JP2803332B2 - 溝型枠材とガラスとの接着方法 - Google Patents

溝型枠材とガラスとの接着方法

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JP2803332B2 JP16463690A JP16463690A JP2803332B2 JP 2803332 B2 JP2803332 B2 JP 2803332B2 JP 16463690 A JP16463690 A JP 16463690A JP 16463690 A JP16463690 A JP 16463690A JP 2803332 B2 JP2803332 B2 JP 2803332B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建物外装材におけるガラスの施工方法に採
用するのに好適な溝柄枠材とガラスとの接着方法に関す
る。
[従来の技術] 従来から建物外装材におけるガラスの施工方法として
は、ガラスをシリコーン等の接着剤を介して枠材に接着
することにより保持する方法が知られている。この方法
は、ガラスの外観上、枠材等の露出がないため、ガラス
の平坦な外観が得られるという利点がある。
この方法の代表的な一例を第6図に示す。この第6図
に示す方法では、ガラス1は接着剤2により接着用枠材
3と接着されており、該接着用枠材3と構造枠材4との
間を保持金物5により接合することにより、前記ガラス
1を保持するよう構成されている。しかしながら、第6
図に示す方法では、接着用枠材3と接着剤2との接着信
頼性に欠けるという欠点があった。
そこで、このような接着用枠材3の接着信頼性を改良
すべく第7図に示す構造が提案された(実開平1−1380
13号公報参照)。この構造は、接着用枠材3の接着性に
加えて、接着剤2と接着用枠材3の機械的結合力を付加
したものである。これをさらに詳述すると、接着用枠材
3には接着剤2が入る溝6が設けられている。そして、
ガラス1と接着用枠材3とを接着する接着剤2は、ガラ
ス1と接着用枠材3との間のみならず、該溝6内にも入
り、これによって接着剤2と接着用枠材3との機械的結
合力を付加するよう構成されている。
なお、第7図の構造におけるガラス1の取付けは下記
の通りに行っている。
第1の方法は、第8図(a)、(b)の如く、接着用
枠材3のガラス取付面及び溝6に接着剤2を付着させた
後、ガラス1を接着用枠材3側に押し付ける。また、第
2の方法としては、第9図の如く、グレイジングビード
7等を利用して、ガラス1を予め所定位置に保持してお
き、ガラス1と接着用枠材3との間及び溝6に接着剤2
をコーキングガン8等を利用して注入する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、以上のような第7図の方法にあって
は、接着用枠材3に設けられた溝6が特殊な形状をして
おり、このような特殊な形状物に接着剤2を充填させる
構造のため、内部まで接着剤2が回りにくく、接着剤2
の充填不足を生じ易いという問題があった。
また、接着剤2の充填を目地部側から行なうため、接
着剤2を充填したときに目地部が汚れてしまう。このた
め、接着剤充填後、目地部のマスキングと仕上げが必要
であった。
さらに、第7図の方法であると、ガラス1と接着用枠
材3のガラス取付面との間の開放空間内に単に接着剤2
が配置されているだけなので、該接着剤2の粘性が低い
と充填部以外の箇所へ接着剤2が流れ出してしまう。こ
のため使用可能な接着剤が限定されてしまうという問題
もあった。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る溝型枠材とガラスとの接着方法では、溝
型枠材はその背面側に接着剤注入口が設けられると共
に、ガラスとの接着側に長手方向に延在するスリットが
設けられている。
まず、溝型枠材のスリットに沿う縁部を粘着スペーサ
でガラスに粘着させると共に、溝側枠材の長手方向の端
部の開口部を空気孔付きの端部スペーサで封塞する。
この後、溝型枠材,ガラス,粘着スペーサ及び端部ス
ペーサとで画成される密閉空間内に前記接着剤注入口よ
り接着剤を注入充填する。
[作用] このように本発明にあっては、粘着スペーサ及び端部
スペーサを用いてガラスと溝側枠材を結合し、接着剤充
填空間を密閉空間とする。そして、接着剤を該密閉空間
内に注入するにしたがって、密閉空間内の空気を空気抜
き孔より除去するようにしている。したがって、接着剤
は溝型枠材内部の隅々まで十分いきわたることになる。
また、密閉空間内に接着剤を充填するため、接着剤の
充填部以外の個所への漏れがなくなる。そして、このた
め、接着剤充填におけるマスキング,ヘラ仕上げ等の作
業が不要となる。さらに、前記密閉空間内に接着剤を充
填する構造のため、接着剤として粘性の低い熱硬化型シ
リコーンなど種々の接着剤が使用可能となる。
[実施例] 以下、図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本発明の実施例方法により接着された溝型枠
材とガラスとの接着部分の構造を示す断面図、第2図は
溝型枠材を接着したガラスの平面図、第3図は第2図の
III−III線断面図、第4図は第3図のA部の拡大断面
図、第5図は第2図のV−V線拡大断面図である。
第1図に示すように、構造枠材10には保持金物11が固
定されており、溝型枠材12には該保持金物11に保持固定
されている。すなわち、保持金物11は略L字形状を呈す
るごく作製されており、その先端球状部11aに溝型枠材1
2の背面側に設けられた係合部12aが係合することによ
り、該溝型枠材12は保持金物11に保持固定されている。
溝型枠材12は第2図から明らかなように、ガラス13の
長手方向の長さ寸法と略同一長さに形成されていると共
に、溝型枠材12のガラス取付面側に長手方向に延びるス
リット12bが設けられている。
該溝型枠材12の背面側には、第2図に詳細に示すよう
に、長手方向略中央部位置に接着剤注入口14が設けられ
ている。
また、溝型枠材12のガラス取付面のスリット12bの側
縁部分には粘着スペーサ17が接着されており、該粘着ス
ペーサ17を介してガラス13に溝型枠材12が固定された構
造となっている。該粘着スペーサ17は細長い角棒状に形
成されており、溝型枠材12のガラス取付面とガラス13と
の間に延設され、溝型枠材12とガラス13との間に形成さ
れる側方空間を閉塞した構造となっている。
溝型枠材12の両端部側に設けられた端部開口部内に
は、第5図に示すように、端部スペーサ18が嵌装配置さ
れており、該端部スペーサ18により溝型枠材12の端部開
口部を閉塞している。この端部スペーサ18に空気抜き孔
15が設けられている。
したがって、該粘着スペーサ17及び端部スペーサ18を
用いて溝型枠材12とガラス13とを結合することにより、
溝型枠材12、ガラス13、粘着スペーサ17及び端部スペー
サとで接着剤16が充填される空間を密封空間とすること
が可能となり、接着剤16は前記接着剤注入口14から該密
閉空間内に注入充填されるようになっている。
次に、前記構造における溝型枠材12とガラス13との接
着方法を説明する。
まず、溝型枠材12に粘着スペーサ17と端部スペーサ18
をセットする。すなわち、粘着スペーサ17を溝型枠材12
のガラス取付面の両縁側に接着固定し、かつ端部スペー
サ18を溝型枠材12の端部開口部内に嵌装配置する。この
後、ガラス13に溝型枠材12を押し付ける。すると、粘着
スペーサ17を介して溝型枠材12はガラス13に接着固定さ
れる。
次に、ガラス13を水平状態に維持し、溝型枠材12の接
着剤注入口14から接着剤16を注入する。該接着剤16の注
入に伴い、溝型枠材12の内部の空気は、空気抜き孔15か
ら放出される。
溝型枠材12とガラス13とは粘着スペーサ17及び端部ス
ペーサ18により密着されているために、該溝型枠材12と
ガラス13との間から接着剤16が流れ出すようなことがな
く、したがって接着剤充填前の溝型枠材とガラス間目地
のマスキング作業や接着剤充填後の溝型枠材とガラス間
目地のヘラ仕上げ作業等を行うことが不要である。
接着剤16の注入は、吐出機等を用いて連続的に行う。
なお、接着剤16の注入時間は、該接着剤16の粘性,吐出
圧力等により決定されるが、該吐出圧力が高いような場
合、粘着スペーサ17及び端部スペーサ18が剥離して粘着
剤16が漏れる場合があるので、このような場合第5図で
二点鎖線で示す固定具19を用いて溝型枠材12を保持する
必要がある。
なお、接着剤16としては耐久性に優れるシリコン系接
着剤がよい。シリコン系接着剤としては常温硬化型,熱
硬化型のどちらでもよいが、接着剤16の硬化養生時間を
短縮し、さらに溝型枠材12との機械的結合力を確保する
ためには熱硬化型シリコン接着剤の方が望ましい。
また、粘着スペーサ17及び端部スペーサ18の材質とし
ては、粘着性と、ある程度の硬さを必要とし、シリコー
ンの硬化に悪影響を及ぼさない材質であることが望まれ
る。代表的なものとしては、ポリウレタンに粘着剤をコ
ーティングしたものがよい、また、ポリウレタンは熱硬
化型シリコーンを使用する場合でも、温度160℃程度ま
でなら十分耐えることができるため、使用可能である。
また、熱硬化型シリコーンを用いる場合、粘着スペーサ
の粘着剤の耐熱性も必要とされる。なぜなら、シリコー
ンの加熱硬化時の体積膨張に対し、溝型枠材の動きを拘
束する必要があるからである。
[効果] 以上のとおり、本発明によると、粘着スペーサ及び端
部スペーサを用いて、ガラスと溝型枠材との間の接着剤
充填空間を密閉空間とし、接着剤を密閉空間内に注入す
るにつれ、該密閉空間内の空気を空き抜き孔より除去す
るようにしているので、接着剤が溝型枠材内部の隅々ま
で十分いきわたり、溝型枠材内部の接着剤充填不足を解
消することができる。また、前記密閉空間内に接着剤を
注入するため、接着剤の充填部以外の個所への漏れがな
い。このため、接着剤充填後におけるマスキング,ヘラ
仕上げ等の作業を不要にできるばかりか、接着剤として
粘性の低い熱硬化型シリコーンを用いることもでき、接
着剤の使用範囲を広げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施例を示す溝型枠材とガラスと
の接着構造の断面図、第2図は溝型枠材を接着したガラ
スの平面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4
図は第3図のA部の拡大断面図、第5図は第2図のV−
V線拡大断面図、第6図、第7図、第8図及び第9図は
従来の方法を説明するための枠材とガラスとの接着構造
の断面図である。 12……溝型枠材、13……ガラス、 14……接着剤注入口、15……空気抜き孔、 16……接着剤、17……粘着スペーサ、 18……端部スペーサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝型枠材をガラス板面に接着剤にて接着す
    る方法において、 溝型枠材はその背面側に接着剤注入口が設けられると共
    に、ガラスとの接着側に長手方向に延在するスリットが
    設けられており、 溝型枠材のスリットに沿う縁部を粘着スペーサでガラス
    に粘着させると共に、溝型枠材の長手方向の端部の開口
    部を空気孔付きの端部スペーサで封塞し、 この後、溝型枠材,ガラス,粘着スペーサ及び端部スペ
    ーサで画成される密閉空間内に前記接着剤注入口より接
    着剤を注入充填するようにしたことを特徴とする溝型枠
    材とガラスとの接着方法。
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