被検出部、 62.突出部。
Claims (8)
- センサーを用いてカムシャフトの回転角度位置を検出するため、前記センサーに対向してカムシャフトに設けられる被検出部を構成するカムシャフト用センサープレートにおいて、
前記センサープレートが、カムシャフトとは別部品の板金加工部材として形成され、カムシャフトの一端に固定される固定部位を備えた本体部と、該本体部から延び、前記センサーに対向する位置に配置される被検出部とを備え、該被検出部にカムシャフトの軸方向に延びて前記センサーに対向する被検出面が設けられていることを特徴とする板金製のカムシャフト用センサープレート。 - 前記固定部位がカムシャフト一端の外径もしくは内径に圧入される円筒状の圧入部位から形成され、前記本体部が、該圧入部位と、前記圧入部位からカムシャフト軸の半径方向外側に延びる円板状の鍔(つば)部とから構成されている、請求項1に記載のカムシャフト用センサープレート。
- 前記被検出部が、カムシャフトの所定回転角度に応じて前記センサーに検出される所定の数の被検出面、もしくは所定の回転長さの被検出面のいずれかを回転方向に備えている、請求項1に記載のカムシャフト用センサープレート。
- カムシャフトの軸と直交する方向に配向されたセンサーに対向するよう前記本体部から曲げて形成される前記被検出部が、板金打抜き時の破断面側が前記被検出面となる向きに曲げられている、請求項1に記載のカムシャフト用センサープレート。
- 前記鍔部が、前記圧入部位から半径方向外側に向けて漏斗状に拡開している、請求項2に記載のカムシャフト用センサープレート。
- 前記本体部から被検出部への曲げ部分に、該曲げを補強するフィレット、またはノッチが設けられている、請求項5または6に記載のカムシャフト用センサープレート。
- 前記板金加工部材が、カムシャフトへの圧入用穴を含むドーナツ状の本体部と、前記本体部から半径方向外側に延びる被検出表面とからなる平板打ち抜き材で構成され、前記センサーに対向する被検出表面が、前記平板外周の板厚部分に形成される、請求項1に記載のカムシャフト用センサープレート。
- エンジンの各気筒に設けられたバルブの開閉動作を制御するためのカムを備えたカムシャフトにおいて、軸方向の一端に圧入されて該カムシャフトの回転角度位置を検出するための被検出部が、請求項1から請求項7のいずれか一に記載のカムシャフト用センサープレートで構成されていることを特徴とするカムシャフト。
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