JP2002125206A - 無線通信装置，送信装置および受信装置 - Google Patents
無線通信装置，送信装置および受信装置Info
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- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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- H04B1/40—Circuits
- H04B1/403—Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency
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- H04H20/00—Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
- H04H20/02—Arrangements for relaying broadcast information
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の信号波に対応することが可能な無線通
信装置、送信装置および受信装置を提供する。 【解決手段】 無線通信装置は、ミリ波送信機とミリ波
受信機とを備える。ミリ波送信機１５は、多重化回路
１、ミリ波アップコンバータ４およびアンテナ３を含
み、ミリ波受信機は、アンテナ、ミリ波ダウンコンバー
タおよび出力処理回路を含む。ユーザ専用信号波は、地
上波放送波と衛星放送波との間に配置されるように変調
回路１２１−１２４で変調する。中間周波数帯で多重化
した後ミリ波帯に変換して送信する。受信側では、多重
波を周波数下降変換し、各信号波を分離して復調する。
信装置、送信装置および受信装置を提供する。 【解決手段】 無線通信装置は、ミリ波送信機とミリ波
受信機とを備える。ミリ波送信機１５は、多重化回路
１、ミリ波アップコンバータ４およびアンテナ３を含
み、ミリ波受信機は、アンテナ、ミリ波ダウンコンバー
タおよび出力処理回路を含む。ユーザ専用信号波は、地
上波放送波と衛星放送波との間に配置されるように変調
回路１２１−１２４で変調する。中間周波数帯で多重化
した後ミリ波帯に変換して送信する。受信側では、多重
波を周波数下降変換し、各信号波を分離して復調する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置、送
信装置および受信装置に関し、特に複数種類の信号を無
線伝送する無線通信装置、送信装置および受信装置に関
するものである。
信装置および受信装置に関し、特に複数種類の信号を無
線伝送する無線通信装置、送信装置および受信装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】ミリ波帯の信号を送受信するミリ波帯送
受信装置の一例として、「５０ＧＨｚ簡昜無線装置の改
良（１９９７年電子情報通信学会総合大会Ｃ−２−１２
３，pp.１７８）」（文献１と記す）に示される５０Ｇ
Ｈｚ帯のビデオトランスミッションシステムがある。
受信装置の一例として、「５０ＧＨｚ簡昜無線装置の改
良（１９９７年電子情報通信学会総合大会Ｃ−２−１２
３，pp.１７８）」（文献１と記す）に示される５０Ｇ
Ｈｚ帯のビデオトランスミッションシステムがある。
【０００３】文献１によるミリ波帯送受信装置は、図１
０（Ａ）に示す送信機１１００と図１０（Ｂ）に示す受
信機１１５０とを備える。送信機１１００および受信機
１１５０は、次に説明するようにベースバンド部（屋内
部）と無線部（屋外部）とで構成される。
０（Ａ）に示す送信機１１００と図１０（Ｂ）に示す受
信機１１５０とを備える。送信機１１００および受信機
１１５０は、次に説明するようにベースバンド部（屋内
部）と無線部（屋外部）とで構成される。
【０００４】送信機１１００は、変調器１１０３（図中
記号”音声用ＭＯＤ”）、バンドパスフィルタ１１０４
（図中記号”ＦＩＬ”）、ならびにアナログ／ディジタ
ル（Ａ／Ｄ）変換器１１０９Ｌおよび１１０９Ｒを含む
ベースバンド部と、ＦＭ変調器１１０５、２逓倍器１１
０７ａ（図中記号”×２”）、４逓倍器１１０７ｂ（図
中記号、”×４”）、増幅器１１０８およびアンテナ１
１０６を含む無線部とを備える。
記号”音声用ＭＯＤ”）、バンドパスフィルタ１１０４
（図中記号”ＦＩＬ”）、ならびにアナログ／ディジタ
ル（Ａ／Ｄ）変換器１１０９Ｌおよび１１０９Ｒを含む
ベースバンド部と、ＦＭ変調器１１０５、２逓倍器１１
０７ａ（図中記号”×２”）、４逓倍器１１０７ｂ（図
中記号、”×４”）、増幅器１１０８およびアンテナ１
１０６を含む無線部とを備える。
【０００５】送信機１１００におけるベースバンド部
は、映像信号と音声信号とを多重化する。音声信号入力
端子１１０２Ｌおよび１１０２Ｒから入力される音声ス
テレオ信号（Ｒ・Ｌ）は、アナログ／ディジタル変換器
１１０９Ｌおよび１１０９Ｒによりディジタル信号に変
換された後、変調器１１０３により変調される。変調器
１１０３の出力は、バンドパスフィルタ１１０４を介し
て、映像信号入力端子１１０１から受ける映像信号と合
成される。これにより、バースバンドで１チャンネルの
映像伝送信号が生成される。
は、映像信号と音声信号とを多重化する。音声信号入力
端子１１０２Ｌおよび１１０２Ｒから入力される音声ス
テレオ信号（Ｒ・Ｌ）は、アナログ／ディジタル変換器
１１０９Ｌおよび１１０９Ｒによりディジタル信号に変
換された後、変調器１１０３により変調される。変調器
１１０３の出力は、バンドパスフィルタ１１０４を介し
て、映像信号入力端子１１０１から受ける映像信号と合
成される。これにより、バースバンドで１チャンネルの
映像伝送信号が生成される。
【０００６】生成された映像伝送信号は、無線部に含ま
れる６ＧＨｚ帯のＦＭ変調器１１０５（ＦＭ：Frequenc
y Modulation）によって変調される。ＦＭ変調器１１０
５の出力は、２逓倍器１１０７ａおよび４逓倍器１１０
７ｂを介して８逓倍に周波数変調され、さらに増幅器１
１０８を介して増幅される。そして、アンテナ１１０６
により、生成されたミリ波の映像伝送信号が放射される
ことになる。
れる６ＧＨｚ帯のＦＭ変調器１１０５（ＦＭ：Frequenc
y Modulation）によって変調される。ＦＭ変調器１１０
５の出力は、２逓倍器１１０７ａおよび４逓倍器１１０
７ｂを介して８逓倍に周波数変調され、さらに増幅器１
１０８を介して増幅される。そして、アンテナ１１０６
により、生成されたミリ波の映像伝送信号が放射される
ことになる。
【０００７】受信機１１５０は、局部発振器１１５１、
ダウンコンバータ１１５２、アンテナ１１５６、および
ＦＭ復調器１１５３（図中記号”ＤＥＭ”）を含む無線
部と、フィルタおよび分配器１１５４（図中記号”ＦＩ
Ｌ”）、音声復調器１１５５（図中記号”音声用ＤＥ
Ｍ”）、ならびにディジタル／アナログ（Ｄ／Ａ）変換
器１１５７Ｌおよび１１５７Ｒを含むベースバンド部と
を備える。
ダウンコンバータ１１５２、アンテナ１１５６、および
ＦＭ復調器１１５３（図中記号”ＤＥＭ”）を含む無線
部と、フィルタおよび分配器１１５４（図中記号”ＦＩ
Ｌ”）、音声復調器１１５５（図中記号”音声用ＤＥ
Ｍ”）、ならびにディジタル／アナログ（Ｄ／Ａ）変換
器１１５７Ｌおよび１１５７Ｒを含むベースバンド部と
を備える。
【０００８】ダウンコンバータ１１５２は、５０ＧＨｚ
帯の局部発振器１１５１の出力に基づき、受信した映像
伝送信号をダウンコンバートする。ダウンコンバータ１
１５２から出力されるＩＦ信号（中間周波数信号）は、
ＦＭ復調器１１５３により復調される。ＦＭ復調器１１
５３からベースバンド信号が出力される。生成されたベ
ースバンド信号は、フィルタ１１５４を介して音声信号
と映像信号とに解重される。音声信号は、復調器１１５
５により復調される。これにより、音声ステレオ信号
（Ｒ・Ｌ）が生成される。映像信号および音声ステレオ
信号は、映像端子１１６０および音声端子１１６１Ｌ，
１１６１Ｒを有するディスプレイ装置に供給される。
帯の局部発振器１１５１の出力に基づき、受信した映像
伝送信号をダウンコンバートする。ダウンコンバータ１
１５２から出力されるＩＦ信号（中間周波数信号）は、
ＦＭ復調器１１５３により復調される。ＦＭ復調器１１
５３からベースバンド信号が出力される。生成されたベ
ースバンド信号は、フィルタ１１５４を介して音声信号
と映像信号とに解重される。音声信号は、復調器１１５
５により復調される。これにより、音声ステレオ信号
（Ｒ・Ｌ）が生成される。映像信号および音声ステレオ
信号は、映像端子１１６０および音声端子１１６１Ｌ，
１１６１Ｒを有するディスプレイ装置に供給される。
【０００９】ミリ波帯の信号を送信するミリ波帯送信装
置の他の一例として、「60-GHz-Band Ultracompact Tra
nsmitter for HDTV（１９９７年ＩＥＥＥ ＭＴＴ−Ｓ
ダイジェスト，ｐｐ１１４３−１１４６）」（文献２
と記す）に示される６０ＧＨｚ帯対応のＨＤＴＶ（High
Definition TV）用トランスミッタがある。図１１およ
び図１２を用いて、文献２による送信機１２００につい
て説明する。
置の他の一例として、「60-GHz-Band Ultracompact Tra
nsmitter for HDTV（１９９７年ＩＥＥＥ ＭＴＴ−Ｓ
ダイジェスト，ｐｐ１１４３−１１４６）」（文献２
と記す）に示される６０ＧＨｚ帯対応のＨＤＴＶ（High
Definition TV）用トランスミッタがある。図１１およ
び図１２を用いて、文献２による送信機１２００につい
て説明する。
【００１０】文献２による送信機１２００は、３種類の
ミリ波送信機１２１０、１２２０および１２３０を備え
る。送信機１２００は、映像コンポーネント信号（Ｙ、
Ｐｂ、Ｐｒ）を入力信号として受ける。輝度信号Ｙは、
入力端子１２１１を介してミリ波送信機１２１０に、色
差信号Ｐｂは、端子１２２１を介してミリ波送信機１２
２０に、色差信号Ｐｒは、端子１２３１を介してミリ波
送信機１２３０に入力される。
ミリ波送信機１２１０、１２２０および１２３０を備え
る。送信機１２００は、映像コンポーネント信号（Ｙ、
Ｐｂ、Ｐｒ）を入力信号として受ける。輝度信号Ｙは、
入力端子１２１１を介してミリ波送信機１２１０に、色
差信号Ｐｂは、端子１２２１を介してミリ波送信機１２
２０に、色差信号Ｐｒは、端子１２３１を介してミリ波
送信機１２３０に入力される。
【００１１】ミリ波送信機１２１０は、ビデオアンプ１
２１２、温度補償器１２１７、ＦＭ変調器１２１３、４
逓倍器１２１４（図中記号”×４”）、パワーアンプ１
２１５、およびアンテナ１２１６を備える。ミリ波送信
機１２２０は、ビデオアンプ１２２２、温度補償器１２
２７、ＦＭ変調器１２２３、４逓倍器１２２４、パワー
アンプ１２２５、およびアンテナ１２２６を備える。ミ
リ波送信機１２３０は、ビデオアンプ１２３２、温度補
償器１２３７、ＦＭ変調器１２３３、４逓倍器１２３
４、パワーアンプ１２３５、およびアンテナ１２３６を
備える。
２１２、温度補償器１２１７、ＦＭ変調器１２１３、４
逓倍器１２１４（図中記号”×４”）、パワーアンプ１
２１５、およびアンテナ１２１６を備える。ミリ波送信
機１２２０は、ビデオアンプ１２２２、温度補償器１２
２７、ＦＭ変調器１２２３、４逓倍器１２２４、パワー
アンプ１２２５、およびアンテナ１２２６を備える。ミ
リ波送信機１２３０は、ビデオアンプ１２３２、温度補
償器１２３７、ＦＭ変調器１２３３、４逓倍器１２３
４、パワーアンプ１２３５、およびアンテナ１２３６を
備える。
【００１２】ミリ波送信機１２１０，１２２０，１２３
０のそれぞれは、ミリ波帯で変調された無線信号を生成
し、アンテナ１２１６，１２２６，１２３６から生成し
た無線信号を放射し、かつ放射された信号Ｙ，Ｐｂ，Ｐ
ｒが空間上で多重化されるように構成されている。
０のそれぞれは、ミリ波帯で変調された無線信号を生成
し、アンテナ１２１６，１２２６，１２３６から生成し
た無線信号を放射し、かつ放射された信号Ｙ，Ｐｂ，Ｐ
ｒが空間上で多重化されるように構成されている。
【００１３】より具体的には、ミリ波送信機１２１０，
１２２０，１２３０のそれぞれは、入力されたビデオコ
ンポーネント信号をビデオアンプ１２１２，１２２２，
１２２３で適当なレベルまで増幅する。ビデオアンプ１
２１２，１２２２，１２２３の出力は、ＦＭ変調器１２
１３，１２２３，１２３３に入力され、ＦＭ変調され
る。ＦＭ変調された信号は、４逓倍器１２１４，１２２
４，１２３４により周波数が４逓倍され、かつＦＭ変調
の周波数偏移と変調周波数とが拡大される。
１２２０，１２３０のそれぞれは、入力されたビデオコ
ンポーネント信号をビデオアンプ１２１２，１２２２，
１２２３で適当なレベルまで増幅する。ビデオアンプ１
２１２，１２２２，１２２３の出力は、ＦＭ変調器１２
１３，１２２３，１２３３に入力され、ＦＭ変調され
る。ＦＭ変調された信号は、４逓倍器１２１４，１２２
４，１２３４により周波数が４逓倍され、かつＦＭ変調
の周波数偏移と変調周波数とが拡大される。
【００１４】ミリ波上昇した各変調信号は、パワーアン
プ１２１５，１２２５，１２３５で増幅され、アンテナ
１２１６，１２２６，１２３６から放射される。そし
て、空間上でミリ波帯変調信号Ｙ，Ｐｂ，Ｐｒは１つの
映像信号として合成される。
プ１２１５，１２２５，１２３５で増幅され、アンテナ
１２１６，１２２６，１２３６から放射される。そし
て、空間上でミリ波帯変調信号Ｙ，Ｐｂ，Ｐｒは１つの
映像信号として合成される。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、文献１によ
るシステムにおいては、１つの送受信機で伝送可能な情
報は、映像や音声を含めて１チャンネルだけである。し
たがって、屋内・家庭内で複数の電子機器からの映像信
号と放送波信号等とを無線接続できない。つまり、屋内
・家庭内でＴＶ放送波（ＴＶ：テレビジョン）と、ビデ
オ、ＤＶＤ（digital versatile disc）、テレビカメ
ラ、パソコン（パーソナルコンピュータ）等の電子機器
からの映像・音声信号とを同時にかつ独立に無線接続す
ることができない。さらに、当該電子機器を部屋間で持
ち運びでき、かつ同時に異なった場所で複数台使用する
ことができなかった。
るシステムにおいては、１つの送受信機で伝送可能な情
報は、映像や音声を含めて１チャンネルだけである。し
たがって、屋内・家庭内で複数の電子機器からの映像信
号と放送波信号等とを無線接続できない。つまり、屋内
・家庭内でＴＶ放送波（ＴＶ：テレビジョン）と、ビデ
オ、ＤＶＤ（digital versatile disc）、テレビカメ
ラ、パソコン（パーソナルコンピュータ）等の電子機器
からの映像・音声信号とを同時にかつ独立に無線接続す
ることができない。さらに、当該電子機器を部屋間で持
ち運びでき、かつ同時に異なった場所で複数台使用する
ことができなかった。
【００１６】文献２による送信機１２００は、ハイビジ
ョン用の映像コンポーネント信号を送信する。この送信
機１２００により、ＮＴＳＣ方式の映像３チャンネルを
送信することも可能である。しかしながら、送信機１２
００は、三種類の送信部を必要とする。このように３種
類の送信部を使用する構成では、ＦＭ変調器周波数の安
定性が各々変動してしまうと受信側で安定した復調がで
きない。そこで、極めて安定した周波数変調が必要とさ
れる。
ョン用の映像コンポーネント信号を送信する。この送信
機１２００により、ＮＴＳＣ方式の映像３チャンネルを
送信することも可能である。しかしながら、送信機１２
００は、三種類の送信部を必要とする。このように３種
類の送信部を使用する構成では、ＦＭ変調器周波数の安
定性が各々変動してしまうと受信側で安定した復調がで
きない。そこで、極めて安定した周波数変調が必要とさ
れる。
【００１７】しかしながら、送信機１２００の構成で
は、映像信号に関しては、広帯域のＦＭ変調器が必要で
あり、周波数を偏移させることが必要である。このた
め、安定性の高い発振器を使用することができない。
は、映像信号に関しては、広帯域のＦＭ変調器が必要で
あり、周波数を偏移させることが必要である。このた
め、安定性の高い発振器を使用することができない。
【００１８】送信機１２００では、広帯域のＦＭ変調用
温度補償器１２１７，１２２７，１２３７を備えている
が、基本的には１５ＧＨｚ帯の誘電体共振器で周波数を
安定させており、安定発振は困難である。
温度補償器１２１７，１２２７，１２３７を備えている
が、基本的には１５ＧＨｚ帯の誘電体共振器で周波数を
安定させており、安定発振は困難である。
【００１９】さらには、変調波はミリ波無線周波数とす
るため、周波数が４逓倍されている。その結果、変調波
の周波数変動は４倍になってしまうので、ミリ波帯の無
線周波数帯では周波数安定性がさらに悪化する。加えて
機械的な変動や電源電圧変動に弱く、部屋間で持ち運ん
で使用することは困難である。
るため、周波数が４逓倍されている。その結果、変調波
の周波数変動は４倍になってしまうので、ミリ波帯の無
線周波数帯では周波数安定性がさらに悪化する。加えて
機械的な変動や電源電圧変動に弱く、部屋間で持ち運ん
で使用することは困難である。
【００２０】そこで、本発明はかかる問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、複数の異なった
信号波を安定して送受信することができるミリ波対応の
無線通信装置、送信装置および受信装置を提供すること
にある。
めになされたものであり、その目的は、複数の異なった
信号波を安定して送受信することができるミリ波対応の
無線通信装置、送信装置および受信装置を提供すること
にある。
【００２１】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面によ
る無線通信装置は、地上波放送波、衛星放送波またはケ
ーブルテレビ放送波を含む放送波と放送波と異なるユー
ザ専用信号波とを周波数軸上で互いに異なる位置に配置
した多重波をミリ波送信する構成を有する送信機と、送
信機の出力を受けて、放送波とユーザ専用信号波とを周
波数下降変換する構成を有する受信機とを備える。
る無線通信装置は、地上波放送波、衛星放送波またはケ
ーブルテレビ放送波を含む放送波と放送波と異なるユー
ザ専用信号波とを周波数軸上で互いに異なる位置に配置
した多重波をミリ波送信する構成を有する送信機と、送
信機の出力を受けて、放送波とユーザ専用信号波とを周
波数下降変換する構成を有する受信機とを備える。
【００２２】好ましくは、送信機は、放送波とユーザ専
用信号波とを配置に従って多重化するための多重化回路
と、多重化回路の出力する多重波をミリ波に上昇変換す
るアップコンバータとを含み、受信機は、送信機の出力
を受ける受信部と、受信部で受ける多重波を周波数下降
変換するダウンコンバータとを含む。
用信号波とを配置に従って多重化するための多重化回路
と、多重化回路の出力する多重波をミリ波に上昇変換す
るアップコンバータとを含み、受信機は、送信機の出力
を受ける受信部と、受信部で受ける多重波を周波数下降
変換するダウンコンバータとを含む。
【００２３】特に、ユーザ専用信号波は、テレビ受信
機、ビデオレコーダ、ビデオカメラおよびパーソナルコ
ンピュータを含む少なくとも１以上の電子機器からの映
像信号・音声信号を含む。ユーザ専用信号波は、中間周
波数の段階にある衛星放送波または（および）地上から
伝播される地上波放送波そのものと多重化され、地上波
放送波の周波数帯と衛星放送波の周波数帯との間に配置
される。
機、ビデオレコーダ、ビデオカメラおよびパーソナルコ
ンピュータを含む少なくとも１以上の電子機器からの映
像信号・音声信号を含む。ユーザ専用信号波は、中間周
波数の段階にある衛星放送波または（および）地上から
伝播される地上波放送波そのものと多重化され、地上波
放送波の周波数帯と衛星放送波の周波数帯との間に配置
される。
【００２４】好ましくは、多重化回路は、ケーブルテレ
ビ放送波を中間周波数に変換する変換回路と、中間周波
数のケーブルテレビ放送波とユーザ専用信号波とを多重
化するための回路とを含む。
ビ放送波を中間周波数に変換する変換回路と、中間周波
数のケーブルテレビ放送波とユーザ専用信号波とを多重
化するための回路とを含む。
【００２５】好ましくは、受信機は、ダウンコンバータ
の出力を、放送波とユーザ専用信号波とに分配する分配
器と、分配器の出力を受けてユーザ専用信号波を復調す
る復調器とをさらに含む。
の出力を、放送波とユーザ専用信号波とに分配する分配
器と、分配器の出力を受けてユーザ専用信号波を復調す
る復調器とをさらに含む。
【００２６】送信機は、ユーザ専用信号波の周波数領域
を変更する機能を有し、受信機は、ユーザ専用信号波の
周波数帯に応じて、ユーザ専用信号波の使用チャンネル
を設定する機能を有する。
を変更する機能を有し、受信機は、ユーザ専用信号波の
周波数帯に応じて、ユーザ専用信号波の使用チャンネル
を設定する機能を有する。
【００２７】特に、ユーザ専用信号波として、映像コン
ポーネント信号と音声信号とが入力され、多重化回路
は、映像コンポーネント信号と前記音声信号とを変調す
る変調手段と変調後に多重化する回路とを含む。
ポーネント信号と音声信号とが入力され、多重化回路
は、映像コンポーネント信号と前記音声信号とを変調す
る変調手段と変調後に多重化する回路とを含む。
【００２８】特に、ユーザ専用信号波として、ハイビジ
ョン用のＤ端子映像信号と音声信号とが入力され、多重
化回路は、Ｄ端子映像信号と音声信号とを変調する変調
手段と変調後に多重化する回路とを含む。
ョン用のＤ端子映像信号と音声信号とが入力され、多重
化回路は、Ｄ端子映像信号と音声信号とを変調する変調
手段と変調後に多重化する回路とを含む。
【００２９】この発明のさらなる局面による送信装置
は、地上波放送波、衛星放送波またはケーブルテレビ放
送波を含む放送波と放送波と異なるユーザ専用信号波と
を周波数軸上で互いに異なる位置に配置するように多重
化するための多重化回路と、多重化回路の出力する多重
波をミリ波に上昇変換するアップコンバータとを備え
る。
は、地上波放送波、衛星放送波またはケーブルテレビ放
送波を含む放送波と放送波と異なるユーザ専用信号波と
を周波数軸上で互いに異なる位置に配置するように多重
化するための多重化回路と、多重化回路の出力する多重
波をミリ波に上昇変換するアップコンバータとを備え
る。
【００３０】この発明のさらなる局面による受信装置
は、地上波放送波、衛星放送波またはケーブルテレビ放
送波を含む放送波と放送波と異なるユーザ専用信号波と
を周波数軸上で互いに異なる位置に配置した多重波をミ
リ波送信する構成を有する送信装置に対応するミリ波受
信する受信装置であって、多重波を受信する受信部と、
放送波と前記ユーザ専用信号波とを周波数下降変換する
ダウンコンバータと、ダウンコンバータの出力を、前記
放送波と前記ユーザ専用信号波とに分配する分配器と、
分配器の出力を受けて前記ユーザ専用信号波を復調する
復調器とを備える。
は、地上波放送波、衛星放送波またはケーブルテレビ放
送波を含む放送波と放送波と異なるユーザ専用信号波と
を周波数軸上で互いに異なる位置に配置した多重波をミ
リ波送信する構成を有する送信装置に対応するミリ波受
信する受信装置であって、多重波を受信する受信部と、
放送波と前記ユーザ専用信号波とを周波数下降変換する
ダウンコンバータと、ダウンコンバータの出力を、前記
放送波と前記ユーザ専用信号波とに分配する分配器と、
分配器の出力を受けて前記ユーザ専用信号波を復調する
復調器とを備える。
【００３１】上記無線通信装置、送信装置および受信装
置によれば、屋内・家庭内で、ＴＶ放送波とビデオ・テ
レビカメラ・パソコン等の電子機器からの映像・音声信
号とを同時にかつ独立に無線接続できる。このため、当
該電子機器を部屋間を持ち運びでき、かつ同時に異なっ
た場所で複数台使用することが可能になる。さらに、Ｔ
Ｖ放送波およびビデオ映像・音声信号は多チャンネルに
対応できるため、複数台の電子機器はそれぞれ異なった
映像・音声情報を有することが可能になる。
置によれば、屋内・家庭内で、ＴＶ放送波とビデオ・テ
レビカメラ・パソコン等の電子機器からの映像・音声信
号とを同時にかつ独立に無線接続できる。このため、当
該電子機器を部屋間を持ち運びでき、かつ同時に異なっ
た場所で複数台使用することが可能になる。さらに、Ｔ
Ｖ放送波およびビデオ映像・音声信号は多チャンネルに
対応できるため、複数台の電子機器はそれぞれ異なった
映像・音声情報を有することが可能になる。
【００３２】さらに、上記無線通信装置、送信装置およ
び受信装置によれば、衛星放送の中間周波数帯および地
上波放送の周波数帯でユーザ領域の周波数帯と周波数多
重化している。このため、７００ＭＨｚ〜１ＧＨｚ付近
のＦＭ変調器で対応することができるため、周波数安定
性に優れる。この結果、良好な周波数安定性を得ること
ができるのみならず、衛星放送、地上波放送、ＣＡＴＶ
放送とも周波数多重化することが可能になる。
び受信装置によれば、衛星放送の中間周波数帯および地
上波放送の周波数帯でユーザ領域の周波数帯と周波数多
重化している。このため、７００ＭＨｚ〜１ＧＨｚ付近
のＦＭ変調器で対応することができるため、周波数安定
性に優れる。この結果、良好な周波数安定性を得ること
ができるのみならず、衛星放送、地上波放送、ＣＡＴＶ
放送とも周波数多重化することが可能になる。
【００３３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
無線通信装置について、図を用いて説明する。図中、同
一部分または相当部分には同一記号を付し、その説明を
省略する。
無線通信装置について、図を用いて説明する。図中、同
一部分または相当部分には同一記号を付し、その説明を
省略する。
【００３４】［第１の実施の形態］第１の実施の形態に
よる無線通信装置について説明する。第１の実施の形態
による無線通信装置は、図１に示されるミリ波送信機１
５と図２に示されるミリ波受信機２９とを備える。
よる無線通信装置について説明する。第１の実施の形態
による無線通信装置は、図１に示されるミリ波送信機１
５と図２に示されるミリ波受信機２９とを備える。
【００３５】ミリ波送信機１５について説明する。ミリ
波送信機１５は、ＩＦ多重化回路１、ミリ波アップコン
バータ４、およびミリ波アンテナ３を備える。
波送信機１５は、ＩＦ多重化回路１、ミリ波アップコン
バータ４、およびミリ波アンテナ３を備える。
【００３６】ＩＦ多重化回路１について説明する。接続
端子６，５のそれぞれには、第１および第２のＴＶ放送
波（ＴＶ：テレビジョン）が入力される。なお、第１お
よび第２のＴＶ放送波には、衛星放送の中間周波数波が
含まれている。第１および第２のＴＶ放送波のそれぞれ
は、増幅器２ａ，２ｂによりレベル調整された後、信号
結合器９により後述する信号合成器８の出力と結合され
る。信号結合器９により、周波数多重波が生成される。
端子６，５のそれぞれには、第１および第２のＴＶ放送
波（ＴＶ：テレビジョン）が入力される。なお、第１お
よび第２のＴＶ放送波には、衛星放送の中間周波数波が
含まれている。第１および第２のＴＶ放送波のそれぞれ
は、増幅器２ａ，２ｂによりレベル調整された後、信号
結合器９により後述する信号合成器８の出力と結合され
る。信号結合器９により、周波数多重波が生成される。
【００３７】一方、ステレオ音声信号入力端子２０Ｌ，
２０Ｒから音声信号が入力され、映像入力端子２０Ｖか
らビデオ映像信号が入力される。入力端子２０Ｌで受け
る音声信号を２０Ｌ、入力端子２０Ｒで受ける音声信号
を２０Ｒ、入力端子２０Ｖで受ける映像信号を２０Ｖと
記す。
２０Ｒから音声信号が入力され、映像入力端子２０Ｖか
らビデオ映像信号が入力される。入力端子２０Ｌで受け
る音声信号を２０Ｌ、入力端子２０Ｒで受ける音声信号
を２０Ｒ、入力端子２０Ｖで受ける映像信号を２０Ｖと
記す。
【００３８】ステレオ音声信号入力端子２１Ｌ，２１Ｒ
から音声信号が入力され、映像入力端子２１Ｖからビデ
オ映像信号が入力される。入力端子２１Ｌで受ける音声
信号を２１Ｌ、入力端子２１Ｒで受ける音声信号を２１
Ｒ、入力端子２１Ｖで受ける映像信号を２１Ｖと記す。
から音声信号が入力され、映像入力端子２１Ｖからビデ
オ映像信号が入力される。入力端子２１Ｌで受ける音声
信号を２１Ｌ、入力端子２１Ｒで受ける音声信号を２１
Ｒ、入力端子２１Ｖで受ける映像信号を２１Ｖと記す。
【００３９】ステレオ音声信号入力端子２２Ｌ，２２Ｒ
から音声信号が入力され、映像入力端子２２Ｖからビデ
オ映像信号が入力される。入力端子２２Ｌで受ける音声
信号を２２Ｌ、入力端子２２Ｒで受ける音声信号を２２
Ｒ、入力端子２２Ｖで受ける映像信号を２２Ｖと記す。
から音声信号が入力され、映像入力端子２２Ｖからビデ
オ映像信号が入力される。入力端子２２Ｌで受ける音声
信号を２２Ｌ、入力端子２２Ｒで受ける音声信号を２２
Ｒ、入力端子２２Ｖで受ける映像信号を２２Ｖと記す。
【００４０】さらに、ステレオ音声信号入力端子２３
Ｌ，２３Ｒから音声信号が入力され、映像入力端子２３
Ｖからビデオ映像信号が入力される。入力端子２３Ｌで
受ける音声信号を２３Ｌ、入力端子２３Ｒで受ける音声
信号を２３Ｒ、入力端子２３Ｖで受ける映像信号を２３
Ｖと記す。
Ｌ，２３Ｒから音声信号が入力され、映像入力端子２３
Ｖからビデオ映像信号が入力される。入力端子２３Ｌで
受ける音声信号を２３Ｌ、入力端子２３Ｒで受ける音声
信号を２３Ｒ、入力端子２３Ｖで受ける映像信号を２３
Ｖと記す。
【００４１】音声信号２０Ｒ，２０Ｌと映像信号２０Ｖ
とに基づき、第１の変調回路１２１により、マイクロ波
領域で第１の変調波信号が形成される。音声信号２１
Ｒ，２１Ｌと映像信号２１Ｖとに基づき、第２の変調回
路１２２により、マイクロ波領域で第２の変調波信号が
形成される。音声信号２２Ｒ，２２Ｌと映像信号２２Ｖ
とに基づき、第３の変調回路１２３により、マイクロ波
領域で第３の変調波信号が形成される。音声信号２３
Ｒ，２３Ｌと映像信号２３Ｖとに基づき、第４の変調回
路１２４により、マイクロ波領域で第４の変調波信号が
形成される。
とに基づき、第１の変調回路１２１により、マイクロ波
領域で第１の変調波信号が形成される。音声信号２１
Ｒ，２１Ｌと映像信号２１Ｖとに基づき、第２の変調回
路１２２により、マイクロ波領域で第２の変調波信号が
形成される。音声信号２２Ｒ，２２Ｌと映像信号２２Ｖ
とに基づき、第３の変調回路１２３により、マイクロ波
領域で第３の変調波信号が形成される。音声信号２３
Ｒ，２３Ｌと映像信号２３Ｖとに基づき、第４の変調回
路１２４により、マイクロ波領域で第４の変調波信号が
形成される。
【００４２】第１の変調回路１２１の具体例を述べる。
音声信号２０Ｌ，２０Ｒを受けるステレオモジュレータ
によりステレオコンポジット信号が生成される。そし
て、生成されたステレオコンポジット信号はＦＭ変調さ
れる。その後、映像信号２０Ｖと多重化され、映像・音
声多重信号が生成される。映像・音声多重信号は、マイ
クロ波領域でＦＭ変調器によりＦＭ変調される。この結
果、第１の変調信号波が生成される。
音声信号２０Ｌ，２０Ｒを受けるステレオモジュレータ
によりステレオコンポジット信号が生成される。そし
て、生成されたステレオコンポジット信号はＦＭ変調さ
れる。その後、映像信号２０Ｖと多重化され、映像・音
声多重信号が生成される。映像・音声多重信号は、マイ
クロ波領域でＦＭ変調器によりＦＭ変調される。この結
果、第１の変調信号波が生成される。
【００４３】なお、音声信号や映像信号は、Ａ／Ｄ（ア
ナログ／ディジタル）変換およびＰＣＭエンコード（pu
lse code modulation）され、位相変調方式等によるデ
ィジタル変調されるように構成してもよく、またはＶＨ
Ｆ帯（very high frequency）で変調をかけて、マイク
ロ波帯へアップコンバートされるように構成してもよ
い。
ナログ／ディジタル）変換およびＰＣＭエンコード（pu
lse code modulation）され、位相変調方式等によるデ
ィジタル変調されるように構成してもよく、またはＶＨ
Ｆ帯（very high frequency）で変調をかけて、マイク
ロ波帯へアップコンバートされるように構成してもよ
い。
【００４４】第２の変調回路１２２、第３の変調回路１
２３および第４の変調回路１２４のそれぞれは、第１の
変調回路１２１と同様の構成および機能を有する。
２３および第４の変調回路１２４のそれぞれは、第１の
変調回路１２１と同様の構成および機能を有する。
【００４５】第１〜第４の変調信号波は、信号合成器８
で合成された後、信号結合器９に入力される。信号結合
器９により、第１および第２のＴＶ放送波と第１〜第４
の変調信号波とが結合される。この結果、周波数軸上に
多重波が生成される。
で合成された後、信号結合器９に入力される。信号結合
器９により、第１および第２のＴＶ放送波と第１〜第４
の変調信号波とが結合される。この結果、周波数軸上に
多重波が生成される。
【００４６】ディジタル放送のハイビジョン信号を取り
扱うときには、Ｄ端子２５，５５を用いる。Ｄ端子は、
ディジタル放送のハイビジョン信号の入出力のための端
子であり、１４ピンで構成されている。Ｄ端子の信号は
情報量が多く帯域幅が広いため、輝度信号Ｙ、色差信号
Ｐｂ（Ｃｂ），Ｐｒ（Ｃｒ）は、個々独立に伝送され
る。Ｄ端子には、受信した放送の走査線数、スペクトル
比を切り替える制御信号用の端子も含まれている。図に
おいては、Ｄ端子２５は、端子２１Ｖ，２２Ｖ，２３Ｖ
の信号線と接続され、Ｄ端子５５は、端子５１Ｖ，５２
Ｖ，５３Ｖの信号線と接続されている。
扱うときには、Ｄ端子２５，５５を用いる。Ｄ端子は、
ディジタル放送のハイビジョン信号の入出力のための端
子であり、１４ピンで構成されている。Ｄ端子の信号は
情報量が多く帯域幅が広いため、輝度信号Ｙ、色差信号
Ｐｂ（Ｃｂ），Ｐｒ（Ｃｒ）は、個々独立に伝送され
る。Ｄ端子には、受信した放送の走査線数、スペクトル
比を切り替える制御信号用の端子も含まれている。図に
おいては、Ｄ端子２５は、端子２１Ｖ，２２Ｖ，２３Ｖ
の信号線と接続され、Ｄ端子５５は、端子５１Ｖ，５２
Ｖ，５３Ｖの信号線と接続されている。
【００４７】Ｄ端子は、これらの信号をまとめて並列の
ケーブルで送るためのインターフェースとなる。Ｄ端子
の使用例については、第２の実施の形態において説明す
る。
ケーブルで送るためのインターフェースとなる。Ｄ端子
の使用例については、第２の実施の形態において説明す
る。
【００４８】当該多重波を受けるミリ波アップコンバー
タ４について説明する。ミリ波アップコンバータ４は、
ＩＦアンプ１０、局部発振器１１、周波数混合器（アッ
プコンバータ）１２、フィルタ１３、およびミリ波増幅
器１４を備える。
タ４について説明する。ミリ波アップコンバータ４は、
ＩＦアンプ１０、局部発振器１１、周波数混合器（アッ
プコンバータ）１２、フィルタ１３、およびミリ波増幅
器１４を備える。
【００４９】ＩＦアンプ１０は、多重波を受ける。ＩＦ
アンプ１０の出力は、局部発振器１１の出力（fLO１）
に基づき周波数混合器１２においてアップコンバートさ
れる。周波数混合器１２の出力は、フィルタ１３に入力
された後、ミリ波増幅器１４で増幅される。ミリ波増幅
器１４の出力は、ミリ波アンテナ３から放射される。
アンプ１０の出力は、局部発振器１１の出力（fLO１）
に基づき周波数混合器１２においてアップコンバートさ
れる。周波数混合器１２の出力は、フィルタ１３に入力
された後、ミリ波増幅器１４で増幅される。ミリ波増幅
器１４の出力は、ミリ波アンテナ３から放射される。
【００５０】多重波は、図３（Ａ）〜３（Ｃ）に示すよ
うに、ＵＨＦ帯領域（ultra high frequency）からマイ
クロ波領域に周波数配列される。以下、配列方法につい
て述べる。
うに、ＵＨＦ帯領域（ultra high frequency）からマイ
クロ波領域に周波数配列される。以下、配列方法につい
て述べる。
【００５１】図３（Ａ）に示すように、周波数の低いほ
うから、地上波放送波（ＵＨＦ）の周波数帯６１、ユー
ザ領域６２、第１の衛星放送波（ＢＳ）の周波数帯６
３、および第２の衛星放送波（ＣＳ−Ｒ，ＣＳ−Ｌ）の
周波数帯６４，６５の順に配列する。なお、周波数帯と
信号とを同一記号を用いて表す。
うから、地上波放送波（ＵＨＦ）の周波数帯６１、ユー
ザ領域６２、第１の衛星放送波（ＢＳ）の周波数帯６
３、および第２の衛星放送波（ＣＳ−Ｒ，ＣＳ−Ｌ）の
周波数帯６４，６５の順に配列する。なお、周波数帯と
信号とを同一記号を用いて表す。
【００５２】ここで、ユーザ領域とは、地上波デジタル
放送波、衛星放送波以外の信号であって、個人情報、た
とえば、ビデオカメラの映像信号を変調した信号（ユー
ザ領域信号波）等の周波数領域を意味する。また、地上
波放送波の無線周波数は、地上から伝播される際の放送
周波数そのものであり、第１の衛星放送波はパラボラア
ンテナに取付けられている低雑音ブロックコンバータ
（ＬＮＢ）からＩＦ（中間）周波数へ周波数変換された
ＩＦ周波数信号そのものであり、第２の衛星放送波も同
様に低雑音ブロックコンバータにより周波数変換された
ＩＦ周波数信号そのものである。
放送波、衛星放送波以外の信号であって、個人情報、た
とえば、ビデオカメラの映像信号を変調した信号（ユー
ザ領域信号波）等の周波数領域を意味する。また、地上
波放送波の無線周波数は、地上から伝播される際の放送
周波数そのものであり、第１の衛星放送波はパラボラア
ンテナに取付けられている低雑音ブロックコンバータ
（ＬＮＢ）からＩＦ（中間）周波数へ周波数変換された
ＩＦ周波数信号そのものであり、第２の衛星放送波も同
様に低雑音ブロックコンバータにより周波数変換された
ＩＦ周波数信号そのものである。
【００５３】ただし、パラボラアンテナ（通常、低雑音
ブロックコンバータが装荷されている）の種類によって
は、第２の衛星放送波が水平／垂直偏波の両信号、水平
もしくは垂直偏波のどちらかの成分が周波数変換されて
周波数軸上に再配置されていてもよい。同様に、右旋／
左旋偏波の両信号を使用している場合には、右旋もしく
は左旋のどちらかの成分が周波数変換されて周波数軸上
に再配置されていてもよい。
ブロックコンバータが装荷されている）の種類によって
は、第２の衛星放送波が水平／垂直偏波の両信号、水平
もしくは垂直偏波のどちらかの成分が周波数変換されて
周波数軸上に再配置されていてもよい。同様に、右旋／
左旋偏波の両信号を使用している場合には、右旋もしく
は左旋のどちらかの成分が周波数変換されて周波数軸上
に再配置されていてもよい。
【００５４】第１〜第４の変調回路１２１〜１２４を用
いて、ユーザ領域６２を地上波放送波の周波数帯６１と
衛星放送波の中間周波数帯６３との間に配置する。より
詳しくは、第１〜第４の変調回路の被変調信号（キャリ
ア）の周波数を、ユーザ領域６２が地上波放送波の周波
数帯６１と衛星放送波の中間周波数帯６３との間に配置
されるように決定する。これにより、ミリ波帯にアップ
コンバートした際に、周波数帯に不要な隙間がなくなる
ため周波数を効率的に使用することが可能になる。
いて、ユーザ領域６２を地上波放送波の周波数帯６１と
衛星放送波の中間周波数帯６３との間に配置する。より
詳しくは、第１〜第４の変調回路の被変調信号（キャリ
ア）の周波数を、ユーザ領域６２が地上波放送波の周波
数帯６１と衛星放送波の中間周波数帯６３との間に配置
されるように決定する。これにより、ミリ波帯にアップ
コンバートした際に、周波数帯に不要な隙間がなくなる
ため周波数を効率的に使用することが可能になる。
【００５５】屋内・家庭内での使い方によっては、地上
波放送波６１、ユーザ領域信号波６２、第１の衛星放送
波６３、および第２の衛星放送波６４,６５のすべてを
使用しない場合もある。各ＴＶ放送波のミリ波帯の周波
数を固定した状態で、下記に示すように配列することも
可能である。（ｉ）地上波放送波（ＵＨＦバンド）＋ユ
ーザ領域信号波＋第１の衛星放送波＋第２の衛星放送
波、（ｉｉ）ユーザ領域信号波＋第１の衛星放送波＋第
２の衛星放送波、（ｉｉｉ）地上波放送波（ＵＨＦバン
ド）＋ユーザ領域信号波＋第１の衛星放送波、（ｉｖ）
ユーザ領域信号波＋第１の衛星放送波、（ｖ）地上波放
送波（ＵＨＦバンド）＋ユーザ領域信号波図３（Ｂ）
は、地上波放送波（ＵＨＦ）６１、ユーザ領域信号波６
２、第１の衛星放送波６３、および第２の衛星放送波６
４の関係を、図３（Ｃ）は、地上波放送波（ＵＨＦ）６
１、ユーザ領域信号波６２、第１の衛星放送波６３の関
係を示している。図３（Ｂ）、図３（Ｃ）いずれにおい
ても、ユーザ領域６２は、地上波放送波の周波数帯６１
と衛星放送波の中間周波数帯６３との間に配置される。
波放送波６１、ユーザ領域信号波６２、第１の衛星放送
波６３、および第２の衛星放送波６４,６５のすべてを
使用しない場合もある。各ＴＶ放送波のミリ波帯の周波
数を固定した状態で、下記に示すように配列することも
可能である。（ｉ）地上波放送波（ＵＨＦバンド）＋ユ
ーザ領域信号波＋第１の衛星放送波＋第２の衛星放送
波、（ｉｉ）ユーザ領域信号波＋第１の衛星放送波＋第
２の衛星放送波、（ｉｉｉ）地上波放送波（ＵＨＦバン
ド）＋ユーザ領域信号波＋第１の衛星放送波、（ｉｖ）
ユーザ領域信号波＋第１の衛星放送波、（ｖ）地上波放
送波（ＵＨＦバンド）＋ユーザ領域信号波図３（Ｂ）
は、地上波放送波（ＵＨＦ）６１、ユーザ領域信号波６
２、第１の衛星放送波６３、および第２の衛星放送波６
４の関係を、図３（Ｃ）は、地上波放送波（ＵＨＦ）６
１、ユーザ領域信号波６２、第１の衛星放送波６３の関
係を示している。図３（Ｂ）、図３（Ｃ）いずれにおい
ても、ユーザ領域６２は、地上波放送波の周波数帯６１
と衛星放送波の中間周波数帯６３との間に配置される。
【００５６】図４（Ａ）は、ユーザ領域信号波６２、第
１の衛星放送波６３、および第２の衛星放送波６４,６
５の関係を、図４（Ｂ）は、ユーザ領域信号波６２、第
１の衛星放送波６３、および第２の衛星放送波６４の関
係を、図４（Ｃ）は、ユーザ領域信号波６２と第１の衛
星放送波６３との関係を示している。
１の衛星放送波６３、および第２の衛星放送波６４,６
５の関係を、図４（Ｂ）は、ユーザ領域信号波６２、第
１の衛星放送波６３、および第２の衛星放送波６４の関
係を、図４（Ｃ）は、ユーザ領域信号波６２と第１の衛
星放送波６３との関係を示している。
【００５７】望ましくは、送受信機間で使用する周波数
配列が互いに同じであることが望ましいが、（ｉ）のタ
イプの送信機を使用して、（ｉｉ）〜（ｖ）のいずれの
タイプの受信機をも使用することは可能である。また、
ユーザ領域信号波は、使用する機種間で互換性があれば
使い勝手のよいものとなる。
配列が互いに同じであることが望ましいが、（ｉ）のタ
イプの送信機を使用して、（ｉｉ）〜（ｖ）のいずれの
タイプの受信機をも使用することは可能である。また、
ユーザ領域信号波は、使用する機種間で互換性があれば
使い勝手のよいものとなる。
【００５８】ここで、アナログ地上波放送波に関して
は、受信地域によっては映像特性が劣悪な環境の場合も
想定され、ミリ波帯での無線伝送ではアナログ映像の品
質の劣化が顕著となり伝送距離が十分に確保できない可
能性が考えられる。このような場合には、アナログ地上
波放送波の伝送のためにユーザ領域を使用する。具体的
には、ＴＶまたはビデオから出力される地上波アナログ
放送のビデオ信号出力を当該送信機の映像端子／音声端
子（たとえば、図１における端子２０Ｖ,２０Ｌ,２０
Ｒ、端子２１Ｖ,２１Ｌ,２１Ｒ、端子２２Ｖ,２２Ｌ,２
２Ｒ、端子２３Ｖ,２３Ｌ,２３Ｒ）に入力する。これに
より、アナログ地上波放送波は４チャンネルまで無線伝
送することが可能になる。
は、受信地域によっては映像特性が劣悪な環境の場合も
想定され、ミリ波帯での無線伝送ではアナログ映像の品
質の劣化が顕著となり伝送距離が十分に確保できない可
能性が考えられる。このような場合には、アナログ地上
波放送波の伝送のためにユーザ領域を使用する。具体的
には、ＴＶまたはビデオから出力される地上波アナログ
放送のビデオ信号出力を当該送信機の映像端子／音声端
子（たとえば、図１における端子２０Ｖ,２０Ｌ,２０
Ｒ、端子２１Ｖ,２１Ｌ,２１Ｒ、端子２２Ｖ,２２Ｌ,２
２Ｒ、端子２３Ｖ,２３Ｌ,２３Ｒ）に入力する。これに
より、アナログ地上波放送波は４チャンネルまで無線伝
送することが可能になる。
【００５９】ユーザ領域信号波として、ビデオカメラや
ビデオレコーダ等の個人情報を伝送するにあたり、ユー
ザ領域信号波に秘話性をもたせることが必要になる場合
もある。
ビデオレコーダ等の個人情報を伝送するにあたり、ユー
ザ領域信号波に秘話性をもたせることが必要になる場合
もある。
【００６０】このため、送信機側については、周波数を
初期製品の段階である周波数範囲およびある周波数間隔
でランダムに割当て、受信側については、最初に使用す
る際にユーザ領域信号用のユーザチャンネルを設定する
ように送受信機を構成する。
初期製品の段階である周波数範囲およびある周波数間隔
でランダムに割当て、受信側については、最初に使用す
る際にユーザ領域信号用のユーザチャンネルを設定する
ように送受信機を構成する。
【００６１】具体的には、ミリ波送信機１５側について
は、ユーザ領域を１０ＭＨｚ〜１００ＭＨｚにシフトで
きるような構成とし、あらかじめユーザ領域の周波数を
数タイプ用意しておく。ミリ波受信機２９側はユーザ領
域で当該シフトを考慮して周波数合わせを行えるように
構成し、使用チャンネルが初期設定できるような構成で
あるようにすることが望ましい。
は、ユーザ領域を１０ＭＨｚ〜１００ＭＨｚにシフトで
きるような構成とし、あらかじめユーザ領域の周波数を
数タイプ用意しておく。ミリ波受信機２９側はユーザ領
域で当該シフトを考慮して周波数合わせを行えるように
構成し、使用チャンネルが初期設定できるような構成で
あるようにすることが望ましい。
【００６２】そして、使用を開始した後についても、送
信側は周波数を可変とし、送受信側で周波数合わせを行
えるようにする。より具体的には、ミリ波送信機１５側
・ミリ波受信機２９側も周波数変換機能を有し、送信側
と受信側とで混信が起こらないように周波数領域での周
波数合わせを行い、使用チャンネルを設定する機能を備
えることが望ましい。
信側は周波数を可変とし、送受信側で周波数合わせを行
えるようにする。より具体的には、ミリ波送信機１５側
・ミリ波受信機２９側も周波数変換機能を有し、送信側
と受信側とで混信が起こらないように周波数領域での周
波数合わせを行い、使用チャンネルを設定する機能を備
えることが望ましい。
【００６３】次に、図２に示されるミリ波受信機２９に
ついて説明する。ミリ波受信機２９は、アンテナ３１、
ミリ波ダウンコンバータ３２、および出力処理回路４５
を備える。
ついて説明する。ミリ波受信機２９は、アンテナ３１、
ミリ波ダウンコンバータ３２、および出力処理回路４５
を備える。
【００６４】ミリ波ダウンコンバータ３２について説明
する。ミリ波ダウンコンバータ３２は、低雑音増幅器３
４、フィルタ３５、周波数混合器３６、増幅器３７およ
び局部発振器４０を含む。
する。ミリ波ダウンコンバータ３２は、低雑音増幅器３
４、フィルタ３５、周波数混合器３６、増幅器３７およ
び局部発振器４０を含む。
【００６５】アンテナ３１により受信された受信波は、
低雑音増幅器３４で増幅される。フィルタ３５は、低雑
音増幅器３４の出力波のうち所望の信号波のみを通過さ
せる。フィルタ３５の出力波は、局部発振器４０の出力
(fLO２）に基づき周波数混合器３６において中間周波数
帯へダウンコンバートされる。ここで、局部発振器４０
の周波数として、送信側のミリ波局部発振器１１と同じ
周波数を用いることにより、周波数混合器３６の出力す
る多重波信号は、送信側の信号結合器９の出力信号と周
波数成分が同じになる。周波数混合器３６の出力は、増
幅器３７により増幅される。
低雑音増幅器３４で増幅される。フィルタ３５は、低雑
音増幅器３４の出力波のうち所望の信号波のみを通過さ
せる。フィルタ３５の出力波は、局部発振器４０の出力
(fLO２）に基づき周波数混合器３６において中間周波数
帯へダウンコンバートされる。ここで、局部発振器４０
の周波数として、送信側のミリ波局部発振器１１と同じ
周波数を用いることにより、周波数混合器３６の出力す
る多重波信号は、送信側の信号結合器９の出力信号と周
波数成分が同じになる。周波数混合器３６の出力は、増
幅器３７により増幅される。
【００６６】次に、出力処理回路４５について説明す
る。増幅器３７の出力である多重信号波は、周波数分配
器３８により３分配される（第１信号波、第２信号波、
第３信号波と称す）。周波数分配器３８の出力する第１
信号波、第２信号波、第３信号波のそれぞれは、所望の
信号のみが帯域通過するフィルタ３９ａ，３９ｂ，３９
ｃで濾波される。
る。増幅器３７の出力である多重信号波は、周波数分配
器３８により３分配される（第１信号波、第２信号波、
第３信号波と称す）。周波数分配器３８の出力する第１
信号波、第２信号波、第３信号波のそれぞれは、所望の
信号のみが帯域通過するフィルタ３９ａ，３９ｂ，３９
ｃで濾波される。
【００６７】フィルタ３９ａ，３９ｂを通過したＴＶ放
送波（第１信号波、第２信号波）は、増幅器５６ａ，５
６ｂでレベル調整される。増幅器５６ａの出力を受ける
出力端子４３からは，衛星放送波の中間周波数信号が出
力される。増幅器５６ｂの出力を受ける出力端子４４か
らは，ＵＨＦ地上波放送波の信号が出力される。
送波（第１信号波、第２信号波）は、増幅器５６ａ，５
６ｂでレベル調整される。増幅器５６ａの出力を受ける
出力端子４３からは，衛星放送波の中間周波数信号が出
力される。増幅器５６ｂの出力を受ける出力端子４４か
らは，ＵＨＦ地上波放送波の信号が出力される。
【００６８】フィルタ３９ｃを通過したユーザ領域信号
波（第３信号波）は、ＩＦ帯局部発振器４１の出力(fLO
３）に基づき周波数混合器４２でダウンコンバートされ
た後、４分配される。
波（第３信号波）は、ＩＦ帯局部発振器４１の出力(fLO
３）に基づき周波数混合器４２でダウンコンバートされ
た後、４分配される。
【００６９】周波数混合器４２から出力される４つの信
号波は、第１の復調回路４６、第２の復調回路４７、第
３の復調回路４８、第４の復調回路４９にそれぞれ供給
される。
号波は、第１の復調回路４６、第２の復調回路４７、第
３の復調回路４８、第４の復調回路４９にそれぞれ供給
される。
【００７０】第１の復調回路４６により、周波数混合器
４２から出力される４つの信号波のうちの１つが復調さ
れる。これにより、映像信号５０Ｖが出力端子５０Ｖか
ら、音声信号５０Ｒ，５０Ｌが出力端子５０Ｒ，５０Ｌ
からそれぞれ出力される。第２の復調回路４７により、
周波数混合器４２から出力される４つの信号波のうちの
１つが復調される。これにより、映像信号５１Ｖが出力
端子５１Ｖから、音声信号５１Ｒ，５１Ｌが出力端子５
１Ｒ，５１Ｌからそれぞれ出力される。第３の復調回路
４８により、周波数混合器４２から出力される４つの信
号波のうちの１つが復調される。これにより、映像信号
５２Ｖが出力端子５２Ｖから、音声信号５２Ｒ，５２Ｌ
が出力端子５２Ｒ，５２Ｌからそれぞれ出力される。さ
らに、第４の復調回路４９により、周波数混合器４２か
ら出力される４つの信号波のうちの１つが復調される。
これにより、映像信号５３Ｖが出力端子５３Ｖから、音
声信号５３Ｒ，５３Ｌが出力端子５３Ｒ，５３Ｌからそ
れぞれ出力される。
４２から出力される４つの信号波のうちの１つが復調さ
れる。これにより、映像信号５０Ｖが出力端子５０Ｖか
ら、音声信号５０Ｒ，５０Ｌが出力端子５０Ｒ，５０Ｌ
からそれぞれ出力される。第２の復調回路４７により、
周波数混合器４２から出力される４つの信号波のうちの
１つが復調される。これにより、映像信号５１Ｖが出力
端子５１Ｖから、音声信号５１Ｒ，５１Ｌが出力端子５
１Ｒ，５１Ｌからそれぞれ出力される。第３の復調回路
４８により、周波数混合器４２から出力される４つの信
号波のうちの１つが復調される。これにより、映像信号
５２Ｖが出力端子５２Ｖから、音声信号５２Ｒ，５２Ｌ
が出力端子５２Ｒ，５２Ｌからそれぞれ出力される。さ
らに、第４の復調回路４９により、周波数混合器４２か
ら出力される４つの信号波のうちの１つが復調される。
これにより、映像信号５３Ｖが出力端子５３Ｖから、音
声信号５３Ｒ，５３Ｌが出力端子５３Ｒ，５３Ｌからそ
れぞれ出力される。
【００７１】第１の実施の形態によるミリ波送信機１５
およびミリ波受信機２９の使用例を、図５を用いて説明
する。図５では、１台のミリ波送信機１５と１台のミリ
波受信機２９ａを家庭内の部屋Ａに、１台のミリ波受信
機２９ｂを部屋Ａと異なる部屋Ｂに配置した例を示して
いる。ミリ波受信機２９ａ，２９ｂのそれぞれの構成
は、ミリ波受信機２９と同じである。
およびミリ波受信機２９の使用例を、図５を用いて説明
する。図５では、１台のミリ波送信機１５と１台のミリ
波受信機２９ａを家庭内の部屋Ａに、１台のミリ波受信
機２９ｂを部屋Ａと異なる部屋Ｂに配置した例を示して
いる。ミリ波受信機２９ａ，２９ｂのそれぞれの構成
は、ミリ波受信機２９と同じである。
【００７２】第１の衛星放送波および第２の衛星放送波
の中間周波数信号の混合波が入力端子６より、地上ディ
ジタル放送波（ＵＨＦ）は入力端子５より、ミリ波送信
機１５に入力される。地上波アナログ放送波は、ＴＶ装
置・ビデオ装置８０で一旦ビデオ信号（ベースバンド信
号波）に変換される。ＴＶ装置・ビデオ装置８０から当
該ビデオ信号がユーザ領域信号波として、第１の入力端
子２０からミリ波送信機１５に入力される。
の中間周波数信号の混合波が入力端子６より、地上ディ
ジタル放送波（ＵＨＦ）は入力端子５より、ミリ波送信
機１５に入力される。地上波アナログ放送波は、ＴＶ装
置・ビデオ装置８０で一旦ビデオ信号（ベースバンド信
号波）に変換される。ＴＶ装置・ビデオ装置８０から当
該ビデオ信号がユーザ領域信号波として、第１の入力端
子２０からミリ波送信機１５に入力される。
【００７３】また、第２のビデオ装置８１から出力され
る映像・音声信号は、第２の入力端子２１からミリ波送
信機１５に入力される。
る映像・音声信号は、第２の入力端子２１からミリ波送
信機１５に入力される。
【００７４】また、ビデオカメラ８２から出力される映
像・音声信号は、第３の入力端子２２からミリ波送信機
１５に入力される。
像・音声信号は、第３の入力端子２２からミリ波送信機
１５に入力される。
【００７５】さらに、ＤＶＤ８３から出力される映像・
音声信号は、第４の入力端子２３からミリ波送信機１５
に入力される。
音声信号は、第４の入力端子２３からミリ波送信機１５
に入力される。
【００７６】入力端子２０は、図１に示す端子２０Ｌ，
２０Ｒ，２０Ｖを、入力端子２１は、端子２１Ｌ，２１
Ｒ，２１Ｖを、入力端子２２は、図１に示す端子２２
Ｌ，２２Ｒ，２２Ｖを、入力端子２３は、図１に示す端
子２３Ｌ，２３Ｒ，２３Ｖをそれぞれ含んでいる。
２０Ｒ，２０Ｖを、入力端子２１は、端子２１Ｌ，２１
Ｒ，２１Ｖを、入力端子２２は、図１に示す端子２２
Ｌ，２２Ｒ，２２Ｖを、入力端子２３は、図１に示す端
子２３Ｌ，２３Ｒ，２３Ｖをそれぞれ含んでいる。
【００７７】上述したように、これらの放送波信号波と
ユーザ領域信号波とは多重化されＩＦ多重信号波となっ
た後、ミリ波帯信号にアップコンバートされて無線伝送
される。
ユーザ領域信号波とは多重化されＩＦ多重信号波となっ
た後、ミリ波帯信号にアップコンバートされて無線伝送
される。
【００７８】無線送信されたミリ波信号波９０は、部屋
Ａのミリ波受信機２９ａ、部屋Ｂのミリ波受信機２９ｂ
にそれぞれ供給される。部屋Ａでは、ミリ波受信機２９
ａの出力端子４４ａから第１および第２の衛星放送波の
中間周波数信号波が出力され、衛星放送用チューナを介
して第１のＴＶ受信装置８４ａに入力される。また、ミ
リ波受信機２９ａの出力端子４３ａからＵＨＦ帯の地上
波ディジタル信号波が出力され、第１のＴＶ受信装置８
４ａに入力される。
Ａのミリ波受信機２９ａ、部屋Ｂのミリ波受信機２９ｂ
にそれぞれ供給される。部屋Ａでは、ミリ波受信機２９
ａの出力端子４４ａから第１および第２の衛星放送波の
中間周波数信号波が出力され、衛星放送用チューナを介
して第１のＴＶ受信装置８４ａに入力される。また、ミ
リ波受信機２９ａの出力端子４３ａからＵＨＦ帯の地上
波ディジタル信号波が出力され、第１のＴＶ受信装置８
４ａに入力される。
【００７９】ユーザ領域信号波として伝送された地上波
アナログ放送波は、ミリ波受信機２９ａの映像・音声端
子５０ａから出力され、第１のＴＶ受信装置８４ａに入
力される。ユーザ領域信号波として伝送された第２のビ
デオ装置８１の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ａ
の映像・音声端子５１ａから出力され、映像・音声端子
を有するパソコン８５ａに入力される。
アナログ放送波は、ミリ波受信機２９ａの映像・音声端
子５０ａから出力され、第１のＴＶ受信装置８４ａに入
力される。ユーザ領域信号波として伝送された第２のビ
デオ装置８１の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ａ
の映像・音声端子５１ａから出力され、映像・音声端子
を有するパソコン８５ａに入力される。
【００８０】ユーザ領域信号波として伝送されたビデオ
カメラ８２の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ａの
映像・音声端子５２ａから出力され、液晶ディスプレイ
８６ａへ入力される。ユーザ領域信号波として伝送され
たＤＶＤ８３の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ａ
の映像・音声端子５３ａから出力され、ビデオカメラ８
７ａへ入力される。
カメラ８２の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ａの
映像・音声端子５２ａから出力され、液晶ディスプレイ
８６ａへ入力される。ユーザ領域信号波として伝送され
たＤＶＤ８３の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ａ
の映像・音声端子５３ａから出力され、ビデオカメラ８
７ａへ入力される。
【００８１】同様に、部屋Ｂにおいては、ミリ波受信機
２９ｂの出力端子４４ｂから第１および第２の衛星放送
波の中間周波数信号波が出力され、衛星放送用チューナ
を介して第２のＴＶ受信装置８４ｂに入力される。ま
た、ミリ波受信機２９ｂの出力端子４３ｂからＵＨＦ帯
の地上はディジタル信号波が出力され、第１のＴＶ受信
装置８４ｂに入力される。
２９ｂの出力端子４４ｂから第１および第２の衛星放送
波の中間周波数信号波が出力され、衛星放送用チューナ
を介して第２のＴＶ受信装置８４ｂに入力される。ま
た、ミリ波受信機２９ｂの出力端子４３ｂからＵＨＦ帯
の地上はディジタル信号波が出力され、第１のＴＶ受信
装置８４ｂに入力される。
【００８２】ユーザ領域信号波として伝送された地上波
アナログ放送波は、ミリ波受信機２９ｂの映像・音声端
子５０ｂから出力され、第２のＴＶ受信装置８４ｂに入
力される。ユーザ領域信号波として伝送された第２のビ
デオ装置８１の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ｂ
の映像・音声端子５１ｂから出力され、映像・音声端子
を有するパソコン８５ｂに入力される。
アナログ放送波は、ミリ波受信機２９ｂの映像・音声端
子５０ｂから出力され、第２のＴＶ受信装置８４ｂに入
力される。ユーザ領域信号波として伝送された第２のビ
デオ装置８１の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ｂ
の映像・音声端子５１ｂから出力され、映像・音声端子
を有するパソコン８５ｂに入力される。
【００８３】ユーザ領域信号波として伝送されたビデオ
カメラ８２の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ｂの
映像・音声端子５２ｂから出力され、液晶ディスプレイ
８６ｂへ入力される。ユーザ領域信号波として伝送され
たＤＶＤ８３の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ｂ
の映像・音声端子５３ｂから出力され、ビデオカメラ８
７ｂへ入力される。
カメラ８２の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ｂの
映像・音声端子５２ｂから出力され、液晶ディスプレイ
８６ｂへ入力される。ユーザ領域信号波として伝送され
たＤＶＤ８３の映像・音声信号は、ミリ波受信機２９ｂ
の映像・音声端子５３ｂから出力され、ビデオカメラ８
７ｂへ入力される。
【００８４】なお、端子４３ａ，４３ｂは、図２におけ
る端子４３に、端子４４ａ，４４ｂは、図２における端
子４４にそれぞれ対応している。また、端子５０ａ，５
０ｂは、図２における端子５０Ｖ，５０Ｌ，５０Ｒを、
端子５１ａ，５１ｂは、図２における端子５１Ｖ，５１
Ｌ，５１Ｒを、端子５２ａ，５２ｂは、図２における端
子５２Ｖ，５２Ｌ，５２Ｒを、端子５３ａ，５３ｂは、
図２における端子５３Ｖ，５３Ｌ，５３Ｒをそれぞれ含
んでいる。
る端子４３に、端子４４ａ，４４ｂは、図２における端
子４４にそれぞれ対応している。また、端子５０ａ，５
０ｂは、図２における端子５０Ｖ，５０Ｌ，５０Ｒを、
端子５１ａ，５１ｂは、図２における端子５１Ｖ，５１
Ｌ，５１Ｒを、端子５２ａ，５２ｂは、図２における端
子５２Ｖ，５２Ｌ，５２Ｒを、端子５３ａ，５３ｂは、
図２における端子５３Ｖ，５３Ｌ，５３Ｒをそれぞれ含
んでいる。
【００８５】ミリ波伝送された放送波（ＵＨＦ地上ディ
ジタル放送波、第１の衛星放送波、第２の衛星放送波）
は、第１のＴＶ受信装置８４ａ、第２のＴＶ受信装置８
４ｂでそれぞれ選局される。また、ユーザ領域を用いて
伝送される信号波（電子機器の信号）は、再生のための
対応するデバイス（部屋Ａでは、デバイス８５ａ，８６
ａまたは８７ａに、部屋Ｂでは、デバイス８５ｂ，８６
ｂまたは８７ｂ）に供給される。
ジタル放送波、第１の衛星放送波、第２の衛星放送波）
は、第１のＴＶ受信装置８４ａ、第２のＴＶ受信装置８
４ｂでそれぞれ選局される。また、ユーザ領域を用いて
伝送される信号波（電子機器の信号）は、再生のための
対応するデバイス（部屋Ａでは、デバイス８５ａ，８６
ａまたは８７ａに、部屋Ｂでは、デバイス８５ｂ，８６
ｂまたは８７ｂ）に供給される。
【００８６】このように構成することにより、放送波と
放送波以外の電子機器からの信号波とを同時かつ独立に
無線接続することができる。また、ＴＶ放送波およびビ
デオ映像・音声信号は多チャンネルに対応できる。
放送波以外の電子機器からの信号波とを同時かつ独立に
無線接続することができる。また、ＴＶ放送波およびビ
デオ映像・音声信号は多チャンネルに対応できる。
【００８７】［第２の実施の形態］第２の実施の形態に
よる無線通信装置について説明する。第２の実施の形態
による無線通信装置は、基本構成として上述したミリ波
送信機１５およびミリ波受信機２９を有する。
よる無線通信装置について説明する。第２の実施の形態
による無線通信装置は、基本構成として上述したミリ波
送信機１５およびミリ波受信機２９を有する。
【００８８】第２の実施の形態による無線通信装置の使
用例について、図６を用いて説明する。図６では、1台
のミリ波送信機１５と１台のミリ波受信機２９ａを家庭
内の部屋Ａに、１台のミリ波受信機２９ｂを部屋Ａと異
なる部屋Ｂに配置した例を示している。第２の実施の形
態では、第２のビデオ装置８１、ビデオカメラ８２、Ｄ
ＶＤ８３に代わり、映像コンポーネント信号を出力する
ディジタルビデオレコーダ９１を用いた例を示してい
る。
用例について、図６を用いて説明する。図６では、1台
のミリ波送信機１５と１台のミリ波受信機２９ａを家庭
内の部屋Ａに、１台のミリ波受信機２９ｂを部屋Ａと異
なる部屋Ｂに配置した例を示している。第２の実施の形
態では、第２のビデオ装置８１、ビデオカメラ８２、Ｄ
ＶＤ８３に代わり、映像コンポーネント信号を出力する
ディジタルビデオレコーダ９１を用いた例を示してい
る。
【００８９】第２の実施の形態においては、ユーザ領域
信号波を受ける４つの端子のうち３端子２１，２２，２
３を用いて映像コンポーネント信号を伝送する。映像コ
ンポーネント信号は、輝度信号Ｙ、色差信号Ｐｂ（Ｃ
ｂ），Ｐｒ（Ｃｒ）で構成される。当該輝度信号Ｙ、色
差信号Ｐｂ，Ｐｒを、端子（変調器）２１，２２，２３
を介してミリ波送信機１５に含まれる第２〜第４の変調
回路１２２，１２３，１２４にそれぞれ独立して入力す
る。そして、３つの信号を変調回路１２２，１２３，１
２４を用いて独立に変調する。
信号波を受ける４つの端子のうち３端子２１，２２，２
３を用いて映像コンポーネント信号を伝送する。映像コ
ンポーネント信号は、輝度信号Ｙ、色差信号Ｐｂ（Ｃ
ｂ），Ｐｒ（Ｃｒ）で構成される。当該輝度信号Ｙ、色
差信号Ｐｂ，Ｐｒを、端子（変調器）２１，２２，２３
を介してミリ波送信機１５に含まれる第２〜第４の変調
回路１２２，１２３，１２４にそれぞれ独立して入力す
る。そして、３つの信号を変調回路１２２，１２３，１
２４を用いて独立に変調する。
【００９０】変調された信号を信号合成器８で合成、信
号結合器９により端子５，６で受ける放送波と変調信号
波とが結合される。信号結合器９により周波数多重化さ
れＩＦ多重波が生成された後、ミリ波アップコンバータ
４でＩＦ多重波がミリ波帯へアップコンバートされる。
そして、ミリ波無線伝送が行われる。
号結合器９により端子５，６で受ける放送波と変調信号
波とが結合される。信号結合器９により周波数多重化さ
れＩＦ多重波が生成された後、ミリ波アップコンバータ
４でＩＦ多重波がミリ波帯へアップコンバートされる。
そして、ミリ波無線伝送が行われる。
【００９１】なお、映像コンポーネント信号に対応する
音声ステレオ信号（Ｒ，Ｌ）は、上記３端子２１Ｌ，２
１Ｒ、２２Ｌ，２２Ｒ、２３Ｌ，２３Ｒのどの音声端子
に入力されてもよい。望ましくは、伝送帯域の狭い色差
信号Ｐｒ対応の端子２３に含まれる音声端子２３Ｒおよ
び２３Ｌに入力されるのが好ましい。
音声ステレオ信号（Ｒ，Ｌ）は、上記３端子２１Ｌ，２
１Ｒ、２２Ｌ，２２Ｒ、２３Ｌ，２３Ｒのどの音声端子
に入力されてもよい。望ましくは、伝送帯域の狭い色差
信号Ｐｒ対応の端子２３に含まれる音声端子２３Ｒおよ
び２３Ｌに入力されるのが好ましい。
【００９２】無線送信されたミリ波信号波９０は、部屋
Ａのミリ波受信機２９ａ、部屋Ｂのミリ波受信機２９ｂ
にそれぞれ供給され、ダウンコンバートされる。ダウン
コンバートされた信号は、中間周波数段階でユーザ領域
信号波と放送波とに分離される。さらに、ユーザ領域信
号波は、ダウンコンバートされた後、第１〜第４の復調
回路４６〜４９において独立に復調される。
Ａのミリ波受信機２９ａ、部屋Ｂのミリ波受信機２９ｂ
にそれぞれ供給され、ダウンコンバートされる。ダウン
コンバートされた信号は、中間周波数段階でユーザ領域
信号波と放送波とに分離される。さらに、ユーザ領域信
号波は、ダウンコンバートされた後、第１〜第４の復調
回路４６〜４９において独立に復調される。
【００９３】復調された地上波アナログ放送波は、第１
の実施の形態と同様、端子５０ａ，５０ｂから出力され
る。復調された信号Ｙは、端子５１ａ，５１ｂから、復
調された信号Ｐｂ（Ｃｂ）は、端子５２ａ，５２ｂか
ら、復調された信号Ｐｒ（Ｃｒ）は、端子５３ａ，５３
ｂからそれぞれ出力され、音声信号は端子５３Ｒ，５３
Ｌから出力される。
の実施の形態と同様、端子５０ａ，５０ｂから出力され
る。復調された信号Ｙは、端子５１ａ，５１ｂから、復
調された信号Ｐｂ（Ｃｂ）は、端子５２ａ，５２ｂか
ら、復調された信号Ｐｒ（Ｃｒ）は、端子５３ａ，５３
ｂからそれぞれ出力され、音声信号は端子５３Ｒ，５３
Ｌから出力される。
【００９４】ミリ波受信機２９ａの端子４３ａ，５０ａ
の出力、およびミリ波受信機２９ａの端子４４ａの出力
（衛星放送用チューナを介す）は、ハイビジョン用ＴＶ
受信装置１８４ａに入力される。ミリ波受信機２９ｂの
端子４３ｂ，５０ｂの出力、およびミリ波受信機２９ｂ
の端子４４ｂの出力（衛星放送用チューナを介す）は、
ハイビジョン用ＴＶ受信装置１８４ｂに入力される。
の出力、およびミリ波受信機２９ａの端子４４ａの出力
（衛星放送用チューナを介す）は、ハイビジョン用ＴＶ
受信装置１８４ａに入力される。ミリ波受信機２９ｂの
端子４３ｂ，５０ｂの出力、およびミリ波受信機２９ｂ
の端子４４ｂの出力（衛星放送用チューナを介す）は、
ハイビジョン用ＴＶ受信装置１８４ｂに入力される。
【００９５】ミリ波受信機２９ａの端子５１ａ，５２
ａ，５３ａの出力は、たとえば、Ｄ端子を有する液晶デ
ィスプレ９２ａに供給され、ミリ波受信機２９ｂの端子
５１ｂ，５２ｂ，５３ｂの出力は、たとえば、Ｄ端子を
有するＤＶＤ９３に供給される。
ａ，５３ａの出力は、たとえば、Ｄ端子を有する液晶デ
ィスプレ９２ａに供給され、ミリ波受信機２９ｂの端子
５１ｂ，５２ｂ，５３ｂの出力は、たとえば、Ｄ端子を
有するＤＶＤ９３に供給される。
【００９６】ユーザ領域信号波としては、ハイビジョン
対応の映像が１チャンネル無線伝送されるだけである
が、通常のＮＴＳＣ（National Television System Com
mittee）方式の標準画像と比較して、高精細な画像を受
信することが可能になる。
対応の映像が１チャンネル無線伝送されるだけである
が、通常のＮＴＳＣ（National Television System Com
mittee）方式の標準画像と比較して、高精細な画像を受
信することが可能になる。
【００９７】また、第２の実施の形態による使用例によ
ると、ミリ波送信機１５とディジタルビデオレコーダ９
１とは映像コンポーネント用のケーブルで接続される。
しかしながら、図１に示すように、ミリ波送信機１５側
で映像コンポーネント信号からＤ端子側への変換器（映
像コンポーネント信号である２１Ｖ，２２Ｖ，２３Ｖと
Ｄ端子とを接続することにより形成される）を設けるこ
とも可能である。この場合、ディジタルビデオレコーダ
とミリ波送信機との間は、Ｄ端子ケーブルで接続するこ
とが可能になる。
ると、ミリ波送信機１５とディジタルビデオレコーダ９
１とは映像コンポーネント用のケーブルで接続される。
しかしながら、図１に示すように、ミリ波送信機１５側
で映像コンポーネント信号からＤ端子側への変換器（映
像コンポーネント信号である２１Ｖ，２２Ｖ，２３Ｖと
Ｄ端子とを接続することにより形成される）を設けるこ
とも可能である。この場合、ディジタルビデオレコーダ
とミリ波送信機との間は、Ｄ端子ケーブルで接続するこ
とが可能になる。
【００９８】同様に、ミリ波受信機２９ａ，２９ｂとハ
イビジョンＴＶとの間の接続も、ミリ波受信機内に映像
コンポーネント信号からＤ端子５５側への変換器を設け
ることにより、Ｄ端子ケーブルで接続することが可能に
なる。
イビジョンＴＶとの間の接続も、ミリ波受信機内に映像
コンポーネント信号からＤ端子５５側への変換器を設け
ることにより、Ｄ端子ケーブルで接続することが可能に
なる。
【００９９】なお、上記実施の形態では、ＴＶ放送波と
して、地上波ディジタル放送波、ならびに第１および第
２の衛星放送波を用いたが、ケーブルテレビジョン（Ｃ
ＡＴＶ：cable television/community antenna televis
ion)の信号波（ＣＡＴＶ波）も使用可能である。
して、地上波ディジタル放送波、ならびに第１および第
２の衛星放送波を用いたが、ケーブルテレビジョン（Ｃ
ＡＴＶ：cable television/community antenna televis
ion)の信号波（ＣＡＴＶ波）も使用可能である。
【０１００】ＣＡＴＶ波においては、ミリ波送信機１５
内に１ＧＨｚ〜２ＧＨｚ帯に一旦周波数上昇変換する周
波数変換器を設け、図７に示すようにＣＡＴＶ波のダウ
ンリンク信号部７３の高域側７４にユーザ領域の信号波
（ＵＳＥＲ）を配列し、ＣＡＴＶ波のアップリンク信号
部７２は、ダウンリンク信号部７３の低域側に配置す
る。そして、このように配列された信号を（ＩＦ信号）
をミリ波変換するように構成する。
内に１ＧＨｚ〜２ＧＨｚ帯に一旦周波数上昇変換する周
波数変換器を設け、図７に示すようにＣＡＴＶ波のダウ
ンリンク信号部７３の高域側７４にユーザ領域の信号波
（ＵＳＥＲ）を配列し、ＣＡＴＶ波のアップリンク信号
部７２は、ダウンリンク信号部７３の低域側に配置す
る。そして、このように配列された信号を（ＩＦ信号）
をミリ波変換するように構成する。
【０１０１】具体例を、図８，図９に示す。図８に示す
ミリ波送信機１５Ｃは、ＩＦ多重化回路１Ｃ、ミリ波ア
ップコンバータ４、およびミリ波アンテナ３を備える。
ＩＦ多重化回路１Ｃは、増幅器２ａ，２ｂに代わって周
波数変換器２００を備える。周波数変換器２００は、増
幅器２、周波数混合器２０１および局部発振器２０２を
含む。端子６で受けるＣＡＴＶ波信号は、増幅器２で増
幅される。局部発振器２０２の出力に基づき、周波数混
合器２０１により増幅器２の出力の周波数が図６に示す
関係を満たすように変換される。周波数変換器２００の
出力と信号合成器８の出力とが、信号結合器９により結
合される。
ミリ波送信機１５Ｃは、ＩＦ多重化回路１Ｃ、ミリ波ア
ップコンバータ４、およびミリ波アンテナ３を備える。
ＩＦ多重化回路１Ｃは、増幅器２ａ，２ｂに代わって周
波数変換器２００を備える。周波数変換器２００は、増
幅器２、周波数混合器２０１および局部発振器２０２を
含む。端子６で受けるＣＡＴＶ波信号は、増幅器２で増
幅される。局部発振器２０２の出力に基づき、周波数混
合器２０１により増幅器２の出力の周波数が図６に示す
関係を満たすように変換される。周波数変換器２００の
出力と信号合成器８の出力とが、信号結合器９により結
合される。
【０１０２】図９に示すミリ波受信機２９Ｃは、アンテ
ナ３１、ミリ波ダウンコンバータ３２、および出力処理
回路４５Ｃを備える。出力処理回路４５Ｃは、フィルタ
３９ａ，３９ｂおよび増幅器５６ａ，５６ｂに代わって
周波数変換器２１０を備える。周波数変換器２１０は、
フィルタ３９，周波数混合器２１１，局部発振器２１２
および増幅器５６を含む。周波数分配器３８により分配
されるユーザ領域信号波は、上述したように第１〜第４
の復調回路で復調される。それ以外のＣＡＴＶ波は、帯
域通過フィルタ３９を通過する。そして、局部発振器２
１２の出力に基づき、周波数混合器２１１により周波数
が変換される。周波数混合器２１１の出力は、増幅器５
６により増幅された後、端子４３に出力される。
ナ３１、ミリ波ダウンコンバータ３２、および出力処理
回路４５Ｃを備える。出力処理回路４５Ｃは、フィルタ
３９ａ，３９ｂおよび増幅器５６ａ，５６ｂに代わって
周波数変換器２１０を備える。周波数変換器２１０は、
フィルタ３９，周波数混合器２１１，局部発振器２１２
および増幅器５６を含む。周波数分配器３８により分配
されるユーザ領域信号波は、上述したように第１〜第４
の復調回路で復調される。それ以外のＣＡＴＶ波は、帯
域通過フィルタ３９を通過する。そして、局部発振器２
１２の出力に基づき、周波数混合器２１１により周波数
が変換される。周波数混合器２１１の出力は、増幅器５
６により増幅された後、端子４３に出力される。
【０１０３】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって、制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態の説
明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求
の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含
まれることが意図される。
の点で例示であって、制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態の説
明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求
の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含
まれることが意図される。
【０１０４】
【発明の効果】この発明に係る無線通信装置によれば、
屋内・家庭内で、ＴＶ放送波とビデオ・テレビカメラ・
パソコン等の電子機器からの映像・音声信号とを同時に
かつ独立に無線接続できる。このため、当該電子機器を
部屋間を持ち運びでき、かつ同時に異なった場所で複数
台使用することが可能になる。さらに、ＴＶ放送波およ
びビデオ映像・音声信号は多チャンネルに対応できるた
め、複数台の電子機器はそれぞれ異なった映像・音声情
報を有することが可能になる。
屋内・家庭内で、ＴＶ放送波とビデオ・テレビカメラ・
パソコン等の電子機器からの映像・音声信号とを同時に
かつ独立に無線接続できる。このため、当該電子機器を
部屋間を持ち運びでき、かつ同時に異なった場所で複数
台使用することが可能になる。さらに、ＴＶ放送波およ
びビデオ映像・音声信号は多チャンネルに対応できるた
め、複数台の電子機器はそれぞれ異なった映像・音声情
報を有することが可能になる。
【０１０５】さらに、当該無線通信装置によれば、衛星
放送の中間周波数帯および地上波放送の周波数帯でユー
ザ領域の周波数帯と周波数多重化している。このため、
従来のように６ＧＨｚ帯や１５０ＧＨｚ帯のマイクロ波
帯の周波数変換器を使用することなく、７００ＭＨｚ〜
１ＧＨｚ付近のＦＭ変調器で対応することができるた
め、周波数安定性に優れ、かつ逓倍する必要もなくな
る。この結果、良好な周波数安定性を得ることができる
のみならず、衛星放送、地上波放送、ＣＡＴＶ放送とも
周波数多重化することが可能になる。そして、ＩＦ周波
数帯で周波数多重化した後、ミリ波帯に周波数上昇変換
し無線通信を行うことが可能になる。
放送の中間周波数帯および地上波放送の周波数帯でユー
ザ領域の周波数帯と周波数多重化している。このため、
従来のように６ＧＨｚ帯や１５０ＧＨｚ帯のマイクロ波
帯の周波数変換器を使用することなく、７００ＭＨｚ〜
１ＧＨｚ付近のＦＭ変調器で対応することができるた
め、周波数安定性に優れ、かつ逓倍する必要もなくな
る。この結果、良好な周波数安定性を得ることができる
のみならず、衛星放送、地上波放送、ＣＡＴＶ放送とも
周波数多重化することが可能になる。そして、ＩＦ周波
数帯で周波数多重化した後、ミリ波帯に周波数上昇変換
し無線通信を行うことが可能になる。
【図１】 第１の実施の形態によるミリ波送信機１５の
構成の概要を示す図である。
構成の概要を示す図である。
【図２】 第１の実施の形態によるミリ波受信機２９の
構成の概要を示す図である。
構成の概要を示す図である。
【図３】 （Ａ）〜（Ｃ）は、第１の実施の形態による
信号波の配列の一例を示す図である。
信号波の配列の一例を示す図である。
【図４】 （Ａ）〜（Ｃ）は、第１の実施の形態による
信号波の配列の一例を示す図である。
信号波の配列の一例を示す図である。
【図５】 第１の実施の形態によるミリ波送受信機の使
用例を示す図である。
用例を示す図である。
【図６】 第２の実施の形態によるミリ波送受信機の使
用例を示す図である。
用例を示す図である。
【図７】 第２の実施の形態によるＣＡＴＶ波の配列の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図８】 第２の実施の形態によるＣＡＴＶ波対応のミ
リ波送信機１５Ｃの構成の概要を示す図である。
リ波送信機１５Ｃの構成の概要を示す図である。
【図９】 第２の実施の形態によるＣＡＴＶ波対応のミ
リ波受信機２９Ｃの構成の概要を示す図である。
リ波受信機２９Ｃの構成の概要を示す図である。
【図１０】 （Ａ），（Ｂ）は、文献１によるミリ波帯
送受信装置の構成の概要を示す図である。
送受信装置の構成の概要を示す図である。
【図１１】 文献２によるミリ波帯送信装置の構成の概
要を示す図である。
要を示す図である。
【図１２】 図１１の送信機の概観を示す図である。
１，１Ｃ 多重化回路、２，２ａ，２ｂ，１０，１４，
３４，３７，５６，５６ａ，５６ｂ 増幅器（アン
プ）、３，３１ アンテナ、４ ミリ波アップコンバー
タ、８ 信号合成器、９ 信号結合器、１１，４０，４
１ 局部発振器、１２，３６，４２ 周波数混合器、１
３，３５，３９ａ，３９ｂ，３９ｃ フィルタ、１４
ミリ波増幅器、１５，１５Ｃ ミリ波送信機、１２１〜
１２４ 変調回路、２９，２９ａ，２９ｂ，２９Ｃ ミ
リ波受信機、３２ ミリ波ダウンコンバータ、３８ 周
波数分配器、４５，４５Ｃ 出力処理回路、４６〜４９
復調回路、８０ ＴＶ装置・ビデオ装置、８１ ビデ
オ装置、８２ ビデオカメラ、８３ ＤＶＤ、８４ａ，
８４ｂ ＴＶ受信装置、８５ａ，８５ｂ パソコン、８
６ａ，８６ｂ，９２ａ 液晶ディスプレイ、８７ａ，８
７ｂ ビデオカメラ、９１ ディジタルビデオレコー
ダ。
３４，３７，５６，５６ａ，５６ｂ 増幅器（アン
プ）、３，３１ アンテナ、４ ミリ波アップコンバー
タ、８ 信号合成器、９ 信号結合器、１１，４０，４
１ 局部発振器、１２，３６，４２ 周波数混合器、１
３，３５，３９ａ，３９ｂ，３９ｃ フィルタ、１４
ミリ波増幅器、１５，１５Ｃ ミリ波送信機、１２１〜
１２４ 変調回路、２９，２９ａ，２９ｂ，２９Ｃ ミ
リ波受信機、３２ ミリ波ダウンコンバータ、３８ 周
波数分配器、４５，４５Ｃ 出力処理回路、４６〜４９
復調回路、８０ ＴＶ装置・ビデオ装置、８１ ビデ
オ装置、８２ ビデオカメラ、８３ ＤＶＤ、８４ａ，
８４ｂ ＴＶ受信装置、８５ａ，８５ｂ パソコン、８
６ａ，８６ｂ，９２ａ 液晶ディスプレイ、８７ａ，８
７ｂ ビデオカメラ、９１ ディジタルビデオレコー
ダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｈ 1/00 Ｈ０４Ｎ 5/44 Ｚ Ｈ０４Ｎ 5/38 7/08 Ｚ 5/44 (72)発明者 小川 博世 東京都小金井市貫井北町４丁目２番１号 郵政省通信総合研究所内 (72)発明者 浜口 清 東京都小金井市貫井北町４丁目２番１号 郵政省通信総合研究所内 (72)発明者 荘司 洋三 東京都小金井市貫井北町４丁目２番１号 郵政省通信総合研究所 Ｆターム(参考） 5C025 AA07 AA08 AA09 AA10 AA21 AA25 BA01 BA25 DA04 DA05 5C063 AB06 AC01 CA31 CA33 CA36 5K011 DA03 DA06 DA15 JA04 5K020 AA02 AA03 AA05 BB06 EE05 EE16 FF05 GG04 HH13
Claims (28)
- 【請求項１】 地上波放送波、衛星放送波またはケーブ
ルテレビ放送波を含む放送波と前記放送波と異なるユー
ザ専用信号波とを周波数軸上で互いに異なる位置に配置
した多重波をミリ波送信する構成を有する送信機と、 前記送信機の出力を受けて、前記放送波と前記ユーザ専
用信号波とを周波数下降変換する構成を有する受信機と
を備える、無線通信装置。 - 【請求項２】 前記送信機は、 前記放送波と前記ユーザ専用信号波とを前記配置に従っ
て多重化するための多重化回路と、 前記多重化回路の出力する前記多重波をミリ波に上昇変
換するアップコンバータとを含み、 前記受信機は、 前記送信機の出力を受ける受信部と、 前記受信部で受ける前記多重波を周波数下降変換するダ
ウンコンバータとを含む、請求項１に記載の無線通信装
置。 - 【請求項３】 前記ユーザ専用信号波は、 テレビ受信機、ビデオレコーダ、ビデオカメラおよびパ
ーソナルコンピュータを含む少なくとも１以上の電子機
器からの映像信号・音声信号を含む、請求項２に記載の
無線通信装置。 - 【請求項４】 前記ユーザ専用信号波は、 中間周波数の段階にある前記衛星放送波と多重化され
る、請求項１に記載の無線通信装置。 - 【請求項５】 前記ユーザ専用信号波の周波数帯は、 前記衛星放送波の周波数帯の低域側に配置される、請求
項４に記載の無線通信装置。 - 【請求項６】 前記ユーザ専用信号波は、 地上から伝播される前記地上波放送波そのものと多重化
される、請求項１に記載の無線通信装置。 - 【請求項７】 前記ユーザ専用信号波の周波数帯は、 前記地上放送波の周波数帯の高域側に配置される、請求
項６に記載の無線通信装置。 - 【請求項８】 前記ユーザ専用信号波は、 中間周波数の段階にある前記衛星放送波と地上から伝播
される前記地上波放送波そのものと多重化される、請求
項１に記載の無線通信装置。 - 【請求項９】 前記ユーザ専用信号波の周波数帯は、 前記地上波放送波の周波数帯と前記衛星放送波の周波数
帯との間に配置される、請求項８に記載の無線通信装
置。 - 【請求項１０】 前記多重化回路は、 前記ケーブルテレビ放送波を中間周波数に変換する変換
回路と、 前記中間周波数の前記ケーブルテレビ放送波と前記ユー
ザ専用信号波とを多重化するための回路とを含む、請求
項２に記載の無線通信装置。 - 【請求項１１】 前記受信機は、 前記ダウンコンバータの出力を、前記放送波と前記ユー
ザ専用信号波とに分配する分配器と、 前記分配器の出力を受けて前記ユーザ専用信号波を復調
する復調器とをさらに含む、請求項２に記載の無線通信
装置。 - 【請求項１２】 前記送信機は、 前記ユーザ専用信号波の周波数領域を変更する機能を有
し、 前記受信機は、 前記ユーザ専用信号波の前記周波数帯に応じて、前記ユ
ーザ専用信号波の使用チャンネルを設定する機能を有す
る、請求項１に記載の無線通信装置。 - 【請求項１３】 前記ユーザ専用信号波として、 映像コンポーネント信号と音声信号とが入力され、 前記多重化回路は、 前記映像コンポーネント信号と前記音声信号とを変調す
る変調手段と変調後に多重化する回路とを含む、請求項
２に記載の無線通信装置。 - 【請求項１４】 前記ユーザ専用信号波として、 ハイビジョン用のＤ端子映像信号と音声信号とが入力さ
れ、 前記多重化回路は、 前記Ｄ端子映像信号と前記音声信号とを変調する変調手
段と変調後に多重化する回路とを含む、請求項２に記載
の無線通信装置。 - 【請求項１５】 地上波放送波、衛星放送波またはケー
ブルテレビ放送波を含む放送波と前記放送波と異なるユ
ーザ専用信号波とを周波数軸上で互いに異なる位置に配
置するように多重化するための多重化回路と、 前記多重化回路の出力する前記多重波をミリ波に上昇変
換するアップコンバータとを備える、送信装置。 - 【請求項１６】 前記ユーザ専用信号波は、 テレビ受信機、ビデオレコーダ、ビデオカメラおよびパ
ーソナルコンピュータを含む少なくとも１以上の電子機
器からの映像信号・音声信号を含む、請求項１５に記載
の送信装置。 - 【請求項１７】 前記ユーザ専用信号波は、 中間周波数の段階にある前記衛星放送波と多重化され
る、請求項１５に記載の送信装置。 - 【請求項１８】 前記ユーザ専用信号波の周波数帯は、 前記衛星放送波の周波数帯の低域側に配置される、請求
項１７に記載の送信装置。 - 【請求項１９】 前記ユーザ専用信号波は、 地上から伝播される前記地上波放送波そのものと多重化
される、請求項１５に記載の送信装置。 - 【請求項２０】 前記ユーザ専用信号波の周波数帯は、 前記地上放送波の周波数帯の高域側に配置される、請求
項１９に記載の送信装置。 - 【請求項２１】 前記ユーザ専用信号波は、 中間周波数の段階にある前記衛星放送波と地上から伝播
される前記地上波放送波そのものと多重化される、請求
項１５に記載の送信装置。 - 【請求項２２】 前記ユーザ専用信号波の周波数帯は、 前記地上波放送波の周波数帯と前記衛星放送波の周波数
帯との間に配置される、請求項２１に記載の送信装置。 - 【請求項２３】 前記多重化回路は、 前記ケーブルテレビ放送波を中間周波数に変換する変換
回路と、 前記中間周波数の前記ケーブルテレビ放送波と前記ユー
ザ専用信号波とを多重化するための回路とを含む、請求
項１５に記載の送信装置。 - 【請求項２４】 前記ユーザ専用信号波として、 映像コンポーネント信号と音声信号とが入力され、 前記多重化回路は、 前記映像コンポーネント信号と前記音声信号とを変調す
る変調手段と変調後に多重化する回路とを含む、請求項
１５に記載の送信装置。 - 【請求項２５】 前記ユーザ専用信号波として、 ハイビジョン用のＤ端子映像信号と音声信号とが入力さ
れ、 前記多重化回路は、 前記Ｄ端子映像信号と前記音声信号とを変調する変調手
段と変調後に多重化する回路とを含む、請求項１５に記
載の送信装置。 - 【請求項２６】 地上波放送波、衛星放送波またはケー
ブルテレビ放送波を含む放送波と前記放送波と異なるユ
ーザ専用信号波とを周波数軸上で互いに異なる位置に配
置した多重波をミリ波送信する構成を有する送信装置に
対応するミリ波受信する受信装置であって、 前記多重波を受信する受信部と、 前記放送波と前記ユーザ専用信号波とを周波数下降変換
するダウンコンバータと、 前記ダウンコンバータの出力を、前記放送波と前記ユー
ザ専用信号波とに分配する分配器と、 前記分配器の出力を受けて前記ユーザ専用信号波を復調
する復調器とを備える、受信装置。 - 【請求項２７】 前記ユーザ専用信号波は、 テレビ受信機、ビデオレコーダ、ビデオカメラおよびパ
ーソナルコンピュータを含む少なくとも１以上の電子機
器からの映像信号・音声信号を含む、請求項２６に記載
の受信装置。 - 【請求項２８】 前記ユーザ専用信号波の周波数帯は、
前記送信装置により可変であり、 前記ユーザ専用信号波の前記周波数帯に応じて、前記ユ
ーザ専用信号波の使用チャンネルを設定する機能をさら
に有する、請求項２６に記載の受信装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000317988A JP2002125206A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 無線通信装置，送信装置および受信装置 |
| EP01976710A EP1330059B1 (en) | 2000-10-18 | 2001-10-17 | Radio communication apparatus, transmitter apparatus and receiver apparatus |
| US10/399,566 US7697574B2 (en) | 2000-10-18 | 2001-10-17 | Radio communication apparatus, transmitter apparatus and receiver apparatus |
| PCT/JP2001/009105 WO2002033862A1 (fr) | 2000-10-18 | 2001-10-17 | Dispositif de radiocommunication, dispositif d'emission et dispositif de reception |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000317988A JP2002125206A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 無線通信装置，送信装置および受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002125206A true JP2002125206A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=18796686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000317988A Pending JP2002125206A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 無線通信装置，送信装置および受信装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7697574B2 (ja) |
| EP (1) | EP1330059B1 (ja) |
| JP (1) | JP2002125206A (ja) |
| WO (1) | WO2002033862A1 (ja) |
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