JP3253845B2 - 自動電力制御回路 - Google Patents
自動電力制御回路Info
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Description
関し、特に無線機等で用いられる電力増幅段からの送信
出力を一定化する自動電力制御回路に関する。
力の一定化を図るための電力増幅段のAPC回路は、電
力増幅段からの直流電圧の形態で検出して、予め定めた
基準レベルと比較し、比較結果である基準レベルとの差
が零となるように、電力増幅段のゲインを調整してい
る。
示されている。図3において、入力電力Piは、前段ア
ンプ1及び電力増幅段2で増幅された後、最終電力増幅
段3で最終増幅されて出力電力Poを出力する。前段ア
ンプ1には、バッテリ電源SBからのバッテリ電圧が安
定化電源回路5で安定化された電圧が印加されている。
バッテリ電源SBは、また安定化電源回路21で安定化
された後、制御回路22に供給される。最終電力増幅段
3の出力は、電力検出回路4で検出されて直流電圧に変
換され、検出電圧として比較回路23に供給される。バ
ッテリ電源SBは、最終電力段3にも供給されている。
めた基準電圧Vとを比較し、両電圧の差電圧が制御回路
22に出力される。制御回路22は、安定化電源回路2
1からの出力電圧を、比較回路23からの電圧に基づい
て、比較回路23からの出力が零となるように制御す
る。こうして、制御回路22の出力電圧により電力増幅
段2のゲインが調整される。
自動電力制御回路は、電力検出回路4で検出した出力電
力対応の出力電圧を基準電圧Vと比較し、両電圧が等し
くなるように電力増幅段2のゲインを調整している。
リ電源SBからの電圧や該電圧を調整した電圧が動作電
源として供給されている。一方、これら電力増幅段の動
作電源には最大定格があり、最大定格以上の電圧が印加
されると、電力増幅段が劣化したり、破壊したりする恐
れが生ずる。そのため、電力増幅段2には、バッテリ電
源SBからの電圧を安定化電源回路21と制御回路22
を介して定格電圧内ととなるように制御していた。
安定化電源21が必要となり、ハードウェアが複雑とな
るばかりでなく、消費電流を低減させるため、送信時で
は、この安定化電源21をOFFさせるためのスイッチ
が必要になるというような問題があった。
安定動作を可能とする自動電力制御回路を提供すること
にある。
め、本発明による自動電力制御回路は、バッテリ電源に
基づく電源が供給されて増幅動作し、シリアル接続され
ている前段アンプ、電力増幅段及び最終電力増幅段を有
し、前記最終電力増幅段の出力を安定化する自動電力制
御回路において、前記最終電力増幅段の出力電力に対応
する電圧を検出する送信電力検出回路と、この送信電力
検出回路で検出された検出電圧と、予め定めた基準電圧
とを比較し、その差電圧を出力する第1の比較回路と、
この第1の比較回路の出力に基づいて前記バッテリ電源
を調整して前記電力増幅段の調整電圧として供給する第
1の制御回路と、基準電源を電圧シフトする電圧シフト
回路と、この電圧シフト回路で電圧シフトされた電圧
と、前記第1の制御回路から出力される電圧とを比較
し、その差電圧を出力する第2の比較回路と、この第2
の比較回路からの出力である差電圧が大きいとき前記第
1の制御回路から出力される前記電力増幅段への調整電
圧を低下させるべく、前記第2の比較回路からの比較結
果に基づいて、前記第1の比較回路と第1の制御回路の
少なくとも一方を制御して前記第1の制御回路から出力
される前記電力増幅段の調整電圧を一定化するように制
御する第2の制御回路とを備えて構成される。
は、バッテリ電源に基づく電源が供給されて増幅動作
し、シリアル接続されている前段アンプ、電力増幅段及
び最終電力増幅段を有し、前記最終電力増幅段の出力を
安定化する自動電力制御回路において、前記最終電力増
幅段に流れる電流に対応する電圧を検出する電流検出回
路と、この電流検出回路で検出された検出電圧と、予め
定めた基準電圧とを比較し、その差電圧を出力する第1
の比較回路と、この第1の比較回路の出力に基づいて前
記バッテリ電源を調整して前記電力増幅段の電源電圧と
して供給する第1の制御回路と、基準電源を電圧シフト
する電圧シフト回路と、この電圧シフト回路で電圧シフ
トされた電圧と、前記第1の制御回路から出力される電
圧とを比較し、その差電圧を出力する第2の比較回路
と、この第2の比較回路からの出力である差電圧が大き
いとき前記第1の制御回路から出力される前記電力増幅
段への調整電圧を低下させるべく、前記第2の比較回路
からの比較結果に基づいて、前記第1の比較回路と第1
の制御回路の少なくとも一方を制御して前記第1の制御
回路から出力される前記電力増幅段の調整電圧を一定化
するように制御する第2の制御回路とを備えて構成され
る。
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明による自
動電力制御回路の一実施形態を示すブロック図である。
図1において、図3と同一符号が付されている構成部
は、同様な機能を有する構成部を示す。
力制御回路における安定化電源回路21を設けず、図示
のような構成をとっている。すなわち、バッテリ電源S
Bが安定化電源回路5で電圧調整されてその基準電源が
前段アンプ1に供給されるとともに、電圧シフト回路6
に供給される。比較回路7は、後述する制御回路9から
の出力電圧と、電圧シフト回路6で電圧シフトされた電
圧とを比較し、差電圧を制御回路8に供給する。
応する検出電圧は、比較回路10で基準電圧Vと比較さ
れ、比較結果が制御回路9に出力される。制御回路9
は、比較回路10からの出力電圧に応じて、バッテリ電
源電圧を調整するための出力電圧制御電圧VAを比較回
路7に送出するとともに、電力増幅段2の電源電圧とし
て供給する。最終電力増幅段3には、バッテリ電源SB
が供給されている。
の最大定格以上の出力電力制御電圧VAにならないよう
に、出力電力制御電圧VAの一部が取り出されて比較回
路7に送出される。比較回路7では、出力電力制御電圧
VAと、電圧シフト回路6からのシフトアップされた電
圧が比較され、出力電力制御電圧VAがシフトアップさ
れた電圧以上の電圧になると、その差電圧が制御回路8
に送出される。制御回路8は、この差電圧に対応して、
制御回路9、比較回路10の少なくとも一方の回路を制
御して出力電力制御電圧VAを低下させる。このように
して、電力増幅段2の電源電圧の最大定格以下の出力電
力制御電圧での使用を可能とする。
の実施形態における構成ブロック図である。バッテリ電
源SBからの電圧に基づいて安定化電源回路5で電圧調
整された基準電源が生成され、前段アンプ1に供給され
るとともに、電圧シフト回路6に供給される。最終電力
増幅段3に供給されるバッテリ電源により流れる電流
は、電流検出回路12で検出され、直流電圧に変換され
て比較回路10に供給される。比較回路10は、該検出
電流対応の電圧と予め定めた基準電圧とを比較し、比較
結果としての差電圧を制御回路9に供給する。制御回路
9は、バッテリ電源電圧SBと比較回路10からの差電
圧とに基づいて電力増幅段2のゲインを調整するととも
に、その出力を比較回路7に供給する。比較回路7は、
上記電圧シフト回路6からの出力と、制御回路9からの
出力とを比較して比較結果としての差電圧を制御回路1
1に出力する。制御回路11は、比較回路7からの差電
圧に基づいて、図1の実施形態と同様に、制御回路9、
比較回路10の少なくとも一方の回路を制御して電力増
幅器2に対する出力電力制御電圧を制御する。
幅段3に流れる電流を検出し、検出電流を直流電圧に変
換し、変換電圧を比較回路10に入力することにより、
電力増幅段の調整電圧を一定化することができる。
制御回路によれば、従来のように、バッテリ電源を安定
化する安定化電源が不要となり、簡単な構成で、電源電
圧が電力増幅段の最大定格以上となり、電力増幅段の劣
化、破壊を防止することができ、安定動作が可能とな
る。
示す構成ブロック図である。
における構成ブロック図である。
ック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】バッテリ電源に基づく電源が供給されて増
幅動作し、シリアル接続されている前段アンプ、電力増
幅段及び最終電力増幅段を有し、前記最終電力増幅段の
出力を安定化する自動電力制御回路において、 前記最終電力増幅段の出力電力に対応する電圧を検出す
る送信電力検出回路と、 この送信電力検出回路で検出された検出電圧と、予め定
めた基準電圧とを比較し、その差電圧を出力する第1の
比較回路と、 この第1の比較回路の出力に基づいて前記バッテリ電源
を調整して前記電力増幅段の調整電圧として供給する第
1の制御回路と、基準電源 を電圧シフトする電圧シフト回路と、 この電圧シフト回路で電圧シフトされた電圧と、前記第
1の制御回路から出力される電圧とを比較し、その差電
圧を出力する第2の比較回路と、この第2の比較回路からの出力である差電圧が大きいと
き前記第1の制御回路から出力される前記電力増幅段へ
の調整電圧を低下させるべく、前記 第2の比較回路から
の比較結果に基づいて、前記第1の比較回路と第1の制
御回路の少なくとも一方を制御して前記第1の制御回路
から出力される前記電力増幅段の調整電圧を一定化する
ように制御する第2の制御回路と、 を備えて成ることを特徴とする自動電力制御回路。 - 【請求項2】バッテリ電源に基づく電源が供給されて増
幅動作し、シリアル接続されている前段アンプ、電力増
幅段及び最終電力増幅段を有し、前記最終電力増幅段の
出力を安定化する自動電力制御回路において、 前記最終電力増幅段に流れる電流に対応する電圧を検出
する電流検出回路と、 この電流検出回路で検出された検出電圧と、予め定めた
基準電圧とを比較し、 その差電圧を出力する第1の比較回路と、 この第1の比較回路の出力に基づいて前記バッテリ電源
を調整して前記電力増幅段の電源電圧として供給する第
1の制御回路と、基準電源 を電圧シフトする電圧シフト回路と、 この電圧シフト回路で電圧シフトされた電圧と、前記第
1の制御回路から出力される電圧とを比較し、その差電
圧を出力する第2の比較回路と、この第2の比較回路からの出力である差電圧が大きいと
き前記第1の制御回路から出力される前記電力増幅段へ
の調整電圧を低下させるべく、前記 第2の比較回路から
の比較結果に基づいて、前記第1の比較回路と第1の制
御回路の少なくとも一方を制御して前記第1の制御回路
から出力される前記電力増幅段の調整電圧を一定化する
ように制御する第2の制御回路と、 を備えて成ることを特徴とする自動電力制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03000296A JP3253845B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 自動電力制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03000296A JP3253845B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 自動電力制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09205334A JPH09205334A (ja) | 1997-08-05 |
JP3253845B2 true JP3253845B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=12291708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03000296A Expired - Lifetime JP3253845B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 自動電力制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3253845B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1387485B1 (en) * | 2002-08-01 | 2008-04-30 | Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) | Circuit for power amplification |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP03000296A patent/JP3253845B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09205334A (ja) | 1997-08-05 |
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