JP3293558B2 - フィードフォワード増幅器 - Google Patents

フィードフォワード増幅器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィードフォワー
ド増幅器に関し、特に、誤動作に伴う補助増幅器への過
大入力による電界効果型トランジスタ(以下、FETと
いう)の破損を未然に防止できるフィードフォワード増
幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フィードフォワード増幅器で
は、フィードフォワード増幅器の誤動作やベクトル調整
器の制御回路による制御動作により、補助増幅器への入
力が変動することがある。補助増幅器内のFETは、信
号の入出力特性において、リニアな(直線的な)特性を
有しており、入力信号が増大すると、それに比例して出
力信号が増大する。その増大したFETの信号出力電力
を得るためには、FETへの電力供給(動作するのに必
要な電力)を増大する必要があり、FETにかかる電圧
は一定のため、電流(ドレイン電流)が増加する。その
ため、飽和出力の小さいFETを用いた補助増幅器の場
合には破損するおそれがある。
【0003】そこで、従来のフィードフォワード増幅器
では、補助増幅器への入力の変動を考慮したFETを用
いたり、ベクトル調整器を最適な動作状態に制御するこ
とが行われていた。
【0004】また、誤動作を検知する機能を備えたフィ
ードフォワード増幅器が、例えば、特開平5−2438
59号公報に開示されている。このフィードフォワード
増幅器は、歪除去ループのカップラの二次側の終端器に
印加される信号を検波する検波器を備えている。そし
て、歪抽出ループのベクトル調整器又は歪除去ループの
ベクトル調整器が誤動作すると、検波器が、残存信号に
よる検波出力レベルの変化を検知するので、アラーム信
号等を出力することにより、フィードフォワード増幅器
の歪抽出ループ又は歪除去ループが誤動作したことを知
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
は次のような課題があった。
【0006】(1)補助増幅器への入力の変動を考慮し
たFETを用いる場合、飽和出力の大きいFETを十分
なバックオフをとった状態で使用することになり、経済
的ではなかった。また、設計段階において、補助増幅器
に用いるFETの選択が制限されるという課題がある。
【0007】(2)ベクトル調整器の調整は制御回路に
より行われるが、最適動作点に至るまでの制御動作の可
変範囲が制限されるため、複雑な制御動作が必要である
という課題がある。
【0008】(3)特開平5−243859号公報に開
示されているフィードフォワード増幅器では、フィード
フォワード回路に誤動作が生じ、補助増幅器の出力電力
が急激に増加した場合、アラーム信号を出力することが
できるが、補助増幅器の故障を未然に防止することはで
きないという課題がある。また、補助増幅器の出力電力
を検知しているので、誤動作への対応が遅くなるという
課題がある。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、誤動作等による補助増幅器内のFET
の破損を未然に防止することができ、設計段階における
FETの選択が容易になり、かつ、誤動作等への対応を
素早く行うことができるフィードフォワード増幅器を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のフィードフォワ
ード増幅器は、入力信号を増幅する主増幅器と、入力信
号と主増幅器の出力信号とを互いに逆相・等振幅で合成
して、主増幅器で発生した歪成分を抽出する歪抽出ルー
プと、その歪抽出ループで抽出された歪成分と主増幅器
の出力信号とを互いに逆相・等振幅で合成して歪成分を
除去する歪除去ループと、その歪除去ループに設けら
れ、歪成分を増幅する補助増幅器と、その補助増幅器に
電力を供給する電力供給手段と、補助増幅器への過大入
力を検知し、電力供給手段から補助増幅器内のFETに
供給される電流を制限する電流制限手段と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0011】上記入力信号と主増幅器の出力信号とを互
いに逆相・等振幅にする第1のベクトル調整器と、歪抽
出ループで抽出された歪成分と主増幅器の出力信号とを
互いに逆相・等振幅する第2のベクトル調整器と、電流
制限手段により補助増幅器への過大入力が検知された場
合に、第1のベクトル調整器及び第2のベクトル調整器
を制御する制御手段と、を有してもよい。
【0012】上記電流制限手段は、電力供給手段から補
助増幅器内のFETに供給される電流が流れる回路に設
けられた検知抵抗を有し、その検知抵抗に発生する電圧
が所定の電圧値以上の場合に、FETに供給される電流
を制限してもよい。
【0013】上記電流制限手段は、検知抵抗に接続され
た第1のトランジスタと、その第1のトランジストのベ
ースと検知抵抗とに接続された第2のトランジスタとを
有し、検知抵抗に発生する電圧が所定の電圧値以上の場
合に第2のトランジスタにコレクタ電流が流れ、第1の
トランジスタのベース電圧を下げることにより、FET
に供給される電流を制限してもよい。
【0014】上記制御手段は、検知抵抗に発生する電圧
を監視してもよい。
【0015】上記電力供給手段は、主増幅器にも電力を
供給してもよい。
【0016】本発明によるフィードフォワード増幅器
は、主増幅器で発生する歪成分の増幅のために使用され
る補助増幅器内のFETに供給される電流を制限し、フ
ィードフォワード増幅器の誤動作に伴う、補助増幅器へ
の過大入力によるFETの破損を未然に防止する。さら
に、補助増幅器に供給される電流を検知するため、誤動
作が生じたときの保護機能のレスポンスも速く、誤動作
の検知が容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明の第1のフィー
ドフォワード増幅器の構成を示すブロック図である。
【0018】図1に示すように、本発明の第1のフィー
ドフォワード増幅器は、入力信号を増幅する主増幅器1
と、入力信号と主増幅器1の出力信号とを互いに逆相・
等振幅で合成して、主増幅器1で発生した歪成分を抽出
する歪抽出ループL1と、歪抽出ループL1で抽出され
た歪成分と主増幅器1の出力信号とを互いに逆相・等振
幅で合成して歪成分を除去する歪除去ループL2と、そ
の歪除去ループL2に設けられ、歪成分を増幅する補助
増幅器2と、主増幅器1及び補助増幅器2に電力を供給
する電力供給手段である安定化電源12と、補助増幅器
2への過大入力を検知し、安定化電源12から補助増幅
器2内のFETに供給される電流を制限する電流制限回
路5と、を有する。
【0019】歪抽出ループL1には、入力信号と主増幅
器1の出力信号とを互いに逆相・等振幅にする第1のベ
クトル調整器11を有する。また、歪除去ループL2に
は、歪抽出ループL1で抽出された歪成分と主増幅器1
の出力信号とを互いに逆相・等振幅する第2のベクトル
調整器10を有する。これらのベクトル調整器11及び
ベクトル調整器10は、制御回路13によって最適な状
態になるように制御される。
【0020】また、入力端子15より入力信号が入力さ
れ、出力端子16より出力信号が出力される。
【0021】入力端子15とベクトル調整器11との間
には、入力信号を2分配する方向性結合器6が設けられ
る。主増幅器1の出力側には主増幅器1の出力信号を2
分配する方向性結合器7が設けられる。方向性結合器6
と方向性結合器7の出力側には、方向性結合器6によっ
て分配されディレーライン3によって位相反転された信
号と方向性結合器7によって分配された信号とを合成す
る方向性結合器9が設けられる。方向性結合器9の出力
側はベクトル調整器10に接続される。
【0022】方向性結合器7と補助増幅器2の出力側に
は、方向性結合器7によって分配されディレーライン4
によって位相反転された信号と、補助増幅器2の出力信
号とを合成する方向性結合器8が設けられる。方向性結
合器8の出力側は出力端子16に接続される。
【0023】電流制限回路5は、補助増幅器2に供給さ
れる電流を制限するように、安定化電源12から補助増
幅器2へ電力供給するライン間に設けられ、補助増幅器
2に供給される電流が、補助増幅器2から歪が発生する
電流値を超えた時点で、電流制限回路5が動作し、安定
化電源12からの電力供給にリミッタがかかるようにな
っている。
【0024】すなわち、電流がある一定の値に制限され
た場合、FETの動作に要する電力が不足するため、過
大信号が入力されても、本来のFET動作点(過大入力
に対しては破損に至る出力)まで到達しないため、破損
を未然に防止できる。
【0025】図2は本発明の電流制限回路の構成例を示
す回路図である。図2に示すように、電流制限回路5
は、第1のトランジスタ17、第2のトランジスタ1
8、オペアンプ19、ダイオード20、抵抗21、抵抗
22、抵抗23、検知抵抗24から構成される。
【0026】トランジスタ17のコレクタは安定化電源
12に接続され、エミッタは検知抵抗24に接続され、
ベースはオペアンプ19の出力側に接続される。トラン
ジスタ18のコレクタはトランジスタ17のベースに接
続され、エミッタは抵抗23に接続され、ベースは検知
抵抗24とトランジスタ17のエミッタとの間に接続さ
れる。
【0027】オペアンプ19の+側に加わる電圧を抵抗
23とダイオード20により決定し、−側に加わる電圧
を抵抗21と抵抗22により決定する。オペアンプ19
は、+−の電圧比により出力側(トランジスタ17側)
の電圧が決定され、トランジスタ17の動作電圧(ベー
ス、コレクタ間電圧)が出力電圧となる。
【0028】なお、31、32はそれぞれ信号成分カッ
ト用のコイル、コンデンサである。
【0029】この電流制限回路5では、補助増幅器2へ
の入力信号の増大によりFET30への供給電流Iが増
大し、その供給電流Iが検知抵抗24を流れる際に発生
する電圧が0.6V以上になると、FET30への供給
電流Iが制限される。
【0030】より詳細に説明すると、供給電流Iが検知
抵抗24を流れる際に発生する電圧が0.6Vより低い
場合、トランジスタ18のベースーエミッタ間の電圧V
BE<0.6Vであるため、トランジスタ18にコレクタ
電流は流れない。従って、トランジスタ17のベースー
コレクタ間の電圧VBCは、オペアンプ19、ダイオード
20、抵抗21、抵抗22、抵抗23によって決まる電
圧のままであるので、供給電流Iはそのまま流れる。
【0031】しかし、補助増幅器2への過大入力により
供給電流Iが検知抵抗24を流れる際に発生する電圧が
0.6V以上の場合、トランジスタ18のベースーエミ
ッタ間の電圧VBEは0.6V以上になるので、トランジ
スタ18にコレクタ電流が流れる。従って、トランジス
タ17のベース電圧VBCは下げられるので、供給電流I
は減少する。なお、電流制限回路5の構成及び電圧等の
設定は、補助増幅器2に使用されるFET30の特性に
より適宜選択される。
【0032】図3は、本発明のフィードフォワード増幅
器の動作を説明するためのブロック図である。図3に示
すように、入力端子15から入力された信号Sは、方向
性結合器6で信号S1と信号S2に分配される。信号S
1はベクトル調整器11を通り、主増幅器1により所定
レベルの電力まで増幅されるが、その際に歪が発生し、
歪成分を含んだ信号S3となる。その信号S3は方向性
結合器7で信号S4と信号S5に分配される。信号S2
は、ディレーライン3を通り、方向性結合器9に入力さ
れる。
【0033】信号S5は、ベクトル調整器11により信
号S2とは逆相で等振幅に調整されて、方向性結合器9
に入力される。方向性結合器9は、逆相で等振幅の2入
力を合成するため、その出力信号S6は、主増幅器1で
発生した歪成分のみとなる。信号S6は、ベクトル調整
器10と補助増幅器2により、歪成分を含んだ信号S4
とは逆相で等振幅になるように調整され、方向性結合器
8により、信号S4と合成される。方向性結合器8で
は、逆相で等振幅の歪成分を合成するため、出力端子1
6からは歪成分の打ち消された信号S7が出力される。
【0034】制御回路13は、信号S2と信号S5、信
号S4と信号S6がそれぞれ互いに逆相で等振幅になる
ようにベクトル調整器11とベクトル調整器10を制御
する。安定化電源12は、主増幅器1と補助増幅器2内
のFET30に電力を供給する。電流制限回路5は、安
定化電源12より補助増幅器2に供給される供給電流I
を制限し、補助増幅器2から歪が発生する電流値を超え
た場合、それ以上電流が流れないように制御する。
【0035】図4(A)は、正常動作時においる信号
S,S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7の主信
号及び歪成分のレベルを示すグラフ、(B)は、補助増
幅器2に入力される信号S6が主信号の残留分を含んで
いる場合を示すグラフである。
【0036】なお、方向性結合器6,7,8,9は、結
合量10dB、挿入損失を0dBとする。主増幅器1
は、増幅率10dB、出力電力の主信号と歪成分とのレ
ベル比を30dBとする。ベクトル調整器10,11
は、正常動作時の損失を0dBとする。補助増幅器2
は、増幅率30dBとし、歪成分の発生は出力レベルが
低いため、無視できるものとする。ディレーライン3,
4は、挿入損失を0dBとする。
【0037】今、入力端子15より主信号レベル0dB
の信号Sを入力したとすると、正常動作時において、信
号S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7は、図4
(A)に示すようになる。この時、補助増幅器2へは、
図4(A)の信号S6に示す通り、主増幅器1の歪成分
で、−40dBmのレベルが入力される。
【0038】次に誤動作として、方向性結合器9で主信
号の打ち消しが不完全である場合、補助増幅器2に入力
される信号S6は、図4(B)に示す通り、主信号の残
留分を含んだ信号になる。主信号の残留分のレベルが、
−30dBmの場合、正常動作時より10dB多く補助
増幅器2に入力されることになる。すなわち、補助増幅
器2への過大入力となり、補助増幅器2内のFET30
に、電流が多く流れるようになるが、電流制御回路5で
FET30に流れる電流を制限するため、FET30が
破損に至るレベルの電流は流れない。そして、正常動作
状態に復帰すれば、すぐに定電流を流すように、電流制
御回路5が働かない状態に戻る。
【0039】図5は、本発明の第2のフィードフォワー
ド増幅器の構成を示すブロック図である。図5に示すよ
うに、第2のフィードフォワード増幅器では、制御回路
13は、電流制限回路5の検知抵抗24の電圧をモニタ
しており、その情報に基づいてベクトル調整器10、1
1の動作を制御することができる。電流制限回路5は、
フィードフォワード増幅器の誤動作中、常に動作し続け
るが、その状態の情報を制御回路13に伝え、制御回路
13がベクトル調整器11,10を動作させることで、
フィードフォワード増幅器を正常動作状態に戻すことが
できるようになる。さらに、補助増幅器2へ供給される
電流を検知しているため、誤動作をすばやく検知するこ
とが可能である。
【0040】この第2のフィードフォワード増幅器によ
れば、誤動作があっても、すばやく正常動作状態に戻す
ことができる。
【0041】なお、本発明は、実施の形態に限定される
ことはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の
範囲内において、種々の変更が可能である。例えば、ベ
クトル調整器11は方向性結合器6、9の間に設けられ
てもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、電流制限手段を用いて
補助増幅器に供給される電流を制限し、補助増幅器への
過大入力が生じても、FETが破損に至るレベルまで到
達しないので、フィードフォワード増幅器の誤動作によ
る、補助増幅器内のFETの破損を未然に防止すること
ができる。
【0043】また、フィードフォワード増幅器の誤動
作、又はベクトル調整器の制御回路による制御動作で、
補助増幅器への入力が変動することを考慮した、FET
の最大許容入力のマージンを取る必要がなくなる。従っ
て、設計段階において、補助増幅器に使用されるFET
の選択が容易になる。
【0044】さらに、補助増幅器に供給される電流を検
知するため、従来技術のように補助増幅器の出力電力を
検知するより速く動作させることが可能なため、保護機
能のレスポンスが迅速になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のフィードフォワード増幅器の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の電流制限回路の構成例を示す回路図で
ある。
【図3】本発明の第1のフィードフォワード増幅器の動
作を説明するためのブロック図である。
【図4】(A)は、正常動作時においる信号S,S1,
S2,S3,S4,S5,S6,S7の主信号及び歪成
分のレベルを示すグラフ、(B)は、補助増幅器に入力
される信号S6が主信号の残留分を含んでいる場合を示
すグラフである。
【図5】本発明の第2のフィードフォワード増幅器の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
L1:歪抽出ループ L2:歪除去ループ 1:主増幅器 2:補助増幅器 3:ディレーライン 4:ディレーライン 5:電流制限回路 6:方向性結合器 7:方向性結合器 8:方向性結合器 9:方向性結合器 10:ベクトル調整器(第2のベクトル調整器) 11:ベクトル調整器(第1のベクトル調整器) 12:安定化電源 13:制御回路 15:入力端子 16:出力端子 17:トランジスタ(第1のトランジスタ) 18:トランジスタ(第2のトランジスタ) 19:オペアンプ 20:ダイオード 21、22、23:抵抗 24:検知抵抗 30:FET

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を増幅する主増幅器と、 入力信号と前記主増幅器の出力信号とを互いに逆相・等
    振幅で合成して、前記主増幅器で発生した歪成分を抽出
    する歪抽出ループと、 その歪抽出ループで抽出された歪成分と前記主増幅器の
    出力信号とを互いに逆相・等振幅で合成して歪成分を除
    去する歪除去ループと、 その歪除去ループに設けられ、前記歪成分を増幅する補
    助増幅器と、 その補助増幅器に電力を供給する電力供給手段と、 前記補助増幅器への過大入力を検知し、前記電力供給手
    段から補助増幅器内のFETに供給される電流を制限す
    る電流制限手段と、 を有することを特徴とするフィードフォワード増幅器。
  2. 【請求項2】前記入力信号と主増幅器の出力信号とを互
    いに逆相・等振幅にする第1のベクトル調整器と、 前記歪抽出ループで抽出された歪成分と前記主増幅器の
    出力信号とを互いに逆相・等振幅する第2のベクトル調
    整器と、 前記電流制限手段により前記補助増幅器への過大入力が
    検知された場合に、前記第1のベクトル調整器及び第2
    のベクトル調整器を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のフィードフ
    ォワード増幅器。
  3. 【請求項3】前記電流制限手段は、前記電力供給手段か
    ら補助増幅器内のFETに供給される電流が流れる回路
    に設けられた検知抵抗を有し、その検知抵抗に発生する
    電圧が所定の電圧値以上の場合に、前記FETに供給さ
    れる電流を制限することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のフィードフォワード増幅器。
  4. 【請求項4】前記電流制限手段は、前記検知抵抗に接続
    された第1のトランジスタと、その第1のトランジスト
    のベースと前記検知抵抗とに接続された第2のトランジ
    スタとを有し、前記検知抵抗に発生する電圧が所定の電
    圧値以上の場合に前記第2のトランジスタにコレクタ電
    流が流れ、前記第1のトランジスタのベース電圧を下げ
    ることにより、前記FETに供給される電流を制限する
    ことを特徴とする請求項3に記載のフィードフォワード
    増幅器。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記検知抵抗に発生する
    電圧を監視することを特徴とする請求項3又は4に記載
    のフィードフォワード増幅器。
  6. 【請求項6】前記電力供給手段は、前記主増幅器にも電
    力を供給することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か1つの項に記載のフィードフォワード増幅器。
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