JP2000215350A - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents

自動販売機の商品収納装置

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JP2000215350A
JP2000215350A JP11017562A JP1756299A JP2000215350A JP 2000215350 A JP2000215350 A JP 2000215350A JP 11017562 A JP11017562 A JP 11017562A JP 1756299 A JP1756299 A JP 1756299A JP 2000215350 A JP2000215350 A JP 2000215350A
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Yoshiaki Yamazaki
芳昭 山▲崎▼
Yoshiyuki Nakamura
善幸 中村
Hideaki Domoto
秀昭 堂本
Shinzaburo Fujita
新三郎 藤田
Wataru Iwase
亘 岩瀬
Hidekazu Nakano
英和 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機の商品収納装置の素材から組立ま
での一貫したライン生産の障害となっている蛇行状の商
品通路を形造る複雑な部品の一体成型のプレ加工工程を
削減し、生産リードタイムと開発リードタイムを短縮で
きる自動販売機の商品収納装置を提供する。 【解決手段】 対向して直立する左右の側板28a、2
8b間に上下方向に蛇行して商品を積み重ねて収納する
商品通路27を、間隔をほぼ一定になるよう設けられた
向かい合う通路形成板29で形成し、通路形成板29は
間隔をほぼ一定にするため上下方向に小湾曲部29aと
大湾曲部29bが交互に連なる蛇行状の断面形状を成
し、この蛇行状の断面形状は組み立て段階で通路形成板
29をたわませて形成して、通路形成板29を左右の側
板28a、28b間に係合する構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶、ビン、ペット
ボトル等の商品を販売する自動販売機の商品収納装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の自動販売機の商品収納装
置においては、購入企業による指名入札制度の導入や製
造企業間競争の激化にともない、企業間の販売開発競争
が激しく行われている。このような販売競争に対応する
ため各企業では開発期間を短縮すると共に、付加価値の
高い商品の開発が求められ、製造部門では生産リ−ドタ
イムの削減のため製造工程の短縮や長期の製作期間の必
要な金型を用いない製造方法への要望が高まっている。
また、室内設置向け自動販売機の要望が増加し、その設
置場所の条件より商品充填中の静音化が求められると共
に、ビンやペットボトルはその製造方法から金型を用い
れば種々の容器形状が容易に加工できるので、顧客の要
望に応じて商品の差別化が図られ、容器形状の種類が増
加する傾向にある。また、これら新種の容器を収納でき
る機構の技術開発が盛んに行われている。
【0003】従来の自動販売機の商品収納装置としては
特開平5−159155号公報(第1の構造)や実開平
5−36581号公報(第2の構造)に示されているも
のがある。
【0004】以下図面を参照しながら、上述した従来の
自動販売機の商品収納装置について説明する。
【0005】図15から図18は従来の自動販売機の商
品収納装置の第1の構造を示すものであり、図19は従
来の自動販売機の商品収納装置の第2の構造を示すもの
である。
【0006】図15〜図18において、1は自動販売機
本体、2は自動販売機のドア−、3は断熱仕切り壁、4
は貯蔵室、5は貯蔵室4内に設けられた商品収納装置、
6a、6bは商品収納装置5の対向して直立する左右の
側板、7は缶、ビン、ペットボトル等の円筒状等の商
品、8は左右の側板6a,6b間に上下方向に蛇行して
商品7を積み重ねて収納する商品通路、9は商品通路8
への投入口で、後方に向けて下方に傾斜し商品通路8に
連結している。10は商品通路8の下端に連結する商品
排出機構で、商品通路8と投入口9と共に並列して4系
統が商品収納装置5内に設けられている。11は商品収
納装置5の下方に設けられたシュ−トで、ドア−2に設
けられた販売口100へ連結するものである。12は商
品冷却用の蒸発器、13は庫内送風機で、これらは貯蔵
室4の下部に配設されている。
【0007】14は商品通路8を形成し間隔がほぼ一定
になるよう設けられ対向配置された通路形成板で、通路
形成板14は間隔をほぼ一定にするため上下方向に小円
弧部(小湾曲部)14aと大円弧部(大湾曲部)14b
が多数個交互に連なる蛇行状の断面形状に成型されてい
る。15はプレス加工により一体成型された通路形成板
14に固着する複数の円筒スリ−ブ状の係止片で、係止
片15の両端は先端に均等なる切欠部16を有し、左右
の側板6a,6bの取付け穴17を貫通して先端を押し
広げられて左右の側板6a,6bに係止される。
【0008】図19において、18は従来技術における
第2の構造の通路形成板、19は通路形成板18の上端
に係合する係合ピン、20は通路形成板18の下端を支
持する支持ピンで、対向して直立する左右の側板6a、
6b間に商品通路8を形成するよう多数対向配置されて
いる。係合ピン19及び支持ピン20は、左右の側板6
a、6bに設けた取付け穴17に貫通固定される。21
は左右に所定間隔をおいて上下に延びる通路形成板18
全体に穿設された複数の長穴、22は商品通路8の内側
に向かって突出する複数のビ−ドである。
【0009】以上のように構成された自動販売機の商品
収納装置について、以下その作用について説明する。
【0010】商品7を商品収納装置5へ収納する場合、
商品7は投入口9より投入され、商品通路8の上部に達
した後、商品通路8内に落下する。その後商品7は通路
形成板14、18への衝突離脱を繰り返し、商品通路8
の蛇行に沿って方向を変え、折れ線状の軌跡をたどりな
がら下方へ移動するが、衝突時のエネルギ−損失や通路
形成板14、18との摩擦等により速度が減少し、タ−
ンを繰り返すことで速度がほぼ一定となる速度規制を受
けながら落下する。これらの速度規制に関しては通路形
成板14、18の大円弧部14bの中心角が大きければ
大きいほど有効となる。
【0011】また、通路形成板14、18への商品7の
衝突音の発生は商品充填中の騒音の原因となっている。
このような騒音の原因となる衝突音を減少させるため、
図19に示すように、通路形成板18には多数の長穴2
1が明けられており、加えて強度確保のため板厚を厚く
する、もしくはビ−ド22が成型されている。
【0012】また、商品7が通路形成板14、18に衝
突し接触することにより、商品7の外周円が通路形成板
14、18の大円弧部に沿おうとするので、商品7は通
路形成板14、18により水平方向に横向きになるよう
姿勢を変える。このような姿勢制御は商品7の落下中の
通路形成板14、18との接触時間が長ければ長いほど
有効に作用するため、落下速度の減少も接触時間の増加
につながり有効に作用することとなる。
【0013】商品通路8を通過中上記のような姿勢制御
を繰り返し受けながら、商品7は商品排出機構10部ま
で落下し停止しする。その後、順次投入された商品7は
上方に蛇行しながら積み重なって商品通路8内に収納さ
れる。商品収納装置5へ収納された商品7は、販売指令
により作動する商品排出機構10により、1個ずつシュ
−ト11上へ落下し、販売口100へ移動する。
【0014】最下部の商品7が排出されると、上部の商
品7が順次落下し、商品通路8内を下方へ移動する。ま
た、商品通路8の下方に位置する商品7は上方に積み重
なった商品7の重量を受けるため、通路形成板14、1
8と商品7の間の摩擦力が上方に位置する商品7に比べ
増加する。また、通路形成板14、18の大円弧部14
bの中心角が大きくなるにつれ、大円弧部14bの下方
は水平に近づくため、商品7が大円弧部14bの下方に
位置するにつれて摩擦力は増加することとなり、商品7
の詰まりの原因となっている。
【0015】このような構成において、その組み立て方
法を説明する。まず組み立てに先立って小円弧部14a
と大円弧部14bが成型され、必要に応じて図19に示
すようなビ−ド22と長穴21等が多数加工された通路
形成板14、18が製作される。
【0016】次に組み立てにおいては、図20に示すよ
うに、ベ−ス板23に立設された治具ピン24に取付け
穴17を合わせて左右の側板の一方6bを挿入し、その
後通路形成板14の係止片15を治具ピン24に差し込
み、治具ピン24の根元まで挿入する。その後係止片1
5に取付け穴17を合わせて左右の側板の他方6aを挿
入し、先端の尖ったカシメ治具25と治具ピン24の根
元の斜めカット部26にて、通路形成板14の両側に設
けられた係止片15の先端の切欠部16を同時に押し広
げて、通路形成板14を左右の側板6a、6bへ固着す
るものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成において、企業間の販売競争の激化に
より、開発生産リ−ドタイムの短縮を求められている昨
今、製造工程の短縮や金型レスの工法の導入が求められ
ている。製造リ−ドタイムを短縮するためには、素材か
ら組立までの一連のライン生産を実現していかなければ
ならない。しかし通路形成板14、18など蛇行状の複
雑な形状の一体成型を行う大型プレス加工機では生産機
種の変更による段取り変え時間が長時間発生するため、
ライン生産の途中に導入するとロス時間が多くなるの
で、事前に生産を行うプレ加工が必要となり、自動販売
機の商品収納装置を製造する一連のライン生産を構築す
る障害となる欠点があった。また、開発リ−ドタイムを
短縮するためには、通路形成板14、18に静音化のた
め多数の長穴21やビ−ド22が必要になるが、この加
工形状を決定するには試作と試験を繰り返す必要が生じ
るので、製作時間のかかる金型を用いるプレス成型加工
の必要な部品形状が開発リ−ドタイム短縮の障害となる
欠点があった。
【0018】また、昨今商品イメ−ジを確立する目的で
デザイン的な差別化を図る傾向にあるため、特にビン、
ペットボトルの分野で新形状、新材料の容器が急増して
いる。そしてビン容器の中には円錐形に近い物や重心位
置が片寄っているなど商品通路8内での商品7の落下中
の姿勢制御が難しく商品立ちを発生させる原因となって
いる。しかし、従来の技術では通路形成板14、18の
大円弧部14bの中心角を大きくし商品7の速度を落と
すことにより姿勢制御を行うという方法を用いていた
が、ペットボトルの中には材質的に非常に柔らかかった
り、摩擦係数の大きい物もあり、中心角を大きくすれば
姿勢制御力は増加するが大円弧部14bの下方で摩擦力
がさらに増大しペットボトルが詰まる欠点があった。
【0019】また、静音化を図る従来技術として、図1
9に示すように、通路形成板18に多数の長穴21とビ
−ド22を加工しているが、ビ−ド加工することにより
商品7との接触部の剛性が高くなり、また従来の通路形
成板は一般的に鋼板を用いているため、商品7の衝突音
が大きく、高周波の騒音が発生する欠点があった。
【0020】また、従来の組立方法として、図20に示
すように、通路形成板14の両側に円筒スリ−ブ状の係
止片15を具備し、左右の側板6a、6bにカシメ加工
にて係合する方法が取られているが、円筒スリ−ブ状の
係止片15と通路形成板14の接合部分は構造上幅を広
く取れないため、強度的に弱く商品7の繰り返し衝突に
よる変形やカシメ部の弛みが発生する欠点があった。
【0021】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、第1の目的は、生産工程でのプレス成型等のプレ加
工を削減し、生産リ−ドタイムと開発リ−ドタイムを短
縮できる自動販売機の商品収納装置を提供することにあ
る。
【0022】また、第2の目的は、商品通路内での商品
落下中の商品への姿勢制御力の向上を図ると共に、商品
詰まりを防止する自動販売機の商品収納装置を提供する
ことにある。
【0023】また、第3の目的は、商品充填中の騒音発
生の原因である商品衝突音を減少させ、合わせて高周波
の音域を削減することができる自動販売機の商品収納装
置を提供することにある。
【0024】また、第4の目的は、通路形成板の左右の
側板への取付け強度を確保向上させ、合わせて確実に係
止できる自動販売機の商品収納装置を提供することにあ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の自動販売機の商品収納装置は、対向して直
立する左右の側板間に上下方向に蛇行して商品を積み重
ねて収納する商品通路を、間隔をほぼ一定になるよう設
けられた向かい合う通路形成板で形成し、前記通路形成
板は間隔をほぼ一定にするため上下方向に小湾曲部と大
湾曲部が交互に連なる蛇行状の断面形状を成し、この蛇
行状の断面形状は組み立て段階で前記通路形成板をたわ
ませて形成して、前記通路形成板を前記左右の側板間に
係合する構造としたことを特徴としている。
【0026】また対向して直立する左右の側板間に上下
方向に蛇行して商品を積み重ねて収納する商品通路を、
間隔をほぼ一定になるよう設けられた向かい合う通路形
成板で形成し、前記通路形成板は間隔をほぼ一定にする
ため上下方向に小湾曲部と大湾曲部が交互に連なる蛇行
状の断面形状を成し、この蛇行状の断面形状は、小湾曲
部の断面形状をプレ加工により成型してなる通路形成板
を組み立て段階でたわませて形成して、前記通路形成板
を前記左右の側板間に係合する構造としたことを特徴と
している。
【0027】また対向して直立する左右の側板間に上下
方向に蛇行して商品を積み重ねて収納する商品通路を、
向かい合う通路形成板の間隔をほぼ一定にするため上下
方向に小湾曲部と大湾曲部が交互に連なる蛇行状の断面
形状を成す通路形成板で形成し、前記通路形成板は前記
商品通路内を商品が落下するとき商品の衝突により前記
通路形成板が伸縮する事なく変形するように前記左右の
側板間に係合した構造としたことを特徴としている。
【0028】本発明の自動販売機の商品収納装置による
と、商品通路を形成する通路形成板をたわませて蛇行状
の断面形状に形成するので、通路形成板の蛇行状形状の
一体成型を行う大型プレス加工などの事前のプレ加工が
不要になることから、生産機種の変更による段取り変え
ロス時間がなくなるため、素材から組立までの一連のラ
イン生産ができ、生産リ−ドタイムを短縮することがで
きる。
【0029】更に、小湾曲部をプレ加工することで曲率
半径を小さくできることとなり、商品通路の間隔はほぼ
一定を成すことから大湾曲部の曲率半径も追随して小さ
くなるので、蛇行幅が削減でき、商品収納装置の奥行き
寸法を削減できる。また小湾曲部のプレ加工では、一体
成型が不要なことから、定ピッチ送りのプレス加工など
ライン生産に適した生産手段での対応がはかれるので、
小湾曲部のプレ加工をライン生産の工程へ組込むことが
できる。
【0030】また、通路形成板は商品通路内を商品が落
下するとき商品の衝突により通路形成板が伸縮する事な
く変形するように左右の側板間に係合した構造としたも
のでは、商品の衝突により通路形成板が伸縮する事なく
変形するので、商品衝突時にクッションとして作用し、
商品の運動エネルギ−の一部が通路形成板の変形で吸収
されるので商品の速度を落とすことができる。また、商
品が通路形成板へ衝突し接触することにより、商品の外
周円が通路形成板の大湾曲部に沿おうとすると同時に、
通路形成板が商品を包み込むように伸縮する事なく変形
し、通路形成板の復元作用もあいまって、商品を水平方
向に横向きになるよう姿勢を変えさせる姿勢制御力が向
上される。さらに、商品の落下に追従し通路形成板も伸
縮する事なく変形するため、商品と通路形成板との接触
時間が長くでき、加えての商品速度の減少によりさらに
接触時間が長くなり、商品通路内での商品落下中の商品
への姿勢制御力の向上をさらに図ると共に、商品立ちを
さらに防止することができる。
【0031】また、商品衝突時に通路形成板が伸縮する
事なく変形し、クッションとして作用するので、商品衝
突時に発生する衝突音を削減することができる。
【0032】更に、通路形成板の素材の縦弾性係数を従
来より小さいものを使用するもの及び通路形成板は撓み
易いアルミニューム又はジュラルミンあるいは強化樹脂
を素材として形成されているものでは、従来の剛性の高
い通路形成板に比べ商品衝突時に通路形成板に発生する
振動の波長が長くなるため高周波の騒音が抑制できる。
さらに、通路形成板には、静音化のための多数の長穴や
ビ−ドが不要となり、形状を決定するための試作と試験
の繰り返し期間や、金型の製作期間がなくなるため開発
リ−ドタイムを短縮できる。
【0033】また、通路形成板は、板厚が0.4mm以
下の薄い鋼板で形成されているものでは、商品の衝突に
より通路形成板が伸縮する事なく変形するので、商品衝
突時にクッションとして作用し、商品の運動エネルギ−
の一部が通路形成板の変形で吸収されるので商品の速度
を落とすことができる。更に、ビ−ド加工などの断面2
次モ−メントが増加し剛性の高まる加工を極力少なくす
るなど、通路形成板がたわみ易くなる手段を用いて、商
品通路内を商品が落下するとき商品の衝突により通路形
成板が伸縮する事なく変形するようにすると、商品の衝
突により通路形成板が伸縮する事なく変形し、商品衝突
時にクッションとして作用し、商品の運動エネルギ−の
一部が通路形成板の変形で吸収されるので商品の速度を
落とすことができる。
【0034】また対向して直立する左右の側板間に両端
部が貫通して軸止される係合ピンと、係合ピンが貫通し
商品通路の裏面方向に突出するよう通路形成板の小湾曲
部に成型された切り起こしを設け、切り起こしを貫通す
る係合ピンが通路形成板を左右の側板に軸着する構造と
したものでは、通路形成板の軸着部が商品の衝突による
大湾曲部の変形に追随するよう若干回動するので、固定
支持に比べ通路形成板の支持部への曲げ応力の集中が避
けられ、通路形成板の変形や繰り返し応力による亀裂な
どが未然に防止できる。
【0035】また、上記構成に加え、対向して直立する
左右の側板間に両端部が貫通して軸止される第2の係合
ピンと、第2の係合ピンが貫通し商品通路の裏面方向に
突出するよう通路形成板の小湾曲部の上方近傍に成型さ
れた第2の切り起こしとを設け、第2の切り起こしを貫
通する第2係合ピンが通路形成板を左右の側板に軸着す
る構造を備えたものでは、通路形成板の変形により大湾
曲部の下方は従来の大円弧部の下方に比べ下方へたわみ
水平に近づくこととなるので、商品と通路形成板間の摩
擦力が増加し商品の詰まりの原因となるが、小湾曲部の
上方近傍部すなわち大湾曲部の下方を係合ピンで軸着す
ることで、通路形成板が下がり過ぎ水平に近づくのを規
制するので商品の詰まりを防止できる。
【0036】更に、通路形成板に断面オメガ状にプレ加
工し両端を通路形成板の両側端より突出させた単重カ−
リング部を設け、単重カ−リング部の両突出部を左右の
側板に設けた取付け穴に貫通させて通路形成板を支持す
る構造としたものと、通路形成板の一部を多重に折り曲
げ、この多重に折り曲げた部分をカ−リング状にプレ加
工し両端を通路形成板の両側端より突出させた多重カ−
リング部と、多重カ−リング部の両突出部を左右の側板
に設けた取付け穴に貫通させて通路形成板を支持する構
造としたものと、左右の側板に設けた取付け穴を貫通す
る通路形成板の単重カ−リング部又は多重カ−リング部
の両突出部先端を押し広げ、左右の側板に通路形成板を
係止する構造を備えたものでは、左右の側板を架け渡す
ようにカ−リングを設けるられるので、従来の通路形成
板の両側の円筒スリ−ブ状の係止片と通路形成板の接合
部分のような強度的に弱い部位がなくなり、商品の繰り
返し衝突による通路形成板の変形が防止できる。またカ
−リング加工は材料を切断する事なく連続的に加工でき
るのでライン生産の障害とはならない。
【0037】好ましくは、カ−リング部を多重加工する
ことで支持部の強度をさらに向上することができる。加
えて、接合部の強度不足から生じるカシメ部の弛みも防
止できるので確実に係止できる。
【0038】また、通路形成板の一部分を多重に折り重
ねたり、もしくは素材の一部分の厚みを厚くする等し
て、通路形成板の一部分の強度を高めた補強部を形成し
たものと、通路形成板の補強部を通路形成板の両側端よ
り突出させた突起部と、突起部が左右の側板に設けた取
付け穴を貫通し通路形成板を支持する構造としたもの
と、左右の側板に設けた取付け穴を貫通する通路形成板
の突起部の先端を折り曲げ、左右の側板に通路形成板を
係止する構造としたものでは、商品通路内を蛇行しなが
ら商品が落下するとき商品の品種により同じ軌跡をたど
ることが多く、通路形成板の商品の繰り返し衝突をほぼ
同じところに受ける部位を多重に折り重ねる、または素
材の厚みを厚く補強すること等で、通路形成板の部分的
な塑性変形を防止できることとなる。
【0039】更に、補強部が左右の側板に設けた取付け
穴を貫通し通路形成板を支持するためのカ−リングによ
る支持と同じく、従来の通路形成板の両側の円筒スリ−
ブ状の係止片と通路形成板の接合部分のような強度的に
弱い部位がなくなり、商品の繰り返し衝突による変形が
防止できる。また多重折り曲げ加工や、素材の厚みを薄
くする切削加工や圧延加工は材料を切断する事なく連続
的に加工できるのでライン生産の障害とはならない。
【0040】加えて、接合部の強度不足から生じるカシ
メ部の弛みも防止できるので確実に係止できる。
【0041】また、通路形成板の小湾曲部の上方近傍に
設けた補強部と、この補強部の両端に設けた突起部と、
商品の衝突により通路形成板が伸縮する事なく変形する
のに追随し、小湾曲部を起点に回動する突起部を遊貫
し、通路形成板の変形量を規制する左右の側板に設けた
扇状穴とを備えたものでは、通路形成板の補強部が商品
の衝突による大湾曲部の変形に追従するよう小湾曲部を
起点に若干回動するので、固定支持に比べ通路形成板の
支持部への曲げ応力の集中が避けられ、通路形成板の変
形や繰り返し応力による亀裂などが未然に防止できる。
また、大湾曲部の下方では通路形成板が商品の衝突によ
り伸縮する事なく変形するので、従来の大円弧部の下方
に比べ大湾曲部の下方はたわみにより水平に近づくこと
となるので、摩擦力が増加し商品の詰まりの原因となる
が、扇状穴の下方と突起部が当設し通路形成板が下がり
過ぎ水平に近づくのを規制するので商品の詰まりを防止
できる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明による自動販売機の
商品収納装置の実施の形態について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0043】図1は、本発明の第1実施形態における自
動販売機の商品収納装置5の断面図である。図2は、第
1実施形態の自動販売機の商品収納装置5の部分斜視図
である。
【0044】図1、図2において、27は商品通路で、
対向して直立する左右の側板28a、28bの間に上下
方向に蛇行して商品7を積み重ねて収納する。29は通
路形成板で、隣り合う通路形成板29、29間に商品通
路27を形成する。それぞれの通路形成板29は、組付
け後の形状において、上下方向に小湾曲部(小円弧部)
29aと大湾曲部(大円弧部)29bが交互に連なる蛇
行状の断面形状を成す。隣り合う通路形成板29、29
は、商品通路27の間隔がほぼ一定になるよう上下方向
に交互に連なる小湾曲部29aと大湾曲部29bが対向
配置されている。また通路形成板29には、事前に蛇行
状の断面形状を成型するプレ加工を用いず平板素材を使
用し、加えて素材の縦弾性係数を従来の鋼板より小さ
く、同じ強度を有しながらたわみ易くできるアルミやジ
ュラルミンや強化樹脂などを使用したり、従来の素材の
鋼板の厚さを0.4mm以下に薄くしたり、またはビ−
ド加工などの断面2次モ−メントが増加し剛性の高まる
加工を極力少なくするなどして、通路形成板29がたわ
み易くなる手段が施されている。30は突片で、通路形
成板29の両側端より突出し、先端に挿入性が良くなる
面取り部30aを有する四角型の形状をし、通路形成板
29の支持強度が確保されるように適正間隔に調整され
て多数設けられている。
【0045】31は取付け穴で、左右の側板28a、2
8bに通路形成板29の組付け後の蛇行状断面形状に沿
って突片30の配置間隔に合わせて配設けられており、
組み付けるためたわませられた通路形成板29の突片3
0を貫通させ通路形成板29を蛇行状断面形状となるよ
うにして支持する。32は間隔保持ピンで、その両端部
が左右の側板28a、28bに設けられた係合穴33を
貫通し、左右の側板28a、28bの間隔が広がらない
よう複数個適正配置され、左右の側板28a、28bに
固定する。
【0046】なお、9は投入口、10は商品排出機構で
あり、他の構成は従来例と基本的に同一であるので、そ
の説明は省略する。
【0047】以上のように構成された第1実施形態の自
動販売機の商品収納装置について、以下その作用を説明
する。
【0048】まず、通路形成板29は、素材の縦弾性係
数が小さくて、同じ強度を有してたわみ易くなる素材を
使用するか、または素材の厚さを薄くするか、または断
面2次モ−メントが増加し剛性の高まる加工を極力少な
くするなどして、通路形成板29がたわみ易くなる手段
が施されており、左右の側板28a、28bに通路形成
板29の組付け後の蛇行状断面形状に沿って通路形成板
29の突片30の配置間隔に合わせられ配設された取付
け穴31に、組み付けるためたわませられた通路形成板
29の突片30を挿入することで、事前に蛇行状の断面
形状を成型するプレ加工を用いなくても、商品通路27
が上下方向に小湾曲部29aと大湾曲部29bが交互に
連なる蛇行状の断面形状となる。また、通路形成板29
を小湾曲部29aと大湾曲部29bを対向するよう配置
し、左右の側板28a、28bの間隔が広がらないよう
適正な間隔に固定する間隔保持ピン32が複数個適正配
置されているので、間隔がほぼ一定な蛇行状の商品通路
27が形成される。
【0049】第1実施形態の自動販売機の商品収納装置
は、上記のように構成されたことで、通路形成板29の
一体成型を行う大型プレス加工などの事前のプレ加工が
不要になることから、生産機種の変更による段取り変え
ロス時間がなくなり、素材から組立までの一連のライン
生産が構築でき、生産リ−ドタイムを短縮することがで
きる。さらに、通路形成板29の素材の厚みを薄くする
場合は材料の合理化が図れると共に、プレ加工の廃止に
より人件費の削減が図れ、安価な自動販売機を提供でき
る。
【0050】図3は、本発明の第2実施形態における自
動販売機の商品収納装置5の断面図である。図4は、第
2実施形態の自動販売機の商品収納装置5の部分斜視図
である。第2実施形態において、第1実施形態と共通す
る部分は、図に共通符号を付して説明を省略する。
【0051】図3、図4において、34は通路形成板2
9にプレ加工された小湾曲部で、前記した第1実施形態
における蛇行状の断面形状の一部を成す小湾曲部をプレ
ス加工等のプレ加工を用いて曲率半径を小さく成型され
ている。35は小湾曲部34の両側端より突出して設け
られている突片である。この突片35は他の突片30よ
り広幅に形成されている。36は取付け穴で、前記突片
35の断面形状に沿った小湾曲形を成し、突片35を貫
通させ通路形成板29を支持するよう左右の側板28
a、28bに加工されている。
【0052】この第2実施形態は、第1実施形態と対比
して次の点が異なっている。すなわち、通路形成板29
にプレ加工によって小湾曲部34のみを成型している。
大湾曲部29bは第1実施形態の場合と同様に組み立て
段階で湾曲形成される。
【0053】以上のように構成された第2実施形態の自
動販売機の商品収納装置5について、以下その作用を説
明する。
【0054】まず、小湾曲部34を成型するプレ加工で
は、大湾曲部29bを含む一体成型が不要なことから、
定ピッチ送りのプレス加工などライン生産に適した生産
手段での対応が図れることにより、商品収納装置5のラ
イン生産の障害にならず加工ができるので、小湾曲部3
4の曲率半径を小さくでき、商品通路27の間隔をほぼ
一定にするため大湾曲部29bの曲率半径も小さくな
り、蛇行幅が削減され、商品収納装置5の奥行き寸法は
削減される。
【0055】第2実施形態の自動販売機の商品収納装置
は、上記のように構成されているので、商品通路27の
間隔をほぼ一定にするため小湾曲部34と大湾曲部29
bの曲率半径を小さくでき、商品収納装置5の奥行き寸
法を短くできる。
【0056】図5は、本発明の第3実施形態における自
動販売機の商品収納装置5の部分斜視図である。図6
は、第3実施形態の自動販売機の商品収納装置5の大湾
曲部上部への商品衝突時の通路形成板の断面作動図であ
る。図7は、第3実施形態の自動販売機の商品収納装置
5の大湾曲部中部への商品衝突時の通路形成板の断面作
動図である。図8は、第3実施形態の自動販売機の商品
収納装置5の大湾曲部下部への商品衝突時の通路形成板
の断面作動図である。図9は、第3実施形態の自動販売
機の商品収納装置5の大湾曲部への商品衝突時の姿勢変
化を示す断面作動図である。
【0057】図5〜図9において、37は商品通路で、
対向して直立する左右の側板38a、38bの間に上下
方向に蛇行して商品7を積み重ねて収納する。39は通
路形成板で、隣り合う通路形成板39、39間に商品通
路37を形成する。それぞれの通路形成板39は、組付
け後の形状において、上下方向に小湾曲部39aと大湾
曲部39bが交互に連なる蛇行状の断面形状を成す。隣
り合う通路形成板39、39は、商品通路37の間隔が
ほぼ一定になるよう上下方向に交互に連なる小湾曲部3
9aと大湾曲部39bが対向配置されている。また通路
形成板39には、第1実施形態と同様、事前に蛇行状の
断面形状を成型するプレ加工を用いず平板素材を使用
し、加えて素材の縦弾性係数を従来の鋼板より小さく、
同じ強度を有しながらたわみ易くできるアルミやジュラ
ルミンや強化樹脂などを使用するか、または鋼板の厚さ
を0.4mm以下に薄くするか、またはビ−ド加工など
の断面2次モ−メントが増加し剛性の高まる加工を極力
少なくするなど、通路形成板39がたわみ易くなる手段
が施されている。このため、第1実施形態と同様に左右
の側板38a、38b間に組み付けられ、蛇行状の断面
形状となった通路形成板39は、商品通路37内を商品
7が落下するとき商品7の衝突により伸縮する事なく変
形するようになっている。
【0058】前記通路形成板39の小湾曲部39aは左
右の側板38a、38bの間に係合ピン40で係合され
ており、商品7の衝突により通路形成板39の大湾曲部
39bが伸縮する事なく変形する。
【0059】また、係合ピン40の両端部は、対向して
直立する左右の側板38a、38bの係合穴80を貫通
し、大湾曲部39bが伸縮する事なく変形しやすいよう
に左右の側板38a、38bと通路形成板39の両側端
との間に若干の隙間を設けるように軸止している。41
は切り起こしで、係合ピン40が貫通し商品通路37の
裏面方向に突出するよう通路形成板39の各小湾曲部3
9aに左右1対成型され、切り起こし41を貫通する係
合ピン40により通路形成板39は左右の側板38a、
38bに軸着されている。
【0060】以上のように構成された第3実施形態の自
動販売機の商品収納装置について、以下その作用を説明
する。
【0061】まず、商品7が商品通路37を図6、図
7、図8と落下するとき、商品7の衝突により通路形成
板39が図6から図8の2点鎖線で示す状態から実線で
示すくの字形の状態まで伸縮する事なく変形し、商品7
が衝突する時にクッションとして作用するので、商品7
の運動エネルギ−の一部が通路形成板39の変形で吸収
され、商品7の速度が落ちることとなる。また、図9の
二点鎖線に示すように商品7が傾いた状態で通路形成板
39へ衝突すると、通路形成板39が伸縮する事なくコ
の字形に変形するが、商品7の外周円が接触しながら大
湾曲部39bに沿おうとし、加えて大湾曲部39bの復
元作用もあいまって、通路形成板39が商品7を包み込
むように伸縮する事なくくの字形に変形して行くので、
商品7は水平方向に横向きになるよう姿勢を変えながら
図9の実線で示すくの字形の最深部へ移動する結果、商
品7へ水平方向に横向きになるよう姿勢制御が行われた
こととなる。さらに、図6から図8に示すように商品7
の落下に追従し通路形成板39も伸縮する事なく変形す
るので、商品7と通路形成板39との接触時間を長くで
き、加えて商品7の速度の減少によりさらに接触時間が
長くなり、商品通路37内での商品落下中の商品7への
姿勢制御がさらに加えられるので、商品7の商品通路3
7内での商品立ちによる商品詰まりが防止される。
【0062】さらに、商品7の衝突時に通路形成板39
が伸縮する事なく変形し、クッションの作用をするの
で、商品7の衝突音が削減される。加えて従来の剛性の
高い通路形成板に比べ商品7の衝突時に通路形成板39
に発生する振動の波長が長くなるので高周波の騒音が抑
制されると共に、通路形成板39では、従来例において
用いた静音化のための多数の長穴やビ−ドを用いなくて
も静音化が図れるため、長穴やビ−ドの形状を決定する
ための試作と試験の繰り返し期間や、金型の製作期間が
なくなることとなり、開発リ−ドタイムが短縮される。
【0063】また、通路形成板39の小湾曲部39aを
係合ピン40を介して左右の側板38a、38bに係合
し、大湾曲部39bを係合しない状態とすることで、大
湾曲部39bの変形を最大限活用でき、商品7への姿勢
制御を最大限の大きな範囲で行えることとなり、商品7
の姿勢がより安定する。
【0064】また、通路形成板39の軸着部が商品7の
衝突による大湾曲部39bの変形に追従するよう若干回
動するので、固定支持に比べ小湾曲部39aへの曲げ応
力の集中が避けられることとなり、通路形成板39の変
形や繰り返し曲げ応力による通路形成板39の亀裂など
が未然に防止される。
【0065】第3実施形態の自動販売機の商品収納装置
は、上記のように構成されているので、商品7の衝突時
に通路形成板39が伸縮する事なく変形し、クッション
として作用するため、商品7の速度が減少し、商品7と
通路形成板39との接触時間が長くなるので、姿勢制御
を長時間加えられることとなり、商品7の商品通路37
内での商品立ちによる商品詰まりが防止できる。さら
に、商品7衝突時に発生する衝突音が削減され、発生す
る振動の波長が長くなるので高周波の騒音が抑制できる
と共に、静音化のため従来設けられていた長穴やビ−ド
が不要になり、開発リ−ドタイムが短縮できる。
【0066】また、通路形成板39の小湾曲部39aを
係合ピン40で係合することで、商品7への姿勢制御が
最大限の大きな範囲で行えることとなり、商品7の姿勢
をより安定させることができる。
【0067】また、通路形成板39の軸着部が若干回動
するので、小湾曲部39aへの曲げ応力の集中が避けら
れ、通路形成板39の変形や繰り返し曲げ応力による通
路形成板39の亀裂などが未然に防止できる。
【0068】図10は、本発明の第4実施形態における
自動販売機の商品収納装置5の部分斜視図である。図1
1は、第4実施形態の自動販売機の商品収納装置の大湾
曲部下部への商品衝突時の通路形成板の断面作動図であ
る。この第4実施形態は下記に説明する点を除いて第3
実施形態と同様に構成されており、第3実施形態と共通
する部分は、図に共通符号を付して説明を省略する。
【0069】図10と図11において、42は第2の係
合ピンで、その両端部は対向して直立する左右の側板3
8a、38bの係合穴81を貫通し、大湾曲部39bが
伸縮する事なく変形しやすいように左右の側板38a、
38bと通路形成板39の両側端との間に若干の隙間を
設けるように軸止している。43は第2の切り起こし
で、第2の係合ピン42が貫通し商品通路37の裏面方
向に突出するよう通路形成板39の小湾曲部39aの上
方近傍に左右1対成型され、第2の切り起こし43を貫
通する第2の係合ピン42により通路形成板39の小湾
曲部39aの上方近傍が軸着されている。
【0070】以上のように構成された第4実施形態の自
動販売機の商品収納装置について、以下その作用を第3
実施形態と比較して説明する。
【0071】第3実施形態では商品7が商品通路37を
落下し、商品7が大湾曲部39bの下方に衝突すると、
通路形成板39が図11の2点鎖線に示すくの字形の状
態まで伸縮する事なく変形するので、くの字形の下片は
下方へたわみ水平に近づくこととなり、商品7と通路形
成板39間の摩擦力が増加し商品7の詰まりの原因とな
る。この欠点を除くためには第3実施形態では通路形成
板39のたわみ量を調整し決定する必要がある。これに
対し第4実施形態では小湾曲部39aの上方近傍、すな
わち大湾曲部39bの下方を第2の係合ピン42で軸着
するので、図11の実線に示すよう大湾曲部39bの下
方でのたわみが少なくなり、くの字形の下片が水平に近
づくことを防止するので商品7の詰まりの原因となる商
品7と通路形成板39間の摩擦力の増加を抑えることと
なる。
【0072】第4実施形態の自動販売機の商品収納装置
は、上記のように構成されているので、小湾曲部39a
の上方近傍部すなわち大湾曲部39bの下方を第2の係
合ピン42で軸着することで、通路形成板39がたわみ
により下がり過ぎ水平に近づくのを規制するので商品7
の詰まりを防止できる。
【0073】図12(a)、(b)、(c)、(d)
は、本発明の第5実施形態における自動販売機の商品収
納装置5のそれぞれの部分を示す図である。この第5実
施形態も基本的には第1実施形態と同様に構成される
が、以下に述べる点で相違している。
【0074】図12(a)において、44は単重カ−リ
ング部で、通路形成板45の小湾曲部45aを略オメガ
(Ω)状にプレ加工し両端部44aを通路形成板45の
両側端より突出するように形成している。図12
(b)、(c)において、46は取付け穴で、単重カ−
リング部44の端部44aを貫通させて通路形成板45
を支持するため左右の側板47a,47bに設けられて
いる。
【0075】図12(d)において48は多重カ−リン
グ部で、通路形成板45の小湾曲部45aを多重に折り
曲げし(本図では2重折り曲げにて図示する)、この多
重に折り曲げた部分をカ−リング状にプレ加工し両端部
48aを通路形成板45の両側端より突出するように形
成している。この多重カーリング部48の両端部48a
も単重カ−リング部44と同様に、左右の側板47a、
47bに係止される。
【0076】前記単重カ−リング部44の端部44a
は、その先端が押し広げられ、カシメ部44bとされ、
左右の側板47a,47bに通路形成板45を係止す
る。
【0077】以上のように構成された第5実施形態の自
動販売機の商品収納装置について、以下その作用を説明
する。
【0078】まず、カ−リング加工は材料を切断する事
なく連続的に加工できるのでライン生産に適した生産手
段であることから、商品収納装置のライン生産の障害に
ならず加工ができるので、左右の側板47a,47bを
貫通する単重カ−リング部44を通路形成板45に設け
られることとなり、通路形成板45には従来の通路形成
板の両側の円筒スリ−ブ状の係止片と通路形成板との接
合部分のような強度的に弱い部位がなく、また左右の側
板47a,47b間に単重カ−リング部44が架け渡さ
れるので、商品7の繰り返し衝突による変形に強くな
り、通路形成板45の支持強度が向上することとなる。
【0079】さらに、カ−リング加工を図12(d)に
示すように、多重にすることで、支持強度がさらに向上
することとなる。
【0080】そして、単重カ−リング部44または多重
カ−リング部48の先端を押し広げるカシメ加工を施し
たカシメ部44bを設けることにより、支持強度不足か
ら生じるカシメ部の弛みが防止され、通路形成板45は
左右の側板47a,47bへ確実に係止される。
【0081】第5実施形態の自動販売機の商品収納装置
は、上記のように構成されているので、商品7の繰り返
し衝突による変形に強く、通路形成板45の支持強度が
向上するので、先端を押し広げたカシメ部44bの弛み
が防止でき、通路形成板45の左右の側板47a,47
bへの取付け強度を確保向上させ、合わせて確実に係止
できる。
【0082】図13は、本発明の第6実施形態における
自動販売機の商品収納装置5の多重折り重ねによる補強
部の部分斜視図である。図14は、本発明の第6実施形
態の別例における自動販売機の商品収納装置5の素材の
厚みを厚くした補強部の部分斜視図である。
【0083】図13、図14において、49は商品通路
で、対向して直立する左右の側板50a、50bの間に
上下方向に蛇行して商品7を積み重ねて収納する。51
は通路形成板で、両側板50a、50bに組付けたとき
商品通路49を形成し、上下方向に小湾曲部51aと大
湾曲部51bが交互に連なる蛇行状の断面形状を成し、
商品通路49の間隔がほぼ一定になるよう上下方向に交
互に連なる小湾曲部51aと大湾曲部51bが対向配置
されている。また通路形成板51には、事前に小湾曲部
51aを成型するプレ加工を用いない板素材を使用し、
通路形成板51がたわみ易くなるよう、第2実施形態で
述べたような手段が施されているので、通路形成板51
は商品通路49内を商品7が落下するとき商品7の衝突
により大湾曲部51bが伸縮する事なく変形するよう左
右の側板50a、50b間に係合されている。図13に
おいて52aは補強部で、通路形成板51の一部分を多
重に折り重ねて(図13では3重)、通路形成板51の
一部分の強度を高めてあり、商品7の繰り返し衝突を受
ける大湾曲部51bの上下方向ほぼ中央部に設けられて
いる。同様に図14において、52bは補強部で、素材
の厚みを厚くして、図13の補強部52aと同等の位置
に同等の強度を持たせたものである。なお素材の厚みを
厚くするために補強板を重ね合わせて接合する方法を用
いてもよい。
【0084】また、図13において、53aは第1の補
強兼突起部で、通路形成板51の一部分を多重に折り重
ねて(図13では3重)補強し、その両端部を通路形成
板51の両側端より突出させ、第1の補強兼突起部53
aの両端部が左右の側板50a、50bに設けた取付け
穴54を貫通し、通路形成板51を支持するように、大
湾曲部51bの上方すなわち小湾曲部51aの下方近傍
部に設けられている。
【0085】同様に図14において、53bは第1の補
強兼突起部で、素材の厚みを厚くして、図13の第1の
突起部53aと同等の強度を持たせたものである。
【0086】また、図13において、55aは突起部
で、小湾曲部51aを多重に折り重ねて(図13では3
重)補強し、プレ加工にて曲率半径を小さく成型した小
湾曲部51aの一部を両側端より突出して設けられてい
る。同様に図14において、55bは突起部で、素材の
厚みを厚くして、図13の突起部55aと同等の位置に
同等の強度を持たせたものである。56は取付け穴で、
突起部55aの断面形状に沿った小湾曲形を成し、突起
部55aを貫通させ通路形成板51を支持するよう、左
右の側板50a、50bに加工されている。
【0087】また、図13、図14において57は係合
折り曲げ部を示し、左右の側板50a、50bに設けた
取付け穴54を貫通する通路形成板51の第1の補強兼
突起部53a又は第1の補強兼突起部53bの両端部先
端を折り曲げ、左右の側板50a、50bに通路形成板
51を係止する状態を示している。
【0088】また、図13において、58aは第2の補
強兼突起部で、通路形成板51の一部分を多重に折り重
ねて(図13では3重)補強し、その両端側を通路形成
板51の両側端より突出させ、第2の補強兼突起部58
aの両端部が左右の側板50a、50bに設けた係止手
段としての穴である扇状穴59を貫通し、通路形成板5
1を遊貫するよう、大湾曲部51bの下方すなわち小湾
曲部51aの上方近傍部に設けられている。同様に図1
4において、58bは第2の補強兼突起部で、素材の厚
みを厚くして、図13の第2の補強兼突起部58aと同
等の位置に同等の強度を持たせたものである。扇状穴5
9は、商品7の衝突により大湾曲部51bが伸縮する事
なく変形するのに追随し、小湾曲部51aを起点に回動
する第2の補強兼突起部58aの回動起点を扇の要とす
る扇状の形状を成す。
【0089】以上のように構成された図13に示す第6
実施形態及び図14に示す別例の自動販売機の商品収納
装置について、以下その作用を説明する。
【0090】まず、多重折り曲げ加工や、素材の厚みを
薄くする切削加工や圧延加工は材料を切断する事なく連
続的に加工できるのでライン生産の障害とはならず加工
できるため、通路形成板51の一部分を多重に折り重ね
る(図13では3重)、または素材の厚みを一部厚くし
て補強することが可能となり、商品通路49内を蛇行し
ながら商品7が落下するとき商品7の品種により同一軌
跡をたどることが多いため、商品7をほぼ同じところに
繰り返し衝突を受ける通路形成板51の部位を多重に折
り重ねて補強した補強部52a、または素材の厚みを厚
くして補強した補強部52bを設けることで、通路形成
板51の部分的な塑性変形を防止することとなる。
【0091】さらに、通路形成板51の一部分を多重に
折り重ねる(図13では3重)、または素材の厚みを一
部厚くして補強した第1の補強兼突起部53a、53b
の両端部が左右の側板50a、50bに設けた取付け穴
54を貫通して通路形成板51を支持するので、第5実
施形態でのカ−リングによる支持と同様に、通路形成板
51には従来の通路形成板14の両側の円筒スリ−ブ状
の係止片と通路形成板との接合部分のような強度的に弱
い部位がなく、左右の側板50a、50b間に第1の補
強兼突起部53a、53bが架け渡されるので、商品7
の繰り返し衝突による変形に強くなり、通路形成板51
の支持強度が向上することとなる。
【0092】さらには、第1の補強兼突起部53a、5
3bの両端部先端を折り曲げた係合折り曲げ57によ
り、第5実施形態でのカ−リングによる支持と同様に、
従来の通路形成板と係止片の接合部の強度不足から生じ
るカシメ部の弛みを防止できるので、通路形成板51は
左右の側板50a、50bへ確実に係止されることとな
る。
【0093】加えて、商品7が商品通路49を落下し、
商品7の衝突により大湾曲部51bが伸縮する事なくく
の字形に変形すると、第2の補強兼突起部58a、58
bが商品7の衝突による大湾曲部51bの変形に追従し
小湾曲部51aを起点に若干回動するので、第1の補強
兼突起部53a、53bにおけるような固定支持に比べ
小湾曲部51aへの曲げ応力の集中が避けられ、通路形
成板51の変形や繰り返し応力による亀裂などを未然に
防止することとなる。さらに、大湾曲部51bの下方で
は通路形成板51が商品7の衝突により伸縮する事なく
変形するので、従来の大円弧状部の下方に比べ大湾曲部
51bの下方はたわみにより水平に近づくこととなるの
で、商品7と通路形成板51間の摩擦力が増加し商品の
詰まりの原因となるが、扇状穴59の下方端と第2の補
強兼突起部58a、58bの両端部が当接し通路形成板
51がたわみ過ぎて水平に近づくのを規制するので商品
7の詰まりの原因となる商品7と通路形成板51間の摩
擦力の増加を抑えることとなる。
【0094】第6実施形態及び別例の自動販売機の商品
収納装置は、上記のように構成されているので、商品7
の繰り返し衝突を受ける部位を多重に折り重ねて補強し
た補強部52a、または素材の厚みを厚くして補強した
補強部52bを設けることで、通路形成板51の部分的
な塑性変形を防止でき、通路形成板51の変形部での引
っかかりによる商品7の詰まりが防止できる。
【0095】さらに、商品7の繰り返し衝突による変形
に強く、通路形成板51の支持強度が向上するので、係
合折り曲げ57の弛みが防止でき、通路形成板51の左
右の側板50a,50bへの取付け強度を確保向上さ
せ、合わせて確実に係止できることとなる。
【0096】加えて、小湾曲部51aを起点に通路形成
板51が若干回動するので、固定支持に比べ小湾曲部5
1aへの曲げ応力の集中が避けられ、通路形成板51の
変形や繰り返し応力による亀裂などが防止できる。さら
に、小湾曲部51aの上方近傍部すなわち大湾曲部51
bの下方で扇状穴59と第2の補強兼突起部58a、5
8bの両端部が当接するので、通路形成板51が下がり
過ぎ水平に近づくのを規制するので商品7の詰まりを防
止できる。
【0097】なお、通路形成板51の補強部や補強兼突
起部の多重に折り重ねられた部位の折り曲げ端面の配置
を、商品通路49の内側に面する折り曲げ端面を下側に
設け、商品通路49の外側に面する折り曲げ端面を上側
に設けることで、商品7が落下時に折り曲げ端面に引っ
掛かり商品詰まりが生じるのを防止できるという効果が
得られる。
【0098】また、通路形成板51の補強部や補強兼突
起部の厚みを厚くする方向を商品通路49の外側に厚く
することで、段差が商品通路49内に生じないので、商
品7が落下時に段差に引っ掛かり商品詰まりが生じるの
を防止できるという効果が得られる。
【0099】さらに多重に折り重ねられた部位をスポッ
ト溶接などで接合すると、折り曲げ部が開くのを防止で
き、さらに強度が向上するという効果が得られる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、商
品通路を形成する通路形成板を組付け時にたわませて蛇
行状の断面形状に形成するので、通路形成板の蛇行状形
状の一体成形を行う大型プレス加工などの事前のプレ加
工が不要になることから、生産機種の変更による段取り
変えロス時間がなくなるため、素材から組立までの一連
のライン加工ができ、生産リードタイムを短縮すること
ができる。
【0101】特に、通路形成板の素材の縦弾性係数を従
来より小さいものを使用する、または素材の材料厚さを
薄くする、またはビ−ド加工などの断面2次モ−メント
が増加し剛性の高まる加工を極力少なくするなど、通路
形成板がたわみ易くなるようにして、通路形成板をたわ
ませて蛇行状の断面形状を形成するよう組み立て段階で
左右の側板間に係合することにより、通路形成板の一体
成型を行う大型プレス加工などの事前のプレ加工が不要
になるので、生産機種の変更による段取り変えロス時間
がなくなるため、素材から組立までの一連のライン生産
ができ、生産リ−ドタイムを短縮することができる。
【0102】更に、通路形成板の小湾曲部の断面形状成
型をプレ加工で行っても、一体成型が不要なことから、
定ピッチ送りのプレス加工などライン生産に適した生産
手段での対応ができることになり、また小湾曲部の曲率
半径を小さくできることから、蛇行幅が小さくなり、商
品収納装置の奥行き寸法を削減できる。
【0103】また、たわみ易くなる手段が施された通路
形成板が、商品の衝突により通路形成板が伸縮する事な
く変形するよう左右の側板間に係合されるように構成し
ているので、商品衝突時にクッションとして作用し、商
品の運動エネルギ−が吸収され速度が落ち、また通路形
成板が商品を包み込むように伸縮する事なく変形し、商
品を水平方向にねかせる姿勢制御力が向上し、更に、商
品の落下に追従し通路形成板も変形するため、商品と通
路形成板との接触時間が長くなり、姿勢制御力が更に向
上されると共に、商品立ちを防止することができる。
【0104】そして、商品衝突時に通路形成板がクッシ
ョンとして作用するので、商品衝突音を削減できる。加
えて従来の剛性の高い通路形成板に比べ商品衝突時に発
生する振動の波長が長くなるため高周波の騒音が抑制で
きる。更に、静音化のための多数の長穴やビ−ドが不要
となり、開発リ−ドタイムを短縮できる。
【0105】また、通路形成板の小湾曲部を左右の側板
に係合支持することで、商品の衝突による大湾曲部の変
形を最大限活用できることとなり、さらに姿勢制御力を
向上できる。
【0106】更に、商品通路の裏面方向に突出する通路
形成板の小湾曲部の切り起こしを貫通する係合ピンによ
り通路形成板が左右の側板に軸着されているので、大湾
曲部の変形に追従し通路形成板が若干回動し、小湾曲部
への曲げ応力の集中が避けられ、通路形成板の変形や繰
り返し応力による亀裂などが防止できる。
【0107】また、通路形成板の小湾曲部の上方近傍の
切り起こしを係合ピンが貫通し、通路形成板を左右の側
板に軸着するので、通路形成板が下がり過ぎ水平に近づ
くのが規制され、商品の詰まりの原因となる商品と通路
形成板間の摩擦力の増加が抑止され、商品の詰まりを防
止できる。
【0108】更に、連続的に加工できライン生産の障害
とならないカ−リング加工を用いて、通路形成板に略オ
メガ状断面の部分をプレ加工し、その両側端を突出させ
た単重カ−リング部または多重カーリング部で通路形成
板を左右の側板に支持させるので、従来の通路形成板の
両側の円筒スリ−ブ状の係止片と通路形成板の接合部分
のように強度的に弱い部位がなく、商品の繰り返し衝突
による変形が防止できる。
【0109】更に、単重カ−リング部又は多重カ−リン
グ部の先端を押し広げ、左右の側板に通路形成板を係止
するので、従来の通路形成板と係止片の接合部の強度不
足から生じるカシメ部の弛みを防止でき、通路形成板と
左右の側板を確実に係止できる。
【0110】また、連続的に加工できライン生産の障害
とならない多重折り曲げ加工や、素材の厚みを薄くする
切削加工や圧延加工を用い、通路形成板の一部分を多重
に折り重ねる、または素材の厚みを厚くし、強度を高め
た補強部を設けることで、商品の繰り返し衝突による通
路形成板の部分的な塑性変形を防止できる。
【0111】更に、通路形成板の補強部を両側端より突
出させた突起部で支持する構造は、前記のカ−リングに
よる支持と同じく、従来の通路形成板の両側の円筒スリ
−ブ状の係止片と通路形成板との接合部分のような強度
的に弱い部位がなく、商品の繰り返し衝突による変形が
防止できる。
【0112】また、通路形成板の突起部の先端を折り曲
げ、左右の側板に通路形成板を係止するので、従来の通
路形成板と係止片の接合部の強度不足から生じるカシメ
部の弛みを防止でき、通路形成板と左右の側板を確実に
係止できる。
【0113】更に、通路形成板の小湾曲部の上方近傍
に、通路形成板の変形に追随し、小湾曲部を起点に回動
する突起部を遊貫し、通路形成板の下方での変形量を規
制する扇状穴を備えることにより、通路形成板が小湾曲
部を起点に若干回動するので、曲げ応力の集中が避けら
れ、通路形成板の変形や繰り返し応力による亀裂などが
防止できる。また、大湾曲部の下方では通路形成板が商
品の衝突により変形するので、従来の大円弧部の下方に
比べ大湾曲部の下方はたわみにより水平に近づくことと
なり、商品と通路形成板間の摩擦力は増加し商品の詰ま
りの原因となるが、扇状穴の下方と突起部が当設し通路
形成板が下がり過ぎ、水平に近づくのを規制することに
より、摩擦力の増加を抑えられ、商品の詰まりを防止で
きる。
【0114】また、たわみ易くなる手段として通路形成
板の素材の材料厚さを薄くすることで、通路形成板の材
料費を飛躍的に低減でき、更に一体成型を行う大型の金
型が不要となり、金型償却費が削減でき、更には開発リ
−ドタイムと製造リ−ドタイムの削減がはかれるため、
各工程での人件費を中心としたコストの削減が図れ、安
価な商品収納装置を製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における自動販売機の商品収納装置の第
1実施形態の断面図である。
【図2】第1実施形態の自動販売機の商品収納装置の斜
視図である。
【図3】本発明における自動販売機の商品収納装置の第
2実施形態の断面図である。
【図4】第2実施形態の自動販売機の商品収納装置の斜
視図である。
【図5】本発明における自動販売機の商品収納装置の第
3実施形態の斜視図である。
【図6】第3実施形態の自動販売機の商品収納装置の大
湾曲部上部への商品衝突時の通路形成板の断面作動図で
ある。
【図7】第3実施形態の自動販売機の商品収納装置の大
湾曲部中部への商品衝突時の通路形成板の断面作動図で
ある。
【図8】第3実施形態の自動販売機の商品収納装置の大
湾曲部下部への商品衝突時の通路形成板の断面作動図で
ある。
【図9】第3実施形態の自動販売機の商品収納装置の大
湾曲部への商品衝突時の姿勢変化を示す断面作動図であ
る。
【図10】本発明における自動販売機の商品収納装置の
第4実施形態の斜視図である。
【図11】第4実施形態の自動販売機の商品収納装置の
大湾曲部下部への商品衝突時の通路形成板の断面作動図
である。
【図12】(a)、(b)、(c)、(d)は本発明に
おける自動販売機の商品収納装置の第5実施形態のそれ
ぞれの部分を示す図である。
【図13】本発明における自動販売機の商品収納装置の
第6実施形態の多重折り重ねによる補強部の斜視図であ
る。
【図14】第6実施形態の別例の自動販売機の商品収納
装置の素材の厚みを厚くした補強部の斜視図である。
【図15】従来の第1の構造の自動販売機の概略断面図
である。
【図16】従来の第1の構造の自動販売機の商品収納装
置の斜視透視図である。
【図17】従来の第1の構造の自動販売機の商品収納装
置の断面図である。
【図18】従来の第1の構造の自動販売機の商品収納装
置の分解斜視図である。
【図19】従来の第2の構造の自動販売機の商品収納装
置の分解斜視図である。
【図20】従来の第1の構造の自動販売機の商品収納装
置の組立て工法図である。
【符号の説明】
27、37、49 商品通路 28a、38a、47a,50a 側板 28b、38b、47b、50b 側板 29、39、45、51 通路形成板 29a、34、39a、51a 小湾曲部 29b、39b、51b 大湾曲部 32 間隔保持ピン 40 係合ピン 41 切り起こし 42 第2の係合ピン 43 第2の切り起こし 44 単重カ−リング部 46 取付け穴 48 多重カ−リング部 52a 補強部 52b 補強部 53a 第1の補強兼突起部 53b 第1の補強兼突起部 54 取付け穴 55a 突起部 55b 突起部 56 取付け穴 57 係合折り曲げ 58a 第2の補強兼突起部 58b 第2の補強兼突起部 59 扇状穴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月31日(2000.1.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また上記構成に加え、対向して直立する左
右の側板間に上下方向に蛇行して商品を積み重ねて収納
する商品通路を、向かい合う通路形成板の間隔をほぼ一
定にするため上下方向に小湾曲部と大湾曲部が交互に連
なる蛇行状の断面形状を成す通路形成板で形成し、前記
通路形成板は前記商品通路内を商品が落下するとき商品
の衝突により前記通路形成板が伸縮する事なく変形する
ように前記左右の側板間に係合した構造としたことを特
徴としている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 善幸 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 堂本 秀昭 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 藤田 新三郎 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 岩瀬 亘 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 中野 英和 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3E046 BB03 BB04 CA02 CA04 CA06 CA07 CC04 DA01 GA03 GA10

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して直立する左右の側板間に上下方
    向に蛇行して商品を積み重ねて収納する商品通路を、間
    隔をほぼ一定になるよう設けられた向かい合う通路形成
    板で形成し、前記通路形成板は間隔をほぼ一定にするた
    め上下方向に小湾曲部と大湾曲部が交互に連なる蛇行状
    の断面形状を成し、この蛇行状の断面形状は組み立て段
    階で前記通路形成板をたわませて形成して、前記通路形
    成板を前記左右の側板間に係合する構造としたことを特
    徴とする自動販売機の商品収納装置。
  2. 【請求項2】 対向して直立する左右の側板間に上下方
    向に蛇行して商品を積み重ねて収納する商品通路を、間
    隔をほぼ一定になるよう設けられた向かい合う通路形成
    板で形成し、前記通路形成板は間隔をほぼ一定にするた
    め上下方向に小湾曲部と大湾曲部が交互に連なる蛇行状
    の断面形状を成し、この蛇行状の断面形状は、小湾曲部
    の断面形状をプレ加工により成型してなる通路形成板を
    組み立て段階でたわませて形成して、前記通路形成板を
    前記左右の側板間に係合する構造としたことを特徴とす
    る自動販売機の商品収納装置。
  3. 【請求項3】 対向して直立する左右の側板間に上下方
    向に蛇行して商品を積み重ねて収納する商品通路を、向
    かい合う通路形成板の間隔をほぼ一定にするため上下方
    向に小湾曲部と大湾曲部が交互に連なる蛇行状の断面形
    状を成す通路形成板で形成し、前記通路形成板は前記商
    品通路内を商品が落下するとき商品の衝突により前記通
    路形成板が伸縮する事なく変形するように前記左右の側
    板間に係合した構造としたことを特徴とする自動販売機
    の商品収納装置。
  4. 【請求項4】 蛇行状の断面形状は組み立て段階で通路
    形成板をたわませて形成して、前記通路形成板を左右の
    側板間に係合する構造とした請求項3記載の自動販売機
    の商品収納装置。
  5. 【請求項5】 蛇行状の断面形状は小湾曲部の断面形状
    をプレ加工により成型してなる通路形成板を組み立て段
    階でたわませて形成して、前記通路形成板を左右の側板
    間に係合する構造とした請求項3記載の自動販売機の商
    品収納装置。
  6. 【請求項6】 蛇行状の断面形状はプレ加工により通路
    形成板に形成したものである請求項3記載の自動販売機
    の商品収納装置。
  7. 【請求項7】 前記通路形成板の小湾曲部が前記左右の
    側板間に係合され、商品の衝突により前記通路形成板の
    大湾曲部が伸縮する事なく変形する構造としたことを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自動販売機の
    商品収納装置。
  8. 【請求項8】 前記通路形成板は、縦弾性係数の小さい
    素材で形成されていることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれかに記載の自動販売機の商品収納装置。
  9. 【請求項9】 前記通路形成板は、撓み易いアルミニュ
    ーム又はジュラルミンあるいは強化樹脂を素材として形
    成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    に記載の自動販売機の商品収納装置。
  10. 【請求項10】 前記通路形成板は、板厚が0.4mm
    以下の薄い鋼板で形成されていることを特徴とする請求
    項1〜7のいずれかに記載の自動販売機の商品収納装
    置。
  11. 【請求項11】 前記通路形成板には、両端に複数の突
    片が設けられ、これらの突片を左右の側板における前記
    通路形成板の蛇行状の断面形状に対応した箇所に設けた
    複数の取り付け穴に挿入して前記通路形成板を左右の側
    板に取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1〜
    10のいずれかに記載の自動販売機の商品収納装置。
  12. 【請求項12】 対向して直立する前記左右の側板間に
    両端部が貫通して軸止される係合ピンと、前記係合ピン
    が貫通し商品通路の裏面方向に突出するよう前記通路形
    成板の小湾曲部に成型された切り起こしとを設け、前記
    切り起こしを貫通する前記係合ピンが前記通路形成板を
    左右の側板に軸着する構造としたことを特徴とする請求
    項1〜10のいずれかに記載の自動販売機の商品収納装
    置。
  13. 【請求項13】 対向して直立する前記左右の側板間に
    両端部が貫通して軸止される第2の係合ピンと、前記第
    2の係合ピンが貫通し商品通路の裏面方向に突出するよ
    う前記通路形成板の小湾曲部の上方近傍に成型された第
    2の切り起こしとを設け、前記第2の切り起こしを貫通
    する前記第2の係合ピンが前記通路形成板を左右の側板
    に軸着する構造としたことを特徴とする請求項12記載
    の自動販売機の商品収納装置。
  14. 【請求項14】 前記通路形成板に断面略オメガ状にプ
    レ加工し両端を前記通路形成板の両側端より突出させた
    単重カ−リング部を設け、前記単重カ−リング部の両突
    出部を前記左右の側板に設けた取付け穴に貫通させて前
    記通路形成板を支持する構造としたことを特徴とする請
    求項1〜10のいずれかに記載の自動販売機の商品収納
    装置。
  15. 【請求項15】 前記左右の側板に設けた取付け穴を貫
    通する前記単重カ−リング部の両突出部先端を押し広
    げ、前記左右の側板に前記通路形成板を係止する構造と
    したことを特徴とする請求項14に記載の自動販売機の
    商品収納装置。
  16. 【請求項16】 前記通路形成板の一部を多重に折り曲
    げ、この多重に折り曲げた部分をカ−リング状にプレ加
    工し両端を前記通路形成板の両側端より突出させた多重
    カ−リング部を設け、前記多重カ−リング部の両突出部
    を前記左右の側板に設けた取付け穴に貫通させて前記通
    路形成板を支持する構造としたことを特徴とする請求項
    1〜10のいずれかに記載の自動販売機の商品収納装
    置。
  17. 【請求項17】 前記左右の側板に設けた取付け穴を貫
    通する前記多重カ−リング部の両突出部先端を押し広
    げ、前記左右の側板に前記通路形成板を係止する構造と
    したことを特徴とする請求項16に記載の自動販売機の
    商品収納装置。
  18. 【請求項18】 前記通路形成板の一部分を多重に折り
    重ねて前記通路形成板の一部分の強度を高めた補強部を
    形成したことを特徴とする請求項1〜17のいずれかに
    記載の自動販売機の商品収納装置。
  19. 【請求項19】 前記通路形成板の一部分に補強板を重
    ねて接合して前記通路形成板の一部分の強度を高めた補
    強部を形成したことを特徴とする請求項1〜17のいず
    れかに記載の自動販売機の商品収納装置。
  20. 【請求項20】 前記通路形成板の一部分に素材の厚み
    を厚くして前記通路形成板の一部分の強度を高めた補強
    部を形成したことを特徴とする請求項1〜17のいずれ
    かに記載の自動販売機の商品収納装置。
  21. 【請求項21】 前記補強部を前記通路形成板の両側端
    より突出させた突起部を有する構造とし、前記突起部が
    前記左右の側板に設けた取付け穴を貫通し前記通路形成
    板を支持する構造としたことを特徴とする請求項18〜
    20のいずれかに記載の自動販売機の商品収納装置。
  22. 【請求項22】 前記左右の側板に設けた取付け穴を貫
    通する前記突起部の先端を折り曲げ、前記左右の側板に
    前記通路形成板を係止する構造としたことを特徴とする
    請求項21に記載の自動販売機の商品収納装置。
  23. 【請求項23】 前記通路形成板の小湾曲部の上方近傍
    に設けた補強部と、この補強部の両端に設けた突起部
    と、前記商品の衝突により前記通路形成板が伸縮する事
    なく変形するのに追随し、前記小湾曲部を起点に回動す
    る前記突起部を遊貫し、前記通路形成板の変形量を規制
    する前記左右の側板に設けた扇状穴とを備えたことを特
    徴とする請求項1〜22のいずれかに記載の自動販売機
    の商品収納装置。
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