JP2554716Y2 - プリズム接合素子 - Google Patents

プリズム接合素子

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JP2554716Y2
JP2554716Y2 JP1990033125U JP3312590U JP2554716Y2 JP 2554716 Y2 JP2554716 Y2 JP 2554716Y2 JP 1990033125 U JP1990033125 U JP 1990033125U JP 3312590 U JP3312590 U JP 3312590U JP 2554716 Y2 JP2554716 Y2 JP 2554716Y2
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JP
Japan
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spacer
prism
adhesive
bonding
groove
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JP1990033125U
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JPH03125301U (ja
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登 山田
孝枝 治武
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はプリズム接合体に用いるスペーサーに関し、
詳細には微小空気間隔を設けた構造体(例えば、カラー
テレビジョンカメラ等に用いられる色分解プリズム)に
使用されるスペサーに関する。
[従来の技術] 従来、プリズム接合素子の微小空気間隔は第4図およ
び第5図に示す様に、プリズム31とプリズム32との周縁
部の間に金属箔のスペーサー33を介在させ、接着剤34に
より接着することで微小空気間隔35を形成していた。し
かしながら前記従来技術においては、スペーサー33表面
とプリズム31およびプリズム32の表面との間に浸透する
接着剤34が不均一となり、充分な保持力を確保できない
欠点があった。
因って、前記従来技術における欠点を解決すべく以下
の様な発明が開示されている。
例えば、特開平1−251001号公報記載には、プリズム
の表面に印刷手段により接着性を有する合成樹脂材から
なるスペーサーを構成し、このスペーサーにもう一方の
プリズムを密着して両プリズムを連結することにより、
一対のプリズムの間に微小空気間隔を容易に形成できる
発明が提案されている。
[考案が解決しようとする課題] しかるに、前記特開平1−251001号公報記載の発明に
おいては、微小空気間隔を形成するスペーサーは合成樹
脂により形成されている。このため、使用温度による影
響を受けて微小空気間隔が変化する。また、ガラスで形
成されたプリズムとスペーサーとの線膨張率が大きく異
なることで、保持力の低下や、プリズムに歪が発生する
等の欠点がある。
因って、本考案は前記従来技術における欠点に鑑みて
開発されたもので、微小空気間隔を良好な精度に保つと
ともに、歪の発生を防止し、容易に保持力が確保できる
プリズム接合素子の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段および作用] 本考案は、スペーサーを介して相隣るプリズム素子に
空気間隙を設けて接合してなるプリズム接合素子におい
て、前記スペーサーに接着剤を充填する充填部を設け、
相隣るプリズム素子を充填した接着剤により接合したも
のである。
本考案は、プリズム材と線膨張率の差が少ない金属性
スペーサーに接着剤を充填する充填部を形成し、このス
ペーサーを一対のプリズム間に介在させたものである。
従って、保持力が充分に確保できるとともに、スペーサ
ーの材質とプリズムの材質との線膨張率の差が少ないこ
とで、使用時における環境温度変化に対し、プリズム内
に歪が発生することもなく、微小空気間隔の変化を防止
することができる。
[実施例] 以下、本考案に係るプリズム接合素子の実施例につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施例) 第1図および第2図は本考案に係る第1実施例を示
し、第1図は斜視図、第2図は断面図である。
1は溝を設けて接着剤の充填部とした枠状の溝付スペ
ーサーで、この溝付スペーサー1は燐青銅により形成さ
れ、その表裏面にはそれぞれ周方向に連続する有底の接
着溝2が設けられている。さらに、溝付スペーサー1に
は表裏面に形成された各接着溝2に接着剤を注入できる
ように、各接着溝2と溝付スペーサー1の外周とを連通
する注入口3がそれぞれ設けられている。
以上の構成から成る溝付スペーサー1をプリズム4上
に置き、その上にプリズム5を置いて、プリズム4とプ
リズム5との間に溝付スペーサー1が介在した状態にす
る。次に、注入口3よりシリコン系の接着剤6を注入
し、溝付スペーサー1の接着溝2内に接着剤6を充填す
る。その後、接着剤6を硬化させることにより、溝付き
スペーサー1とプリズム4とプリズム5とを一体化させ
る。
本実施例によれば、プリズム4,5に溝付スペーサーを
介在させて一体化したことで、微小空気間隔7を確保す
るとともに、充分な保持力を確保することができる。
尚、溝付スペーサー1の材質として燐青銅を使用した
が、本発明はこれに限定するものではなく、プリズム4,
5に用いた材質の線膨張率に近い線膨張率を有する金属
を選択することもできる。また、接着剤6もシリコン系
接着剤に限定するものではなく種々の接着剤が使用でき
る。さらに、本実施例ではスペーサーに接着溝2を設け
て構成したが、接着溝をプリズム4,5のスペーサー当接
面に設けても同様な効果が得られる。
(第2実施例) 第3図は本考案に係る第2実施例を示す斜視図であ
る。
8は接着孔付スペーサーで、この接着孔付スペーサー
8は前記第1実施例における接着剤の充填部とした接着
溝2に代わり、スペーサーの肉厚方向に貫通する接着孔
9を設けたものである。しかしながら、単に接着孔9を
貫通させると、スペーサーが2体に分別するため、接着
孔付スペーサー8が2体に分別することを防止するつな
ぎ部10を2ヶ所設けて構成されている。つまり、この接
着孔9は、周方向に不連続となっている。以上の構成か
ら成る接着孔付スペーサー8をプリズム上に置いた後、
接着孔9に接着剤を充填し、接着孔付スペーサー8上に
もう一方のプリズムを載置して接着剤を硬化させる。
本実施例によれば、接着孔付スペーサー8の接着孔9
部分では直接プリズム同志が接着されることで、保持力
を充分に確保することができる。
尚、本実施例では接着孔付スペーサー8につなぎ部10
を2ヶ所設けて構成したが、本考案はこれに限定するも
のではなく、つなぎ部10を増減して接着孔9の型や数を
増減することもできる。
[考案の効果] 以上説明したように、接着剤を充填する充填部を形成
したスペーサーをプリズム間に介在させたことで、接着
保持力の確保と不均一接着による歪の発生を防止でき
る。また、プリズムに用いた材質の線膨張率に近い線膨
張率を有する金属を選択してスペーサーとすることがで
きることにより、使用環境の温度変化による歪の防止お
よび微小空気間隔の変化防止を実現でき、高精度な微小
空気間隔を有するプリズム接合素子を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図は本考案に係るプリズム接合素子の
第1実施例を示し、第1図は斜視図、第2図は断面図、
第3図は同第2実施例を示す斜視図、第4および第5図
は従来例を示し、第4図は断面図、第5図は斜視図であ
る。 1…溝付スペーサー 2…接着溝 3…注入口 4,5…プリズム 6…接着剤 7…微小空気間隔 8…接着孔付スペーサー 9…接着孔 10…つなぎ部 11…テーパ付スペーサー 12…外側接着剤誘導路 13…内側接着剤誘導路 14…内側接着剤注入口

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペーサを介して相隣るプリズム素子に空
    気間隔を設けて接合してなるプリズム接合素子におい
    て、 前記スペーサーは、金属製の枠状であって、その表裏面
    には、周方向に連続する有底の接着溝を有するとともに
    各接着溝とスペーサーの外周とを連通する注入口を有し
    ており、この注入口を介して上記各接着溝に充填した接
    着剤により相隣るプリズム素子を接合したことを特徴と
    するプリズム接合素子。
  2. 【請求項2】スペーサーを介して相隣るプリズム素子に
    空気間隔を設けて接合してなるプリズム接合素子におい
    て、 前記スペーサーは、金属製の枠状であって、肉厚方向に
    貫通する接着孔を有しており、この接着孔に充填した接
    着剤による相隣るプリズム素子を接合したことを特徴と
    するプリズム接合素子。
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