JPH11284534A - 追尾受信機 - Google Patents

追尾受信機

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JPH11284534A
JPH11284534A JP8405198A JP8405198A JPH11284534A JP H11284534 A JPH11284534 A JP H11284534A JP 8405198 A JP8405198 A JP 8405198A JP 8405198 A JP8405198 A JP 8405198A JP H11284534 A JPH11284534 A JP H11284534A
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JP
Japan
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signal
sum
difference
calibration
output
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Application number
JP8405198A
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English (en)
Inventor
Takehiko Sagara
岳彦 相良
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追尾受信機において温度変動や経年変化で増
幅器をはじめとする各モジュールが利得変動を起こした
場合誤差信号変動が発生する。特に、軌道上の温度環境
の関係が予測できず、地上温度試験においても誤差信号
変動の確認が行うことができない場合、運用時の追尾精
度劣化の原因となる問題があった。 【解決手段】 和信号系入力部に校正信号分波器を設け
校正信号分配器、校正信号減衰器により既知のレベル差
を持った校正用和信号、校正用差信号を生成し、和信号
系スイッチ、差信号系スイッチを通し追尾受信機に入力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば人工衛
星等に搭載する追尾受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】追尾受信機は、例えば人工衛星のアンテ
ナ追尾制御において、アンテナから出力される和信号、
差信号を受信し、受信した和信号、差信号より仰角誤差
信号、方位角誤差信号を検出し、アンテナ駆動計算機へ
出力するものである。アンテナ駆動計算機は、この信号
を用いアンテナの指向方向を制御する。追尾手順とし
て、まず追尾受信機を用いないプログラム追尾を行う。
プログラム追尾は、衛星の軌道位置からおおよそのアン
テナの指向方向を計算処理により求め、アンテナを駆動
する。このプログラム追尾によりある程度の受信レベル
が得られるまでアンテナ指向方向を制御しておき、次に
追尾受信機を用いた自動追尾により、より精度の高いア
ンテナ追尾を行う。
【0003】図7は従来の追尾受信機を示すものであ
る。図において1は和信号、2は和信号系低雑音増幅器
(LNA:LOW NOISE AMPLIFIER、
以下和信号系LNAと略す)、3は和信号系帯域制限フ
ィルタ、4は移相器、5は和信号系周波数変換器、6は
和信号系IF(INTER MEDIATE FREQ
UENCY)増幅器、7は差信号、8は差信号系低雑音
増幅器(LNA:LOWNOISE AMPLIFIE
R、以下差信号系LNAと略す)、9は差信号系帯域制
限フィルタ、10は変調器、11は差信号系周波数変換
器、12は差信号系IF(INTER MEDIATE
FREQUENCY)増幅器、13は合波器、14は
AGC(AUTOMATIC GAIN CONTRO
L)回路、15は検波器、16はAGC制御信号、17
は誤差信号分配器、18は仰角誤差信号検出器、19は
仰角誤差信号フィルタ、20は仰角誤差信号増幅器、2
1は方位角誤差信号検出器、22は方位角誤差信号フィ
ルタ、23は方位角誤差信号増幅器、24はクロック
(CLK)回路、25はCLK信号、26はアンテナ駆
動計算機、27は局発信号、28は局発回路、29は局
発信号分配器である。
【0004】次に動作について説明する。和信号1は、
和信号系LNA2により増幅される。増幅された和信号
1は、和信号系帯域制限フィルタ3により帯域制限され
た後、移相器4において和信号系、差信号系の位相変化
が同等となるよう位相調整される。前記移相器4から出
力された信号は、和信号系周波数変換器5において周波
数変換される。前記和信号系周波数変換器5より出力さ
れた和信号1は、和信号系IF増幅器6により増幅され
合波器13に入力される。
【0005】一方、差信号7は、差信号系LNA8によ
り増幅される。増幅された差信号7は、差信号系帯域制
限フィルタ9により帯域制限された後、変調器10にお
いてCLK回路24より出力されるCLK信号25によ
り変調される。前記変調器10から出力された信号は、
差信号系周波数変換器11において周波数変換される。
前記差信号系周波数変換器11より出力された差信号7
は、差信号系IF増幅器12により増幅され合波器13
に入力される。局発信号27は局発回路28により逓倍
され局発信号分配器29により前記和信号系周波数変換
器5、前記差信号系周波数変換器11ヘ各々出力され
る。前記合波器13において合波された和、差信号合成
波は、図8のようなスペクトラムとなりAGC回路14
に入力される。前記AGC回路14では検波器15によ
り検出されるAGC制御信号16により和信号1は一定
レベルに、差信号は和信号1により正規化されたレベル
に制御される。
【0006】前記AGC回路14より出力された信号
は、誤差信号分配器17により分配され仰角誤差信号検
出器18、方位角誤差信号検出器21へ出力される。前
記仰角誤差信号検出器18、方位角誤差信号検出器21
では、前記CLK回路24より出力されるCLK信号2
5により仰角及び方位角の誤差信号を検出する。前記仰
角誤差信号検出器18から出力された誤差信号は、仰角
誤差信号フィルタ19で帯域制限を受けた後仰角誤差信
号増幅器20で増幅されアンテナ駆動計算機26へ出力
される。同様に前記方位角誤差信号検出器21から出力
された誤差信号は、方位角誤差信号フィルタ22で帯域
制限を受けた後方位角誤差信号増幅器23で増幅されア
ンテナ駆動計算機26へ出力される。前記アンテナ駆動
計算機26ヘ出力される誤差信号電圧VΔは以下に示す
ように、入力される和信号1のレベルと差信号7のレベ
ルの差に比例する。
【0007】
【数1】
【0008】よって、和信号レベルPΣと差信号レベル
PΔの差が同じであれば、誤差信号電圧VΔは等しくな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の追尾受信機は、
以上のように構成されていたため、例えば温度変動や経
年変化で増幅器をはじめとする各モジュールが利得変動
を起こした場合誤差信号が変化する。特に、合波器13
の前の和信号系回路、差信号系回路で各々おきた利得変
動は、以下に示すように誤差信号変動の主な要因とな
る。
【0010】
【数2】
【0011】さらに、追尾受信機の低雑音化をはかるた
め前記和信号系LNA2、差信号系LNA8を分離しア
ンテナ出力端に付ける構成を取るような場合、前記和信
号系LNA2、差信号系LNA8とその他のモジュール
の軌道上での温度環境の関係が予測できず、地上温度試
験においても誤差信号変動の確認が行うことができない
ための、運用時の追尾精度劣化の原因となる問題があっ
た。
【0012】この発明は、前記のような課題を解消する
ためになされたものであり、軌道上での各モジュールの
利得変動を校正できる追尾受信機を得ることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明による追尾受
信機は、和信号系入力部に校正信号分波器を設け、さら
に校正信号分配器、校正信号減衰器により生成される既
知のレベル差を持った校正用和信号、校正用差信号を通
す、和信号系スイッチ、差信号系スイッチとを設けて構
成したものである。
【0014】また、第2の発明による追尾受信機は、上
記第1の発明による追尾受信機に和信号系低雑音増幅器
及び差信号系低雑音増幅器の利得をコマンド信号により
可変させるバイアスコントロール回路を追加したもので
ある。
【0015】また、第3の発明による追尾受信機は、上
記第2の発明による追尾受信機にアンテナ駆動計算機か
らの制御コマンド信号によりバイアスコントロール回路
を制御する制御回路を追加したものである。
【0016】また、第4の発明による追尾受信機は、上
記第3の発明による追尾受信機に制御回路からの制御信
号により和/差信号系の利得を変化させる可変減衰器を
追加したものである。
【0017】また、第5の発明による追尾受信機は、上
記第4の発明による追尾受信機に制御回路からの制御信
号によりLO信号レベルを可変し、和/差信号系の利得
を変化させるLO可変減衰器を追加したものである。
【0018】また、第6の発明による追尾受信機は、上
記第4の発明による追尾受信機に制御回路からの制御信
号により方位角/仰角誤差信号増幅器の倍率を変化させ
る倍率可変回路を追加したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1を示す図であり、図において1〜29は
図7と同等である。30は校正信号分波器、31は和信
号系スイッチ、32は校正信号分配器、33は校正信号
減衰器、34は差信号系スイッチである。
【0020】次に、実施の形態1の詳細な動作説明を行
う。プログラム追尾によりある程度の受信レベルになっ
た和信号1は、校正信号分波器30により校正用信号お
よび追尾用信号に分波される。分波された和信号1は、
校正信号分配器32によりさらに分配され一方は和信号
系スイッチ31ヘ、もう一方は校正信号減衰器33によ
り減衰された後、差信号系スイッチ34へ入力される。
通常の運用である受信モードでは、和信号系スイッチ3
1は校正信号分波器30から出力される受信信号を和信
号系に出力する。一方運用開始前等の校正モードでは校
正信号分配器32から出力される校正信号を通す。同様
に差信号系スイッチ34は受信モードでは受信信号を差
信号系に出力し、校正モードでは校正信号減衰器33に
より出力される校正信号を差信号系に出力する。この和
系/差系に入力される校正信号は、数1で示す誤差信号
電圧VΔが予測できるように、各々の信号の相対位相及
び相対レベルを既知の値になるように校正信号分配器3
2及び校正信号減衰器33を設定しておく。
【0021】校正モードにおいて、和信号系/差信号系
に各々入力された校正信号は以下従来の技術と同様に処
理される。校正モードにおいては、既知の相対位相及び
相対レベルの信号を入力するため数1から誤差信号電圧
が予測できる。しかし、軌道上で温度変動や経年変化が
あった場合数2に示すように誤差信号電圧に変動が生じ
る。アンテナ駆動計算機26では予測電圧と校正モード
において実際に取得された電圧との差異を変動分の校正
データとして記憶し、受信モードにおいて取得される誤
差信号電圧に校正データ分の補正をかける。
【0022】このように、和信号/差信号の代わりにそ
の相対位相、相対レベルが既知の校正信号を入力できる
ようにするため温度変動や経年変化で増幅器を始めとす
る各モジュールが利得変動をおこした場合その変動分を
校正データとして取得でき、誤差信号電圧に補正をかけ
るため温度環境の予測のつかない軌道上でも追尾精度の
劣化を防ぐことができる。
【0023】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2を示す図であり、図において1〜34は図1と同
等である。35はコマンド信号、36はバイアスコント
ロール回路である。
【0024】次に、実施の形態2の詳細な動作説明を行
う。実施の形態1と同様の処理により、校正モードにお
いて和信号1から校正信号を作りだし相対位相、相対レ
ベルが既知の信号を和系/差系に入力し誤差信号を出力
する。この誤差信号はテレメトリ信号として地上に送信
される。地上ではこの出力された誤差信号から、温度変
動や経年変化による利得変動量を算出し、地上からのコ
マンド信号35によりバイアスコントロール回路36で
LNA2、8のバイアス値を変化させる。これによりL
NA2、8の利得を可変させ利得の変動を補正し、和/
差信号系間のレベル差を補正する。
【0025】このように、地上からのコマンド信号35
によりLNA2、8の利得を可変させ利得の変動を補正
することにより、和/差信号系間のレベル差を補正する
ことができる。また利得変動がアンテナ駆動計算機26
での補正範囲を越えることや、利得変動が大きく各モジ
ュールが飽和してしまうことを防ぐことができ、温度環
境の予測のつかない軌道上でも所望の追尾精度を確保す
ることができる。
【0026】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3を示す図であり、図において1〜36は図2と同
等である。37は制御回路、38は制御コマンド信号、
39は制御信号である。
【0027】次に、実施の形態3の詳細な動作説明を行
う。実施の形態1と同様の処理により、校正モードにお
いて和信号1から校正信号を作りだし相対位相、相対レ
ベルが既知の信号を和系/差系に入力し誤差信号を出力
する。出力された誤差信号から、温度変動や経年変化に
よる利得変動量を算出し、アンテナ駆動計算機26から
制御回路37へ制御コマンド信号38を送る。制御コマ
ンド信号38を受けた制御回路37はバイアスコントロ
ール回路36へ制御信号39を送りLNA2、8のバイ
アス値を変化させる。これによりLNA2、8の利得を
可変させ利得の変動を補正する。
【0028】このように、LNA2、8のバイアスを制
御回路37からの制御信号39により変化させるように
したため、衛星が地上からのコマンド信号を受信できな
い軌道上にいる場合も利得を変化させ、和/差系間のレ
ベル差を補正することができることから全ての軌道上で
所望の追尾精度を確保することができる。
【0029】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4を示す図であり、図において1〜39は図3と同
等である。40は和信号系可変減衰器、41は差信号系
可変減衰器である。
【0030】次に、実施の形態4の詳細な動作説明を行
う。実施の形態1と同様の処理により、校正モードにお
いて和信号1から校正信号を作りだし相対位相、相対レ
ベルが既知の信号を和系/差系に入力し誤差信号を出力
する。出力された誤差信号から、温度変動や経年変化に
よる利得変動量を算出し、アンテナ駆動計算機26から
制御回路37へ制御コマンド信号38を送る。制御コマ
ンド信号38を受けた制御回路37はバイアスコントロ
ール回路36ヘ制御信号39を送りLNA2、8のバイ
アス値を変化させると同時に、和信号系可変減衰器4
0、差信号系可変減衰器41の減衰量を制御する。これ
により和系、差系の利得を各々可変させ利得の変動を補
正する。
【0031】このように、和信号系可変減衰器40、差
信号系可変減衰器41により、利得の変動を補正できる
ようにしたため、LNA2、8での補正の範囲を越えた
場合でも利得の変動を補正することができる。またLN
Aでの補正量を少なくでき、LNA2、8で利得補正す
ることによるNF(Noise Figure)等の他
特性への影響を軽減することができ所望の追尾精度を確
保することができる。
【0032】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5を示す図であり、図において1〜41は図4と同
等である。42は和系LO可変減衰器、43は差系LO
可変減衰器である。
【0033】次に、実施の形態5の詳細な動作説明を行
う。実施の形態1と同様の処理により、校正モードにお
いて和信号1から校正信号を作りだし相対位相、相対レ
ベルが既知の信号を和系/差系に入力し誤差信号を出力
する。出力された誤差信号から、温度変動や経年変化に
よる利得変動量を算出し、アンテナ駆動計算機26から
制御回路37ヘ制御コマンド信号38を送る。制御コマ
ンド信号38を受けた制御回路はバイアスコントロール
回路36、和信号系可変減衰器40、差信号系可変減衰
器41へ制御信号37を送ると同時に、和系LO可変減
衰器42、差系LO可変減衰器43の減衰量を制御す
る。LO信号レベルを可変することにより和信号系周波
数変換器5、差信号系周波数変換器11の変換損失を可
変し、これにより和系、差系の利得を各々可変させ利得
の変動を補正する。
【0034】このように、和系LO可変減衰器42、差
系LO可変減衰器43により、利得の変動を補正できる
ようにしたため、LNA2、8、和信号系可変減衰器4
0、差信号系可変減衰器41での補正量を少なくするこ
とができる。これより、LNA2、8の制御を少なくし
NFヘの影響をおさえるとともに、和信号系可変減衰器
40、差信号系可変減衰器41を制御することによる振
幅偏差等への影響も軽減しつつ利得の変動を補正でき、
所望の追尾精度を確保することができる。
【0035】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6を示す図であり、図において1〜43は図5と同
等である。44は仰角倍率可変回路、45は方位角倍率
可変回路である。
【0036】次に、実施の形態6の詳細な動作説明を行
う。実施の形態1と同様の処理により、校正モードにお
いて和信号1から校正信号を作りだし相対位相、相対レ
ベルが既知の信号を和系/差系に入力し誤差信号を出力
する。出力された誤差信号から、温度変動や経年変化に
よる利得変動量を算出し、アンテナ駆動計算機26から
制御回路37へ制御コマンド信号38を送る。制御コマ
ンド信号38を受けた制御回路37はバイアスコントロ
ール回路36、和信号系可変減衰器40、差信号系可変
減衰器41、和系LO可変減衰器42、差系LO可変減
衰器43へ制御信号39を送ると同時に、仰角倍率可変
回路44、仰角倍率可変回路45の倍率を制御する。こ
れにより仰角誤差信号、方位角誤差信号の利得を各々可
変させ利得の変動を補正する。
【0037】このように、仰角倍率可変回路44、仰角
倍率可変回路45により誤差信号の変動を補正できるよ
うにしたため、合波した後の回路の温度変動、経年変化
も全て含めて補正でき、所望の追尾精度を確保すること
ができる。
【0038】
【発明の効果】第1の発明によれば、和信号1/差信号
7の代わりにその相対位相、相対レベルが既知の校正信
号を入力できるようにするため温度変動や経年変化で増
幅器を始めとする各モジュールが利得変動をおこした場
合その変動分を校正データとして取得し、アンテナ駆動
計算機26にて誤差信号電圧に補正をかけるため温度環
境の予測のつかない軌道上でも追尾精度の劣化を防ぐこ
とができる。
【0039】第2の発明によれば、地上からのコマンド
信号35によりLNA2、8のバイアスを変化させてL
NA2、8の利得を可変させ利得の変動を補正すること
により、利得変動がアンテナ駆動計算機26での補正範
囲を越えることや、利得変動が大きく各モジュールが飽
和してしまうことを防ぐことができ、温度環境の予測の
つかない軌道上でも所望の追尾精度を確保することがで
きる。
【0040】第3の発明によれば、LNA2、8のバイ
アスを制御回路37からの制御信号39により変化させ
LNA2、8の利得を可変できるようにしたため、衛星
が地上からのコマンド信号を受信できない軌道上にいる
場合も利得の変動を補正することができ、全ての軌道上
で所望の追尾精度を確保することができる。
【0041】第4の発明によれば、和信号系可変減衰器
40、差信号系可変減衰器41により、利得の変動を補
正できるようにしたため、LNA2、8での補正の範囲
を越えた場合でも利得の変動を補正することができる。
またLNAでの補正量を少なくすることにより、LNA
2、8で利得補正することによるNF等の他特性への影
響を軽減することができる。
【0042】第5の発明によれば、和系LO可変減衰器
42、差系LO可変減衰器43により、利得の変動を補
正できるようにしたため、LNA2、8の制御を少なく
しNFへの影響をおさえるとともに、和信号系可変減衰
器40、差信号系可変減衰器41を制御することによる
振幅偏差等への影響も軽減しつつ利得の変動を補正でき
る。
【0043】第6の発明によれば、仰角倍率可変回路4
4、仰角倍率可変回路45により誤差信号の変動を補正
できるようにしたため、合波した後の回路の温度変動、
経年変化も全て含めて補正でき、所望の追尾精度を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による追尾受信機の実施の形態1を
示す図である。
【図2】 この発明による追尾受信機の実施の形態2を
示す図である。
【図3】 この発明による追尾受信機の実施の形態3を
示す図である。
【図4】 この発明による追尾受信機の実施の形態4を
示す図である。
【図5】 この発明による追尾受信機の実施の形態5を
示す図である。
【図6】 この発明による追尾受信機の実施の形態6を
示す図である。
【図7】 従来の追尾受信機を示す図である。
【図8】 和/差信号合成波スペクトラムを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 和信号、2 和信号系低雑音増幅器、3 和信号系
帯域制限フィルタ、4移相器、5 和信号系周波数変換
器、6 和信号系IF増幅器、7 差信号、8 差信号
系低雑音増幅器、9 差信号系帯域制限フィルタ、10
変調器、11 差信号系周波数変換器、12 差信号
系IF増幅器、13 合波器、14AGC回路、15
検波器、16 AGC制御信号、17 誤差信号分配
器、18 仰角誤差信号検出器、19 仰角誤差信号フ
ィルタ、20 仰角誤差信号増幅器、21 方位角誤差
信号検出器、22 方位角誤差信号フィルタ、23方位
角誤差信号増幅器、24 CLK回路、25 CLK信
号、26 アンテナ駆動計算機、27 局発信号、28
局発回路、29 局発信号分配器、30校正信号分波
器、31 和信号系スイッチ、32 校正信号分配器、
33 校正信号減衰器、34 差信号系スイッチ、35
コマンド信号、36 バイアスコントロール回路、3
7 制御回路、38 制御コマンド信号、39 制御信
号、40 和信号系可変減衰器、41 差信号系可変減
衰器、42 和系LO可変減衰器、43 差系LO可変
減衰器、44 仰角倍率可変回路、45 方位角倍率可
変回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 追尾受信機に入力される和信号、低雑音
    増幅する和信号系低雑音増幅器、前記和信号系低雑音増
    幅器より出力される和信号の帯域を制限する和信号系帯
    域制限フィルタ、和信号系と差信号系の位相をあわせる
    移相器、局発信号からローカル(LO:LOCAL)信
    号を生成する局発回路、前記局発回路から出力される局
    発信号を和信号系と差信号系に分配する局発信号分配
    器、和信号とローカル信号から和信号系IF信号を生成
    する和信号系周波数変換器、前記和信号系周波数変換器
    より出力される和信号系IF信号を増幅する和信号系I
    F(INTERMEDIATE FREQUENCY)
    増幅器、追尾受信機に入力される差信号、前記差信号を
    低雑音増幅する差信号系低雑音増幅器、前記差信号系低
    雑音増幅器より出力される差信号の帯域を制限する差信
    号系帯域制限フィルタ、差信号に変調をかける変調器、
    差信号とLO信号から差信号系IF信号を生成する差信
    号系周波数変換器、前記差信号系周波数変換器より出力
    される差信号系IF信号を増幅する差信号系IF増幅
    器、前記和信号系IF信号と差信号系IF信号を合波す
    る合波器、前記合波器より出力される信号のレベルを一
    定になるようゲインをコントロールするAGC(AUT
    OMATIC GAIN CONTROL)回路、前記
    AGC回路より出力された信号を検波する検波器、前記
    検波器より出力された検波信号を方位角成分と仰角成分
    に分配する誤差信号分配器、前記誤差信号分配器から出
    力された信号から仰角誤差信号を検出する仰角誤差信号
    検出器、前記仰角誤差信号検出器で検出された誤差信号
    の帯域を制限する仰角誤差信号フィルタ、前記仰角誤差
    信号を所定のレベルまで増幅する仰角誤差信号増幅器、
    前記誤差信号分配器から出力された信号から方位角誤差
    信号を検出する方位角誤差信号検出器、前記方位角誤差
    信号検出器で検出された誤差信号の帯域を制限する方位
    角誤差信号フィルタ、前記方位角誤差信号を所定のレベ
    ルまで増幅する方位角誤差信号増幅器、前記仰角誤差信
    号増幅器、方位角誤差信号増幅器からの出力信号からア
    ンテナ駆動信号を計算するアンテナ駆動計算機、前記変
    調器及び前記仰角/方位角誤差信号検出器で変調/復調
    を行うためのクロック(CLK:CLOCK)信号を発
    生するクロック回路、和信号から校正信号を分配する校
    正信号分波器、前記校正信号分波器から出力される信号
    を分配する校正信号分配器、前記校正信号分配器より出
    力された校正信号を減衰させる校正信号減衰器、和信号
    と校正信号を切り替える和信号系スイッチ、差信号と校
    正信号を切り替える差信号系スイッチとを備えたことを
    特徴とする追尾受信機。
  2. 【請求項2】 前記和信号系低雑音増幅器及び差信号系
    低雑音増幅器の利得を地上からのコマンド信号により可
    変させるバイアスコントロール回路を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の追尾受信機。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ駆動計算機から出力される
    校正モードにおいて生成された和系/差系の誤差信号に
    基づく利得変動量に対応した制御コマンド信号を受け前
    記バイアスコントロール回路を制御する制御回路を備え
    たことを特徴とする請求項2記載の追尾受信機。
  4. 【請求項4】 前記制御回路からの制御信号により和/
    差信号系の利得を変化させる可変減衰器を備えたことを
    特徴とする請求項3記載の追尾受信機。
  5. 【請求項5】 前記制御回路からの制御信号によりLO
    信号レベルを可変し、和/差信号系の利得を変化させる
    LO可変減衰器を備えたことを特徴とする請求項4記載
    の追尾受信機。
  6. 【請求項6】 前記制御回路からの制御信号により方位
    角/仰角誤差信号増幅器の倍率を変化させる倍率可変回
    路を備えたことを特徴とする請求項5記載の追尾受信
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107167821A (zh) * 2017-05-16 2017-09-15 上海卫星工程研究所 高精度卫星中继天线跟踪功能测试系统及其测试方法
WO2019208434A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 三菱電機株式会社 追尾受信機、アンテナ装置および追尾方法

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