JP2007170255A - エンジン回転センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】コストアップすることなくシグナルプレートが高回転に耐え得るエンジン回転センサを提供する。
【解決手段】ドライブプレート1のトランスミッション用取付孔1bと同じ半径上にシグナルプレート2を取付け、このシグナルプレート2の被検出突起2aを検出対象とすることによってエンジンの回転状態を検出するエンジン回転センサであって、シグナルプレート2には、ドライブプレート1のトランスミッション用取付孔1bの位置を避けるようにドライブプレート1の軸方向に折り曲げて補強リブ部2bを形成した。
【選択図】図1
【解決手段】ドライブプレート1のトランスミッション用取付孔1bと同じ半径上にシグナルプレート2を取付け、このシグナルプレート2の被検出突起2aを検出対象とすることによってエンジンの回転状態を検出するエンジン回転センサであって、シグナルプレート2には、ドライブプレート1のトランスミッション用取付孔1bの位置を避けるようにドライブプレート1の軸方向に折り曲げて補強リブ部2bを形成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンの失火診断等を行うためにエンジンの回転状態を検出するエンジン回転センサに関する。
エンジンが失火すると、エンジン出力の低下やエンジンの安定性低下を招くほか、未燃焼の混合気体がそのまま排出されて排気中の有害成分が増加するので、このような事態を防止するために各種の失火診断装置が提案されている。この種の失火診断装置は、エンジンの回転状態を検出するエンジン回転センサを有し、エンジン回転センサからの検出データを診断要素として失火の有無を診断する。失火診断装置のエンジン回転センサとしては、エンジンの回転をトランスミッションに伝達するドライブプレートに取付けたシグナルプレートを用いるものが提案されており(特許文献1等)、この種のエンジン回転センサの一従来例が図5及び図6に示されている。
図5及び図6に示すように、エンジン回転センサは、ドライブプレート101に取付けされたシグナルプレート102と、このシグナルプレート102の被検出突起102aを検出対象とする磁電変換素子(図示せず)とから構成されている。
ドライブプレート101は、その内周側にクランク用取付孔101aが形成され、このクランク用取付孔101aを用いて一方面側にエンジン側のクランクシャフト103が取付けされている。ドライブプレート101は、その外周側にトランスミッション用取付孔101bが形成され、このトランスミッション用取付孔101bを用いて他面側にトランスミッション側のトルクコンバータ104が取付けされている。ドライブプレート101は、その外周縁に歯部101cが形成され、この歯部101cにセルモータの回転を伝達する歯車(図示せず)が噛み合っている。
又、ドライブプレート101は、トランスミッション用取付孔101bと同一外周上にシグナルプレート用取付孔101dが形成され、このシグナルプレート用取付孔101dと加締めピン105を用いて他面側にシグナルプレート102が取付けされている。
シグナルプレート102は、ほぼリング状をなし、外周縁には複数の被検出突起102aが適所に突出されている。そして、シグナルプレート102には、トランスミッション用取付孔101bの箇所を避けるように切欠部102bが形成されている。
上記構成において、セルモータ回転時にはセルモータの回転が、エンジン回転時にはエンジンの回転がそれぞれドライブプレート101を介してトランスミッション側に伝達される。そして、ドライブプレート101と一体にシグナルプレート102も回転し、この回転状態を磁電変換素子(図示せず)が検出し、この検出データ等に基づいて失火の有無が診断されることになる。
特開平9−329612号公報
前記従来のエンジン回転センサのシグナルプレート102には、上述の如く、トランスミッション用取付孔101bの箇所を避けるように切欠部102bが形成されている。この切欠部102bによってトルクコンバータ104の取付ボルト106に接触することを防止している。
しかし、シグナルプレート102の切欠部102bの位置ではその幅Wが狭くなっているため、ドライブプレート101と一体に回転する際に遠心力による荷重を受けると、その幅狭の箇所に応力が集中する。又、シグナルプレート102はプレス加工によって形成されるため、切欠部102bの箇所にプレス切断部が存在し、プレス切断部に高い応力が発生する。以上より、従来のシグナルプレート102は高回転に耐えられない恐れがある。
ここで、シグナルプレート102に強度アップ対策やプレス切断部除去処理を行うことが考えられるが、このような対策・処理を行うとコストアップとなる。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、コストアップすることなくシグナルプレートが高回転に耐え得るエンジン回転センサを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、円盤状のドライブプレートの周縁部に設けられた周縁側取付部とほぼ同一半径上に環状のシグナルプレートが配置され、このシグナルプレートに設けられた被検出部を検出対象とするエンジン回転センサであって、前記シグナルプレートには、前記ドライブプレートの前記周縁側取付部の位置を避けつつ、前記ドライブプレートの軸方向に突出する補強リブ部を形成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のエンジン回転センサであって、前記補強リブ部が前記シグナルプレートを曲げ加工することで形成されたことを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ドライブプレートと一体にシグナルプレートが回転すると、遠心力による荷重がシグナルプレートの各箇所に作用する。ここで、シグナルプレートのドライブプレートの周縁側取付部の位置は幅狭であるが、その箇所は補強リブ部によって強度的に強い構造となっているため、他の箇所に較べて高い応力が発生することがなく、コストアップすることなくシグナルプレートが高回転に耐え得るエンジン回転センサを提供することができる。
請求項2の発明によれば、補強リブ部がシグナルプレートのプレス加工時に形成されたことにより、シグナルプレートには幅狭箇所に高い応力が発生せず、また製造コストのアップとならない。以上より、コストアップすることなくシグナルプレートを高回転に耐え得るものとすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4は本発明のエンジン回転センサを適用した一実施形態を示し、図1はドライブプレート1とこれに取付けされたシグナルプレート2の斜視図、図2はドライブプレート1とこれに取付けされたシグナルプレート2の正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は回転時にシグナルプレート2の幅狭箇所に発生する応力の特性線図である。
図1〜図3に示すように、エンジン回転センサは、ドライブプレート1に取付けられたシグナルプレート2と、このシグナルプレート2の回転軌跡上の近傍対向位置に配置された磁電変換素子(図示せず)とから構成される。先ず、シグナルプレート2が取付けされたドライブプレート1の構成を説明する。
ドライブプレート1は、その中心側の同一半径上に中心側取付部として複数のクランク用取付孔1aが形成され、この複数のクランク用取付孔1aを用いて一方面側にエンジンのクランクシャフト3(図3に示す)が取付けされている。ドライブプレート1は、その外周側の同一半径上に周縁側取付部であるトランスミッション用取付孔1bが4箇所に形成され、この4箇所のトランスミッション用取付孔1bを用いて他面側にトランスミッションのトルクコンバータ4(図3に示す)が取付けされている。ドライブプレート1は、その外周縁の全周に歯部1cが形成され、この歯部1cにセルモータの回転を伝達する歯車(図示せず)が噛み合っている。
又、ドライブプレート1は、トランスミッション用取付孔1bと同一半径上に複数のシグナルプレート用取付孔1dが形成されている。
シグナルプレート2は、ほぼリング状をなし、複数のシグナルプレート用取付孔1dと加締めピン5を用いてドライブプレート1の他面側に取付けされている。シグナルプレート2の外周縁には被検出部である被検出突起2aが適所に突出され、この被検出突起2aを磁電変換素子(図示せず)が検出する。シグナルプレート2には、トランスミッション用取付孔1bの箇所を避けるようにドライブプレート1の軸方向に折り曲げた略半円状の鍔部からなる補強リブ部2bが形成されている。この補強リブ部2bによってトルクコンバータ4の取付ボルト11がシグナルプレート2に接触することを防止している。
上記構成において、セルモータ回転時にはセルモータ(図示せず)の回転が、エンジン回転時にはエンジン(図示せず)の回転がそれぞれドライブプレート1を介してトランスミッション側に伝達される。そして、ドライブプレート1と一体にシグナルプレート2も回転し、この回転状態を磁電変換素子(図示せず)が検出し、この検出データ等に基づいて失火の有無が診断されることになる。
この動作過程中にあって、シグナルプレート2が回転すると、遠心力による荷重がシグナルプレート2の各箇所に作用する。ここで、シグナルプレート2におけるドライブプレート1のトランスミッション用取付孔1bの位置は幅狭であるが、その幅狭箇所は補強リブ部2bによって強度的に強い構造となっているため、幅広箇所に較べて高い応力が発生することがなく、その結果、幅狭箇所に高い応力が発生しない。そして、補強リブ部2bはシグナルプレート2のプレス加工時に同時に成形することができるため、シグナルプレート2の製造コストのアップとならない。以上より、コストアップすることなくシグナルプレート2を高回転に耐え得るものとすることができる。
図4は回転時における本実施形態のシグナルプレート2と従来例のシグナルプレート102の幅狭箇所の各発生応力を比較したものであるが、本実施形態のシグナルプレート2の方が従来例のものより高回転に達しないと幅狭箇所の応力値が許容応力に達せず、高回転に耐え得ることが確かめられた。
1 ドライブプレート
1b トランスミッション用取付孔(周縁側取付部)
2 シグナルプレート
2a 被検出部(被検出突起)
2b 補強リブ部
1b トランスミッション用取付孔(周縁側取付部)
2 シグナルプレート
2a 被検出部(被検出突起)
2b 補強リブ部
Claims (2)
- 円盤状のドライブプレートの周縁部に設けられた周縁側取付部とほぼ同一半径上に環状のシグナルプレートが配置され、
このシグナルプレートに設けられた被検出部を検出対象とするエンジン回転センサであって、
前記シグナルプレートには、前記ドライブプレートの前記周縁側取付部の位置を避けつつ、前記ドライブプレートの軸方向に突出する補強リブ部を形成したことを特徴とするエンジン回転センサ。 - 請求項1記載のエンジン回転センサであって、
前記補強リブ部が前記シグナルプレートを曲げ加工することで形成されたことを特徴とするエンジン回転センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005368167A JP2007170255A (ja) | 2005-12-21 | 2005-12-21 | エンジン回転センサ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007170255A true JP2007170255A (ja) | 2007-07-05 |
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JP2005368167A Pending JP2007170255A (ja) | 2005-12-21 | 2005-12-21 | エンジン回転センサ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013194544A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Ohashi Technica Inc | センサープレート及び該センサープレートを備えたカムシャフト |
JP2017008906A (ja) * | 2015-06-26 | 2017-01-12 | 三菱自動車工業株式会社 | センシングリング |
JP2019044848A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | ダイハツ工業株式会社 | ドライブプレート |
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2005
- 2005-12-21 JP JP2005368167A patent/JP2007170255A/ja active Pending
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