JP2003232847A - 受信装置および利得制御方法 - Google Patents

受信装置および利得制御方法

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JP2003232847A
JP2003232847A JP2002031491A JP2002031491A JP2003232847A JP 2003232847 A JP2003232847 A JP 2003232847A JP 2002031491 A JP2002031491 A JP 2002031491A JP 2002031491 A JP2002031491 A JP 2002031491A JP 2003232847 A JP2003232847 A JP 2003232847A
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variable gain
gain amplifier
tuning
band
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Hiroshi Matsubara
央 松原
Hiroshi Takarada
博志 宝田
Takashi Hisama
隆 久間
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スペクトラムの広い信号の受信特性の劣化を防
止し得る受信装置および利得制御方法を提供する。 【解決手段】同調部71により切り替えられた同調周波
数が安定すると、その旨を同調検出器74で検出し、そ
のタイミングに応じて切断制御信号と切り替え制御信号
とを生成する。切断制御信号を切断回路21〜2nのい
ずれかに与え、同調周波数に対応する受信アンテナから
送出される励振信号を一時的に遮断する。切り替え制御
信号を切替器88に与えてAに切り替え、信号を遮断し
た状態で可変利得増幅器81の利得を制御するための補
正値データを生成し、補正値メモリ76に記憶する。そ
して、切替器88をBに切り替え、記憶された補正値デ
ータを使用して可変利得増幅器81の利得を制御すると
ともに信号の遮断状態を解除し、受信アンテナからの信
号を受信器7に導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパルスレー
ダから放射される信号を受信する受信装置および利得制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波信号を受信するには、信号自体に
含まれるノイズのほか、受信装置において内部的に発生
されるノイズを抑圧する必要がある。以下、受信装置に
おいて生じるノイズをシステムノイズと称する。
【0003】システムノイズは周波数特性を有すること
が多く、同調周波数に応じてノイズレベルが変化する。
この周波数特性を補正し、如何なる周波数の信号を受信
する場合でも一定の受信性能を得るための方式として、
NGC(Noise Gain Control)方式が知られている。
【0004】NGC方式による受信装置では、同調周波
数から一定の間隔(10MHz程度)だけ離れた周波数
帯域におけるシステムノイズレベルが検出される。そし
て、このシステムノイズレベルを基準値と一致させるべ
く信号の受信利得を制御することにより、受信信号に含
まれるノイズが一定のレベルに保たれる。
【0005】ところで、近年のパルスレーダ装置などで
は、レーダ画像をより鮮明に得たいとのニーズからパル
ス繰返し周期(PRF(Pulse Repetition frequenc
y))を高くすることが有る。高PRFパルス信号のス
ペクトラムは、従前の低RPF信号と比較して広い帯域
を有する。このため受信信号のPRFが過度に高くなっ
たり、受信信号のレベルが高くなったりすると、受信信
号のスペクトラムがノイズ抽出の帯域にまで広がる。
【0006】そうすると、ノイズ抽出帯域における受信
信号レベルがノイズレベルとして検出され、実際よりも
大きい値のノイズレベルが検出されることになる。その
結果、受信系利得が増加していないにも拘わらず、NG
Cの作用により受信利得が下げられてしまい、受信レベ
ル測定結果が実際の受信電力値よりも低くなってしま
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の受信装置は、受信信号の高PRF化などにより受信信
号のスペクトラムが広がると、ノイズ抽出帯域において
受信信号レベルが検出され、システムノイズレベルが誤
った値となることから受信特性が劣化するという不具合
を有していた。
【0008】本発明は上記事情によりなされたもので、
その目的は、スペクトラムの広い信号の受信特性の劣化
を防止し得る受信装置および利得制御方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、無線周波数信号を捕捉して電気信号に変換
するアンテナ部(例えば受信アンテナ11〜1nからな
るアンテナ群など)と、前記電気信号を増幅する可変利
得増幅器(例えば可変利得増幅器81など)と、前記ア
ンテナ部から前記可変利得増幅器に前記電気信号が伝達
される信号経路を一時的に遮断する遮断手段(例えば切
断回路21〜2nなど)と、前記可変利得増幅器の出力
信号から所定帯域(例えばノイズ抽出帯域)の信号成分
を抽出する抽出手段(例えば狭帯域フィルタ84,検波
器85など)と、前記遮断手段により前記信号経路が遮
断されている状態で前記抽出手段により抽出された信号
成分から補正信号を生成し、この補正信号を前記可変利
得増幅器に与えて当該可変利得増幅器の利得を制御する
利得制御手段(例えばローパスフィルタ86,比較器8
7など)とを具備することを特徴とする。
【0010】このような手段を講じることにより、アン
テナ部において無線周波数信号が捕捉され、励振信号な
どのような電気信号が生成される。この電気信号がアン
テナ部から可変利得増幅器に伝達される信号経路は、遮
断手段により一時的に遮断される。そして、遮断手段に
より前記信号経路が遮断されている状態において、ノイ
ズ抽出帯域の信号成分が抽出手段により抽出される。
【0011】このようにしたので、アンテナ部からの信
号が遮断された状態においてノイズレベルが計測され
る。したがって、帯域の広い無線周波数信号が到来し、
そのスペクトラムがノイズ抽出帯域にまで広がったとし
ても、信号成分がノイズ成分に混入することを防止でき
る。従って純粋なシステムノイズ成分のみを抽出するこ
とが可能になり、システムノイズレベルが誤って検出さ
れることが無くなる。その結果、スペクトラムの広い信
号の受信特性の劣化を防止することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明に係わる受信装置の
第1の実施形態における構成を示すブロック図である。
この受信装置は、複数の受信アンテナ11〜1nを備え
る。受信アンテナ11〜1nはそれぞれ異なる帯域の電
波を受信し、全体として広い受信帯域を形成する。
【0013】受信アンテナ11〜1nに到来した電波は
電気信号としての励振信号に変換され、それぞれ切断回
路21〜2nを介して増幅回路31〜3nに与えられて
所定レベルにまで高周波増幅される。増幅回路31,3
2の出力は、それぞれ周波数変換器41,42により一
定周波数の中間周波数信号(IF信号)に変換されて選
択器6に入力される。
【0014】切断回路21〜2nは高周波用のリレーや
ダイオードスイッチなどとして実現され、受信アンテナ
11〜1nからの励振信号を終端する作用を持つ。従っ
てアッテネータなどを用いても、切断回路21〜2nを
実現することができる。逆に単純な開閉式スイッチで
は、高周波信号に特有の回り込みを生じるために好まし
く無い。要するに切断回路21〜2nは、受信アンテナ
11〜1nから装置内に流れようとする信号を遮断する
作用を有するデバイスである。
【0015】ここで、必要に応じて合成器5を設け、一
部の受信アンテナ13〜1nからの信号をビーム合成し
て周波数変換器4mに入力することにより、アレイアン
テナを形成することができる。なお、このようにアレイ
アンテナを形成することは本発明において必須ではな
い。
【0016】選択器6は、周波数変換器41〜4mから
のIF信号のうちいずれかを選択的に受信機7に出力す
る。受信機7に入力された信号は同調部71に入力さ
れ、受信すべき信号の周波数に同調される。同調部71
の出力は、帯域制限フィルタ72により不要波除去さ
れ、利得制御部(NGC回路)8に与えられる。同調周
波数を切り替えることにより、広い受信帯域がカバーさ
れる。
【0017】また同調部71において周波数が同調する
と、そのことが同調検出器74により検出され、切断制
御信号と切り替え制御信号とが生成される。切断制御信
号は切断回路21〜2nに、切り替え制御信号は利得制
御部8に、それぞれ与えられる。
【0018】帯域制限フィルタ72の出力は、利得制御
部8の可変利得増幅器81により増幅され、帯域選択器
73を介してレベル測定系9などに出力される。可変利
得増幅器81の出力の一部は分岐器82により分岐さ
れ、増幅器83を介して狭帯域フィルタ84に与えられ
る。狭帯域フィルタ84のパス帯域は同調周波数から一
定の間隔(10MHz程度)だけ離れた帯域に設定さ
れ、これによりこの帯域におけるシステムノイズ成分が
抽出される。
【0019】抽出されたシステムノイズ成分は、検波器
85およびローパスフィルタ(LPF)86を介して平
滑化され、比較器87によりノイズレベル目標値と比較
される。
【0020】比較器87からの利得制御用電圧(補正
値)は切替器88を介して可変利得増幅器81に与えら
れ、抽出されたノイズ成分が一定レベルとなるようにフ
ィードバック制御される。
【0021】切替器88における切り替え状態、すなわ
ち切替器88がAに接続されているか、またはBに接続
されているかにより、利得制御用電圧の伝達経路が異な
る。切替器88がAに接続されている場合には、可変利
得増幅器81と比較器87との間にフィードバックルー
プが形成され、ノイズ成分を一定レベルに制御するため
の利得制御用電圧が生成される。この利得制御用電圧は
アナログ/ディジタル変換器(A/D)75によりディ
ジタル値に変換され、補正値メモリ76に記憶される。
【0022】一方、切替器88がBに接続されている場
合には、補正値メモリ76に記憶されたデータがディジ
タル/アナログ変換器(D/A)77により読み出さ
れ、アナログ値に変換されて可変利得増幅器81に与え
られる。定常時においては、切替器88はBに接続され
る。
【0023】図2は、受信信号のスペクトラムと狭帯域
フィルタのパス帯域との関係を示す図である。図2
(a)は、低PRFパルス信号のスペクトラムを模式的
に示す。これに対し、図2(b)は高PRFパルス信号
のスペクトラムを示し、図2(a)に比べて広い帯域を
有する。図2(c)は、図1に示される狭帯域フィルタ
84のパス帯域を示す図である。このように、狭帯域フ
ィルタ84のパス帯域は、受信パルス信号の中心周波数
(同調周波数)から一定の間隔(10MHz程度)だけ
離れた周波数帯域に設定される。これにより、低PRF
パルス信号を受信する限りにおいては、スペクトル広が
りの無い領域でノイズ抽出を実施することができる。し
かしながら高PRFパルス信号を受信する場合には、狭
帯域フィルタ84のパス帯域にスペクトラムが広がって
くるため、純粋なノイズ成分のみを抽出することが出来
ない。この不具合は、以下に説明する作用により解決さ
れる。
【0024】図3のタイミングチャートを参照して、上
記構成における動作を説明する。図示しない制御部から
同調周波数を切り替えるための指示が与えられると、選
択器6および同調部71の作用により同調周波数が切り
替えられる。周波数が切り替えられたのち応答時間が経
過すると同調状態が安定し、そのことが同調検出器74
により検出される。
【0025】そうすると、同調検出器74により、まず
切断制御信号がアクティブにされる。この切断制御信号
は、同調周波数に対応する受信アンテナに接続される切
断回路に与えられる。よって、同調周波数に対応する受
信アンテナから送出される励振信号が一時的に遮断され
る。
【0026】この次に、同調検出器74により、切り替
え制御信号が切替器88に与えられる。そうすると、B
に接続されていた切替器88が所定期間だけAに接続さ
れる。この期間内に、校正処理が実施される。校正処理
期間内には、ローパスフィルタ86から出力されるノイ
ズレベルに応じた利得制御値がA/D変換器75に与え
られ、ディジタル変換された補正値データが補正値メモ
リ76に記憶される。
【0027】校正処理期間が終了すると、切替器88を
Bに切り戻す旨の切り替え制御信号が切替器88に与え
られる。続いて切断制御信号がインアクティブに戻さ
れ、これにより励振信号の遮断状態が解かれ、可変利得
増幅器81に再び信号が入力される。このとき、補正値
メモリ76に記憶された補正値データがD/A変換器7
7によりアナログ値に戻され、可変利得増幅器81に与
えられる。よって可変利得増幅器81は、校正処理期間
において得られた新たな補正値データに応じた利得で動
作することになる。以上の過程は、同調周波数が変化さ
せられる毎に繰り返される。このような手順により、受
信レベルを高精度に測定することが可能となる。
【0028】図4は、ノイズレベルが抽出される過程を
示す模式図である。図4(a)は、低PRFパルス信号
のノイズレベルが抽出される過程を示す図である。この
ように信号帯域と狭帯域フィルタ84のパス帯域とが異
なっていることから、検波波形にパルス信号成分が混入
することは無く、従ってローパスフィルタ86の出力に
はノイズレベルの平滑値が正確に現れる。
【0029】これに対し図4(b)に示されるように、
高PRFパルス信号の帯域は、狭帯域フィルタ84のパ
ス帯域と一部で重なり合う。このため検波波形にパルス
信号成分が混入し、ローパスフィルタ86の出力にパル
スデューティーの逆数に応じたレベルの信号が重畳され
てしまう。すなわちノイズレベルが誤って検出されるこ
とになる。
【0030】そこで本実施形態では、受信アンテナとそ
の後段の系との間を遮断した状態で、ノイズ抽出を行な
うようにしているので、図4(c)に示されるように、
スペクトラムに信号成分が現れない。これにより、信号
成分を含まない、システムノイズ成分だけを取り出すこ
とが可能となり、従ってローパスフィルタ86の出力か
ら正確なノイズレベルの平滑値を得ることができる。
【0031】図5は、本発明の実施形態における制御手
順のまとめを示すフローチャートである。図5のステッ
プS1において、同調周波数の切り替え指示が与えられ
ると、ステップS2において同調周波数が切り替えられ
る。次いでステップS3において同調が検出されると、
ステップS4において受信アンテナからの受信信号が遮
断される。そして、ステップS5においてノイズレベル
が抽出されたのち、ステップS6で可変利得増幅器81
の利得が制御される。
【0032】以上をまとめると本実施形態では、同調周
波数を切り替えて広帯域受信を実現する受信装置におい
て、同調部71により切り替えられた同調周波数が安定
すると、その旨を同調検出器74で検出し、そのタイミ
ングに応じて切断制御信号と切り替え制御信号とを生成
する。切断制御信号を切断回路21〜2nのいずれかに
与え、同調周波数に対応する受信アンテナから送出され
る励振信号を一時的に遮断する。切り替え制御信号を切
替器88に与えてAに切り替え、信号を遮断した状態で
可変利得増幅器81の利得を制御するための補正値デー
タを生成し、補正値メモリ76に記憶する。そして、切
替器88をBに切り替え、記憶された補正値データを使
用して可変利得増幅器81の利得を制御するとともに信
号の遮断状態を解除し、受信アンテナからの信号を受信
器7に導入するようにしている。
【0033】このように、ノイズ抽出の際に受信信号を
遮断するようにしているので、到来する信号の帯域が如
何に広くとも、受信信号の影響を受けない状態でノイズ
レベルを抽出できるようになる。つまりスペクトラムが
ノイズ抽出帯域にかかるような受信信号が到来しても、
その受信レベルが検出されることが無くなり、純粋なシ
ステムノイズレベルだけが検出される。これによりシス
テムノイズレベルが誤って検出されることが無くなり、
受信特性の劣化を防止することが可能になる。さらに
は、高PRFパルス信号に対してもノイズレベルの測定
誤差を抑え、受信装置の性能要求のための許容範囲内で
受信レベルを測定することが可能となる。
【0034】また本実施形態では、切り替えられたのち
の同調周波数が安定した直後に、瞬間的に、信号の遮断
から補正データ取得までの制御を実施するようにしてい
る。これらの一連の制御を、同調が安定化するまでの時
間とほぼ同じ程度の時間内に完了することは充分に可能
であるので、本来必要な受信処理に悪影響が及ぶことは
無い。以上のことから、スペクトラムの広い信号の受信
特性の劣化を防止することができるようになる。
【0035】(第2の実施形態)図6は、本発明に係わ
る受信装置の第2の実施形態における構成を示すブロッ
ク図である。図6において図1と同一部分には同じ符号
を付し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0036】図6の受信装置は、図1の構成に加え、切
替器89と、狭帯域フィルタ90とを追加した構成とな
っている。図6において、可変利得増幅器81の出力の
一部は分岐器82により分岐され、増幅器83を経たの
ち、切替器89により狭帯域フィルタ84または狭帯域
フィルタ90のいずれかに選択的に出力される。狭帯域
フィルタ84は切替器89のCに、狭帯域フィルタ90
は切替器89のDに、それぞれ接続される。
【0037】図2(d)は、図6に示される狭帯域フィ
ルタ90のパス帯域を示す図である。このように、狭帯
域フィルタ90のパス帯域は、受信パルス信号の中心周
波数帯域に設定される。これは、中心周波数と異なる位
置にパス帯域を設定する場合(図2(c))に比べ、よ
り受信周波数に近い位置のノイズ成分を抽出できるとい
う利点が有る。
【0038】このような構成では、低PRFパルス信号
を受信する場合には、切替器88をAに、切替器89を
Cに接続して、可変利得増幅器81の利得を従来のまま
にフィードバック制御すれば良い。
【0039】一方、高PRFパルス信号を受信する場合
には、切替器89をDに接続した状態で、図3に示され
るシーケンス制御を実施すると良い。このようにするこ
とで上記第1の実施形態における効果に加え、受信周波
数の中心帯域におけるノイズ成分を抽出することがで
き、その値に基づいて校正処理を実施することが可能に
なる。
【0040】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば広帯域対応型のアンテナを用い
れば、受信アンテナの数は1本でも良い。要するに受信
すべき周波数の範囲に応じて受信アンテナの数を設定す
れば良い。
【0041】また上記実施形態では、同調検出器74に
より信号の同調状態を検出し、そのタイミングに応じて
切断制御信号および切り替え制御信号を生成するように
した。これに限らず、同調に要する時間が明らかである
場合には、同調の如何を検出せずに、信号の遮断および
補正データ取得の一連の制御をシーケンス的に実施する
ようにしても良い。このほか、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々の変形実施を行うことができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ス
ペクトラムの広い信号の受信特性の劣化を防止し得る受
信装置および利得制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる受信装置の第1の実施形態に
おける構成を示すブロック図。
【図2】 受信信号のスペクトラムと狭帯域フィルタの
パス帯域との関係を示す図。
【図3】 図1の構成における動作を説明するためのタ
イミングチャート。
【図4】 ノイズレベルが抽出される過程を示す模式
図。
【図5】 本発明の実施形態における制御手順を示すフ
ローチャート。
【図6】 本発明に係わる受信装置の第2の実施形態に
おける構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11〜1n…受信アンテナ 21〜2n…切断回路 31〜3n…増幅回路 41〜4m…周波数変換器 5…合成器 6…選択器 7…受信機 8…利得制御部 9…レベル測定系 71…同調部 72…帯域制限フィルタ 73…帯域選択器 74…同調検出器 75…ディジタル変換器 76…補正値メモリ 77…アナログ変換器 80…利得制御部 81…可変利得増幅器 82…分岐器 83…増幅器 84…狭帯域フィルタ 85…検波器 86…ローパスフィルタ 87…比較器 88…切替器 89…切替器 90…狭帯域フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久間 隆 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内 Fターム(参考) 5J070 AB01 AD09 AH39 AH50 AK28 AK33 5J100 JA01 LA00 LA02 LA03 LA09 LA10 LA11 LA13 QA01 SA02 5K052 AA11 BB02 DD15 GG03 GG13 5K062 AA00 AB04 AB06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線周波数信号を捕捉して電気信号に変
    換するアンテナ部と、 前記電気信号を増幅する可変利得増幅器と、 前記アンテナ部から前記可変利得増幅器に前記電気信号
    が伝達される信号経路を一時的に遮断する遮断手段と、 前記可変利得増幅器の出力信号から所定帯域の信号成分
    を抽出する抽出手段と、 前記遮断手段により前記信号経路が遮断されている状態
    で前記抽出手段により抽出された信号成分から補正信号
    を生成し、この補正信号を前記可変利得増幅器に与えて
    当該可変利得増幅器の利得を制御する利得制御手段とを
    具備することを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記利得制御手段は、前記無線周波数信
    号の帯域に応じて、前記可変利得増幅器の出力信号から
    抽出される信号成分の帯域を可変することを特徴とする
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記アンテナ部における同調周
    波数を切り替える同調切替手段を具備し、 前記遮断手段は、前記同調切替手段による前記同調周波
    数の切り替えのタイミングと同期して、前記アンテナ部
    から前記可変利得増幅器に前記電気信号が伝達される信
    号経路を遮断することを特徴とする請求項1に記載の受
    信装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記利得制御手段により生成さ
    れた補正信号を記憶し、前記遮断手段により前記信号経
    路が遮断されていない状態において、当該記憶した補正
    信号を前記可変利得増幅器に与える記憶手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 無線周波数信号を捕捉して電気信号に変
    換するアンテナ部と、前記電気信号を増幅する可変利得
    増幅器とを備える受信装置の前記可変利得増幅器の利得
    を制御する利得制御方法であって、 前記アンテナ部から前記可変利得増幅器に前記電気信号
    が伝達される信号経路を一時的に遮断する第1ステップ
    と、 前記可変利得増幅器の出力信号から所定帯域の信号成分
    を抽出する第2ステップと、 前記第1ステップで前記信号経路が遮断されている状態
    において前記第2ステップにおいて抽出された信号成分
    から補正信号を生成し、この補正信号を前記可変利得増
    幅器に与えて当該可変利得増幅器の利得を制御する第3
    ステップとを具備することを特徴とする利得制御方法。
  6. 【請求項6】 さらに、前記第2ステップにおいて抽出
    される信号成分の帯域を、前記無線周波数信号の帯域に
    応じて可変する第4ステップを具備することを特徴とす
    る請求項5に記載の利得制御方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記アンテナ部における同調周
    波数を切り替える第5ステップを具備し、 前記第1ステップは、前記第5ステップにおいて前記同
    調周波数が切り替えられるタイミングと同期して、前記
    アンテナ部から前記可変利得増幅器に前記電気信号が伝
    達される信号経路を遮断することを特徴とする請求項5
    に記載の利得制御方法。
  8. 【請求項8】 さらに、前記第3ステップにおいて生成
    された補正信号を記憶する第6ステップと、 前記信号経路が遮断されていない状態において、前記第
    6ステップにおいて記憶された補正信号を前記可変利得
    増幅器に与える第7ステップとを具備することを特徴と
    する請求項5に記載の利得制御方法。
JP2002031491A 2002-02-07 2002-02-07 受信装置および利得制御方法 Abandoned JP2003232847A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7439905B2 (en) 2004-09-13 2008-10-21 Fujitsu Ten Limited Radar apparatus
JP2009069503A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Fujitsu Ltd 音処理装置、利得制御装置、利得制御方法及びコンピュータプログラム
JP2014145709A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Furukawa Electric Co Ltd:The パルスレーダ装置

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