JPH0831831B2 - フィードフォワード増幅器 - Google Patents

フィードフォワード増幅器

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JPH0831831B2
JPH0831831B2 JP5196647A JP19664793A JPH0831831B2 JP H0831831 B2 JPH0831831 B2 JP H0831831B2 JP 5196647 A JP5196647 A JP 5196647A JP 19664793 A JP19664793 A JP 19664793A JP H0831831 B2 JPH0831831 B2 JP H0831831B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィードフォワード増幅
器に係り、特にフィードフォワードループにより増幅し
た入力信号中の歪みを検出し、その検出歪みを抑圧して
増幅した入力信号を出力するフィードフォワード増幅器
に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のキャリアが周波数分割多重された
入力信号を増幅すると、その増幅により相互変調歪みが
発生し、出力増幅信号に混入するため、この歪み成分を
フィードフォワードループを用いて除去するフィードフ
ォワード増幅器が従来より知られている。図8は従来の
フィードフォワード増幅器の一例の構成図を示す。同図
において、フィードフォワード増幅器は、入力端子1か
らの高周波数帯の入力信号を、歪み検出ループ2で増幅
すると共に、その際に生じた歪みを検出した後、電力合
成器3を通して歪み除去ループ4に入力し、ここで検出
した歪みを除去して出力端子6へ出力する構成である。
【0003】上記の歪み検出ループ2は、電力分配器1
1により、入力信号を第1の可変減衰器12、第1の可
変移相器13、及び主増幅器14が順次に配置された主
増幅信号経路16と、第1の遅延線路15による線形信
号経路17とに2分配する。上記の電力合成器3は、主
増幅信号経路16と線形信号経路17からの両信号の合
成信号(差信号)を出力すると共に、主増幅信号経路1
6を経た主増幅信号をそのまま出力する。
【0004】また、上記の歪み除去ループ4は、第2の
遅延線路21による主増幅器出力信号経路22と、歪み
信号注入経路23を有し、歪み信号注入経路23には第
2の可変減衰器24、第2の可変移相器25、及び補助
増幅器26が配置され、またこれらの主増幅器出力信号
経路22と歪み信号注入経路23を経た信号が電力合成
器28で合成される構成である。電力分配器11と、電
力合成器3及び28は、例えばトランス回路、ハイブリ
ッド回路、方向性結合器等で構成した単純な構成であ
る。
【0005】この従来のフィードフォワード増幅器の動
作について説明するに、入力端子1に入力された高周波
数帯の入力信号は、電力分配器11により2分配され、
一方は主増幅信号経路16により、第1の可変減衰器1
2、第1の可変移相器13を通して主増幅器14により
増幅され、他方は線形信号経路17の第1の遅延線路1
5により遅延されて、それぞれ電力合成器3に入力され
る。ここで、第1の可変減衰器12、第1の可変移相器
13及び主増幅器14と、第1の遅延線路15とは、電
力合成器3の入力端における2信号が互いに振幅、遅延
量が等しく、かつ、位相が逆相となるように調整されて
いるため、電力合成器3によりこれらの2信号の合成に
より差信号が得られる。
【0006】ここで、線形信号経路17の構成要素は第
1の遅延線路15のみであり、歪みの発生はないので、
歪み検出ループ2の動作が適切であれば、主増幅信号経
路16の構成要素である第1の可変減衰器12、第1の
可変移相器13及び主増幅器14により、増幅された入
力信号中に混入または発生した歪み(主として、主増幅
器14で発生した歪み)が上記の差信号として得られる
ことになる。この歪み(差信号)は電力合成器3の第1
の出力端から歪み信号注入経路23へ出力される。ま
た、電力合成器3の第2の出力端から主増幅器出力信号
経路22へは主増幅器14の出力信号、すなわち、上記
の歪みを含む増幅された入力信号がそのまま出力され
る。
【0007】ここで、電力合成器3の経路16側の入力
端子から電力合成器28の出力端子までの二つの経路2
2と23の各伝達関数が、互いに振幅、遅延量に関して
等しく、かつ、位相に関して逆相となるように調整され
ているため、電力合成器28において主増幅器出力信号
経路22を経た増幅信号に、歪み信号注入経路23を経
た歪みが逆相等振幅で合成される。従って、電力合成器
28からは増幅された信号が歪みを相殺除去されて取り
出され、出力端子6へ出力される。
【0008】しかし、この従来のフィードフォワード増
幅器では、周囲温度等の変動によって増幅器の特性が変
動するため、時間的に安定して二つのフィードフォワー
ドループ2、4の平衡性を維持することは極めて困難
で、そのため周囲温度等により特性が劣化する。
【0009】そこで、周囲温度等の変動に対してより安
定な動作をさせるために、歪み検出ループに特定周波数
のパイロット信号を注入する手段を設けたフィードフォ
ワード増幅器が従来より知られている(特開平1−19
8809号公報)。図9はこの従来のフィードフォワー
ド増幅器の一例の構成図を示す。同図中、図8と同一構
成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0010】 図9において、入力端子1からの入力信
号は、第1の方向性結合器30を通して歪み検出ループ
7に入力され、ここで増幅され、かつ、歪み成分を検出
された後、電力合成器3を経て歪み除去ループに入力
される。
【0011】 歪み検出ループ7は主増幅信号経路16
に第2の方向性結合器41が設けられている。また、歪
み除去ループには、第3の方向性結合器27が設けら
れ、また電力合成器28の出力端が第4の方向性結合器
5を介して出力端子6に接続されている。発振器51は
特定周波数のパイロット信号を発振出力する回路で、切
替器52を通して第1の方向性結合器40又は第2の方
向性結合器41に入力すると共に、同期検波回路32の
ミキサ33に入力する。
【0012】また、高周波切替器31は方向性結合器5
及び27の出力信号の一方を選択出力する。同期検波回
路32は、発振器36からの一定周波数の信号と高周波
切替器31の出力信号との周波数変換を行うミキサ3
3、低域フィルタ34及び直流増幅器35よりなる。制
御回路53はこの同期検波回路32の出力信号に基づい
て、第1の可変減衰器12と第1の可変移相器13を、
又は第2の可変減衰器25と第2の可変移相器26を制
御する。
【0013】このフィードフォワード増幅器において、
歪み検出ループを制御する時は、切替器52と31を図
示とは反対側に切り替えて、パイロット信号を切替器5
2を通して第1の方向性結合器40に入力すると共に、
補助増幅器26からの信号を第3の方向性結合器27及
び切替器31を通して同期検波回路32に入力する。こ
れにより、補助増幅器26の出力信号中のパイロット信
号レベルが最小となるように、制御回路53は第1の可
変減衰器12の減衰量と第1の可変移相器13の移相量
を制御する。これにより、歪み検出ループ7の不平衡に
起因する歪み成分を最小にすることができる。
【0014】 一方、切替器52及び31を図示の通り
に接続した時には、発振器51からのパイロット信号は
主増幅信号経路16に入力され、また電力合成器28の
出力信号から方向性結合器5で分岐した信号が切替器3
1を通して同期検波回路32に入力される。これによ
り、制御回路53は電力合成器28の出力信号中のパイ
ロット信号が最小レベルとなるように、第2の可変減衰
器24の減衰量と第2の可変移相器25の移相量を制御
する。その結果、歪み除去ループの自動調整ができ
る。
【0015】 このようにして、上記の歪み検出ループ
7の制御と歪み除去ループの制御とを連続的又は間欠
的に実行することにより、フィードフォワード増幅器の
最適動作条件を実現する。このフィードフォワード増幅
器の入力端子1に入力される信号は、情報伝送のため変
調がかかっていて、かつ、場合により断続することがあ
り得るため、この入力信号を制御に利用すると不安定な
ものとなるが、この従来例によれば、レベルと周波数が
確定しているパイロット信号を用いて制御を行っている
ので、安定な制御が可能である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のパイ
ロット信号を用いたフィードフォワード増幅器は、特定
周波数のパイロット信号を用いるために以下の問題点が
ある。すなわち、パイロット信号を使用周波数帯域内の
周波数に設定すると、パイロット信号と同じ周波数の入
力信号があった時に、制御が不安定になってしまう。
【0017】 一方、パイロット信号の周波数を入力信
号の周波数帯域外に設定すると、歪み検出ループ7と歪
み除去ループのそれぞれの構成要素の特性が経路16
と17、又は経路22と23で、パイロット信号の周波
数を含めた広い帯域で一致していなければならない。例
えば、帯域内で30dB以上の圧縮量を得るためには、
振幅及び位相の偏差がそれぞれ±0.3dB以内及び±
2°以内であることが必要である。この値は、パイロッ
ト信号が完全にキャンセルされた時のパイロット信号の
周波数と使用する周波数との偏差である。従って、パイ
ロット信号の周波数はできるだけ増幅する周波数の近く
に設定することが望ましい。
【0018】また、主増幅器14、補助増幅器26な
ど、それぞれのループ7、4の構成要素の特性は周囲温
度などの変動によって変化する。このような変化に追従
するために、歪み検出ループ7と歪み除去ループ4の双
方をできるだけ頻繁に制御する必要がある。しかしなが
ら、歪み検出ループ7の制御を行うと、微弱ではあって
もパイロット信号が外部へ漏洩してしまう。
【0019】更に、実際にパイロット信号を例えば40
dBキャンセルしようとすると、高周波切替器52及び
31に要求されるアイソレーションも40dB以上必要
となる。ところが、フィードフォワード増幅器がしばし
ば使用される1GHz付近の周波数で40dB以上もの
大きなアイソレーションが実現できる半導体スイッチは
まだ一般的でなく、半導体スイッチに比べて寿命が短い
機械的な高周波切替器を上記の切替器52及び31とし
て使用せざるを得ない。
【0020】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
パイロット信号の周波数を入力信号周波数の平均値付近
の所定周波数に設定すると共に、歪み検出ループと歪み
除去ループとの動作終了後継続して歪み除去ループの制
御を実行することにより、上記の課題を解決したフィー
ドフォワード増幅器を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、入力信号を増幅すると共に、少なくともそ
の増幅により発生した歪みを検出する歪み検出ループ
と、歪み検出ループからの増幅された入力信号と、該増
幅された入力信号中の歪みを取り出す電力合成器と、該
電力合成器からの増幅された入力信号から該歪みを相殺
除去する歪み除去ループとを備えるフィードフォワード
増幅器において、外部信号により周波数が可変制御され
る信号をパイロット信号として出力する可変発振器と、
前記歪み除去ループ内の一部から取り出した歪み成分
と、歪み除去ループにより歪みが相殺除去された増幅信
号を受信する受信手段と、可変発振器の出力パイロット
信号の前記歪み検出ループへの入力をオフとした状態
で、受信手段により該歪み除去ループにより歪みが相殺
除去された増幅信号を受信するとき、受信する周波数を
走査することにより複数のキャリアが多重された入力信
号のキャリア周波数を測定すると共に、歪み除去ループ
の歪み信号周波数を測定し、測定キャリア周波数の平均
周波数を計算し、平均周波数のキャリアが前記受信手段
で受信された信号に存在せず、かつ、測定歪み信号周波
数に不一致のときは、可変発振器の出力パイロット信号
の周波数を平均周波数に設定し、平均周波数のキャリア
が前記受信手段で受信された信号に存在するか測定歪み
信号周波数に一致するときは、平均周波数をずらして該
平均周波数の近傍で入力信号のキャリア周波数以外で、
かつ、歪み信号周波数以外の周波数に可変発振器の出力
パイロット信号の周波数を設定する第1の制御手段と、
受信手段により歪み除去ループ内の一部から取り出した
歪み成分を受信するとき、第1の制御手段で設定した周
波数のパイロット信号を歪み検出ループに入力信号と共
に入力し、受信手段でパイロット信号の周波数を受信
し、パイロット信号の信号レベルが最小となるように歪
み検出ループ内に設けられた可変減衰器と可変移相器の
特性を変化させることで、歪み検出ループの伝達関数を
制御する第2の制御手段と、受信手段により、歪み除去
ループにより歪みが相殺除去された増幅信号を受信する
とき、パイロット信号を歪み検出ループ内の増幅素子の
信号経路に入力し、受信手段でパイロット信号の周波数
を受信し、パイロット信号の信号レベルが最小となるよ
うに、歪み除去ループ内に設けられた可変減衰器と可変
移相器の特性を変化させることで、歪み除去ループの伝
達関数を制御する歪み除去ループの伝達関数を制御する
第3の制御手段とを有する構成としたものである。
【0022】
【作用】本発明では、前記第1の制御手段により、パイ
ロット信号の周波数を、入力信号の周波数と前記歪みの
周波数とをそれぞれ避けた周波数で、かつ、入力信号の
周波数の平均値付近の周波数に設定しているため、歪み
検出ループに入力される増幅する入力信号とパイロット
信号とが同一周波数となることはなく、また、パイロッ
ト信号の周波数を、できるだけ増幅する入力信号の周波
数の近くに設定することができる。
【0023】また、本発明では、第4の制御手段によ
り、定常状態では第3の制御手段による歪み除去ループ
の制御を行い、環境状態が大きく変化したときにのみ、
前記第2の制御手段による歪み検出ループの制御を行わ
せるようにしたため、歪み検出ループの制御時間をでき
るだけ少なく、短時間に止めることができる。
【0024】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成図を示す。同
図中、図9と同一構成部分には同一符号を付し、その説
明を適宜省略する。図1において、制御回路61は歪み
検出ループ7内の第1の可変減衰器12の減衰量及び第
1の可変移相器13の移相量と、歪み除去ループ8内の
第2の可変減衰器24の減衰量及び第2の可変移相器2
5の移相量と、同期検波回路54内の可変低域フィルタ
65の遮断周波数と、可変発振器62の出力発振周波数
を可変制御する。可変発振器62は出力発振周波数が制
御回路61の出力電圧により可変制御される電圧制御型
の発振器で、出力発振周波数がパイロット信号として用
いられる。
【0025】高周波スイッチ63は制御回路61により
スイッチング制御される開閉成のスイッチで、可変発振
器62の出力発振周波数(パイロット信号)を通過して
高周波切替器52へ供給するか又は遮断する。環境セン
サ64は周囲温度などの環境状況を検出し、その検出環
境状況に応じたレベルの電気信号を出力するセンサであ
る。なお、方向性結合器5と27の出力信号の一方を選
択して、同期検波回路54内のミキサ33に入力する高
周波切替器53と、前記高周波切替器52も上記高周波
スイッチ63と同様に、それぞれ制御回路61からのス
イッチング信号によりスイッチング制御される。
【0026】次に、本実施例の動作について説明する。
本実施例のフィードフォワード増幅器では、制御回路6
1の制御のもと図2に示す順番で4段階の動作が行われ
る。すなわち、まず第1段階では、パイロット信号の周
波数を決定し(ステップ100)、次の第2段階では歪
み検出ループ7を制御し(ステップ200)、次の第3
段階では歪み除去ループ8を制御し(ステップ30
0)、そして最後の第4段階で定常状態の制御を行う
(ステップ400)。以下、この各段階の動作について
詳細に説明する。
【0027】(1)第1段階 第1段階のパイロット信号の周波数の決定は、図3のフ
ローチャートに従って行われる。まず、図1に示した切
替器53を端子A側に接続してフィードフォワード増幅
器の出力信号が、第4の方向性結合器5及び切替器53
を通して同期検波回路54に入力されるようにする(ス
テップ101)。次に、高周波スイッチ63をオフとし
(ステップ102)、パイロット信号が歪み検出ループ
7に入力されないようにする。これにより、入力端子1
よりの入力信号のみが第1の方向性結合器40を通して
電力分配器11に入力されて2分配され、一方は第2の
方向性結合器41、第1の可変減衰器12、第1の可変
移相器13を通して主増幅器14に入力され、他方は第
1の遅延線路15で遅延されて電力合成器3に入力され
る。ここで、上記の入力信号は例えば5つのキャリアが
等振幅で周波数分割多重された信号であり、フィードフ
ォワード増幅器はこれらの5つのキャリアを同時に線形
増幅する。
【0028】前記したように、電力合成器3は主増幅器
14の出力増幅信号を第1の出力端子からそのまま歪み
除去ループ8の主増幅器出力信号経路22へ出力する一
方、第2の出力端子から主増幅器14の出力増幅信号と
遅延線路15からの入力信号とを合成して、経路16の
構成要素により混入又は発生した歪みを取り出し、これ
を歪み除去ループ8の歪み信号注入経路23へ出力す
る。歪み除去ループ8は従来のフィードフォワード増幅
器と同様に、歪み信号注入経路23へ入力された歪みの
相殺除去を行い、電力合成器28から第4の方向性結合
器5を通して出力端子6及び切替器53へ歪みが抑圧さ
れた増幅信号をフィードフォワード増幅器の出力信号と
して出力する。
【0029】このとき、制御回路61は可変発振器62
の出力発振周波数(パイロット信号の周波数)をある周
波数に制御することで、この周波数で同期検波回路54
が同期検波するように設定する(ステップ103)。そ
して、制御回路61はこの同期検波回路54で同期検波
された、フィードフォワード増幅器の出力信号の周波数
と、レベルを記憶する(ステップ104)。次に制御回
路61は可変発振器62の出力発振周波数を別の周波数
に切り替えることにより、この別の周波数で同期検波回
路54が同期検波するように設定し(ステップ10
5)、この周波数が所定の使用可能な帯域外かどうか判
定し(ステップ106)、使用可能な帯域内のときには
再び上記のステップ104により同期検波されたフィー
ドフォワード増幅器の出力信号の周波数と、レベルを記
憶する。
【0030】このようにして、制御回路61は同期検波
回路54の同期検波周波数を順次使用可能な帯域内で切
り替えていき、その都度同期検波されたフィードフォワ
ード増幅器の出力信号の周波数と、レベルを記憶する。
これにより、入力端子1の入力信号の5つのキャリアの
周波数がわかる。
【0031】次に、制御回路61は図1に示した切替器
53を端子B側に切替接続して、補助増幅器26の出力
歪み成分を第3の方向性結合器27及び切替器53を通
して同期検波回路54に入力させる(ステップ10
7)。そして、制御回路61は可変発振器62の出力発
振周波数を制御することにより、同期検波回路54の同
期検波周波数を順次使用可能な帯域内で切り替えてい
き、その都度同期検波された補助増幅器26の出力歪み
成分の出力信号の周波数と、レベルを記憶していく(ス
テップ109〜111)。
【0032】これにより、主増幅器14による入力信号
の増幅により発生した、前記5つのキャリア間の相互変
調歪みの周波数が分る。なお、制御回路61に、入力さ
れた信号の周波数、レベルによって発生する歪みの周波
数成分を計算する能力がある場合には、このステップ1
09〜111の処理をする必要はない。
【0033】 次に、制御回路61は上記のステップ1
04で記憶した入力信号の周波数(ここでは5つのキャ
リア周波数)からその平均値を算出し(ステップ11
2)、続くステップ113と114でパイロット信号周
波数を決定する。すなわち、パイロット信号の周波数が
入力されている信号の周波数又は入力されている信号に
よって発生している歪みの周波数と重なると、安定かつ
高速な制御を行うことができず、パイロット信号の周波
数と入力信号の周波数がかけ離れると、二つのループ7
及びの構成要素の周波数特性に厳しい精度が必要とな
る。
【0034】そこで、本実施例ではパイロット信号の周
波数を、ステップ104で記憶した入力信号の周波数
と、ステップ109で記憶した入力信号によって発生し
ている歪みの周波数の両方を避け、かつ、ステップ11
2で算出した入力信号の周波数の平均値付近の値に設定
する(ステップ113、114)。
【0035】なお、入力信号のキャリア数がそう多くな
く、入力信号のキャリア周波数が予測できる場合には、
同期検波回路54の同期検波周波数の走査は行わず、適
当な周波数に決めてから切替器53を端子A側、B側に
順次切り替え、入力信号の周波数と、入力信号により発
生している歪みの周波数のいずれにも一致していないこ
とを確認するようにしても良い。
【0036】(2)第2段階 第2段階の歪み検出ループ7の制御は、図4に示すフロ
ーチャートに従って行われる。まず、図1に示した高周
波スイッチ63をオンにし(ステップ201)、高周波
切替器52と53をそれぞれ端子B側に接続する(ステ
ップ202、203)。これにより、可変発振器62か
ら発振出力された、第1段階で決定された周波数のパイ
ロット信号が高周波スイッチ63及び切替器52と第1
の方向性結合器40を通して歪み検出ループ7に供給さ
れると共に、補助増幅器26の出力歪み成分が第3の方
向性結合器27と切替器53を通して同期検波回路54
に供給される。このとき、制御回路61は同期検波回路
54内の可変低域フィルタ65の遮断周波数を制御し
て、同期検波回路54の帯域を狭くすることで、同期検
波回路54の信号対雑音比(S/N比)を向上させるよ
うにしても良い。
【0037】続いて、制御回路61は可変減衰器12と
可変移相器13に適当な制御電圧を印加し(ステップ2
04)、この時の同期検波回路54の検波レベル、すな
わちパイロット信号のレベルを測定した後(ステップ2
05)、上記の制御電圧を別の値に変化させ(ステップ
206)、再びその時の同期検波回路54のパイロット
信号の検波レベルを測定する(ステップ207)。
【0038】このときの同期検波回路54で同期検波さ
れるパイロット信号のレベルは、歪み検出ループ7内の
二つの経路16と17の等振幅逆位相の設定からの誤差
を示す歪みレベルであるため、制御回路61は測定パイ
ロット信号の検波レベルのうち、低い検波レベルが得ら
れるときの制御電圧で可変減衰器12と可変移相器13
を制御する(ステップ208)。
【0039】続いて、制御回路61はこのときのパイロ
ット信号検波レベルが規定値より低いか否か判定し(ス
テップ209)、高いときは再びステップ205の処理
に戻る。このようにして、制御回路61は同期検波回路
54で検波されて制御回路61に入力されるパイロット
信号のレベルが規定値以下の最小値となるように、可変
減衰器12の減衰量と可変移相器13の移相量を制御す
る。この時の制御法は、最急降下法などの収束速度の速
いアルゴリズムが適している。
【0040】その後、制御回路61は再び高周波スイッ
チ63をオフにして、パイロット信号の周波数が入力端
子1の入力信号の周波数と、この入力信号により発生し
ている歪みの周波数のいずれにも一致していないことを
確認する(ステップ210)。
【0041】(3)第3段階 第3段階の歪み除去ループ8の制御は、図5に示すフロ
ーチャートに従って行われる。まず、図1に示した高周
波スイッチ63をオンにし(ステップ301)、高周波
切替器52と53をそれぞれ端子A側に接続する(ステ
ップ302、303)。これにより、可変発振器62か
ら発振出力された、第1段階で決定された周波数のパイ
ロット信号が高周波スイッチ63及び切替器52と第2
の方向性結合器41を通して歪み検出ループ7の経路1
6に供給されると共に、歪み除去ループ8の出力信号が
第4の方向性結合器5と切替器53を通して同期検波回
路54に供給される。
【0042】続いて、制御回路61は可変減衰器24と
可変移相器25に制御電圧の初期値を印加し(ステップ
304)、この時の同期検波回路54の検波レベル、す
なわちパイロット信号のレベルを測定した後(ステップ
305)、上記の制御電圧を別の値に変化させ(ステッ
プ306)、再びその時の同期検波回路54のパイロッ
ト信号の検波レベルを測定する(ステップ307)。
【0043】 このときの同期検波回路54で同期検波
されるパイロット信号のレベルは、歪み除去ループ
の二つの経路22と23の等振幅逆位相の設定からの誤
差を示す歪みレベルであるため、制御回路61は測定パ
イロット信号の検波レベルのうち、低い検波レベルが得
られるときの制御電圧で可変減衰器24と可変移相器2
5を制御する(ステップ308)。
【0044】続いて、制御回路61はこのときのパイロ
ット信号検波レベルが規定値より低いか否か判定し(ス
テップ309)、高いときは再びステップ305の処理
に戻る。このようにして、制御回路61は同期検波回路
54で検波されて制御回路61に入力されるパイロット
信号の検波レベルが規定値以下の最小値となるように、
可変減衰器24の減衰量と可変移相器25の移相量を制
御する。
【0045】その後、制御回路61は再び高周波スイッ
チ63をオフにして、パイロット信号の周波数が入力さ
れている信号の周波数と、入力されている信号により発
生している歪みの周波数のいずれにも一致していないこ
とを確認する(ステップ310)。そして、制御回路6
1はこの時点における可変減衰器24と可変移相器25
の制御電圧と、環境センサ64の出力電圧を内蔵のメモ
リに記憶する(ステップ311)。
【0046】(4)第4段階 第4段階の定常状態の制御は、図6のフローチャートに
従って行われる。上記の第3段階の制御終了の時点でフ
ィードフォワード増幅器の最適動作は実現している。し
かし、周囲温度変動などの環境の変化に伴い、増幅器の
利得や位相は時々刻々と変化するものであり、制御はそ
れらの変化にも追従する必要がある。
【0047】また、歪み除去ループ8の減衰量は歪みの
減衰量を直接決定するものであるのに対し、歪み検出ル
ープ7による入力された信号の減衰量は、入力された信
号が補助増幅器26に漏洩して補助増幅器26に印加さ
れるレベルが過大になるのを防止することを目的とす
る。従って、補助増幅器26の出力に若干の余裕があれ
ば、歪み除去ループ8の減衰量はそれだけ緩和される。
また、歪み検出ループ7を制御するときにはパイロット
信号が外部に漏洩する。
【0048】そこで、本実施例では定常状態において、
第4段階の制御として歪み除去ループ8の制御を行うも
のである。ただし、定常状態では制御電圧を大きく変化
させることは通常無いので、各々の制御電圧を微小に変
化させる制御方法が最適である。従って、この第4段階
では、第3段階の歪み除去ループ8の制御のステップ3
01〜308と同様に、ステップ401〜408で制御
回路61は同期検波回路54で検波されて制御回路61
に入力されるパイロット信号の検波レベルが低い方の制
御電圧で、可変減衰器24の減衰量と可変移相器25の
移相量を制御した後、制御電圧が所定値以上大きくずれ
たか判定する(ステップ409)。
【0049】大きくずれていないときには、制御回路6
1は以前に歪み検出ループ7を制御してから一定時間以
上過ぎたかどうか判定し(ステップ410)、一定時間
以上過ぎていないときには高周波スイッチ63をオフに
して、パイロット信号の周波数が入力信号の周波数と、
入力信号により発生している歪みの周波数のいずれにも
一致していないことを確認した後(ステップ411)、
再びステップ405に戻り制御電圧を変化させて、より
小なるパイロット信号の検波レベルが得られる制御電圧
を求める。
【0050】一方、ステップ409で制御電圧が大きく
ずれたと判定されたときは、歪み検出ループ7と歪み除
去ループ8はほぼ同一の環境下におかれており、また歪
み除去ループ8は常に制御され最適値となっているはず
であるから、歪み除去ループ8の制御電圧が環境が大き
く変化したために大きくずれたと判断し、制御回路61
は歪み検出ループ7を制御する必要があると判断して、
歪み検出ループ7の再制御を行った後(ステップ41
2)、ステップ402に戻り、再び定常状態での歪み除
去ループ8の制御動作に入る。
【0051】また、フィードフォワード増幅器の各構成
要素には経年変化があるので、比較的長い時間間隔で歪
み検出ループ7を起動する必要がある。従って、ステッ
プ410で以前に歪み検出ループ7を制御してから一定
時間過ぎていると判定されたときにも、制御回路61は
歪み検出ループ7を制御する必要があると判断して、歪
み検出ループ7の再制御を行った後(ステップ41
2)、ステップ402に戻り、再び定常状態での歪み除
去ループ8の制御動作に入る。
【0052】上記のステップ412の歪み検出ループ7
の再制御は、図7に示すフローチャートに従って行われ
る。この再制御は、図4と共に説明した第2段階の歪み
検出ループ7の制御と同様であり、制御回路61は高周
波切替器52と53をそれぞれ端子B側に接続した後
(ステップ4121、4122)、同期検波回路54で
検波されて制御回路61に入力されるパイロット信号の
レベルが規定値以下の最小値となるように、可変減衰器
12の減衰量と可変移相器13の移相量を制御する(ス
テップ4123〜4128)。
【0053】その後、制御回路61は再び高周波スイッ
チ63をオフにして、パイロット信号の周波数が入力信
号の周波数と、入力信号により発生している歪みの周波
数のいずれにも一致していないことを確認する(ステッ
プ4129)。そして、この歪み検出ループ7の制御が
終了した時点で、可変減衰器24と可変移相器25に対
する歪み除去制御電圧と、環境センサ64の出力電圧
を、制御回路61内のメモリに更新記憶する(ステップ
4130)。
【0054】なお、図6のステップ409において、第
3段階で記憶した環境センサ64の出力電圧と、現在の
環境センサ64の出力電圧を比較し、所定値以上大きく
変化したか否か判定し、大きく変化したときに歪み検出
ループ7の再制御を行うようにしてもよい。
【0055】このようにして、本実施例によれば、以上
の第1段階から第4段階までの処理を順次行うことで、
安定な制御ができ、またフィードフォワード増幅器を構
成する要素の周波数特性を従来に比べて厳しい精度を要
求されず、また歪み検出ループの制御回数を極力低減す
ることにより、長寿命なフィードフォワード増幅器を構
成することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パイロット信号の周波数が、歪み検出ループに入力され
る増幅する入力信号と同一周波数となることはないた
め、安定な制御ができ、また、パイロット信号の周波数
を、できるだけ増幅する入力信号の周波数の近くに設定
することができるため、従来に比べて歪み検出ループ内
の二つの経路の構成要素間の周波数特性や、歪み除去ル
ープ内の二つの経路の構成要素間の周波数特性に精度の
一致が厳しく要求されず、容易に構成することができ
る。
【0057】また、本発明では、第4の制御手段によ
り、歪み検出ループの制御時間をできるだけ少なく、短
時間に止めることができるため、パイロット信号の外部
への漏洩を極力少なくすることができ、また歪み検出ル
ープと歪み除去ループの制御を切り替える切替器の切替
頻度が従来より少なくなり、よって機械的な高周波切替
器を用いたとしても、従来よりも長寿命なフィードフォ
ワード増幅器を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の一実施例の概略動作説明用フローチャ
ートである。
【図3】第1段階の動作説明用フローチャートである。
【図4】第2段階の動作説明用フローチャートである。
【図5】第3段階の動作説明用フローチャートである。
【図6】第4段階の動作説明用フローチャートである。
【図7】歪み検出ループの再制御の動作説明用フローチ
ャートである。
【図8】従来の一例の構成図である。
【図9】従来の他の例の構成図である。
【符号の説明】
1 入力端子 3、28 電力合成器 5、27、40、41 方向性結合器 6 出力端子 7 歪み検出ループ 8 歪み除去ループ 11 電力分配器 12、24 可変減衰器 13、25 可変移相器 14 主増幅器 15、21 遅延線路 16 主増幅信号経路 17 線形信号経路 22 主増幅器出力信号経路 23 歪み信号注入経路 26 補助増幅器 33 ミキサ 52、53 高周波切替器 54 同期検波回路 61 制御回路 62 可変発振器 63 高周波スイッチ 64 環境センサ 65 可変低域フィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅すると共に、少なくとも
    その増幅により発生した歪みを検出する歪み検出ループ
    と、該歪み検出ループからの増幅された入力信号と、該
    増幅された入力信号中の歪みを取り出す電力合成器と、
    該電力合成器からの増幅された入力信号から該歪みを相
    殺除去する歪み除去ループとを備えるフィードフォワー
    ド増幅器において、 外部信号により周波数が可変制御される信号をパイロッ
    ト信号として出力する可変発振器と、 前記歪み除去ループ内の一部から取り出した歪み成分
    と、該歪み除去ループにより歪みが相殺除去された増幅
    信号を受信する受信手段と、前記可変発振器の出力パイロット信号の前記歪み検出ル
    ープへの入力をオフとした状態で、該受信手段により該
    歪み除去ループにより歪みが相殺除去された増幅信号を
    受信するとき、受信する周波数を走査することにより複
    数のキャリアが多重された入力信号のキャリア周波数を
    測定すると共に、該歪み除去ループの歪み信号周波数を
    測定し、該測定キャリア周波数の平均周波数を計算し、
    該平均周波数のキャリアが前記受信手段で受信された信
    号に存在せず、かつ、前記測定歪み信号周波数に不一致
    のときは、前記可変発振器の出力パイロット信号の周波
    数を該平均周波数に設定し、該平均周波数のキャリアが
    前記受信手段で受信された信号に存在するか前記測定歪
    み信号周波数に一致するときは、該平均周波数をずらし
    て該平均周波数の近傍で前記入力信号のキャリア周波数
    以外で、かつ、前記歪み信号周波数以外の周波数に前記
    可変発振器の出力パイロット信号の周波数を設定する
    1の制御手段と、前記受信手段により前記歪み除去ループ内の一部から取
    り出した歪み成分を受信するとき、前記第1の制御手段
    で設定した周波数のパイロット信号を前記歪み検出ルー
    プに前記入力信号と共に入力し、該受信手段で前記パイ
    ロット信号の周波数を受信し、該パイロット信号の信号
    レベルが最小となるように該歪み検出ループ内に設けら
    れた可変減衰器と可変移相器の特性を変化させること
    で、 該歪み検出ループの伝達関数を制御する第2の制御
    手段と、前記受信手段により、前記歪み除去ループにより歪みが
    相殺除去された増幅信号を受信するとき、前記パイロッ
    ト信号を前記歪み検出ループ内の増幅素子の信 号経路に
    入力し、前記受信手段で前記パイロット信号の周波数を
    受信し、該パイロット信号の信号レベルが最小となるよ
    うに、該歪み除去ループ内に設けられた可変減衰器と可
    変移相器の特性を変化させることで、 該歪み除去ループ
    の伝達関数を制御する歪み除去ループの伝達関数を制御
    する第3の制御手段とを有することを特徴とするフィー
    ドフォワード増幅器。
  2. 【請求項2】 検出した環境情報に応じたレベルの信号
    を出力する環境センサを備え、前記第1乃至第3の制御
    手段による制御実行後の定常状態において、前記第3の
    制御手段による前記歪み除去ループの制御を継続し、該
    環境センサの出力信号に所定値以上の変化があった時に
    前記第2の制御手段による歪み検出ループの制御を再度
    実行させる第4の制御手段を有することを特徴とする請
    求項1記載のフィードフォワード増幅器。
  3. 【請求項3】 前記第1乃至第3の制御手段による制御
    実行後の定常状態において、前記第3の制御手段による
    前記歪み除去ループの制御を継続し、前記歪み除去ルー
    プの制御電圧が所定値以上変化した時に、前記第2の制
    御手段による歪み検出ループの制御を再度実行させる第
    4の制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    フィードフォワード増幅器。
  4. 【請求項4】 前記第4の制御手段は、前記第3の制御
    手段の制御終了後所定時間経過するまでは歪み除去ルー
    プの制御を継続し、該所定時間経過後に前記第2の制御
    手段による歪み検出ループの制御を再度実行させること
    を特徴とする請求項2又は3記載のフィードフォワード
    増幅器。
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