JP2000110581A - エンジンの組み立て方法およびその装置 - Google Patents

エンジンの組み立て方法およびその装置

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JP2000110581A
JP2000110581A JP10277507A JP27750798A JP2000110581A JP 2000110581 A JP2000110581 A JP 2000110581A JP 10277507 A JP10277507 A JP 10277507A JP 27750798 A JP27750798 A JP 27750798A JP 2000110581 A JP2000110581 A JP 2000110581A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クランクシャフトおよびカムシャフトに対して
キー溝を加工することなくスプロケットを固定して、チ
ェーンを介した各シャフト間での回転位相位置関係を精
度のよいものとする。 【解決手段】クランクシャフト2が、シリンダブロック
1Aに対して、治具41、51を利用して所定の回転位
相位置関係でもって回転不能に仮固定される。カムシャ
フト3、4が、シリンダヘッド1Aに対して、治具61
を利用して所定の回転位相位置関係でもって回転不能に
仮固定される。各シャフト2〜4に対して、スプロケッ
ト11〜13をそれぞれ回転自在に嵌合、保持させた状
態でもって、各スプロケット11〜13間にチェーン1
4が巻回される。チェーン巻回作業後に、固定ボルト2
5によって、各シャフト2〜4に対して、各スプロケッ
ト11〜13が、軸方向から締めつけ固定される。この
後、治具41、51、61が取り外される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンの組み立て
方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】往復動式のエンジンにおいては、クラン
クシャフトと吸・排気弁駆動用のカムシャフトとが、所
定の回転位相位置関係を維持した状態で、チェーン、タ
イミングベルト等の連動用巻掛け部材を介して連動され
る。このような連動関係を得るために、クランクシャフ
トにはスプロケットあるいはプーリのような第1連動用
回転部材が回転不能に固定されると共に、カムシャフト
に対してもスプロケットあるいはプーリのような第2連
動用回転部材が回転不能に固定される。そして、この各
連動用回転部材間に、上述の連動用巻掛け部材が巻回さ
れることになる。
【0003】クランクシャフトやカムシャフトに対する
連動用回転部材の固定は、一般にキーを利用して行わ
れ、このためクランクシャフト、カムシャフトにはキー
溝が別途形成されることになる。クランクシャフトと第
1連動用回転部材との回転位相関係、カムシャフトと第
2連動用回転部材との回転位相関係は、キー(キー溝)
位置によって一律に決定されることになる。したがっ
て、第1と第2との各連動用回転部材間に連動用巻掛け
部材を巻回する際には、クランクシャフトとカムシャフ
トとをそれぞれエンジン本体に対して自由に回転できる
状態として、クランクシャフト(第1連動用回転部材)
に対して、カムシャフト(第2連動用回転部材)が所定
の回転位相関係となるように維持しつつ行っていた(特
開昭63−219824号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、連動用
回転部材の取付けのために、クランクシャフトやカムシ
ャフトに別途キー溝を加工することは、コスト等の観点
から好ましくないものとなる。また、キー溝の加工精度
のバラツキにより、回転位相位置関係を精度よく設定す
る上で限界がある。さらに、連動用巻掛け部材を巻回す
るときに、エンジン本体に対して自由に回転できるクラ
ンクシャフトとカムシャフトとの所定回転位相関係を満
足させつつ行うので、巻回作業も面倒なものとなる。
【0005】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、クランクシャフトやカムシャ
フトに対して連動用回転部材固定用のキー溝を別途加工
することが不用であり、しかも連動用巻掛け部材の巻回
作業も容易に行えるようにしたエンジンの組み立て方法
およびその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明方法にあっては次のような解決手法を採択し
てある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に
記載のように、クランクシャフトとカムシャフトとを、
該クランクシャフトに取付けた第1連動用回転部材、該
カムシャフトに取付けられた第2連動用回転部材および
該各連動用回転部材間に巻回された連動用巻掛け部材を
介して連動させるようにしたエンジンの組み立て方法に
おいて、前記クランクシャフトとカムシャフトとをそれ
ぞれ、エンジン本体に対して所定の回転位相位置でもっ
て回転不能に仮固定する第1ステップと、前記第1ステ
ップ後に、クランクシャフトに回転自在として前記第1
連動用回転部材を保持させる共に前記カムシャフトに回
転自在として前記第2連動用回転部材を保持させた状態
で、該各連動用回転部材間に前記連動用巻掛け部材を巻
回する第2ステップと、前記第2ステップ後に、前記第
1連動用回転部材を前記クランクシャフトに回転不能に
固定すると共に、前記第2連動用回転部材を前記カムシ
ャフトに回転不能に固定する第3ステップと、前記第3
ステップ後に、前記仮固定を解除して該クランクシャフ
ト、カムシャフトがそれぞれ前記エンジン本体に対して
回転可能な状態とする第4ステップと、を備えているよ
うにしてある。上記解決手法を前提とした好ましい態様
は、特許請求の範囲における請求項2〜請求項6に記載
のとおりである。
【0007】前記目的を達成するため、本発明装置にあ
っては次のような解決手法を採択してある。すなわち、
特許請求の範囲における請求項7に記載のように、クラ
ンクシャフトとカムシャフトとを、該クランクシャフト
に取付けた第1連動用回転部材、該カムシャフトに取付
けられた第2連動用回転部材および該各連動用回転部材
間に巻回された連動用巻掛け部材を介して連動させるよ
うにしたエンジンの組み立て装置において、前記クラン
クシャフトを、所定の回転位相位置でもってエンジン本
体に仮固定するための第1治具と、前記カムシャフト
を、所定の回転位相位置でもってエンジン本体に仮固定
するための第2治具と、前記クランクシャフトに対して
前記第1連動用回転部材が回転自在に保持された状態に
おいて、該クランクシャフトの軸方向から該クランクシ
ャフトに対して該第1連動用回転部材を締めつけ固定す
る第1固定具と、前記カムシャフトに対して前記第2連
動用回転部材が回転自在に保持された状態において、該
カムシャフトの軸方向から該カムシャフトに対して該第
2連動用回転部材を締めつけ固定する第2固定具と、を
備えたものとしてある。
【0008】
【発明の効果】請求項1によれば、クランクシャフトや
カムシャフトに対してキー溝を別途加工することが不用
になり(したがって別途キーを装備する必要もなくな
り)、安価に組み立てることができると共に、キー溝の
加工精度のバラツキに起因する各シャフト間での回転位
相位置関係の狂いを抑制することができる。また、連動
用巻掛け部材の巻回作業を、クランクシャフトやカムシ
ャフトの回転位相関係について特別に配慮することな
く、各連動用回転部材を自由に回転させつつ行うことが
でき、巻回作業が容易となる。
【0009】請求項2によれば、連動用回転部材固定用
の固定具を、他の回転部材固定用として兼用することが
できる。請求項3によれば、他の回転部材にクランク角
センサプレ−トが一体に設けられている場合でも、クラ
ンク角センサプレ−トのクランクシャフトに対する回転
位相位置関係を所定のものとして確保しつつ、他の回転
部材をクランクシャフトに固定することができる。
【0010】請求項4によれば、クランクシャフトの軸
方向において第1連動用回転部材と他の回転部材との間
にエンジンカバー部材が位置する場合に、好適なものと
なる。請求項5によれば、他の回転部材の強度的に優れ
たスポーク部を利用して、固定具による固定を行うとき
の反力受けとすることができる。請求項6によれば、固
定具を、クランクシャフトに螺合される1本の固定ボル
トとして簡単なものとすることができる。
【0011】請求項7によれば、請求項1に対応した効
果を得ることのできる組み立て装置が提供される。勿
論、治具は、繰り返し利用できるので、治具を必要とす
ることに伴うコストアップを考慮しても、エンジン毎に
キー溝を加工したりキーを装備する場合に比して全体と
して安価なものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1において、1はエンジン本体
であり、基本的にシリンダブロック1Aとシリンダヘッ
ド1Bとにより構成されている。シリンダブロック1A
には、クランクシャフト2が回転自在に保持され、シリ
ンダヘッド1Bには2本のカムシャフト3、4が回転自
在に保持される。なお、実施形態では、DOHC式とさ
れている関係上、カムシャフトが吸気弁用のカムシャフ
ト3と排気弁用のカムシャフト4との2本とされている
が、SOHC式の場合は、カムシャフトは1本のみとさ
れる。クランクシャフト2とカムシャフト3、4とは、
各連動用回転部材11〜13および連動用巻掛け部材1
4によって、互いに所定の回転位相関係を満足した状態
でもって連動される。
【0013】図1は、最終的に上記連動関係を得るため
の組み立て途中での状態が示されており、以下この最終
的な連動関係を得るための各連動用回転部材11〜13
と連動用巻掛け部材14との組み立て方法について説明
する。まず、クランクシャフト2が、後述する治具を利
用して、エンジン本体1に対して所定の回転位相位置
(例えば特定の気筒が吸気上死点となる回転位相位置)
でもって回転不能に仮固定される。また、各カムシャフ
ト3、4が、後述する治具を利用して、上記クランクシ
ャフトの回転位相位置に対応した回転位相位置でもっ
て、エンジン本体1に対して回転不能に仮固定される
(第1ステップ)。なお、図1において、各シャフト2
〜4のうち、実線で示すものは小径部であり、破線で示
すものは大径部であり、連動用回転部材11〜13は、
上記小径部と大径部との段部に着座された状態で嵌合、
保持される。
【0014】次に、クランクシャフト2に第1連動用回
転部材11が回転自在に嵌合、保持される。同様に、カ
ムシャフト3に第2連動用回転部材12が回転可能に嵌
合、保持され、カムシャフト4に第2連動用回転部材1
3が回転可能に嵌合、保持される。上述のように、各連
動用回転部材11〜13がそれぞれ回転自在とされた状
態で、連動用巻掛け部材14が、各連動用回転部材11
〜13間に巻回される(第2ステップで、図1はこの状
態が示される)。このとき、各連動用回転部材11〜1
3は自由に回転できるので、連動用巻掛け部材14の巻
回作業が容易に行われる。勿論、各シャフト2〜4はそ
れぞれエンジン本体1に対して所定の回転位相関係を保
持した状態に仮固定されているので、巻回作業のときに
この回転位相関係が狂ってしまうことがない。特に、巻
回作業中において、各連動用回転部材11〜13はその
回転位置が微調整可能なので、巻回完了後の状態では、
各シャフト2〜4のエンジン本体1に対する仮固定を解
除しても、その回転位相位置関係が極めて精度のよいも
のとなる。
【0015】連動用回転部材14の巻回作業が終了した
時点で、後述するように、各シャフト2〜4の軸方向か
ら締めつけ固定される固定具としての固定ボルトによっ
て、各連動用回転部材11〜13が対応するシャフト2
〜4に対して回転不能に固定される(第3ステップ)。
この固定が終了した後に、前述した仮固定が全て解除さ
れる(第4ステップ)。
【0016】ここで、図2を参照しつつ、クランクシャ
フト2に対する第1連動用回転部材11の取付関係、取
付順に着目して詳述する。まず、クランクシャフト2の
うち、その先端部は小径部2aとされて、大径部2bと
の間に段差部2cが形成される。第1連動用回転部材1
1は、実施形態ではスプロケットとされており(連動用
巻掛け部材14がチェーンとされている)、上記小径部
2aに嵌合される。このとき、第1連動用回転部材11
と段部2cとの間において、小径部2aには補機類駆動
用の回転部材21とスペーサ22が嵌合されて、この回
転部材21とスペーサ22を介して、第1連動用回転部
材11が所定以上奥深く嵌合されるのが段部2cによっ
て規制される。そして、第1連動用回転部材11は、回
転部材21、スペーサ22と共に小径部2aに回転自在
に嵌合、保持された状態で、連動用巻掛け部材14の巻
回作業が行われる。なお、巻回作業の邪魔とならないよ
うに、第1連動用回転部材11よりも小径部2aの先端
側には、他の部材が嵌合されない状態でもって巻回作業
が行われる。
【0017】連動用巻掛け部材14の巻回作業が終了し
た後に、エンジンカバー部材23がエンジン本体1にね
じ固定されて、第1連動用巻掛け部材11の前方側(小
径部2aの先端側)が覆われる。この後、小径部2a
に、他の回転部材24が嵌合、保持される。クランクシ
ャフト1には、その軸方向に伸びて、小径部2aの先端
面に開口するねじ孔1dがあらかじめ形成されている。
このねじ孔1dに、固定具としての固定ボルト25が螺
合されて、小径部2aにそれぞれ回転自在に嵌合されて
いた各種部材11、21、22、24が共締めされて、
小径部2aつまりクランクシャフト2に対して回転不能
として強固に固定される。つまり、各部材11、21、
22、24は、固定ボルト25の頭部(フランジ部)2
5aと段部2cとの間に強く挟持された状態でもって固
定されることになる(摩擦固定)。
【0018】カムシャフト3、4に対する第2連動用回
転部材12、13の回転自在な嵌合、保持や固定も、ク
ランクシャフト2における場合と同様にして行われる。
ただし、カムシャフト3、4の場合は、固定ボルト25
に相当するボルトによる固定が、実施形態では第2連動
用回転部材12、13のみとされる(他の回転部材との
共締めは行われない)。
【0019】再び図2において、前述した他の回転部材
24には、クランク角センサプレ−ト31があらかじめ
一体化されている(一体成形、あるいは別体に形成した
ものを後にねじ等により一体化)。このクランク角セン
サプレ−トは、クランクシャフト2に対して、所定の回
転位相関係を満足する必要がある。このため、固定ボル
ト25による締めつけ固定が行われる前の段階におい
て、回転部材24のスポーク部24aにあらかじめ形成
された位置決め孔32を、エンジンカバー部材23にあ
らかじめ形成されている位置決め孔33に整合させた状
態で、両孔32と33とに跨がって位置決めピン34が
挿入され、この状態でもって固定ボルト25による締め
つけ固定が行われ、固定後に位置決めピン34が抜き取
られる。
【0020】固定ボルト25による固定は、相当に強い
締めつけトルクでもって行われることになる。このた
め、回転部材24のスポーク部24a間に形成されてい
る開口に、上記締めつけトルクの反力を受ける反力受け
部材が挿入された状態でもって、固定ボルト25の締め
つけが行われる。なお、回転部材24は、例えば鋳造に
よって強固に形成されていて、その回転中心部となるボ
ス部24bと、回転外周部分となるリム部24cとが、
周方向に間隔をあけて形成された複数のスポーク部24
aによって連結された構造となっており、この複数のス
ポーク部24a間の開口が、前記反力受け部材の挿入空
間として利用される。
【0021】次に、クランクシャフト2を所定の回転位
相位置でもってシリンダブロック1aに仮固定するため
の治具の一例について説明するが、実施形態では、クラ
ンクシャフト2の前後両端部に作用する2種類の治具を
用いるようにしてある。すなわち、図3は、クランクシ
ャフト2の前端部側に作用する前治具41を示し、シリ
ンダブロック1Aの側壁に形成された取付孔42に挿入
されて、クランクシャフト2に形成されているウエイト
部43に当接される。この当接状態において、クランク
シャフト2は、特定の気筒が例えば吸気上死点とされる
所定回転位相位置に対応している。
【0022】図4、図5は、クランクシャフト2の後端
部(連動用回転部材11の取付端部とは反対側の端部)
に作用する後治具51が示される。この後治具51は、
クランクシャフト2に形成されているフライホイールの
取付孔に整合される取付孔52を有し、この取付孔52
に挿通される取付ボルトをクランクシャフト2のフライ
ホイール取付孔(ねじ孔)に螺合することにより、クラ
ンクシャフト2に固定される。また、後治具51は、上
記取付孔52とは離れた位置において、別の取付孔53
を有し、この取付孔53に挿通される取付ボルトをシリ
ンダブロック1Aに形成されている取付孔(ねじ孔)に
螺合することにより、シリンダブロック1Aに固定され
る。この後治具51による固定(仮固定)によって、ク
ランクシャフト2は、前記所定の回転位相位置でもって
回転しないように、シリンダブロック1Aに強固に仮固
定されることになる。
【0023】図6〜図7は、カムシャフト3、4をシリ
ンダヘッド1Bに仮固定するための治具61を示し、2
本のカムシャフト3、4に対する共通とされている。す
なわち、治具61は、取付孔62を有して、この取付孔
62に挿通される取付ボルトを利用して、第2連動用回
転部材12、13とは反対側の端部においてシリンダヘ
ッド1Bに対して固定(仮固定)される。また、治具6
1は、細長く伸びる係止片部63を有し、この係止片部
63が、カムシャフト3、4の端面に形成されてその径
方向に伸びる係合溝64、65にがたつきなく挿入され
る。これにより、2本のカムシャフト3、4は、治具6
1によって、シリンダヘッド1Bに対して回転しないよ
うに仮固定されることになる。
【0024】以上実施形態について説明したが、各シャ
フト2〜4を仮固定するための治具は適宜の構造のもの
とすることができ、また各カムシャフト3、4ごとに独
立した治具でもってその仮固定を行うようにすることも
できる。勿論、連動用回転部材2〜3は、連動用巻掛け
部材14がタイミングベルトの場合には歯付きプーリと
される。本発明の目的は、明記されたものに限らず、実
質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提
供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による組み立て方法での組み立て途中を
示す正面図。
【図2】本発明による組み立て方法で組み立てられた状
態をクランクシャフト部分について示す側面断面図。
【図3】クランクシャフトを仮固定する前治具の一例を
示す図。
【図4】クランクシャフトを仮固定する後治具の一例を
示す正面図。
【図5】図4の側面図。
【図6】カムシャフトを仮固定する治具の一例を示す正
面図。
【図7】図6の上面図。
【図8】図6の側面図。
【図9】カムシャフトに形成された治具に対する係合部
分の形状を示す図。
【符号の説明】
1:エンジン本体 1A:シリンダブロック 1B:シリンダヘッド 2:クランクシャフト 2d:ねじ孔(固定ボルト用) 3、4:カムシャフト 11:第1連動用回転部材 12、13:第2連動用回転部材 14:連動用巻掛け部材 23:エンジンカバー部材 24:他の回転部材 24a:スポーク部 25:固定ボルト 31:クランク角センサプレ−ト 32、33:位置決め孔 34:位置決めピン 41:クランクシャフト用の前治具 51:クランクシャフト用の後治具 61:カムシャフト用の治具 63:係止片部 64:係合溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクシャフトとカムシャフトとを、該
    クランクシャフトに取付けた第1連動用回転部材、該カ
    ムシャフトに取付けられた第2連動用回転部材および該
    各連動用回転部材間に巻回された連動用巻掛け部材を介
    して連動させるようにしたエンジンの組み立て方法にお
    いて、 前記クランクシャフトとカムシャフトとをそれぞれ、エ
    ンジン本体に対して所定の回転位相位置でもって回転不
    能に仮固定する第1ステップと、 前記第1ステップ後に、クランクシャフトに回転自在と
    して前記第1連動用回転部材を保持させる共に前記カム
    シャフトに回転自在として前記第2連動用回転部材を保
    持させた状態で、該各連動用回転部材間に前記連動用巻
    掛け部材を巻回する第2ステップと、 前記第2ステップ後に、前記第1連動用回転部材を前記
    クランクシャフトに回転不能に固定すると共に、前記第
    2連動用回転部材を前記カムシャフトに回転不能に固定
    する第3ステップと、 前記第3ステップ後に、前記仮固定を解除して該クラン
    クシャフト、カムシャフトがそれぞれ前記エンジン本体
    に対して回転可能な状態とする第4ステップと、を備え
    ていることを特徴とするエンジンの組み立て方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第3ステップにおいて、第1連動用回転部材が、固
    定具によって、クランクシャフトに回転不能に固定され
    るべき他の回転部材と共に該クランクシャフトに締めつ
    け固定される、ことを特徴とするエンジンの組み立て方
    法。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記他の回転部材にクランク角センサプレ−トが一体に
    設けられており、 前記第3ステップにおいて、前記他の回転部材を所定の
    回転位相位置関係となるようにエンジン本体に対して位
    置決めした状態でもって、前記固定具による締めつけ固
    定が行われる、ことを特徴とするエンジンの組み立て方
    法。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記他の回転部材が、前記第1連動用回転部材側に位置
    されるエンジンカバー部材に対して位置決めされる、こ
    とを特徴とするエンジンの組み立て方法。
  5. 【請求項5】請求項2ないし請求項4のいずれか1項に
    おいて、 前記第3ステップにおいて、前記他の回転部材に形成さ
    れているスポーク部間の開口部分に反力受け部材を係合
    させた状態で、前記締めつけ固定が行われる、ことを特
    徴とするエンジンの組み立て方法。
  6. 【請求項6】請求項2ないし請求項5のいずれか1項に
    おいて、 前記クランクシャフトに、その軸方向に伸ばして形成さ
    れると共に該クランクシャフトの端面に開口された固定
    用ねじ孔が形成され、 前記固定具が、前記ねじ孔に螺合される固定ボルトとさ
    れている、ことを特徴とするエンジンの組み立て方法。
  7. 【請求項7】クランクシャフトとカムシャフトとを、該
    クランクシャフトに取付けた第1連動用回転部材、該カ
    ムシャフトに取付けられた第2連動用回転部材および該
    各連動用回転部材間に巻回された連動用巻掛け部材を介
    して連動させるようにしたエンジンの組み立て装置にお
    いて、 前記クランクシャフトを、所定の回転位相位置でもって
    エンジン本体に仮固定するための第1治具と、 前記カムシャフトを、所定の回転位相位置でもってエン
    ジン本体に仮固定するための第2治具と、 前記クランクシャフトに対して前記第1連動用回転部材
    が回転自在に保持された状態において、該クランクシャ
    フトの軸方向から該クランクシャフトに対して該第1連
    動用回転部材を締めつけ固定する第1固定具と、 前記カムシャフトに対して前記第2連動用回転部材が回
    転自在に保持された状態において、該カムシャフトの軸
    方向から該カムシャフトに対して該第2連動用回転部材
    を締めつけ固定する第2固定具と、を備えていることを
    特徴とするエンジンの組み立て装置。
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