JPH03254236A

JPH03254236A - マイクロ波多重無線送信装置

Info

Publication number: JPH03254236A
Application number: JP2052034A
Authority: JP
Inventors: Isamu Unno; 海野　勇
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1990-03-02
Filing date: 1990-03-02
Publication date: 1991-11-13
Anticipated expiration: 2013-02-25
Also published as: JP2717989B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕周波数の異なる複数の変調波を一括して送信するマルチ
キャリア伝送方式のマイクロ波送信装置に関し、キャリアの増設時に出力電力の再設定の必要が無く経済
性に優れ、異種類の変調方式のマルチキャリアを必要と
する回線にも対応できる回線設定の自由度の高いマイク
ロ波多重無線送信装置を目的とし、各変調波の電力レベルを互に独立して変化できる可変減
衰器と、該可変減衰器により設定された各電力を合成す
る手段と、該手段による合成出力を一括して増幅する増
幅器と、該増幅器の入力電力と出力電力を検波する検波
器と、該検波器の出力の検波電圧により制御され該入力
電力に付与する減衰量を変化する可変減衰器を具え、周
波数の異なる複数の変調波を一括して増幅する増幅器の
電力利得を一定とする様に該増幅器の入力電力を制御す
るように構成する。

又、上記の周波数の異なる複数の変調波が互に異なった
変調方式による変調波である場合は、上記増幅器の出力
が各変調方式に許容される固有の出力電力に設定される
ように構成する。

又、上記の変調波の各電力レベルを互に独立して変化す
る可変減衰器が、各減衰量を電気的に制御可能な可変減
衰器であって、上記のマイクロ波送信装置をもつ送信局
の相手の受信局より、各周波数の受信電力の情報を受け
、該電気的に制御可能な可変減衰器を制御するように構
成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明はマイクロ波逅り波帯の多重無線装置に係り、特
に複数の周波数の変調波を一括して送信するマルチキャ
リア伝送方式のマイクロ波多重無線送信装置に関する。

近年、マイクロ波累り波帯における通信回線の利用が増
大して使用周波数が増加するに伴って、変調方式も４相
ＰＳＫから１６値ＱＡＭ、　６４値ＱＡＭ、　２５６値
ＱＡＭと多値化して周波数の有効利用が図られているが
、伝播路のフェージングによる信号の波形歪も累進的に
増加するため、複数の周波数の搬送波′を用いて各変調
波のスペクトラム帯域を狭め、与えられた周波数帯域を
分割して伝送する所謂マルチキャリア伝送方式が実現さ
れている。又、同時に、送信装置の非線形歪を補償する
為の技術が開発されている。この様な無線送信装置では
、上記のマルチキャリア伝送方式、高出力電力化等で回
線品質を向上させると共に、高価なマイクロ波ごり波の
送信用の高電力の増幅器を有効に利用する事が重要とな
っている。又、多種多様な回線需要に対応するため、複
数の変調方式を使用できる効率的なマルチキャリア伝送
方式の無線送信装置が要望されている。

〔従来の技術〕

第４図のブロック図に、従来のマルチキャリア方式のヘ
テロゲイン型マイクロ波多重無線送信装置の権威を示す
。１１〜１４は、４つの異なった中間周波数ｆｌ□〜ｆ
１□の変調器であり、２は、これら変調器の出力を合成
する合成器である。３は合成器２の出力の４つの中間周
波信号を一括してマイクロ波ｆ　ｓ＋ｙ＋−ｆ□４の信
号（キャリア）に周波数変換するアップコンバータであ
り、６は、その周波数変換された４つのマイクロ波信号
を纏めて必要レベルまで電力増幅する高出力の増幅器で
ある。モして７は、高出力の増幅器６の出力検出用の検
波器であり、５は増幅器６の出力レベルが一定となるよ
うに入力レベルを変化する可変減衰器である。即ち、検
波器７の検波電圧Ｖ、が制御回路８Ａを経て、可変減衰
器５の減衰量を変化させ、高出力の増幅器６の出力が一
定となる様に所謂自動レベル制御ループＡＬＣを権威し
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

第４図の従来のマイクロ波無線送信装置は、高出力の増
幅器６において４つのマイクロ波ｆ＊ｒ＋〜ｆ　１１Ｗ
＆の信号（キャリア）を増幅するが、各キャリア毎に増
幅利得が異なり出力レベルが異なるので、各キャリア毎
に、制御回路８Ａによる可変減衰器５の減衰量を再設定
せねばならないという問題があった。また、従来のマイ
クロ波無線送信装置は、変調器ＩＩ〜１４の各変調方式
が異なると、変調方式の相違により増幅器６による非線
形歪の影響が異なる為、各変調方式により増幅器６の動
作点を変化させる必要があり、出力レベルを単に一定に
する制御ループＡＬＣでは、異なる変調方式のマルチキ
ャリア方式には対応が困難であり、同一種類の変調方式
の回線にしか対応できないという問題があった。本発明
の課題は、上記のキャリア増設時の出力電力の再設定の
問題を解決すると共に、経済性に優れて、異種類の変調
方式のマルチキャリアを必要とする無線回線にも対応で
きる回線設定の自由度の向上したマイクロ波多重無線送
信装置の提供にある。

〔課題を解決するための手段〕

この課題は、第１図の如く、従来の第４図の構成に加え
て、ｎ個の変調器１．〜１．の各出力のキャリアのレベ
ルを個別に調節する可変減衰器５、〜５、と、個別にレ
ベル調節され周波数変換されたマイクロ波の各キャリア
を合成する合成器２′の出力を検波する検波器９とを具
え、高出力の増幅器６の入力レベルを変化させる可変減
衰器５の減衰量を制御する制御回路８にて、該合成器２
′の出力を検波する入力側の検波器９の検波電圧Ｖ、と
前記増幅器６の出力レベルを検波する出力側の検波器７
の検波電圧ｖ７により可変減衰器５を制御し、増幅器６
の出力レベルではなくて、合成器２′の出力端から増幅
器６の出力端までの総合の電力利得が一定となるように
する本発明の構成によって解決される。

本発明のマイクロ波多重無線送信装置の基本構成を示す
第１図の原理図において、５Ｉ〜５イは、ｎ個のベースバンド人力ＢＢｉでｎ個の
中間周波搬送波を個別に変調する変調器ｈ〜１１１の出
力の各キャリアのレベルを個別に調節する可変減衰器で
ある。

２′は、可変減衰器５１〜５ｎにより個別にレベル調節
された各キャリアを合成する合成器である。

９は、合成器２′の出力を検波して該出力のレベルを表
す検波電圧Ｖ、を得る検波器である。

その他の番号の回路は、第４図の従来例における同じ番
号の回路と同様の機能を持つ。

〔作用〕

本発明では、ｎ個のキャリアを使用するマルチキャリア
方式の多重無線送信装置において、制御回路８が、高出
力の増幅器６の出力側の検波器７の検波電圧ｖ７と入力
側の検波器９の検波電圧ｖ９により制御電圧Ｖを発生し
て可変減衰器５の減衰量を変化させ、増幅器６の出力レ
ベルではなくて、合成器２′の出力端から増幅器６の出
力端までの電力増幅部の利得が一定となるように制御す
る。

又、ｎ個の変調器１１〜１、の出力の各キャリアのレベ
ルを、可変減衰器５１〜５□により個別に設定できるの
で、キャリアの増設時に、増幅器６の出力レベルを再設
定する必要が無くて、回線容量の増減に容易に対応でき
、又、各変調器１１〜１７の変調方式が互に異なっても
、同様に、可変減衰器５Ｉ〜５ｏにより個別に出力レベ
ルを変え、高出力の増幅器６の動作点を最適に設定でき
るので、問題は解決される。

〔実施例〕

第２図は本発明の第１実施例のマイクロ波多重無線送信
装置の構成を示すブロック図であり、第３図は他の第２
実施例の説明図であって、何れもマルチキャリア方式の
ヘテロダイン型送信装置を示している。

第２図の第１実施例は、高電力の増幅器６の入力側の検
波器９と利得制御用の可変減衰器５とを、アップコンバ
ータ３の前の中間周波段に挿入した例であって、低コス
トで本発明を実現する。

この第１実施例では、３つのベースバンド人力ＢＢｉ１
〜ＢＢｉ−３で夫々の中間周波搬送波を変調した変調器
１１〜１３の各出力のレベルを可変減衰器５〜５３で変
化させた出力ＰＦＩ、ＰＦ２．ＰＦ３の合成器２による
合成出力が、中間周波の可変減衰器５とマイクロ波に周
波数変換するアップコンバータ３の減衰量とマイクロ波
の増幅器６の利得の総合利得Ｇ０から１合成器２４分岐
器２′の損失り、を引いた値で、各々が独立して、マイ
クロ波の送信装置出力Ｐ　ＩＦｌ、　Ｐ□２＋　Ｐ　Ｉ
Ｆ３として外部へ出力される。

従って回線容量を増加させる為に変調器１．〜１３を増
設して変調器１．〜１イとする時に、既設の送信装置出
力を変化させずに行える。また、第２図の実施例は、変
調器ｈ−ｂの各出力を可変減衰器５１〜５３で個別に変
化させ各出力の中間周波キャリアのレベルを設定できる
事と、制御回路Ｃ０ＮＴ　８の出力Ｖによる中間周波の
可変減衰器５の減衰量の変化によりアップコンバータ３
と増幅器６を含めたマイクロ波の電力増幅部の増幅利得
が制御される事により、各マイクロ波キャリア毎の送信
装置出力のレベルを設定可能である為、変調器ＩＩ〜１
３の各変調方式が異なっても支障無く、多種多様な回線
需要に対し、必要とする回線品質に応じて送信装置出力
を実現する事が可能となる。

第３図の第２実施例は、同図の（ａ）ブロック図に示す
如く、３個のベースバンド人力ＢＢｉで３個の中間周波
搬送波を夫々変調する変調器１．〜ｂの出力の各中間周
波キャリアのレベル設定用の可変減衰器５□〜５ｎを、
電気的に制御可能とした例である。

この第２実施例は、送信局１００のマイクロ波送信装置
の出力の３波の出力ＲＦ、□が、分波フィルタ１０１壱
通り、アンテナ１０２より送信され、受信局２００のア
ンテナ２０２により受信され、３波の中間周波信号ＩＰ
に変換される。そして各中間周波キャリア毎に増幅して
復調器ＯＥＭで復調され３つのベースバンド出力ＢＢ、
、ｔを得る。又、中間周波の各キャリア毎の３波の着信
レベルの情報は、逆方向回線の送信機ＴＸで、送信局１
００の変調器１．−１゜の各出力のキャリア設定用の可
変減衰器５１〜５３の制御信号として、受信局２００か
ら送信局１００へ返送される。送信局１００は、受信局
２００から返送された制御信号を受信し、受信機ＲＸの
制御器Ｐ　ｃｏＮｔにより、送信の増幅器６の非線形歪
が許容される範囲で、前記可変減衰器５ｎ〜５ｎを変化
させ合成器２の前の各キャリアの出力レベルを制御する
。

上記構成の実施例の第３図の（ａ）のマイクロ波多重無
線送信装置は、同図の６）スペクトル図の＾の如く、（
１）送信局側の周波数ｆｔ、　ｈ；　ｆｓの同一レベル
の送信スペクトルが途中空間の選択性フェージングによ
り、（２）受信局側スペクトルの如く、周波数ｒｙ、　
ｂ、　ｆｘの順に受信スペクトルのレベルが下降した場
合は、受信局２００から送信局１００へ、該各キャリア
毎の着信レベルの情報を制御信号として返送し、送信の
増幅器６の非線形歪が許容される範囲で、可変減衰器５
ｎ〜５３を制御して、（ｂ）スペクトル図のＢの（１）
送信側の合成前の中間周波数の送信スペクトルを、周波
数ｆ、、　ｆ、、　ｆ、の順に上昇する様に設定する。

すると、受信局２００ではＢの（２）の受信側スペクト
ルの如く、周波数ｆ、、　ｆｔ、　ｆ。

の受信スペクトルのレベルが同一となり、フェージング
に対する耐力が向上する。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明によれば、マルチキャリア伝
送方式でキャリア数を増やし回線を増設する事が容易と
なると共に、異なった変調方式による複数の変調波キャ
リアの伝送が容易となる効果と、フェージングに対する
耐力が向上して回線品質の良い多重無線伝送装置が実現
できる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のマイクロ波多重無線送信装置の基本構
成を示す原理図、第２図は本発明の第１実施例のマイクロ波多重送信装置
の説明図、第４図は従来のマイクロ波多重無線送信装置のブロック
図である。図において、１１〜１．、は変調器、２は合成器、３は
アップコンバータ、５１５Ｉ〜５１１は可変減衰器、６
は増幅器、７は出力側の検波器、８は制御回路、９は入
力側の検波器である。

Claims

【特許請求の範囲】１、周波数の異なる複数の変調波を一括して送信するマ
イクロ波送信装置において、該各変調波の電力レベルを互に独立して変化できる可変
減衰器（５＿１〜５＿ｎ）と、該可変減衰器により設定
された各電力を合成する手段（２）と、該手段による合
成出力を一括して増幅する増幅器（６）と、該増幅器の
入力電力と出力電力を夫々検波する検波器（９、７）と
、該検波器の出力の検波電圧（Ｖ＿９、Ｖ＿７）により
制御され該入力電力に付与する減衰量を変化する可変減
衰器（５）を具え、周波数の異なる複数の変調波を一括して増幅する増幅器
（６）の電力利得を一定とする様に該増幅器の入力電力
を制御することを特徴としたマイクロ波多重無線送信装
置。２、上記の周波数の異なる複数の変調波が互に異なった
変調方式による変調波であり、上記増幅器（６）の出力
が各変調方式に許容される固有の出力電力に設定される
ことを特徴とした第１項記載のマイクロ波多重無線送信
装置。３、上記の複数の変調波の各電力レベルを互に独立して
変化する可変減衰器（５＿１〜５＿ｎ）が、各変調波の
減衰量を電気的に制御可能な可変減衰器であって上記の
マイクロ波送信装置をもつ送信局の相手の受信局より、
受信した各周波数の信号の電力レベルの情報を受け、該
電気的に制御可能な可変減衰器を制御することを特徴と
した第１項記載のマイクロ波多重無線送信装置。