JPH07287060A - 衛星搭載追尾受信機用校正装置 - Google Patents

衛星搭載追尾受信機用校正装置

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JPH07287060A
JPH07287060A JP8154994A JP8154994A JPH07287060A JP H07287060 A JPH07287060 A JP H07287060A JP 8154994 A JP8154994 A JP 8154994A JP 8154994 A JP8154994 A JP 8154994A JP H07287060 A JPH07287060 A JP H07287060A
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JP
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signal
sum
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difference
distributor
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JP8154994A
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English (en)
Inventor
Takehiko Sagara
岳彦 相良
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の校正用基準RF信号発生器を用意する
ことなく、複数の受信信号に対して追尾受信機を校正す
ることができる装置を得ることを目的とする。 【構成】 追尾受信機のプログラム追尾により所定のレ
ベルに達したRF受信和信号を、和信号と校正用信号に
分配する第3の和信号分配器28、前記第3の和信号分
配器28より出力された信号を校正信号として分配する
校正信号分配器26、受信和信号と校正信号を切換える
和系導波管スイッチ29、和信号系との位相を合わせる
第2の差信号分配器30、前記校正信号分配器26より
出力される校正信号を減衰する減衰器26、受信差信号
と校正信号を切換える差系導波管スイッチ31により構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の周波数の信号
に対し追尾誤差信号を発生することが可能な衛星搭載用
追尾受信機の校正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の校正装置を備えた追尾受信
機である。1は和信号、2は和信号系結合器、3は和信
号系RF(RADIO FREQUENCY)増幅器、
4は和信号系周波数変換器、5は和信号系AGC(AU
TOMATIC GAIN CONTROL)回路、6
は第1の和信号系分配器、7は検波器、8は移相器、9
は第2の和信号系分配器、10は差信号、11は差信号
系結合器、12は差信号系RF増幅器、13は差信号系
周波数変換器、14は差信号系AGC回路、15は第1
の差信号系分配器、16は仰角誤差信号検出器、17は
方位角誤差信号検出器、18は仰角誤差信号増幅器、1
9は方位角誤差信号増幅器、20は仰角誤差信号、21
は方位角誤差信号、22は第1のLO(LOCAL)信
号分配器、23は和系IF(INTERMEDIATE
FREQUENCY)信号、24は差系IF信号、2
5は校正用基準RF信号発振器、26は校正信号分配
器、27は減衰器である。
【0003】次に動作について説明する。校正用基準R
F信号発振器25より出力された基準RF信号は、校正
信号分配器26により分配され和信号系結合器2及び減
衰器27によって減衰され差信号系結合器11に同相信
号として入力される。和信号系結合器2及び差信号系結
合器11に入力された校正用信号は、各々和信号系RF
増幅器3、差信号系RF増幅器12により増幅さる。一
方、LO信号は第1のLO信号分配器22より分配され
和信号系周波数変換器4、差信号系周波数変換器13に
出力される。校正用信号は和信号系周波数変換器4、差
信号系周波数変換器13において第1のLO信号分配器
22より出力されたLO信号により各々周波数変換され
る。周波数変換された和系IF信号23、差系IF信号
24は各々AGC回路5、14に入力される。AGC回
路では検波器7により検出される検波信号により和信号
は一定レベルに、差信号は和信号により正規化されたレ
ベルに制御される。和信号系AGC回路5より出力され
た和信号は、第1の和信号系分配器6より分配され、一
方は検波用信号として検波器7へ、一方は移相器8へ出
力される。検波器7では和系IF信号を検波し、そのレ
ベルに応じた検波信号を出力する。移相器8では地上コ
マンドより和系信号の位相を変動させる。移相器8で位
相を制御された和信号は、和信号分配器9により分配さ
れ仰角誤差信号検出器16、方位角誤差信号検出器17
へ出力される。一方差信号は、差信号系AGC回路14
より出力された後、第1の差信号系分配器15により分
配され仰角誤差信号検出器16、方位角誤差信号検出器
17に入力される。仰角誤差信号検出器16、方位角誤
差信号検出器17では第2の和信号分配器9からの信号
と第1の差信号分配器15からの信号より仰角及び方位
角の誤差信号を検出する。仰角誤差信号検出器16、方
位角誤差信号検出器17により検出された誤差信号は、
各々仰角誤差信号増幅器18、方位角誤差信号増幅器1
9で増幅され、仰角誤差信号20、方位角誤差信号21
として出力され地上モニターされる。和信号系結合器
2、差信号系結合器11には同相の信号が入力されてお
り、和信号系と差信号系の経路差が無い場合方位角誤差
信号検出器17に入力される和信号と差信号の位相差は
90°となり出力は0Vとなる。ところが、和信号系と
差信号系の経路差がある場合、和信号系結合器2、差信
号系結合器11に同相の信号が入力されても方位角誤差
信号検出器17に入力される和信号と差信号の位相差は
90°とならず出力は0Vとならない。そこで、仰角誤
差信号が0Vになるようにコマンドにより移相器8を設
定することにより和信号系と差信号系の経路差による誤
差を校正することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の衛星搭載追尾受
信機用校正装置では、以上のように入力される信号と同
等の基準周波数を発生する校正用基準RF信号発振器を
用いて校正を行っているため、複数の周波数に対して追
尾機能を持つ追尾受信機においては入力周波数と同数の
校正用基準RF信号発振器を衛星内に搭載しなければな
らず、衛星重量の増大、衛星形状の大型化、もしくは追
尾周波数の数に制約がでてくる等の課題があった。
【0005】本発明は、前記のような課題を解消するた
めになされたものであり、複数の校正用基準RF信号発
振器を用意することなく、複数の受信信号に対して追尾
受信機を校正することができる装置を得ることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る衛星搭載追
尾受信機用校正装置は、和信号系の入力部に和信号分配
器を設け、プログラム追尾により所定の受信レベルに達
した和信号を校正信号として分配する。さらに、分配さ
れた校正信号を校正信号分配器を設けることにより和信
号系校正信号、差信号系校正信号に分配する。また、和
信号系、差信号系それぞれに導波管スイッチを設け校正
時は校正信号分配器から出力される信号を各系に入力す
る。
【0007】また、校正信号分配器の差信号系出力部に
移相器を設けることにより差信号系校正信号の位相を9
0°変化させる。
【0008】また、方位角誤差信号モニタを設け、さら
に方位角誤差信号モニタの信号を受け移相器を変化させ
る移相器コントローラを設けることにより、校正時に方
位角誤差出力に合わせ和信号の位相を変化させる。
【0009】また、導波管スイッチコントローラを設け
ることにより、校正時に方位角誤差信号モニタに合わせ
導波管スイッチの切り換えを行う。
【0010】また、仰角誤差信号モニタを設け、更に仰
角誤差信号検出器に入力される和信号の位相を変化させ
る仰角信号移相器、仰角信号移相器をコントロールする
仰角用和信号移相器コントローラを設けることにより、
仰角誤差信号検出器、方位角誤差信号検出器各々に入力
される和信号の位相を独立に変化させる。
【0011】
【作用】本発明に係る衛星搭載追尾受信機用校正装置
は、複数の校正用基準RF信号発振器を用意することな
く、複数の受信信号に対して追尾受信機を校正すること
ができる装置を得ることを目的とする。
【0012】この発明の第1の実施例では、プログラム
追尾により所定の受信レベルに達した和信号を校正信号
として和系、差系に分配し校正信号として使用するた
め、複数の校正用基準RF信号発振器を用意することな
く、複数の受信信号に対して追尾受信機を校正すること
ができる。
【0013】この発明の第2の実施例では、プログラム
追尾により所定の受信レベルに達した和信号を校正信号
として和系、差系に分配し校正信号として使用し、また
差系に入力される校正信号を校正信号分配器の差信号系
出力部に設けた移相器により90°位相変化させること
により仰角、方位角の直交性のずれを校正することがで
きる。
【0014】この発明の第3の実施例では、校正時に方
位角誤差信号モニタにより誤差信号をモニタしながら、
移相器コントローラにより移相器を変化させる為、地上
で出力誤差信号をモニタする必要が無く、応答が早くよ
り精度の良い校正ができる。仰角誤差信号と方位角誤差
信号の位相関係が逆の場合も同様の方式で校正可能であ
る。
【0015】この発明の第4の実施例では、校正時に方
位角誤差信号モニタにより誤差信号をモニタしながら、
導波管スイッチコントローラにより和系導波管スイッ
チ、差系導波管スイッチを校正モードから受信モードへ
切換えるため、衛星からの信号を地上でモニターできな
い軌道上でも校正ができる。仰角誤差信号と方位角誤差
信号の位相関係が逆の場合も同様の方式で校正可能であ
る。
【0016】この発明の第5の実施例では、方位角誤差
信号の校正後に和信号の位相を90°変動させ、仰角誤
差信号モニタにより誤差信号をモニタしながら仰角誤差
信号の校正をするため、仰角誤差信号、方位角誤差信号
の直交性を保てより高精度の校正ができる。仰角誤差信
号と方位角誤差信号の位相関係が逆の場合も同様の方式
で校正可能である。
【0017】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の第1の実施例を示す図で
ある。1〜24、26、27は図6と同等である。28
は第3の和信号分配器、29は和系導波管スイッチ、3
0は第2の差信号分配器、31は差系導波管スイッチで
ある。
【0018】次に、第1の実施例の詳細な動作説明を行
う。プログラム追尾によってある程度の受信レベルにな
った和信号は、第3の和信号分配器28により分配され
る。第3の和信号分配器28より出力された信号は、校
正信号として校正信号分配器26により分配され、一方
は和系導波管スイッチ29、もう一方は減衰器27によ
って減衰された後差系導波管スイッチ31に入力され
る。和系導波管スイッチ29は、受信モードの時は第3
の和信号分配器28より出力される和信号を通し和信号
系に出力する。一方、校正モードでは和系導波管スイッ
チ29は地上からのコマンドによりスイッチの切換えが
行われ、校正信号分配器26より出力される信号を通し
校正信号を和信号系に出力する。同様に差系導波管スイ
ッチ31は、受信モードの時は和信号系との位相合せの
ための第2の差信号分配器30より出力される差信号を
通し差信号系に出力し、一方校正モードでは差系導波管
スイッチ31は地上からのコマンドによりスイッチの切
換えが行われ、減衰器27により減衰された校正信号を
差信号系に出力する。この校正信号は和信号系の校正信
号と同相の信号になっているため以下従来技術と同様に
処理される。
【0019】このように、受信RF信号を和系、差系に
分配し校正用RF信号を作り出すため、複数の基準RF
信号発生器を搭載することなく、複数のRF受信波に対
する校正が可能となる。尚、仰角誤差信号と方位角誤差
信号の位相関係が逆の場合も同様の方式で校正可能であ
る。
【0020】実施例2.図2は、この発明の第2の実施
例を示す図である。1〜24、26〜31は第1の実施
例と同様である。32は校正用信号の位相を変化させる
校正信号用移相器である。
【0021】次に第2の実施例の動作について説明す
る。第1の実施例と同様の処理により受信RF和信号か
ら校正信号を作り出し、仰角誤差信号20、方位角誤差
信号21が出力される。方位角誤差信号21が0Vにな
るようにコマンドにより移相器8を設定した後、コマン
ドにより校正信号用移相器32の移相量を90°変化さ
せて差信号系へ入力される校正信号を90°位相変化さ
せる。このとき仰角誤差信号は0Vとなるはずであるが
仰角誤差信号20、方位角誤差信号21の直交性が保た
れていないと仰角誤差信号は0Vとならない。そこでこ
の値を取得し、制御の際の仰角のオフセット値として処
理する。
【0022】このように追尾受信機を校正する際に差系
に入力する位相を90°変化させることにより仰角信号
と方位角信号の直交性のずれをオフセット値として取得
することができる。尚、仰角誤差信号と方位角誤差信号
の位相関係が逆の場合も同様の方式で校正可能である。
【0023】実施例3.図3は、この発明の第3の実施
例を示す図である。1〜24、26〜31は第1の実施
例と同様である。33は方位角誤差信号21をモニター
する方位角誤差信号モニタ、34は方位角誤差信号21
が0Vになるように移相器8を制御する移相器コントロ
ーラである。
【0024】次に第3の実施例の動作について説明す
る。第1の実施例と同様の処理により受信RF和信号か
ら校正信号を作り出し、仰角誤差信号20、方位角誤差
信号21が出力される。方位角誤差信号モニタ33は方
位角誤差信号21をモニタし移相器コントローラ34へ
制御信号を出力する。移相器コントローラ34では、方
位角誤差信号モニタ33から出力される信号をもとに方
位角誤差信号21が0Vになるよう移相器8を制御す
る。
【0025】このように追尾受信機を校正する際に、出
力誤差信号を地上でモニタすることなく衛星内でモニタ
し移相器8の制御信号をつくり出すため、応答が早くよ
り精度のよい校正が可能となる。尚、仰角誤差信号と方
位角誤差信号の位相関係が逆の場合も同様の方式で校正
可能である。
【0026】実施例4.図4は、この発明の第4の実施
例を示す図である。1〜24、26〜31、33、34
は第3の実施例と同様である。35は導波管スイッチコ
ントローラである。
【0027】次に第4の実施例の動作について説明す
る。第3の実施例と同様の処理により方位角誤差信号2
1が0Vになるように移相器コントローラ34で移相器
8を制御する。方位角誤差信号の校正が完了し方位角誤
差信号が0Vになると、方位角誤差信号モニタ33より
導波管スイッチコントローラ35へ制御信号が出力され
る。制御信号を受取った導波管スイッチコントローラ3
5は和信号系経路、差信号系経路に各々受信信号が入る
ように和系導波管スイッチ29、差系導波管スイッチ3
1を切り替える制御信号を出力する。
【0028】このように、校正時に方位角誤差信号21
を方位角誤差信号モニタ32によりモニタしながら、校
正信号を通過させる校正モードから受信信号を通過させ
る受信モードに和系導波管スイッチ29、差系導波管ス
イッチ31を切り替えるため衛星からの信号が地上モニ
タできない軌道上でも校正が可能となる。尚、仰角誤差
信号と方位角誤差信号の位相関係が逆の場合も同様の方
式で校正可能である。
【0029】実施例5.図5は、この発明の第5の実施
例を示す図である。1〜24、26〜31、33〜35
は第4の実施例と同様である。36は仰角誤差信号をモ
ニタする仰角誤差信号モニタ、37は仰角誤差信号検出
器へ入力する和信号の位相を変化させる仰角用和信号移
相器である。38は仰角用和信号移相器37を制御する
仰角用和信号移相器コントローラである。
【0030】次に第5の実施例の動作について説明す
る。第3の実施例と同様の処理により方位角誤差信号2
1が0Vになるように移相器コントローラ34で移相器
8を制御する。方位角誤差信号21が0Vになったら、
和信号の位相を90°変化させるよう移相器コントロー
ラー34で移相器8の移相量を90°変化させる。この
状態において仰角誤差信号20は0Vとなるはずである
が仰角誤差信号20、方位角誤差信号21の直交性が保
たれていないと仰角誤差信号は0Vとならない。仰角誤
差信号モニタ36は仰角誤差信号20をモニタし、仰角
用和信号移相器コントローラ38へ制御信号を出す。仰
角用和信号移相器コントローラ38は仰角誤差信号20
が0Vとなるよう仰角用和信号移相器37を制御する。
仰角用和信号移相器37の設定が完了し、仰角誤差信号
20が0Vになったら移相器コントローラ34で移相器
8を元の設定に戻す。方位角、仰角ともに校正が完了し
たら第3の実施例と同様の手順で校正モードから受信モ
ードへ切換える。
【0031】このように、方位角誤差信号の校正後、和
信号の位相を90°変動させ仰角誤差信号の校正も行う
ことにより、仰角誤差信号、方位角誤差信号の直交性を
保てより高精度の校正を行うことが可能となる。尚、仰
角誤差信号と方位角誤差信号の位相関係が逆の場合も同
様の方式で校正可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、受信RF信号を分配し和
系校正用信号、差系校正用信号を作り追尾受信機を校正
できるようにしたので、複数の校正用基準RF信号発生
器を用意することなく、複数のRF受信信号に対して追
尾受信機を校正することができる装置を得られる。
【0033】第1の実施例では、受信RF信号を和系、
差系に分配し校正用RF信号を作り出すため、複数の基
準RF信号発生器を搭載することなく、複数のRF受信
波に対する校正が可能となる。尚、仰角誤差信号と方位
角誤差信号の位相関係が逆の場合も同様の方式で校正可
能である。
【0034】また第2の実施例では、プログラム追尾に
より所定の受信レベルに達した和信号を校正信号として
和系、差系に分配し校正信号として使用し、また差系に
入力される校正信号を校正信号分配器の差信号系出力部
に設けた移相器により90°位相変化させることにより
仰角、方位角の直交性のずれをオフセット値として取得
し校正することができる。尚、仰角誤差信号と方位角誤
差信号の位相関係が逆の場合も同様の方式で校正可能で
ある。
【0035】また第3の実施例では、校正時に方位角誤
差信号モニタにより誤差信号をモニタしながら、移相器
コントローラにより移相器を変化させる為、地上で出力
誤差信号をモニタする必要が無く、応答が早くより精度
の良い校正ができる。尚、仰角誤差信号と方位角誤差信
号の位相関係が逆の場合も同様の方式で校正可能であ
る。
【0036】また第4の実施例では、校正時に方位角誤
差信号モニタにより誤差信号をモニタしながら、和系導
波管スイッチ、差系導波管スイッチを校正モードから受
信モードへ切換えるため、衛星からの信号を地上でモニ
ターできない軌道上でも校正ができる。尚、仰角誤差信
号と方位角誤差信号の位相関係が逆の場合も同様の方式
で校正可能である。
【0037】さらに第5の実施例では、方位角誤差信号
の校正後和信号の位相を90°変動させ、仰角誤差信号
モニタにより誤差信号をモニタしながら仰角誤差信号移
相器により仰角誤差信号の校正をするため、仰角誤差信
号、方位角誤差信号の直交性を保てより高精度の校正が
できる。尚、仰角誤差信号と方位角誤差信号の位相関係
が逆の場合も同様の方式で校正可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】この発明の第2の実施例を示す構成図である。
【図3】この発明の第3の実施例を示す構成図である。
【図4】この発明の第4の実施例を示す構成図である。
【図5】この発明の第5の実施例を示す構成図である。
【図6】従来の衛星搭載追尾受信機の校正装置の1実施
例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 和信号 2 和信号系結合器 3 和信号系RF(RADIO FREQUENCY)
増幅器 4 和信号系周波数変換器 5 和信号系AGC(AUTOMATIC GAIN
CONTROL)回路 6 第1の和信号系分配器 7 検波器 8 移相器 9 第2の和信号系分配器 10 差信号 11 差信号系結合器 12 RF差信号系増幅器 13 差信号系周波数変換器 14 差信号系AGC回路 15 第1の差信号系分配器 16 仰角誤差信号検出器 17 方位角誤差信号検出器 18 仰角誤差信号増幅器 19 仰角誤差信号増幅器 20 仰角誤差信号 21 方位角誤差信号 22 第1のLO(LOCAL)信号分配器 23 和系IF(INTERMEDIATE FREQ
UENCY)信号 24 差系IF信号 25 校正信号用周波数変換器 26 校正信号分配器 27 減衰器 28 第3の和信号分配器 29 和系導波管スイッチ 30 第2の差信号分配器 31 差系導波管スイッチ 32 校正信号用移相器 33 方位角誤差信号モニタ 34 移相器コントローラ 35 導波管スイッチコントローラ 36 仰角誤差信号モニタ 37 仰角用和信号移相器 38 仰角用和信号移相器コントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星搭載追尾受信機に入力される和信号
    を和信号と校正用信号に分配する第3の和信号系分配
    器、前記第3の和信号系分配器より出力される校正用信
    号を和信号系と差信号系に分配する校正用信号分配器、
    前記校正用信号分配器から出力される差信号系校正信号
    を減衰させる減衰器、和信号と校正用信号を切換えて和
    信号系経路に結合させる和系導波管スイッチ、RF(R
    ADIOFREQUENCY)和信号を増幅する和信号
    系RF増幅器、RF和信号とLO(LOCAL)信号か
    らIF(INTERMEDIATEFREQUENC
    Y)信号を生成する和信号系周波数変換器、和信号のレ
    ベルを一定にする和信号系AGC(AUTOMATIC
    GAIN CONTROL)回路、和信号を分配する
    第1の和信号系分配器、前記第1の和信号系分配器より
    分配された和信号を検波しAGC回路に検波信号を出力
    する検波器、前記第1の和信号系分配器から出力される
    和信号の位相を地上からのコマンドにより変化させる移
    相器、前記移相器より出力される和信号を90°分配す
    る第2の和信号系分配器、追尾受信機に入力される差信
    号、和信号系と差信号系の位相を合わせるための第2の
    差信号系分配器、差信号と校正用信号を切換えて差信号
    系経路に結合させる差系導波管スイッチ、RF差信号を
    増幅する差信号系RF増幅器、RF差信号とLO信号か
    らIF信号を生成する差信号系周波数変換器、前記検波
    器より出力される検波信号を用い差信号を和信号により
    正規化する差信号系AGC回路、前記差信号系AGC回
    路より出力される差信号を分配する第1の差信号系分配
    器、前記第1の差信号系分配器より出力される差信号と
    前記第2の和信号系分配器より出力される和信号より仰
    角に対応する誤差信号を検出する仰角誤差信号検出器、
    前記仰角誤差信号検出器より出力される仰角に対応する
    誤差信号を増幅する仰角誤差信号増幅器、前記第1の差
    信号系分配器より出力される差信号と前記第2の和信号
    系分配器より出力される和信号より方位角に対応する誤
    差信号を検出する方位角誤差信号検出器、前記方位角誤
    差信号検出器より出力される方位角に対応する誤差信号
    を増幅する方位角誤差信号増幅器を備えたことを特徴と
    する衛星搭載追尾受信機用校正装置。
  2. 【請求項2】 校正信号分配器の差信号出力端に、校正
    信号用移相器を接続したことを特徴とする請求項1記載
    の衛星搭載追尾受信機用校正装置。
  3. 【請求項3】 方位角誤差信号をモニターする方位角誤
    差信号モニタと、方位角誤差信号が0Vになるように移
    相器を制御する移相器コントローラとを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の衛星搭載追尾受信機用校正装
    置。
  4. 【請求項4】 方位角誤差信号モニターからの信号によ
    り導波管スイッチを制御する導波管スイッチコントロー
    ラを備えたことを特徴とする請求項3記載の衛星搭載追
    尾受信機用校正装置。
  5. 【請求項5】 仰角誤差信号をモニターする仰角誤差信
    号モニタと、仰角誤差信号検出器へ入力する和信号の位
    相を変化させる仰角用和信号移相器とを備えたことを特
    徴とする請求項4記載の衛星搭載追尾受信機用校正装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006226722A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Mitsubishi Electric Corp 追尾受信機及び誤差情報生成方法及び通信装置
CN110221321A (zh) * 2019-05-30 2019-09-10 中国人民解放军63921部队 一种标校卫星地面应用系统及方法

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