JP2000216264A - Cmos論理回路素子、半導体装置とその製造方法およびその製造方法において用いる半導体回路設計方法 - Google Patents

Cmos論理回路素子、半導体装置とその製造方法およびその製造方法において用いる半導体回路設計方法

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JP2000216264A
JP2000216264A JP11014070A JP1407099A JP2000216264A JP 2000216264 A JP2000216264 A JP 2000216264A JP 11014070 A JP11014070 A JP 11014070A JP 1407099 A JP1407099 A JP 1407099A JP 2000216264 A JP2000216264 A JP 2000216264A
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Hiroyuki Amishiro
啓之 網城
Motoshige Igarashi
元繁 五十嵐
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細化した場合にも、高速動作化、低消費電
力化が可能であり、優れた電気的特性を有する配線構造
を備えた半導体装置およびその製造方法ならびにその製
造方法において用いる半導体回路設計方法を提供する。 【解決手段】 半導体装置では、導電領域3aは半導体
基板1の主表面上に形成されている。第1の配線層10
aは、導電領域3aに電気的に接続され、相対的に短い
配線長を有し、相対的に高い電気抵抗を有する材料を含
む。第1の絶縁体11は、第1の配線層10aを囲むよ
うに形成され、相対的に低い誘電率を有する。第2の配
線層28aは、半導体基板1の主表面上に形成され、第
1の配線層10aに含まれる材料よりも低い電気抵抗を
有する材料を含み、第1の配線層10aよりも配線長が
長い。第2の絶縁体24、25、29は、第2の配線層
28aを囲むように形成され、第1の絶縁体11よりも
高い誘電率を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CMOS論理回
路素子、半導体装置とその製造方法およびその製造方法
において用いる半導体回路設計方法に関し、より特定的
には、微細化した場合にも、高速動作化、低消費電力化
を図り、また、電気的特性の劣化を防止することが可能
なCMOS論理回路素子、半導体装置とその製造方法お
よびその製造方法において用いる半導体回路設計方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、CMOS論理回路素子やDRAM
(Dynamic Random Access Memory)などに代表される半
導体装置においては、微細化、高速化、低消費電力化と
いった要求がますます強くなってきている。このような
要求に応えるため、トランジスタ性能の向上、配線層で
の寄生容量の低減、配線抵抗の低減などの手法が用いら
れている。
【0003】図19は、従来の半導体装置の多層配線構
造を示す断面模式図である。図19を参照して、従来の
半導体装置では、第1の層間絶縁膜146a上にアルミ
ニウムからなる第1の配線145aが形成されている。
第1の配線145a上には第2の層間絶縁膜146bを
介してアルミニウムからなる第2の配線145b〜14
5dが形成されている。第2の配線145b〜145d
上には、第2の層間絶縁膜146bを介して第3の配線
145eが形成されている。第3の配線145e上には
第3の層間絶縁膜146cが形成されている。ここで、
第1および第3の配線145a、145eの延びる方向
とほぼ垂直な方向に延びるように、第2の配線145b
〜145dは形成されている。
【0004】図19を参照して、半導体装置の微細化が
進むに従い、配線間の間隔Sは小さくなってきている。
そして、この配線間の間隔Sが小さくなるのに従って、
配線145cについての全寄生容量Ctot(以下全容
量という)は大きくなっていく。ここで、全容量Cto
tは、図19に示すように、水平方向に隣接する配線1
45b、145dとの間に形成される寄生容量Ccと、
配線145eと配線145cとの間に形成される寄生容
量Ctopと、配線145aと配線145cとの間に形
成される寄生容量Cbotとの合計で表わされる。そし
て、配線間の距離Sが小さくなってくると、全容量Ct
otにおける寄生容量Ccの割合が約80%程度と大変
大きくなってくる。
【0005】そこで、従来、水平方向における配線間の
寄生容量Ccを低減するため、誘電率の比較的低いフッ
素を添加したシリコン酸化膜(SiOF)などの絶縁体
を隣接する配線間に配置して、水平方向の寄生容量Cc
を低減することが提案されている。
【0006】しかし、このSiOFのような誘電率の低
い絶縁体は、従来用いられていたシリコン酸化膜と比較
して、リーク電流量が大きく、また、配線145a〜1
45eを構成するアルミニウムなどの材料と反応性が高
いなどの問題がある。このため、従来、図20に示すよ
うな半導体装置の多層配線構造が提案されている。
【0007】図20は、従来の半導体装置の多層配線構
造のもう1つの例を示す断面模式図である。図20を参
照して、半導体装置は、基本的には図19に示した半導
体装置と同様の構造を備える。しかし、図20に示した
半導体装置においては、第2の配線145b〜145d
の表面を従来のシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜14
6bの一部である層間絶縁膜部分157a〜157cに
より被覆している。そして、配線145b〜145dの
間に位置するように、層間絶縁膜146bを構成するシ
リコン酸化膜よりも誘電率の低いSiOFなどの低誘電
率の絶縁体156a〜156dを配置している。そし
て、第2の層間絶縁膜146bと低誘電率の絶縁体15
6a〜156dとの上にはシリコン酸化膜からなる層間
絶縁膜146dが形成されている。
【0008】このように、配線145b〜145dの間
に低誘電率の絶縁体156a〜156dを配置している
ので、配線145cについての水平方向の寄生容量Cc
を効果的に低減することができる。また、配線145b
〜145dと低誘電率の絶縁体156a〜156dとの
間には、シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜部分157
a〜157cが形成されているので、配線145b〜1
45dと低誘電率の絶縁体156a〜156dとが直接
接触することを防止できる。このため、配線145b〜
145dと低誘電率の絶縁体156a〜156dとが反
応することを防止できる。この結果、配線145b〜1
45dの電気的特性が変動することに起因して、半導体
装置の電気的特性が劣化することを防止できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、配線につ
いての寄生容量を低減させながら、半導体装置の微細化
は進められているが、一方で、配線の断面積自体も半導
体装置の微細化に伴ってますます小さくなってきてい
る。そして、配線の断面積が小さくなるに従って、配線
抵抗の増大が半導体装置の動作速度の低下といった電気
的特性の劣化の原因となり、大きな問題となってきてい
る。このため、従来配線の材料として用いられていたア
ルミニウムに代えて、アルミニウムよりもより抵抗の低
い銅を配線材料として用いることが検討されてきてい
る。配線材料として銅を用いれば、アルミニウムを用い
た配線と同じ断面積の配線においても、その配線の抵抗
をより低下させることができる。この結果、半導体装置
の高速動作化、低消費電力化などを実現できる。
【0010】しかし、銅を用いた配線を形成する際に一
般的に用いられるダマシン法では、そのプロセスにおい
てシリコン窒化膜などをエッチングストッパとして用い
る。そして、このシリコン窒化膜は、銅を用いた配線が
形成された後も層間絶縁膜中に残存する。ここで、この
シリコン窒化膜は、従来層間絶縁膜として用いられてい
たシリコン酸化膜などよりも誘電率が高い。このため、
配線についての寄生容量という観点からみた場合には、
銅を用いた配線を形成することにより、かえって全容量
Ctotが従来よりも大きくなってしまう場合がある。
この結果、従来のアルミニウム配線を、銅を用いた配線
に単純に置換えるだけでは、半導体装置の高速動作化、
低消費電力化などを図り、優れた電気的特性を有する半
導体装置を得ることは困難であるという問題を発明者ら
は発見した。
【0011】また、銅を用いた配線では、銅の層間絶縁
膜中への拡散を防止するために、その配線の表面にバリ
アメタル層が形成される。ここで、バリアメタル層の膜
厚については、その機能を維持するための最小膜厚が存
在する。そして、一般にバリアメタル層を構成する材料
は、銅よりも電気抵抗が高い。このため、半導体装置が
微細化されるのにしたがい、配線の断面積に対するバリ
アメタル層の割合が大きくなってくるので、配線抵抗に
対するバリアメタル層の影響が無視できなくなってきて
いる。そのため、このバリアメタル層の膜厚のばらつき
などにより、配線抵抗が設計値の範囲から外れる場合が
ある。この結果、半導体装置の電気的特性が劣化すると
いう問題が発生することも発明者らは発見した。
【0012】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の1つの目的は、
微細化した場合にも、高速動作化、低消費電力化を図る
ことが可能であり、優れた電気的特性を有する配線構造
を備えた半導体装置を提供することである。
【0013】この発明のもう1つの目的は、微細化した
場合にも、高速動作化、低消費電力化を図ることが可能
であり、優れた電気的特性を有する配線構造を備えたC
MOS論理回路素子を提供することである。
【0014】この発明の他の目的は、微細化した場合に
も、高速動作化、低消費電力化を図ることが可能であ
り、優れた電気的特性を有する配線構造を備えた半導体
装置の製造方法を提供することである。
【0015】この発明の別の目的は、微細化した場合に
も、高速動作化、低消費電力化を図ることが可能であ
り、優れた電気的特性を有する配線構造を備えた半導体
装置の製造方法において用いる半導体回路設計方法を提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の一の局面にお
ける半導体装置は、半導体基板と、導電領域と、第1の
配線層と、第1の絶縁体と、第2の配線層と、第2の絶
縁体とを備える。半導体基板は主表面を有する。導電領
域は、半導体基板の主表面上に形成されている。第1の
配線層は、導電領域に電気的に接続され、相対的に短い
配線長を有し、相対的に高い電気抵抗を有する材料を含
む。第1の絶縁体は、第1の配線層を囲むように形成さ
れ、相対的に低い誘電率を有する。第2の配線層は、半
導体基板の主表面上に形成され、第1の配線層に含まれ
る材料よりも低い電気抵抗を有する材料を含み、第1の
配線層よりも配線長が長い。第2の絶縁体は、第2の配
線層を囲むように形成され、第1の絶縁体よりも高い誘
電率を有する(請求項1)。
【0017】ここで、回路ブロック内の短距離配線など
のように相対的に短い配線長を有する第1の配線層にお
いては、回路素子の高集積化にともない、配線間の距離
をできるだけ小さくする必要がある。そして、このよう
に配線間の距離を小さくした場合には、配線間の寄生容
量を低減することが、半導体装置の高速動作化に特に有
効である。
【0018】そして、この発明の一の局面における半導
体装置では、相対的に短い配線長を有する第1の配線層
を囲むように、相対的に低い誘電率を有する第1の絶縁
体を形成しているので、第1の配線層についての配線間
の寄生容量を、第2の配線層についての配線間の寄生容
量よりも小さくすることができる。この結果、有効に半
導体装置の高速化を図ることができる。このため、優れ
た電気的特性を有する配線構造を備えた半導体装置を得
ることができる。
【0019】また、第1の配線層よりも配線長の長い第
2の配線層は、第1の配線層に含まれる材料よりも低い
電気抵抗を有する材料を含んでいるので、第2の配線層
の配線抵抗を第1の配線層の配線抵抗よりも低くするこ
とができる。ここで、回路ブロック間の配線などの長距
離配線などに対応する第2の配線層においては、配線抵
抗を低減することが、半導体装置の高速動作化により有
効である。このため、この発明の一の局面における半導
体装置では、より高速動作化を図ることが可能となる。
【0020】また、配線抵抗を低減することにより、半
導体装置の低消費電力化を実現することが可能となる。
この結果、優れた電気的特性を有する配線構造を備えた
半導体装置を得ることができる。
【0021】上記一の局面における半導体装置では、第
2の配線層と第1の配線層とが、半導体基板の主表面上
の異なる層に形成されていてもよい(請求項2)。
【0022】この場合、配線長のそれぞれ異なる第1の
配線層と第2の配線層とを異なる層において形成するの
で、それぞれ配線長の異なる第1および第2の配線層が
一つの層に形成される場合と比較して、半導体装置にお
ける配線構造を簡素化することができる。
【0023】また、このように異なる層に第1および第
2の配線層を形成すれば、第1および第2の絶縁体をそ
れぞれ異なる材料を用いて形成する場合にも、一つの層
における絶縁体を同一の材料により形成することができ
る。このため、従来の絶縁体の形成工程と同様の工程を
用いて第1および第2の絶縁体を形成することができ
る。そのため、半導体装置の製造工程が複雑化すること
を防止できる。この結果、半導体装置の製造工程数が増
加することを防止でき、半導体装置の製造コストが増大
することを防止できる。
【0024】上記一の局面における半導体装置では、第
2の配線層は、第1の配線層が形成された層よりも上に
位置する層に形成されていてもよい(請求項3)。
【0025】この場合、回路ブロック内の配線などに対
応する、相対的に短い配線長を有する第1の配線層が、
より半導体基板上の素子に近い領域に形成されることに
なる。一方、回路ブロック間を接続するための長距離配
線などに対応する第2の配線層が第1の配線層よりも上
層に形成されるので、第1の配線層の配置に大きく影響
されることなく、第2の配線層の配線経路を最短化する
ことが可能となる。このため、第1の配線層が第2の配
線層よりも上層に形成される場合よりも、トータルの配
線長を削減することができる。この結果、より半導体装
置の高速化、低消費電力化を図ることができる。
【0026】上記一の局面における半導体装置では、第
2の絶縁体が、第2の配線層の上方および下方に位置し
ていてもよい(請求項4)。
【0027】上記一の局面における半導体装置では、第
1の配線層がアルミニウムを含んでいてもよく、第2の
配線層が銅を含んでいてもよい(請求項5)。
【0028】ここで、銅は電気抵抗が従来の配線材料で
あるアルミニウムよりも低く、かつ、エレクトロマイグ
レーション寿命も長い。また、材料コストも安価であ
り、配線材料として特に優れている。そして、このよう
に第2の配線層が銅を含んでいるので、半導体装置の高
速動作化、低消費電力化を確実に図ることができる。
【0029】また、第1の配線層がアルミニウムを含ん
でいるので、第1の配線層を形成する場合にも、従来の
アルミニウム配線を形成するための製造装置やプロセス
をそのまま適用することができる。そのため、本発明に
よる半導体装置をより容易に製造することが可能とな
る。
【0030】上記一の局面における半導体装置では、第
2の絶縁体がシリコン窒化膜を含んでいてもよい(請求
項6)。
【0031】この場合、シリコン窒化膜は、銅を含む第
2の配線層を形成する際のダマシン法におけるエッチン
グストッパとして用いることができる。このため、銅を
含む第2の配線層を容易に形成することができる。
【0032】上記一の局面における半導体装置では、第
1の絶縁体がシリコン酸化膜を含んでいてもよい(請求
項7)。
【0033】上記一の局面における半導体装置では、第
2の配線層の横断面積が、第1の配線層の横断面積以上
であってもよい(請求項8)。
【0034】この場合、回路ブロック間の接続配線など
の長距離配線に対応する第2の配線層において、横断面
積を第1の配線層の横断面積よりも大きくすることによ
り、第2の配線層の配線抵抗をより低減することができ
る。この結果、半導体装置の高速動作化、低消費電力化
を確実に図ることができる。
【0035】上記一の局面における半導体装置では、第
1の配線層が第3および第4の配線層を含んでいてもよ
く、第2の配線層は第5および第6の配線層を含んでい
てもよい。第5および第6の配線層の間の距離は、第3
および第4の配線層の間の距離以上であってもよい(請
求項9)。
【0036】この場合、回路ブロック間の接続配線など
の長距離配線に対応する第2の配線層において、配線間
の距離を第1の配線層よりも大きくすることができるの
で、第2の配線層における配線間の寄生容量を確実に低
減することができる。この結果、半導体装置の高速動作
化を図ることができる。
【0037】上記一の局面における半導体装置では、第
2の配線層が、一方側面と、一方側面と逆側に位置する
他方側面とを有していてもよく、一方側面と他方側面と
の上にはバリアメタル層が形成されていてもよい。一方
側面にほぼ垂直な方向における、第2の配線層の設定線
幅をW、一方側面と他方側面との上に形成されたバリア
メタル層の合計膜厚をBM、バリアメタル層の必要最小
膜厚をBMmin、および設定線幅WがΔWだけ小さく
なった際の第2の配線層の抵抗の許容上昇率をKとした
場合に、BMmin/W≦BM/W≦1−(K/(K−
1))×ΔW/Wという関係を満足するようにバリアメ
タル層の合計膜厚BMが選ばれていてもよい(請求項1
0)。
【0038】ここで、一般に、断面積Sが一様な等質導
線の長さlの部分の配線抵抗Rは、下記のように数式
(1)として表される。ここで、ρは比抵抗を表わす。
【0039】そして、第2の配線層の膜厚をTとした場
合には、第2の配線層の単位長さ当りの抵抗は、下記の
ように数式(2)という式で表わされる。
【0040】そして、第2の配線層の設定線幅WがΔW
だけ小さくなった際の単位長さ当りの抵抗は、下記のよ
うに数式(3)という式で表わされる。
【0041】そして、このように設定線幅WがΔWだけ
小さくなった際の第2の配線層の抵抗の許容上昇率がK
であるので、第2の配線層は、下記のように数式(4)
という関係式を満足する必要がある。この関係式を整理
すると、数式(5)に示したような式になる。
【0042】また、バリアメタル層の最小必要膜厚がB
Mminであるので、バリアメタル層の合計膜厚BM
は、数式(6)という関係も満足する必要がある。
【0043】この結果、数式(7)という関係を満足す
るように、バリアメタル層の合計膜厚BMを決定すれ
ば、バリアメタル層がその機能を発揮し、かつ、第2の
配線層の抵抗の上昇率が、許容上昇率K以下となるよう
にすることが可能となる。
【0044】
【数1】
【0045】上記一の局面における半導体装置では、第
2の配線層は底面を有していてもよく、底面上には底面
バリアメタル層が形成されていてもよい。底面にほぼ垂
直な方向における、第2の配線層の設定膜厚をT、底面
バリアメタル層の膜厚をBMT、底面バリアメタル層の
必要最小膜厚をBMTmin、設定膜厚TがΔTだけ小
さくなった際の第2の配線層の抵抗の許容上昇率をKT
とした場合に、BMTmin/T≦BMT/T≦1−
(KT/(KT−1))×ΔT/Tという関係を満足す
るように底面バリアメタル層の膜厚BMTが選ばれてい
てもよい(請求項11)。
【0046】この場合にも、上記のバリアメタル層の合
計膜厚BMの決定方法と同様に、第2の配線層の設定膜
厚TがΔTだけ小さくなった際に、第2の配線層の抵抗
の上昇率が許容上昇率KT以下となるためには、数式
(8)に示した関係式を満足するように、底面バリアメ
タル層の膜厚BMTが選ばれる必要がある。そして、上
記に示した式を整理すると、数式(9)に示した式とな
る。
【0047】また、底面バリアメタル層の必要最小膜厚
はBMTminであるので、底面バリアメタル層の膜厚
BMTは、数式(10)という関係式をも満足する必要
がある。
【0048】この結果、数式(11)という関係を満足
するように底面バリアメタル層の膜厚BMTを決定すれ
ば、底面バリアメタル層が必要な機能を発揮し、かつ、
第2の配線層の抵抗の上昇率を、許容上昇率KT以下と
することができる。
【0049】
【数2】
【0050】この発明の他の局面における半導体回路設
計方法は、相対的に短い配線長を有する第1の配線層
と、第1の配線層を囲むように形成された第1の絶縁体
と、第1の配線層よりも配線長の長い第2の配線層と、
第2の配線層を囲むように形成された第2の絶縁体とを
備える半導体装置の半導体回路設計方法であって、以下
の工程を備える。ある一定の配線間距離を有し、ある特
定された材料を含む複数の配線層と、複数の配線層のそ
れぞれを囲むように形成され、ある特定された材料を含
む絶縁体とを備える第1の配線構造パターンを準備す
る。配線間距離とほぼ同一の配線間距離を有し、ある特
定された材料を含む複数の配線層と、複数の配線層のそ
れぞれを囲むように形成され、ある特定された材料を含
む絶縁体とを備える第2の配線構造パターンを準備す
る。第1の配線構造パターンにおいて、各配線層につい
て第1の寄生容量を算出する。第2の配線構造パターン
において、各配線層について第2の寄生容量を算出す
る。第1および第2の寄生容量の小さい方の第1または
第2の配線構造パターンにおける配線層の材料を、第1
の配線層に含まれる材料として選択する。第1および第
2の寄生容量の小さい方の第1または第2の配線構造パ
ターンにおける絶縁体の材料を、第1の絶縁体に含まれ
る材料として選択する(請求項12)。
【0051】このため、寄生容量を低減することが半導
体装置の動作速度の向上に効果的である第1の配線層に
ついて、より寄生容量の小さな半導体回路を得ることが
可能となる。この結果、半導体装置の高速動作化を容易
に図ることが可能となる。そのため、優れた電気的特性
を有する配線構造を備える半導体装置を容易に得ること
ができる。
【0052】上記他の局面における半導体回路設計方法
では、以下の工程をさらに備えていてもよい。第1の配
線構造パターンにおいて、各配線層について第1の配線
抵抗を算出する。第2の配線構造パターンにおいて、各
配線層について第2の配線抵抗を算出する。第1の配線
構造パターンにおいて、第1の寄生容量と第1の配線抵
抗とを乗じて第1の評価値を算出する。第2の配線構造
パターンにおいて、第2の寄生容量と第2の配線抵抗と
を乗じて第2の評価値を算出する。第1および第2の評
価値の小さい方の第1または第2の配線構造パターンに
おける配線層の材料を、第2の配線層に含まれる材料と
して選択する。第1および第2の評価値の小さい方の第
1または第2の配線構造パターンにおける絶縁体の材料
を、第2の絶縁体に含まれる材料として選択する(請求
項13)。
【0053】この場合、第2の配線層について、上記評
価値の小さな半導体回路を容易に得ることができる。こ
こで、第2の配線層は、第1の配線層よりも配線長が長
く、回路ブロック間の接続配線などに対応している。そ
して、このように相対的に長い配線長を有する第2の配
線層においては、寄生容量と配線抵抗とを乗じて得た評
価値を小さくすることが、半導体装置の動作速度の向上
および低消費電力化に効果的である。このため、高速動
作化および低消費電力化を図った半導体装置を容易に得
ることができる。
【0054】上記他の局面における半導体回路設計方法
では、第1および第2の配線構造パターンが、配線層の
材料としてアルミニウムを用いた配線構造パターン、配
線層の材料として銅を用いた配線構造パターン、および
配線層の材料として銅を用い、配線層の材料としてアル
ミニウムを用いた配線構造パターンにおける配線層とほ
ぼ同じ配線抵抗となるように配線層の膜厚を決定した配
線構造パターンからなる群より選ばれた1種であっても
よい(請求項14)。
【0055】この場合、配線層の材料としてアルミニウ
ムもしくは銅を用いた半導体回路において、容易に高速
動作化、低消費電力化を実現することができる。
【0056】上記他の局面における半導体回路設計方法
では、配線間距離が、半導体装置の製造工程において用
いられる写真製版加工工程における最小加工寸法とほぼ
同一であってもよい(請求項15)。
【0057】この発明の別の局面における半導体装置の
製造方法では、上記他の局面における半導体回路設計方
法を用いる(請求項16)。
【0058】このため、微細化した場合にも、高速動作
化、低消費電力化を図ることが可能な半導体装置を容易
に得ることができる。
【0059】この発明のもう1つの局面における半導体
装置は、配線層とバリアメタル層とを備える。配線層
は、一方側面と、一方側面と逆側に位置する他方側面と
を有する。バリアメタル層は、一方側面と他方側面との
上に形成されている。一方側面にほぼ垂直な方向におけ
る配線層の設定線幅をW、一方側面と他方側面との上に
形成されたバリアメタル層の合計膜厚をBM、バリアメ
タル層の必要最小膜厚をBMmin、設定線幅WがΔW
だけ小さくなった際の配線層の抵抗の許容上昇率をKと
した場合に、BMmin/W≦BM/W≦1−(K/
(K−1))×ΔW/Wという関係を満足するようにバ
リアメタル層の合計膜厚BMが選ばれる(請求項1
7)。
【0060】このため、上記一の局面における半導体装
置において説明したように、上記の関係を満足するよう
にバリアメタル層の合計膜厚BMを選択しているので、
バリアメタル層の機能を確実に発揮させると同時に、配
線の抵抗の上昇率を許容上昇率K以下とすることができ
る。これにより、配線層の抵抗が許容上昇率K以上に上
昇することを確実に防止できる。この結果、配線層の抵
抗が上昇することに起因する半導体回路の動作速度の低
下といった、電気的特性の劣化を確実に防止することが
できる。
【0061】上記もう1つの局面における半導体装置で
は、配線層が底面を有し、底面上には底面バリアメタル
層が形成されていてもよい。底面にほぼ垂直な方向にお
ける、配線層の設定膜厚をT、底面バリアメタル層の膜
厚をBMT、底面バリアメタル層の必要最小膜厚をBM
Tmin、設定膜厚TがΔTだけ小さくなった際の配線
層の抵抗の許容上昇率をKTとした場合に、BMTmi
n/T≦BMT/T≦1−(KT/(KT−1))×Δ
T/Tという関係を満足するように底面バリアメタル層
の合計膜厚BMTが選ばれていてもよい(請求項1
8)。
【0062】この場合、上記一の局面における半導体装
置において説明したように、上記の関係を満足するよう
に底面バリアメタル層の合計膜厚BMTが選ばれている
ので、底面バリアメタル層が確実にその機能を発揮する
と同時に、配線層の抵抗の上昇率を、許容上昇率KT以
下とすることができる。
【0063】この発明のさらに別の局面におけるCMO
S(Complementary Metal Oxide Semiconductor )論理
回路素子は、半導体基板と、導電領域と、第1の配線層
と、第1の絶縁体と、第2の配線層と、第2の絶縁体と
を備える。半導体基板は主表面を有する。導電領域は半
導体基板の主表面上に形成されている。第1の配線層は
導電領域に電気的に接続され、相対的に短い配線長を有
し、相対的に高い電気抵抗を有する材料を含む。第1の
絶縁体は第1の配線層を囲むように形成され、相対的に
低い誘電率を有する。第2の配線層は、半導体基板の主
表面上に形成され、第1の配線層に含まれる材料よりも
低い電気抵抗を有する材料を含み、第1の配線層よりも
配線長が長い。第2の絶縁体は、第2の配線層を囲むよ
うに形成され、第1の絶縁体よりも高い誘電率を有する
(請求項19)。
【0064】このため、上記さらに別の局面におけるC
MOS論理回路素子は、上記一の局面における半導体装
置と同様の構造を備えるので、上記一の局面における半
導体装置と同様の効果を得ることができる。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0066】(実施の形態1)発明者らは、半導体装置
の配線層ならびに絶縁体の材料および配線構造と半導体
装置の動作速度との関係について検討した。具体的に
は、図1に示すような回路について、配線などの材質お
よび配線長とインバータ遅延時間との関係をシミュレー
ションにより求めた。ここで、図1は、発明者らが検討
した半導体回路の等価回路図である。
【0067】図1を参照して、発明者らが検討した回路
は、複数のインバータ回路53a、53bを備える。こ
のインバータ回路53a、53bは、配線55により直
列に接続されている。また、インバータ回路53aは、
p型MOSトランジスタ54aとn型MOSトランジス
タ56aとを備える。また、インバータ回路53bは、
p型MOSトランジスタ54bとn型MOSトランジス
タ56bとを備える。
【0068】図2および3は、配線55(図1参照)の
例を示す断面模式図である。図2および3を参照して、
発明者らが検討した半導体回路における配線の構造を説
明する。
【0069】図2を参照して、発明者らが検討した配線
構造の1つは、フッ素を添加したシリコン酸化膜(Si
OF)からなる層間絶縁膜46に囲まれるようにして、
アルミニウムからなる配線45a、45bが形成されて
いる。配線45a、45bの膜厚T1は0.53μmで
ある。また、配線45a、45bの配線幅W1は0.3
μmである。また、配線間距離S1は0.3μmとし
た。また、層間絶縁膜46の比誘電率は約3.5であ
る。
【0070】このような断面形状のアルミニウムからな
る配線を図1に示した回路の配線55として用い、この
配線55の配線長を変化させた場合について、図1に示
した回路でのインバータ遅延時間を測定した。その結果
を図4に示す。
【0071】また、発明者らは、配線材料として銅を用
いた配線についても検討した。このような銅を用いた配
線の断面構造を図3に示す。
【0072】図3を参照して、SiOFからなる層間絶
縁膜46に囲まれるように、銅からなる配線48a、4
8bが形成されている。ただし、配線48a、48bの
上方および下方には、この銅からなる配線48a、48
bを形成するダマシン法においてエッチングストッパと
して作用するシリコン窒化膜57a、57bが形成され
ている。そして、この銅からなる配線48a、48bの
膜厚T2、配線幅W2、配線間距離S2は、それぞれ図
2に示した配線構造における配線45a、45bの膜厚
T1、配線幅W1、配線間距離S1とそれぞれ同一の値
である。ただし、シリコン窒化膜57a、57bの膜厚
T3は、50nmである。
【0073】このような断面形状の銅からなる配線を図
1に示した回路の配線55として用い、この配線55の
配線長を変化させた場合について、図1に示した回路で
のインバータ遅延時間を同様に測定した。その結果を図
4に示す。
【0074】図4は、図1に示した回路におけるアルミ
ニウム配線を用いた場合のインバータ遅延時間(tp
d)と銅配線を用いた場合のインバータ遅延時間(tp
d)との比率と、配線長との関係を示すグラフである。
図4を参照して、横軸が配線55(図1参照)の配線長
であり、縦軸は、それぞれ同じ配線長のアルミニウム配
線および銅配線を用いた場合のインバータ遅延時間(t
pd)の比率を示している。
【0075】図4を参照して、配線長が約3mm程度ま
では、銅を用いた配線よりもアルミニウムを用いた配線
の方が、インバータ遅延時間が小さくなっていることが
わかる。
【0076】ここで、図2および3を参照して、配線抵
抗については、アルミニウムからなる配線45a、45
bの配線抵抗よりも、銅からなる配線48a、48bの
配線抵抗の方が小さい。
【0077】そして、配線45a、45b、48a、4
8bを囲むように形成されている絶縁体については、図
2に示した配線構造においては、層間絶縁膜46のみが
配線45a、45bの周囲に形成されている。一方、図
3に示した配線構造では、配線48a、48bの周囲に
は、層間絶縁膜46とシリコン窒化膜57a、57bと
が形成されている。そして、このシリコン窒化膜57
a、57bは比誘電率が7〜9程度と層間絶縁膜46と
して用いられるSiOFやシリコン酸化膜などよりも高
い。このため、図3に示した配線構造では、配線48
a、48bの周囲に形成された絶縁体についての、全体
としての比誘電率は、図2に示した配線構造の絶縁体の
比誘電率よりも高くなっている。この結果、図3に示し
た配線構造では、配線48a、48bについての寄生容
量が、図2に示した配線構造における配線45a、45
bについての寄生容量よりも大きくなっている。
【0078】そして、図4に示すように、配線長が3.
0mmよりも短い短距離の配線については、図2に示し
たようなアルミニウムからなる配線45a、45bを用
いた場合の方が、銅を用いた配線を用いる場合よりもイ
ンバータ遅延時間が小さくなっている。このことは、短
距離配線においては、配線についての寄生容量を低減す
ることが、インバータ遅延時間を低減させること、つま
り半導体装置の動作速度を向上させることに、より効果
的であることを示している。
【0079】また、一方で、配線長が3.0mm以上の
長距離配線においては、図3に示した銅を用いた配線4
8a、48bを用いた場合の方がインバータ遅延時間は
小さくなっている。このことは、長距離配線において
は、配線抵抗のインバータ遅延時間に対する影響が大き
くなることを示している。すなわち、配線についての寄
生容量と配線抵抗とを乗じた評価値(以下RC値と呼
ぶ)を低減することが、インバータ遅延時間を小さくす
ること、つまり半導体装置の動作速度を向上させること
に、より効果的であることを示している。
【0080】ここで、図2に示したようなアルミニウム
を用いた配線45a、45bの抵抗率は3μΩcm程度
であり、図3に示したような銅を用いた配線48a、4
8bの抵抗率は2μΩcm程度である。
【0081】以上のような知見に基づいて製造される半
導体装置を図5に示す。図5は、本発明による半導体装
置の実施の形態1を示す断面模式図である。図5を参照
して、半導体装置を説明する。
【0082】図5を参照して、半導体基板1の主表面に
は導電領域を囲むように分離絶縁膜2が形成されてい
る。半導体基板1の主表面における導電領域には、チャ
ネル領域に隣接するようにソース/ドレイン領域3a〜
3dが形成されている。半導体基板1の主表面のチャネ
ル領域上に位置する領域においては、ゲート絶縁膜4
a、4bを介してゲート電極5a、5bが形成されてい
る。ゲート電極5a、5bの側壁上には、サイドウォー
ル6a〜6dが形成されている。ゲート電極5a、5b
とサイドウォール6a〜6dとソース/ドレイン領域3
a〜3dとの上には第1の層間絶縁膜7が形成されてい
る。
【0083】ソース/ドレイン領域3a〜3d上に位置
する領域においては、層間絶縁膜7の一部を除去するこ
とによりコンタクトホール8a〜8dが形成されてい
る。コンタクトホール8a〜8dの内部には、タングス
テンプラグ9a〜9dが形成されている。タングステン
プラグ9a〜9d上には、第1メタル層としてのアルミ
ニウムー銅合金を主成分とする材料からなる配線(Al
Cu配線)10a〜10dが形成されている。AlCu
配線10a〜10dと第1の層間絶縁膜7との上には、
第2の層間絶縁膜11が形成されている。
【0084】AlCu配線10b、10d上に位置する
領域においては、層間絶縁膜11の一部を除去すること
によりコンタクトホール12a、12bが形成されてい
る。コンタクトホール12a、12bの内部には、タン
グステンプラグ13a、13bが形成されている。タン
グステンプラグ13a、13b上には、タングステンプ
ラグ13a、13bと電気的に接続するように第2メタ
ル層としてのAlCu配線15a、15cが形成されて
いる。また、AlCu配線10c上に位置する領域にお
いては、層間絶縁膜11の上部表面上に第2メタル層と
してのAlCu配線15bが形成されている。
【0085】AlCu配線15a〜15cと第2の層間
絶縁膜11との上には、第3の層間絶縁膜14が形成さ
れている。AlCu配線15a、15c上に位置する領
域においては、層間絶縁膜14の一部を除去することに
よりコンタクトホール16a、16bが形成されてい
る。コンタクトホール16a、16bの内部には、タン
グステンプラグ17a、17bが形成されている。タン
グステンプラグ17a、17b上には、第3メタル層と
してのAlCu配線19b、19dが形成されている。
また、第3の層間絶縁膜14の上部表面には、第3メタ
ル層としてのAlCu配線19a、19cが形成されて
いる。AlCu配線19a〜19dと第3の層間絶縁膜
14との上には第4の層間絶縁膜18が形成されてい
る。
【0086】AlCu配線19b、19d上に位置する
領域においては、層間絶縁膜18の一部を除去すること
によりコンタクトホール20a、20bが形成されてい
る。コンタクトホール20a、20bの内部にはタング
ステンプラグ21a、21bが形成されている。タング
ステンプラグ21a、21b上には、第4メタル層とし
てのAlCu配線23a、23bが形成されている。第
4の層間絶縁膜18とAlCu配線23a、23bとの
上には第5の層間絶縁膜22が形成されている。
【0087】第5の層間絶縁膜22上には、シリコン窒
化膜24が形成されている。シリコン窒化膜24上には
第6の層間絶縁膜25が形成されている。層間絶縁膜2
5の一部を除去することにより、溝26a〜26cが形
成されている。溝26a、26cの内部には、バリアメ
タル27a〜27cが形成されている。バリアメタル2
7a〜27c上には、溝26a〜26cの内部を充填す
るように第5メタル層としての銅を主成分とする材料か
らなる配線(Cu配線)28a〜28cが形成されてい
る。
【0088】層間絶縁膜25とCu配線28a〜28c
との上には、シリコン窒化膜29が形成されている。シ
リコン窒化膜29上には、第7の層間絶縁膜30が形成
されている。層間絶縁膜30上には、シリコン窒化膜3
1が形成されている。シリコン窒化膜31上には、第8
の層間絶縁膜32が形成されている。層間絶縁膜30、
32をデュアルダマシン法を用いて除去することによ
り、溝33a〜33cが形成されている。溝33a〜3
3cの内部には、バリアメタル34a〜34cが形成さ
れている。バリアメタル34a〜34c上には、溝33
a〜33cの内部を充填するように、第6メタル層とし
てのCu配線35a〜35cが形成されている。層間絶
縁膜32とCu配線35a〜35cとの上には、シリコ
ン窒化膜36が形成されている。シリコン窒化膜36上
には、パッシベーション膜37が形成されている。
【0089】ここで、第1〜第4メタル層としてのAl
Cu配線10a〜10d、15a〜15c、19a〜1
9d、23a、23bは、回路ブロック内の素子間の接
続などに用いられる、比較的配線長の短い短距離配線で
ある。なお、アルミニウムー銅合金を主成分とする材料
からなる配線(AlCu配線)に代えてアルミニウムを
主成分とする材料からなる配線(Al配線)を用いても
よい。
【0090】一方、第5および第6メタル層であるCu
配線28a〜28c、35a〜35cは、回路ブロック
間の接続などに用いられる、比較的長い配線長を有する
長距離配線である。そして、AlCu配線10a〜10
d、15a〜15c、19a〜19d、23a、23b
(以下、下層配線と呼ぶ)の配線抵抗は、Cu配線28
a〜28c、35a〜35c(以下、上層配線と呼ぶ)
よりも大きい。
【0091】また、下層配線の周囲に形成された絶縁体
である層間絶縁膜7、11、14、18、22は、シリ
コン酸化膜またはフッ素を添加したシリコン酸化膜(S
iOF)である。一方、上層配線の周囲に形成された絶
縁体は、シリコン酸化膜またはフッ素を添加したシリコ
ン酸化膜(SiOF)からなる層間絶縁膜25、30、
32とシリコン窒化膜24、29、31、36とを含
む。ここで、シリコン窒化膜24、29、31、36
は、シリコン酸化膜やSiOFよりも大きな比誘電率を
有する。
【0092】この結果、上層配線の周囲に形成された絶
縁体についての全体として見た比誘電率は、下層配線の
周囲に形成された絶縁体の比誘電率よりも高くなってい
る。なお、層間絶縁膜7、11、14、18、22、2
5、30、32は、シリコン酸化膜からなっていてもよ
い。
【0093】そして、図5に示すように、上層配線と下
層配線との配線間隔および配線の横断面積がほぼ等しい
ような場合には、下層配線の周囲の絶縁体の比誘電率
が、上層配線の周囲に形成された絶縁体の比誘電率より
も小さいことから、下層配線についての寄生容量を上層
配線についての寄生容量よりも小さくすることが可能で
ある。ここで、短距離配線である下層配線では、配線に
ついての寄生容量を低減することが、半導体装置の高速
動作化に特に有効である。この結果、図5に示した半導
体装置においては、短距離配線である下層配線における
信号の遅延などを有効に防止することができるので、半
導体装置の動作速度を向上させることができる。
【0094】一方、長距離配線である上層配線において
は、配線についての寄生容量と配線抵抗とを乗じた評価
値(RC値)を低減することが、配線での信号の伝達速
度を向上させることに、より有効である。そして、図5
に示した半導体装置においては、上層配線としてCu配
線を用いているので、上層配線の配線抵抗を下層配線の
配線抵抗よりも小さくすることができる。この結果、有
効に半導体装置の高速動作化を図ることが可能となって
いる。
【0095】また、上層配線の配線抵抗を小さくするこ
とができるので、半導体装置の低消費電力化を実現する
ことができる。
【0096】この結果、優れた電気的特性を有する配線
構造を備えた半導体装置を得ることができる。
【0097】また、このように、長距離配線と短距離配
線とを別々の層に分離して形成することにより、半導体
装置の回路設計を簡略化することができる。
【0098】また、このように長距離配線と短距離配線
を半導体基板1上に分けて形成することにより、長距離
配線と短距離配線とを混在させて形成する場合よりも、
半導体装置の配線構造を簡略化することができる。
【0099】また、このように長距離配線と短距離配線
とを異なる層に形成することにより、1つの層の内部に
おける配線の材質や絶縁体の材質を統一することができ
る。このため、長距離配線と短距離配線との間で、配線
材料および絶縁体の材料を変更する場合にも、半導体の
製造工程が複雑化することを防止できる。この結果、半
導体装置の製造コストが上昇することを防止できる。
【0100】また、図5に示すように、半導体基板の主
表面に近い層に短距離配線を形成し、短距離配線よりも
上に位置する層において長距離配線を形成することによ
り、長距離配線の配線経路を決定する際に、短距離配線
が形成されている位置を迂回するといったようなことを
行う必要がない。このため、長距離配線の配線経路を単
純化し、配線長を短縮化することができる。この結果、
全配線長を削減することができる。この結果、配線長が
長くなることによる信号の遅延などを防止できるので、
半導体装置をより高速動作化および低消費電力化するこ
とが可能となる。
【0101】また、下層配線として、従来用いられてい
たAlCu配線やAl配線を用いるので、従来の半導体
装置の製造に用いられていた製造装置や製造ノウハウを
流用することができる。その結果、新たな設備投資や技
術開発を行なうための費用を削減することができる。こ
の結果、半導体装置の製造コストを低減し、かつ、半導
体装置を容易に製造することができる。
【0102】また、上層配線として、従来のアルミニウ
ムなどよりも電気抵抗の低いCu配線を用いているの
で、配線における信号の遅延などをより抑制でき、半導
体装置の高速動作化および低消費電力化を図ることがで
きる。
【0103】また、上層配線の周囲には、シリコン窒化
膜24、29、31、36が形成されているが、これら
のシリコン窒化膜は、このCu配線28a〜28c、3
5a〜35cを形成する際のダマシン法におけるエッチ
ングストッパとして利用されている。
【0104】図6は、本発明による半導体装置の実施の
形態1の変形例を示す断面模式図である。図6を参照し
て、半導体装置はCMOS論理回路素子であり、基本的
には図5に示した半導体装置と同様の構造を備える。た
だし、図6に示した半導体装置では、半導体基板1の主
表面における分離絶縁膜2に囲まれた導電領域におい
て、それぞれソース/ドレイン領域3a〜3h、ゲート
絶縁膜4a〜4d、ゲート電極5a〜5dを備える4つ
の電界効果トランジスタが形成されている。
【0105】そして、第1の層間絶縁膜7上には、第1
メタル層としてのAlCu配線10a〜10gが形成さ
れている。AlCu配線10a〜10gは、それぞれコ
ンタクトホール8a〜8hの内部に形成されたタングス
テンプラグ9a〜9hを介して、ソース/ドレイン領域
3a〜3hと電気的に接続されている。第2の層間絶縁
膜11上には、第2のメタル層としてのAlCu配線1
5a〜15cが形成されている。AlCu配線15a〜
15cは、それぞれコンタクトホール12a〜12cの
内部に形成されたタングステンプラグ13a〜13cを
介して、AlCu配線10b、10d、10fと電気的
に接続されている。
【0106】第3の層間絶縁膜14上には、第3のメタ
ル層としてのAlCu配線19a〜19gが形成されて
いる。AlCu配線19b、19d、19fは、それぞ
れコンタクトホール16a〜16cの内部に形成された
タングステンプラグ17a〜17cを介してAlCu配
線15a〜15cと電気的に接続されている。第4の層
間絶縁膜18上には、第4のメタル層としてのAlCu
配線23a〜23cが形成されている。AlCu配線2
3a〜23cは、それぞれコンタクトホール20a〜2
0cの内部に形成されたタングステンプラグ21a〜2
1cを介して、AlCu配線19b、19d、19fと
電気的に接続されている。
【0107】そして、シリコン窒化膜24上の構造は、
図5に示した半導体装置とほぼ同様であるが、Cu配線
28a〜28c、35a〜35cの線幅および膜厚は、
下層配線であるAlCu配線10a〜10g、15a〜
15c、19a〜19g、23a〜23cの線幅および
膜厚よりも大きくなっている。また、上層配線であるC
u配線28a〜28c、35a〜35cの配線間距離
も、下層配線における配線間距離よりも大きくなってい
る。
【0108】このような構造を備えた半導体装置におい
ては、図5に示した半導体装置と同様の効果を得ること
ができるとともに、上層配線の横断面積を下層配線の横
断面積よりも大きくしているので、上層配線における配
線抵抗をより低くすることができる。この結果、上層配
線におけるRC値をより低減することができるので、半
導体装置の高速動作化、低消費電力化をより図ることが
可能となる。
【0109】一方、短距離配線層においては、短距離配
線の横断面積を小さくしている。具体的には、短距離配
線の膜厚を小さくすることにより、配線間の距離を小さ
くしても配線についての寄生容量が増大することを抑制
している。このように配線の横断面積を小さくすると、
配線抵抗が上昇する。しかし、短距離配線においては、
配線についての寄生容量を低減することが半導体装置の
高速動作化により有効である。このため、図6に示した
ような半導体装置においては、結果的に半導体装置の高
速動作化を実現することができる。なお、配線の横断面
積を小さくすることで配線抵抗が高くなる場合でも、半
導体回路を構成するトランジスタのオン抵抗が数キロオ
ーム程度と比較的大きな値であることから、相対的に配
線の横断面積が小さくなることによる配線抵抗の増大は
大きな問題とはならない。
【0110】また、図6に示すように、上層配線の配線
間距離を、下層配線における配線間距離よりも大きくす
ることにより、上層配線の配線についての寄生容量をさ
らに低減することができる。この結果、上層配線におけ
るRC値をさらに低減することが可能となり、半導体装
置をより高速動作化、低消費電力化することが可能とな
る。
【0111】図7は、本発明による半導体装置の実施の
形態1を示す平面模式図である。図7を参照して、半導
体装置は、外部接続領域38と、配線領域39と、回路
ブロック領域40a〜40dと、クロック発生領域41
とを備える。そして、回路ブロック領域40a〜40d
の間を接続するブロック間配線43a〜43cおよびク
ロック発生領域41と回路ブロック領域40a〜40d
とを接続するためのクロック配線42が形成されてい
る。このブロック間配線43a〜43cおよびクロック
配線42は、長距離配線であり、図5および6に示した
Cu配線28a〜28c、35a〜35cに対応する。
【0112】また、回路ブロック領域40b〜40cの
内部には、回路ブロック領域内に形成された素子の間を
接続するためのブロック内配線44a〜44cが形成さ
れている。このブロック内配線44a〜44cは、比較
的短い配線長を有する短距離配線であり、図5および6
に示したAlCu配線10a〜10g、15a〜15
c、19a〜19g、23a〜23cに対応する。
【0113】(実施の形態2)図8は、本発明による半
導体回路設計方法の実施の形態2を説明するためのプロ
セスフロー図である。図8を参照して、本発明による半
導体回路設計方法を説明する。
【0114】図8を参照して、まず、複数の異なる配線
構造を準備する。その後、複数の異なる配線構造につい
て全寄生容量(Ctot)を算出する工程(S1)を実
施する。その後、それぞれの配線構造の全寄生容量を比
較し、全寄生容量が最小となる配線構造に用いた材料を
短距離配線構造の材料として選択する工程(S2)を実
施する。
【0115】ここで、本発明の実施の形態1において示
したように、比較的短い配線長を有する短距離配線にお
いては、全寄生容量を低減することが、半導体装置の高
速動作化に特に有効である。そのため、図8に示したよ
うな半導体回路設計方法を用いれば、容易に半導体装置
の高速動作化を図ることができる。
【0116】図9は、本発明による半導体回路設計方法
の実施の形態2の変形例を示すプロセスフロー図であ
る。図9を参照して、まず、複数の異なる配線構造を準
備する。その後、この複数の異なる配線構造について全
寄生容量(Ctot)と配線抵抗(R)とを算出する工
程(S1)を実施する。
【0117】次に、複数の異なる配線構造について、全
寄生容量(Ctot)と配線抵抗(R)との積(RCt
ot:評価値)を比較し、この積(RCtot)が最小
となる配線構造に用いた材料を長距離配線の材料として
選択する工程(S2)を実施する。
【0118】ここで、本発明の実施の形態1において示
したように、比較的長い配線長を有する長距離配線にお
いては、全寄生容量と配線抵抗との積(RCtot)を
低減することが半導体装置の高速動作化、低消費電力化
に特に有効である。そのため、図9に示した半導体回路
設計方法を用いれば、容易に半導体装置の高速動作化、
低消費電力化を図ることができる。
【0119】図10〜12は、図8および9において用
いる配線構造の第1〜第3パターンを示す断面模式図で
ある。図10〜12を参照して、配線構造を説明する。
【0120】図10は、本発明による半導体回路設計方
法において用いられる配線構造の第1パターンを示す断
面模式図である。図10を参照して、SiOFからなる
層間絶縁膜46a上に、Al配線45aが形成されてい
る。Al配線45a上には、SiOFからなる層間絶縁
膜46bを介して、Al配線45b〜45dが形成され
ている。Al配線45b〜45dは、Al配線45aの
延びる方向とほぼ垂直な方向に延びるように形成されて
いる。Al配線45b〜45d上には、層間絶縁膜46
bを介してAl配線45eが形成されている。Al配線
45eは、Al配線45aの延びる方向とほぼ平行な方
向に延びるように形成されている。Al配線45e上に
は、SiOFからなる層間絶縁膜46cが形成されてい
る。
【0121】ここで、Al配線45a〜45eは、それ
ぞれ同じ膜厚T1および配線幅W1を有する。そして、
Al配線45b〜45dは、配線間隔Sを隔てて形成さ
れている。また、Al配線45a〜45eは、その膜厚
方向については、間隔TI1を隔てて形成されている。
【0122】ここで、Al配線45cについての全寄生
容量Ctotは、水平方向に隣接するAl配線45b、
45dとの間の寄生容量(2Cc)と、Al配線45e
との間の寄生容量(Ctop)と、Al配線45aとの
間の寄生容量(Cbot)との和で表わされる。
【0123】図11は、本発明による半導体回路設計方
法において用いられる配線構造の第2パターンを示す断
面模式図である。図11を参照して、配線構造は、基本
的には図10に示した配線構造の第1パターンと同様の
構造を備える。ただし、図11に示した配線構造では、
配線材料として銅が用いられているので、Al配線に代
えてCu配線48a〜48eが形成されている。また、
Cu配線を形成するためにダマシン法を用いるので、ダ
マシン法においてエッチングストッパとして用いられる
シリコン窒化膜47a〜47fがCu配線48a〜48
eの上方および下方に形成されている。そして、図11
に示した配線構造では、Cu配線48a〜48eの膜厚
T1、配線幅W1、配線間隔S、配線の膜厚方向におけ
る間隔TI1は、すべて図10に示した配線構造の第1
パターンと同一である。また、層間絶縁膜46a〜46
eの材質は、図10に示した配線構造の第1パターンに
おける層間絶縁膜46a〜46cと同様である。
【0124】図12は、本発明による半導体回路設計方
法において用いられる配線構造の第3パターンを示す断
面模式図である。図12を参照して、配線構造は、基本
的には図11に示した配線構造の第2パターンと同様で
ある。ただし、Cu配線49a〜49eの膜厚T2は、
図11に示した配線構造におけるCu配線48a〜48
eの膜厚T1よりも小さくなるように決定されている。
これは、Cu配線49a〜49eの配線抵抗が、図10
に示した配線構造の第1パターンにおけるAl配線45
a〜45eの配線抵抗とほぼ同一の配線抵抗となるよう
に、Cu配線49a〜49eの膜厚T2を決定している
ためである。また、層間絶縁膜46a〜46eの材質
は、図11に示した配線構造の第2パターンにおける層
間絶縁膜46a〜46eと同様である。
【0125】このように、図10〜12に示した第1〜
第3パターンについて、寄生容量を算出した。その算出
結果の例を図13に示す。
【0126】図13は、配線構造の第1〜第3パターン
についての寄生容量の計算結果の1つの例を示すグラフ
である。図13を参照して、横軸は配線構造におけるシ
リコン窒化膜の膜厚を示し、縦軸は寄生容量を示してい
る。ここで、図13に示した計算結果の前提条件として
は、配線幅W1は0.3μm、配線間距離Sは0.3μ
m、層間絶縁膜の比誘電率は3.5であり、配線の膜厚
T1は0.530μm、T2は0.397μmである。
また棒グラフの黒塗りの部分は、水平方向における配線
間の寄生容量(Cc)を示し、白抜きの部分は垂直方向
における寄生容量(Ctop、Cbot)を示してい
る。
【0127】ここで、このように配線間距離Sが0.3
μmと大変小さくなっているのは、短距離配線を想定し
ているためである。そして、図13を参照して、上記の
ような条件の下では、第1パターンのAl配線を用いた
場合が最も寄生容量が小さくなることがわかる。
【0128】なお、ここで配線間距離Sを、半導体回路
の製造工程において用いられる写真製版加工工程におけ
る最小加工寸法とほぼ同一としてもよい。この場合、寄
生容量が最も大きくなり得るケースについて検証するこ
とができるので、より適した配線構造を選択することが
できる。
【0129】このように、短距離配線としては、図10
に示した第1パターンにおける配線材料および層間絶縁
膜の材料を用いることが最も寄生容量を低減することが
できる。この結果、半導体装置の高速動作化を図ること
が可能であることがわかる。
【0130】なお、膜厚方向における配線間距離TI1
は、配線膜厚T1と同一の値としている。
【0131】図14は、図10〜12に示した配線構造
の第1〜第3パターンについての寄生容量の計算結果の
もう1つの例を示すグラフである。図14を参照して、
ここで示した計算の前提としては、配線幅W1を0.7
μm、配線間距離Sを0.7μm、層間絶縁膜の比誘電
率を3.5、配線の膜厚T1を1.330μm、T2を
0.910μmとした。そして、その他グラフの表示方
法などは、基本的には図13と同様である。
【0132】図14を参照して、ここでは、配線間距離
Sが0.7μm、配線幅W1が0.7μmと比較的大き
な値となっており、長距離配線を想定している。このよ
うな場合には、Al配線を用いた第1パターンよりも、
第3パターンにおいてシリコン窒化膜の膜厚が50nm
である場合の方が、寄生容量が小さくなっていることが
わかる。
【0133】このように、図10〜12に示したような
配線構造の第1〜第3パターンを用いて、本発明による
半導体回路設計方法を用いて半導体装置を製造すれば、
アルミニウムもしくは銅を配線材料として用いる半導体
装置の高速動作化、低消費電力化を容易に行なうことが
できる。
【0134】(実施の形態3)図15は、AlCu配線
およびCu配線の配線膜厚Tと配線抵抗との関係を示す
グラフである。ここで、図15に示したデータの基礎と
なったAlCu配線およびCu配線の断面構造を図16
および17に示す。
【0135】図16は、図15に示したデータの基礎と
なったAlCu配線の断面模式図である。図16を参照
して、AlCu配線50の上面および底面には、バリア
メタル51a、51bが形成されている。そして、図1
6に示すように、配線膜厚Tとしては、AlCu配線5
0およびバリアメタル51a、51bの合計膜厚を配線
膜厚Tとしている。また、AlCu配線は線幅Wを有す
る。
【0136】図17は、図15に示したデータの基礎と
なったCu配線の断面模式図である。図17を参照し
て、Cu配線52の側面および底面には、バリアメタル
51cが形成されている。そして、Cu配線52とバリ
アメタル51cとの合計膜厚を配線膜厚Tとしている。
また、Cu配線52とバリアメタル51cとの合計配線
幅を配線幅Wとしている。
【0137】ここで、図15に示したデータにおいて
は、配線幅Wは0.3μmと一定にした場合を示してい
る。
【0138】また、図18は、図16および17に示し
たAlCu配線およびCu配線についての配線膜厚Tと
寄生容量との関係を示すグラフである。なお、図18に
示したデータの前提のデータとしては、配線幅Wを0.
3μm、配線間距離Sを0.3μm、層間絶縁膜の比誘
電率を0.35としている。
【0139】図15を参照して、特に配線膜厚Tが減少
すると配線抵抗が急激に大きくなっていることがわか
る。これは、配線の断面積が小さくなることに比例し
て、配線抵抗が大きくなることが1つの原因である。し
かし、このことだけではなく、配線材料よりも比較的抵
抗の高いバリアメタル51a〜51c(図16、17参
照)の影響が考えられる。つまり、TiNに代表される
ようなバリアメタル51a〜51cは、配線材料が層間
絶縁膜中に拡散することを防止したり、材料同士の密着
性を高める密着層の役割を有している。このような機能
を発揮させるため、バリアメタル51a〜51cには薄
くできる下限膜厚が存在する。そのため、配線膜厚Tを
小さくしていった場合に、バリアメタル51a〜51c
の膜厚は下限膜厚以下には薄くできないことから、配線
膜厚Tを小さくすればするほど、高抵抗層であるバリア
メタルの膜厚が配線膜厚Tに対して占める割合が大きく
なってしまう。この結果、図15に示すように、配線膜
厚Tが小さくなればなるほど、結果的に配線抵抗が急激
に大きくなってしまう。
【0140】従来、バリアメタル51a〜51cの膜厚
については、その決定過程において配線抵抗との関係は
特に考慮されていなかった。
【0141】そこで、発明者らは、まず、配線の幅方向
について、図17を参照して、バリアメタル51cの配
線幅方向における合計膜厚をx、バリアメタル51cの
必要最小膜厚をxmin、配線幅WがΔWだけ小さくな
った際の配線層の抵抗の許容上昇率をKとした場合に、
数式(12)に示した関係を満足するようにバリアメタ
ル51cの配線幅方向における合計膜厚xを決定した。
【0142】具体的には、配線幅Wとして配線幅の最小
値を考え、この配線幅Wの最小値として0.3μm、バ
リアメタル51cの必要最小膜厚xminを20nm、
ΔWとして0.015μm(配線幅Wの最小値の5
%)、抵抗の許容上昇率Kとして1.1というデータを
用いた場合に、バリアメタル51cの合計膜厚xは、2
0nm以上135nm以下であればよいことになる。こ
のとき、たとえば、バリアメタル51cの合計膜厚xを
100nm(バリアメタル51cの膜厚x/2を50n
m)とすることができる。
【0143】また、膜厚方向についても、同様に、図1
7を参照して、バリアメタル51cの膜厚T方向におけ
る膜厚yについて、このバリアメタル51cの膜厚yの
必要最小膜厚をymin、Cuの膜厚TがΔTだけ小さ
くなった場合の配線抵抗の許容上昇率をKとした場合
に、数式(13)に示した関係を満たすようにバリアメ
タル51cの膜厚T方向における膜厚yを決定する。
【0144】たとえば、必要最小膜厚yminを20n
m、設定膜厚Tを0.55μm、ΔTを0.0275μ
m(設定膜厚Tの5%)、許容上昇率Kを1.1とした
場合には、バリアメタル51cの膜厚yは、20nm以
上247.5nm以下であればよい。このため、たとえ
ば、バリアメタル51cの膜厚yとして、50nmとい
う値を用いることができる。
【0145】
【数3】
【0146】このようにすれば、バリアメタルとしての
機能を確実に発揮させることができるとともに、配線層
の膜厚や配線幅が製造ばらつきの範囲でばらつくような
場合にも、確実に配線層の配線抵抗の変動率を設計値の
範囲内にすることができる。この結果、確実に半導体装
置の電気的特性が劣化することを防止できる。
【0147】また、この実施の形態3において示したバ
リアメタル51cの構造を、本発明の実施の形態1に適
用しても、同様の効果を得ることができる。
【0148】なお、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって、制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図される。
【0149】
【発明の効果】このように、請求項1〜19に記載の発
明によれば、長距離配線および短距離配線について最適
な配線構造を決定することができ、かつ、配線抵抗の変
動を抑制することが可能となるので、半導体装置を微細
化するような場合にも、高速動作化、低消費電力化を図
ることが可能であり、かつ、優れた電気的特性を有する
CMOS論理回路素子、半導体装置とその製造方法およ
びその製造方法において用いる半導体回路設計方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明者らが検討した半導体回路の等価回路図
である。
【図2】 図1に示した配線の1つの例を示す断面模式
図である。
【図3】 図1に示した配線のもう1つの例を示す断面
模式図である。
【図4】 図1に示した回路における配線長とインバー
タ遅延時間比率との関係を示すグラフである。
【図5】 本発明による半導体装置の実施の形態1を示
す断面模式図である。
【図6】 本発明による半導体装置の実施の形態1の変
形例を示す断面模式図である。
【図7】 本発明による半導体装置の実施の形態1を示
す平面模式図である。
【図8】 本発明による半導体回路設計方法の実施の形
態2を説明するためのプロセスフロー図である。
【図9】 本発明による半導体回路設計方法の実施の形
態2の変形例を示すプロセスフロー図である。
【図10】 図8および9に示した本発明による半導体
回路設計方法において用いる配線構造の第1パターンを
示す断面模式図である。
【図11】 図8および9に示した本発明による半導体
回路設計方法において用いる配線構造の第2パターンを
示す断面模式図である。
【図12】 図8および9に示した本発明による半導体
回路設計方法において用いる配線構造の第3パターンを
示す断面模式図である。
【図13】 図10〜12に示した配線構造の第1〜第
3パターンについての寄生容量の計算結果の1つの例を
示すグラフである。
【図14】 図10〜12に示した配線構造の第1〜第
3パターンについての寄生容量の計算結果のもう1つの
例を示すグラフである。
【図15】 配線膜厚と配線抵抗との関係を示すグラフ
である。
【図16】 図15に示したデータの基礎となったAl
Cu配線の断面模式図である。
【図17】 図15に示したデータの基礎となったCu
配線の断面模式図である。
【図18】 配線膜厚と寄生容量との関係を示すグラフ
である。
【図19】 従来の半導体装置の多層配線構造を示す断
面模式図である。
【図20】 従来の半導体装置の多層配線構造のもう1
つの例を示した断面模式図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 分離絶縁膜、3a〜3h ソース
/ドレイン領域、4a〜4d ゲート絶縁膜、5a〜5
d ゲート電極、6a〜6d サイドウォール、7,1
1,14,18,22,25,30,32,46a〜4
6e 層間絶縁膜、8a〜8h,12a〜12c,16
a〜16c,20a〜20c コンタクトホール、9a
〜9h,13a〜13c,17a〜17c,21a〜2
1c タングステンプラグ、10a〜10g,15a〜
15c,19a〜19g,23a〜23c,50 Al
Cu配線、24,29,31,36,47a〜47f,
57 シリコン窒化膜、26a〜26c,33a〜33
c 溝、27a〜27c,34a〜34c,51a〜5
1c バリアメタル、28a〜28c,35a〜35
c,48a〜48e,49a〜49e,52 Cu配
線、37 パッシベーション膜、38 外部接続領域、
39 配線領域、40a〜40d 回路ブロック領域、
41 クロック発生領域、42 クロック配線、43a
〜43c ブロック間配線、44a〜44c ブロック
内配線、45a〜45e Al配線、53インバータ、
54 p型MOSトランジスタ、55 配線、56 n
型MOSトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH08 HH11 HH33 JJ01 JJ19 JJ33 KK01 KK08 KK11 MM01 MM02 MM12 MM13 NN06 NN07 NN38 QQ25 QQ37 RR06 RR11 TT01 UU01 UU07 VV00 WW00 WW01 WW02 WW09 XX03 XX25 XX33 XX34 5F048 AA01 AA09 AB04 AC03 BA01 BB04 BF01 BF02 BF07 BF12 BF16 BG11 DA23

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上に形成された導電領域と、 前記導電領域に電気的に接続され、相対的に短い配線長
    を有し、相対的に高い電気抵抗を有する材料を含む第1
    の配線層と、 前記第1の配線層を囲むように形成され、相対的に低い
    誘電率を有する第1の絶縁体と、 前記半導体基板の主表面上に形成され、前記第1の配線
    層に含まれる材料よりも低い電気抵抗を有する材料を含
    み、前記第1の配線層よりも配線長の長い第2の配線層
    と、 前記第2の配線層を囲むように形成され、前記第1の絶
    縁体よりも高い誘電率を有する第2の絶縁体とを備え
    る、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の配線層と前記第1の配線層と
    は、前記半導体基板の主表面上の異なる層に形成されて
    いる、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の配線層は、前記第1の配線層
    が形成された層よりも上に位置する層に形成されてい
    る、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の絶縁体は、前記第2の配線層
    の上方および下方に位置する、請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の配線層はアルミニウムを含
    み、 前記第2の配線層は銅を含む、請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の絶縁体はシリコン窒化膜を含
    む、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の絶縁体はシリコン酸化膜を含
    む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の配線層の横断面積は、前記第
    1の配線層の横断面積以上である、請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の配線層は第3および第4の配
    線層を含み、 前記第2の配線層は第5および第6の配線層を含み、 前記第5および第6の配線層の間の距離は、前記第3お
    よび第4の配線層の間の距離以上である、請求項1〜8
    のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の配線層は、一方側面と、前
    記一方側面と逆側に位置する他方側面とを有し、 前記一方側面と前記他方側面との上にはバリアメタル層
    が形成され、 前記一方側面にほぼ垂直な方向における、前記第2の配
    線層の設定線幅をW、 前記一方側面と前記他方側面との上に形成された前記バ
    リアメタル層の合計膜厚をBM、 前記バリアメタル層の必要最小膜厚をBMmin、 前記設定線幅WがΔWだけ小さくなった際の前記第2の
    配線層の抵抗の許容上昇率をK、とした場合に、 BMmin/W≦BM/W≦1−(K/(K−1))×
    ΔW/W という関係を満足するように前記バリアメタル層の合計
    膜厚BMが選ばれている、請求項1〜9のいずれか1項
    に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の配線層は底面を有し、 前記底面上には底面バリアメタル層が形成され、 前記底面にほぼ垂直な方向における、前記第2の配線層
    の設定膜厚をT、 前記底面バリアメタル層の膜厚をBMT、 前記底面バリアメタル層の必要最小膜厚をBMTmi
    n、 前記設定膜厚TがΔTだけ小さくなった際の前記第2の
    配線層の抵抗の許容上昇率をKTとした場合に、 BMTmin/T≦BMT/T≦1−(KT/(KT−
    1))×ΔT/T という関係を満足するように前記底面バリアメタル層の
    膜厚BMTが選ばれている、請求項10に記載の半導体
    装置。
  12. 【請求項12】 相対的に短い配線長を有する第1の配
    線層と、前記第1の配線層を囲むように形成された第1
    の絶縁体と、前記第1の配線層よりも配線長の長い第2
    の配線層と、前記第2の配線層を囲むように形成された
    第2の絶縁体とを備える半導体装置の半導体回路設計方
    法であって、 ある一定の配線間距離を有し、ある特定された材料を含
    む複数の配線層と、前記複数の配線層のそれぞれを囲む
    ように形成され、ある特定された材料を含む絶縁体とを
    備える第1の配線構造パターンを準備する工程と、 前記配線間距離とほぼ同一の配線間距離を有し、ある特
    定された材料を含む複数の配線層と、前記複数の配線層
    のそれぞれを囲むように形成され、ある特定された材料
    を含む絶縁体とを備える第2の配線構造パターンを準備
    する工程と、 前記第1の配線構造パターンにおいて、各配線層につい
    て第1の寄生容量を算出する工程と、 前記第2の配線構造パターンにおいて、各配線層につい
    て第2の寄生容量を算出する工程と、 前記第1および第2の寄生容量の小さい方の前記第1ま
    たは第2の配線構造パターンにおける前記配線層の材料
    を、前記第1の配線層に含まれる材料として選択する工
    程と、 前記第1および第2の寄生容量の小さい方の前記第1ま
    たは第2の配線構造パターンにおける前記絶縁体の材料
    を、前記第1の絶縁体に含まれる材料として選択する工
    程とを備える、半導体回路設計方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の配線構造パターンにおい
    て、各配線層について第1の配線抵抗を算出する工程
    と、 前記第2の配線構造パターンにおいて、各配線層につい
    て第2の配線抵抗を算出する工程と、 前記第1の配線構造パターンにおいて、前記第1の寄生
    容量と前記第1の配線抵抗とを乗じて第1の評価値を算
    出する工程と、 前記第2の配線構造パターンにおいて、前記第1の寄生
    容量と前記第2の配線抵抗とを乗じて第2の評価値を算
    出する工程と、 前記第1および第2の評価値の小さい方の前記第1また
    は第2の配線構造パターンにおける前記配線層の材料
    を、前記第2の配線層に含まれる材料として選択する工
    程と、 前記第1および第2の評価値の小さい方の前記第1また
    は第2の配線構造パターンにおける前記絶縁体の材料
    を、前記第2の絶縁体に含まれる材料として選択する工
    程とをさらに備える、請求項12に記載の半導体回路設
    計方法。
  14. 【請求項14】 前記第1および第2の配線構造パター
    ンは、 配線層の材料としてアルミニウムを用いた配線構造パタ
    ーン、 配線層の材料として銅を用いた配線構造パターン、およ
    び 配線層の材料として銅を用い、前記配線層の材料として
    アルミニウムを用いた配線構造パターンにおける配線層
    とほぼ同じ配線抵抗となるように配線層の膜厚を決定し
    た配線構造パターンからなる群より選ばれた1種であ
    る、請求項12または13に記載の半導体回路設計方
    法。
  15. 【請求項15】 前記配線間距離は、半導体装置の製造
    工程において用いられる写真製版加工工程における最小
    加工寸法とほぼ同一である、請求項12〜14のいずれ
    か1項に記載の半導体回路設計方法。
  16. 【請求項16】 請求項12〜15のいずれか1項に記
    載の半導体回路設計方法を用いた半導体装置の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 一方側面と、前記一方側面と逆側に位
    置する他方側面とを有する配線層と、 前記一方側面と前記他方側面との上に形成されたバリア
    メタル層とを備え、 前記一方側面にほぼ垂直な方向における、前記配線層の
    設定線幅をW、 前記一方側面と前記他方側面との上に形成された前記バ
    リアメタル層の合計膜厚をBM、 前記バリアメタル層の必要最小膜厚をBMmin、 前記設定線幅WがΔWだけ小さくなった際の前記配線層
    の抵抗の許容上昇率をKとした場合に、 BMmin/W≦BM/W≦1−(K/(K−1))×
    ΔW/W という関係を満足するように前記バリアメタル層の合計
    膜厚BMが選ばれている、半導体装置。
  18. 【請求項18】 前記配線層は底面を有し、 前記底面上には底面バリアメタル層が形成され、 前記底面にほぼ垂直な方向における、前記配線層の設定
    膜厚をT、 前記底面バリアメタル層の膜厚をBMT、 前記底面バリアメタル層の必要最小膜厚をBMTmi
    n、 前記設定膜厚TがΔTだけ小さくなった際の前記配線層
    の抵抗の許容上昇率をKTとした場合に、 BMTmin/T≦BMT/T≦1−(KT/(KT−
    1))×ΔT/T という関係を満足するように前記底面バリアメタル層の
    合計膜厚BMTが選ばれている、請求項17に記載の半
    導体装置。
  19. 【請求項19】 主表面を有する半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上に形成された導電領域と、 前記導電領域に電気的に接続され、相対的に短い配線長
    を有し、相対的に高い電気抵抗を有する材料を含む第1
    の配線層と、 前記第1の配線層を囲むように形成され、相対的に低い
    誘電率を有する第1の絶縁体と、 前記半導体基板の主表面上に形成され、前記第1の配線
    層に含まれる材料よりも低い電気抵抗を有する材料を含
    み、前記第1の配線層よりも配線長の長い第2の配線層
    と、 前記第2の配線層を囲むように形成され、前記第1の絶
    縁体よりも高い誘電率を有する第2の絶縁体とを備え
    る、CMOS論理回路素子。
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