JP2790696B2 - 送信機の保護回路 - Google Patents

送信機の保護回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は無線送信機に関し、特に無線送信機の保護
回路に関するものである。
〔従来技術〕 第3図は従来の無線送信機の終段アンプの保護回路を
示すものであり、第4図はその動作状態を示すグラフで
ある。
第3図において、入力信号Toは制御アンプ1を介し
て、ドライブアンプ12に入力され、更に終段アンプ13に
入力される。この終段アンプ13の出力は出力検出手段14
を介してアンテナ15から出力される。
上記のような信号系に対して複数の制御手段が設けら
れている。まず、終段アンプ13の動作電流が設定値以上
にならないように抑えられる。すなわち、終段アンプ13
の動作電流Iが抵抗R1で動作電流検出電圧V1として検出
され、該動作電流検出電圧V1は比較器21で動作電流Iの
上限値I1に対応する基準電圧S1と比較され、この出力で
ある帰還信号が制御用アンプ11の制御端子に入力され、
終段アンプ13の動作電流が動作電流上限値I1を越えよう
とすると入力信号Tのレベルに制御がかかりその動作電
流の値をI1以下に保つように制御する。
また、出力検出手段14によって反射波が検出され、こ
の反射波電力に対応する反射検出電圧V2が比較器22で反
射波電力の上限に対応する基準電圧S2と比較され、基準
電圧S2より反射検出電圧V2が高いときには比較器22から
の帰還信号によって制御用アンプ11で入力信号Tのレベ
ルを制御するようにしている。これによって、アンテナ
15の整合不良等によって反射波電力が大きくなった場合
に、終段アンプ13の反射波電力による負担を軽減するよ
うになっている。
更に、出力検出手段14は進行波電力の大きさを検出
し、該進行波電力の大きさに対応した出力検出電圧V3
比較器23で基準電圧S3と比較し、アンテナ15よりの出力
が法律あるいは機器自体で定められた規定の値以上にな
らないようにしている。これによって反射波電力が上限
値よりも少なく、動作電流が動作電流上限値I1より低い
場合には、進行波電力すなわちアンテナ15の出力は第4
図実線l0のように、該アンテナ15の出力が規定値P0にな
るまでは終段アンプ13の入力に比例するが、規定値P0
越えようとすると、上記比較器23による制御系が作動し
て、入力信号Tが増加しても規定値P0に保たれる。尚、
実線l0に対応する終段アンプ13の入力信号Tの大きさと
動作電流Iとの関係は実線m0となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の回路によって、アンテナ15の出力、すなわ
ち、進行波電力が規定値P0より大きくなろうとすると
き、あるいはアンテナ15が不整合状態であって反射波電
力が規定値より大きいとき、あるいは終段アンプ13の動
作電流Iが動作電流上限値I1を超えようとするときに
は、終段アンプ13への入力信号Tの大きさは帰還信号に
よって抑制されることになる。
しかしながら、アンテナ15が何らかの理由で極端な不
整合状態に陥った(SWR値が高くなった)場合、終段ア
ンプ13から出力された電力の多くが反射波となってしま
い、この反射波が上限値を越えると終段アンプ13の出力
は入力信号Tを抑制することによって制御されるが、こ
のときの動作電流Iは、第4図のm1に示すように正常な
値m0よりも大きくなり、更には動作電流上限値I1に達し
てしまう場合がある。つまり、第4図のl1とm1より明ら
かなように、前記動作電流Iが所定の動作電流条件値I1
になるまで、あるいは反射波が所定の値になるまで制御
がかからないことになる。このような状態では、第1表
に示すように終段アンプ13内での電力消費(ロス)が通
常の値(入力電力に対する電力消費が約50%)より極め
て大きくなってしまう場合があり、このような状態が長
時間継続すると終段アンプ13が熱破壊されるおそれが生
じる。
この発明は上記従来の事情に鑑みて提案されたもので
あって、終段アンプの動作電流に対してアンテナの進行
波電力が異常に小さいとき、アンテナ出力の値すなわ
ち、進行波電力の大きさに応じて終段アンプへの入力信
号の大きさを制限し、動作電流の抑制を図ることができ
る送信機の保護回路を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記目的を達成するために以下の手段を採
用している。すなわち、制御用アンプで終段アンプへの
入力を制御する無線送信機において、終段アンプ13の動
作電流Iに対する動作電流検出電圧V1と、進行波出力の
大きさに対応する出力検出電圧V3との比較に基づいて比
較手段32より帰還信号W1を発生し、該帰還信号W1を上記
制御用アンプ11に入力することによって終段アンプ13へ
の入力信号の大きさを制御するものである。
〔作用〕
アンテナ15が不整合の状態であったような場合、終段
アンプ13への入力信号Tが増加すると動作電流Iは異常
に増加しようとする。一方、アンテナ15よりの出力P、
すなわち進行波電力はあまり増加しない。従って、動作
電流Iの大きさに対応する動作電流検出電圧V1の増加が
大きく、進行波電力に対応した出力検出電圧V3の増加が
小さいときは、終段アンプ13のアンテナ15の接合部、あ
るいはアンテナ15で異常が発生していることが考えられ
るので、両検出電圧V1、V3の増加の状態を比較すること
によって、上記のような異常が発見でき、少なくとも終
段アンプ13内での電力消費を少なくするように制御か可
能となる。すなわち、上記回路では動作電流検出電圧V1
が出力検出電圧V3より大きくなろうとするとき終段アン
プ13への入力Tの大きさが制限され、動作電流Iの増加
を抑える。
〔実 施 例〕
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
第2図は、実施例の動作状態を示すグラフである。第1
図において、従来と同様入力信号Toは制御用アンプ11と
ドライブアンプ12と終段アンプ13によって増幅され、ま
た、方向性結合器等からなる出力検出手段14を介してア
ンテナ15より出力される。終段アンプ13の動作電流Iは
抵抗R1で動作電流検出電圧V1として検出され、差動増幅
器31を介して比較手段としての差動増幅器32の負端子に
V1aとして入力される。また、出力検出手段14で検出さ
れるアンテナ15への出力P、すなわち、進行波電力の大
きさに対応する出力検出電圧V3が差動増幅器33で増幅さ
れ、基準電圧変更回路34を介して、前記の差動増幅器32
の正端子にV3aとして入力される。基準電圧変更回路34
は上記差動増幅器33の出力端子と上記差動増幅器32の正
入力との間に介在された抵抗R2と、該抵抗R2の差動増幅
器32側に基準オフセット電位V4をかけるための電源V0
接続された可変抵抗器R3よりなっている。
これによって差動増幅器32はその負端子の入力電圧V
1a、すなわち動作電流検出電圧V1に対応した電圧が正端
子の入力電圧V3a、すなわち出力検出電圧V3に対応した
電圧より大きくなったとき、その出力すなわち帰還信号
W1を負にする。しかしながら、差動増幅器32の正端子の
入力電圧V3aは進行波電力の大きさに比例して変化して
いくので、差動増幅器32の出力は進行波電力の大きさに
支配されることになる。この結果、制御がかからない場
合には第4図m1のように終段アンプ13の入力Tに対して
動作電流Iは著しく増加することになっていたが、差動
増幅器32の出力が負になると、制御用アンプ11に入力さ
れる帰還信号W1は制御アンプ11の出力、すなわち終段ア
ンプ13への入力信号Tを負の方向へ制御し、第2図のl3
とm3の関係のように動作電流Iが抑制されることにな
る。
また、終段アンプ13の動作電流Iが進行波電力に対応
する出力検出電圧V3(差動増幅器32の正端子入力V3a
の変化にともなって変化していく状態は、送信機の正常
動作時には、上記正端子への入力電圧V3aが上限設定部3
5によって設定された基準電圧S1(終段アンプの動作電
流IがI0に対応する基準電圧)になるまで第2図のI2
示すような値で推移することになる。
上記差動増幅器33の出力は上記抵抗R2の前段で分岐さ
れて、差動増幅器36の負端子にV3bとして入力される。
該差動増幅器36の正端子には進行波電力の上限値に対応
する基準電圧S2が与えられている。これによって従来と
同様進行波電力の上限が規定され、アンテナ15への出力
が法律等に規定する以上の出力P0以上にならないことに
なる。
更に出力検出手段14で反射波電力の大きさが検出さ
れ、その値は比較器23で反射波電力の上限値に対応する
基準電圧S3と比較され、その出力によって制御用アンプ
11に負帰還がかけられる。よって従来と同様、反射波電
力の大きさによって入力信号Tが制限されることにな
る。
尚、第1図において積分回路37は帰還信号の時間的に
急激な変動を緩和するための時定数で、動作の安定をは
かるために設けられたものである。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明は、終段アンプの動作電
流に対応する検出電圧と、進行波電力の大きさに対応す
る検出電圧との比較に基づいて終段アンプへの入力信号
を制御するようになっているので、動作電流対応の検出
電圧が進行波対応の検出電圧より大きくなろうとすると
きには、終段アンプへの入力信号レベルを抑えることが
できる。従って、終段アンプの動作電流が上限設定値に
なるまでの上記終段アンプ内での過度の電力消費をする
現象をなくすることができるため、該過度の電力消費に
よる終段アンプの破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の1実施例を示すブロック図、第2図
は本願発明の動作状態を示すグラフ、第3図は従来技術
の終段アンプ保護回路を示すブロック図、第4図は従来
技術の動作状態を示すグラフである。 図中、 11……制御用アンプ、13……終段アンプ、 14……出力検出手段、15……アンテナ、 V1……動作電流検出電圧、V3……出力検出電圧。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御用アンプで終段アンプへの入力信号を
    制御する無線送信機において、 終段アンプ(13)の動作電流(I)に対応する動作電流
    検出電圧(V1)と、進行波電力の大きさに対応する出力
    検出電圧(V3)との比較を行う比較手段(32)より帰還
    信号(W1)を発生し、該帰還信号(W1)を上記制御用ア
    ンプ(11)に入力することによって終段アンプ(13)へ
    の入力信号のレベルを制御することを特徴とする送信機
    の保護回路。
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WO2011111193A1 (ja) * 2010-03-10 2011-09-15 富士通株式会社 無線装置及び無線送信制御方法

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