JP2588242Y2 - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JP2588242Y2
JP2588242Y2 JP1991054327U JP5432791U JP2588242Y2 JP 2588242 Y2 JP2588242 Y2 JP 2588242Y2 JP 1991054327 U JP1991054327 U JP 1991054327U JP 5432791 U JP5432791 U JP 5432791U JP 2588242 Y2 JP2588242 Y2 JP 2588242Y2
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JP
Japan
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adhesive
container
substrate
present
sealing structure
Prior art date
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JP1991054327U
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JPH059026U (ja
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泰伸 及川
正信 杉本
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TDK Corp
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TDK Corp
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種電子部品を気密封
止する電子部品の封止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】各種電子部品の封止構造の一例として図
8に示したような構造が知られている。電子部品として
チップレゾネータに例をとると、部品本体11であるセ
ラミック振動子が取付けられた基板12は、容器13は
断面逆U字状のアルミナなどのセラミックや金属,プラ
スチック製であり、接着剤14を介して固定されること
により封止されている。容器13の基板12と対向する
先端には平坦面13Aが形成されている。
【0003】図9及び図10はこのような封止構造の組
立工程の一例を示すもので、先ず図9のように、部品本
体11を取付けた基板12に対向して平坦面13Aに接
着剤14を付着した容器13を用意し、次に図10のよ
うに、容器13を接着剤14を介して基板12に接触し
容器13の背面から力Fを加えて加圧しながら接着剤1
4を硬化させる。硬化反応が終了することにより、図8
のような封止構造が得られる。
【0004】容器13は接着剤14を介してその平坦面
13Aが基板12と面接触した状態で封止されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで従来の電子部
品の封止構造では、容器13が接着剤14を介して面接
触により基板12を封止しているので、接着剤14の硬
化反応時その接触面全体にわたって均一に加圧するのが
困難になり、加圧は分散されて不均一になるため接着剤
14の厚さが不均一になって気密不良が生じ易いという
問題がある。
【0006】すなわち、接着剤14に部分的に隙間が生
じるようになり、この隙間を通じて外部から容器13内
に湿気などが侵入してくるようになるので、部品本体1
1に悪影響を与えるようになる。
【0007】本考案は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、加圧による接着剤の厚みの不均一さをなく
し、接着剤の硬化反応を均一に行わせて気密不良を防止
するようにした電子部品の封止構造を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、部品本体が取付けられた基板を接着剤を介
して容器で封止してなる電子部品において、前記基板と
接触する部分の容器先端部断面が略V字形状をなし、該
略V字形状の両側に充填された接着剤にて前記基板と容
器が接着され、該基板と容器がほぼ線接触を保つように
形成されたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】容器の基板と接触する先端形状を基板とほぼ線
接触を保つように形成すると共にV字形状の先端部の両
側に接着剤が充填されるようにしたことにより、接着剤
の硬化反応時に行われる加圧はその線接触部分に対して
のみ集中される。これによって加圧が均一に行われるの
で、接着剤の厚みは均一となり、また接着剤の硬化反応
は加圧状態によって影響されないので均一に行われる。
従って気密不良を防止することができる。また、接着強
度を十分に保つことができる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0011】図1は本考案の電子部品の封止構造の前提
となる第1の実施形態を示す断面図で、電子部品として
チップレゾレータに例をとると、部品本体1であるセラ
ミック振動子が取付けられた基板2は、容器3である断
面逆U字状のアルミナが接着剤4例えばエポキシ系,ポ
リイミド系などの樹脂を介して固定されることにより封
止されている。
【0012】ここで容器3の基板2と接触している先端
には突出部3Aが形成されている。この突出部3Aは図
2に示すように、容器3の輪郭の内周に沿って無端状に
形成することにより、容器3は基板2とはほぼ線接触を
保つようになり、接着剤4は容器3の突出部3Aに隣接
するテーパ面3Bと基板2との間に充填される。
【0013】このような本実施形態の封止構造の組立は
図3及び図4のように行う。先ず図3のように、部品本
体1を取付けた基板2に対向してテーパ面3Bに接着剤
4を付着した容器3を用意する。次に図4のように、容
器3を接着剤4を介して基板2に接触し容器3の背面か
ら力Fを加えて加圧すると、容器3はその突出部3Aが
基板2と線接触を保つようになり、接着剤4が硬化反応
を終了することにより、図1のような封止構造が得られ
る。
【0014】このようにして得られた本実施形態の封止
構造によれば、容器3は基板2とほぼ線接触を保った状
態で封止され、接着剤4の硬化反応時に行われる加圧は
その線接触部分に対して集中する。このため、従来のよ
うに加圧が面接触部分の全体に分散して行われないの
で、加圧は均一に行われるようになり、接着剤の厚みが
均一となり加圧状態が接着剤4の硬化反応に影響を与え
ることはない。よって、気密不良を防止することができ
る。
【0015】従って、加圧の不均一さに基いて接着剤4
に部分的に隙間が生じることはないので、外部から湿気
などが容器3内に侵入することはなく、部品本体1に何
ら悪影響を与えない。万一接着剤4に隙間が生じたとし
ても突出部3Aがストッパとして働くので、湿気などの
侵入の問題はない。
【0016】図5は本考案の前提となる第2の実施形態
を示すもので、容器3の輪郭の外周に沿って突出部3A
を形成した構造を示すものである。本実施形態において
は第1の実施形態に比べて、接着剤4が充填される位置
が突出部3Aの内側に変っている点が異なっているが、
容器3が基板2に線接触を保って封止されている構造は
同じであり、同様な効果が得られる。
【0017】図6は本考案の前提となる各実施形態から
導かれたもので本考案の第1の実施例を示すもので、容
器3の先端に突出部3Aを形成した構造を示すものであ
る。つまり、V字状突出部3Aが略中央に設けられてお
り、その突出部3Aの内外面に接着剤が充填された構成
となっている。
【0018】図7は本考案の第2の実施例を示すもの
で、容器3の輪郭の内周及び外周、さらにこれらの中間
位置に沿って各々突出部3Aを形成した構造を示すもの
である。つまり、先端部がM字状に形成されて3個のV
字状突出部を有し、各突出部内に接着剤が充填された構
成となっており、特に中央のV字形状のところでは両側
に接着剤が充填された構成になっている。
【0019】これら第1及び第2の実施例では、突出部
3Aの数が異なるだけでいずれも容器3が基板2に線接
触を保って封止されているので、しかも、中央突出部の
内外面に均等に接着剤が充填されることになるので、加
圧が均等に行われ、接着剤の硬化反応を均一に行わせる
ことができるため気密不良を防止できる。さらに、V字
突出部の両側に接着剤が充填されるので接着強度を十分
に保つことができる。
【0020】本実施例では電子部品としてチップレゾネ
ータに例をあげて説明したが、特定部品に限らず他の電
子部品例えばチップ抵抗器,焦電センサなどに対しても
同様に適用することができる。また、基板,容器などの
材料も特定に材料に限る必要はない。
【0021】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、線接
触を保つようにして、しかも中央突出部の両側に接着剤
が充填されるようにして接着剤を介して基板を容器で封
止するようにしたので、加圧状態が接着剤の硬化反応に
影響しないため、気密不良を防止することができる。し
かも突出部の両側に接着剤が充填されるので接着強度を
十分に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電子部品の封止構造の前提となる第1
の実施形態を示す断面図である。
【図2】上記第1の実施形態の上面図である。
【図3】上記第1の実施形態の組立工程を説明する断面
図である。
【図4】上記第1の実施形態の組立工程を説明する断面
図である。
【図5】本考案の前提となる第2の実施形態を示す断面
図である。
【図6】本考案の第1の実施例を示す断面図である。
【図7】本考案の第2の実施例を示す断面図である。
【図8】従来の封止構造を示す断面図である。
【図9】従来の封止構造の組立工程を説明する断面図で
ある。
【図10】従来の封止構造の組立工程を説明する断面図
である。
【符号の説明】
1 部品本体 2 基板 3 容器 3A 突出部 3B テーパ面 4 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−16758(JP,A) 実開 平2−130120(JP,U) 実開 昭57−200921(JP,U) 実開 昭57−31852(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品本体が取付けられた基板を接着剤を
    介して容器で封止してなる電子部品において、前記基板
    と接触する部分の容器先端部断面が略V字形状をなし、
    該略V字形状の両側に充填された接着剤にて前記基板と
    容器が接着され、該基板と容器がほぼ線接触を保つよう
    に形成されたことを特徴とする電子部品。
JP1991054327U 1991-07-12 1991-07-12 電子部品 Expired - Lifetime JP2588242Y2 (ja)

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JPH059026U JPH059026U (ja) 1993-02-05
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