JP3070995U - 目地空間用シール材 - Google Patents

目地空間用シール材

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JP3070995U JP2000000688U JP2000000688U JP3070995U JP 3070995 U JP3070995 U JP 3070995U JP 2000000688 U JP2000000688 U JP 2000000688U JP 2000000688 U JP2000000688 U JP 2000000688U JP 3070995 U JP3070995 U JP 3070995U
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嘉治 田嶋
満夫 島田
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明光化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル材間の目地空間を良好に密閉でき、密
閉作業を迅速容易に行える目地空間用シール材を提供す
る。 【解決手段】 目地空間用シール材10は、建物の外壁
又は内壁部分を構成するために隣接して配置される複数
のパネル材20のパネル材間に形成される目地空間22
を密閉するために使用され、目地空間内に長手方向に沿
って挿入される長尺の基部12と、基部における挿入側
先端とは反対側の端面に結合され、基部より広幅で基部
の長手方向に沿って延びる中空管状の表面側シール部1
4とを備える。表面側シール部14は、中空管状の断面
形状の弾性変形が可能であるように可撓性が付与されて
おり、パネル材のパネル表面近傍において目地空間を密
閉するように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建物の外壁又は内壁を構成するパネル材間において形成される目地 空間用のシール材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数の板状のパネル材を水平又は垂直方向に組み合わせて、建物の 外壁や内壁を構成する建築方式が知られている。これらパネル材の側端は、隣接 するパネル材の側端又はパネル表面とスタッド、ビスなどの固定部材を用いて連 結される。この連結部分においてパネル材間には目地空間が形成され、パネル材 間の防水性や断熱性を向上させるためには、目地空間を密閉するためのシール材 を使用することが必要とされている。
【0003】 従来の目地空間のシール方法としては、コーキング剤が目地の反対側から抜け 出ないようにバックアップするバックアップ剤を目地の中程に挿入した後、パネ ル材表面側から目地材であるシリコン樹脂製のコーキング剤を充填、硬化させる 方法が知られている。しかしながら、このような硬化性シール材を用いた方法で は、コーキング剤が乾いて固まるまでに時間がかかり、シール作業が長くなる等 の問題が生じ得、作業効率または作業性がよくなかった。
【0004】 一方で、長尺状の基部と、この基部の長手方向に延びる端部に形成されたキャ ップ部とを備えた樹脂製のシール材もまた知られている。キャップ部は、シール 材を目地空間内に挿入した際にパネル表面の近傍に位置するように設けられた部 分であり、目地空間の密封を確実にすると共に、露出されてパネル連結部におけ る外表面を形成する。このようなシール材は、目地空間内に押し込むことによっ て目地空間を密閉するように使用されるので、比較的迅速容易にパネル材間のシ ール作業を行うことができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、パネル材連結作業時におけるパネルの位置ずれ、或いは温度変 化によって、目地空間の幅はそれぞれ一定では無くてばらつきがあり、連結され たパネル材同士のパネル表面はわずかにずれている場合もある。従って、上記キ ャップ部が例えば断面三角形状のような可撓性に乏しい形態とされている場合に は、機能的にも外観的にも問題が生じていた。例えば、目地空間の幅が小さすぎ る場合には、キャップ部がパネル表面から突出してしまう場合がある。また、キ ャップ部が抵抗となって目地空間内へのシール材の押し込み作業が容易でなくな るということもある。一方、目地空間の幅が大きすぎる場合には、パネル材とキ ャップ部との間に隙間が残ってしまうこととなり、目地空間を適切に密閉できな い。
【0006】 本発明は、上記従来のシール材の問題点を解決するためになされたものであり 、パネル材間の目地空間を良好に密閉でき、迅速容易にシール作業を行える目地 空間用シール材を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の目地空間用シール材は、建物の外壁又は内壁部分を構成するために隣 接して配置される複数のパネル材のパネル材間に形成される目地空間を密閉する ために使用され、前記目地空間内に長手方向に沿って挿入される長尺の基部と、 該基部における挿入側先端とは反対側の端面に結合され、該基部より広幅で該基 部の長手方向に沿って延びる中空管状の表面側シール部とを備え、前記表面側シ ール部は、前記中空管状の断面形状の弾性変形が可能であるように可撓性が付与 されており、前記パネル材のパネル表面近傍において前記目地空間を密閉するよ うに構成されており、これにより上記目的を達成する。
【0008】 前記基部における目地空間への挿入先端側の端面において結合され、前記基部 及び前記表面側シール部よりも剛性が高く形成された係止部をさらに備えていて もよい。
【0009】 前記基部、前記表面側シール部及び前記係止部は、同種の樹脂材料から形成さ れていてもよい。
【0010】 前記表面側シール部は、前記基部の長手方向に沿って延びる複数の空洞を備え ていてもよい。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は、本実施形態の目地空間用シール材の斜視図を示す。
【0012】 図1に示すように、目地空間用シール材10は、目地空間内に長手方向に沿っ て挿入される長尺状の基部12と、基部における挿入側先端とは反対側の端面に 結合された表面側シール部14とを備える。また、基部12の反対側の端部には 、くびれ部15を介して拡径された係止部16が設けられ、さらに、基部12の 両側面において羽板部18が両側へ延びている。
【0013】 図に示すように、表面側シール部14は、基部12より広幅で、基部12の長 手方向に沿って延びる中空管状を有している。このように表面側シール部14の 幅W1は、変形していない状態において、基部の幅W2よりも大きくされている ことが望ましい。また、表面側シール部14の断面における内外周面間の厚さd は、例えば約0.5mmとされている。このような厚さにすることにより、表面 側シール部14は中空管状の断面形状の弾性変形が可能であるような可撓性が付 与されている。これにより、パネル材のパネル表面近傍において目地空間の密閉 をより確実にすることが可能である。
【0014】 また、係止部16は、好適には、その他の部分に比べて硬度が高くなるように 形成されている。例えば、その他の部分は硬度60°で形成されるのに対し、係 止部16は硬度85°で形成される。このようにすることで、押圧による係止部 16の変形を防止することができ、後述する係止溝28(図2において図示)と の嵌着、固定がより容易に行える。また、係止部16の形状は、図に示すような 断面四角状以外にも、三角形状、矢尻状など種々の形態とすることができる。ま た、係止部16は、係止溝28との嵌合により係止される形態ではなく、平坦面 が両面テープを利用して止着されるようであってもよい。
【0015】 このようなシール材10は、例えばペレット状のオレフィン系エラストマー等 の樹脂材料を公知の方法により成形することによって一体的に作成することがで きる。また、上述したように係止部16のみを選択的に堅く形成する場合には、 硬さの異なるオレフィン系エラストマー材料を用意し、押出機からおのおの押し 出された材料を一つに合流して作製する共押出し方法により容易に形成すること ができる。このように、硬さが異なる部分を同種の樹脂材料により形成すれば、 これらの部分間の接合性を高くすることが出来る。また、シール材10を形成す るためには、オレフィン系エラストマー以外にも、硬質PVCと軟質PVCとの 組み合わせや、ABS樹脂とエラストマーとの組み合わせなど種々の樹脂材料を 使用することが可能である。
【0016】 なお、シール材10の長さは、使用されるパネル材の寸法に応じて適宜変更し て良い。このシール材10の製造段階において、所定の長さとしてもよいし、パ ネルへの取り付け段階において、所望の長さに切断して使用しても良い。
【0017】 図2は、パネル材間の目地空間において本実施形態のシール材10が挿入され た様子を示す断面図である。図に示すように、隣接して配置されるパネル材20 は例えばビスなどを用いて金属製のパネル材固定具24により連結されており、 このパネル材20間において目地空間22が形成されている。また、パネル材固 定具24は、返り歯状係止片を有する係止溝形成壁26を備える。このようにし て形成された係止溝28にシール材10の係止部16が嵌着され、係止片は抜け 止めをなしている。
【0018】 また、シール材10の表面側シール部14は、断面においてわずかに変形され て目地空間22の幅とほぼ同幅とされている。さらに、表面側シール部14は、 パネル表面の水準とほぼ同一となるように、露出面がほぼ平坦になるように変形 されている。このように、表面側シール部14は目地空間22の幅に合わせて変 形可能であるので、目地空間22をより確実に密閉出来るとともに、パネル表面 から突出することが防止され得る。従って、目地空間幅が多少異なっている場合 や、パネル表面の水準がずれている場合にも、目地空間を適切に密閉することが 可能である。また、パネル間を平滑に接続した外表面を提供することが可能であ る。なお、羽板部18も変形して目地空間の密封性を向上させている。
【0019】 また、上述のように表面側シール部14は中空管状をなしているので、変形時 に応力が局所的に加えられるということがなく、応力を全体的に分散して受け止 めることができる。従って、表面側シール部14は、応力に対する耐久性が高く 、亀裂等が生じてシール効果が低減するということを防止できる。
【0020】 なお、表面側シール部14の形状は、中空管状であるような種々の形態とする ことができ、例えば、図3において断面を示すような内部に長手方向に延びる2 本以上の空洞30を備える形態であっても良い。
【0021】 このような目地空間22内へのシール材10の装着は、例えば、パネル材固定 具24の端面から係止溝28内にシール材10をスライドさせるようにして嵌合 させ、その後パネル材固定具24の両側に設けられたパネル固定部(図示せず) にパネルをそれぞれ固定するというようにして行われる。
【0022】 なお、図2にはパネル材が隣接して配置された場合に形成される目地空間に挿 入されたシール材を示したが、パネル表面と、これにほぼ垂直に接合されたパネ ル材の端面との間において形成された目地空間に対しても、本発明のシール材は 使用可能である。
【0023】
【考案の効果】 本発明の目地空間用シール材は、基部より広幅で基部の長手方向に沿って延び る中空管状の表面側シール部を備えており、この表面シール部は中空管状の断面 形状の弾性変形が可能であるので、幅が異なる目地空間に対して適切に密閉を行 うことができる。また、目地空間幅が小さい場合においても、表面シール部が変 形可能であるので目地空間内に押し込めることが容易である。従って、シール材 がパネル表面を突出することがなく、パネル材結合部分においても平滑な外表面 を形成することが可能である。このようなシール材は、目地空間内にパネル外部 から簡単に挿入することができるので、迅速容易にパネル材間のシールを行うこ とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による目地空間用シール材の
斜視図である。
【図2】本発明の実施形態による目地空間用シール材が
パネル材間の目地空間に挿入された様子を示す断面図で
ある。
【図3】図1に示す形態とは異なる形態の目地空間用シ
ール材の表面側シール部の縦断面図である。
【符号の説明】
10 目地空間用シール材 12 基部 14 表面側シール部 15 くびれ部 16 係止部 18 羽板部 20 パネル材 22 目地空間 24 パネル材固定具 26 係止溝形成壁 28 係止溝

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁又は内壁部分を構成するため
    に隣接して配置される複数のパネル材のパネル材間に形
    成される目地空間を密閉するためのシール材であって、 前記目地空間内に長手方向に沿って挿入される長尺の基
    部と、 該基部における挿入側先端とは反対側の端面に結合さ
    れ、該基部より広幅で該基部の長手方向に沿って延びる
    中空管状の表面側シール部とを備え、 前記表面側シール部は、前記中空管状の断面形状の弾性
    変形が可能であるように可撓性が付与されており、前記
    パネル材のパネル表面近傍において前記目地空間を密閉
    することを特徴とする目地空間用シール材。
  2. 【請求項2】 前記基部における目地空間への挿入先端
    側の端面において結合され、前記基部及び前記表面側シ
    ール部よりも剛性が高く形成された係止部をさらに備え
    ることを特徴とする請求項1に記載の目地空間用シール
    材。
  3. 【請求項3】 前記基部、前記表面側シール部及び前記
    係止部は、同種の樹脂材料から形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載の目地空間用シール材。
  4. 【請求項4】 前記表面側シール部は、前記基部の長手
    方向に沿って延びる複数の空洞を備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の目地空間用シール材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101476409B1 (ko) * 2014-03-28 2014-12-24 주식회사 광스틸 열교 차단을 위한 건축용 패널 웨더 스트립

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