JP2000213159A - シ―リング材充填用ノズル - Google Patents

シ―リング材充填用ノズル

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JP2000213159A
JP2000213159A JP11013804A JP1380499A JP2000213159A JP 2000213159 A JP2000213159 A JP 2000213159A JP 11013804 A JP11013804 A JP 11013804A JP 1380499 A JP1380499 A JP 1380499A JP 2000213159 A JP2000213159 A JP 2000213159A
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Japan
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sealing material
joint
filling
guide projection
nozzle
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Haruo Shoda
治男 鎗田
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
    • B05C17/005Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes
    • B05C17/00503Details of the outlet element
    • B05C17/00516Shape or geometry of the outlet orifice or the outlet element
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
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    • B05C17/00596The liquid or other fluent material being supplied from a rigid removable cartridge having no active dispensing means, i.e. the cartridge requiring cooperation with means of the handtool to expel the material

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Abstract

(57)【要約】 【目的】養生テープの貼着及びその取外し作業並びにシ
ーリング材の充填後処理を省略する。 【構成】本発明のシーリング材充填用ノズル1は、シー
リング材が収容されたカートリッジ2の注入口3にねじ
込まれるノズル本体4と、該ノズル本体の先端に設けら
れた基板7とを備え、基板7にはノズル本体4の中空円
錐状内部空間に連通するシーリング充填口8を設けてあ
る。基板7の前方部分には、該基板と一体にシーリング
材溢れ防止片6を形成してあり、目地9を跨ぐように形
成してあるとともに、後方部分には、目地9内に嵌め込
まれる案内用突起5を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスパテ、コー
キング材などのシーリング材を充填施工する際に使用す
るシーリング材充填用ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】建築構成部材の取付部、接合目地部、窓
枠取付け周辺、ガラスはめ込み部などの隙間といった部
位においては、気密性や水密性を確保すべく、ガラスパ
テ、コーキング材などのシーリング材を充填することが
多い。
【0003】このようなシーリング材を充填施工するに
あたっては、まず、目地の両側に予め養生テープを貼っ
てからシーリング材を充填し、しかる後に養生テープを
剥がすという手順で行うのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる養生テープの貼
着により、目地からはみ出したシーリング材がタイル表
面等に付着するのを未然に防止することが可能となる
が、その反面、養生テープの貼着及びシーリング材充填
後の取外しがきわめて煩雑であるという問題を生じてい
た。
【0005】また、養生テープの使用の有無に関わら
ず、通常、シーリング材を充填した後で余分に盛られた
シーリング材をヘラで除去したり押さえたりといった作
業が必要となり、時間や手間がかかるという問題も別途
生じていた。
【0006】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、養生テープの貼着及びその取外し作業並びに
シーリング材の充填後処理を省略することが可能なシー
リング材充填用ノズルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るシーリング材充填用ノズルは請求項1
に記載したように、シーリング材の注入口に取り付けら
れるノズル本体の先端に目地内に嵌め込まれる案内用突
起と前記目地を跨ぐように形成されたシーリング材溢れ
防止片とを設けてなるものである。
【0008】また、本発明に係るシーリング材充填用ノ
ズルは、前記案内用突起を前記ノズル本体に対して着脱
自在に構成したものである。
【0009】また、本発明に係るシーリング材充填用ノ
ズルは、前記案内用突起を、前記目地の対向内面にそれ
ぞれ当接する一対の当接片で構成するとともに、該当接
片を可撓性材料で構成したものである。
【0010】また、本発明に係るシーリング材充填用ノ
ズルは、前記シーリング材溢れ防止片の背面を凸状に湾
曲形成したものである。
【0011】また、本発明に係るシーリング材充填用ノ
ズルは請求項5に記載したように、シーリング材の注入
口に取り付けられるノズル本体の先端に入隅部位に当接
される案内用突起と該入隅部位を構成する互いに直交す
る2つの仕上げ面に各縁部がそれぞれ当接されるシーリ
ング材溢れ防止片とを設け、前記案内用突起を、その先
端と前記各縁部とを結ぶラインがほぼ直角をなすように
形成したものである。
【0012】請求項1の発明に係るシーリング材充填用
ノズルにおいては、まず、ノズル本体をシーリング材の
注入口、例えば充填用ガンに装填して使用するシーリン
グ用カートリッジの注入口に取り付ける。そして、シー
リング材を目地内に充填するにあたっては、ノズル本体
の先端に設けられた案内用突起を目地内に嵌め込むとと
もに、シーリング材溢れ防止片を目地を覆うようにして
該目地を形成する一対の仕上げ面、例えばタイルの表面
に当接し、かかる状態でノズル本体を目地に沿って移動
しながら行う。
【0013】このようにすると、案内用突起が目地内に
嵌め込まれているため、ノズル本体が目地からずれる懸
念がなくなるとともに、シーリング材溢れ防止片が目地
を跨ぐように形成してあるため、目地内に注入されたシ
ーリング材は、該シーリング材溢れ防止片で押さえら
れ、充填不良となったり目地の外側へ溢れ出したりする
おそれがなくなる。
【0014】シーリング材とは、建築構成部材の取付
部、接合目地部、窓枠取付け周辺、ガラスはめ込み部な
どの隙間、又はひび割れ部の気密性や水密性を保つため
に充填する材料であって、ガラスパテ、コーキング材な
どの総称を指すものとする。
【0015】ノズル本体は、例えば中空円錐状に構成
し、その基端側をシーリング材の注入口に取り付けると
ともに、先端側をシーリング充填口とすることができる
が、その構造や形状は任意である。
【0016】シーリング材溢れ防止片は、目地を跨ぐよ
うに形成する必要上、その幅については当然ながら目地
幅よりも大きくなるが、どの程度大きくすればよいか
は、溢れ防止機能や狭隘な箇所での作業性等を適宜勘案
して設定すればよい。
【0017】案内用突起は、目地内に嵌め込まれたとき
にがたつきができるだけ生じないよう、突起幅を目地幅
に合わせておくのが望ましいが、かかる案内用突起を前
記ノズル本体に対して着脱自在に構成しておけば、目地
幅に応じて案内用突起を適宜交換することが可能とな
り、目地内でのがたつきを確実に防止することが可能と
なる。
【0018】また、上述の案内用突起を、前記目地の対
向内面にそれぞれ当接する一対の当接片で構成するとと
もに、該当接片を可撓性材料で構成しておけば、目地幅
に関わらず、一対の当接片が常に目地の各内面に当接さ
れることとなり、目地内でのがたつきを任意の目地幅に
対して防止することが可能となる。
【0019】また、シーリング材溢れ防止片を平板状に
形成してもかまわないが、かかるシーリング材溢れ防止
片の背面、すなわち目地当接側を凸状に湾曲形成したな
らば、目地との当接ひいてはシーリング材の溢れ防止を
より確実に行うことが可能となる。
【0020】また、請求項5の発明に係るシーリング材
充填用ノズルにおいては、まず、ノズル本体をシーリン
グ材の注入口、例えば充填用ガンに装填して使用するシ
ーリング用カートリッジの注入口に取り付ける。そし
て、シーリング材を入隅部位に充填するにあたっては、
ノズル本体の先端に設けられた案内用突起を入隅部位に
当接する。
【0021】ここで、案内用突起の先端とシーリング材
溢れ防止片の各縁部とを結ぶラインがほぼ直角をなすよ
うに形成してあるため、案内用突起を入隅部位に当接す
るだけでシーリング材溢れ防止片の2つの縁部は、自然
に入隅部位を構成する2つの仕上げ面にそれぞれ当接さ
れ、その結果、シーリング材溢れ防止片の背面側には、
ほぼ三角形断面状の中空充填空間が形成される。
【0022】次に、かかる状態でノズル本体を入隅部位
に沿って移動しつつ、充填を行う。
【0023】このようにすると、案内用突起とシーリン
グ材溢れ防止片の各縁部が、入隅部位と該入隅部位を構
成する2つの仕上げ面にそれぞれ当接されているため、
ノズル本体が入隅部位からずれる懸念がなくなるととも
に、シーリング材溢れ防止片の背面側に形成されたほぼ
三角形断面状の中空充填空間には、シーリング材が溢れ
ることなく確実に充填される。しかも、上述したように
案内用突起とシーリング材溢れ防止片の各縁部が、入隅
部位と該入隅部位を構成する2つの仕上げ面にそれぞれ
当接されている関係上、シーリング材溢れ防止片の角度
は、仕上げ面に対して一定の角度、例えば45度に保持
される。
【0024】シーリング材、ノズル本体については請求
項1の発明についてすでに説明したので省略する。
【0025】案内用突起は、その先端とシーリング材溢
れ防止片の各縁部とを結ぶラインがほぼ直角をなすので
あればどのように形成してもかまわない。例えば、シー
リング材溢れ防止片の各縁部の中間点である材軸に沿っ
て垂直に突設したり、三角柱状に形成したりといった構
成が考えられる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシーリング材
充填用ノズルの実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等に
ついては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0027】(第1実施形態)
【0028】図1は、本実施形態に係るシーリング材充
填用ノズルを示した側面図及び正面図、図2は同じく部
分斜視図である。これらの図でわかるように、本実施形
態のシーリング材充填用ノズル1は、シーリング材が収
容されたカートリッジ2の注入口3にねじ込まれるノズ
ル本体4と、該ノズル本体の先端に設けられた基板7と
を備え、基板7には、図2(b)でよくわかるようにノズ
ル本体4の中空円錐状内部空間に連通するシーリング充
填口8を設けてある。
【0029】基板7の前方部分には、該基板と一体にシ
ーリング材溢れ防止片6を形成してあり、目地9を跨ぐ
ように形成してあるとともに、後方部分には、目地9内
に嵌め込まれる案内用突起5を設けてある。
【0030】ノズル本体4、基板7、シーリング材溢れ
防止片6及び案内用突起5は、例えばプラスチック成形
によって一体に形成することができる。
【0031】シーリング材溢れ防止片6の幅について
は、目地9内に充填されたシーリング材が溢れないよう
にかつ狭隘な場所での作業性を低下させるほど幅広にな
らない程度に適宜設定すればよい。
【0032】案内用突起5は、目地9内に嵌め込まれた
ときにがたつきができるだけ生じないよう、突起幅を目
地幅に合わせておくのが望ましい。
【0033】本実施形態に係るシーリング材充填用ノズ
ル1を用いてシーリング材の充填を行うには、まず、充
填用ガン(図示せず)に装填して使用するシーリング用
カートリッジ2の注入口3にノズル本体4をねじ込んで
取り付ける。
【0034】次に、ノズル本体4の先端に設けられた案
内用突起5を、図2(a)でよくわかるように目地9内に
嵌め込むとともに、シーリング材溢れ防止片6を目地9
を形成する一対の仕上げ面としてのタイル10、10の
表面に当接する。このように、目地9を覆うようにして
シーリング材溢れ防止片6を跨がせ、かかる状態でノズ
ル本体4を図3に示すように目地9に沿って同図矢印方
向に移動しつつ、シーリング材11の充填を行う。
【0035】このようにすると、案内用突起5が目地9
内に嵌め込まれているため、ノズル本体4が目地9から
ずれる懸念がなくなるとともに、シーリング材溢れ防止
片6が目地9を跨ぐように形成してあるため、目地9内
に注入されたシーリング材11は、該シーリング材溢れ
防止片で押さえられ、充填不良となったり目地9の外側
へ溢れ出したりするおそれがなくなる。
【0036】以上説明したように、本実施形態に係るシ
ーリング材充填用ノズル1によれば、案内用突起5が目
地9に沿ったノズル本体4の移動を案内する機能を果た
すとともに、シーリング材溢れ防止片6が目地9内に注
入されたシーリング材11を押さえて目地9の外側への
溢れ出しを未然に防止する。
【0037】したがって、目地9から溢れ出したシーリ
ング材11がタイル10に付着する懸念がなくなり、従
来のようにタイル10に養生テープを貼着する必要がな
くなる。また、充填されたシーリング材11をシーリン
グ材溢れ防止片6が押さえるので、従来のように余計に
充填されたシーリング材をヘラで除去したり押さえたり
といった作業が不要となる。
【0038】本実施形態では、案内用突起5を目地9内
に嵌め込んだとき、がたつきができるだけ生じないよう
に該突起幅を目地幅に合わせておくようにしたが、これ
に代えて、図4に示すように、ノズル本体4に対して案
内用突起21を着脱自在に構成し、かかる案内用突起2
1として突起幅サイズの異なるものを多数用意するよう
にしてもよい。
【0039】案内用突起21には、ノズル本体4に設け
られた差込溝23に嵌合する取付け用差込凸部22を設
けてあり、該取付け用差込凸部22を同図(c)の矢印方
向から差込溝23に差し込むことでノズル本体4に着脱
自在に取り付けることができるようになっている。
【0040】かかる構成によれば、目地幅に応じて案内
用突起21を適宜交換することが可能となり、目地9内
でのがたつき、ひいてはシーリング材11の溢れを確実
に防止することが可能となる。
【0041】また、案内用突起を図5に示すような案内
用突起33としてもよい。同図に示す案内用突起33
は、目地9の対向内面31、31にそれぞれ当接する一
対の可撓性当接片32、32で構成してある。
【0042】かかる構成によれば、一対の当接片32、
32は、同図(a)、(b)でよくわかるように、目地幅に関
わらず常に目地9の各内面31、31に当接されること
となり、目地9内でのがたつき、ひいてはシーリング材
の溢れを任意の目地幅に対して防止することが可能とな
る。
【0043】また、本実施形態では、シーリング材溢れ
防止片6を平板状に形成したが、これに代えて、図6に
示す構成としてもよい。同図に示すシーリング材充填用
ノズルは、上述の実施形態と同様、ノズル本体4と該ノ
ズル本体の先端に設けられた基板7aとを備え、基板7
aにはシーリング充填口8を設けるとともに、その前方
部分には該基板と一体にシーリング材溢れ防止片6aを
形成し、後方部分には、目地9内に嵌め込まれる案内用
突起5を設けてあるが、上述の実施形態とは異なり、シ
ーリング材溢れ防止片6aは、その背面、すなわち目地
当接側を凸状に湾曲形成してある。
【0044】かかる構成によれば、目地9を形成する仕
上げ面10、10の角部との当接ひいてはシーリング材
の溢れ防止をより確実に行うことが可能となる。なお、
かかる変形例では、シーリング材溢れ防止片6aの背面
のみならず、基板7aの背面全体を凸状に湾曲形成する
ことで、ノズル本体4を移動させるときの安定性を高め
るように構成したが、ノズル本体4を移動させるときの
安定性に問題がないのであれば、シーリング材溢れ防止
片6aだけを湾曲形成し、シーリング充填口8や案内用
突起5を設ける箇所については、基板7aを平板状に形
成してもよいことは言うまでもない。
【0045】(第2実施形態)
【0046】次に、第2実施形態について説明する。な
お、第1実施形態と実質的に同一の部品等については同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0047】図7は、本実施形態に係るシーリング材充
填用ノズルを示したものである。同図でわかるように、
本実施形態のシーリング材充填用ノズルは、第1実施形
態と同様、ノズル本体4と該ノズル本体の先端に設けら
れた基板7とを備え、基板7にはシーリング充填口8を
設けてあるとともに、基板7の前方部分に該基板と一体
にシーリング材溢れ防止片6を形成してあるが、後方部
分には、入隅部位に当接される案内用突起41を設けて
ある。
【0048】すなわち、第1実施形態では、平坦な目地
9にシーリング材を充填することを前提としていたのに
対し、本実施形態では、入隅部位いわばコーナー部分へ
のシーリング材充填を前提としたものである。具体的に
説明すると、案内用突起41は、その先端45とシーリ
ング材溢れ防止片6の各縁部46、46とを結ぶ横断面
上でのラインがほぼ直角をなすように形成してあり、同
図(b)でよくわかるように、先端45を入隅部位44に
当接したとき、該入隅部位を構成する互いに直交する2
つの仕上げ面42、43にシーリング材溢れ防止片6の
縁部46、46がそれぞれ当接されるようになってい
る。
【0049】案内用突起41は、同図に示すようにシー
リング材溢れ防止片6の各縁部46、46の中間点であ
る材軸に沿って所定長さDにわたり垂直に突設すること
で構成することができる。案内用突起41の材軸方向長
さDについては、入隅部位45に安定した状態で当接で
きるよう適宜設定する。
【0050】本実施形態に係るシーリング材充填用ノズ
ルを用いてシーリング材の充填を行うには、まず、ノズ
ル本体4をシーリング用カートリッジ2の注入口3に取
り付ける。
【0051】次に、ノズル本体4の先端に設けられた案
内用突起41の先端45を入隅部位44に当接する。こ
こで、案内用突起41の先端45とシーリング材溢れ防
止片6の各縁部46、46とを結ぶ横断面上でのライン
がほぼ直角をなすように形成してあるため、案内用突起
41を入隅部位44に当接するだけでシーリング材溢れ
防止片6の2つの縁部46、46は、自然に入隅部位4
4を構成する2つの仕上げ面42、42にそれぞれ当接
され、その結果、シーリング材溢れ防止片6の背面側に
は、ほぼ三角形断面状の中空充填空間47が形成され
る。
【0052】次に、かかる状態でノズル本体4を入隅部
位44に沿って移動しつつ、中空充填空間47にシーリ
ング材11を充填する。
【0053】以上説明したように、本実施形態に係るシ
ーリング材充填用ノズルによれば、案内用突起41の先
端45とシーリング材溢れ防止片6の各縁部46、46
が、入隅部位44と該入隅部位を構成する2つの仕上げ
面42、43にそれぞれ当接されているため、ノズル本
体4が入隅部位44からずれる懸念がなくなるととも
に、シーリング材溢れ防止片6の背面側に形成されたほ
ぼ三角形断面状の中空充填空間47にシーリング材11
を溢れさせることなく確実に充填することが可能とな
る。
【0054】したがって、入隅部位44から溢れ出した
シーリング材11がタイル等の仕上げ面42、43に付
着する懸念がなくなり、従来のように仕上げ面42、4
3に養生テープを貼着する必要がなくなる。また、充填
されたシーリング材11をシーリング材溢れ防止片6が
押さえるので、従来のように余計に充填されたシーリン
グ材をヘラで除去したり押さえたりといった作業が不要
となる。
【0055】また、本実施形態に係るシーリング材充填
用ノズルによれば、上述したように案内用突起41とシ
ーリング材溢れ防止片6の各縁部46、46が、入隅部
位44と該入隅部位を構成する2つの仕上げ面42、4
3にそれぞれ当接されている関係上、シーリング材溢れ
防止片6の角度は、仕上げ面に対して一定の角度、例え
ば45度に保持されることとなり、シーリング材11の
施工精度を向上させることが可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る本発
明のシーリング材充填用ノズルによれば、案内用突起が
目地に沿ったノズル本体の移動を案内する機能を果たす
とともに、シーリング材溢れ防止片が目地内に注入され
たシーリング材を押さえて目地の外側への溢れ出しを未
然に防止する。
【0057】したがって、目地から溢れ出したシーリン
グ材が仕上げ面に付着する懸念がなくなり、従来のよう
に仕上げ面に養生テープを貼着する必要がなくなる。ま
た、充填されたシーリング材をシーリング材溢れ防止片
が押さえるので、従来のように余計に充填されたシーリ
ング材をヘラで除去したり押さえたりといった作業が不
要となる。
【0058】また、請求項2に係る本発明のシーリング
材充填用ノズルによれば、目地幅に応じて案内用突起を
適宜交換することが可能となり、目地内でのがたつき、
ひいてはシーリング材の溢れを確実に防止することが可
能となるという効果も奏する。
【0059】また、請求項3に係る本発明のシーリング
材充填用ノズルによれば、案内用突起は、目地幅に関わ
らず、常に目地の各内面に当接されることとなり、目地
内でのがたつき、ひいてはシーリング材の溢れを任意の
目地幅に対して防止することが可能となるという効果も
奏する。
【0060】また、請求項4に係る本発明のシーリング
材充填用ノズルによれば、目地を形成する仕上げ面の角
部との当接ひいてはシーリング材の溢れ防止をより確実
に行うことが可能となるという効果も奏する。
【0061】また、請求項5に係る本発明のシーリング
材充填用ノズルによれば、ノズル本体が入隅部位からず
れる懸念がなくなるとともに、シーリング材溢れ防止片
の背面側に形成されたほぼ三角形断面状の中空充填空間
にシーリング材を溢れさせることなく確実に充填するこ
とが可能となる。
【0062】したがって、入隅部位から溢れ出したシー
リング材がタイル等の仕上げ面に付着する懸念がなくな
り、従来のように仕上げ面に養生テープを貼着する必要
がなくなる。また、充填されたシーリング材をシーリン
グ材溢れ防止片が押さえるので、従来のように余計に充
填されたシーリング材をヘラで除去したり押さえたりと
いった作業が不要となる。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るシーリング材充填用ノズル
の図であり、(a)は側面図、(b)はA―A方向から見た正
面図。
【図2】第1実施形態に係るシーリング材充填用ノズル
の部分斜視図。
【図3】第1実施形態に係るシーリング材充填用ノズル
の使用状況を示した図であり、(a)は断面図、(b)は平面
図。
【図4】変形例に係るシーリング材充填用ノズルを示し
た図であり、(a)は断面図、(b)はB―B線方向から見た
背面図、(c)は取付け状況を示した部分斜視図。
【図5】変形例に係るシーリング材充填用ノズルを示し
た正面図。
【図6】変形例に係るシーリング材充填用ノズルを示し
た部分斜視図。
【図7】第2実施形態に係るシーリング材充填用ノズル
の図であり、(a)は部分斜視図、(b)は施工状況を示した
正面図。
【符号の説明】
1 シーリング材充填用ノズ
ル 3 シーリング材の注入口 4 ノズル本体 5 案内用突起 6、6a シーリング材溢れ防止片 8 シーリング充填口 9 目地 11 シーリング材 21 案内用突起 31、31 対向内面 32、32 一対の当接片 33 案内用突起 41 案内用突起 45 案内用突起41の先端 46 縁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーリング材の注入口に取り付けられる
    ノズル本体の先端に目地内に嵌め込まれる案内用突起と
    前記目地を跨ぐように形成されたシーリング材溢れ防止
    片とを設けてなることを特徴とするシーリング材充填用
    ノズル。
  2. 【請求項2】 前記案内用突起を前記ノズル本体に対し
    て着脱自在に構成した請求項1記載のシーリング材充填
    用ノズル。
  3. 【請求項3】 前記案内用突起を、前記目地の対向内面
    にそれぞれ当接する一対の当接片で構成するとともに、
    該当接片を可撓性材料で構成した請求項1記載のシーリ
    ング材充填用ノズル。
  4. 【請求項4】 前記シーリング材溢れ防止片の背面を凸
    状に湾曲形成した請求項1記載のシーリング材充填用ノ
    ズル。
  5. 【請求項5】 シーリング材の注入口に取り付けられる
    ノズル本体の先端に入隅部位に当接される案内用突起と
    該入隅部位を構成する互いに直交する2つの仕上げ面に
    各縁部がそれぞれ当接されるシーリング材溢れ防止片と
    を設け、前記案内用突起を、その先端と前記各縁部とを
    結ぶラインがほぼ直角をなすように形成したことを特徴
    とするシーリング材充填用ノズル。
JP11013804A 1999-01-22 1999-01-22 シ―リング材充填用ノズル Withdrawn JP2000213159A (ja)

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