JP2000214243A - 追尾受信機 - Google Patents

追尾受信機

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JP2000214243A
JP2000214243A JP11014186A JP1418699A JP2000214243A JP 2000214243 A JP2000214243 A JP 2000214243A JP 11014186 A JP11014186 A JP 11014186A JP 1418699 A JP1418699 A JP 1418699A JP 2000214243 A JP2000214243 A JP 2000214243A
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signal
calibration
oscillator
circuit
control circuit
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JP11014186A
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Takehiko Sagara
岳彦 相良
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 局発信号の発振周波数を可変してドップラ補
償を行う機能を有した追尾受信機において、温度変動や
経年変化で局発信号の発振周波数が変動した場合、所望
のドップラ補償が行えず運用時の追尾精度劣化の原因と
なる問題があった。 【解決手段】 和信号系入力部に校正信号結合器を設
け、安定で既知の固定した周波数を発信する校正用基準
RF信号発振器から校正用基準RF信号を入力し、発振
器制御回路により局発信号発振器を制御し局発信号を掃
引し、レベル検出回路によりレベル検出信号をモニタす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば人工衛星
等に搭載し、衛星間通信や移動体衛星通信のように、通
信相手が相対的に移動している信号を受信する追尾受信
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】追尾受信機は、例えば人工衛星のアンテ
ナ追尾制御において、通信相手である衛星の出力信号か
らアンテナにおいて生成される和信号、差信号を受信
し、受信した和信号、差信号より仰角誤差信号、方位角
誤差信号を検出し、アンテナ駆動計算機へ出力するもの
である。アンテナ駆動計算機は、この信号を用いアンテ
ナの指向方向を制御し、通信相手の衛星を追尾する。図
10は衛星間通信の概念図である。通常の通信モードに
おいては、自衛星S 1及び通信相手衛星S2 のアンテナ
Aは相互のアンテナを追尾し、通信信号を送受信してい
る。一方、自衛星S1 は地上局Bとも通信しており、地
上局Bからのコマンド信号等を受信する。
【0003】図11は従来の追尾受信機を示すものであ
る。図において1は和信号、2は和信号系低雑音増幅器
(LNA:LOW NOISE AMPLIFIER、
以下和信号系LNAと略す)、3は和信号系帯域制限フ
ィルタ、4は移相器、5は差信号、6は差信号系低雑音
増幅器(LNA:LOW NOISE AMPLIFI
ER、以下差信号系LNAと略す)、7は差信号系帯域
制限フィルタ、8は変調器、9は合波器、10は周波数
変換器、11は局発信号発振器、12は局発回路、13
は狭帯域帯域制限フィルタ、14はAGC(AUTOM
ATIC GAIN CONTROL)回路、15は検
波器、16はAGC制御信号、17は誤差信号分配器、
18は仰角誤差信号検出器、19は仰角誤差信号フィル
タ、20は仰角誤差信号増幅器、21は方位角誤差信号
検出器、22は方位角誤差信号フィルタ、23は方位角
誤差信号増幅器、24はクロック(CLK)回路、25
はCLK信号、26はアンテナ駆動計算機、27は計算
機、28はドップラ補償予報値である。
【0004】次に動作について説明する。和信号1は、
和信号系LNA2により増幅される。増幅された和信号
1は、和信号系帯域制限フィルタ3により帯域制限され
た後、移相器4において和信号系、差信号系の位相変化
が同等となるよう位相調整され合波器9に入力される。
【0005】一方、差信号5は、差信号系LNA6によ
り増幅される。増幅された差信号5は、差信号系帯域制
限フィルタ7により帯域制限された後、変調器8におい
てCLK回路24より出力されるCLK信号25により
変調される。前記変調器8から出力された信号は、合波
器9に入力される。前記合波器9において合波された
和、差信号合成波は、周波数変換器10へ入力される。
局発信号発振器11は計算機27から出力されるドップ
ラ補償予報値28によって制御された発振周波数を出力
する。前記局発信号発振器11から出力された信号は局
発回路12にて逓倍され、周波数変換器10へローカル
信号として入力される。前記周波数変換器10では、
和、差信号合成波を前記ローカル信号を用いて周波数変
換し、狭帯域帯域制限フィルタ13へ出力する。前記狭
帯域帯域制限フィルタ13に入力された信号は、信号対
雑音比改善のため狭帯域に帯域制限され、AGC回路1
4に入力される。前記AGC回路14では検波器15に
より和信号1のレベルに依存して検出されるAGC制御
信号16により和信号1は一定レベルに、差信号は和信
号1により正規化されたレベルに制御される。
【0006】前記AGC回路14より出力された信号
は、誤差信号分配器17により分配され仰角誤差信号検
出器18、方位角誤差信号検出器21へ出力される。前
記仰角誤差信号検出器18、方位角誤差信号検出器21
では、前記CLK回路24より出力されるCLK信号2
5により仰角及び方位角の誤差信号を検出する。前記仰
角誤差信号検出器18から出力された誤差信号は、仰角
誤差信号フィルタ19で帯域制限を受けた後仰角誤差信
号増幅器20で増幅されアンテナ駆動計算機26へ出力
される。同様に前記方位角誤差信号検出器21から出力
された誤差信号は、方位角誤差信号フィルタ22で帯域
制限を受けた後方位角誤差信号増幅器23で増幅されア
ンテナ駆動計算機26へ出力される。
【0007】狭帯域帯域制限フィルタ13は、所定の信
号対雑音比を確保するため帯域をできるだけ狭く制限す
る必要がある。一方、図10における自衛星、通信相手
衛星の相対位置は変化しており、衛星間の相対速度等に
より入力和信号1はドップラシフトが生じており、入力
信号の周波数が変動している。これにより、周波数変換
器10の出力信号が狭帯域帯域制限フィルタ13の帯域
から外れる恐れがある。
【0008】これを防ぐため、計算機27にて外部から
入力される衛星の位置データ及び時刻データからドップ
ラシフト量を予測計算し、これを補償するよう局発信号
発振器11の発振周波数をドップラ補償予報値28によ
り変動させる。これにより周波数変換器10からの出力
信号が常に狭帯域帯域制限フィルタ13の帯域内に周波
数変換される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の追尾受信機は、
以上のように構成されていたが、局発信号発振器11が
周波数可変型となっているため周波数の安定度が悪く、
温度変化、経年変化等により発振周波数が大きく変化し
てしまう。このため、ドップラ補償予報値28に対する
発振周波数が変動することにより所望の周波数補償量が
得られず、周波数変換器10からの出力信号が狭帯域帯
域制限フィルタ13の帯域内に周波数変換されず、ドッ
プラ補償の精度が下がり追尾精度の劣化の原因となる問
題があった。また、地上温度試験において、局発信号発
振器11の発振周波数温度変動を極力抑えるよう試験調
整作業に多大な時間が必要であった。
【0010】この発明は、前記のような課題を解消する
ためになされたものであり、軌道上での局発信号発振器
11の発振周波数の変動を校正できる追尾受信機を得る
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明による追尾受
信機は、和信号系入力部に校正信号結合器を設け、さら
に安定で既知の固定した周波数を発信する校正用基準R
F信号発振器、前記校正用基準RF信号発振器のバイア
スを制御するバイアスコントロール回路、局発信号発振
器を制御する発振器制御回路、受信レベル信号を検出す
るレベル検出回路とを設けて構成したものである。
【0012】また、第2の発明による追尾受信機は、上
記第1の発明による追尾受信機において、校正用基準R
F信号を入力する校正信号入力スイッチを設けて構成
し、運用上の制約無く、精度の高いドップラ補償の校正
を可能としたものである。
【0013】また、第3の発明による追尾受信機は、上
記第2の発明による追尾受信機に校正信号入力スイッ
チ、発振器制御回路、バイアスコントロール回路を統合
して制御する校正制御回路を追加したものである。
【0014】また、第4の発明による追尾受信機は、上
記第3の発明による追尾受信機にレベル検出信号をモニ
タし計算機にレベルモニタ情報を出力するレベルモニタ
回路を追加したものである。
【0015】また、第5の発明による追尾受信機は、上
記第4の発明による追尾受信機のドップラシフト量を予
測計算し、ドップラ補償予報値を出力する機能、校正信
号入力スイッチ、発振器制御回路、バイアスコントロー
ル回路を統合して制御する機能、レベル検出信号をモニ
タする機能をアンテナ駆動計算機に取り込み、校正信号
入力スイッチ、発振器制御回路、バイアスコントロール
回路とのインタフェース回路を設ける。これより、ドッ
プラシフト量の予測計算、制御処理等をアンテナ駆動計
算機内のソフトウェア上で実現し、追尾受信機へドップ
ラシフト予報値を出力する回路及びレベルモニタ回路を
アンテナ駆動計算機内の他の入出力回路と共用したもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1を示す図であり、図において1〜28は
図11と同等である。29は校正信号結合器、30は校
正用基準RF信号発振器、31はバイアスコントロール
回路、32は発振器制御回路、33はレベル検出回路、
34はレベル検出信号、35はコマンド信号a、36は
コマンド信号b、37はドップラ補償オフセットコマン
ド信号である。
【0017】次に、実施の形態1の詳細な動作説明を行
う。通常の運用である受信モードでは、入力和信号1は
校正信号結合器29を経て、和信号系LNA2に入力さ
れる。一方、図6に示すような運用開始前等アンテナ追
尾が行われておらず、通信相手からの受信信号が追尾受
信機に入力されていない校正モード状態においては、地
上からのコマンド信号a35によりバイアスコントロー
ル回路31を制御し、校正用基準RF信号発振器30を
動作させる。校正用基準RF信号発振器30は安定で既
知の固定した周波数の基準RF信号を出力し、基準RF
信号は校正信号結合器29を介し和信号系LNA2に入
力される。和信号系LNA2に入力された基準RF信号
は従来の技術同様に処理される。検波器15では基準R
F信号レベルに依存したAGC制御信号16が検波さ
れ、このAGC制御信号16からレベル検出回路33に
てレベル検出信号34を生成する。校正モードにおいて
はコマンド信号b36により発振器制御回路32を動作
させる。発振器制御回路32は、局発信号発振器11が
安定に動作する固定の範囲の掃引電圧を出力し、この掃
引電圧により局発信号発振器11の発振周波数の掃引を
行う。これにより、周波数変換器10から出力されるI
F信号の周波数も、局発信号発振器11の発振周波数の
掃引に従って変動する。この時、レベル検出信号34の
大きさは、発振器制御回路32からの掃引電圧を横軸に
取ると図7のaに示したように、狭帯域帯域制限フィル
タ13の周波数特性に従った出力となる。ここで、温度
変動、経年変動等により局発信号発振器11の制御電圧
に対する発振周波数がずれた場合、狭帯域帯域制限フィ
ルタ13の帯域に入る周波数を出力する制御電圧範囲が
ずれるため、レベル検出信号は図7のb、cに示したよ
うに変動する。よって、このレベル検出信号34を地上
でモニタして局発信号発振器11の制御電圧に対する発
振周波数のずれ分を計算処理し、このずれ分をあらかじ
め計算機27へドップラ補償予報値28のオフセット分
としてドップラ補償オフセットコマンド信号37により
インプットする。
【0018】このように、レベル検出信号34により局
発信号発振器11の制御電圧に対する発振周波数のずれ
を認識し、計算機27がドップラ補償予報値28を計算
・出力する際にオフセット分として取り入れることによ
り、温度変動、経年変動等があっても局発信号発振器1
1から所望の周波数を出力させることができる。
【0019】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2を示す図であり、図において1〜28、30〜3
7は図1と同等である。38は校正信号入力スイッチ、
39はコマンド信号cである。
【0020】次に、実施の形態2の詳細な動作説明を行
う。通常モードにおいては校正信号入力スイッチ38は
図8(a)の接続状態となり和信号1が校正信号入力ス
イッチ38を介し和信号系LNA2に入力される。一
方、校正モード状態においては、地上からのコマンド信
号c39により校正信号入力スイッチ38を切り替え、
校正信号入力スイッチ38は図8(b)の接続状態とな
り、校正用基準RF信号発振器30の出力が和信号系L
NA2に入力されるようになる。つぎに、地上からのコ
マンド信号a35によりバイアスコントロール回路31
を制御し、校正用基準RF信号発振器30を動作させ基
準RF信号を出力させる。この基準RF信号は校正信号
入力スイッチ38を介し和信号系LNA2に入力され、
以下実施の形態1と同様に処理される。
【0021】このように、基準RF信号を校正信号入力
スイッチ38を介し入力することにより、運用開始前
等、通信相手からの受信信号が追尾受信機に入力されて
いない時のみといった校正に対する制約が無く、常に校
正が可能であり、また和信号1やその他不要な干渉波の
影響を受けることなく校正が可能となる。
【0022】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3を示す図であり、図において1〜38は図2と同
等である。40は校正制御回路、41はコマンド信号d
である。
【0023】次に、実施の形態3の詳細な動作説明を行
う。校正モードにおいて、コマンド信号a35、コマン
ド信号b36、コマンド信号c39のかわりに、校正制
御回路40からの制御信号により校正信号入力スイッチ
38を切り替え、バイアスコントロール回路31、発振
器制御回路32の制御を行い、以下実施の形態2と同様
にドップラ補償の校正を行う。校正制御回路40は、地
上からのコマンド信号d41により校正動作を開始し、
以下図9に示すように校正信号入力スイッチ37を校正
モードに切り替え(ステップE1 )、バイアスコントロ
ール回路31をONモードにし(ステップE2 )、発振
器制御回路32を動作状態にする(ステップE3 )の動
作フローに従って各機器の制御を行う。
【0024】このように、個々のコマンド信号により制
御していた校正信号入力スイッチ38、バイアスコント
ロール回路31、発振器制御回路32を校正制御回路4
0からの制御信号により統合して制御を行うことができ
る。
【0025】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4を示す図であり、図において1〜40は図3と同
等である。42はレベルモニタ回路である。
【0026】次に、実施の形態4の詳細な動作説明を行
う。校正制御回路40は、時刻データ等をもとに校正モ
ードを開始し、実施の形態3と同様の処理により、校正
用基準RF信号発振器30より基準RF信号を出力さ
せ、校正信号入力スイッチ38を介し和信号系LNA2
に入力し、レベル検出信号34を出力させる。このレベ
ル検出信号34をレベルモニタ回路42にてモニタし、
局発信号発振器11の制御電圧に対する発振周波数のず
れ情報を計算機27へ出力する。この発振周波数のずれ
情報をもとに計算機27がドップラ補償予報値28を計
算・出力する際にオフセット分として取り入れる。
【0027】このように、校正制御回路40にタイマー
機能を持たせ、衛星内でレベルモニタを行い、ドップラ
補償のずれ分を計算処理できるようにしたため、地上で
レベル検出信号34がモニタできない軌道上にいる場合
もドップラ補償の校正ができ、全ての軌道上で所望の追
尾精度を確保することができる。また、ドップラ補償の
校正を地上を介さず衛星内で自律して行うことができ
る。
【0028】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5を示す図であり、図において1〜34、38は図
4と同等である。43はインタフェース回路である。
【0029】次に、実施の形態5の詳細な動作説明を行
う。実施の形態4において、校正信号入力スイッチ38
の切り替え、バイアスコントロール回路31、局発信号
発振器11の制御、ドップラ補償予報値28の出力をイ
ンタフェース回路43を介してアンテナ駆動計算機26
の制御で行い、レベル検出信号34のモニタも直接アン
テナ駆動計算機26にて行い、ドップラシフト量の予測
計算、制御処理等をアンテナ駆動計算機26内で統合し
て行う。
【0030】このように、ドップラ補償の校正処理、ド
ップラシフト量の予測計算、制御処理等をアンテナ駆動
計算機26内で統合して行うことができる。
【0031】
【発明の効果】第1の発明によれば、発振周波数が既知
で固定し、安定な校正用基準RF信号を入力し、局発信
号の掃引により局発信号発振器の制御電圧に対する発振
周波数のずれを認識し、計算機がドップラ補償予報値を
計算・出力する際にオフセット分として取り入れること
により温度変動、経年変動等があっても局発信号発振器
から所望の周波数を出力させることができ、精度の良い
ドップラ補償が可能である。これにより、温度変動、経
年変動等があっても精度の良い追尾動作が可能である。
【0032】第2の発明によれば、発振周波数が安定で
固定した校正用基準RF信号を校正信号入力スイッチを
介して入力できるようにしたため、運用開始前等、通信
相手からの受信信号が追尾受信機に入力されていない時
のみといった校正に対する制約が無く、常に校正が可能
であり、また和信号やその他不要な干渉波の影響を受け
ることなく校正が可能となるためより精度の良いドップ
ラ補償の校正が可能となる。
【0033】第3の発明によれば、個々のコマンド信号
により制御していた校正信号入力スイッチ、バイアスコ
ントロール回路、発振器制御回路を校正制御回路からの
制御信号により制御を行うことにより、運用の省力化、
オペレーションミスを防止すると同時に、校正処理を高
速に行うことができる。
【0034】第4の発明によれば、地上からのコマンド
で制御していた校正制御回路をタイマ機能により自律動
作を行うようにし、さらに地上で行っていたレベルモニ
タ及びドップラ補償のずれ分の計算処理を衛星内で行え
るようにしたため、地上でレベル検出信号がモニタでき
ない軌道上にいる場合もドップラ補償の校正ができ、全
ての軌道上で所望の追尾精度を確保することができる。
また、ドップラ補償の校正を地上を介さず衛星内で自律
して行うことができるため、さらなる運用の省力化、オ
ペレーションミス防止、高速校正処理を行うことができ
る。
【0035】第5の発明によれば、校正信号入力スイッ
チの切り替え、バイアスコントロール回路、局発信号発
振器の制御、レベル検出信号のモニタ及びドップラシフ
ト量の予測計算、制御処理等をアンテナ駆動計算機内で
統合して行うため、コンパクト化を実現でき搭載性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による追尾受信機の実施の形態1を
示す図である。
【図2】 この発明による追尾受信機の実施の形態2を
示す図である。
【図3】 この発明による追尾受信機の実施の形態3を
示す図である。
【図4】 この発明による追尾受信機の実施の形態4を
示す図である。
【図5】 この発明による追尾受信機の実施の形態5を
示す図である。
【図6】 衛星間通信において追尾動作を行っていない
状態の概念図である。
【図7】 レベル検出信号34を示す図である。
【図8】 校正信号入力スイッチ38の接続状態を示す
図である。
【図9】 校正制御回路40の動作フローを示す図であ
る。
【図10】 衛星間通信の概念図である。
【図11】 従来の追尾受信機を示す図である。
【符号の説明】
1 和信号、2 和信号系低雑音増幅器、3 和信号系
帯域制限フィルタ、4移相器、5 差信号、6 差信号
系低雑音増幅器、7 差信号系帯域制限フィルタ、8
変調器、9 合波器、10 周波数変換器、11 局発
信号発振器、12 局発回路、13 狭帯域帯域制限フ
ィルタ、14 AGC回路、15 検波器、16 AG
C制御信号、17 誤差信号分配器、18 仰角誤差信
号検出器、19 仰角誤差信号フィルタ、20 仰角誤
差信号増幅器、21 方位角誤差信号検出器、22 方
位角誤差信号フィルタ、23 方位角誤差信号増幅器、
24 CLK回路、25 CLK信号、26 アンテナ
駆動計算機、27 計算機、28 ドップラ補償予報
値、29 校正信号結合器、30 校正用基準RF信号
発振器、31 バイアスコントロール回路、32 発振
器制御回路、33レベル検出回路、34 レベル検出信
号、35 コマンド信号a、36 コマンド信号b、3
7 ドップラ補償オフセットコマンド信号、38 校正
信号入力スイッチ、39 コマンド信号c、40 校正
制御回路、41 コマンド信号d、42 レベルモニタ
回路、43 インタフェース回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 追尾受信機に入力される和信号を、低雑
    音増幅する和信号系低雑音増幅器、前記和信号系低雑音
    増幅器より出力される和信号の帯域を制限する和信号系
    帯域制限フィルタ、和信号系と差信号系の位相をあわせ
    る移相器、追尾受信機に入力される差信号を低雑音増幅
    する差信号系低雑音増幅器、前記差信号系低雑音増幅器
    より出力される差信号の帯域を制限する差信号系帯域制
    限フィルタ、差信号に変調をかける変調器、前記和信号
    と差信号を合波する合波器、局発信号を発信する局発信
    号発振器、衛星の位置及び時刻データからドップラシフ
    ト量を予測計算し、これを補償するよう前記局発信号発
    振器の発振周波数をドップラ補償予報値により変動さ
    せ、かつ、前記ドップラ補償予報値のずれ分をドップラ
    補償オフセットコマンド信号により入力する計算機、前
    記局発信号発振器から出力される信号からローカル信号
    を生成する局発回路、前記合波器より出力される信号を
    前記局発回路から出力されるローカル信号を用いてIF
    (INTERMEDIATE FREQUENCY)信
    号へ周波数変換する周波数変換器、前記周波数変換器か
    ら出力される信号を狭帯域に帯域制限する狭帯域帯域制
    限フィルタ、前記狭帯域帯域制限フィルタの出力信号の
    レベルが一定になるようゲインをコントロールするAG
    C(AUTOMATIC GAIN CONTROL)
    回路、前記AGC回路より出力された信号を検波する検
    波器、前記検波器より出力された検波信号を方位角成分
    と仰角成分に分配する誤差信号分配器、前記誤差信号分
    配器から出力された信号から仰角誤差信号を検出する仰
    角誤差信号検出器、前記仰角誤差信号検出器で検出され
    た誤差信号の帯域を制限する仰角誤差信号フィルタ、前
    記仰角誤差信号を所定のレベルまで増幅する仰角誤差信
    号増幅器、前記誤差信号分配器から出力された信号から
    方位角誤差信号を検出する方位角誤差信号検出器、前記
    方位角誤差信号検出器で検出された誤差信号の帯域を制
    限する方位角誤差信号フィルタ、前記方位角誤差信号を
    所定のレベルまで増幅する方位角誤差信号増幅器、前記
    仰角誤差信号増幅器、方位角誤差信号増幅器からの出力
    信号からアンテナ駆動信号を計算するアンテナ駆動計算
    機、前記変調器及び前記仰角/方位角誤差信号検出器で
    変調/復調を行うためのクロック信号を発生するクロッ
    ク回路、校正信号を発信する校正用基準RF信号発振
    器、コマンド信号により前記校正用基準RF信号発振器
    のバイアスをコントロールするバイアスコントロール回
    路、前記校正用基準RF信号発振器から出力される校正
    信号を和信号系に入力させる校正信号入力手段、コマン
    ド信号により前記局発信号発振器を制御する発振器制御
    回路、前記AGC回路から出力された信号からレベルを
    検出するレベル検出回路とを備えたことを特徴とする追
    尾受信機。
  2. 【請求項2】 前記校正信号入力手段は、前記校正用基
    準RF信号発振器から出力される校正信号をコマンド信
    号により和信号系に入力させる校正信号入力スイッチを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の追尾受信機。
  3. 【請求項3】 コマンド信号により前記校正信号入力ス
    イッチ、前記発振器制御回路、前記バイアスコントロー
    ル回路を統合して制御する校正制御回路を備えたことを
    特徴とする請求項2記載の追尾受信機。
  4. 【請求項4】 前記レベル検出回路のレベル検出信号を
    モニタし、前記局発信号発振器の制御電圧に対する発振
    周波数のずれ情報を前記計算機へ出力するレベルモニタ
    回路を備えたことを特徴とする請求項3記載の追尾受信
    機。
  5. 【請求項5】 ドップラシフト量を予測計算し、前記ド
    ップラ補償予報値を出力する機能、前記校正信号入力ス
    イッチ、前記発振器制御回路、前記バイアスコントロー
    ル回路を統合して制御する機能、前記レベル検出信号を
    モニタする機能を前記アンテナ駆動計算機に取り込み、
    前記校正信号入力スイッチ、前記発振器制御回路、前記
    バイアスコントロール回路とのインタフェース回路を備
    えたことを特徴とする請求項4記載の追尾受信機。
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