JPH11298257A - 電力増幅回路 - Google Patents

電力増幅回路

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JPH11298257A
JPH11298257A JP10096008A JP9600898A JPH11298257A JP H11298257 A JPH11298257 A JP H11298257A JP 10096008 A JP10096008 A JP 10096008A JP 9600898 A JP9600898 A JP 9600898A JP H11298257 A JPH11298257 A JP H11298257A
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power
voltage
power amplifier
amplifier
power supply
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JP10096008A
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Masahiko Uchida
雅彦 内田
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Icom Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力増幅回路の出力電力の設定を切り換えた
場合においても、電力効率の変動を最小限に抑えて安定
した動作状態が得られ、かつ歪みの発生等も抑制できる
ようにした電力増幅回路を提供すること。 【解決手段】 設定手段4によって、基準値を500 W用
の基準電圧L1に切り換えた場合に、増幅された検出信
号を前記基準電圧L1と比較し、基準電圧L1を越えた
場合は前記前段増幅器1における利得を抑制する自動レ
ベル制御回路3を設けるとともに、前記電力増幅器2へ
供給する電源直流電圧Vを低い電圧V1に切り換える電
源供給手段5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線送信機等の電力増
幅回路における出力電力を変化させた場合のインピーダ
ンスの不整合を抑制する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電力増幅器の出力電力を制御
するために自動レベル制御回路を備え、出力電力を制御
することができるように構成された電力増幅回路があ
る。例えば、無線送信機の送信電力増幅回路において、
最大送信出力を500 Wと1KWに切り換えるように構成
された場合は、図4に示したように、入力信号を増幅す
る前段増幅器110 と、前段増幅器110 において増幅され
た信号を電力増幅する電力増幅器120 と、出力電力を検
出して検出信号を出力する電力検出器130 と、検出信号
を増幅して前段増幅器110 における増幅率を制御する自
動レベル制御回路140 とを備えた構成が例示できる。自
動レベル制御回路140 においては、500 W用の基準電圧
L1と1KW用の基準電圧L2とを切り換えることによ
って、最大出力を設定するように制御している。
【0003】ここで、一般的な無線送信機における電力
増幅器の出力インピーダンスRLは次式で表すことがで
きる。 RL=V2 /(2Po) ただし、Poは電力増幅器の出力電力であり、Vは電力
増幅器の電源の直流電圧である。上記場合において、出
力電力Poは電力増幅器への入力信号レベルの変化に従
って変化し、直流電圧Vが変化しなければ、出力インピ
ーダンスRLは変化する。そのため、当該電力増幅器の
後段(例えば空中線)との間のインピーダンスマッチン
グ状態を調節しなければ、電力増幅器と後段との間でイ
ンピーダンスの不整合状態が生じる。このようなインピ
ーダンスの不整合状態が生じると、電力効率が低下する
とともに、インピーダンスの不整合により電力増幅器の
終段素子が負荷変動による影響で異常発振したり破壊さ
れたりしやすくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような問題を
解決するために、電力増幅器の入力信号レベルを検出
し、そのレベルに応じて電源の直流電圧Vを制御するよ
うにした技術が、特開昭56−122513、特公平0
6−69002、特開昭64−806号公報等に記載さ
れている。これらの技術においては、入力信号レベルを
検出することによって、出力電力を認識し、出力インピ
ーダンスRLが変化しないように直流電圧Vを制御する
ことが可能である。しかし、これらの技術のようにリア
ルタイムに入力信号レベルを検出し、それに応じて直流
電圧Vを制御すると、送信電力の切り換え設定以外に起
因するリアルタイムな入力信号レベルの変動にも追従し
て直流電圧Vが小刻みに変動することになる。このよう
な直流電圧Vの小刻みな変動は増幅器における歪みを発
生させる原因となり排除すべきものである。
【0005】そこで、本発明は、電力増幅器の出力電力
の設定を切り換えた場合においても、電力効率の変動を
最小限に抑えて安定した動作状態が得られ、かつ歪みの
発生等も抑制できるようにした電力増幅回路を提供する
ことを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる請求項1
の電力増幅回路では、電力増幅器の出力電力を検出し、
検出された出力電力が予め設定された設定電力となるよ
うに、前記電力増幅器の入力信号レベルあるいは前記電
力増幅器の利得を制御する自動レベル制御回路を備えた
電力増幅回路において、前記設定電力を設定する設定手
段と、前記設定された設定電力に応じた電源直流電圧を
前記電力増幅器へ供給する電源供給手段とを備えるとい
う手段を講じた。
【0007】請求項2の電力増幅回路では、請求項1の
電力増幅回路に、電源供給手段に供給されるAC電源電
圧を検出する電源電圧検出手段が付加されるとともに、
前記設定手段は、前記検出されたAC電源電圧に応じた
設定電力を設定するように構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる電力増幅
回路を、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細に
説明する。
【0009】図1において、1は入力信号を、利得制御
端子に入力される制御信号に従った増幅率で増幅する前
段増幅器、2は前段増幅器1において増幅された信号を
電力増幅する電力増幅器、3は自動レベル制御回路であ
る。前記自動レベル制御回路3は、出力電力を検出して
検出信号を出力する検出手段31と、検出信号を増幅す
るALCアンプ32と、増幅された検出信号と基準値と
を比較して前段増幅器1の利得制御端子に入力する比較
手段33とを備え、比較結果に応じて前記前段増幅器1
における増幅率が制御されるように構成されている。4
は前記比較手段における基準値を、500 W用の基準電圧
L1と1KW用の基準電圧L2の何れかに手動で切り換
えて出力する設定手段である。5は電源供給手段であ
り、前記電力増幅器2へ供給する電源直流電圧Vを、前
記設定手段にて設定された基準値に応じた電源直流電圧
に切り換えて供給する。
【0010】上記構成において、設定手段4によって、
基準値を500 W用の基準電圧L1に切り換えた場合は、
前記自動レベル制御回路3の比較手段33においては、
増幅された検出信号を前記基準電圧L1と比較し、比較
結果に基づいて前記前段増幅器1における利得を制御す
る。よって、500 Wに設定している場合は、出力電力が
500Wに制御されるように電力増幅器2の入力信号レベ
ルが制御される。以上のような出力電力の制御ととも
に、電源供給手段5においては前記電力増幅器2へ供給
する電源直流電圧Vを、低い電圧V1に切り換えるの
で、出力電力に見合った電源電圧となり、出力インピー
ダンスの変動が抑制され、インピーダンスの不整合が抑
制される。従って、電力効率の変動を最小限に抑えて安
定した動作状態が得られ、かつ歪みの発生等も抑制する
ことができる。
【0011】そして、設定手段4によって、基準値を1
KW用の基準電圧L2に切り換えた場合は、前記自動レ
ベル制御回路3の比較手段33においては、増幅された
検出信号を前記基準電圧L2と比較し、同様に比較結果
に基づいて前記前段増幅器1における利得を制御する。
よって、入力信号レベルが前段増幅器1によって制御さ
れることにより、電力増幅器2の出力電力が1KWにな
るように制御される。同時に、電源供給手段5において
は前記電力増幅器2へ供給する電源直流電圧Vを、高い
電圧V2に切り換えるので、出力電力に見合った電源電
圧が供給されて出力インピーダンスが適性になり、イン
ピーダンスの不整合が抑制される。従って、安定した動
作で優れた電力効率が得られるとともに歪みの発生等も
抑制することができる。
【0012】図2に示した電力増幅回路においては、設
定手段4の出力を自動レベル制御回路3におけるALC
アンプ32の利得制御端子gに入力することによってA
LCアンプ32の増幅率を変えるように構成した。即
ち、設定手段4によって、利得制御値を500 W用の利得
制御電圧G1に切り換えた場合は、前記自動レベル制御
回路3のALCアンプ32の増幅率を高くして前記前段
増幅器1における利得を制御し、設定手段4によって、
利得制御値を1KW用の利得制御電圧G2に切り換えた
場合は、前記自動レベル制御回路3のALCアンプ32
の増幅率を低くして前記前段増幅器1における利得を制
御する。そして、以上のような出力電力の制御ととも
に、電源供給手段5においては前記電力増幅器2へ供給
する電源直流電圧VもV1とV2とに切り換えるので、
出力インピーダンスの変動が抑制され、インピーダンス
の不整合が抑制される。従って、電力効率の変動を最小
限に抑えて安定した動作状態が得られ、かつ歪みの発生
等も抑制することができる。
【0013】図3に示した電力増幅回路においては、電
源電圧検出手段7によって電源供給手段に供給されるA
C電源電圧を検出し、前記検出されたAC電源電圧が設
定された電圧より低い(AC100V)場合は、電源直
流電圧をV1に設定するとともに、設定手段8によっ
て、自動レベル制御回路3における比較器33の基準値
もしくはALCアンプ32の増幅率を変更するので、出
力電力が自動的に500 Wに設定され、出力インピーダン
スの変動が抑制されてインピーダンスの不整合が抑制さ
れる。従って、安定した動作で優れた電力効率が得られ
るとともに歪みの発生等も抑制することができる。ま
た、検出されたAC電源電圧が設定された電圧より高い
(AC200V)場合は、電源直流電圧をV2に設定す
るとともに、設定手段8によって、自動レベル制御回路
3における比較手段33の基準値もしくはALCアンプ
32の増幅率を変更するので、出力電力が自動的に1K
Wに設定され、出力インピーダンスの変動が抑制されて
インピーダンスの不整合が抑制される。従って、安定し
た動作で優れた電力効率が得られるとともに歪みの発生
等も抑制することができる。
【0014】なお、図3の説明においては、電源電圧検
出手段7によって設定手段8を自動的に制御して、出力
電力が500 Wと1KWとに自動的に設定される構成を説
明したが、図1、図2に示したように、出力電力の設定
は手動設定し、その設定に応じて前段増幅器1における
利得と電源直流電圧Vを切り換えるように構成してもよ
い。いずれにしても、出力電力の設定と電源直流電圧の
設定を連動する構成であれば如何なる構成でも構わな
い。
【0015】また、自動レベル制御回路3による出力電
力の制御は、出力電力レベルの検出信号と比較する基準
値を切り換え設定する構成、または、前記検出信号を増
幅あるいは減衰してから一定の基準値と比較する構成と
し、前段増幅器1における利得を制御するとよい。以上
の実施形態における前段増幅器1は、電力増幅器2より
も前段であれば何れの位置でもよい(例えば、無線送信
機におけるIF段等。) また、自動レベル制御回路3による制御対象は、前段増
幅器1の利得に限らず、電力増幅器2の利得を直接制御
する、あるいは電力増幅器2の前段にある減衰器の減衰
量を制御する等であってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1では、
電源直流電圧を自動レベル制御回路の設定電力に応じて
変えるので、出力インピーダンスが適性になり、インピ
ーダンスの不整合が抑制される。従って、安定した動作
で優れた電力効率が得られるとともに歪みの発生等も抑
制することができる。請求項2では、電源供給手段に供
給されるAC電源電圧を検出して、前記検出されたAC
電源電圧に応じて自動レベル制御回路の設定電力を設定
し、電源直流電圧を設定電力に応じて変えるので、出力
インピーダンスが適性になり、インピーダンスの不整合
が抑制される。従って、AC電源電圧に応じて、安定し
た動作で優れた電力効率が得られるとともに歪みの発生
等も抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電力増幅回路の実施の形態の構
成を示した構成図である。
【図2】本発明の他の実施例の回路構成図である。
【図3】本発明の他の実施例の回路構成図である。
【図4】従来例の一般的な電力増幅回路の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 前段増幅器 2 電力増幅器 3 自動レベル制御回路 31 検出手段 32 ALCアンプ 33 比較手段 4 設定手段 5 電源供給手段 7 電圧検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力増幅器の出力電力を検出し、検出され
    た出力電力が予め設定された設定電力となるように、前
    記電力増幅器の入力信号レベルあるいは前記電力増幅器
    の利得を制御する自動レベル制御回路を備えた電力増幅
    回路において、前記設定電力を設定する設定手段と、前
    記設定された設定電力に応じた電源直流電圧を前記電力
    増幅器へ供給する電源供給手段とを備えたことを特徴と
    する電力増幅回路。
  2. 【請求項2】請求項1の電力増幅回路に、電源供給手段
    に供給されるAC電源電圧を検出する電源電圧検出手段
    が付加されるとともに、前記設定手段は、前記検出され
    たAC電源電圧に応じた設定電力を設定するように構成
    されていることを特徴とする電力増幅回路。
JP10096008A 1998-04-08 1998-04-08 電力増幅回路 Pending JPH11298257A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001197749A (ja) * 2000-01-13 2001-07-19 Daihen Corp 高周波電源
CN101262262A (zh) * 2007-03-06 2008-09-10 日本电气株式会社 功率放大器电路及其控制方法和控制程序

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