JPH11142086A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH11142086A
JPH11142086A JP30453797A JP30453797A JPH11142086A JP H11142086 A JPH11142086 A JP H11142086A JP 30453797 A JP30453797 A JP 30453797A JP 30453797 A JP30453797 A JP 30453797A JP H11142086 A JPH11142086 A JP H11142086A
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JP30453797A
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Norimasa Baba
則昌 馬場
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Denso Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0219Arrangements for sealing end plates into casing or header box; Header box sub-elements
    • F28F9/0224Header boxes formed by sealing end plates into covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/04Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates
    • F28F9/16Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates by permanent joints, e.g. by rolling
    • F28F9/18Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates by permanent joints, e.g. by rolling by welding
    • F28F9/182Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates by permanent joints, e.g. by rolling by welding the heat-exchange conduits having ends with a particular shape, e.g. deformed; the heat-exchange conduits or end plates having supplementary joining means, e.g. abutments
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
    • F28D2021/0019Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for
    • F28D2021/008Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for vehicles
    • F28D2021/0084Condensers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏平チューブの偏平形状と直角な方向(コア
部上下方向)の振動に対する耐疲労強度を向上させる。 【解決手段】 ヘッダータンク11、12の第2の凹状
部材111、121に、サイドプレート19に向かって
延びる延長部111c、121cを一体成形し、この延
長部111c、121cを偏平チューブ14の偏平形状
に対して直角な方向(コア部上下方向)に延びる平板形
状とし、この延長部111c、121cをサイドプレー
ト19の側面壁部19aに接合する。これにより、延長
部111c、121cがコア部上下方向には変形しにく
い形態となるので、コア部上下方向の振動に対する耐疲
労強度を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列配置した複数
の偏平チューブの両端部をヘッダータンクに接合して、
熱交換流体をヘッダータンクを通して偏平チューブに流
通させる熱交換器に関するもので、例えば、車両用空調
装置における冷媒の凝縮を行う凝縮器、あるいはエンジ
ン冷却水放熱用のラジエータ等に用いて好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から車両用の凝縮器、ラジエータ等
の熱交換器は車両のエンジンルーム内に搭載されている
ので、車両エンジンの運転に伴う振動や車両走行時の振
動を常時受けることになる。そのため、これらの振動に
起因する、熱交換器の疲労破壊が問題となる。この疲労
破壊が発生しやすい箇所の1つとして、ヘッダータンク
とサイドプレートとのろう付け部が挙げられる。
【0003】このろう付け部の補強対策として、特開平
9−126685号公報や実開平2−92492号公報
では、ヘッダータンクの長手方向(軸方向)端部の開口
部を閉塞するキャップ部材の一部をサイドプレートに向
かって延ばして、このキャップ部材の延長部をサイドプ
レートにろう付けするようにしたものが提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来構
造では、キャップ部材の延長部がコア部の偏平チューブ
と平行な平板状(水平方向の平板状)であるので、偏平
チューブの偏平形状と直角な方向、すなわち、コア部上
下方向(車両上下方向)の振動に対してはキャップ部材
の延長部の変形が発生しやすい。そのため、コア部上下
方向(車両上下方向)の振動に対する耐疲労強度が不十
分であった。
【0005】そこで、本発明は上記点に鑑み、偏平チュ
ーブの偏平形状と直角な方向の振動に対する耐疲労強度
を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1〜4記載の発明では、ヘッダータンク(1
1、12)に、サイドプレート(19、20)に向かっ
て延びる延長部(111c、121c)を一体成形し、
この延長部(111c、121c)を偏平チューブ(1
4)の偏平形状に対して直角な方向に延びる平板形状と
し、この延長部(111c、121c)をサイドプレー
ト(19、20)の側面壁部(19a、20a)に接合
することを特徴としている。
【0007】これによると、延長部(111c、121
c)が偏平チューブ(14)の偏平形状に対して直角な
方向には変形しにくい形態となる。従って、延長部(1
11c、121c)をサイドプレート(19、20)の
側面壁部(19a、20a)に接合することにより、延
長部(111c、121c)と側面壁部(19a、20
a)が偏平チューブ(14)の偏平形状と直角方向の変
位を抑制する補強部材としての役割を有効に果たすこと
ができる。
【0008】そのため、偏平チューブ(14)を上下方
向に積層配置する熱交換器において、コア部(13)の
上下方向(車両上下方向)の振動が加わった際にも、コ
ア部(13)が上下方向に振動しようとするのを延長部
(111c、121c)と側面壁部(19a、20a)
との組み合わせからなる補強部材の作用により効果的に
抑制できる。車両においては、前後左右方向に比して、
道路の凹凸等による上下方向の振動が特に顕著であるか
ら、上記補強作用により熱交換器の耐疲労強度を大幅に
向上できることになる。
【0009】特に、請求項3記載の発明では、ヘッダー
タンク(11、12)を、第1の凹状部材(110、1
20)と、この第1の凹状部材(110、120)の端
部に接合され、この第1の凹状部材(110、120)
とともに中空タンク形状を形成する第2の凹状部材(1
11、121)とから構成し、第1の凹状部材(11
0、120)には、偏平チューブ(14)の両端部が挿
入されるチューブ挿入穴(110c、120c)、およ
びサイドプレート(19、20)の長手方向の先端部
(19c、20c)が挿入されるプレート挿入穴(11
0f、120f)を設け、偏平チューブ(14)の両端
部をチューブ挿入穴(110c、120c)に挿入して
第1の凹状部材(110、120)に接合するととも
に、サイドプレート(19、20)の先端部(19c、
20c)をプレート挿入穴(110f、120f)に挿
入して第1の凹状部材(110、120)に接合する熱
交換器において、第1の凹状部材(110、120)
に、チューブ挿入穴(110c、120c)および前記
プレート挿入穴(110f、120f)が形成される本
体壁部(110a、120a)と、この本体壁部(11
0a、120a)から一体に延びる側面壁部(110
b、120b)とを備えて、第1の凹状部材(110、
120)を断面コの字形状に形成するとともに、第2の
凹状部材(111、121)に第1の凹状部材の側面壁
部(110b、120b)の外側に位置して、側面壁部
(110b、120b)と嵌合する嵌合部(111b、
121b)を備え、この嵌合部(111b、121b)
に延長部(111c、121c)を一体に成形し、延長
部(111c、121c)をサイドプレート(19、2
0)の側面壁部(19a、20a)の外側面に接合した
ことを特徴としている。
【0010】これによると、ヘッダータンク(11、1
2)の第2の凹状部材(111、121)の嵌合部(1
11b、121b)の板面から同一方向に、平板状の延
長部(111c、121c)を単純に延ばすだけで、延
長部を形成できるから、延長部を付加しても、ヘッダー
タンク(11、12)を成形加工(プレス成形)の工程
数の増加なしで、低コストで成形できる。
【0011】そして、請求項4記載の発明では、偏平チ
ューブ(14)の偏平形状に対する直角方向の、延長部
(111c、121c)の高さ(H)を、第2の凹状部
材(111、121)の板厚(t1 )に対して、H≧2
1 の関係に設定することを特徴としている。このよう
に、延長部の高さ(H)を設定することにより、延長部
による補強作用を有効に発揮できる。
【0012】なお、上記各手段および特許請求の範囲に
記載の各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形
態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1は本発明を適用する車両用空調
装置における凝縮器10の全体構造を例示するものであ
り、凝縮器10は車両用空調装置の冷凍サイクルにおい
て圧縮機(図示せず)から吐出された高温高圧の過熱ガ
ス冷媒を冷却して凝縮させるものである。また、凝縮器
10は周知のように、車両エンジンルーム内において最
前部(エンジン冷却用ラジエータの前方位置)に配置さ
れて、エンジン冷却用ラジエータと共通のクーリングフ
ァンにより送風される冷却空気(外気)により冷却され
る。
【0014】凝縮器10は、所定間隔を開けて配置され
た一対のヘッダタンク、すなわち、第1、第2ヘッダタ
ンク11、12を有し、この第1、第2ヘッダタンク1
1、12は上下方向に略円筒状に延びる形状になってい
る。この第1、第2ヘッダタンク11、12の間に熱交
換用のコア部13を配置している。本例の凝縮器10
は、一般にマルチフロータイプと称されているものであ
って、コア部13は第1、第2ヘッダタンク11、12
の間で、水平方向に冷媒を流す偏平チューブ14を上下
方向に多数並列配置し、この多数の偏平チューブ14の
間にコルゲートフィン15を介在して接合している。偏
平チューブ14の一端部は第1ヘッダタンク11内に連
通し、他端部は第2ヘッダタンク12内に連通してい
る。
【0015】そして、第2ヘッダタンク12の上方側に
冷媒の入口側配管ジョイント(冷媒入口部)16を配置
し接合している。また、第2ヘッダタンク12の下方側
に冷媒の出口側配管ジョイント(冷媒出口部)17を配
置し接合している。さらに、本例においては、第2ヘッ
ダタンク12内において、入口側配管ジョイント16と
出口側配管ジョイント17との間の部位に1枚のセパレ
ータ18を配置することにより、第2ヘッダタンク12
の内部を上下方向に2つの空間12a、12bに仕切っ
ている。
【0016】これにより、入口側配管ジョイント16か
らの冷媒を第2ヘッダタンク12の上側空間12aを通
してコア部13の上側半分の偏平チューブ14に流入さ
せた後、冷媒を第1ヘッダタンク11内でUターンさせ
てコア部13の下側半分の偏平チューブ14に流入さ
せ、しかるのち、第2ヘッダタンク12の下側空間12
bを通して冷媒は出口側配管ジョイント17へ流れるよ
うになっている。
【0017】熱交換用コア部13の上下両側には、断面
コ字形状に成形されたサイドプレート19、20が配置
され、このサイドプレート19、20は最も外側のコル
ゲートフィン15および第1、第2ヘッダタンク11、
12に接合されるものであって、凝縮器10の車体側へ
の取付部材の役割を果たす。次に、第1、第2ヘッダタ
ンク11、12と偏平チューブ14の両端部との接合構
造を説明する。第1、第2ヘッダタンク11、12の具
体的構造は基本的には同一構造であり、図2〜4に示す
ように第1の凹状部材110、120と第2の凹状部材
111、121とを接合して、略円筒状の中空タンク形
状を形成するものである。第1、第2ヘッダタンク1
1、12の上下両端部には円板状のキャップ部材11
2、122(図1、2参照)が接合されて、第1、第2
ヘッダタンク11、12の上下両端の開口を閉塞してい
る。
【0018】第1の凹状部材110、120はアルミニ
ウム板をプレス成形したものであり、図3、4に示すよ
うに断面略コ字状の形状に成形されている。この第1の
凹状部材110、120は曲率半径の大きい緩やかな円
弧状の本体壁部110a、120aと、この本体壁部1
10a、120aの幅方向端部の周縁から曲げ成形され
た側面壁部110b、120bとを有しており、この本
体壁部110a、120aと側面壁部110b、120
bとにより前記断面略コ字状の形状を形成している。な
お、偏平チューブ14は、図4(b)に示すように多数
の冷媒流通用の穴14aを並列に形成した多穴偏平チュ
ーブであり、アルミニウムの押し出し加工により成形さ
れている。
【0019】第1の凹状部材110、120には、図4
(b)に示すように本体壁部110a、120aを貫通
して側面壁部110b、120bの途中に至る長穴状の
チューブ挿入穴110c、120cが設けてある。従っ
て、このチューブ挿入穴110c、120cの底部11
0d、120dは側面壁部110b、120bの途中に
位置している。このチューブ挿入穴110c、120c
は図1の上下方向(すなわち、チューブ配列方向)に、
偏平チューブ14と同数並列に設けてある。
【0020】チューブ挿入穴110c、120cの底部
110d、120dと側面壁部110b、120bの端
面との間には第1の凹状部材110、120を一体に連
結する連結部110e、120eが形成されている。ま
た、第2の凹状部材111、121もアルミニウム板の
プレス成形品であり、第1の凹状部材110、120の
本体壁部110a、120aに比して十分曲率半径の小
さい円弧状の天井壁部111a、121aを有してい
る。そして、この天井壁部111a、121aの端部側
には、第1の凹状部材110、120の側面壁部110
b、120bの外側に位置して、側面壁部110b、1
20bと嵌合する嵌合部111b、121bが外側へ屈
曲形成されている。なお、第1の凹状部材110、12
0と第2の凹状部材111、121の板厚は、例えば、
1.2mmである。
【0021】そして、凝縮器10の組付に際しては、チ
ューブ挿入穴110c、120cの底部110d、12
0dに当接する位置まで、偏平チューブ14の両端部を
チューブ挿入穴110c、120c内に挿入することに
より、偏平チューブ14の組付位置を決定でのるので、
組付時に偏平チューブ14の位置決めを容易に行うこと
ができる。
【0022】次に、第1、第2ヘッダタンク11、12
とサイドプレート19、20の両端部との接合構造を説
明すると、サイドプレート19、20は、偏平チューブ
14の偏平形状(図1の紙面垂直方向に偏平となってい
る)に対して直角な方向(図1の上下方向)に形成され
る平板状の側面壁部19a、20aを有し、この側面壁
部19a、20aを本体壁部19b、20bの幅方向の
両側部から立ち上げた形状になっている。このサイドプ
レート19、20もアルミニウム板のプレス成形品であ
る。サイドプレート19、20の側面壁部19a、20
aの幅寸法W(図3)は、第1の凹状部材110、12
0の側面壁部110b、120bの幅寸法と同一に設定
してある。
【0023】一方、ヘッダタンク11、12の第1の凹
状部材110、120の本体壁部110a、120aに
は、その長手方向の両端部近傍の位置に、サイドプレー
ト19、20の長手方向の両端の先端部19c、20c
を挿入するプレート挿入穴110f、120f(図3)
が開けてある。また、ヘッダタンク11、12の第2の
凹状部材111、121の嵌合部111b、121bに
おいて、ヘッダタンク11、12の長手方向の両端側の
部位には、サイドプレート19、20に向かって延びる
延長部111c、121cを一体成形している。
【0024】ここで、延長部111c、121cは偏平
チューブ14の偏平形状(図1の紙面垂直方向に偏平と
なっている)に対して直角な方向(図1の上下方向)
に、平板の板面が延びるように形成されるものであっ
て、延長部111c、121cの高さHは、後述の理由
から板厚t1 に比して2倍以上(H≧2t)に設定する
ことが好ましい。
【0025】また、この延長部111c、121cの先
端側は、図1〜3に示すように、サイドプレート19、
20の側面壁部19a、20aの外側面に重合するよう
に配置され、側面壁部19a、20aの外側面に一体に
接合される。ところで、冷媒凝縮器10の各部は、本例
ではアルミニュウム材で成形され、一体ろう付けにて組
付けられる。第1、第2ヘッダタンク11、12を構成
する第1の凹状部材110、120と第2の凹状部材1
11、121は、同一材質であり、具体的には芯材:A
3103の両面に、皮材(ろう材):A4050をクラ
ッドしたアルミニウムクラッド材である。また、偏平チ
ューブ14はA1197のアルミニウム押し出し加工品
からなるため、ろう材はクラッドされていない。
【0026】従って、冷媒凝縮器10をろう付け加熱炉
内でろう付けする際に、偏平チューブ14の両端部は第
1の凹状部材110、120および第2の凹状部材11
1、121から供給されるろう材にて、第1、第2の凹
状部材にろう付けされる。コルゲートフィン15は、例
えば、芯材:A3923の両面に、皮材(ろう材):A
4343をクラッドしたアルミニウムクラッド材で構成
され、偏平チューブ14およびサイドプレート19、2
0にろう付けされる。
【0027】また、キャップ部材112、122は、芯
材:A3103の片面、皮材(ろう材):A4045を
クラッドしたアルミニウムクラッド材で構成され、サイ
ドプレート19、20は、ろう材をクラッドしてないア
ルミニウムベア材(A3103)で構成されている。以
上説明した熱交換器構成によると、ヘッダータンク1
1、12に、サイドプレート19、20に向かって延び
る延長部111c、121cを一体成形し、この延長部
111c、121cを、偏平チューブ14の偏平形状に
対して直角な方向に延びる平板状とし、この延長部11
1c、121cをサイドプレート19、20の平板状の
側面壁部19a、20aに接合しているから、この延長
部111c、121cと側面壁部19a、20aがとも
に、偏平チューブ14の偏平形状に対して直角な方向
(図1の上下方向)には変形しにくい形態となってい
る。
【0028】また、延長部111c、121cと側面壁
部19a、20aがともに平行な平板同志の接合面を構
成するから、この両者間の接合面積を増大して、接合強
度も高くすることができる。従って、延長部111c、
121cと側面壁部19a、20aがコア部13の上下
方向の変位を抑制する補強部材としての役割を有効に果
たすことができる。
【0029】そのため、コア部13の上下方向(車両上
下方向)の振動が加わった際にも、コア部13が上下方
向に振動しようとするのを延長部111c、121cと
側面壁部19a、20aとの組み合わせからなる補強部
材の作用により効果的に抑制できる。車両においては、
前後左右方向に比して、道路の凹凸等による上下方向の
振動が特に顕著であるから、上記補強作用により熱交換
器の耐疲労強度を大幅に向上できる。
【0030】ここで、延長部111c、121cの高さ
Hは、本発明者の検討によると、上記補強作用を有効に
発揮するために、板厚t1 に比して2倍以上(H≧2
t)に設定することが好ましい。なお、図2の設計例で
は、延長部111c、121cの高さHと側面壁部19
a、20aの高さhを同一とし、延長部111c、12
1cの板厚t1 =1.2mm、側面壁部19a、20a
の板厚t2 =1.6mmで、H=h=10.4mmであ
る。
【0031】図5は本発明構造と従来構造とを比較して
示すもので、図5(a)、(b)は本発明構造を示し、
図5(c)は図5(b)に対応する従来構造であり、従
来構造によると、キャップ部材112、122に一体成
形された延長部112a、122aが、サイドプレート
19、20の本体壁部19b、20bと平行な方向、す
なわち偏平チューブ14の偏平形状と平行な方向に形成
されているので、偏平チューブ14の偏平形状と直角な
方向(コア部上下方向)の振動が加わると、キャップ部
材112、122の延長部112a、122aの変形が
生じやすい。
【0032】また、キャップ部材112、122におい
てヘッダータンク11、12の両端開口部を閉塞する凹
部112b、122b(図2参照)より延長部112
a、122aを下方側へ成形して、延長部112a、1
22aを断面U字状に成形し、これにより延長部112
a、122aとサイドプレート19、20の側面壁部1
9a、20aとの接合面積の増大を図っているが、延長
部112a、122aが、サイドプレート19、20の
本体壁部19b、20bと平行な方向に形成されている
ので、本発明構造に比して、上記接合面積がどうしても
小さくなってしまう。
【0033】また、凹部112b、122bより延長部
112a、122aを下方側へ成形して、延長部112
a、122aを断面U字状に成形しているから、キャッ
プ部材112、122の形状がどうしても複雑となり、
キャップ部材112、122の成形加工(プレス成形)
の工程数が増加し、加工コストの増加を招く。しかし、
本発明構造では、ヘッダータンク11、12の第2の凹
状部材111、121の嵌合部111b、121bの板
面から同一方向に、平板状の延長部111c、121c
を単純に延ばすだけでよいから、ヘッダータンク11、
12の成形加工(プレス成形)の工程数が増加すること
はない。
【0034】(他の実施形態)なお、上述の実施形態で
は、車両用空調装置における凝縮器に本発明を適用した
場合について説明したが、本発明は凝縮器に限定される
ことなく種々な用途の熱交換器一般に広く適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の凝縮器を示す正面図であ
る。
【図2】図1の凝縮器における要部拡大斜視図である。
【図3】図2の要部断面図である。
【図4】(a)は図2において偏平チューブとヘッダタ
ンクとの接合部の断面図、(b)はこの偏平チューブと
ヘッダタンクの第1の凹状部材との組付状態を示す一部
平面図である。
【図5】(a)は図1の要部拡大図、(b)は(a)の
A−A矢視断面図、(c)は(a)のA−A矢視断面に
相当する従来構造の断面図である。
【符号の説明】
10…凝縮器、11、12…第1、第2ヘッダタンク、
13…コア部、14…偏平チューブ、110、120…
第1の凹状部材、111、121…第2の凹状部材、1
10a、120a…本体壁部、110b、120b…側
面壁部、110c、120c…チューブ挿入穴、111
a、121a…天井壁部、111b、121b…嵌合
部、111c、121c…延長部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列配置される多数の偏平チューブ(1
    4)を備える熱交換用コア部(13)と、 前記偏平チューブ(14)の両端部が接合され、連通す
    るヘッダータンク(11、12)と、 前記熱交換用コア部(13)において、前記偏平チュー
    ブ(14)の積層方向の両端部に配置されたサイドプレ
    ート(19、20)とを有する熱交換器において、 前記ヘッダータンク(11、12)に、前記サイドプレ
    ート(19、20)に向かって延びる延長部(111
    c、121c)を一体成形し、 この延長部(111c、121c)は前記偏平チューブ
    (14)の偏平形状に対して直角な方向に延びる平板形
    状を有するものであり、 この延長部(111c、121c)が前記サイドプレー
    ト(19、20)の側面壁部(19a、20a)に接合
    されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記ヘッダータンク(11、12)は、
    第1の凹状部材(110、120)と、この第1の凹状
    部材(110、120)の端部に接合され、この第1の
    凹状部材(110、120)とともに中空タンク形状を
    形成する第2の凹状部材(111、121)とを有し、 前記第1の凹状部材(110、120)には、前記偏平
    チューブ(14)の両端部が挿入されるチューブ挿入穴
    (110c、120c)、および前記サイドプレート
    (19、20)の長手方向の先端部(19c、20c)
    が挿入されるプレート挿入穴(110f、120f)を
    設け、 前記偏平チューブ(14)の両端部を前記チューブ挿入
    穴(110c、120c)に挿入して前記第1の凹状部
    材(110、120)に接合するとともに、 前記サイドプレート(19、20)の先端部(19c、
    20c)を前記プレート挿入穴(110f、120f)
    に挿入して前記第1の凹状部材(110、120)に接
    合し、 前記延長部(111c、121c)を前記第2の凹状部
    材(111、121)に一体成形したことを特徴とする
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記第1の凹状部材(110、120)
    に、前記チューブ挿入穴(110c、120c)および
    前記プレート挿入穴(110f、120f)が形成され
    る本体壁部(110a、120a)と、この本体壁部
    (110a、120a)から一体に延びる側面壁部(1
    10b、120b)とを備えて、前記第1の凹状部材
    (110、120)を断面コの字形状に形成するととも
    に、 前記第2の凹状部材(111、121)に前記側面壁部
    (110b、120b)の外側に位置して、前記側面壁
    部(110b、120b)と嵌合する嵌合部(111
    b、121b)を備え、この嵌合部(111b、121
    b)に前記延長部(111c、121c)を一体に成形
    し、 前記延長部(111c、121c)を前記サイドプレー
    ト(19、20)の側面壁部(19a、20a)の外側
    面に接合したことを特徴とする請求項2に記載の熱交換
    器。
  4. 【請求項4】 前記偏平チューブ(14)の偏平形状に
    対する直角方向の、前記延長部(111c、121c)
    の高さ(H)を、前記第2の凹状部材(111、12
    1)の板厚(t1 )に対して、H≧2t1 の関係に設定
    することを特徴とする請求項2または3に記載の熱交換
    器。
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