JPH11261343A - フィードフォーワード増幅器 - Google Patents

フィードフォーワード増幅器

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JPH11261343A
JPH11261343A JP10057933A JP5793398A JPH11261343A JP H11261343 A JPH11261343 A JP H11261343A JP 10057933 A JP10057933 A JP 10057933A JP 5793398 A JP5793398 A JP 5793398A JP H11261343 A JPH11261343 A JP H11261343A
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amplifying
level
power
amplifier
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JP10057933A
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Satoshi Maruyama
聡 丸山
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3223Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward
    • H03F1/3229Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward using a loop for error extraction and another loop for error subtraction
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/02Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation
    • H03F1/0205Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers
    • H03F1/0277Selecting one or more amplifiers from a plurality of amplifiers

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】低トラフィック時における無線基地局の電力増
幅装置の消費電力を低減する。 【解決手段】入力される第一の信号S1のレベルに基づ
いて、補助増幅器4への電源供給を制御する制御手段
は、第一の信号のレベルを検出するレベル検出器7と、
レベル検出器7によって検出されたレベルと、所定の基
準レベルとを比較する判定器8と、判定器8による比較
結果に基づいて、補助増幅器4の電源投入及び切断制御
を行うスイッチ回路9とを備える。そして、判定器8に
おいて、検出レベルが基準レベル以上のとき、スイッチ
回路9は補助増幅器4の電源を投入し、検出レベルが基
準レベルより低いとき、スイッチ回路9は補助増幅器4
の電源を切断する。これにより、低トラフィック時にお
いては、補助増幅器4の電源が切断されるので、消費電
力の削減が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車電話又は携
帯電話のような移動体電話の無線基地局において電力増
幅装置として用いられるフィードフォワード増幅器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車電話又は携帯電話のような
移動体電話が急速に普及し、移動体電話からの電波を受
信し、中継する無線基地局の数も増大している。無線基
地局は、受信した電波を内蔵の電力増幅装置によって電
力増幅して中継送信する機能を有する。
【0003】図9は、電力増幅装置を構成するフィード
フォワード増幅器を示すブロック構成図である。図9に
おいて、複数の周波数成分を有する電気信号S1が入力
される。入力された電気信号S1は、主増幅器1によっ
て電力増幅される。このとき、増幅された電気信号S2
にノイズとして、入力された電気信号S1の周波数成分
と異なる周波数を有する歪み成分が発生する。
【0004】一方、入力された電気信号S1の一部は、
遅延回路2によって180度位相がずらされる。この位
相が180度ずれた電気信号S3と、歪み成分を含む増
幅された電気信号S2が方向性結合器6で合成されるこ
とにより、歪み成分のみを有する電気信号S4が生成さ
れる。歪み成分のみを有する電気信号S4は、補助増幅
器4によって所定レベルに増幅され、加算器5に入力さ
れる。
【0005】また、加算器5には、遅延回路3によって
180度位相がずらされた電気信号S2が入力される。
従って、加算器5において、信号成分と歪み成分を有す
る電気信号S2と歪み成分のみ有する電気信号S4を合
成することにより、歪み成分がキャンセルされる。そし
て、加算器5からは、歪み成分を含まない増幅された電
気信号S5が出力される。このようにして、電力増幅さ
れた電気信号S2から歪み成分が除去される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなフィードフ
ォワード増幅器を有する電力増幅装置は、その消費電力
が非常に大きく、一般に、無線基地局の消費電力の6割
乃至7割を占める。また、増幅装置の消費電力は、その
最大送信電力が支配的で、送信出力が下がっても、消費
電力の低下は少ない。即ち、無線基地局のトラフィック
が少なく、送信出力が低い場合(例えば夜間)でも、無
線基地局の消費電力は高いままである。これは、フィー
ドフォワード増幅器の主増幅器1及び補助増幅器4が、
通常A級増幅器で実現されるため、これらに入力される
電気信号の入力レベルが低下しても、これらの消費電力
が入力レベルに応じて低下しないからである。
【0007】このように、無線基地局の消費電力は、無
線基地局のランニングコストに大きく影響する。また、
常時、大きな消費電力が使用される場合、無線基地局に
設置される電源(バッテリ)の大型化が避けられず、無
線基地局の小型化を図る上での障害となっている。その
ため、送信出力に応じて消費電力を最適に制御できる方
法が望まれている。
【0008】低トラフィックによる低出力時における増
幅装置の消費電力削減方法として、電力増幅装置を並列
に設けられた複数のフィードフォワード増幅器によって
構成し、送信出力が低いときは、フィードフォワード増
幅器の運転台数を削減する方法がある。
【0009】図10は、このような方法を説明するため
の図であって、4台のフィードフォワード増幅器100
を有する電力増幅装置の構成を示す図である。図10に
おいて、フィードフォワード増幅器100の前後には、
入力される信号を各フィードフォワード増幅器100に
分配する分配器101と、各フィードフォワード増幅器
100から出力される信号を合成する合成器102が設
けられる。さらに、フィードフォワード増幅器100と
分配器101及び合成器102との間には、それぞれ入
力スイッチ103及び出力スイッチ104が設けられ
る。そして、最大送信出力時は、すべての入力スイッチ
103及び出力スイッチ104がオン状態にされ、4台
のフィードフォワード増幅器100全てが運転状態とな
る。トラフィック低下時、例えば、送信出力が最大送信
出力の半分のときは、2台のフィードフォワード増幅器
100のみが運転状態になるように、入出力スイッチ1
03及び104の導通/非導通が制御される。
【0010】しかしながら、この方法では、フィードフ
ォワード増幅器100が複数設けられることから、電力
増幅装置の形状が大きくなるなどの物理的分割損が生ず
る。また、分配器101、合成器102、入出力スイッ
チ103及び104は、電力増幅装置の出力損失とな
り、最大送信出力時の消費電力を増加させるという問題
がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、上述のような複
雑な構成によらない簡単な構成で、低トラフィック時に
おける無線基地局の電力増幅装置の消費電力を低減する
ことができるフィードフォワード増幅器を提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のフィードフォワード増幅器は、入力される第
一の信号を増幅する第一の増幅手段と、第一の増幅手段
から出力される第二の信号に含まれる歪み成分を抽出す
る抽出手段と、歪み成分を増幅する第二の増幅手段と、
第二の増幅手段から出力される第三の信号と第二の信号
とを、いずれか一方を位相反転させて合成する合成手段
と、第一の信号のレベルに基づいて、第二の増幅手段へ
の電源供給を制御する制御手段とを備えることを特徴と
する。
【0013】この制御手段は、例えば、第一の信号のレ
ベルを検出する検出手段と、検出手段によって検出され
たレベルと、所定の基準レベルとを比較する比較手段
と、比較手段による比較結果に基づいて、前記第二の増
幅手段の電源投入及び切断制御を行うスイッチ手段とを
備えて構成される。
【0014】そして、比較手段において、検出レベルが
基準レベル以上のとき、スイッチ手段は第二の増幅手段
の電源を投入し、検出レベルが前記基準レベルより低い
とき、スイッチ手段は前記第二の増幅手段の電源を切断
する。
【0015】これにより、低トラフィック時において
は、第二の増幅手段の電源が切断されるので、消費電力
の削減が達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲がこの
実施の形態に限定されるものではない。尚、図において
同一又は類似のものには同一の参照数字又は参照記号を
付して説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態におけるフィ
ードフォワード増幅器のブロック構成図である。本実施
の形態におけるフィードフォワード増幅器は、上述の図
9のフィードフォワード増幅器と同様に主増幅器1、遅
延回路2及び3、補助増幅器4、加算器5及び方向性結
合器6を備えている。なお、これらの動作は、上述同様
であるのでその説明を省略する。さらに、本発明の実施
の形態におけるフィードフォワード増幅器は、入力され
る電気信号S1のレベルを検出するレベル検出器7と、
検出されたレベルを判定する判定器8と、補助増幅器用
電源を投入(オン)、切断(オフ)するスイッチ回路9
を備える。
【0018】そして、本発明の実施の形態においては、
フィードフォワード増幅器に入力される電気信号S1の
入力レベルに応じて補助増幅器4への電源供給が制御さ
れる。即ち、主増幅器1に入力される電気信号S1のレ
ベルが低く、主増幅器1による増幅により発生する歪み
成分のレベルが、必要な特性を満足するレベルより低い
ときは、歪み成分をキャンセルする必要はない。従っ
て、このような場合は、補助増幅器4を動作させる必要
がなく、補助増幅器用電源を切断することによって、消
費電力の低減を図ることが可能となる。
【0019】具体的には、入力される電気信号S1のレ
ベルがレベル検出器7によって検出される。そして、判
定器8において、その検出されたレベルが所定の基準レ
ベルと比較される。このとき、検出レベルが基準レベル
より小さいときは、スイッチ回路9は非導通し、補助増
幅器用電源を切断する。また、検出レベルが基準レベル
以上のときは、スイッチ回路9は導通し、補助増幅器用
電源を投入する。
【0020】本発明の実施の形態をさらに詳しく説明す
る。
【0021】図2は、本発明の第一の実施の形態におけ
るフィードフォワード増幅器のブロック構成図である。
図2においては、レベル検出器7は、可変増幅器11、
検波器12及びループフィルタ13から構成される。ま
た、判定器8は、コンパレータ14から構成される。入
力された電気信号S1の一部は、可変増幅器11によっ
て増幅された後、検波器12によって検波される。そし
て、検波器12からの検波出力は、ループフィルタ13
によって高周波分が除去された後、可変増幅器11にフ
ィードバックされ、自動利得制御(AGC)が行われ
る。即ち、検波出力のうちの直流成分の電圧Viによっ
て可変増幅器11の増幅率が、検波器12からの検波出
力が一定レベルに保たれるように自動制御される。
【0022】例えば、検波出力が小さい場合は、電圧V
iも小さくなり、可変増幅器11の増幅率が増大する。
一方、検波出力が大きくなると、電圧Viも大きくな
り、増幅率が減少する。従って、この電圧Viを監視す
ることによって、電気信号S1のレベルを知ることがで
きる。
【0023】そして、コンパレータ14によって、この
電圧Viと基準電圧Vrを比較し、電圧Viが基準電圧
Vrより小さい場合は、コンパレータ14はスイッチ回
路9を非導通し、補助増幅器用電源を切断する。即ち、
電圧Viが基準電圧Vrより小さい場合は、電気信号S
1のレベルが低く、増幅された電気信号S2に含まれる
歪み成分のレベルが必要な特性を満足するレベルより低
く、歪み成分をキャンセルする必要がないため、補助増
幅器4の動作を停止させる。
【0024】一方、電圧Viが基準電圧Vr以上のとき
は、コンパレータ14はスイッチ回路9を導通し、補助
増幅器用電源を投入する。即ち、電圧Viが基準電圧V
r以上のときは、電気信号S1のレベルが必要な特性を
満足するレベル以上になり、歪み成分をキャンセルする
必要があるため、補助増幅器4を動作させる。
【0025】このように、電気信号S1のレベルが低い
ときは、補助増幅器用電源を切断することによって、低
トラフィック時の消費電力を低減させることができる。
【0026】なお、図2のフィードフォワード増幅器に
配置されている可変減衰器21、23及び可変移相器2
2及び24は、温度などの外部要因によって変化する主
増幅器1及び補助増幅器4の利得及び遅延量をそれぞれ
調整するためのものであって、以下の実施の形態におい
ても同様である。
【0027】図3は、本発明の第二の実施の形態におけ
るフィードフォワード増幅器のブロック構成図である。
図3のフィードフォワード増幅器は、図2のフィードフ
ォワード増幅器において、さらに、アイソレータ15が
補助増幅器4と加算器5の間に配置されている。アイソ
レータ15は、補助増幅器4の導通/非導通に伴う補助
増幅器4の出力インピーダンスの変化により増幅された
電気信号S2の利得を変化させないために用いられる。
【0028】図4は、本発明の第三の実施の形態におけ
るフィードフォワード増幅器のブロック構成図である。
図4(a)のフィードフォワード増幅器は、図2に示す
フィードフォワード増幅器との比較において、基準レベ
ルがそれぞれVr1及びVr2である2つの比較器14
a及び14bを有し、それらからの出力信号はRSフリ
ップフロップ16に入力される(Vr1<Vr2)。
【0029】このRSフリップフロップ16の機能によ
り、図4(b)に示すように、スイッチ回路9が導通状
態(電源オン)から非導通(電源オフ)状態になるレベ
ルは基準レベルVr1となり、スイッチ回路が非導通
(電源オフ)状態から導通(電源オン)状態になるレベ
ルは基準レベルVr2となる。従って、スイッチ回路9
の導通/非導通動作はヒステリシス特性を有することと
なり、電圧Viが基準レベルVr付近にあるときの補助
増幅器4の動作を安定させることができる。
【0030】図5は、本発明の第四の実施の形態におけ
るフィードフォワード増幅器のブロック構成図である。
図5のフィードフォワード増幅器は、図2のフィードフ
ォワード増幅器において、スイッチ回路9、可変減衰器
23及び可変移相器24がCPUやメモリを備えたマイ
クロコンピュータ25によって制御される。
【0031】具体的には、比較器14からの出力信号に
基づいて、マイクロコンピュータ25のCPUがスイッ
チ回路9の導通/非導通を制御する。さらに、マイクロ
コンピュータ25は、スイッチ回路9を非導通したとき
の可変減衰器23及び可変移相器24の値をメモリに記
憶する。そして、再び、スイッチ回路9が導通されると
き、マイクロコンピュータ25は、メモリに記憶された
値を初期値として可変減衰器23及び可変移相器24の
制御を開始する。
【0032】スイッチ回路9が非導通されるとき、その
時の可変減衰器23及び可変移相器24の制御値が記憶
され、補助増幅器4が再度動作したときに、その値を初
期値として利用することにより、外部要因に大きな変化
がないような場合、可変減衰器23及び可変移相器24
を素早く最適制御することが可能となる。
【0033】図6は、本発明の第五の実施の形態におけ
るフィードフォワード増幅器のブロック構成図である。
図6のフィードフォワード増幅器において、図5のフィ
ード増幅器において、可変減衰器23と可変移相器24
の最適制御値を求めるためのパイロット信号注入回路2
6が設けられ、パイロット信号が主増幅器1の出力側か
ら注入される。補助増幅器4が動作しているとき、方向
性結合器6によって分岐されたパイロット信号の一方
は、遅延回路3によって180度位相がずれされて、加
算器5で方向性結合器6によって分岐されたパイロット
信号の他方と合成される。従って、可変減衰器23と可
変移相器24が最適に調整されているならば、加算器5
によってパイロット信号はキャンセルされる。
【0034】このように、可変減衰器23と可変移相器
24を最適に制御するために、加算器5からの出力の一
部が、パイロット信号検出器27に入力され、その検出
レベルが最小になるように、マイクロコンピュータ25
が可変減衰器23及び可変移相器24を制御する。
【0035】このとき、スイッチ回路9が非導通され、
補助増幅器4の動作が停止すると、パイロット信号の一
方のみが加算器5に入力され、パイロット信号がキャン
セルされずに出力されてしまう。このような不都合を防
止するために、パイロット信号用スイッチ回路28が設
けられ、スイッチ回路9が非導通されるとき、マイクロ
コンピュータ25は、このパイロット信号用スイッチ回
路28も非導通する。これにより、補助増幅器4が動作
していないとき、パイロット信号が加算器5から出力さ
れることを防止することができる。
【0036】図7は、本発明の第六の実施の形態におけ
るフィードフォワード増幅器のブロック構成図である。
図7のフィードフォワード増幅器は、図6のフィードフ
ォワード増幅器において、注入されるパイロット信号の
減衰量を調節する可変減衰器29が設けられる。そし
て、パイロット信号用スイッチ回路28が非導通から導
通され、パイロット信号の注入が再開されるとき、マイ
クロコンピュータ25は、可変減衰器29の減衰量を最
大に制御し、パイロット信号の注入レベルを最小にす
る。その後、徐々に可変減衰器29の減衰量を下げて、
パイロット信号の注入レベルを標準レベルまで上げる。
上記図5の場合と同様に、補助増幅器4を再開するとき
において、可変減衰器23及び可変移相器24の値を補
助増幅器4の動作停止直後の値から制御開始する場合、
補助増幅器4の動作前後において、外部要因が大きく変
化した場合は、可変減衰器23及び可変移相器24が最
適に制御されるまでの間、パイロット信号が完全にキャ
ンセルされない。そこで、可変減衰器23及び可変移相
器24が最適に制御されるまでの間、パイロット信号の
注入レベルを低くすることで、出力されるパイロット信
号のレベルを最小限に抑えることができる。
【0037】図8は、本発明の第七の実施の形態におけ
るフィードフォワード増幅器のブロック構成図である。
図8のフィードフォワード増幅器は、図2のフィードフ
ォワード増幅器との比較において、主増幅器1によって
増幅された信号S2が可変増幅器11さらには検波器1
2に入力される。例えば、低トラフィック時のように、
入力信号S1のレベルが小さいときは、主増幅器1によ
って増幅された電気信号S2を用いることによって、可
変増幅器11に入力される信号レベルを一定以上に保
ち、検波器12による検波に必要な入力レベルを得るこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
フィードフォワード増幅器の補助増幅器の動作が、フィ
ードフォワード増幅器に入力される信号のレベルに応じ
て制御される。即ち、入力信号のレベルが低く、主増幅
器が単体で動作した場合であっても、発生する歪み成分
のレベルが必要な特性を満足する程度に低いとき、補助
増幅器の動作を停止することで、消費電力を下げること
ができる。
【0039】従って、無線基地局のランニングコストの
削減が可能となる。さらに、無線基地局に設置される電
源(バッテリ)をコンパクトにすることが可能となり、
無線基地局の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるフィードフォワー
ド増幅器のブロック構成図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態におけるフィードフ
ォワード増幅器のブロック構成図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態におけるフィードフ
ォワード増幅器のブロック構成図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態におけるフィードフ
ォワード増幅器のブロック構成図である。
【図5】本発明の第四の実施の形態におけるフィードフ
ォワード増幅器のブロック構成図である。
【図6】本発明の第五の実施の形態におけるフィードフ
ォワード増幅器のブロック構成図である。
【図7】本発明の第六の実施の形態におけるフィードフ
ォワード増幅器のブロック構成図である。
【図8】本発明の第七の実施の形態におけるフィードフ
ォワード増幅器のブロック構成図である。
【図9】従来のフィードフォワード増幅器のブロック構
成図である。
【図10】従来における増幅装置の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 主増幅器 2 遅延回路 3 遅延回路 4 補助増幅器 5 加算器 6 方向性結合器 7 レベル検出器 8 判定器 9 スイッチ回路 11 可変増幅器 12 検波器 14 コンパレータ 15 アイソレータ 23 可変減衰器 24 可変移相器 25 マイクロコンピュータ 26 パイロット信号注入回路 27 パイロット信号検出回路 28 パイロット信号用スイッチ回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される第一の信号を増幅する第一の増
    幅手段と、 該第一の増幅手段から出力される第二の信号に含まれる
    歪み成分を抽出する抽出手段と、 該歪み成分を増幅する第二の増幅手段と該第二の増幅手
    段から出力される第三の信号と前記第二の信号とを、い
    ずれか一方を位相反転させて合成する合成手段と、 前記第一の信号のレベルに基づいて、前記第二の増幅手
    段への電源供給を制御する制御手段とを備えることを特
    徴とするフィードフォワード増幅器。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記制御手段は、前記第一の信号のレベルを検出する検
    出手段と、 該検出手段によって検出されたレベルと、所定の基準レ
    ベルとを比較する比較手段と、 該比較手段による比較結果に基づいて、前記第二の増幅
    手段の電源投入及び切断制御を行うスイッチ手段とを備
    えることを特徴とするフィードフォワード増幅器。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記比較手段において、前記検出レベルが前記基準レベ
    ル以上のとき、前記スイッチ手段は前記第二の増幅手段
    の電源を投入し、前記検出レベルが前記基準レベルより
    低いとき、前記スイッチ手段は前記第二の増幅手段の電
    源を切断することを特徴とするフィードフォワード増幅
    器。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、 さらに、前記第二の増幅手段と前記合成手段間のインピ
    ーダンス変化を抑制するアイソレータを有することを特
    徴とするフィードフォワード増幅器。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記比較手段は、ヒステリシス特性を有することを特徴
    とするフィードフォワード増幅器。
  6. 【請求項6】請求項1乃至3のいずれかにおいて、 さらに、前記第二の信号又は前記第三の信号の利得及び
    /又は位相を調整する調整手段と、 前記第二の増幅手段の電源が切断されるときの前記調整
    手段の値を記憶する記憶手段とを有し、 前記制御手段は、前記第二の増幅手段の電源が投入され
    るとき、該記憶手段に記憶された値から前記調整手段を
    制御することを特徴とするフィードフォワード増幅器。
  7. 【請求項7】請求項1乃至3のいずれかにおいて、 さらに、前記第二の信号と前記第三の信号の位相差を検
    出するためのパイロット信号を注入するパイロット信号
    注入手段を有し、 前記制御手段は、前記第二の増幅手段への電源供給状態
    に応じて前記パイロット信号注入手段からのパイロット
    信号の注入を制御することを特徴とするフィードフォワ
    ード増幅器。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記制御手段は、前記第二の増幅手段の電源が投入され
    るとき、前記パイロット信号の注入を許可し、前記第二
    の増幅手段の電源が切断されるとき、前記パイロット信
    号の注入を禁止することを特徴とするフィードフォワー
    ド増幅器。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記制御手段は、前記第二の増幅手段の電源が投入され
    るとき、注入される前記パイロット信号のレベルを徐々
    に増加するように制御することを特徴とするフィードフ
    ォワード増幅器。
  10. 【請求項10】入力される第一の信号を増幅する第一の
    増幅手段と、該第一の増幅手段から出力される第二の信
    号に含まれる歪み成分を抽出する抽出手段と、 該歪み成分を増幅する第二の増幅手段と 該第二の増幅手段から出力される第三の信号と前記第二
    の信号とを、いずれか一方を位相反転させて合成する合
    成手段と、 前記第二の信号のレベルに基づいて、前記第二の増幅手
    段への電源供給を制御する制御手段とを備えることを特
    徴とするフィードフォワード増幅器。
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