JP2679445B2 - 送信電力制御方式 - Google Patents
送信電力制御方式Info
- Publication number
- JP2679445B2 JP2679445B2 JP3130139A JP13013991A JP2679445B2 JP 2679445 B2 JP2679445 B2 JP 2679445B2 JP 3130139 A JP3130139 A JP 3130139A JP 13013991 A JP13013991 A JP 13013991A JP 2679445 B2 JP2679445 B2 JP 2679445B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gain
- amplifier
- control
- signal
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は送信電力制御方式に関
し、特にマルチキャリアの受信入力レベルに応じて対向
局の送信装置の電力を各キャリア毎に制御している送信
電力制御方式に関する。
し、特にマルチキャリアの受信入力レベルに応じて対向
局の送信装置の電力を各キャリア毎に制御している送信
電力制御方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の送信電力制御方式は、図
２の例えば３個のキャリアで伝送しているマルチキャリ
ア方式の送信電力制御方式の例に示すように、各キャリ
アごとの変調器より送られた変調信号は、送信装置３Ａ
内のそれぞれの可変利得ＩＦ増幅器１Ａ，１Ｂ，１Ｃに
より、利得制御回路１３からの制御電圧に応じた利得で
増幅された後に、電力合成器４で合成される。合成され
たＩＦ信号は、局部発振器５Ｂおよび混合器５Ａからな
る周波数変換器５によりＲＦ周波数へ変換され、固定利
得のＲＦ増幅器７Ａで増幅されて送信される。
２の例えば３個のキャリアで伝送しているマルチキャリ
ア方式の送信電力制御方式の例に示すように、各キャリ
アごとの変調器より送られた変調信号は、送信装置３Ａ
内のそれぞれの可変利得ＩＦ増幅器１Ａ，１Ｂ，１Ｃに
より、利得制御回路１３からの制御電圧に応じた利得で
増幅された後に、電力合成器４で合成される。合成され
たＩＦ信号は、局部発振器５Ｂおよび混合器５Ａからな
る周波数変換器５によりＲＦ周波数へ変換され、固定利
得のＲＦ増幅器７Ａで増幅されて送信される。
【０００３】一方、これと対向している受信装置２Ｂで
は、受信信号をＲＦ増幅器８で増幅した後に、送信と同
様に局部発振器６Ｂと混合器６Ａとからなる周波数変換
器６によりＩＦ周波数へ変換し、このＩＦ信号を電力分
配器１２で３分岐してから、分波フィルタ９Ａ，９Ｂ，
９Ｃでそれぞれのキャリア毎の変調波を抽出する。この
各キャリアは可変利得ＩＦ増幅器１０Ａ，１０Ｂ，１０
Ｃと、その出力電力レベルを検出して可変利得ＩＦ増幅
器１０Ａ〜１０Ｃの利得制御電圧を与える検波器１１
Ａ，１１Ｂ，１１Ｃとにより各キャリア毎にＡＧＣ増幅
を行なっている。この検波器１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃの
検波電圧をそれぞれのキャリアの受信入力レベル情報と
して取り込み、反対方向に伝送している送信装置（Ｔ
Ｘ）３Ｂへデータとして送出する入力レベル情報送出回
路１４を有している。伝送された入力レベル情報は対向
局の受信装置２Ｂで受信され、利得制御回路１３に送ら
れて可変利得ＩＦ増幅器１Ａ，１Ｂ，１Ｃの利得制御電
圧を制御している。
は、受信信号をＲＦ増幅器８で増幅した後に、送信と同
様に局部発振器６Ｂと混合器６Ａとからなる周波数変換
器６によりＩＦ周波数へ変換し、このＩＦ信号を電力分
配器１２で３分岐してから、分波フィルタ９Ａ，９Ｂ，
９Ｃでそれぞれのキャリア毎の変調波を抽出する。この
各キャリアは可変利得ＩＦ増幅器１０Ａ，１０Ｂ，１０
Ｃと、その出力電力レベルを検出して可変利得ＩＦ増幅
器１０Ａ〜１０Ｃの利得制御電圧を与える検波器１１
Ａ，１１Ｂ，１１Ｃとにより各キャリア毎にＡＧＣ増幅
を行なっている。この検波器１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃの
検波電圧をそれぞれのキャリアの受信入力レベル情報と
して取り込み、反対方向に伝送している送信装置（Ｔ
Ｘ）３Ｂへデータとして送出する入力レベル情報送出回
路１４を有している。伝送された入力レベル情報は対向
局の受信装置２Ｂで受信され、利得制御回路１３に送ら
れて可変利得ＩＦ増幅器１Ａ，１Ｂ，１Ｃの利得制御電
圧を制御している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この従来の送信電力制
御方式では、中間周波（ＩＦ）段で各キャリア毎の変調
波の電力を制御してから合成し、周波数変換後に無線周
波（ＲＦ）段での増幅を固定利得で行なっているので、
送信出力レベルの安定化が十分にできなかった。通常、
送信電力制御を行なわない送信装置では無線周波（Ｒ
Ｆ）段の増幅に可変利得増幅器を用い、出力レベルを検
出して一定レベルに保つように可変利得増幅器の利得を
制御する自動利得制御（ＡＧＣ）増幅を行なって、送信
出力の安定化を図っている。しかし、マルチキャリア方
式で各キャリア毎に送信電力を制御する送信電力制御方
式においては、キャリアの電力の制御に応じてその全出
力電力が変わるため、それぞれの異なる送信電力に対し
てその送信出力を安定化するために従来のような単純に
全出力電力のレベルで自動利得制御（ＡＧＣ）を行うこ
とは、できない状態で送信を行なっていた。
御方式では、中間周波（ＩＦ）段で各キャリア毎の変調
波の電力を制御してから合成し、周波数変換後に無線周
波（ＲＦ）段での増幅を固定利得で行なっているので、
送信出力レベルの安定化が十分にできなかった。通常、
送信電力制御を行なわない送信装置では無線周波（Ｒ
Ｆ）段の増幅に可変利得増幅器を用い、出力レベルを検
出して一定レベルに保つように可変利得増幅器の利得を
制御する自動利得制御（ＡＧＣ）増幅を行なって、送信
出力の安定化を図っている。しかし、マルチキャリア方
式で各キャリア毎に送信電力を制御する送信電力制御方
式においては、キャリアの電力の制御に応じてその全出
力電力が変わるため、それぞれの異なる送信電力に対し
てその送信出力を安定化するために従来のような単純に
全出力電力のレベルで自動利得制御（ＡＧＣ）を行うこ
とは、できない状態で送信を行なっていた。
【０００５】
【問題を解決するための手段】本発明の送信電力制御方
式は、送信装置が複数のキャリア信号をそれぞれ入力し
各制御端子から入力される制御信号により出力レベルを
可変とする可変利得ＩＦ増幅器と、この可変利得ＩＦ増
幅器の出力を合成し、かつ、周波数変換した後に共通増
幅して送信するＲＦ増幅器と、対向する受信装置におい
て受信された前記複数のキャリア信号それぞれのレベル
情報が前記送信装置に返送され、前記レベル情報をもと
に前記可変利得ＩＦ増幅器の外部端子に第１の制御信号
を供給する利得制御回路とを有する送信電力制御方式に
おいて、前記ＲＦ増幅器を可変利得とする制御信号を入
力する利得制御用端子を有する可変利得ＲＦ増幅器にお
き換えて前記可変利得ＲＦ増幅器の出力信号を分岐し前
記複数のキャリア信号に対応するＲＦキャリア信号ごと
に外部からの制御により減衰量を可変とする減衰量制御
端子を有するＲＦフィルタ付き電圧制御可変減衰器と、
分岐された前記ＲＦキャリア信号を再合成する合成器
と、この合成器出力を検波した出力信号を前記利得制御
用端子に供給する検波器とを有し、前記利得制御回路に
入力された前記レベル情報から得られるそれぞれのＲＦ
キャリア信号の出力レベル変化に対応して該当するＲＦ
フィルタ付き電圧制御可変減衰器の減衰量制御端子に第
２の制御信号を供給して前記検波器の出力信号をほぼ一
定に保持する。
式は、送信装置が複数のキャリア信号をそれぞれ入力し
各制御端子から入力される制御信号により出力レベルを
可変とする可変利得ＩＦ増幅器と、この可変利得ＩＦ増
幅器の出力を合成し、かつ、周波数変換した後に共通増
幅して送信するＲＦ増幅器と、対向する受信装置におい
て受信された前記複数のキャリア信号それぞれのレベル
情報が前記送信装置に返送され、前記レベル情報をもと
に前記可変利得ＩＦ増幅器の外部端子に第１の制御信号
を供給する利得制御回路とを有する送信電力制御方式に
おいて、前記ＲＦ増幅器を可変利得とする制御信号を入
力する利得制御用端子を有する可変利得ＲＦ増幅器にお
き換えて前記可変利得ＲＦ増幅器の出力信号を分岐し前
記複数のキャリア信号に対応するＲＦキャリア信号ごと
に外部からの制御により減衰量を可変とする減衰量制御
端子を有するＲＦフィルタ付き電圧制御可変減衰器と、
分岐された前記ＲＦキャリア信号を再合成する合成器
と、この合成器出力を検波した出力信号を前記利得制御
用端子に供給する検波器とを有し、前記利得制御回路に
入力された前記レベル情報から得られるそれぞれのＲＦ
キャリア信号の出力レベル変化に対応して該当するＲＦ
フィルタ付き電圧制御可変減衰器の減衰量制御端子に第
２の制御信号を供給して前記検波器の出力信号をほぼ一
定に保持する。
【０００６】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例のブロック図であり、図１
における図２と同一符号は同一の機能と構成を有する。
すなわち、従来のマルチキャリア方式における送信電力
制御方式のブロック図である図２と比べ、図１の実施例
は送信装置３のＲＦ増幅に可変利得ＲＦ増幅器７Ｂを用
い、その全体の送信出力を分岐して３つのキャリアに対
するＲＦフィルタ付き電圧制御可変減衰器１７Ａ，１７
Ｂ，１７Ｃでその電力を制御した後に電力合成器１６で
再合成し検波器１５によりレベル検出して検波電圧を一
定レベルに保つように可変利得ＲＦ増幅器７Ｂを制御し
ている。つまりＲＦフィルタ付き電圧制御可変減衰器１
７Ａ，１７Ｂ，１７は可変利得ＩＦ増幅器１Ａ，１Ｂ，
１Ｃの利得変化と逆に、例えば可変利得ＩＦ増幅器１Ａ
が１０ｄＢ電力を下げるとすると、ＲＦフィルタ付き電
力制御可変減衰器１７Ａを１０ｄＢ減衰量を減らすよう
に制御して常に電力合成器１６の出力を一定に保持し、
検波器１５から前と同じ不変の検波電力を出力する。し
たがってＲＦ増幅器７Ａに対して一定のバイアス電力が
印加され利得一定に保持される。
る。図１は本発明の一実施例のブロック図であり、図１
における図２と同一符号は同一の機能と構成を有する。
すなわち、従来のマルチキャリア方式における送信電力
制御方式のブロック図である図２と比べ、図１の実施例
は送信装置３のＲＦ増幅に可変利得ＲＦ増幅器７Ｂを用
い、その全体の送信出力を分岐して３つのキャリアに対
するＲＦフィルタ付き電圧制御可変減衰器１７Ａ，１７
Ｂ，１７Ｃでその電力を制御した後に電力合成器１６で
再合成し検波器１５によりレベル検出して検波電圧を一
定レベルに保つように可変利得ＲＦ増幅器７Ｂを制御し
ている。つまりＲＦフィルタ付き電圧制御可変減衰器１
７Ａ，１７Ｂ，１７は可変利得ＩＦ増幅器１Ａ，１Ｂ，
１Ｃの利得変化と逆に、例えば可変利得ＩＦ増幅器１Ａ
が１０ｄＢ電力を下げるとすると、ＲＦフィルタ付き電
力制御可変減衰器１７Ａを１０ｄＢ減衰量を減らすよう
に制御して常に電力合成器１６の出力を一定に保持し、
検波器１５から前と同じ不変の検波電力を出力する。し
たがってＲＦ増幅器７Ａに対して一定のバイアス電力が
印加され利得一定に保持される。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、送信装置
のＲＦＡＧＣ増幅回路の出力レベル検出系に、送信電力
制御によるＩＦの電力制御量と同じ電力制御を行なう電
圧制御減衰器を設けてその減衰器の制御を逆にすること
により、ＲＦ出力レベルを検出する検波器入力を常に一
定に保ってＡＧＣ増幅を行なうことで送信出力を安定化
し、かつ送信電力の制御を行うことができる効果があ
る。
のＲＦＡＧＣ増幅回路の出力レベル検出系に、送信電力
制御によるＩＦの電力制御量と同じ電力制御を行なう電
圧制御減衰器を設けてその減衰器の制御を逆にすること
により、ＲＦ出力レベルを検出する検波器入力を常に一
定に保ってＡＧＣ増幅を行なうことで送信出力を安定化
し、かつ送信電力の制御を行うことができる効果があ
る。
【図１】本発明の一実施例の送信電力制御方式のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図２】従来の送信電力制御方式のブロック図である。
１Ａ，１Ｂ，１Ｃ 可変利得ＩＦ増幅器 ２，２Ａ，２Ｂ 受信装置（ＲＸ） ３，３Ａ，３Ｂ 送信装置（ＴＸ） ４ 電力合成器 ５，６ 周波数変換器 ７Ａ，８ ＲＦ増幅器 ７Ｂ 可変利得ＲＦ増幅器 ９Ａ，９Ｂ，９Ｃ 分波フィルタ １０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ 可変利得ＩＦ増幅器 １１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃ 検波器 １２ 電力配分器 １３ 利得制御回路 １４ 入力レベル情報送出回路 １５ 検波器 １６ 電力合成器 １７Ａ，１７Ｂ，１７Ｃ ＲＦフィルタ付き電力制御
可変減衰器
可変減衰器
Claims (1)
- 【請求項１】送信装置が複数のキャリア信号をそれぞれ
入力し各制御端子から入力される制御信号により出力レ
ベルを可変とする可変利得ＩＦ増幅器と、この可変利得
ＩＦ増幅器の出力を合成し、かつ、周波数変換した後に
共通増幅して送信するＲＦ増幅器と、対向する受信装置
において受信された前記複数のキャリア信号それぞれの
レベル情報が前記送信装置に返送され、前記レベル情報
をもとに前記可変利得ＩＦ増幅器の外部端子に第１の制
御信号を供給する利得制御回路とを有する送信電力制御
方式において、前記ＲＦ増幅器を可変利得とする制御信
号を入力する利得制御用端子を有する可変利得ＲＦ増幅
器（７Ａ）におき換えて前記可変利得ＲＦ増幅器の出力
信号を分岐し前記複数のキャリア信号に対応するＲＦキ
ャリア信号ごとに外部からの制御により減衰量を可変と
する減衰量制御端子を有するＲＦフィルタ付き電圧制御
可変減衰器と、分岐された前記ＲＦキャリア信号を再合
成する合成器と、この合成器出力を検波した出力信号を
前記利得制御用端子に供給する検波器とを有し、前記利
得制御回路に入力された前記レベル情報から得られるそ
れぞれのＲＦキャリア信号の出力レベル変化に対応して
該当するＲＦフィルタ付き電圧制御可変減衰器の減衰量
制御端子に第２の制御信号を供給して前記検波器の出力
信号をほぼ一定に保持することを特徴とする送信電力制
御方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3130139A JP2679445B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 送信電力制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3130139A JP2679445B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 送信電力制御方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04355527A JPH04355527A (ja) | 1992-12-09 |
| JP2679445B2 true JP2679445B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=15026897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3130139A Expired - Fee Related JP2679445B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 送信電力制御方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2679445B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2787619B2 (ja) * | 1994-12-05 | 1998-08-20 | エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社 | Ｆｓｋ信号多重化装置 |
| JP2002125206A (ja) | 2000-10-18 | 2002-04-26 | Sharp Corp | 無線通信装置，送信装置および受信装置 |
| JP3905108B2 (ja) * | 2003-01-30 | 2007-04-18 | 富士通株式会社 | マルチキャリア受信装置 |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP3130139A patent/JP2679445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04355527A (ja) | 1992-12-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0740422B1 (en) | Power control circuit for transmission apparatus | |
| AU686890B2 (en) | Transmitters for radio telephone base stations | |
| AU5091096A (en) | Radio frequency transceiver system for digital communication | |
| JP2003273770A (ja) | 妨害波抑圧回路、アンテナ共用器、送受信回路、及び通信装置 | |
| JPH07336283A (ja) | 線形受信機 | |
| US5898906A (en) | System and method for implementing a cellular radio transmitter device | |
| JP2679445B2 (ja) | 送信電力制御方式 | |
| EP0684703B1 (en) | Circuit for removing random fm noise | |
| JPH0590843A (ja) | フイードフオワード干渉回路 | |
| JPS594350A (ja) | スペクトラム拡散通信装置 | |
| JPH1146113A (ja) | アレーアンテナ受信装置及び受信信号の位相回転量補正方法 | |
| JPH0795141A (ja) | 多チャンネル周波数多重信号パワーコントロール方式 | |
| JP3048760B2 (ja) | 時分割多重伝送方式ディジタル変調無線電話機 | |
| JPH0818616A (ja) | 多周波信号受信回路 | |
| JPH02104131A (ja) | 送信装置 | |
| JPH05268117A (ja) | 送信電力制御方式 | |
| JPH08163086A (ja) | スペクトラム拡散無線装置 | |
| JP3062175B1 (ja) | 送信出力制御回路およびこれを用いた移動体通信装置 | |
| JP2775897B2 (ja) | Ｆｍ送受信装置 | |
| JPH03254236A (ja) | マイクロ波多重無線送信装置 | |
| JPH0923176A (ja) | ダイバーシチ装置 | |
| JP2855842B2 (ja) | マルチキャリア送信装置 | |
| JPS6169227A (ja) | スペ−スダイバ−シチ受信方式 | |
| JP2004134913A (ja) | 送信装置及び通信装置 | |
| JPS6390922A (ja) | スペ−スダイバ−シチ制御方式 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970701 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |