JP3562472B2 - フィードフォワード増幅器 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、増幅器で発生した歪みを抽出し、これを増幅器の出力に注入することにより歪みを除去するフィードフォワード増幅器に関し、特に入力信号が配置される帯域に合わせて増幅するフィードフォワード増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話あるいは自動車電話システムなどにおける基地局及び無線中継装置には、高周波帯の多周波の入力信号を同時に増幅する多周波共通増幅器が設けられている。この多周波共通増幅器は、隣接チャネルへ妨害を与える相互変調歪を極力小さくするため直線性を十分良くする必要があり、小形で高直線性の増幅器が用いられている。その一つとして、フィードフォワード増幅器があり、すべての相互変調歪と雑音を自己調整によって補償する多周波共通増幅器である。
【0003】
このフィードフォワード増幅器は、歪み成分検出ループと歪み成分除去ループと制御回路とを含んで構成され、補償対象増幅器である主増幅器を含む歪み成分検出ループで入力信号以外の歪み成分を検出し、検出された歪み成分(誤差成分)を補助増幅器(誤差増幅器)を含む歪み成分除去ループに入力して歪み成分を増幅した後、多周波入力信号と逆相合成して歪み成分の相殺を図るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、フィードフォワード増幅器において、歪み成分を30dB以上相殺させるには、振幅及び位相の偏差がそれぞれ±0.5dB以内、±1度以内でなければならない。従って、フィードフォワード増幅器の歪み補償帯域をより広帯域にするためには、広域で振幅及び位相の偏差がそれぞれ±0.5dB以内、±1度以内になるように調整する必要がある。
【0005】
しかし、従来のフィードフォワード増幅器においては、図13(調整振幅と基準振幅との偏差)及び図14(調整位相と基準位相との偏差)に示すように基準の振幅、基準の位相に対し、製造時の調整振幅と調整位相にはトランジスタの特性バラツキや製造バラツキにより傾きなどがフィードフォワード増幅器個々に発生し、個々に異なった値の基準との偏差が生じる。これを振幅及び位相の偏差が±0.5dB以内、±1度以内になるよう調整するには時間がかかり生産性が悪いという課題があった。
【0006】
また、どの帯域を使用するかを事前にスイッチなどでパイロット信号の周波数を設定して対応していたが、それでは、異なる帯域を使いたい場合にスイッチを再設定してから入力信号の帯域を変える必要があり、設定を間違えた場合には特性が取れない場合が生じてしまうという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係わる発明は、入力信号を増幅する主増幅器において発生する歪み成分を検出する歪み成分検出ループと、検出された前記歪み成分を補助増幅器を用いて増幅し、増幅された前記歪み成分と前記主増幅器の出力とを合成することにより、前記歪み成分を除去する歪み成分除去ループとを含んでなるフィードフォワード増幅器であって、前記入力信号を分岐する分岐手段と、前記分岐手段で分岐された前記入力信号を基に前記入力信号が配置されている複数の帯域を検出する帯域検出器と、前記帯域の中にパイロット信号の周波数を設定するパイロット信号発振器と、前記パイロット信号発振器の周波数と前記歪み成分検出ループと前記歪み成分除去ループとを制御する制御回路と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、この発明の請求項2に係わる発明は、前記請求項1記載の前記帯域検出器が、前記複数の帯域の1つに配置された前記入力信号の属する帯域を検出することを特徴とする。
【0009】
さらに、この発明の請求項3に係わる発明は、前記請求項1、2記載の前記複数の帯域が、低域、中域、高域であることを特徴とする。
【0010】
さらに、この発明の請求項4に係わる発明は、前記請求項1記載の前記パイロット信号が、前記主増幅器の直後に注入されることを特徴とする。
【0011】
さらに、この発明の請求項5に係わる発明は、前記請求項1記載の前記パイロット信号の周波数が、前記複数の帯域のそれぞれの中央部の周波数に設定されることを特徴とする。
【0012】
さらに、この発明の請求項6に係わる発明は、前記請求項1記載の前記帯域検出器が、前記分岐手段で取り出された入力信号を三分配する分配器と、前記三分配されたそれぞれの信号を受け取る並列に配置されたハイパスフィルターとローパスフィルターと減衰器と、前記ハイパスフィルターに直列に接続する第1の検波器と、前記ローパスフィルターに直列に接続する第2の検波器と、前記減衰器に直列に接続する第3の検波器と、前記第3の検波器の検波レベルを基準に前記第1の検波器の検波レベルを比較する第1の比較器と、前記第3の検波器の検波レベルを基準に前記第2の検波器の検波レベルを比較する第2の比較器と、前記第3の検波器の検波レベルと比較する基準レベルを発生する基準レベル発生器と、前記第3の検波器の検波レベルと前記基準レベルとを比較する第3の比較器と、前記第1の比較器と前記第2の比較器と前記第3の比較器のそれぞれの出力をもとに前記入力信号が配置されている帯域の区分を判断する判別器と、を備えることを特徴とする。
【0013】
さらに、この発明の請求項7に係わる発明は、前記請求項6記載の前記第1の検波器と前記第2の検波器と前記第3の検波器とが、共に同じ特性をもった検波器であることを特徴とする。
【0014】
さらに、この発明の請求項8に係わる発明は、前記請求項6記載の前記帯域検出器が、前記第2の検波器で前記低域に配置された前記入力信号を検出し、前記第3の検波器で前記中域に配置された前記入力信号を検出し、前記第1の検波器で前記高域に配置された前記入力信号を検出することを特徴とする。
【0015】
さらに、この発明の請求項9に係わる発明は、前記請求項1記載の前記主増幅器が、前記帯域に合わせた複数の主増幅器で構成され、前記補助増幅器が前記帯域に合わせた複数の補助増幅器で構成され、さらに、前記複数の主増幅器を切換える第1のスイッチと、前記複数の補助増幅器を切換える第2のスイッチとを備え、前記制御回路が前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとを前記帯域検出器で判別した帯域に合わせて切換制御することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)次に、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明のフィードフォワード増幅器の構成を示すブロック図である。その構成を作用とともに説明する。
【0017】
入力端1に入力された入力信号(多周波の入力信号)101は、方向性結合器2(分岐手段)において一部が取り出され、帯域検出器3に入力される。帯域検出器3では入力信号101が配置されている周波数帯域(帯域)を検出し、制御回路21に情報(入力信号101の属する帯域)を送出する。
【0018】
一方、方向性結合器2を通った入力信号101は、2分配器4により二分配された後、信号の一方は可変位相器および可変減衰器からなるベクトル調整器5で振幅と位相を調整された後、主増幅器6へ送出される。主増幅器6の出力信号は、遅延器10を通り出力端13から出力信号102として出力されると共に、一部は方向性結合器9により取り出される。
【0019】
2分配器4で二分配された入力信号101の他方は、遅延器14において、2分配器4の入力から主増幅器6を経由して方向性結合器9から方向性結合器15へ至る経路と同等の遅延が与えられた後、主増幅器6の出力信号から取り出された信号と方向性結合器15で合成される。
【0020】
2分配器4の入力から主増幅器6を経由して方向性結合器9から方向性結合器15へ至る経路の伝達関数と、2分配器4の入力から遅延器14を経由して方向性結合器15へ至る経路の伝達関数とは等振幅で位相が反転するように、ベクトル調整器5において調整されているので、方向性結合器15の出力にて主信号(歪んいでない出力すべき信号)は相殺され、歪み成分のみが出力される。ここで、ベクトル調整器5、主増幅器6、遅延器14及び方向性結合器15等が歪み成分検出ループを形成している。
【0021】
この歪み成分は、可変位相器および可変減衰器からなるベクトル調整器16により振幅と位相が調整された後、補助増幅器17により増幅される。方向性結合器18によって補助増幅器17の出力信号を取り出し、検出器19に入力することにより、検出器19において補助増幅器17の出力信号強度が検出される。制御回路21は、検出器19の検出値により、ベクトル調整器5の通過損失・移相量を決定する。
【0022】
主増幅器6の出力信号は、方向性結合器8においてパイロット信号発振器7のパイロット信号を注入された後、遅延器10を通過することによって、方向性結合器9から補助増幅器17を経由して方向性結合器11に至る経路と同等の遅延を加えられた後、方向性結合器11で補助増幅器17の出力信号と合成される。パイロット信号は、主増幅器6の後に注入されているが、主増幅器6の前であってもかまわない。
【0023】
主増幅器6から遅延器10を経由し出力端13に至る経路の伝達関数とは、等振幅で位相が反転するようにベクトル調整器16によって調整されているので、主増幅器6を経由する経路で発生した誤差成分(歪み信号、雑音)は出力端13の出力信号102には現れない。方向性結合器8から注入されるパイロット信号も誤差成分(歪み信号、雑音)と同様に主増幅器6を経由する経路のみ存在する。従って、歪み補償すなわち歪み成分が相殺されていれば出力端13にパイロット信号は漏洩しない。
【0024】
方向性結合器11により歪み補償が行われたのち、方向性結合器12ならびに検出器20にて、出力信号102中のパイロット信号の強度が検出される。制御回路21は、第2の検出器20の検出値により、ベクトル調整器16の通過損失・移相量を決定する。ここで、ベクトル調整器16、補助増幅器17、遅延器10及び方向性結合器11等が歪み成分除去ループを形成している。
【0025】
制御回路21は、帯域検出器3からの情報をもとにパイロット信号発振器7の発振周波数を変える(つまり、パイロット信号の周波数を変える)ことによって、入力信号101の帯域に合わせた歪み補償制御を行う。このパイロット信号は、増幅する必要のある入力信号101が複数本数、または、帯域を持つ信号の場合、周波数帯域の中央部に設定した周波数を入力し、周波数固定パイロット信号として注入してもよい。
【0026】
次に、この発明の実施の形態の動作について図面を参照して説明する。図2は、帯域検出器3の回路の1例を示す図である。図1の方向性結合器2で取り出された入力信号101は、分配器31で三分配され、ハイパスフィルター32、ローパスフィルター33、減衰器34のそれぞれに同レベルで送られ、それぞれ検波器35、36、37で検波される。検波器35、36、37はともに同じ特性をもった広帯域な検波器である。
【0027】
また、運用周波数(つまり、入力信号101の周波数)が、低域、中域、高域のどれか1つの帯域に配置されており、例えば低域であれば図8のように入力信号101が配置されるとすると帯域検出器3は機能する。
【0028】
ハイパスフィルター32、ローパスフィルター33及び減衰器34はフィードフォワード増幅器の帯域においてそれぞれ図3で示したような通過特性を備えている。ハイパスフィルター32は、フィードフォワード増幅器の帯域の高い周波数領域で信号通過レベルが大きくなり、ローパスフィルター33は、フィードフォワード増幅器の帯域内の低い周波数領域で信号通過レベルが小さくなる。減衰器34は、フィードフォワード増幅器の帯域内で一定の信号通過レベルを示す。
【0029】
すると、図4のように検波器35、36、37の検波レベルも同様な特性で出力される。入力信号101の帯域により、図5で示したように検波器36の検波レベルが一番大きくなる低域と、検波器37の検波レベルが一番大きくなる中域と、検波器35の検波レベルが一番大きくなる高域とに区分することができる。
【0030】
検波器37の検波レベルを基準に検波器35の検波レベルを比較する比較器39と、検波器37の検波レベルを基準に検波器36の検波レベルを比較する比較器40とを設けることで、図10のように低域、中域、高域を2ビット表現でリアルタイムに判別できる。
【0031】
また、主増幅器6は図9で示すような特性であり、主増幅器6の歪みが、歪み補償を要求される値、すなわち歪みレベルAより低い入力信号レベルでは歪み補償が必要ないので入力信号レベル1以下では帯域検出は必要ない。さらに、入力信号101が無い場合は比較器39、40による判別が不可能であるので、検波器37の検波レベルと基準レベル発生器38で設定したした基準レベルとを比較する比較器41を設け、図11に示す歪み補償の必要性の有無を判別するビット表現例のように、歪み補償の必要性の有無を判別する。つまり、比較記41の出力が1であれば、歪み補償が必要であり、比較器41の出力が0であれば、歪み補償は不要である。3つの比較器39、40、41の出力情報をもとに判別器42で帯域(低域、中域、高域)を判断し、情報を制御回路21へ伝達する。
【0032】
図6及び図7のように、制御回路21では帯域検出器3からの情報をもとに低域、中域、高域に合わせてパイロット信号発振器7の発振周波数を変えることによってパイロット信号の周波数を変え、ベクトル調整器5およびベクトル調整器16を制御し、歪み補償を行うことで帯域ごとの特性を最適化する。図6及び図7に示すように基準振幅と基準位相との偏差を小さくすることが可能となる。
【0033】
(第2の実施の形態)第2の実施の形態は、主増幅器6や補助増幅器17として、帯域検出器3が検出した各帯域ごとに合わせた主増幅器及び補助増幅器を備える構成である。
【0034】
図12は、この発明の第の2実施の形態によるフィードフォワード増幅器の構成を示すブロック図である。主増幅器6に代えて、周波数帯域が高域である主増幅器6aと、周波数帯域が中域である主増幅器6bと、周波数帯域が低域である主増幅器6cとが備えられ、補助増幅器17に代えて、周波数帯域が高域である補助増幅器17aと周波数帯域が中域である補助増幅器17bと周波数帯域が低域である補助増幅器17cとが備えられ、さらに、主増幅器6a〜6cを切り換えるスイッチ22、23(第1のスイッチ)と、補助増幅器17a〜17cを切り換えるスイッチ24、25(第2のスイッチ)とが備えられている以外は、図1に示した第1の実施の形態と同じ構成である。
【0035】
次に、この発明の第2の実施の形態の動作について図12を参照して説明する。帯域検出器3が判別した帯域が高域であれば、制御回路21はスイッチ22〜25を切換制御して、主増幅器6aと補助増幅器17aとが動作するように切換える。また、帯域検出器3が判別した帯域が中域であれば、制御回路21はスイッチ22〜25を切換制御して、主増幅器6bと補助増幅器17bとが動作するように切換える。さらに、帯域検出器3が判別した帯域が低域であれば、制御回路21はスイッチ22〜25を切換制御して、主増幅器6cと補助増幅器17cとが動作するように切換える。
【0036】
【発明の効果】
第1の効果は、入力信号が配置されている周波数帯域を瞬時に自動的に判別し、入力信号の帯域に合わせた歪み補償制御が行えることである。
【0037】
第2の効果は、この発明の帯域検出器に用いられるハイパスフィルター及びローパスフィルターは緩やかな切れの周波数特性でよく、フィルター素子構成が少なくて済むので回路構成も簡単で安価に実現でき経済的なことである。
【0038】
第3の効果は、この帯域検出器は、検波レベルの相対値で帯域を判別している為に入力レベルが変動しても判別が可能であり、入力レベルが一定でない入力信号例えばcdma信号を用いる移動体通信システムのように運用状態により常に送信出力が変動(入力信号が変動)するものに使用できることである。
【0039】
第4の効果は、フィードフォワード増幅器の全帯域内で、歪み成分を30dB以上相殺させるために、振幅及び位相の偏差が±0.5dB以内、±1度以内に調整する必要が無く、各帯域の範囲で振幅及び位相の偏差が±0.5dB以内、±1度以内となればよく、基準の振幅及び位相との製造時の偏差のバラツキが小さくなり、調整に要する手間が少なくなり生産性が向上することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるフィードフォワード増幅器の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明のフィードフォワード増幅器の帯域検出器3の回路の1例を示す図である。
【図3】この発明のフィードフォワード増幅器の帯域検出器3に用いられる、ハイパスフィルター32、ローパスフィルター33及び減衰器34の信号通過特性である。
【図4】この発明のフィードフォワード増幅器の帯域検出器3に用いられる、検波器35、36、37の検波レベルである。
【図5】この発明のフィードフォワード増幅器の帯域検出器3に用いられる、検波器36の検波レベルが一番大きくなる低域と、検波器37の検波レベルが一番大きくなる中域と、検波器35の検波レベルが一番大きくなる高域とに分けられた帯域を示す図である。
【図6】この発明のフィードフォワード増幅器の低域、中域、高域に合わせてパイロット信号発振器7の周波数を変えた振幅特性である。
【図7】この発明のフィードフォワード増幅器の低域、中域、高域に合わせてパイロット信号発振器7の周波数を変えた位相特性である。
【図8】この発明のフィードフォワード増幅器の入力信号の配置を示す図である。
【図9】この発明のフィードフォワード増幅器に用いられる、主増幅器6の特性である。
【図10】この発明のフィードフォワード増幅器の入力信号帯域の低域、中域、高域を判別するビット表現例である。
【図11】この発明のフィードフォワード増幅器において、歪み補償の必要性の有無を判別するビット表現例である。
【図12】この発明の第2の実施の形態によるフィードフォワード増幅器の構成を示すブロック図である。
【図13】従来の技術による、基準振幅に対する調整振幅の偏差である。
【図14】従来の技術による、基準位相に対する調整位相の偏差である。
【符号の説明】
1 入力端
2、8、9、11、12、15、18 方向性結合器
3 帯域検出器
31 分配器
32 ハイパスフィルター
33 ローパスフィルター
34 減衰器
35、36、37 検波器
38 基準レベル発生器
39、40、41 比較器
42 判別器
4 2分配器
5、16 ベクトル調整器
6、6a、6b、6c 主増幅器
7 パイロット信号発振器
10、14 遅延器
13 出力端
17、17a、17b、17c 補助増幅器
19、20 検出器
21 制御回路
22〜25 スイッチ
101 入力信号
102 出力信号

Claims (9)

  1. 入力信号を増幅する主増幅器において発生する歪み成分を検出する歪み成分検出ループと、検出された前記歪み成分を補助増幅器を用いて増幅し、増幅された前記歪み成分と前記主増幅器の出力とを合成することにより、前記歪み成分を除去する歪み成分除去ループとを含んでなるフィードフォワード増幅器であって、
    前記入力信号を分岐する分岐手段と、前記分岐手段で分岐された前記入力信号を基に前記入力信号が配置されている複数の帯域を検出する帯域検出器と、前記帯域の中にパイロット信号の周波数を設定するパイロット信号発振器と、前記パイロット信号発振器の周波数と前記歪み成分検出ループと前記歪み成分除去ループとを制御する制御回路と、を備えることを特徴とするフィードフォワード増幅器。
  2. 前記帯域検出器が、前記複数の帯域の1つに配置された前記入力信号の属する帯域を検出することを特徴とする請求項1記載のフィードフォワード増幅器。
  3. 前記複数の帯域が、低域、中域、高域であることを特徴とする請求項1、2記載のフィードフォワード増幅器。
  4. 前記パイロット信号が、前記主増幅器の直後に注入されることを特徴とする請求項1記載のフィードフォワード増幅器。
  5. 前記パイロット信号の周波数が、前記複数の帯域のそれぞれの中央部の周波数に設定されることを特徴とする請求項1記載のフィードフォワード増幅器。
  6. 前記帯域検出器が、前記分岐手段で取り出された入力信号を三分配する分配器と、
    前記三分配されたそれぞれの信号を受け取る並列に配置されたハイパスフィルターとローパスフィルターと減衰器と、
    前記ハイパスフィルターに直列に接続する第1の検波器と、
    前記ローパスフィルターに直列に接続する第2の検波器と、
    前記減衰器に直列に接続する第3の検波器と、
    前記第3の検波器の検波レベルを基準に前記第1の検波器の検波レベルを比較する第1の比較器と、
    前記第3の検波器の検波レベルを基準に前記第2の検波器の検波レベルを比較する第2の比較器と、
    前記第3の検波器の検波レベルと比較する基準レベルを発生する基準レベル発生器と、
    前記第3の検波器の検波レベルと前記基準レベルとを比較する第3の比較器と、前記第1の比較器と前記第2の比較器と前記第3の比較器のそれぞれの出力をもとに前記入力信号が配置されている帯域の区分を判断する判別器と、を備えることを特徴とする請求項1記載のフィードフォワード増幅器。
  7. 前記第1の検波器と前記第2の検波器と前記第3の検波器とが、共に同じ特性をもった検波器であることを特徴とする請求項6記載のフィードフォワード増幅器。
  8. 前記帯域検出器が、前記第2の検波器で前記低域に配置された前記入力信号を検出し、前記第3の検波器で前記中域に配置された前記入力信号を検出し、前記第1の検波器で前記高域に配置された前記入力信号を検出することを特徴とする請求項6記載のフィードフォワード増幅器。
  9. 前記主増幅器が、前記帯域に合わせた複数の主増幅器で構成され、前記補助増幅器が前記帯域に合わせた複数の補助増幅器で構成され、さらに、前記複数の主増幅器を切換える第1のスイッチと、前記複数の補助増幅器を切換える第2のスイッチとを備え、前記制御回路が前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとを前記帯域検出器で判別した帯域に合わせて切換制御することを特徴とする請求項1記載のフィードフォワード増幅器。
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